2011年(その2) しごと♪しごと♪(幼児~小学生)


おすすめプランは、【しごと♪しごと♪】にしてみました。

きっかけは、このクリスマスに訪れたパリの路地裏で見つけた「RULIURE」ルリユール工房でした。伊勢英子さんの『ルリユールおじさん』という絵本そのままの工房でした。パリでは古い本を製本しなおす仕事が、ずっと守られているのですね。それでも全工程をひとりでできる職人は減っているそうです。こうした仕事があることを伝えるのもいいなと思って、「しごと」というテーマでおはなし会を組み立ててみました。ruliure2.jpg
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なお、今月の(その2)は、【静かな雪の日に】です。

【しごと♪てしごと♪】

絵本 『からすのパンやさん』
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
著者:加古 里子
販売元:偕成社
(1973-09)


オープニングはパン屋さん。『からすのパンやさん』は、小さな子どもたちにも人気の絵本。みんながそれぞれに大好きなパンがあるんですよね。早起きして美味しいパンを焼いてくれるパン屋さんの仕事に小さな子ども達も興味を持ってくれることと思います。

絵本 『ルリユールおじさん』
ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
著者:いせ ひでこ
販売元:講談社
(2011-04-12)

古くなって糸がほどけてしまったソフィーの大事な植物図鑑を修復してくれたのが、ルリユールの職人さん。パリの街にはほんとうにこんなお店がありました。表紙の皮を張り替えたり、糸綴じを直したり・・・手仕事の大切さ、物を大事にするその気持ちを、この時代だからこそ子どもたちにも伝えたいと思いました。少し長い本なので、参加する子どもたちが小さい場合は、ブックトークで紹介してあげてもよいかもしれません。

絵本 『アンナの赤いオーバー』
アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
著者:ハリエット ジィーフェルト
販売元:評論社
(1990-12)


こ の絵本は、最後のシーンがクリスマスのお祝いなので、クリスマス絵本に分類されてしまいますが、一枚のオーバーコートを作るのに1年がかりで準備をしてく 様子は、貴重な「手仕事」の工程です。お金を出せばいくらでも、ほしいものが手に入る時代ではありますが、子ども達にぜひ知ってほしいおはなしです。

 

ブックトーク

ここからの2冊は、ブックトーク用に選びました。どちらも少し長めのおはなしです。小学生向きですが、モノづくりの好きな子ならば、幼稚園年長さんくらいから、聞けると思います。『・・・ジョニー』は特に男の子に読んでほしい1冊です。
『時計つくりのジョニー』
時計つくりのジョニー時計つくりのジョニー
著者:エドワード アーディゾーニ
販売元:こぐま社
(1998-07-01)


物作りが大好きなジョニー。大きな時計を自分で作ろうとします。周囲の人は、両親も先生も上級生も、子どもには無理だと最初から馬鹿にしています。でもジョニーはスザンナという女の子と、鍛冶屋のジョーの助けを借りて、大時計を完成させてしまいます。何かに夢中になれることって素晴しいですね。ジョニーは将来とても腕のよい時計職人に育ったということです。

『しごとをとりかえただんなさん』
しごとをとりかえただんなさんしごとをとりかえただんなさん
著者:ウィリアム ウィースナー
販売元:童話館出版
(2002-09)


いつも家にいて奥さんは楽な仕事をしていると思っただんなさん、いちどお互いの仕事を取り替えてみることにしました。「隣の芝生は青い」とは、良く言ったもの。実際にやってみると、家の仕事って全然楽ではなかったんですね^^ノルウェーの昔話です。素話にしてもよい題材です。静かに聞ける子どもたちならば、読んであげてもいいと思います。

(作成K・J) 

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