Yearly Archives: 2010

市川駅南図書館の壁面装飾
クリスマス行事報告3☆志村図書館&清水図書館
クリスマス行事報告2☆西台図書館
クリスマス行事たけなわ♪根津&方南
2010年(その2) バレンタインデー(幼児~小学生)
2010年(その1) 節分(幼児~小学生)
「100かいだてのいえ」のひみつ展
杉並区立方南図書館☆5周年
蓮根図書館から読書週間行事の報告です♪
手作りの影絵上演@上高田図書館クリスマスおはなし会
「絵本の黄金時代1920~1930年代」ギャラリートーク
絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本3
H22年度11月「おはなし会・子ども会などの企画について考える」
はじめましての絵本の会@中野区上高田図書館
絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その2

市川駅南図書館の壁面装飾


画像 062.jpg

市川駅南図書館の児童サービスコーナーの壁面装飾です。12月26日(日)に訪問した時に撮影してきました。毎日、一つずつ窓を開いて行ったのですね。訪れる子ども達も、開く窓が増えていくのはとても楽しみだったのではと思いました。

ひとつひとつの窓の中の装飾も立体的なコラージュで、手も込んでいて、とても素敵でした。

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市川駅南図書館の児童担当さんからメールをいただきました。


アドヴェントカレンダーをブログでご紹介いただけるとのこと、うれしい限りです。
製作は駅南のデザイナーことサブチーフのNさんです。『きらきらつうしん』
のレイアウトも担当してくれています。
思いつきは渡辺なのですが、「こういうの作りたいなー」と希望を言うと見事に
ステキに作ってくれてしまいますので、とてもとても感謝しています。
カレンダーのひとつひとつの窓のオーナメントは駅南スタッフ全員によるものです。
何かみんなでひとつのものを作りたいなーと思って、全員にオーナメント製作を半
強制的にお願いしました。
 
皆さん「プレッシャーだわ」と言いながらも、どれもステキなものを
作ってくれました。もちろんI館長にも提出していただきました。

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画像 063.jpg児童コーナー奥の掲示板は、オープンの時に私がお手伝いしたバラの花が残されていて、それもまた驚きとともに嬉しかったです。(立体のバラの折り紙は当時小学生だった我が家の次男が折ってくれたものです。まだこうして活かされていることは、折り紙を折った息子にも励みになります!)
 

クリスマス行事報告3☆志村図書館&清水図書館


板橋区立志村図書館と、清水図書館からもクリスマス行事の報告が届きました。xmas01a.gif

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志村図書館のクリスマスおはなし会

12月22日(木・祝) 15:30~

以下、館長さんからのメールです。画像 348.jpg

》12月22日「クリスマスおはなし会」では、紙芝居や、エプロンシアター等ボランティアさんによる読み聞かせのあと、パネルシアターで「あわてんぼうのサンタクロース」をみんなで歌っていたら、・・・・。
本当にサンタさんがやってきました。素敵なプレゼントをもらうと参加した子どもたちは大喜びで、サンタさんとの「握手会?」が始まってしまいました。
なかには、「図書館にサンタさんが来ちゃったからもううちに来ないかも・・・」と泣きそうになるお子さんもいて、「大丈夫だよ」と説明をするほどでした。子どもの発想の豊かさと、サンタさんの迫真の演技?で素敵な会となりました。
64名の参加がありました。

画像 358.jpg


画像 362.jpg

 




人形劇の会 12月25日(土) 人形劇団貝の火 11:00~  14:00~

12月25日「人形劇会」は劇団貝の火による「スーホの馬」でした。午前・午後の2回で127名の参加がありました。
画像 372.jpg午前の会では、途中から泣き出してしまう方がいてしっとりとした会になりました。午後は、人形の動作一つ一つになぜか笑い声があがり楽しい会となりました。
まったく同じ内容で上演しているのに、違う反応があり参加者とともに作り上げるものであることを再認識しました。読み聞かせなども同じように聞き手とともに作り上げていくものなんですよね。





清水図書館 影絵げきじょう

12月23日 影絵劇場 影絵劇団かしの樹 13:00~    15:00~

》12月23日の影絵劇、大変好評でした。
IMG_0496.JPG
普段利用されていない方の参加が多く、初めての影絵に大人も子供も引き込まれていました。
「シルエットファンタジー」(影絵体験)では影が大きくなったり手が伸びたりするたびに歓声が上がっていました。

午前・午後合わせて98名の参加がありました。

IMG_0497.JPG

 

 

クリスマス行事報告2☆西台図書館


12月22日(水) 西台図書館でもクリスマスおはなし会が開催されました。

l西台クリスマス1.jpg



























午前の部 10:00~
午後の部 15:00~059.jpg
以下、西台図書館館長さんからの報告です。

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当館の「クリスマスお話会」が12月22日(水)、午前・午後の部ともにおかげさまで無事に終わりました。

 季節柄「子供が風邪で・・・」とのキャンセルが目立ちましたが、それでも各回約40名の方がお越しくださいました。

 ボランティアさんによる大型絵本の読み聞かせや、ジャンケンゲーム、アニメ映画の上映などで、楽しい1時間をお過ごしいただけたかと思います。

 会の最後には、サンタさん・トナカイさ056.jpgんが登場。子供たちは”本物”だと思って目を輝かせていました。 なんて純粋! その様子に、私たちの方が感動させられました。

 当館のサンタさんは、全身着ぐるみ!
愛嬌のある顔をしています。衣装の生地は厚いわ、前は見えないわ、呼吸もしにくいしわで、中に入っている人は大変ですが・・・。
(サンタさんに”中の人”などいないですネ!?)

 ちなみに子供たちにプレゼントしたのは、スタッフお手製、フエルトで出来た「時計」です。赤と緑のクリスマス・カラー!手首に巻いて、喜んでくれていました。

 この日のことが、子供たちの良い思い出として心に残ってくれたら、嬉しい限りです。

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クリスマス行事たけなわ♪根津&方南


各地の図書館で12月に入ってからクリスマス行事の報告があがってきています。

今日紹介するのは、文京区根津図書室と杉並区方南図書館です。

まず根津図書室

12月16日(木) 15:00~16:00 @不忍通りふれあい館 地下1Fホール
                     (根津図書室と同じ建物です)
第一部 根津図書室 児童担当
      朗読『サンタクロースっているんでしょうか?』

サンタクロースっているんでしょうか?サンタクロースっているんでしょうか?
ニューヨーク・サン新聞社説/中村妙子・訳
東逸子・画
偕成社(2000-11-27)IMG_0087.jpg

第二部 Music Delivery こんぺいとう
  1 ハンドベル演奏「きらきらぼし」
  2 手作り布絵本『どどどどど』
  3 大型絵本 『すてきな三にんぐみ』 
すてきな三にんぐみ (ビッグブック)すてきな三にんぐみ (ビッグブック)
著者:トミー アンゲラー
偕成社(2001-04)
IMG_0106.jpg

  4 スライド 『もこもこもこ』
もこもこもこもこもこもこ (ぽっぽライブラリ―みるみる大型絵本)もこもこもこ (ぽっぽライブラリ―みるみる大型絵本)
著者:谷川 俊太郎
文研出版(2006-03)


  5 クリスマスソング We wish you a merry Christmas
                   赤鼻のトナカイ
               あわてんぼうのサンタクロース
               ちいさなくつした

☆参加者は子ども91名、大人77名のあわせて168名。広い地下ホールにいっぱいの子どもたちの笑顔と歌声が溢れたそうです。この日TS室K☆Jは根津図書室の「クリスマスこどもかい」に参加予定でしたが、前夜からノロウィルス感染によりダウン。参加できずとても残念でした。6月ごろに児童担当さんよりクリスマス会企画に相談を受け、コンセプトをお聞きし、また広い会場を使うということならばと、絵本と音楽を融合させたパフォーマンスを武蔵野地区の各地の児童館や幼稚園、学校、図書館で開催し、とても素敵なおはなし会をしているという評判の「Music Deliveryこんぺいとう」さんを紹介しました。
そのような訳で、根津の児童担当さんの当初思い描いていたクリスマス会になったのかどうか気になり、どうしても参加したかったのですが、無念にも叶いませんでした。
病床に伏せっているところへ、まず「こんぺいとう」さんからメールが届きました。演じている「こんぺいとう」さん自身が、とても楽しく充実感を感じたクリスマスのおはなし会になりました!子どもたちの笑顔から元気をもらいました!とのお礼のメールでした。
小学生は、この時間も授業があり、集客に危惧していた根津図書室の児童担当の不安を払しょくするほどのたくさんの幼稚園児、未就園児が集まり、おはなしの内容も、小さい子どもたちにちょうどいい内容になったようでした。IMG_0171.jpg

→の画像  サンタクロースも登場♪子どもたちにお土産を渡しています^^


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次は方南図書館です。私も絵本の読み手の一人として参加してきました♪

12月22日(水) 15:00~16:00  方南図書館クリスマス☆おはなし会 

DSCN3250児童担当スタッフのNさんと、ボランティアのNさんとそして私の3人で担当しました♪

3時より前にたくさんの子どもたちが集まったので、ボランティアのNさんが手作りミニ紙芝居でクイズを出している所です。しかけ絵になっていて、くまさんかな~?と思うと、実はみかんだったり、くるまのタイヤかな~?と思っていると実はぶどうだったり・・・2枚で一組になっていて、子どもたちが一緒に参加してクイズに答えます。はじまるまでの時間を使って、読み手と子どもたちが和やかな場の雰囲気を作るのにとても役立っていました。

プログラム

1 絵本『ちいさなろば』 私が担当
ちいさな ろば(こどものとも絵本)ちいさな ろば(こどものとも絵本)
著者:ルース エインズワース
福音館書店(2002-11-15)
とても地味な絵本だけど、とても素敵なお話なので子どもたちに知ってほしくて選んだ本。
おはなし会の終了後、複本4冊用意していたのですが、みんな借りて行ってくれました。他にも借りたい子がいて、他館に回送かけました。意外とクリスマスの絵本だと気がつかないのか、他館では貸出になっておらず、翌日には手元に届きそうでホッとしました。
長いおはなしですが、子ども達みんなぐいぐい惹きこまれて聴いてくれました。

2 絵本『ゆきのまちかどに』ボランティアのNさん 担当
ゆきのまちかどに (ポプラせかいの絵本)ゆきのまちかどに (ポプラせかいの絵本)
著者:ケイト ディカミロ
ポプラ社(2008-10)

雪降る街角で手回しオルガンをひく老人を見つけた女の子フランシス。夜中にその老人と相棒の子ザルが街角でそのまま寝ているのをみつけます。
なんとかその老人にあたたかい食事をさせたいと願うフランシス。
DSCN3252でもお父さんは出征中で、お母さんにはきっぱりそんなことはできませんと言われてしまいます。フランシスは教会で聖誕劇を演じるので見に来てほしいと老人に告げます・・・
今日の子ども達は、キリスト教関係の幼稚園の子がいなかったのか、聖誕劇の様子にピンときていないようでしたが、ママ達は見入っていました。この絵本は絵がとてもきれいなのです。最後のフランシスが「よろこびをおとどけします。」というシーンでは子どもたちもにっこりしていました。
 
3 大型絵本「まどからおくりもの」
まどから★おくりもの (ビッグブック―五味太郎・しかけ絵本)まどから★おくりもの (ビッグブック―五味太郎・しかけ絵本)
著者:五味 太郎
偕成社(2003-11)

スタッフのNさんが読んで、私が補助をしました。小さなお友だちもとっても喜んでくれました。
 
4 パネルシアター「あわてんぼうのサンタクロース」
ボランティアのNさんが、ちえの木の実で教えてもらったという、オリジナルパネルシアターをしてくださいました。おしゃまな女の子たちがサンタさんの着替えを手伝ってくれて、大盛り上がりでした☆DSCN3253 
 
そのあと、みんなで「あわてんぼうのサンタクロース」を大合唱♪
 
楽しかったですw DSCN3254


クリスマスのおはなし会ということで、特別プレゼント
スタッフのNさん手作りのミニカードが、参加したお友だち、ひとりひとりに手渡されました。



DSCN3255参加した子ども達22人、ママやパパ13人。

みんながにこにこ笑顔で家路につきました。

7センチ四方の小さなカードですが、子ども達は大喜び。こうしたちょっとした工夫が子どもたちの笑顔を惹き出すのですね。
 

《おまけ》
児童担当さんが特集コーナーの飾りの一部を見せてくれました。ペーパークイリングという手法を使ったクラフトです。お正月用の飾りだそうです^^DSCN3257

細長い紙をくるくる巻いていろいろなものを形作っています。

ちなみに今コーナーを飾っているものはこちら↓



DSCN3210DSCN3211


 

2010年(その2) バレンタインデー(幼児~小学生)


2月14日はバレンタインデーですね。日本では女性から男性にチョコレートを贈って愛を告白できる日となっているようですが、海外では男女関係なく大切な家族や友人に花束やケーキ、カードを贈る日です。

最近では女子中高生は男の子にではなくお友達同士で手作りのチョコやクッキーを交換し合うのが一般的になっているようです。とにかく普段なかなか言えない「ありがとう♪」を伝えるよい機会ですね。

さて、おはなし会では、「大好き!」をキーワードに絵本を選んでみましょう。そして2月14日の由来なども子どもたちに話してあげるといいですね。

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絵本 『あおくんときいろちゃん』レオ・レオーニ/作 藤田圭雄/訳 至光社 1984
あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)
著者:レオ・レオーニ
至光社(1984-01)


彩色した紙をちぎって表現された単純な絵なのですが、ストーリーと相まって子ども達を夢中にさせる1冊です。あおくんときいろちゃんがあんまり仲良く遊んだので、ふたりは混じり合ってみどりになってしまう。
それぞれの個性があって、それが一緒になった時に新しいものを生み出すということも伝えてくれている絵本です。

絵本 『どうながのプレッツェル』マーグレット・レイ/文 H・A・レイ/絵 渡辺茂男/訳 1978
どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:マーグレット・レイ
福音館書店(1978-10-20)


世界一胴長のダックスフントのプレッツェルは、お向かいのグレタに恋をします。グレタは「胴長なんて大嫌い」とばかりに見向きもしてくれません。どんな贈り物をしても・・・ところがある時・・・!プレッツェルの胴長が役に立ち、グレタに認めてもらえることができたのです。
見かけではなく、誠意をもって自分を愛してくれているという気持ちに気付いたグレタ。プレッツェル、胴長でよかったね。読み終わったら表紙から裏表紙まで開いて見せてあげたい一冊です。


ブックトーク
『しろいうさぎとくろいうさぎ』ガース・ウィリアムズ/作 松岡享子/訳 福音館書店 1965

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ガース・ウイリアムズ
福音館書店(1965-06-01)

 


しろいうさぎとくろいうさぎの結婚のお話。「いつも、いつも、いつまでもきみといっしょにいられますように」というセリフは、何度聞いても胸がときめく言葉ですね。この絵本は大人がプロポーズに使うこともある一冊。小さな子ども達には、大好きだからこそ、会えなくなることの不安や切なさは理解できないかもしれませんね。ハッピーエンドのお話なので深く考えずに読んであげてもいいのですが、幼児~小学低学年には『どうながの~』がわかりやすいかもしれません。なのであえてブックトーク用に選びました。



『あなたがだいすき』鈴木まもる ポプラ社 2002
あなたがだいすきあなたがだいすき
著者:鈴木 まもる
ポプラ社(2002-04)


親が子どもに向けて送るラブレターです。「わたしはあなたがだいすきです。あなたがいるだけで、わたしはしあわせ」・・・そういう思いを伝えてもらいながら育った子は、どれだけ幸せでしょう。きっと大人になった時に多くの人に愛を分け与えることのできる人になるのではと思います。読んであげてもいい一冊です。



『すきすき だいすき』ピョートル・ウィルコン/文 ヨゼフ・ウィルコン/絵 いずみちほこ/訳 らんか社 1992
すき すき だいすき―ブルーノのプロポーズ (ウィルコンの絵本シリーズ)すき すき だいすき―ブルーノのプロポーズ (ウィルコンの絵本シリーズ)
著者:ピョートル ウィルコン
らんか社(1992-05)


こちらの絵本もとっても微笑ましい一冊です。豹のブルーノは、昼をこわがる黒豹のリサを愛してしまいます。生活スタイルが合わない二人だけど、その困難を乗り越えていくのです。大好きっていう気持ち、素敵だな~と思います。



『100万回生きたねこ』佐野洋子/作 講談社 1977
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
著者:佐野 洋子
講談社(1977-10-19)


11月5日に亡くなられた佐野洋子さんの代表作。本当に人を愛することを覚えることで、自分の生を行ききることができるんだというメッセージを伝えてくれる本です。小さな子ども達にはそこまで理解できないかもしれませんが、こんな絵本もあるんだよって紹介してあげたい一冊です。


絵本 『ちびゴリラのちびちび』ルース・ボーンスタイン/作 岩田みみ/訳 ほるぷ出版 1978
ちびゴリラのちびちびちびゴリラのちびちび
著者:ルース・ボーンスタイン
ほるぷ出版(1978-08)

この絵本を読んでいると、とても幸せな気持ちになってきます。黄色の表紙が心をあたたかくほんわりと和ませてくれるからでしょうか?いつまでも「だいすきだよ」って言ってもらえることで私達は成長していけると思えるのです。おはなし会の最後には、参加している子どもたちに「君も大切な存在だよ」という気持ちをこめて丁寧に読んであげてください。

(作成K・J)

2010年(その1) 節分(幼児~小学生)


節分とは、「季節の分かれ目」という意味。立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していましたが、今ではとくに立春の前日を節分というのが一般的になりましたね。
季節の変わり目に現れるという邪気を払い、福を呼び込むために豆まきをし、イワシの頭を柊の小枝にさして戸口に置き、悪鬼の侵入を防ぐ風習があります。おはなし会の導入に、柊の木にイワシの絵をぶら下げて節分のお話をはじめるのもいいですね。
豆をまく風習も「魔滅」に通じ、鬼にぶつけて邪気を払い、無病息災を願うということも、子どもたちにわかりやすい言葉で伝えてあげましょう。

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絵本 『まめのかぞえうた』西内ミナミ/文 和歌山静子/絵 鈴木出版 2004
まめのかぞえうた (たんぽぽえほんシリーズ)まめのかぞえうた (たんぽぽえほんシリーズ)
著者:西内 ミナミ
鈴木出版(2004-01)

 


まめがどのように育つかを、わかりやすく伝えてくれる絵本です。最後に節分の豆まきにつかって、その後年の数だけ食べるんだよ、と教えてくれます。小さな子ども達でも理解できる絵本です。導入に使うといいでしょう。

絵本 『だいくとおにろく』松居直/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1967
だいくとおにろく(こどものとも絵本)だいくとおにろく(こどものとも絵本)
著者:松居 直
福音館書店(1967-02-15)


日本の昔話で「名まえ当て」がテーマです。怖そうだけど、なんともまぬけなおにが憎めません。展開も単純でいて、「どうなるのかな?」と子ども達の気持ちを惹きつけるお話。3才くらいから楽しむことができます。

手遊び 『おにのパンツ』  おなじみ「♪おにのパンツは良いパンツ、強いぞ~!♪」を、子どもたちといっしょに歌って踊りましょう。

絵本  『おにたのぼうし』あまんきみこ/文 いわさきちひろ/絵 ポプラ社 1969
おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)
著者:あまん きみこ/いわさきちひろ
ポプラ社(1969-08)


こちらは、すこししっとりとした鬼の絵本です。お母さんが病気で貧しく豆まきができない女の子にそっと豆を差し入れする鬼の子おにた。偏見が子どもの純真な心を傷つけてしまう・・・そんなことに気づかされる一冊です。

ブックトーク 鬼の絵本いろいろ(3冊)

『ちいちゃんとまめまき』しみずみちを/作 ほるぷ出版 1983
Ehon_9094.jpgちいちゃんとまめまき (ちいちゃんえほん)
著者:しみず みちを
ほるぷ出版(1983-12)

乳幼児向けの1冊です。おはなし会に来た子たちが低年齢の場合は、『おにたのぼうし』と入れ替えてもいいでしょう。

 

『鬼が出た』大西広/文 梶山俊夫/絵 福音館書店 1989
鬼が出た (たくさんのふしぎ傑作集)鬼が出た (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:大西 広
福音館書店(1989-11-08)


節分の風習からはじまり、鬼ごっこなど身近な生活習慣や遊びの中にいる鬼について、その由来を説明してくれている一冊です。この一冊で鬼博士になれそうです。『たくさんのふしぎ』シリーズ。小学校中学年向けにすすめてあげましょう。



『鬼のうで』赤羽末吉/作 偕成社 1976
鬼のうで (創作えほん)鬼のうで (創作えほん)
著者:赤羽 末吉
偕成社(1976-12)


『羅生門』の鬼退治伝説を絵本にしたものです。文章も絵も赤羽さんが書かれ、映画のカット割りのような展開に、惹き込まれて行きます。小学生向けの本です。

絵本  『おにのめん』川端誠/作 クレヨンハウス 2001
おにのめん (落語絵本)おにのめん (落語絵本)
著者:川端 誠
クレヨンハウス(2001-03)


おはなし会の締めは、落語で笑ってというのがおすすめです。
おかあさんそっくりのおたふくのお面を見て、慰められていたお春さん。その姿を見た若旦那がいたずらで鬼のお面に入れ替えてしまいます。さてそれを見つけたお春さんはお母さんに何かあったのではと、大慌て・・・オチでみんなが笑顔になれる一冊です。

(作成K・J)

「100かいだてのいえ」のひみつ展


「100かいだてのいえ」のひみつ―岩井俊雄が子どもたちと作る絵本と遊びの世界展―
100かいだてのいえ100かいだてのいえ
著者:岩井 俊雄
偕成社(2008-05)

子どもたちにとても人気のある偕成社の絵本『100かいだてのいえ』に関連する美術展が吉祥寺美術館で開催されます。

子どもの気持ちになって、絵本の世界に遊んでみませんか?



会期:2010年12月23日(木・祝)~2011年2月20日(月)

場所:武蔵野市立吉祥寺美術館  

詳しいことは、作者の岩井俊雄さんのHPへ→こちら







杉並区立方南図書館☆5周年


2005年11月3日に新規館としてオープンした杉並区方南図書館。当初4年間は業務委託で、今年度より指定管理館としてヴィアックスが受託しています。

その方南図書館がこの秋で5周年を迎えました。

方南図書館はオープン当初より児童サービスに特色を出していました。特に毎月発行する「ほうなんとしょかん じどうしつだより どんぐりつうしん」はこの12月で通算61号になりました。

私もオープンから2年間方南図書館に勤務し、2007年3月号まで「どんぐりつうしん」を担当してきました。2007年4月号(通算17号)より「どんぐりつうしん」で紹介する本は、児童担当が持ち回りで選書することになりました。

年間業務計画で、各月のテーマが前もって決まっています。そのテーマにそって2か月前から書架から関連する本を10~20冊抜き出し、当番になった児童担当スタッフがまずしっかり読みこみます。その上で1か月前の館内整理日にそれらの本を児童担当ミーティングでブックトークをし、自信をもって子どもたちに手渡したいお勧めの本を7~8冊選定し、「どんぐりつうしん」に掲載しています。

それだけの手間暇を惜しまずに作成している「どんぐりつうしん」は、利用者の方々にも大好評。No.8から表紙の絵を担当している塚原奈津美さん(元方南図書館児童担当の塚原さんのお嬢さん)の表紙絵を現在開館記念として館内にずらりと展示中です。

なお、塚原さんは現在お隣の杉並区立永福図書館に異動。方南図書館時代に私の後に「どんぐりつうしん」を担当された佐々木さんも、やはり永福図書館に異動となり、永福図書館でもお二人が中心となって「たんぽぽつうしん」という児童室便りを作成中です。「たんぽぽつうしん」の表紙絵も塚原奈津美さんが担当してくださっています。
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毎月、その月の特集テーマに合わせた子どもたちの豊かな表情が描かれた表紙絵。
ぜひ、機会があったら方南図書館に訪れて「どんぐりつうしん」を実際に手に取ってみてくださいね。
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また、12月に入って児童の特集コーナーは今月のテーマ「すてきな冬のおくりもの」でリストアップされた本が並んでいました。雪景色の小さな街並みが立体的に作られています。(わかりますか?)

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展示パネルの装飾はペーパークイリングによるクリスマスの飾りでした♪
とても手の込んだ美しい装飾です。こういうところにも、センスを感じます。

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5年前に私が制作した天使やツリー、ブーツのしおりも健在でした♪

児童の装飾は、季節感がとても大事にされます。その分、毎月のように展示を変えることに!保存状態さえよければ、数年経っても、まだ使えるということが証明されました。

各館で作った展示のための装飾も、きっと時間をかけて制作していると思います。撤去時に丁寧に外して、直射日光の当たらないようにクリアファイルなどにいれて保存しましょう。

毎年同じものを飾ることに抵抗があれば一年おきに使うということもできます。参考にしてみてくださいね。
 

蓮根図書館から読書週間行事の報告です♪


秋の読書週間スタンプラリーの報告が届きました。

実施期間:10月27日~11月14日

○本や紙芝居を1回借りるごとにシールを一枚(一日一枚まで)渡す
○シールには、オリジナルの○×クイズを載せた
○台紙に回答欄を用意、5つのシールを集めて○×クイズに答えてくれた子には、がんばったで賞(正解率は不問)
○5つ集められなかった子には、参加賞として「しおり」もしくは英字新聞で作ったテンガロンハットをプレゼント。
○11月1日からは初回の子に限り、シールを2枚プレゼント
○11月6日から最終日の11月14日までは「ダブルシールキャンぺーン」を実施し、すべての子を対象にシール2枚プレゼント。
○がんばったで賞は、おりがみと手作りコースター♪
○シールのクイズは、春のスタンプラリーに使用したものを少し手直しして使った。
○今回は新作クイズとしておススメ本を読んで答える○×クイズを作った。低学年11冊・中学年8冊・高学年7冊 各3種類 合計78種類

スタンプラリーの台紙配布数:294枚
がんばったで賞:83個  参加賞配布数:17個

【感想】
前回の「春の子ども読書週間スタンプラリー」の時より開催期間が短かったので、台紙配布数やがんばったで賞の数は若干少なかったけれども、とても好評でした!読書週間のスタンプラリーは定着しつつあり、楽しみにしている子どもたちが多いことがわかって嬉しかったです☆おススメ本を読んで答えてもらうクイズは準備がギリギリだったため、周知が十分とはいえなかったけれど、低学年の本を中心に参加者は予想より多かったです。本の数に限りがあるので複本を用意するなど、十分な準備が必要だなと思いました。

参加賞(しおり).jpg← 参加賞のしおりです♪








がんばったで賞.jpg




→がんばったで賞と、シールの台紙






がんばったで賞(中身).jpg

←がんばったで賞の中身です♪










がんばったねスタンプ.jpg


→「がんばりました」のスタンプです。








参加賞(テンガロンハット_立体).jpg
←参加賞のテンガロンハット
英字新聞で折っているところがおしゃれでしょう☆











 先日の児童部会では、紹介しそびれました!スタンプシール、公開します♪上は低学年用、下は高学年用です。

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手作りの影絵上演@上高田図書館クリスマスおはなし会


12月4日(土) 午後2時30分~3時3

中野区立上高田図書館のクリスマスおはなし会で、児童担当スタッフ手作りの影絵「ブレーメンの音楽隊」を上演するので、ぜひ見に来てくださいと、チーフよりご案内があったので行ってまいりました。

DSCN3183.jpg先日、伺った時はマロニエの実が飾ってあった図書館の1階から2階へあがるディスプレイコーナーにはクリスマスの本と、切り絵や折り紙で作ったクリスマスオーナメントが飾られていました。

 
DSCN3184.jpg

DSCN3185.jpgおはなし会の様子

絵本『クリスマス・オールスター』
クリスマス・オールスター (ピーマン村の絵本たち)クリスマス・オールスター (ピーマン村の絵本たち)
著者:中川 ひろたか
童心社(1997-10DSCN3186.jpg







絵本『とのさまサンタ』
とのさまサンタとのさまサンタ
著者:本田 カヨ子/長野ヒデ子
リブリオ出版(2000-04)








影絵『ブレーメンのおんがくたい』 脚本は上高田図書館スタッフによるオリジナル 
ブレーメンのおんがくたい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)ブレーメンのおんがくたい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
福音館書店(2000-12-01)DSCN3188.jpg








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脚本も影絵の製作、舞台装置の準備も全て児童担当スタッフの手作り。図書館にあるものを利用して、新規に材料を購入したものはないとのこと。

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舞台は模造紙と朝顔栽培のための支柱と、ハンガーポール。光源は普通の電気スタンドなんだそう・・・

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黒い用紙とほんのわずかなセロファン紙を用いて、針金で可動できるような仕組みも!


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イキイキと影が動いて、子どもたちの目を惹きつけていました。

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子どもたちにとってもなじみのある名作のおはなしですが、影絵という違った雰囲気で伝えられると、新鮮でおはなしの世界が、いきいきと伝わってきます。

派手な演出が無い分、子どもたちはまっすぐにブレーメンの音楽隊の世界に入り込めて行ったのだと思いました。

図書館の若い司書さんたちが、時間をやりくりし、創意工夫をしてこれだけのことを生み出せるというパワーに感激しました。

クリスマス工作会
DSCN3199.jpg「ふぶきのもけい」・・・スノウボールの作成です。

ティッシュペーパーで作った雪だるまや、小さなおうちに色をつけ、台紙に貼り、透明プラスティックカップをかぶせます。カップの上に穴をあけてストローを差し込み、台紙の中に仕込んでおいた紙吹雪が舞いあがるという、クリスマスに子どもたちが喜ぶ工作でした。

DSCN3200.jpgキット作成の準備は、影絵の制作や練習と並行して行われたとのこと。細かい作業の多いキット作りに時間を上手にやりくりして取り組んだことも見てとれました。

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小さな子ども達も、スタッフや保護者の助けを借りて、工作に参加し、楽しんでいました。
 

「絵本の黄金時代1920~1930年代」ギャラリートーク


上野のある国立国際子ども図書館でのギャラリトークのお知らせです。

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展示会「絵本の黄金時代 1920~1930年代」ギャラリートーク開催のお知らせ
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現在、国際子ども図書館では展示会「絵本の黄金時代 1920~1930年代 -子
どもたちに託された伝言」を開催しています。展示会担当スタッフが展示のみ
どころを紹介するギャラリートークを行います。年月を経ても色褪せることの
ない、時代を彩ってきた名作絵本の数々をどうぞお楽しみください。

▽日時:2011年 1月8日(土)(1)午後1時30分~
              (2)午後3時~
※各回30分程度、各回とも内容は同じです。
※事前申込不要です。当日は直接3階「本のミュージアム」へお越しください。

http://www.kodomo.go.jp/event/exb/bnum/tenji2010-03.html#gallerytalk

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「大人のための「おはなし会」体験会-展示会「絵本の黄金時代 1920~1930
 年代」にちなんで」受付開始のお知らせ
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上記のギャラリートークと連動して、展示会にちなんだ大人のための「おはな
し会」体験会を開きます。
展示会担当スタッフによるギャラリートークの後、普段は子どものためのおは
なし会を担当している職員が、展示会関連作品でおはなし会を行います。大人
の方にもおはなし会を体験していただく機会です。
絵本の黄金時代の作家たちの作品を、存分にお楽しみください。

▽日時:2011年1月8日(土)(1)午後1時30分~午後2時45分
             (2)午後3時~午後4時15分
    ※各回とも内容は同じです。
▽対象:大人向け
▽定員:各回25名
▽場所:国際子ども図書館 3階本のミュージアム及び1階おはなしのへや
※申込みは先着順です。12月1日(水)より受付を開始します。詳細は国際
 子ども図書館ホームページをご覧ください。

http://www.kodomo.go.jp/event/evt/bnum/event2011-01.html

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国際子ども図書館メールマガジン 第17号 2010年12月1日発行

編集・発行:国立国会図書館国際子ども図書館企画協力課
      東京都台東区上野公園 12-49
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絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本3


*フィンランドの本*

フィンランドを代表する児童文学作家として最初に思い浮かべるのは、「ムーミン」シリーズを書いたトーベ・ヤンソンです。

1914年フィンランドの首都ヘルシンキに生まれたトーベ・ヤンソン。父親は彫刻家で母親は画家という芸術一家の中で育ち、20歳の時に「黒いムーミントロール」を描き、続いてムーミンシーリーズの第一作『小さなトロールと大きな洪水』を発表しました。
その後ムーミンシリーズを1945年から25年に渡って書き続け、世界中の子どもたちに読まれ、愛されてきました。私自身は最初にムーミンにはアニメで出会い、その後原作を読みましたが、物語の底流に流れる人生に対する優しいまなざしを感じました。北欧の豊かな森と厳しい寒さが育んだのでしょうか?生きていくことの中には辛い別れや試練が待っているけれども、それを乗り越えて心を強くして豊かに生きることができるのだというメッセージを感じます。

童話は、講談社から出ているハードブックと、講談社文庫で読むことができますが、絵本版も作られています。ここでは絵本版のムーミンを紹介します。

ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)







ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)
著者:トーベ・ヤンソン
講談社(1990-06-22)
赤く長い尾を光らせた彗星が地球に近づいてくることがわかった時、ムーミン谷は大騒ぎになります。ムーミントロールは彗星について調べるために、遠い天文台へと急ぎます。

たのしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)








のしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)
著者:トーベ・ヤンソン
講談社(1980-11-10)
長い冬眠から目覚めたムーミン谷の愛すべき仲間たちが、海べりの山の上でみつけたものは黒い帽子。それは実は魔物の帽子で、それから次々おかしな事件が起きてきます。

ムーミン谷のすい星 (絵本・ムーミン谷から)








ムーミン谷のすい星 (絵本・ムーミン谷から)
作・:トーベ・ヤンソン 翻訳:岡村 美恵子
講談社(1999-03-09)
絵本版に短く翻訳されています。彗星がぶつかるまであと4日。さあ大変!ムーミン谷の仲間たちは大慌てです。

ムーミン谷のふしぎな夏 (絵本・ムーミン谷から)








ムーミン谷のふしぎな夏 (絵本・ムーミン谷から)
作・絵:トーベ・ヤンソン 翻訳:岡村 美恵子
講談社(1999-07-29)
世界一美しいというルビーの王様をめぐって、おかしな生き物たちがつぎつぎに現れて・・・ムーミン谷のひと夏の不思議なできごとが、絵本版に翻訳されています。

ムーミンのたからもの (講談社の創作絵本)







ムーミンのたからもの (講談社の創作絵本)
作・絵:トーベ・ヤンソン 翻訳:松田 素子
講談社(2005-08-11)
自分の宝物っていったいなんだろう?と探しにでかけるムーミン。こころあたたまる絵本です。


現在、フィンランドで大活躍の絵本作家はマウリ・クンナスです。
サンタクロースと小人たち








サンタクロースと小人たち
著者:マウリ=クンナス
偕成社(1982-11)
サンタクロースの一年間の様子が描かれた絵本です。クリスマスではない時に、いったい何をしているのかなぁ?そんな子どもたちの疑問に答えてくれる絵本です。にぎやかで色彩豊かな絵が、子どもたちの興味を惹きつけます。
フィンランドの小人たちトントゥ






フィンランドの小人たちトントゥ
著者:マウリ・クンナス
猫の言葉社(2010-04)
昔はどこの家にもトントゥという守り神が住みついていたのです。トントゥにおかゆをあげて大切にすると、その家に幸せをもたらしてくれるのです。そんなトントゥの楽しい14のお話がつまっています。
マウリ・クンナスさんが伝説をもとに調査をし、描いた絵本です。
大時計のおばけたち (フィンランドで生まれたサンタや小人、おばけの絵本)








大時計のおばけたち (フィンランドで生まれたサンタや小人、おばけの絵本)
著者:マウリ クンナス
偕成社(1997-12)
ふしぎ村のホテルの女主人が古い時計を買います。それはサルビ王の時代の由緒ある物で、女主人は一目ぼれして買ったのですが、時を告げる音が出ないのです。修理をしてもすぐに壊れてしまう。それもそのはず、実は時計の中には12人のおばけたちが住んでいたのです。時計も大事、おばけたちとも仲良くしたいと、いろいろ知恵をしぼって・・・なんともユーモラスな絵本です。



*ノルウェーの本*

北欧の子どもの本の最後はノルウェーです。
ノルウェーの昔話で有名なのは、『三びきのやぎのがらがらどん』ですね。
三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)








三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
瀬田貞二:訳 マーシャ・ブラウン:絵
福音館書店(1965-07-01)
おはなしは、ノルウェーの昔話を再話したものですが、絵を描いたのはマーシャ・ブラウン。アメリカの絵本作家で、絵本もアメリカで出版されています。
でもタイトルの副題に「ノルウェーの昔話」と断り書きがあるので、こちらで紹介させていただきました。
力強い絵と、リズミカルな文章がぴったりマッチして、物語を楽しむようになる3才くらいの子ども達もドキドキしながらお話の世界に惹き込まれていく絵本です。

ころころ パンケーキ―ノルウェー民話








ころころ パンケーキ―ノルウェー民話
著者:アスビヨルンセン 絵:スベン・オットー
偕成社(1983-12)
ロシアの昔話「おだんごぱん」と、とても似ているおはなしです。こんがり美味しそうに焼きあがったパンケーキ。7人のお腹をすかせた子どもたちのためにお母さんが焼いたのですが、子どもたちや動物たちに食べられないようにと逃げ出して・・・

きたかぜのくれたテーブルかけ (紙芝居ベストセレクション)





きたかぜのくれたテーブルかけ (紙芝居ベストセレクション)
著者:川崎 大治
童心社(1998-06)
こちらは絵本ではなく紙芝居です。『北風に会いにいった男の子』というタイトルで素話の題材にもなっていますね。もとはノルウェーに伝わる物語です。

きたかぜのくれたテーブルかけ―ノルウェーの昔話より (世界名作えほんライブラリー)








きたかぜのくれたテーブルかけ―ノルウェーの昔話より (世界名作えほんライブラリー)
著者:山脇 恭
フレーベル館(1996-12)
こちらは絵本バージョンです。

ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ)








ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ)
福音館書店(2003-11-20)
ノルウェーにつたわる昔話をアスビョルンセンとモーが再話してものです。「ころころパンケーキ」や「北風に会いにいった男の子」のお話も再話しれています。全部で34のお話。ノルウェーの昔話を朗読してあげてもいいし、覚えて語ってあげるにも、大変適した本です。

*追記*

国際子ども図書館の平成18年度の展示会「北欧からのおくりもの―子どもの本のあゆみ」関連講演会の記録をこちらから読むことができます。

国際子ども図書館HP
ノルウェーの子どもの本の歴史」  「スウェーデンの子どもの本とその魅力

H22年度11月「おはなし会・子ども会などの企画について考える」


11月25日(木) 午後2時~5時 @タムラビル ヴィアックス研修所

本郷通りの銀杏が黄色く色づく晩秋の午後、児童部会部員25名が集まりました!(4名欠席)


今回のテーマは、「おはなし会・子ども会などの企画について考える」

前半は、各図書館のおはなし会やその他の子ども会企画について、どんなことを取り組んでいるのか、工夫していることはどんなことなのか、あるいは開催にあたって困っていることはないかなど、ひとりひとりが発表し合いました。
児童部会のメンバーは、指定管理館ですべての企画を自分たちで立てて行っているところ、業務委託館だけど行事に関してはすべてヴィアックスのスタッフが企画・立案して行っているところ、業務委託館で区の職員が企画・立案して実施するのを一部手伝うだけのところ、まったくそうした企画には携われず窓口での案内・周知だけというところ・・・と配属されている館によって事情はまちまちです。

しかし業務委託だった館が指定管理館になる場合もありますし、ヴィアックスの受託する図書館の間で異動することもあるので、お互いの館の事情を知っているのもいいかと思い、全員にひとこと以上お話していただきました。

今年度から指定管理館として受託が始まった新宿区の2館は、それぞれに多文化サービスを行っているということ。特に大久保図書館のおはなし会では韓国語と日本語で書かれた同じ絵本を交互に読むという特色ある取り組みが発表されました。文京区などは区の職員さん達がやっていた行事を踏襲する形で引き継いでいる事情なども報告されました。

その他の館からは人形劇や外部からの講師を呼んでの講演会やイベント、科学遊び、工作、映画会、わらべうたの会など多彩な催しが、各図書館で行われていることがわかりました。
市川駅南図書館では施設内で児童のイベントができるスペースがないために、近隣のキッズステーションでおはなし会などをしているという工夫なども報告されました。

おもしろそうなイベントや、真似ができそうなイベントに関しては、メモを取ったり、持参していただいた作品の見本などを見せあって、情報交換の場にもなったと思います。

多くの館が頭を悩ましていることのひとつが、小学生がイベントになかなか足を運べなくなっていること、それに合わせて行事に参加する子どもが相対的に低年齢化していること。
教育課程の見直しにより、小学校低学年の子でも水曜日に5時間授業が行われるようになっており、土曜日にも学校行事が行われるなど、小学生がイベントに参加しなくなっており、対象年齢の見直しが必要になっているとのこと。その一方で、子どもたちに本を手渡していきたいという図書館の使命もあり、どういう形でイベントなどを企画していくのか考えていく必要があるようです。

夏休みにスライム作りや、怖いおはなし会やスタンプラリーをしたり、「ぼくの、わたしのおすすめの本」コーナーに大勢の子どもたちが書いてくれている図書館などもあり、期間と対象を上手に狙うことで、成功している館もあります。互いによい取り組みを、学んで、取り入れ会っていただければと思います。

資料や作品等をお持ちくださった皆様、ありがとうございました。

後半は、甘利さんに大田区の読み聞かせボランティア交流会「ヒッポ」で絵本作家きむらゆういちさんの講演会をした際の、交渉術から当日までの準備の流れ、当日の流れなど、実際に大きなイベントを開催された経験から、イベントの時に何をどのように準備していけばいいのか具体的な例を示してお話してくださいました。

きむらゆういちさんの絵で提示された講壇の準備、会場で必要なもののリストなどのコピーは、そのまま各図書館で講師をお招きして講演会などのイベントを開催する際の参考になると思います。一般向けのイベントでも使えますので、ぜひ児童部会に参加されなかった図書館スタッフの方々も、参加したスタッフから資料を借りて目を通しておいていただければと思います。


最後に「図書館で児童対象の集会・行事をすることの意義」について確認をしました。
開催の意義
・図書館を利用している子どもはもちろんのこと図書館にあまり足を運ばない子どもにも図書館に親しみを持ってもらい、利用を促進する。
・子どもの読書活動を活発にし、本や図書館に親しんでいない子へはその動機づけを図る。
・図書館利用のPRと、子どもへの健全なレクリエーションの提供を図る。
・子ども達との触れ合いにより、信頼関係を築く。
・図書館の蔵書を活かす企画を立てたり、あるいは蔵書を見直す契機とする。
企画書を必ず作成し、児童サービス全体の仕事量を勘案し、無理のない計画を
・目的と対象を明確にする。
・図書館の年間業務計画の中で位置付け、子どもと本を結びつけることを明確にする。
・開催日時は学校や地域の行事と重ならないように、常に情報を収集しておく
・内容・・・児童サービス対象年齢は0~18歳までと広いが、行事の際はターゲットとなる年齢を明確にしておくとよい
  乳幼児向け、幼児向け、小学校低学年向け、高学年向け、中高生向け、親子向けなど
・会場・・・自館に広い集会室等がある場合はよいが、隣接する区の施設などを利用する場合の会場確保
 ・・・行事に合わせて部屋の設えも考慮する。子どもたちが安心して参加できるか?気持ちを集中させられるかなど
 ・・・必要に応じて定員を設ける
・実施にあたって  どんな小さなイベントでも「企画書」「準備チェックリスト」「当日の進行表」を作って作業をすすめる。
 開催までに2か月くらいの余裕をもって準備を開催し、チェックリストなどは他のスタッフも目につくところに貼りだして、館全体で取り組む行事であることを認識してもらうように心掛ける。
◆反省と評価
・参加者には簡単でいいのでアンケートなどを記入してもらうようにし、利用者側に立った意見を集約する。
・どんな小さなイベント(日常的に行うおはなし会も)でも、必ず事後に反省会をし、反省と評価を行って記録に残す。
・チラシ、ポスター、広報紙などに掲載された記事なども併せて、反省会の記録とともに残しておく。

この度欠席された館にもレジュメを渡す手配をしています。また児童部会に参加していない館でも、必要ならばレジュメをお渡ししますので、コメント欄か、あるいはメールでご連絡ください。

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はじめましての絵本の会@中野区上高田図書館


11月16日(火)11:00~11:30

「はじめましての絵本の会」が中野区上高田図書館で行われました。

DSCN3041通常のちいさなお子さん向けのおはなし会とは別に、0.1.2才児を持っているママ向けに図書館員が「絵本と出会う」ことの意義を、ブックトークやわらべうたの実践を交えてレクチャーするというプログラムでした。

区から今年度はこういう事業をするようにと、企画が降りてきた時より、中野区で受託している3館合同でこのための研修を1回、上高田図書館でも1回ほどしました。また児童部会では小さい子向けに使えるわらべうたの講習も5月にしていました。
しかし実際に子育て経験のない若い司書さんがするのでは説得力がないかも?と自信なさげだったので、最初の導入部分だけでもお手伝いすることにしました。

このために児童担当さんは、参考資料として挙げた本を全部読みこみ、どのような順番で話をし、本を紹介し、また読み聞かせをいれたり、わらべうたを挟んでいくのか、真面目に研究し非常に綿密なプログラムを組んでいました。

私の出る出番はないほど。最初に私は自身の4人の子育てで、絵本を共有した時間が子が成長した時に生きてくるんだ、心の拠り所になるんですよ、と2,3分でお話し、後はすべて若い司書さんたちにお任せしまいした。DSCN3042
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わらべうたを途中にはさんで、ちいさな子どもたちが飽きないようにしながら、乳幼児期に出会う絵本がどのような役割を果たすかを端的に提示し、その実例と なる絵本を読む、というメリハリのあるプログラムになっていて、たった30分という時間の中で、絵本を6冊読んで聞かせ、類似の本もたくさん紹介していました。

お座りができるようになったころに読んであげたい本
絵が写実的であるもの
くだもの (福音館の幼児絵本)くだもの (福音館の幼児絵本)
著者:平山 和子
福音館書店(1981-10-20)

オノマトペ(擬音)の絵本
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
著者:安西 水丸
福音館書店(1987-06-30)







まり (新価格)まり (新価格)
著者:谷川 俊太郎
クレヨンハウス(2009-04-01)







2,3才の子ども向けで、生活に密着した絵本
ぎーこんぎーこん (しろくまパパとあそぼう)ぎーこんぎーこん (しろくまパパとあそぼう)
著者:とよた かずひこ
岩崎書店(1997-08)







おててがでたよ (福音館 あかちゃんの絵本)おててがでたよ (福音館 あかちゃんの絵本)
著者:林 明子
福音館書店(1986-06-20)







2、3才くらいから短い物語性のある絵本
ふたごのたまご (たまごのほん)ふたごのたまご (たまごのほん)
著者:寺村 輝夫
あかね書房(2003-12)







オープニングの手遊びは「ひげじいさん」、途中でいれたわらべうたは「ここはとうちゃんにんどころ」「うまはとしとし」「とうきょうとにほんばし」、その他に季節の手遊び「まつぼっくり」

これだけ盛りだくさんでありながら、要所要所はきちんと乳幼児の成長・発達と結びつけたレクチャーあり、子どもたちが喜ぶわらべうた、手遊びや絵本の読み聞かせと、バランスもとてもよく取れていました。
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→わらべうた遊びの時は、図書館スタッフは上高田図書館のマスコット、りすのぬいぐるみを膝にのせて、子どもに見立てていっしょに実演していました。

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今回のプログラムをほぼ自力でやり遂げたことで、児童担当のスタッフの方々も自信をつけたのではないでしょうか?また乳幼児の発達・成長に合わせた絵本の 選書についても、お母さんたちにブックトークできるように、深く参考資料を読みこみ、自分たちも納得できて、これから利用者にアドバイスを求められた時に も、明確な基準を持っておすすめできるのではと思います。

上高田図書館のおはなし会の様子は昨年度から何度か見学させていただいていますが、1年半ですごく担当者たちが成長したことを実感しています。

司書としての経験の積み重ねと、それを裏打ちする研修、そして自分で資料を読みこむ自己研鑽、スタッフ同士での学び合いとが、とてもいい形で、ひとりひとりの成長に繋がっていることを感じました。

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DSCN3040図書館の入り口から2階の閲覧室へ上るホール脇にガラスケースの本の特集コーナーが。チーフが担当しているのだそうです♪

マロニエの本と、実際の木の実(栃の実)などが展示され、折り紙で折った銀杏の葉や柿の実などが秋らしい雰囲気を一層引き立てていました。




絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その2


北欧の絵本・児童書で日本に紹介されているものは、スウェーデンのものが多いのですが、その他の国のものも少しずつ紹介されています。そんな本を取り上げていきます。今回はデンマークの本を、次回、ノルウェーやフィンランドの本を取り上げます。

*デンマークの本*
デンマークの童話作家といえば、19世紀に活躍したハンス・クリスチャン・アンデルセンが有名ですね。アンデルセンの童話『人魚姫』にちなんだ首都コペンハーゲンにある人魚姫像はいろいろな意味で有名です。アンデルセンの作品を、絵本にしたものもいくつか日本で出版されています。同じタイトルでもさまざまな出版社からさまざまな画家が絵を書いた絵本が出ています。読み比べをしてみるのも面白いと思います。ここでは読み比べてみてお勧めのものを紹介しています。

アンデルセンの絵本
おやゆび姫








おやゆび姫
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
西村書店(1991-05)
イギリスの絵本作家、バーナデット・ワッツが絵を描いています。とても細かくきれいな絵で、子ども達もおやゆび姫の目線になって、この物語を楽しめることと思います。

マッチうりの女の子








マッチうりの女の子
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
童話館出版(1995-01)
絵を描いているのは、デンマークの絵本画家のスベン・オットーです。この絵本を読むと「マッチ売りの少女」の置かれている状況が、子どもたちにストレートに伝わってくると思います。雪の中を素足で歩きながら必死でマッチを売り歩く様子から、どれだけたった1本のマッチをすることが彼女にとってホッとできたのか、想像することができるのです。

白鳥 (世界傑作童話シリーズ)








白鳥 (世界傑作童話シリーズ)
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
福音館書店(1967-03-01)
「白鳥の王子」として有名なおはなしを、アメリカの絵本画家マーシャ・ブラウンが描いています。継母の魔法で白鳥に変えられた11人の兄王子たちを救おうとして、イラ草で上着を編む妹エリザ。白・黒・赤だけの押さえた色味で描かれていますが、それがかえって魔法にかけられた王子たちの悲しみをあますことなく伝えてくれています。

はだかの王さま (大型絵本)








はだかの王さま (大型絵本)
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
岩波書店(2004-09-22)
こちらは『ちいさいおうち』を書いたアメリカの絵本作家、バージニア・リー・バートンが絵を描いています。バートンが描いた絵はとても上品です。「はだかの王様」はいろいろな出版社からいろいろな画家が絵を書いて絵本にしていますが、読み比べしてみると面白いですね。私はいろいろ読み比べてみてこれをおススメします。

スズの兵隊 (大型絵本)








スズの兵隊 (大型絵本)
著者:アンデルセン
岩波書店(1996-11-15)
こちらも『白鳥』とおなじマーシャ・ブラウンが絵を描いています。アンデルセンの世界観を忠実に描き出していてスズの兵隊さんの目線になって、物語の世界を楽しむことができると思います。

みにくいあひるの子








みにくいあひるの子
著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
ほるぷ出版(1979-07)
こちらもデンマークの絵本画家、スベン・オットーの絵です。あひるの卵の中に紛れ込んでしまった白鳥の卵から生まれたみにくい雛鳥が苦難の道を乗り越えて美しい白鳥に育っていく様子が、描かれています。

絵のない絵本 (若い人の絵本)








絵のない絵本 (若い人の絵本)
著者:アンデルセン
童心社(1966-11-25)
夜毎に月が語ってくれる情感あふれるお話を、いわさきちひろの挿絵が引きたてています。33のおはなしを夜毎に子どもに語ってあげてもいいですね。

バーナデットのモミの木








バーナデットのモミの木
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
西村書店(1999-11)
イギリスの絵本画家バーナデット・ワッツの絵がとても素敵な1冊です。森の小さなモミの木が成長し、クリスマスツリーになり、美しく飾り立てられるのですが、クリスマスが終わると薪になってしまいます。おひさまに言われた「いま、ここにいることをよろこびなさい」ということばが、とても印象に残りました。

子どもに語るアンデルセンのお話








子どもに語るアンデルセンのお話
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
こぐま社(2005-10)
おはなし会でアンデルセンのお話はぜひ語ってあげたいですね。テキストとしておすすめなのはこぐま社から出ているものです。東京子ども図書館の松岡享子さんが訳し、編集しています。


その他のデンマークの本
つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本)









つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本)
著者:イブ・スパング・オルセン
福音館書店(1975-10-20)
細長い形が特徴的な絵本です。お月さまが下をのぞくと池の中にもうひとりのお月さまが!いっしょにおしゃべりしてくなって、つきのぼうやに連れて来てくれるように頼みます。どんどんつきのぼうやは雲をつきぬけ、鳥の群れを抜け、木の間をくぐりぬけ、池の底まで辿りつきます。さてもう一人のお月さまを連れて帰ることができるかしら?

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はしれちいさいきかんしゃ (世界傑作絵本シリーズ―デンマークの絵本)
著者:イブ・スパング・オルセン
福音館書店(1979-06)
きかんしゃ好きな子どもたちにはぜひ読んであげたい1冊です。「ダダグン シュッシュ!」と動き出す機関車。隣町へぼうけんに行きたくて走り出してしまう小さい機関車。どうなるのかな・・・と子どもたちの気持ちを惹きつけます。「シーッシッシッシッシ、プスプス、プスン」擬音がまた読んでもらうと耳にここちよい音です。

さるのオズワルド








さるのオズワルド
著者:エゴン マチーセン
こぐま社(1998-02)
ことば遊び絵本のようですが、中盤にいばりやのボスざるが登場。みんなはこのボスざるにこき使われて嫌な思いばかり。たまりかねたオズワルドの一言がみんなを団結させます。社会性のルールを諭す一面もある絵本です。

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