Yearly Archives: 2011

今年もお世話になりました!
2011年(その2) しごと♪しごと♪(幼児~小学生)
2011年(その1) 静かな雪の日に…(幼児~小学生)
展示の工夫・書架の工夫(画像圧縮済み)
2月のおすすめ本☆リスト
フェリクス・ホフマン生誕100年記念原画展
「大草原のローラに会いに」講演会のご案内
H23年度11月「ちひろ美術館・東京見学」
2011年1月(その2) ことばあそび(幼児~小学生)
今日はまどみちおさんの誕生日♪
2011年1月(その1) 雪を待って(幼児~小学生)
わらべうた1日講座のご案内@東京子ども図書館
来年の干支は辰年☆竜の本(11/18追加)
1月のおすすめ本☆リスト
2011年(その2) 冬じたく(幼児~小学生)

今年もお世話になりました!


東日本大震災、そしてそれによって引き起こされたフクシマ原発事故。この一年は3.11以降、別の世界に変わってしまったかのようです。図書館の現場においても、震災対応について真剣に取り組んだりと、いつか来る「もしも?」ではなく、すぐそこにある「もしも?」を想定して業務をするようになられたと思います。

私たち、とくに児童サービスに携わる者は、こういう時代だからこそ子ども達に本を手渡していきたいと願います。本を読むことは、知識を獲得するだけではなく、自分では経験できない別の人生を本を読むことによって疑似体験できる大切な経験です。本を読むことで、自分とは違う人生、違う国の、違う人種、違う性別、違う時代の生き方を、共有するのです。そのことは、「想像力」を育ててくれます。
自分とは違う人の立場であれば、どう感じ、どう行動するのか・・・「想像力」は、思いやりの心を育てます。

新しい年も、自信を持って子ども達に本を手渡して行きましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

fuyu_005l.gif
なお、12月中にUPする予定でした「国語の教科書に掲載されている絵本・児童文学リスト」は、もうしばらくお待ちください。(ノートPCからデータを移行する時に、大半が消えてしまい、再度入力中です。)





2011年(その2) しごと♪しごと♪(幼児~小学生)


おすすめプランは、【しごと♪しごと♪】にしてみました。

きっかけは、このクリスマスに訪れたパリの路地裏で見つけた「RULIURE」ルリユール工房でした。伊勢英子さんの『ルリユールおじさん』という絵本そのままの工房でした。パリでは古い本を製本しなおす仕事が、ずっと守られているのですね。それでも全工程をひとりでできる職人は減っているそうです。こうした仕事があることを伝えるのもいいなと思って、「しごと」というテーマでおはなし会を組み立ててみました。ruliure2.jpg
ruliure1.jpg




なお、今月の(その2)は、【静かな雪の日に】です。

【しごと♪てしごと♪】

絵本 『からすのパンやさん』
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
著者:加古 里子
販売元:偕成社
(1973-09)


オープニングはパン屋さん。『からすのパンやさん』は、小さな子どもたちにも人気の絵本。みんながそれぞれに大好きなパンがあるんですよね。早起きして美味しいパンを焼いてくれるパン屋さんの仕事に小さな子ども達も興味を持ってくれることと思います。

絵本 『ルリユールおじさん』
ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
著者:いせ ひでこ
販売元:講談社
(2011-04-12)

古くなって糸がほどけてしまったソフィーの大事な植物図鑑を修復してくれたのが、ルリユールの職人さん。パリの街にはほんとうにこんなお店がありました。表紙の皮を張り替えたり、糸綴じを直したり・・・手仕事の大切さ、物を大事にするその気持ちを、この時代だからこそ子どもたちにも伝えたいと思いました。少し長い本なので、参加する子どもたちが小さい場合は、ブックトークで紹介してあげてもよいかもしれません。

絵本 『アンナの赤いオーバー』
アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
著者:ハリエット ジィーフェルト
販売元:評論社
(1990-12)


こ の絵本は、最後のシーンがクリスマスのお祝いなので、クリスマス絵本に分類されてしまいますが、一枚のオーバーコートを作るのに1年がかりで準備をしてく 様子は、貴重な「手仕事」の工程です。お金を出せばいくらでも、ほしいものが手に入る時代ではありますが、子ども達にぜひ知ってほしいおはなしです。

 

ブックトーク

ここからの2冊は、ブックトーク用に選びました。どちらも少し長めのおはなしです。小学生向きですが、モノづくりの好きな子ならば、幼稚園年長さんくらいから、聞けると思います。『・・・ジョニー』は特に男の子に読んでほしい1冊です。
『時計つくりのジョニー』
時計つくりのジョニー時計つくりのジョニー
著者:エドワード アーディゾーニ
販売元:こぐま社
(1998-07-01)


物作りが大好きなジョニー。大きな時計を自分で作ろうとします。周囲の人は、両親も先生も上級生も、子どもには無理だと最初から馬鹿にしています。でもジョニーはスザンナという女の子と、鍛冶屋のジョーの助けを借りて、大時計を完成させてしまいます。何かに夢中になれることって素晴しいですね。ジョニーは将来とても腕のよい時計職人に育ったということです。

『しごとをとりかえただんなさん』
しごとをとりかえただんなさんしごとをとりかえただんなさん
著者:ウィリアム ウィースナー
販売元:童話館出版
(2002-09)


いつも家にいて奥さんは楽な仕事をしていると思っただんなさん、いちどお互いの仕事を取り替えてみることにしました。「隣の芝生は青い」とは、良く言ったもの。実際にやってみると、家の仕事って全然楽ではなかったんですね^^ノルウェーの昔話です。素話にしてもよい題材です。静かに聞ける子どもたちならば、読んであげてもいいと思います。

(作成K・J) 

2011年(その1) 静かな雪の日に…(幼児~小学生)


2月のおはなし会では、寒い季節ならではの本と、春へ季節が向かっていくことも一緒に手渡すことができるといいですね。

というわけで、最初のプランは、【静かな雪の日に・・・】

【静かな雪の日に・・・】

導入 絵本『きらきら』谷川俊太郎/吉田六郎 アリス館
きらきらきらきら
著者:谷川 俊太郎
販売元:アリス館
(2008-11)


美しい雪の結晶の写真絵本。谷川俊太郎さんのことばもリズミカル。導入に使うのにちょうどいいボリュームです。

絵本『トムテ』ヴィクトール=リードベリ/ハラルド=ウィーべり やまのうちきよこ訳 偕成社
トムテトムテ
著者:ヴィクトール・リードベリ
販売元:偕成社
(1979-11)


しんしんと冷える北国の夜。家をまもる妖精トムテのおはなしです。北欧の有名な詩をもとに作られた絵本です。トムテは家族をずっと見守り続けているのですが、そのトムテが生命はどこから来て、どこへ行ってしまうのか?そして際限なく広がるこの宇宙は、どこから始まって、どこで終わるのかと思いをはせます。子ども達に大事なことを伝えてくれる美しい文章。おはなし会のメインとして、大事に読んであげたい1冊です。


絵本『ふゆのようせいジャック・フロスト』カズノ・コハラ 石津ちひろ訳 光村教育図書
ふゆのようせいジャック・フロストふゆのようせいジャック・フロスト
著者:カズノ コハラ
販売元:光村教育図書
(2009-12)


冬の寒さが苦手なコリンが出会ったのは、冬の妖精ジャック・フロスト。コリンと犬のサミィはジャックと一緒に冬の間楽しく遊んで過ごします。青と白の二色刷りの版画でとても印象的な1冊です。
ジャックはコリンがスノードロップをみつけてつぶやくと・・・立春のころに読んであげたい本です。


絵本『ふゆめがっしょうだん』長新太 冨成忠夫/茂木透 写真 福音館書店
ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
著者:長 新太
販売元:福音館書店
(1990-01-31)


おはなし会の最後の締めくくりに、ホッと出来て気分もかわる写真絵本をもう1冊読んであげましょう。『ふゆめがっしょうだん』は長新太さんのことばが、とてもリズミカルで楽しく、読んでいるほうも、聞く方も身体が弾んできそうです。


ブックトーク
『おおきなふかいくらやみ』ジョン・ブレイター 山口文生訳 評論社
おおきなふかいくらやみ (児童図書館・絵本の部屋)おおきなふかいくらやみ (児童図書館・絵本の部屋)
著者:ジョン プレイター
販売元:評論社
(2007-11)

極 夜って知っていますか?北極圏の国々では、夏の間は太陽が沈みきらない白夜がありますが、冬はその逆で一日中光の射さない長い暗闇が続くことを極夜といい ます。そんな暗い季節があるからこそ、春が待ち遠しいのです。再び太陽が昇ってくる喜びを絵本を通して感じてほしい1冊。『トムテ』も北欧の絵本、同時に 読むには重くなってしまうので、こんな1冊もあるよ!と紹介してあげてください。

『ゆきがふったら』レベッカ・ボンド さくまゆみこ訳 偕成社
ゆきがふったらゆきがふったら
著者:レベッカ ボンド
販売元:偕成社
(2005-11)



雪が降ったら何して遊ぶ?子ども達は雪が降れば寒いというよりは、わくわくして外へ飛び出していきます。子ども達が楽しく遊ぶ様子に、読んでいても自然に頬が緩んできます。この本もぜひブックトークで紹介してあげてください。
(作成K・J)

展示の工夫・書架の工夫(画像圧縮済み)


みなさんの図書館の児童室は、書架の配置、展示スペースは十分にありますか?

こんなふうにしたい、と思っていても、施設の制約があるからと思っていませんか?今回はそういう制約を逆手にとって、素晴しい工夫をしている例をご紹介します。

杉並区立永福図書館「こどもの本」

VIAXが受託しているいくつかの図書館では、児童室に子育て中の保護者に方々や、学校などでおはなし会ボランティアをしている方々向けに子どもの本のリストや、子どもの本に関する研究書コーナーを設けているところがあります。

子どもの本だけではなく、それを探すためのツールや、それを活用するための情報が、すぐ手に取れるところにあるということで、利用者に喜ばれていると思います。

今回、ご紹介する永福図書館は、杉並区内では2番目に古い建物で、1階に児童室がありますが、スペースとしては一般書のスペースの4分の1ほどと狭く、限られています。そして一般カウンターは3階にあり、さらに書架は階層書架になっています。つまり施設の制約があり、1階の児童室にそれらの本を置くスペースがないこと、そして一般書架に行っても、すぐに探しだしにくいということがありました。

その為、永福図書館では児童室の書架の上に、スタッフ手作りの「こどもの本」リストが作成されていました。

画像 190.jpg





















「~保護者・児童図書にかかわる方々向け~
 お役に立ちそうなガイドブックを集めてみました。
 本の場所がわからないときは
 図書館スタッフにおたずねください。」
として、乳幼児版と2種類用意されています。

画像 193.jpg





















大きさはA4判。そしてそれぞれの本の表紙をスキャンし、その本がどの棚にあるかまで丁寧に案内されています。
画像 191.jpg
← この本は、階層書架の4階の019.5アにあることがわかります。













画像 192.jpg
リングで上を止めてあるので、裏表に本の紹介がされています。

児童室で絵本を探しながら、必要なガイドブックを探すことができる。もちろん同じフロアーに別置している館のようにスペースが許せばそれにこしたことはないのですが、その制約がある場合の工夫としてとても素晴らしいなと思いました。

利用者の目線になってサービスを考えるという、とてもよい例だと思いましたので、紹介させていただきました。








杉並区立方南図書館 YAコーナー

YA向けの書架は、児童室にあることもあれば、一般の書架に文庫本、新書本だけ集めている図書館もありますが、みなさんの図書館ではどうしていますか?

幼児、小学生のうちは熱心に図書館に通っていた子達が、中高生になると図書館から足が遠ざかるということが言われています。受験勉強の為の塾通いや、部活動で忙しくなるということも大きな要因でしょう。でも、もしかすると図書館の中に居場所がない、もう子どもでもないし、かといって大人でもない年代の子ども達が、児童室にも一般書架にも魅力を感じなくなっているということもあるのかもしれません。

方南図書館では、児童室の1コーナーをYAコーナーとし、書架もすべてブルーで統一して、YA世代の子ども達が読みたくなる本が集められ、整理・分類されています。
そしてちょうど角になっているこのスペースは、その年代の子がくつろいで本が読めるような雰囲気になっているのです。
画像 183.jpg



















画像 184.jpg



















中高生向けの新聞の切り抜き記事なども用意されていたり、方南図書館のYAサービス担当が作成しているYA向けブックリスト「すずらん」が置いてあったりと、さまざまな工夫がなされています。

YA世代の利用者の居場所があって、読みたい本、読みたくなる本が用意されていて、必要な情報が揃うこんなスペース。いいですね。

YAコーナーについて「どうすればいいかわからない」という声も、各館を訪問していて聞こえてきます。ぜひ参考にしてみてください♪
11.jpg
 
 
 

フェリクス・ホフマン生誕100年記念原画展


銀座・教文館ナルニア国の2011年のクリスマスフェアでは、今年生誕100年をむかえたスイスの画家、フェリクス・ホフマンを特集しています。長野県にある”小さな絵本美術館”から、特別にホフマンの原画をお借りしてナルニアホールに2作品が展示されます。印刷では表現しきれない原画ならではの美しさを、存分に楽しむことができます。

なかなか無いチャンスなので、ぜひお出かけください。

会期:現在開催中 ~11/29 (日)まで 前期『ねむひりめ』リトグラフ展
    12/1(木)~25(日) 後期『クリスマスのものがたり』原画展
★会期中無休(10時~20時)
★イベント開催につき、ご覧いただけない時間がございます。詳しくはお問い合わせください。
会場:教文館ナルニア国内 ナルニアホール


ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1963-10-01)







クリスマスのものがたり (世界傑作絵本シリーズ―日本とスイスの絵本)クリスマスのものがたり (世界傑作絵本シリーズ―日本とスイスの絵本)
著者:フェリクス・ホフマン
販売元:福音館書店
(1975-10-10)

「大草原のローラに会いに」講演会のご案内


教文館ナルニア国・ウェンライトホールにて「小さな家」シリーズの翻訳者である谷口由実子さんの講演会が開催されます。

詳細は、ナルニア国ホームページへ → こちら

日時:2012年1月21日(土) 14:00~15:30
場所:銀座・教文館9階 ウェンライトホール
定員:100名
参加費:1000円
申込方法:往復はがきに①1/21谷口由美子氏講演会参加希望、②お名前、③電話番号を明記し、ナルニア国へお送りください。折り返し入場券をお届けいたします。
※お一人様1通ずつお出しください。
※お申し込み多数の場合は抽選となります。先着順ではありませんので、ご了承ください。
申込受付期間:~12月25日(日) ※当日必着分まで有効
入場券の返送は、年明けになります。ご了承ください。

宛先:104‐0061 東京都中央区銀座4-5-1 教文館ナルニア国
iroenpitu3_l_01.gif

 

H23年度11月「ちひろ美術館・東京見学」


11月24日(木) 10:00~12:00

第3回児童部会は、ちひろ美術館・東京の見学会でした。

現在、開催中の展示はこちら→「ちひろの白」 「谷川俊太郎と絵本の仲間たち

今回、ご一緒したある図書館の児童サービス担当の方から伺ったお話ですが、その図書館では都内で開催中の絵本原画展に合わせて、絵本や児童書のミニ展示コーナーを作っているとのこと。

ちひろ美術館の、前回の展示「瀬川康男遺作展‐輝くいのちー」(8/3~10/23)に合わせて、瀬川康男さんの絵本を展示したところ、利用者の方がよく借りていかれたそうです。
また横浜で開催されていた「安野光雅の絵本展」(9/17~10/10@横浜そごう美術館)に合わせ、安野光雅さんの絵本の展示もしたとのこと。

2月21日(火)に開催予定の第3回児童部会「選書について考える―児童の蔵書構築について」で触れる予定ですが、書架を耕し、利用者が「こんな本もあったんだ~♪」と手に取ってみたくなる書架にするためには、こうした折にふれてのミニ展示などがとても大事です。

どんなテーマでミニ展示をしようかと悩むことも多いかと思いますが、こうした絵本原画展情報にリンクするというのもよいアイディアですね。とくに身近な美術館や文学館などで開催される情報にアンテナを張って情報を得て、図書館の展示に生かすというのは、「図書館の地域連携・類縁機関連携」の一環になります。

「本のブログ」でも、そういう情報を得たら外部イベント情報として告知していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

本日の参加者:25名

 

DSCN3903.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
img_13197_414080_0.png


 

2011年1月(その2) ことばあそび(幼児~小学生)


1月のおはなし会☆おすすめプランのその2は【ことばあそび】

お正月といえば、私の子ども時代はこたつに入って家族や尋ねてきた親せきの人たちと、カルタ遊びをしたり、双六をしたり・・・ことばあそびを楽しんだものです。

そんなわけで、ことばあそびの本を中心におはなし会のプランを作ってみました。

【ことばあそび】

導入 『それほんとう?』
それ ほんとう? (福音館創作童話シリーズ)それ ほんとう? (福音館創作童話シリーズ)
著者:松岡享子/長新太
販売元:福音館書店
(2010-10-15)

五十音それぞれに「あ」なら、「あ」で始まる言葉だけで、「い」なら「い」のつく言葉ばかりでおはなしが作られていて、最後にみんなで声を合わせて「それ、ほんとう?」って言いたくなるナンセンスなおもしろさに抱腹絶倒です。五十音全部は読めないので、今月のお誕生日の子の頭文字の字のページだけ読んであげて導入に使います。


絵本 『これはのみのぴこ』
これはのみのぴここれはのみのぴこ
著者:谷川 俊太郎/和田誠
販売元:サンリード
(1998-02)

みなさんもご存じの重ね言葉遊びの絵本。だんだん前の文章がくっついて重なって行くので、みんなで読んでもいいですね。気分を変えたい時は、マザーグースの『これはジャックのたてたいえ』をパネルシアターで演じたり、紙芝居で『これはりんご』など違う演目で重ね言葉遊びをしても楽しいですね。



紹介 紙芝居『これはりんご』
これはりんご (中川ひろたかシリーズ)これはりんご (中川ひろたかシリーズ)
著者:中川 ひろたか
販売元:童心社
(1997-09)

紙芝居の重ね言葉遊び・・・ずっと絵が変わって行って、最後にまた一番目に戻ってきます。


絵本 『いろはのかるた奉行』
いろはのかるた奉行 (講談社の創作絵本)いろはのかるた奉行 (講談社の創作絵本)
著者:長谷川 義史
販売元:講談社
(2005-11-23)


お正月はカルタ遊びに限る!でもなんだか長谷川義史さんの作る「いろはかるた」は奇想天外、抱腹絶倒。笑う門には福来る。こんなにげらげら笑うおはなし会があっても大丈夫^^



絵本 『かずあそび ウラパン・オコサ』
かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)
著者:谷川 晃一
販売元:童心社
(1999-02)



今度は、ことばあそびでも数がテーマ。よく考えてみると、数の呼び方を考えたの、いったい誰?だったらこんな風に数えたっていいよね。これはとても頭を使うかずあそび。幼児から小学生までおはなし会で使えます。



ブックトーク  ことばあそびの絵本いろいろ
『ことばあそびうた』
ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
著者:谷川 俊太郎/瀬川康男
販売元:福音館書店
(1973-10-01)


ことばあそびと言ったら、やっぱり谷川俊太郎さんは外せません^^瀬川さんの絵も愉快な1冊をぜひおすすめしてください。この本は紙にもこだわっています。
「かっぱ」なんかは、一緒に声に出して唱和してもいいですね。


『十二支のことわざえほん』
十二支のことわざえほん十二支のことわざえほん
著者:高畠 純
販売元:教育画劇
(2006-11)

十二支の絵本は数々ありますが、こちらはそれぞれの干支が出てくることわざばかり集めてあります。
高畠さんのユーモアあふれる絵にも、ほっと癒されます。

『十二支のはやくちことばえほん』
十二支のはやくちことばえほん十二支のはやくちことばえほん
著者:高畠 純
販売元:教育画劇
(2008-11)

こちらは同じ高畠さんの十二支の早口言葉。おはなし会をするのに、みなさん、発音と発声法に気をつけていますか?口をよく動かして、滑舌をよくしておきましょう。そのためにも早口言葉を間違えずに言う訓練ってとても大事です。図書館でおはなし会を担当するスタッフさん、必読書です^^

『したのどうぶつえん』
したのどうぶつえんしたのどうぶつえん
著者:あき びんご
販売元:くもん出版
(2008-05)

上野動物園ではなくて・・・「したの」。さてさて「したのどうぶつえん」には一体どんな動物がいるのでしょう?「かばなな」とか「いちごりら」に「りんごりら」。これは絵を見て楽しむ本なので、おはなし会には向きませんが(前に座ってる子達が笑ってるのに、絵の見えづらい後ろの子は?となりかねません!)ぜひ借りて、ことばの楽しさを味わってほしいので、ブックトークで紹介してあげましょう。



今日はまどみちおさんの誕生日♪


今日はまどみちおさんの102歳のお誕生日です。(1909年11月16日生れ)

まどみちおさんの作品は、童謡や赤ちゃん絵本、絵本、詩集まで多岐にわたります。今日はその中からいくつか紹介しますね。

なお、こちらのサイトもぜひ覗いてみてください♪
まどみちお 100の世界(公式HP)

絵本ナビ まどみちお作品リスト

カーリル まどみちお作品リスト

《赤ちゃん絵本》

『ママだいすき』
ママだいすきママだいすき
著者:まど みちお/ましませつこ
販売元:こぐま社
(2002-02)

おっぱいをのむこぶたたち、エサをまつひなどり、ママとじゃれあうこねこ。ページを開くたびにママと子の愛情たっぷりの幸せな時間が流れていきます。ましませつこさんの優しい色合いの絵と、まどさんの愛情たっぷりのことばが、ぴったりと合っています。ママの優しい言葉で読んでもらう子どもたちも、きっとママの愛情を受取っていることでしょう。

『ねぇあそぼ』
ねぇあそぼねぇあそぼ
著者:まど みちお/ましませつこ
販売元:こぐま社
(2007-09)

『ママだいすき』の続編。子ども達もちょっと成長しています。14組の親子が一緒に遊ぶ姿が微笑ましい。こちらもましませつこさんの絵です。パパとお相撲するくまくん。ママと押しっこするひつじさん。氷の滑り台をつる~り滑って遊ぶペンギンの兄弟。幼い時の親子の楽しい遊びをまどさんのことばがリズミカルに表現しています。

『ちょうちょうひらひら』
ちょうちょうひらひらちょうちょうひらひら
著者:まど みちお/西巻茅子
販売元:こぐま社
(2008-02)

ちょうちょうがひらひら・・・みんなのところに飛んで行って、みんなもにっこり。「うふふ」春に読んであげたい1冊です。西巻茅子さんの柔らかい絵が、暖かく包んでくれるようです。



『ぞうさん』
ぞうさん (福音館の幼児絵本)ぞうさん (福音館の幼児絵本)
著者:まど みちお/中川宗弥・李枝子
販売元:福音館書店
(1981-10-20)

まどさんの童謡に絵をつけた絵本です。
「ぞうさん」をはじめ、ずっと子ども達に歌い継がれていってほしい歌ばかり。親子で一緒に歌うと穏やかな時間が流れていくようです。



『いっぱいやさいさん』
いっぱい やさいさん (至光社国際版絵本)いっぱい やさいさん (至光社国際版絵本)
著者:まどみちお/斉藤 恭久
販売元:至光社
(1992-06-01)

トマトににんじん、きゅうりになす。みずみずしい野菜たちのなんと美しいこと!そしてそれぞれのやさいが、自分らしくあることを誇らしく思っているのです。わたしはわたし。自分のよさを認めてあげたい。やさいにこめられたまどさんの文章から、そんなことが伝わってきます。それぞれのページに登場する虫の姿にもきっと子ども達は喜ぶことでしょう。


《詩の絵本》

『せんねんまんねん』
せんねんまんねん (まど・みちおの絵本)せんねんまんねん (まど・みちおの絵本)
著者:まど みちお/柚木沙弥郎
販売元:理論社
(2008-03)

ヤシの実が地面に落ち、その地響きでミミズが飛び出し、そのミミズを蛇が呑み込み・・・元始的な生命の循環をリズミカルなことばで表現しています。大きな時の流れの中にすべての生命あるものが、響き合い、共に生きていることを、生かされていることを気づかせてくれる絵本です。柚木さんのダイナミックな絵が、その詩にぴったりです。小学生高学年や中高生にも読んでほしい1冊。


『くうき』
くうき (まど・みちおの絵本)くうき (まど・みちおの絵本)
著者:まど みちお/ささめやゆき
販売元:理論社
(2011-05)

目に見えないものを表現した絵本として秀作だと今江祥智さんが大絶賛した絵本。くうきはだれかれの分け隔てなく、まったく気付かずに、それでもみんなのそばにいてくれる・・・そしてすべてのなかにゆきわたり、あらゆるものをつないで流れていくのです。この絵本はその後の原発事故による放射能汚染に敏感な人から、問題視されたと聞きました。(放射性物質を含んだ空気を知らずに吸い込んで身体に取り入れてしまうという意味に取られて)でも、私たちの生命を支えてくれている空気の存在をこうして気付かせてくれる優れた絵本だと思います。だからこそ、私達は地球の空気を汚してはいけない・・・と心に留めたいと思います。

『まどさんとさかたさんのことばあそび』
まどさんと さかたさんの ことばあそび (こみねのえほん)まどさんと さかたさんの ことばあそび (こみねのえほん)
著者:まど みちお・阪田寛夫/かみやしん
販売元:小峰書店
(1992-12)



「さっちゃん」の童謡の作詞で知られる阪田寛夫さんとまどさんのコラボレーション。ユニークな発想でことばであそぶ絵本。おはなし会の導入などにも使いたい1冊です。


『てんぷらぴりぴり』
てんぷらぴりぴり (子ども図書館)てんぷらぴりぴり (子ども図書館)
著者:まど みちお/杉田豊
販売元:大日本図書
(1968-01)


まどさんの詩に杉田豊さんの絵がこれまた素敵だと思う1冊です。この本がまどさんの初めての詩集です。「てんぷらぴりぴり」ぴりぴりという表現はしその実を揚げる音や匂いまで伝わってくるようなです。まどさんの言葉は豊かでユーモラス。子ども達には「カバのうどんこ」という詩も親しまれています。


『つぶつぶうた』
つぶつぶうた (まどさんの詩の本)つぶつぶうた (まどさんの詩の本)
著者:まど みちお/長新太
販売元:理論社
(1994-02)


こちらの詩集は、長新太さんの絵です。1行から4行の短い詩がいっぱい。短い詩のなかにまどさんのすべての物に対する愛情を感じ取ることができます。長さんの絵もほっこりとして素敵です。



《詩集・・・中高生やおとなに》

『ぼくがここに』
ぼくがここにぼくがここに
著者:まど みちお
販売元:童話屋
(1993-02)

童話屋さんのために書き下ろされた詩集です。表題の「ぼくがここに」は、「ぼくがここにいるとき/はかのどんなものも/ぼくにかさなって/ここにいることはできない」と始まり、「ああ このちきゅうのうえでは/こんなにだいじに/まもられているのだ/どんなものが/どんなところに/いるときでも/その「いること」こそが/なにものにもまして/すばらしいこととして」と存在の素晴しさを謳いあげています。中高生に読んでほしい1冊です。


『うちゅうの目』
うちゅうの目うちゅうの目
著者:まどみちお
販売元:フォイル
(2010-08-23)

101歳を迎えた年に出版した詩集。まど・みちおの詩には、混沌とする現代社会の中で見落としがちな小さな幸せや無意識にすぎてきた素朴な発見が思いもよらぬ目線と、優しい言葉で綴られています。それらの詩が日本を代表する美術家・奈良美智、海外での活躍もめざましい写真家・川内倫子、10代の瑞々しい表情を捉え続けている写真家・長野陽一、写真集『NAMI』で一躍その名を馳せた写真家・梶井照陰ら現代アーティストとのコラボによる贅沢な詩集です。

『どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている』

どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている―詩人まど・みちお100歳の言葉どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている―詩人まど・みちお100歳の言葉
著者:まど みちお
販売元:新潮社
(2010-12)


まどさんの100歳のお誕生日を記念して、インタビュー記事などをまとめた1冊です。「小さいものほど大きな理由がある」と語る、その深い眼差しは、すべての人の心を、やさしく、強く、新しくする力を持っています。手元に置いておいて、時々まどさんから力をもらいたいと思った1冊です。

2011年1月(その1) 雪を待って(幼児~小学生)


11月も半ばになり、朝夕は冷え込むようになりました。特に小春日和が続いた後では、冷え込みが身体に堪えますね。

皆様の図書館でも、そろそろクリスマス前後に行われる図書館行事の準備で忙しい頃を迎えていることでしょう。忙しい年末年始、早めの準備で乗り切って行きましょう。

【雪を待って】

絵本 『わたしのねこちゃん』
わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)
著者:かんなり まさこ/荒井良二
販売元:福音館書店
(2005-09-15)


雪が降って大喜びの女の子。ねこちゃんと一緒に遊びたいのに・・・ねこは知らん顔。でも気がつくと・・・小さな子どもたちにも喜ばれる1冊です。ねりまおはなしの会で語りを続けられているかんなりさんの優しい文章と、荒井良二さんの絵とがマッチした1冊。おはなし会の導入にもぴったりの絵本です。


絵本 『ゆきがやんだら』
ゆきがやんだら (学研おはなし絵本)ゆきがやんだら (学研おはなし絵本)
著者:酒井 駒子
販売元:学習研究社
(2005-12)


雪が降って幼稚園もお休みに・・・うさぎとして描かれていますが、珍しく都会に雪が降った日の子どもたちの心の中をそのまま表現していて、素直に受け取れる1冊です。
出張中のお父さんの帰りが延びて、夜寝る前にちょっとだけ足跡をつけに行く男の子。それを見守るお母さんの姿に温かい気持ちになります。

絵本 『だれのあしあと』
だれのあしあとだれのあしあと
著者:accototo
販売元:大日本図書
(2008-10)


子ども達にとって、まだ誰も踏んでいない雪のうえに足跡をつけるって、楽しい経験です。この絵本は雪の上に残った足跡から、いったい誰の足跡か?あてっこするのが楽しい1冊。


絵本 『ゆきのかたち』
ゆきのかたち (しぜんにタッチ!)ゆきのかたち (しぜんにタッチ!)
著者:片野 隆司
販売元:ひさかたチャイルド
(2007-11)


こちらは写真絵本です。雪が降り積もる時の天気や風の状況で、いろんな形になるのですね。びっくりするような雪の形・・・雪が降るのが楽しみになるような1冊です。



ブックトーク

『はじめてのゆき』
はじめてのゆき(こどものとも絵本)はじめてのゆき(こどものとも絵本)
著者:なかがわ りえこ
販売元:福音館書店
(1996-01-20)


とらの子とらたが初めて雪の中であそぶ新鮮な驚きを描いた1冊です。はじめて雪をみる子ども達にとって、雪はほんとうに不思議な物体なのかもしれませんね。そんな思いを代弁する1冊。小さいお友だちがおはなし会に来ていたら、ぜひ紹介してあげてください。昨年紹介した『とらたとおおゆき』と同じ作者(中川李枝子/中川宗弥)の作品です。

『雪の写真家 ベントレー』
雪の写真家ベントレー雪の写真家ベントレー
著者:ブリッグズ マーティン ジャクリーン
販売元:BL出版
(2000-01)


1999年にコールデコット賞を受賞した絵本です。小さな農村で雪の結晶を観察し、結晶の写真撮影を一生の仕事にしたベントレーのひたむきさが伝わってくる伝記絵本です。少し年齢の高い子ども達に紹介してあげたい1冊です。
(作成K・J)

わらべうた1日講座のご案内@東京子ども図書館


東京子ども図書館でわらべうたの講座が開催されます。

乳幼児のためのおはなし会で、わらべうたを取り入れる図書館が増えていますね。時間があればぜひ参加してみてください。

詳しくは東京子ども図書館のこちらのページへ→わらべうた1日講座ご案内

日時:2012年2月2日、9日、16日(いずれも木曜日)

講師:森島瑛子氏

会費:(1回)一般7000円 賛助会員6000円

定員:25名

申込締切:12月20日(火)必着

illust1118_thumb.gif

 

来年の干支は辰年☆竜の本(11/18追加)


今日で10月も終わり。明日からは11月です。2か月で1枚のカレンダーだと、最後の一枚になってしまいました。

今年もあとわずか・・・というような時期に差し掛かってきましたね。

さて、明日は日本郵政で年賀はがきが発売されます。年末に向けて、年越の準備の季節です。

今日は、来年の干支にちなんで、竜に関する子どもの本を集めてみました。ちなみに今年のうさぎの本はこちら

(11/18 3冊追加しました。『まゆとりゅう』『龍』『赤い目のドラゴン』)

***********************

『こぞうさんとりゅうのたま』
こぞうさんとりゅうのたまこぞうさんとりゅうのたま
著者:はせがわ かこ
販売元:大日本図書
(2010-04)



おつかいに行ったこぞうさん、突然の雨にふられて帰りを急ぐ途中で小さな男の子を助けます。その男の子は実は竜の子だったのです。子どもを助けてもらったお礼に竜のお母さんがこぞうさんにくれたものは・・・


『ほしになったりゅうのきば』
ほしになったりゅうのきば―中国民話 (日本傑作絵本シリーズ)ほしになったりゅうのきば―中国民話 (日本傑作絵本シリーズ)
著者:君島 久子
販売元:福音館書店
(1976-12-06)


中国の昔話です。二匹の大きな竜が闘って裂けた天を繕うことになった男の子の話です。その男の子は空から降ってきた大きな石から生れるというのも昔話的ですが、避けた天を繕って銀河が誕生したという展開も興味深いものがあります。読んであげるには、夏の星を見上げる季節がよいかもしれません。

『まゆとりゅう』
まゆとりゅう―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)まゆとりゅう―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)
著者:富安 陽子/降矢なな
販売元:福音館書店
(2008-02-15)


ヤマンバとその娘まゆのところに毎年春が来る前にりゅうがやってくるのですが、今年は子どものりゅうも一緒にやってきました。季節の移り目の神秘的で壮大な物語です。中国には春竜節という旧暦の2月2日に竜を迎えて雨を降らせ、五穀豊穣を祈るお祭りがあるのだとか。まさに春をよぶりゅうとまゆたちの活躍を描いています。


『龍』
龍
著者:今江 祥智/田島征三
販売元:BL出版
(2004-02)

龍というと、大きくて強いイメージがあります。でもこの本に出てくる龍は恥ずかしがりやで、気の弱い龍。湖のそこでどぐろを巻いて、時々呼吸のために鼻の穴だけ水面から出します。そんな龍があるとき湖に釣りにやってきた村人にみつかってしまいます。その噂はたちまち広がり、湖の周りは見物の人たちで大騒ぎ。龍はますます水面に出ていけなくなりますが・・・ちょっとユーモラスな龍のおはなしです。


『りゅうはどこにいる?』
りゅうはどこにいる? (しかけの名作)りゅうはどこにいる? (しかけの名作)
著者:ジェイソン ホーク
販売元:講談社
(2008-08)



おじいちゃんといっしょに竜をさがす冒険にでかけます。ページのあちこちにかくれている竜をみつけることができます。子どもと一緒にあそびながら楽しめる1冊です。(中国の竜とちがって、竜の形が欧米では違うんだなと言う発見もありました。)

『雨をよぶ龍―4年にいちどの雨ごい行事』
雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事
著者:秋山 とも子
販売元:童心社
(2009-05)



埼玉県鶴ヶ島市脚折で4年に1回行われる雨ごいの祭りを描いた絵本です。お祭りの準備のために、長さ36メートル、重さ3000キロもの大きな龍を力を合わせて作って行く様子などが圧巻です。前の年の秋に麦を蒔き、6月に麦わらを刈り取って祭りを準備していくその様子に、地域に伝わる伝統行事が今後も継承されていってほしいと思います。

『りゅうのめのなみだ』
りゅうのめのなみだ (ひろすけ絵本 1)りゅうのめのなみだ (ひろすけ絵本 1)
著者:浜田 広介
販売元:偕成社
(1965-11)

いわさきちひろさんの絵が印象的な絵本です。人から恐れられていた竜の寂しさに気付き、竜と友だちになろうとした少年を描いています。勇敢でやさしい男の子の心に竜も動かされます。読みやすい1冊です。





『たつのこたろう』
新装版絵本 たつのこたろう (講談社の創作絵本)新装版絵本 たつのこたろう (講談社の創作絵本)
著者:松谷 みよ子
販売元:講談社
(2010-08-25)


松谷みよ子さんの創作絵本が昨年復刊されました。「たつのこたろう」誕生から50年を記念した復刊です。貧しい村で、いわなを分けずに3匹食べてしまったことで竜に姿を変えてしまった母を探して旅をする太郎。困難を乗り越えさまざまな経験をしながら母親を助け、村をも助けます。太郎の心意気に感動する名作。絵本だと読みやすいと思います。

『龍の子太郎』
龍の子太郎(新装版) (児童文学創作シリーズ)龍の子太郎(新装版) (児童文学創作シリーズ)
著者:松谷 みよ子
販売元:講談社
(2006-07-13)


龍の子太郎の読み物版も復刊されています。国際アンデルセン賞に入賞した松谷さんの名作を、より多くの子ども達に読んでもらいたいと思います。



『りゅうのたまご』
りゅうのたまご (偕成社文庫 2069)りゅうのたまご (偕成社文庫 2069)
著者:佐藤 さとる/村上勉
販売元:偕成社
(1981-08)




コロボックル物語のコンビが書いた創作童話です。「りゅうのたまご」をはじめとして、いくつかの短編童話が納められています・「りゅうのたまご」の村上勉さんが描くりゅうの姿はリアリティがあって秀逸です。

『赤い目のドラゴン』
赤い目のドラゴン (大型絵本)赤い目のドラゴン (大型絵本)
著者:アストリッド・リンドグレーン
販売元:岩波書店
(1986-12-01)

リンドグレーンの作品です。ブタ小屋で生れたばかりの子ぶた達と一緒にいたのは、小さな赤い目をしていた赤ちゃんドラゴン。赤ちゃんドラゴンを姉弟が大事に育てます。ドラゴンの食べるものが、ろうそくやひもにコルクだなんてちょっとびっくりです。ドラゴンが育って別れの日がやってきますが・・・日本のイメージとは一味違うドラゴンにも出会ってみてください。

『竜の巣』
竜の巣 (おはなしフレンズ!)竜の巣 (おはなしフレンズ!)
著者:富安 陽子
販売元:ポプラ社
(2003-12)


おじいちゃんが子どものころに体験した不思議な話を直人と研人とにしてくれるのです。昔、山の上で霧の中に紛れ込んだが、それは竜の巣であったこと、そして竜に捉えられて姿を変えられてしまったカワズの子たちを逃がしたこと。不思議な物語におもわず惹きこまれます。そういえばジブリの映画「天空の城ラピュタ」にも竜の巣という表現で大きな積乱雲を呼んでいましたね。小学校中学年向けです。

『白いりゅう黒いりゅう』
白いりゅう黒いりゅう―中国のたのしいお話 (岩波おはなしの本 (7))白いりゅう黒いりゅう―中国のたのしいお話 (岩波おはなしの本 (7))
著者:賈 芝/君島久子訳 赤羽末吉絵
販売元:岩波書店
(1964-07-13)


中国の少数民族に語り伝えられている昔話6編をまとめた本です。パイ族の白竜廟縁起を語る「白いりゅう黒いりゅう」のほかに絵本『王さまと九人のきょうだい』のもとになっている「九人のきょうだい」などが収められています。いずれもスケールの大きな想像力に富んだ物語です。


『でんでら竜がでてきたよ』
でんでら竜がでてきたよ (おはなしランドくじらの部屋)でんでら竜がでてきたよ (おはなしランドくじらの部屋)
著者:小野 里宴
販売元:理論社
(1995-12)

長崎に伝わるわらべうた「でんでらりゅうがでてくるばってん・・・」留守番の夜、その歌を歌いながら竜の卵の絵を描くと・・・そこからほんとうにでんでら竜の赤ちゃんが生まれてきて、それを育てることになった女の子のおはなしです。竜が成長していき、巣立つところでは切ない別れも経験します。竜の背中に乗って飛んでいくシーンは、エンデの「ネバーエンディングストーリー」のシーンを思い出します。自分で読むなら小学校低学年から。少し長いですが、幼児には読んであげても楽しい1冊です。

『エルマーとりゅう』
エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)
著者:ルース・スタイルス・ガネット
販売元:福音館書店
(1964-08-15)


誰もが一度は読んだことのある『エルマーのぼうけん』シリーズの2巻目ロングセラーでみんなが一番よく知っているりゅうかもしれないですね。。ぶじに動物島を脱出したエルマーとりゅうが「知りたがり病」という病気をめぐって大活躍をします。『エルマーと16ぴきのりゅう』と合わせて読みたいですね。りゅうのイメージが、日本や中国のものとずいぶん違うんだな~ということも、この本でも感じます。

『竜のいる島』
竜のいる島 (理論社・名作の森)竜のいる島 (理論社・名作の森)
著者:たかし よいち
販売元:理論社
(2004-02)


東京の南に浮かぶ島を舞台に、古代の首長竜を追跡する一郎太とその仲間たちの物語です。島に伝わる竜骨伝説、歴史的史実の検証、博物館勤務の叔父のアドバイスを受けながら、発掘調査にも参加します。自分が見たものがほんとうに海竜だったのかを突き止めようとする姿に、男の子たちはわくわくすることでしょう。
小学校中学年から高学年向きの本です。

『小さな王さまとかっこわるい竜』
小さな王さまとかっこわるい竜 (おはなしルネッサンス)小さな王さまとかっこわるい竜 (おはなしルネッサンス)
著者:なかがわ ちひろ
販売元:理論社
(2010-06)


雨ばっかり降っている国の王さまが、国民達にからりとした空をプレゼントしたくなって冒険の旅に出ます。そのお供に選ばれたのは、かっこわるい竜。王さまも竜も目立つヒーロータイプではありません。けれどもみんなのために何をするのがいいか、考える姿が心を打ちます。人目につかないところで、黙々とがんばっている人がいることに、清々しい気持ちになれる1冊です。中学年向きの本です。

『とうさんはタツノオトシゴ』
とうさんはタツノオトシゴとうさんはタツノオトシゴ
著者:エリック カール
販売元:偕成社
(2006-09)


辰年にタツノオトシゴ?って、無理やり関連づけてしまいました。竜の子だって思われているのですものね^^
というわけで、エリック・カールさんのこの絵本では、タツノオトシゴの雄が子育てをすることを、わかりやすく透明シートのしかけなども駆使しながら描く絵本です。


『タツノオトシゴ』
タツノオトシゴ―ひっそりくらすなぞの魚 (児童図書館・絵本の部屋)タツノオトシゴ―ひっそりくらすなぞの魚 (児童図書館・絵本の部屋)
著者:クリス バターワース
販売元:評論社
(2006-07)

タツノオトシゴってふしぎな生物ですね。馬のような顔、猿のようなしっぽ、カンガルーのようなお腹の袋、オスが赤ちゃんを産むの?そんなタツノオトシゴの不思議にせまる科学絵本です。ぜひ手にとって、タツノオトシゴの生態に迫ってみましょう。

『タツノオトシゴのかくれんぼ』
タツノオトシゴのかくれんぼタツノオトシゴのかくれんぼ
著者:ステラ ブラックストーン
販売元:光村教育図書
(2007-03)


フェルトによるコラージュで描かれた絵本です。隠れているタツノオトシゴを探しながら、海底に住む生物について、いろいろと学ぶことができるしかけがたくさんある絵本です。幼児から楽しんで読むことができます。


『たつのおとしご』
たつのおとしご (ミセスこどもの本)たつのおとしご (ミセスこどもの本)
著者:ロバート・A.モリス/アーノルド・ローベル
販売元:文化出版局
(1976-03-25)


この1冊でたつのおとしごの生態を詳しく知ることができる本です。これでたつのおとしご博士に!絵はかえるくんとがまくんのたのしいお話を描いた『ふたりはともだち』などでおなじみのアーノルド・ローベル。4才くらいから楽しめるので、ぜひ親子で「たつのおとしご」博士に!という1冊です。

2011年(その2) 冬じたく(幼児~小学生)


12月のおはなし会☆おすすめプラン(その2)のテーマは、【冬じたく】です。
本格的な寒さが来る前の初冬の風景を思い浮かべながら選びました。

なおクリスマスの絵本は、おはなし会で使えるものを厳選して昨年紹介しましたので、そちらを参考にしてください。

***************************

【冬じたく】

絵本   『ふゆですよ』柴田晋吾/作 降矢なな/絵 金の星社 2009
ふゆですよ (四季のえほん)ふゆですよ (四季のえほん)
著者:柴田 晋吾/降矢なな
販売元:金の星社
(2009-11)

「こんにちは ふゆですよ」という呼びかけが繰り返される絵本です。山に、田んぼに、里に、海に冬が訪れます。クリスマスの到来を告げて終わるので、クリスマスの前に・・・初冬に読んであげたい絵本です。

絵本   『たのしいふゆごもり』片山令子/文 片山健/絵 福音館書店 1991
たのしい ふゆごもり (日本傑作絵本シリーズ)たのしい ふゆごもり (日本傑作絵本シリーズ)
著者:片山 令子/片山健
販売元:福音館書店
(1991-10-25)

山にも森にも冬はやってきます。こちらの絵本はふゆごもりの準備をするくまの親子。雪が降り始めるころには、ぐっすりと冬眠です。晩秋から初冬にかけての森の様子を描いています。

わらべうた せんべせんべやけた

絵本   『せんべせんべやけた』こばやしえみこ/文 ましませつこ/絵 こぐま社 2006
せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
著者:こばやし えみこ/ましませつこ
販売元:こぐま社
(2006-10)

今の子どもたちは、火鉢というものを見たことないかもしれませんね。私の子どものころは、田舎に行くとまだ火鉢があって、そこでおばあちゃんがお餅や、干しいもを焼いてくれたものです。わらべうたを歌いながら、読んであげましょう。巻末に楽譜も載っています。

絵本   『ハリーのセーター』ジーン・ジオン/文 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 渡辺茂男/訳 福音館書店 1983
ハリーのセーター (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)ハリーのセーター (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ジーン・ジオン
販売元:福音館書店
(1983-05-20)

「どろんこハリー」でもおなじみの、いたずらな犬のハリー。おばあちゃんが薔薇の模様のセーターをプレゼントしてくれたのですが、どうも気に入りません。ハリーはセーターをどこかに捨ててこようとするのですが・・・この絵本も最後のシーンはクリスマスです。初冬に読んであげるのをおすすめします♪

ブックトーク  冬を待つ絵本
『ふゆじたくのおみせ』ふくざわゆみこ 福音館書店 2003
ふゆじたくのおみせ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ)ふゆじたくのおみせ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ)
著者:ふくざわ ゆみこ
販売元:福音館書店
(2003-09-25)

ふゆじたくを前にお互いに贈り物をしようとするクマさんとヤマネくんの、心温まるおはなしです。


『ちょろりんのすてきなセーター』降矢なな/作 福音館書店 1993
ちょろりんのすてきなセーター (こどものとも傑作集)ちょろりんのすてきなセーター (こどものとも傑作集)
著者:降矢 なな
販売元:福音館書店
(1993-03-01)

さむがりやのとかげのちょろりんが町でみつけたすてきなセーターは春の野原の色。そのセーターを手に入れるためにちょろりんは一生懸命働きます。その健気さにジーンとくるおはなしです。

『アンナの赤いオーバー』ハリエット・ジィーフェルト/文 アニタ・ローベル/絵 松川真弓/訳 評論社 1990
アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
著者:ハリエット ジィーフェルト
販売元:評論社
(1990-12)


戦争で物資の乏しい時代、擦り切れたオーバーしかもっていないアンナに新しいオーバーを作ろうとします。そのために知恵をしぼり、いろいろな人の助けを得て・・・新しいオーバーのお披露目はクリスマス。この絵本もクリスマスが来る前に読んであげてほしい1冊です。
(作成K・J)

トップページに戻る