Yearly Archives: 2011

子育て支援講座「子どもが本を好きになるために~楽読事始~」
2011年(その1) みんなでぬくぬく(幼児~小学生)
速報:長谷川摂子さん逝去
フェリクス・ホフマンの絵本
12月のおすすめ本★リスト(リスト追加更新済み)
子ども達に本を手渡す意味
『私たち図書館やってます!』
2011年(その2) としょかんってすてき♪(幼児~小学生)
2011年(その1) 深まりゆく秋に(幼児~小学生)
子どもが読める原子力・放射能の本(追記あり)
この夏の受託館イベントの様子☆いろいろ
11月のおすすめ本★リスト
2011年(その2) どんぐり ころころ(幼児~小学生)
赤ちゃんのためのおはなし会向け本のリスト
2011年(その1) よーい、どん!運動会(幼児~小学生)

子育て支援講座「子どもが本を好きになるために~楽読事始~」


10月27日、読書週間の初日に杉並区方南図書館で利用者向けに講座を開催いたしました。

参加してくださった方の多くは、乳幼児~小学生、中学生のお母さん、学校や文庫でおはなし会に携わっている方々でした。具体的な事例をあげての講座にしたので、とても参考になったという感想をたくさんいただきました。

児童サービス研修の際に何度もおはなしをしている内容と重複する部分もありますが、聞きたかったという方々のためにレジュメを掲載いたします。参考になればと思います。

要点:
幼児期からずっと絵本の読み聞かせをしていたお母さんたちから、「子ども達が小学校中学年になるとスポーツ活動や、塾通い、ゲームにコミックスなど他に興味のあるものが増えて、本を読まなくなるのですが、どうしたらいいですか」という質問をよく受けます。

そのことを考えるにあたって、まず2つのことを前提に考えたいと思います。
まず第一に、なぜ子どもに本を好きになってほしいと思っているのか。そのことがきちんと押さえられていないと、的外れになってしまいます。
第二に、私たち親が育った時代とは子どもたちを取り巻く状況が違うことを押さえること。その上でそれでも本の持つ意味、本を読むことの意味をきちんと子どもたちに伝えていく必要があるということです。

それを踏まえた上で、どんな本に出会わせてあげるのかを発達段階に応じて考えていきましょう。

自分で本を読めるようになっても、ぜひ小学生の間は「耳から聴く読書」を続けてあげてください。物語を味わうことで、より客観的に自分の置かれている状況を把握できる力、メタ認知能力が育っていきます。
その一方で子ども達が抱く身近な疑問や好奇心に合わせて、一緒に調べることの醍醐味を伝えていってほしいと思います。

「本を読んでほしい」という時に、長編の文学を読んでほしいと一概に思っていませんか?
文学の本は図書館の分類では9門の本です。でも図書館には0~8門の本もたくさんあるのです。子どもの本では「知識の本」と言ったりしていますが、そこにある豊かな本の世界にもぜひ出会わせてあげてほしいと思います。

そこに目を向ければ、「本は苦手」と言う子にも合う本を必ずみつけることができます。
ぜひ、子どもたちと一緒に、本の海、情報の海に船を漕ぎ出して、知りたい!こんな世界があったんだ!こんなことも本で調べられるんだ!というわくわくした体験をしてみてください。

方南子育て講座.jpg方南図書館第2回子育て支援講座.pdf

 

2011年(その1) みんなでぬくぬく(幼児~小学生)


昨日、東京でも木枯らし1号が吹きました。いよいよ本格的な冬の到来です。

12月のおはなし会に選んだテーマは【みんなでぬくぬく】
寒い冬・・・今冬は原発事故の影響で節電モード。みんなで身体を寄せ合って、同じ部屋でぬくぬく過ごせるといいな~という願いも込めました。

なお、昨年の12月のおはなし会☆おすすめプラン(その1)・・・小さい子向けのクリスマスの絵本
(その2)大きい子向けのクリスマスの絵本も併せて参考にしてください。

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【みんなでぬくぬく】

わらべうた  おおさむこさむ  こどもかぜのこ
にほんのわらべうた〈4〉楽譜とCDにほんのわらべうた〈4〉楽譜とCD
著者:近藤 信子
販売元:福音館書店
(2001-04-10)


「おおさむこさむ」と「こどもかぜのこ」のわらべうたを続けてうたいます。「おおさむ・・・」では、いかにも寒そうに、「こどもかぜのこ」では、そんな寒さも吹き飛ばすぞ!という決意をこめて元気よく歌いましょう。

絵本    『おおさむこさむ』松谷みよ子/文 遠藤てるよ/絵 偕成社 1979
おおさむこさむ (松谷みよ子あかちゃんのわらべうた 6)おおさむこさむ (松谷みよ子あかちゃんのわらべうた 6)
著者:松谷 みよ子
販売元:偕成社
(1979-11)


わらべうた「おおさむこさむ」を、アレンジした絵本です。最後に「おしくらまんじゅう」で温まって終わります。

絵本   『おしくらまんじゅう』かがくいひろし ブロンズ新社 2009
おしくら・まんじゅうおしくら・まんじゅう
著者:かがくい ひろし
販売元:ブロンズ新社
(2009-04)

昨年、惜しまれながら若くして亡くなられたかがくいさんの絵本。節回しがとても心地よいので、わらべうたを歌うように読んであげましょう。冬の寒さを吹き飛ばしてくれる絵本です。

絵本   『おふろだいすき』松岡享子/作 林明子/絵 福音館書店 1982
おふろだいすき (日本傑作絵本シリーズ)おふろだいすき (日本傑作絵本シリーズ)
著者:松岡 享子
販売元:福音館書店
(1982-04-30)


そして最後はお風呂に入って温まりましょう。おふろにはいっていると・・・おふろの中から次々のあらわれる動物たち。子どもたちの想像の翼を広げてくれます。最後にほっかほかに温まった身体をお母さんに受け止めてもらえて、きっと今夜はぐっすり眠れそうですね♪


ブックトーク
最後におふろの絵本を何冊か紹介します。冬至にはゆず風呂に入る習慣があることなども伝えてあげましょう。
『おふろだいすき』いまむらあしこ/作 たるいしまこ/絵 ほるぷ出版 2001
おふろだいすき (だいすきえほん)おふろだいすき (だいすきえほん)
著者:いまむら あしこ/たるいしまこ
販売元:ほるぷ出版
(2001-10)




『おふろごっこ』きむらゆういち/文 長野ヒデ子/絵 佼成出版社 2006
おふろごっこおふろごっこ
著者:きむら ゆういち/ながのひでこ
販売元:佼成出版社
(2006-04)




『やまのおふろやさん』とよたかずひこ ひさかたチャイルド 2006
やまのおふろやさん (ぽかぽかおふろシリーズ)やまのおふろやさん (ぽかぽかおふろシリーズ)
著者:とよた かずひこ
販売元:ひさかたチャイルド
(2006-11)



(作成K・J)

速報:長谷川摂子さん逝去


『めっきらもっきらどおんどおん』などで知られる長谷川摂子さんが18日に逝去されました。図書館現場で長谷川さんの作品を集めて、追悼展示をぜひしましょう。

主な作品
めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1990-03-15)


きょだいな きょだいな (こどものとも傑作集)きょだいな きょだいな (こどものとも傑作集)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1994-08-20)



さくら (かがくのとも絵本)さくら (かがくのとも絵本)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2010-02-10)




十二支のはじまり (てのひらむかしばなし)十二支のはじまり (てのひらむかしばなし)
著者:長谷川 摂子
販売元:岩波書店
(2004-11-19)



へっこきあねさ (てのひらむかしばなし)へっこきあねさ (てのひらむかしばなし)
著者:長谷川 摂子
販売元:岩波書店
(2004-09-15)



たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし (こどものともセレクション)たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし (こどものともセレクション)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2006-01-25)

おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集)おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1997-08-15)




クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本)クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2008-10-10)




ぼうしころころ (つみきのえほん 1)ぼうしころころ (つみきのえほん 1)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2008-04-25)





みず (かがくのとも傑作集)みず (かがくのとも傑作集)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1987-08)




きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1997-12-10)




あかくんとまっかちゃん (つみきのえほん 2)あかくんとまっかちゃん (つみきのえほん 2)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2008-04-25)





ことろのばんば (こどものともコレクション2009)ことろのばんば (こどものともコレクション2009)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(2009-02)





このへやあけて (絵本・いつでもいっしょ)このへやあけて (絵本・いつでもいっしょ)
著者:はせがわ せつこ
販売元:ポプラ社
(2008-11-01)




子どもたちと絵本 (福音館の単行本)子どもたちと絵本 (福音館の単行本)
著者:長谷川 摂子
販売元:福音館書店
(1988-06-30)




絵本が目をさますとき絵本が目をさますとき
著者:長谷川摂子
販売元:福音館書店
(2010-03-25)

 

(神戸新聞ニュースより:

「めっきらもっきら どおんどん」など、子どもたちに長く愛されている絵本作品で知られる児童文学作家、長谷川摂子さんが18日午前11時、骨髄線維症のため東京都港区の病院で死去したことが23日分かった。67歳。島根県出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。喪主は夫で哲学者の宏氏。

 東京外大卒、東大大学院を中退後、保育士として勤務。宏氏と埼玉県所沢市で営む学習塾で絵本の読み聞かせをするなど、子どもたちと触れ合いながら創作を続けた。

 他の代表的な絵本に「おっきょちゃんとかっぱ」「きつねにょうぼう」など。「人形の旅立ち」で坪田譲治文学賞などを受賞した。)



フェリクス・ホフマンの絵本


図書館で仕事をしている人ならば、一度は手にしたことのある『ねむりひめ』や『おおかみと七ひきのこやぎ』の絵本を作ったフェリクス・ホフマンの今年は生誕100周年です。

それを記念して、今年は各地でフェリクス・ホフマンの絵本原画展が開催されました。(4月9日~5月29日八ヶ岳小さな絵本美術館、7月16日~8月28日伊丹市立美術館、9月10日~11月28日八ヶ岳小さな絵本美術館

また、福音館書店からは長く絶版になっていたホフマンの絵本が復刊されています。所蔵のない館ではぜひこの機会に選書してみてください。

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今年5月に福音館書店から復刊されたフェリクス・ホフマンの絵本

『ながいかみのラプンツェル』フェリクス・ホフマン 瀬田貞二訳 福音館書店
ながいかみのラプンツェル―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ)ながいかみのラプンツェル―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1970-04-30)







『七わのからす』フェリクス・ホフマン 瀬田貞二訳 福音館書店
七わのからす―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)七わのからす―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1971-04-20)




『しあわせハンス』フェリクス・ホフマン 瀬田貞二訳 福音館書店
しあわせハンス―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)しあわせハンス―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1976-10-20)





『うできき四にんきょうだい』フェリクス・ホフマン 寺岡寿子 福音館書店
うできき四人きょうだい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)うできき四人きょうだい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1983-08-31)





ロングセラーとして読まれ続けている絵本

『ねむりひめ』フェリクス・ホフマン 瀬田貞二訳 福音館書店
ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1963-10-01)







『おおかみと七ひきのこやぎ』フェリクス・ホフマン 瀬田貞二訳 福音館書店
おおかみと七ひきのこやぎ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)おおかみと七ひきのこやぎ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1967-04-01)





その他の作品

『つぐみのひげの王さま』フェリクス・ホフマン 大塚勇三訳 ペンギン社
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『おやゆびこぞう』フェリクス・ホフマン 大塚勇三訳 ペンギン社
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『クリスマスのものがたり』フェリクス・ホフマン 生野幸吉訳 福音館書店
クリスマスのものがたり (世界傑作絵本シリーズ―日本とスイスの絵本)クリスマスのものがたり (世界傑作絵本シリーズ―日本とスイスの絵本)
著者:フェリクス・ホフマン
販売元:福音館書店






『くまおとこ』フェリクス・ホフマン 酒寄新一訳 ベネッセ
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『グリムの昔話1~3』フェリクス・ホフマン 大塚勇三訳 福音館書店
グリムの昔話〈1〉グリムの昔話〈1〉
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1986-03-01)

グリムの昔話〈2〉グリムの昔話〈2〉
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1986-03-01)

グリムの昔話〈3〉グリムの昔話〈3〉
著者:グリム
販売元:福音館書店
(1986-03-01)







『ヨッケリなしをとっといで』フェリクス・ホフマン おかしのぶ訳 架空社
yokkeri.jpgヨッケリなしをとっといで―スイスのわらべうた
販売元:架空社
(2000-05)




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東京でも、フェリクス・ホフマンの原画を見ることができます♪

フェリクス・ホフマン生誕100年記念展 @銀座・教文館子どものほんのみせナルニア国ナルニアホール

11月3日(木・祝)~11月29日(火) 『ねむりひめ』リトグラフ展
12月1日(木)~12月25日(日)   『クリスマスのものがたり』リトグラフ展

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グリム童話の絵本は、他の画家でもたくさん出版されています。どうぞ読み比べをしてみてください。
福音館書店の相談役、松居直氏は、ホフマンの絵の余白のもつ意味について、あるいはそこに描かれている情景について、詳細に述べています。
読み比べてみると、ホフマンの絵本の魅力をたくさんみつけることが出来ると思いますが、詳細についてはぜひ松居氏の著作を読んでみてください。

『絵本とは何か』松居直 日本エディタースクール出版部
絵本とは何か (エディター叢書 6)絵本とは何か (エディター叢書 6)
著者:松居 直
販売元:日本エディタースクール出版部
(1973-12)
 






『絵本を見る眼』松居直 日本エディタースクール出版部
絵本をみる眼絵本をみる眼
著者:松居 直
販売元:日本エディタースクール出版部
(2004-06)







八ヶ岳小さい絵本美術館 館長 武井利喜氏 「父と子 フェリクス・ホフマンさん
絵本作家  さとうわきこ氏         「フェリクス・ホフマンさんによせて
伊丹市立美術館       「フェリクス・ホフマン展 美しい絵本の贈りもの

12月のおすすめ本★リスト(リスト追加更新済み)


猛暑だった夏が、あっという間に過ぎ去り、急に涼しくなりましたね。気温の変化が急激で体調を崩していませんか?暦が10月になった途端に巷ではクリスマスやお節料理の案内が舞い込むように慌しく年末に向けて動き出しています。

図書館の行事も、クリスマスシーズンに向けて早め早めの準備が必要ですね。また自治体によっては、クリスマス=特定の宗教と捉える向きもあるようです。(今や、宗教色はすっかり消え、年中行事になっていると思いますが・・・)中央館と相談しながら、クリスマスや冬の行事の準備をすすめていきましょう。

というわけで、12月のおすすめ本★リストのテーマは、クリスマス・おふろ・年末年始・冬です。

おはなし会や、テーマ展示の準備にお役に立てると嬉しいです♪

●お話し会向けおすすめリストHP12月用.pdf
(10月6日にリストを更新しました。数冊追加しています。)
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子ども達に本を手渡す意味


VIAXテクニカルサポート室の初心者研修の中の児童サービス研修1(概論)を受講された方はご存知だと思いますが、時間をかけて2001年に制定された「子どもの読書活動の推進に関する法律」の概要と、その法律が生れた背景、そしてその法律に基づく「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(第二次)に明記されている地域における図書館の役割をレクチャーしています。

図書館での児童サービスの前提に「どうして子ども達に本を手渡すのか?」という考え方が明確になっていないと、そのサービスは一本筋の通ったものにならないと思うのです。

極端な話、本を読まない子でも、立派に育っている実例はいくらでもあるのですから・・・
いくらPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の結果から、日本の生徒の読解力との関係で「本を読め」と言われたとしても、ではなぜ「本を読む」ことが、生徒の読解力を高めていくのか?そのためには本ならなんでもいいのか?などなど、一概には結論づけることができない問題を多々含んでいます。

そうしたことを、実践の中で実感し、わかりやすくまとめられた本が出版されています。今日はそれらの本の紹介です。

『子どもの育ちを支える絵本』
子どもの育ちを支える絵本子どもの育ちを支える絵本
著者:脇 明子
販売元:岩波書店
(2011-05-26)






子どもに食事を与える時に、親は栄養のバランスを考えたり、無農薬の野菜を選んだりと、丁寧に素材を選び、そして味覚の成長に合わせた味付けをし、調理方法もいろいろ工夫をするものなのです。それと同じように子どもに手渡す絵本も、丁寧に選んであげたいと思います。図書館にはその絵本選びについて、アドバイスをする役割があることは上記の「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(第二次)にもはっきりと明記されています。
ということは、図書館の児童サービス担当者に、どんな絵本を選べばよいのかという選択眼が必要ですね。この本は保育の現場での子どもたちの育ちを支えている絵本を、丁寧に解説し、紹介してくれています。
ぜひ一読し、普段の選書やカウンター業務に役立ててほしいと思います。


『自分を育てる読書のために』
自分を育てる読書のために自分を育てる読書のために
著者:脇 明子・小幡章子
販売元:岩波書店
(2011-06-30)






こちらの本は、中学の図書館学校司書の方が中学生の子ども達に本を手渡す様子を、具体的に記録し、まとめた1冊です。実践を通して、個人的嗜好である読書に関与していくことの意味、思春期の子ども達になぜ本を手渡していくのか、そうしたことがはっきりと明らかにされていきます。

このあたりの子どもたちの育ちに関しては、小幡さんの指導教官でもあった脇明子さんの著作をぜひ併せてお読みください。こちらの2冊は、児童サービス担当者必読の本として児童サービス研修2で紹介しているものです。
『読む力は生きる力』
読む力は生きる力読む力は生きる力
著者:脇 明子
販売元:岩波書店
(2005-01-18)







『物語が生きる力を育てる』
物語が生きる力を育てる物語が生きる力を育てる
著者:脇 明子
販売元:岩波書店
(2008-01-29)



『私たち図書館やってます!』


中野区上高田図書館チーフのYさんからのおすすめの本『私たち図書館やってます!―指定管理制度の波を越えて』NPO法人本と人をつなぐ「そらまめの会」編著 南方新社を読みました。

私たち図書館やっています!―指定管理者制度の根身を越えて―私たち図書館やっています!―指定管理者制度の波を越えて―
著者:NPO法人 本と人とをつなぐ「そらまめの会」
販売元:南方新社
(2011-04-01)






民間会社ではなく、NPO法人を立ち上げて図書館を受託しているところは、私たちとは違いますが、「子どもの笑顔に出会える図書館」「図書館は街の宝」というコンセプトのもと、図書館を変えよう、図書館を多くの人が集う場所にしようという取り組みは大変参考になります。

児童サービスの実践で役に立つアニマシオンやおはなし会の実践マニュアルなどもついています。また図書館スタッフのブログ「てくてくライブラリアン」の紹介も!図書館でこんなこと、発信すると面白いんだな!という新鮮な驚き、発見もあります。

指定管理館でのサービスにも、そしてもちろん業務委託館でも日常業務の参考になる考え方がちりばめられています。
ぜひ一度読んでみてくださいね。


2011年(その2) としょかんってすてき♪(幼児~小学生)


毎年10月27日から11月9日は「読書週間」です。

図書館では地域の子どもたちの読書活動を推進する役割も担っています。この機会に「図書館」について考える絵本を読んであげたいなと思い、テーマを【としょかんってすてき♪】にしました。

なお、11月のおはなし会☆おすすめプラン(その1) 【深まりゆく秋に】も参考にしてくださいね。

(昨年の11月のおはなし会☆おすすめプラン(その1) 【もみじ】  (その2) 【冬支度


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【としょかんってすてき♪】

絵本  『としょかんライオン』ミシェル・ヌードセン/ケビン・ホークス 岩崎書店 2007
としょかんライオン (海外秀作絵本 17)としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
著者:ミシェル・ヌードセン
販売元:岩崎書店
(2007-04-20)


ニューヨーク公共図書館の前にあるライオン像は有名ですが、こちらの絵本は図書館にライオンがやってくるのです。相手がライオンであっても利用の決まりを守れるのなら排除しないというところにも、図書館の理想像が描かれています。絵本を読んでもらっているところのライオンのくつろいだ顔、図書館のお手伝いをするところのうれしそうな顔、読んでいるこちらもほんわか和む絵本です。

ブックトーク 

『アンディとらいおん』
アンディとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)アンディとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ジェームズ・ドーハーティ
販売元:福音館書店
(1961-08-01)


アンディは図書館で本を読んでライオンに会いたいと思います。そんなアンディのところに本物のライオンが!この絵本は、図書館に始まって図書館で終わっています。文章は長いのでおはなし会に読むには子ども達が聞きなれていることが求められるかな。機会があれば読んであげたい1冊。ここではブックトークで紹介しましょう。


『図書館ラクダがやってくる』
図書館ラクダがやってくる―子どもたちに本をとどける世界の活動図書館ラクダがやってくる―子どもたちに本をとどける世界の活動
著者:マーグリート ルアーズ
販売元:さえら書房
(2010-04)


世界中の異色の移動図書館を紹介した写真絵本です。日本の子どもたちは比較的近いところに図書館があって利用できるのですが、世界には本を手にするのも困難な場所があること、でもそんな場所に住む子どもたちにも本を届けようとする人たちがいることをぜひ伝えたいと思います。ブックトークで紹介してあげてください。

『わたしのとくべつな場所』
わたしのとくべつな場所わたしのとくべつな場所
著者:パトリシア マキサック
販売元:新日本出版社
(2010-09)


こちらは今年の課題図書になっていました。もしおはなし会に小学生が来ていたら紹介してあげたい1冊です。
人種差別があったアメリカ。でも図書館には『公共図書館・だれでも自由にお入りください。」と掲げられていたのです。パトリシアはこの特別ない場所で「知る権利」を得ていくのです。図書館について考えさせられる1冊です。1950年代のナッシュビル公共図書館での実話で、作者がこのパトリシアです。

『トマスと図書館のおねえさん』
トマスと図書館のおねえさんトマスと図書館のおねえさん
著者:パット モーラ
販売元:さえら書房
(2010-02)


こちらもカリフォルニア大学学長を務めたトマス・リベラをモデルにした実話です。貧しい家庭のトマスは両親が移動しながら働いている間、その見知らぬ土地の図書館に行って時間を過ごします。そこで出会った図書館司書のおねえさんとの時間が、トマスの将来を決定づけていくのです。本と出会うこと、その本を手渡すことの大切さを教えてくれる1冊です。ブックトークではなく読んであげてもいい1冊です。



絵本 『ママのとしょかん』 キャリ・ベスト/ニキ・ダリー 新日本出版社 2011
ママのとしょかんママのとしょかん
著者:キャリ ベスト
販売元:新日本出版社
(2011-03)


南アフリカの図書館につとめるママについて職場にいくことになったリジー。おはなし会を担当する司書でもあるママ。他の司書さんたちの温かい目に守られて、リジーはママの職場で一日を過ごします。
ママの仕事を誇らしく思うリジーの想いがほほえましい1冊です。私たち図書館のスタッフってこんな素敵な仕事しているんですよ~と、自信をもって読んでほしい1冊です。


絵本 『ステラのえほんさがし』 リサ・キャンベル・エルンスト 童心社 2006
ステラのえほんさがしステラのえほんさがし
著者:リサ・キャンベル エルンスト
販売元:童心社
(2006-07)

もう1冊、おまけで読むならこの絵本。どちらかというと漫画タッチの絵なので、読むのに抵抗があるかもしれませんが^^;図書館で借りて来た絵本が見当たらなくなったステラ。図書館に返すために色々な人と一緒に探します。図書館のルールを子ども達に楽しく伝えてくれる絵本です。ちょっと懐かしい図書館カードも描かれています。さてステラは絵本を見つけて無事に返却できるかしら。わくわくしてしまう本です。

2011年(その1) 深まりゆく秋に(幼児~小学生)


まだまだ残暑が厳しい日が続いている東京ですが、図書館の業務は先を見通して準備を進めなければいけませんね。

そろそろ各図書館から12月のクリスマスイベントでの問合せが相次いでおります。人形劇団などの予約も、9月に入るとほとんど11月、12月の予定が埋まっている場合があります。年間業務計画を睨みながら、早め早めの準備をしていきましょう。

というわけで、11月のおはなし会プランを考えてみました。秋の訪れがゆっくりな首都圏は11月の下旬になってやっと街路樹の木々も色づいていきます。やはりこの季節は深まりゆく秋を子どもたちといっしょに味わいたいですね。

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【深まりゆく秋に】

絵本 『あきはいろいろ』(五味太郎・きせつのえほん)
五味太郎・きせつのえほん あきはいろいろ (おひさまのほん)五味太郎・きせつのえほん あきはいろいろ (おひさまのほん)
著者:五味 太郎
販売元:小学館
(2005-09)

五味太郎さんのきせつえほんです。秋の素敵な色彩を五味さんらしい切り取り方で紹介してくれる絵本です。まさに秋の魅力が余すことなく紹介されています。おはなし会の導入にふさわしい絵本です。




かがく絵本 『おちばのしたをのぞいてみたら』
おちばのしたをのぞいてみたら... (はっけんたんけんえほん)おちばのしたをのぞいてみたら… (はっけんたんけんえほん)
著者:皆越 ようせい
販売元:ポプラ社
(2000-08)

普段は目に付かない落ち葉の下の世界を紹介してくれるかがく絵本です。秋に木が葉っぱを落とすことは、森の中でいろいろな生物に恩恵を与えているのですね。ちょっと違った視点から季節の変化や、環境について考えることのできる絵本です。



昔話絵本 『かにむかし』
かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 (27))かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 (27))
著者:木下 順二
販売元:岩波書店
(1976-12-10)


ぜひ子ども達に読んであげたい昔話です。おはなし会の中に昔話を一話取り入れると、とても骨のあるプログラム構成になると思います。しっかり読みこんで、準備をしましょう。



ブックトーク 

『もりのかくれんぼう』
もりのかくれんぼうもりのかくれんぼう
著者:末吉 暁子/林明子
販売元:偕成社
(1978-11)

公園からの帰り道。いつの間にか秋の森にまぎれこんでしまったけいこ。森の中でいろんなどうぶつたちがかくれんぼう。みつけることができるかしら?集団への読み聞かせはざわついてしまうこもしれないのでブックトークで紹介しましょう。2006年にビックブックも出版されています。少人数の場合はビックブックを使えば読み聞かせることも可能です。


『あかいはっぱ きいろいはっぱ』
あかいはっぱきいろいはっぱ (かがくのほん)あかいはっぱきいろいはっぱ (かがくのほん)
著者:ロイス エイラト
販売元:福音館書店
(2002-11)

赤と黄色に色づくサトウ楓の葉っぱ。この木が大好きという子どもが父親と一緒に庭に植えて育てていきます。親子で木を育てる様子や、季節ごとの葉っぱの色の違いも、興味を引きます。
ぜひブックトークで紹介してみてください。



『いまはあき』
いまはあきいまはあき
著者:ロイス レンスキー
販売元:あすなろ書房
(2004-11)


リズムがよく、秋の自然を楽しむことのできる絵本です。色も鮮やかで素敵なのですが、小型の絵本なので集団の読み聞かせには向かないのが残念。ブックトークで紹介して、おうちで読んでもらえるようにしましょう。

絵本 『おちばがおどる』
おちばがおどる (いとうひろしの本)おちばがおどる (いとうひろしの本)
著者:いとう ひろし
販売元:ポプラ社
(2003-11)


おはなし会の締めくくりは、少し軽めの絵本を!落ち葉のコラージュでできた絵本。落ち葉が森の中で、風にのって楽しそうに踊っています。街の中でも舗道に街路樹の落ち葉にも親しみを感じることでしょう。




子どもが読める原子力・放射能の本(追記あり)


9月11日で、東日本大震災から半年が経ちました。
阪神大震災の時とは、被災地の広がりが違うということもありますが、何より福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散は、収束の目処がつかないまま、半年が経っても復興への動きへ重くのしかかっている気がします。

特に、子ども達にとっては放射性物質による内部被曝の危険性も言われており、首都圏でも放射線量の計測が行われたり、保護者が給食に含まれる放射線物質への懸念を示して、さまざまな運動を展開しており、子ども達自身の関心も高くなっているのではないでしょうか?

3.11以降、書店には多くの原発事故関連の本がたくさん並んでいますが、ほとんどが大人向けに出版されています。

ここでは図書館で借りることのできる資料を中心に紹介します。もし窓口で「子どもが読める原子力や放射能に関する本はありませんか?」と尋ねられたら、ぜひ活用していただきたいと思います。

ここの紹介したものは、小学校中学年以上~中高生を対象としたものになっています。低学年のお子さんには『ポプラディア』の「放射線」「放射能」「原子力」で調べてみると、低学年向けにわかりやすい説明が載っています。

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『やさしい図解 地球があぶない7 放射能はなぜおそろしいのか?』
110914_122404.jpgやさしい図解・地球があぶない (7) 放射能はなぜおそろしいのか?
著者:トニー・ヘアー
販売元:偕成社
(1992-03)

原子力エネルギーのしくみと、放射線の種類、放射性廃棄物の問題、放射性物質の危険性について、図解入りで丁寧に説明されています。文章も平易で小学校中学年くらいの子どもたちにもわかりやすい本です。ただし、出版元の偕成社では現在絶版になっています。おとなが読んでも、しくみや危険性がビジュアルで平易な言葉で書かれており、図書館でしか手に取れない貴重な資料となっています。


『誰でもわかる放射能Q&A』
誰でもわかる放射能Q&A (知的発見!BOOKS)誰でもわかる放射能Q&A (知的発見!BOOKS)
著者:澤田 哲生
販売元:イースト・プレス
(2011-05-26)

放射能に関する暮らしの中でのちょっとした不安に対して、どのようにすればいいのかを、東工大の澤田先生が子どもたちにもわかりやすいことばでやさしく教えてくれています。Qふとんを干したらいけないの?Q被ばくした魚を食べるとどうなるの?Qそもそも放射能ってなんですか?Qほうれん草を食べても大丈夫?Q雨にうたれたらハゲてしまいますか?Q内部被ばくと外部ひばくはどちらが怖いの?Qチェルノブイリって今どうなってるの?Qシーベルトやベクレルってなんですか?Qメルトダウンってなんですか?など、おとなも知っておきたい知識です。
(一説には澤田先生は、「原子力ムラ」寄りに属するという情報もあります。菅谷先生の本なども合わせて読むことをお勧めします。)


『14歳からの原発問題』
14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)
著者:雨宮 処凛
販売元:河出書房新社
(2011-09-17)

「3・11」で原発の恐ろしさに気付いたゴスロリ姿の雨宮さんは、精力的に「素人の乱」が主催する「原発いらない!!!!!」デモに参加し、原発の恐ろしさを訴えています。その雨宮さんが小熊英二・鎌仲ひとみ・西尾漠・原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ本。これからを生き抜くための「原発問題」入門。(新刊です・・・未読)

『原子力の大研究』
原子力の大研究原子力の大研究
著者:PHP研究所
販売元:PHP研究所
(2009-12-02)

この宇宙にあるものはすべて、原子からできています。原子は、たとえば水素原子で1億分の1cm、その中心にある原子核は1兆分の1cmほどの大きさです。これほど小さな原子ですが、原子核がバラバラになる核分裂、原子核同士がぶつかって1つになる核融合という現象によって、莫大なエネルギーを生みだします。原子のパワーを利用した原子力発電のしくみ、医療・農業・工業などで利用されている放射線、未来のエネルギー核融合など、原子力の基礎知識と利用の実態をわかりやすく紹介しています。一方で、核兵器など人類の原子力利用の課題についてもふれています。原子力を知るための格好の書です。ただ第2章の「原子力発電のしくみと利用」の中の「原子力発電所の安全対策」の項には、「地震が来ても大丈夫?・・・地震の多い日本の原子力発電所には、大きな地震が発生しても、事故がおきないようにさまざまな工夫がされています。」との記述が!ほんとうにそうだったら、どんなによかったでしょう。


『原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで』
原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)
販売元:数研出版
(2003-07)

原子爆弾から原子力発電まで、原子力の長所や欠点について、写真やイラストともに丁寧に説明している本です。社会科見学など学校での調べ学習を想定した作りになっているので、子どもにも、そして大人が読んでもわかりやすい1冊です。


『新版 原発を考える50話』
新版 原発を考える50話 (岩波ジュニア新書)新版 原発を考える50話 (岩波ジュニア新書)
著者:西尾 漠
販売元:岩波書店
(2006-02-21)

パソコン、携帯、ゲームなど、電気を使う機会は増える一方です。だから原発に頼るのもやむをえないのでしょうか?あのチェルノブイリ原発事故から25年、そして3.11のフクシマ原発の事故。今、大人向けに原発を考える本を精力的に出版し続けておられる西尾さんが、5年前に子ども達向けに書いた原発の危険な現状と電気の真実を新たに語り明かしている1冊です。



『これが原発だ―カメラがとらえた被爆者』
これが原発だ―カメラがとらえた被曝者 (岩波ジュニア新書)これが原発だ―カメラがとらえた被曝者 (岩波ジュニア新書)
著者:樋口 健二
販売元:岩波書店
(1991-07-19)

事故が起こらなくても原発での労働は危険に満ちています。原子炉の定期検査作業で多量の放射線をあび、がんなどの病いにかかる労働者は多いのです。寝たきり生活 を送る被曝労働者、深夜のハイウェイをつっ走る核燃料満載のトラック、一度だけ入れた原発の内側。カメラは”クリーンな”原発の裏の顔をクローズアップし ていきます。この本を読んで、このブログを書いている今もフクシマでは多くの作業員が劣悪な環境の中で、命がけの作業を続けています。その多くは東電の社員ではなく、下請けの下請けの作業員。都会の豊かな暮らしの向こうで、そのような光景が広がっていることを、若い人たちにも真摯に受け止めてほしいと願う1冊です。

『火事・放射能から命を守ろう』
安全な学校生活を考える本 (6)安全な学校生活を考える本 (6)
著者:川辺 重彦
販売元:小峰書店
(2002-04)

火事の原因、恐ろしさなどを豊富なイラストと写真で科学的に解説するとともに、火事が起きたときの対策を紹介が中心ですが、あわせて原子力事故への対処方法も紹介しています。





『ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間』
ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学)ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学)
著者:菅谷 昭
販売元:ポプラ社
(2001-05)

2004年から長野県松本市長に就任し、2期目を務めている元・医師、菅谷昭さんが子ども向けに書いた本。チェルノブイリ原子力発電所事故後にベラルーシで急増した甲状腺癌の治療にあたるために5年間滞在した時の様子と、出会った子どもたちの様子、放射性物質による汚染がどれだけ深刻であるかを伝えつつも、子どもたちの前向きな様子を伝えてくれていてホッとします。松本市では全国に先駆けて、子どもたちの内部被曝を予防する動きを取っていて、母親にとってはとてもありがたいモデルとなっています。


『チェルノブイリの歌姫』
ナターシャ―チェルノブイリの歌姫 (イワサキ・ライブラリー)ターシャ―チェルノブイリの歌姫 (イワサキ・ライブラリー)
著者:手島 悠介
販売元:岩崎書店
(2001-04)

表紙ではウクライナの民族楽器ボンドゥーラをかかえて微笑んでいるナターシャ。彼女は5歳の時、チェルノブイリ原発事故で被曝しました。15年以上たって自身も体調不良に悩まされつつも、後遺症と闘う人々のために精力的にコンサート活動を続けています。彼女のドキュメンタリーを読みながら、チェルノブイリの原発事故がどんなものだったのか、その後の故郷を追われた人々の暮らしがどうだったのか、復旧工事にあたり名誉の市民と言われた人の遺体が「放射性物質だから触るな!」と遺族に渡されなかった事実、多くの子どもたちの健康が脅かされていく様子が、そして放射性物質に被曝することはどんなことか、知ることが出来ます。同じことが、今日本の福島で起きていることに、読んだ子どもたちはどのように感じるでしょうか。小学校高学年から中高生向け。
『生きていたい!―チェルノブイリの子どもたちの叫び』
生きていたい!―チェルノブイリの子どもたちの叫び生きていたい!―チェルノブイリの子どもたちの叫び
著者:チェルノブイリ子ども基金
販売元:小学館
(1998-03)

「死にたくありません!だってわたしはまだ14歳にもなってないんです」チェルノブイリ原発事故で被曝した75人の子ども達が綴った絵と詩。怒りと悲しみのこめられた作品集です。故郷を追われ、病気と闘いながら生き抜こうとする子どもたちの姿に涙がこぼれます。この子たちの姿が、5年、10年後の福島や首都圏の子どもたちと重なります。そうならないように、今必死の親たちの闘いが続いているのです。


『核の時代をどういきるか』
核の時代をどういきるか (地球の環境問題シリーズ)核の時代をどういきるか (地球の環境問題シリーズ)
販売元:ポプラ社
(1991-04)

ちょうど10年前に出版された本です。原子爆弾が投下された国、日本。そして戦後の反核運動。その一方でエネルギー問題を盾に、平和利用としてはじめられた原子力発電について、順を追って説明し、原発の問題点を当時話題になっていたチェルノブイリとスリーマイル島の事故をもとに、原発の問題点を指摘している本です。最後の章で原発を止めたスウェーデンの取り組みをまとめています。3.11の福島原発事故が起きる前に、もっともっと多くの人に読んでおいてほしかった本です。


『原子力発電所』
原子力発電所 (メカニック大図解)原子力発電所 (メカニック大図解)
著者:ケルビン ゴズネル
販売元:福武書店
(1992-03)

原子力発電所の詳しい仕組みを図説で詳しく説明している技術的解説書です。「原子力発電所のつくり」の図を見ても、いかに複雑に配菅が張り巡らされているかわかります。福島第一原発の収束がむずかしい訳もこの図をみるとわかります。また「つかいおわった核燃料」「廃棄物のしまつ」の図を見ると、原発が安全ではないことが一目瞭然です。親子でこの図説を見ながら、未来への遺産として残してよいものかどうか話し合えるといいなと思います。

『まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙』
まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙
著者:甘蔗 珠恵子
販売元:地湧社
(2006-04)

チェルノブイリ事故のあと、日本にも放射性物質が飛来し、欧州からの輸入品にも高濃度に放射性物質に汚染されていたものが含まれていました。この本は25年前の事故当時、幼い子どもを育てていたお母さんが、その事故の深刻さを見極め、日本国内に次々建設されていた原発の稼働をなんとか止めなければいけない、原発はクリーンで安いエネルギーだと言われているけれど、実はまったく逆で「安全神話」は作られたものであることを、必死で訴えている手紙です。このころ、ちょうど妊娠・出産の時期だった私は、それなのに原発に対して無関心・無知でした。もっともっと関心を持って、子を持つ親として「反原発」の運動を日本中のお母さんたちがしていれば、今回のフクシマの悲劇はおきなかったのかもと、まにあわなかった今、猛省しながら読んだ本です。中学生から読める本です。


『核はほんとうに安全か?-原子力の歴史と未来を考える』
110916_175858.jpg核はほんとうに安全か?―原子力の歴史と未来を考える (ポプラ社教養文庫)
著者:伊東 壮
販売元:ポプラ社
(1990-04)
1945年8月、広島と長崎は、人類がかつて経験したことのない悲惨な体験をした日本。それからおよそ半世紀がすぎ、地球上には無数の核兵器と、数多くの 原子力発電所が存在しています。核の時代に生きるわたしたちは、この問題をどう考えればよいのか、人類と、地球の未来のために何をするべきなのか、わたしたち が選ぶべき道をさぐる本。第4章に電子力発電のしくみや、チェルノブイリ事故後の放射能汚染について詳しく書いてあります。p146に「原子力発電が始まったころは、火力のように煙も出さず、水力のように自然も破壊しないので、「きれいな発電」として、人類に希望を与えるように見えました。しかし、いろいろな事故を経験し、どんどんたまる高い放射能をもつ「かす」をかかえて、ほんとうに原子力発電は人間のためになるのかを、真剣に考える時がきているのです。」とあります。出版当時の90年代にしっかり考えられていれば、また対策が強化されていれば、福島第一原発の事故はもう少し小さく抑えられたのではと、残念でなりません。(現在、絶版です)


『原子力ってなに?』
110916_175734.jpg学発見シリーズ 10
著者:アイザック・アシモフ
販売元:ニュートンプレス
(2000)
アメリカの生化学者であり、推理小説を書く作家として有名なアシモフの科学発見シリーズのなかの1冊。この本では、トムソンやキューリー、レントゲンなど放射線や核の研究をしてきた歴史を紐ときつつ、原子力のエネルギーとしての優れた点などに触れています。最終章、「原子炉」では、原子力が驚異的なエネルギーを供給してくれることを述べています。特に核融合による原子力発電の明るい未来を「小さな太陽は人類の役に立つものとなるでしょう。」と締めくくっており、チェルノブイリやスリーマイル事故の後も、原子力に肯定的だったアシモフの立場において書かれていることがわかります。現在絶版になっています。


『おねがい、地球を殺さないで』
f4ccb1f314136ad6d265709de45dce97.jpgおねがい、地球を殺さないで
著者:ビル・アドラー
販売元:早川書房
(1985-01)
翻訳は黒柳徹子さん。アメリカの50人の子ども達が綴る反核のメッセージです。こどもたちの素直な想いに、もっと大人がきちんと耳を傾けていたならばと思ってしまう1冊です。






『子どもたちを放射能から守るために』
子どもたちを放射能から守るために子どもたちを放射能から守るために
著者:菅谷昭
販売元:亜紀書房
(2011-05-31)

『ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間』を書いた菅谷さんが、3.11の事故後書きおろされた本。これは幼いお子さんを持つお母さんやお父さんにぜひ読んでいただきたい1冊です。

インターネットサイトならば

財団法人 環境科学技術研究所>放射線のはなし(http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html
原子力、放射線、エネルギーと環境のことが学べるあとみん(http://www.atomin.go.jp/
原子力安全・保安院 原子力安全規制の業務内容 原子力災害発生時の住民としての対応(http://www.nisa.meti.go.jp/genshiryoku/bousai/taio.html) ※大人向けですが、動画があるので高学年なら。



この夏の受託館イベントの様子☆いろいろ


9月に入り、やっと朝夕涼しい風が吹きわたるようになりました。

この夏も、それぞれの図書館で、子ども向けのイベントが様々催され、館内もにぎわったことでしょう。夏休みが終わって、子ども達がそれぞれ学校や幼稚園にもどって、平日の日中は落ち着きを取り戻した一方で、賑わいが減って寂しいと感じている頃でしょうか?

各図書館の夏の取り組みを、一部紹介します。(すべての行事を網羅できなくてごめんなさい。ぜひ「うちの館では、こんなことやりました!」と画像付きでメールくださいね~)

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6月29日(水) 文京区水道端図書館 七夕子ども会
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受託館のトップを切って行われた水道端図書館の七夕子ども会
おはなし会のあとに、子ども達に短冊に願いを書いてもらい、一緒に笹飾りにさげました。





7月2日(土) 練馬区関町図書館 なつのおたのしみ会
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今年の4月より、関町図書館のスタッフがおはなし会を受託することになり、春のおたのしみ会に次いで2度目のおたのしみ会でした。
中央館の児童担当さんの選書による、おはなし会をしました。




7月2日(土) 板橋区蓮根図書館 七夕おはなし会
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クイズ形式のパネルシアターは、子ども達が元気に答えてくれて盛り上がりました。
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「たなばたのうた」も歌詞をパネルで貼り付けたので、一緒に元気に歌ってくれたそうです。

→ おはなし会に参加した子どもたちへのお土産のコマ。
渡す前に回し方を実演したので、みんな楽しみにして持ち帰ったそうです。

7月6日(水) 板橋区西台図書館 

七夕おはなし会大型絵本、七夕にまつわる手話、ダンス、映画を楽しんだあと、
短冊に願い事を書いて、図書館正面入り口の笹の葉に飾りました。
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子どもたちは飾りを見上げたり、下をくぐったり、楽しそうにしていました。

西台七夕おはなし会.jpg







7月6日(水) 文京区千石図書館 七夕おはなし会

定員いっぱいの参加で、人形劇を楽しみました。


7月10日(日) 文京区水道端図書館 プラネタリウム

水道端プラネタリウム.jpg
プラネタリウムは予約にて満員だったそうです。節電対策中で空調に気を使いながら開催したそうです。






7月16日(土) 杉並区方南図書館 パパ読みたいのおはなし会「むしむしたんけん隊」
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毎年恒例、お父さんたちだけのボランティアグループ「パパ読みたい」による虫の本ばかりを集めたおはなし会です。
画像 146.jpg男の子達も大喜びでの参加。
→ 児童担当Kさんによる立体ぺープサートによる虫クイズも
子どもたちを惹きつけていました。





7月16日(土) 文京区根津図書室 なつのこども会
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100人を越える子ども達が参加し、楽しんでくれたそうです。






7月23日(土) 文京区水道端図書館 とくだあきら先生「アート&デザイン」教室
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親子で楽しめる企画でした。







7月30日(土) 新宿区西落合図書館 こども読書会
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子ども版「ビブリオバトル」でした。テーマの本は「怪談レストラン」シリーズ。この本が大好きな子ども達が集まり、好きなお話や学校の怪談についてのおはなしで盛り上がりました。





8月3日(水) 杉並区方南図書館 こわ~いおはなし会
こわ~いおはなし会方南.jpg
方南図書館の「こわ~いおはなし会」も毎年恒例です。ほんとうに怖くなってしまうようなラインナップ。
子ども達も覚悟しての参加です。
それでもいつも親切に対応してくださる図書館スタッフやボランティアさんへの信頼があるからでしょう。逃げ出した子はいないそうです。



8月7日(日) 板橋区蓮根図書館 夏の工作会CAZ41BEN.jpg
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牛乳パックを利用して、うちわを工作しました。
ハサミなどを使わなくてすむように型を作り、目などのパーツを
皆に貼ってもらいました。
(動物4種のうちから選択してもらいました。)

8月8日(月) 板橋区西台図書館 科学教室
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科学あそび教室「よわいかみ つよいかたち」を
開催しました。
かこさとし著の科学絵本の実験教室でした。

後半は紙飛行機の飛び方実験もして、子ども達も
大喜びでした。




8月20日(土) 新宿区西落合図書館 絵本であそぼう!サトシンさん
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おてて絵本で子どもたちをサトシンさんワールドに惹きつけていました。大人もみんな笑顔になった会でした。

8月20日(土) 文京区根津図書室 高松啓二さんによる似顔絵教室根津似顔絵教室.jpg

各地で開催中の似顔絵教室が、根津図書室でも開催されました。





8月21日(日) 板橋区西台図書館 プラネタリウム

西台プラネタリウム2.jpg西台プラネタリウム.jpg
参加者に「夏休みの良い思い出ができたw」と
大変喜ばれました。









8月24日(水) 杉並区方南図書館 夏のおはなし会「小学生 あつまれ!」
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ボランティアさんと、図書館スタッフと一緒に作り上げた小学生向けのおはなし会でした。

ボランティアの方々に素話やぺープサートの後に、スタッフとボランティアによる影絵が上演されました。
この影絵は、上高田図書館が昨年の12月に上演したものを児童部会で紹介してもらい、方南図書館が影絵人形を借りて、上演しました。
画像 161.jpg

← 「目だまし手品」をぺープサートに起こしてしてくださったボランティアさんは、80歳代のベテランさん。
図書館スタッフもいつも教えられています。






8月27日(土) 板橋区志村図書館 夏休み工作会
志村工作会img_013.jpg志村工作会.jpg





講師はとくだあきら先生。先生から色の不思議についてお話があり、実際に赤と白のねんどを混ぜ合わせピンクに変化していく様子に、参加者から歓声が上がっていました。 理論では理解していても、実際に目の前で色が変わる様を見るのは素晴らしい体験になることを改めて実感しました。 創作の時間になると全員が芸術家のように真剣なまなざしで取り組んでいました。 小さな作品をいくつも作る子、大きな作品に取り掛かっている子。隣に座っている保護者の方も一緒になってすばらしい作品を作り上げていました。

8月28日(日) 新宿区四谷図書館 こども狂言ワークショップ
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四谷狂言2.jpg

親子で狂言について学ぶことができて、貴重な体験ができたようです。






9月3日(土) 新宿区大久保図書館 イクメン先生の絵本ライブ
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千葉大付属幼稚園の久留島太郎先生による絵本ライブでした。イクメン@大久保2.jpg

1時間もの間、たっぷりとたくさんの絵本を読んでくださいました。子ども達、その間まったく飽きることなく、絵本の世界に引き込まれていました。
ギターで『三びきのやぎのがらがらどん』の弾き語りも!
その後、児童室に移動して、パパやママたちに絵本を楽しむことについて、ギャラリートークしてくださいました。絵本の魅力を再発見した時間でした。



2011年(その2) どんぐり ころころ(幼児~小学生)


10月のおはなし会☆おすすめプランのその2は、【どんぐり ころころ】がテーマです。

「のはらうた1」から「どんぐり」という詩を読んで、導入としましょう。語呂のよい素敵な詩です。こねずみになった気持ちでおはなしの世界に入っていけるように、復唱してもらってもよいと思います。

なお、ブックトーク用にどんぐりの科学絵本なども紹介してあげましょう。 どんぐりの本についてはこちら

10月のおはなし会☆おすすめプラン(その1)は→よーい、どん!運動会 (2011.8.22up)

昨年の10月のおはなし会☆おすすめプラン (その1)→おいしいもの、食べよ  (2010.8.2up)
                           (その2)→ハロウィン  (2010.8.16up)

line28_l.gif【どんぐり ころころ】

詩 「どんぐり」  こねずみしゅん 『のはらうたⅠ』 くどうなおこ 童話屋
のはらうた (1)のはらうた (1)
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1984-05)






どんぐり がぽとぽとり
やぶのなか ころころり
のねずみが ちろちろり
おいしいぞ かりこりり


絵本 『どんぐり とんぽろりん』武鹿悦子/柿本幸造 ひさかたチャイルド 2008
どんぐりとんぽろりんどんぐりとんぽろりん
著者:武鹿 悦子
販売元:ひさかたチャイルド
(2008-10)


最初の絵本は、小さなお友だち向けに選びました。
くまとりすが森でたくさんのどんぐりを拾って食べます。
言葉がリズミカルで、心地よい響きが気持ちよい絵本です。


ブックトーク

どんぐりを紹介する本は、科学の本から、おはなしまでいろいろあります。
年齢層によって、楽しみ方も違います。ぜひいろいろ紹介してあげましょう。

『ひろったあつめた ぼくのドングリ図鑑』 盛口満 岩崎書店 2010
ひろった、あつめた ぼくのドングリ図鑑 (ちしきのぽけっと12)ひろった、あつめた ぼくのドングリ図鑑 (ちしきのぽけっと12)
著者:盛口 満
販売元:岩崎書店
(2010-09-24)






『どんぐりノート』 いわさゆうこ/大滝玲子 文化出版局 1995
ひろってうれしい知ってたのしいどんぐりノートひろってうれしい知ってたのしいどんぐりノート
著者:いわさ ゆうこ
販売元:文化出版局
(1995-10)






『どんぐりかいぎ』 こうやすすむ/片山健 福音館書店 1995
どんぐり かいぎ (かがくのとも傑作集)どんぐり かいぎ (かがくのとも傑作集)
著者:こうや すすむ
販売元:福音館書店
(1995-09-01)






『どんぐりだんご』 小宮山洋夫 福音館書店 2004
どんぐりだんご (かがくのとも特製版)どんぐりだんご (かがくのとも特製版)
著者:小宮山 洋夫
販売元:福音館書店
(2004-01-01)






『どんぐり』 こうやすすむ 福音館書店 1988
どんぐり (かがくのとも傑作集)どんぐり (かがくのとも傑作集)
著者:こうや すすむ
販売元:福音館書店
(1988-05-01)






科学のアルバム『ドングリ』 埴沙萌 あかね書房 2005
ドングリ (科学のアルバム)ドングリ (科学のアルバム)
著者:埴 沙萠
販売元:あかね書房
(2005-03)






『木の実とともだち』 松岡達英 偕成社 1996
木の実とともだち―みつける・たべる・つくる木の実とともだち―みつける・たべる・つくる
著者:松岡 達英
販売元:偕成社
(1996-10)






『どうぞのいす』 香山京子/柿本幸造 ひさかたチャイルド 1981
どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)
著者:香山 美子
販売元:ひさかたチャイルド
(1981-11-01)








絵本 『どんぐりのき』 亀岡亜希子 PHP研究所 2008

どんぐりのき (わたしのえほん)どんぐりのき (わたしのえほん)
著者:亀岡 亜希子
販売元:PHP研究所
(2008-08-19)

どんぐりのきと、りすとの心温まるおはなしです。長所も短所も、ありのままの姿を受け入れてくれるリスと出会い、どんぐりの木の心が変化していく様子を描いた心温まる絵本。





わらべうた 「おてぶしてぶし」 『にほんのわらべうた3』 近藤信子/柳生弦一郎 福音館書店 2001
にほんのわらべうた〈3〉おてぶしてぶしにほんのわらべうた〈3〉おてぶしてぶし
著者:近藤 信子
販売元:福音館書店
(2001-04-01)

おてぶしてぶし てぶしのなかは
へびのなまやけ かえるのさしみ
いっちょばこやるから まるめておくれ
いーや!


絵本 『山のごちそう どんぐりの木』ゆのきようこ/川上和生 理論社 2005
山のごちそう どんぐりの木 (絵本 気になる日本の木シリーズ)山のごちそう どんぐりの木 (絵本 気になる日本の木シリーズ)
著者:ゆのき ようこ
販売元:理論社
(2005-06)


春に芽吹いた葉を食べる虫の幼虫たち。樹液を吸う蝶やカブトムシ。幼虫や虫たちを食べに飛んでくる鳥たち。秋に実ったどんぐりを心待ちにしている動物たち。そして人間も…。木はシイタケの栽培に、落ち葉は腐葉土に。いろいろな虫、動物、鳥、人間に「ごちそう」を提供するどんぐりの木。しかし、与えるだけではありません。ネズミがこっそり倒木の陰に隠して忘れてしまったどんぐりの実から、新しいどんぐりの芽が出てきます。
動物たちからも、ちゃんと「お返し」があるのです。
そんな自然の営みを描いた絵本です。少し長いですが、丁寧に読んであげたい1冊です。

赤ちゃんのためのおはなし会向け本のリスト


ブックスタート事業が始まって以来、どの図書館でも0.1.2歳向けの赤ちゃんおはなし会が盛んになりましたね。

赤ちゃんおはなし会向けの絵本リストを作成しました。現在、赤ちゃん向けの絵本は各社から頻繁に出版されています。新しい本の中にもおすすめの本が有った時は、随時更新をしていきます。ぜひ参考にしてみてください♪

●お話し会向けおすすめリスト赤ちゃんHP用.pdf

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2011年(その1) よーい、どん!運動会(幼児~小学生)


8月も下旬にさしかかり、夏休みのイベントで忙しかった図書館もそろそろ秋のイベントに向けて準備に入るころだと思います。

猛暑のうえに節電が強いられた夏。図書館でもエアコンの設定温度を高めに設定しての開館。皆さまも暑い中での様々な行事や、子どもたちの夏休みの調べ学習支援など、充実した時間をお過ごしでしょう。

早く涼しくなってくれるといいですね。(ここ2日ほど肌寒いほどの東京ですが、明日からまた気温が上昇するようです。)

さて、10月のおはなし会☆おすすめプラン(その1)は、運動会です。最近は春に運動会を終える学校も増えて来ていますが、幼稚園・保育所などは10月に入って開催するところは、まだまだ多数です。

そんな時期にぴったりのおはなし会に向く本を集めてみました。undou21b.gif


なお、昨年の10月のおはなし会☆おすすめプランは、
(その1)おいしいもの、食べよ(2010.8.2up)
(その2)ハロウィン(2010.8.16up)

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(その1) よーい どん!運動会

詩 『びりのきもち』 阪田寛夫 童話館出版 1998
びりのきもちびりのきもち
著者:阪田 寛夫
販売元:童話館出版
(1998-07)







 びりのきもちが わかるかな
 みんなのせなかや 足のうら
 じぶんの鼻が みえだすと
 びりのつらさが ビリビリビリ
 だからきらいだ うんどうかい
 まけるのいやだよ くやしいよ
 おもたい足を 追いぬいて
 びりのきもちが ビリビリビリ

絵本 『よーい どん!』中川ひろたか/村上康成 童心社 1998
よーいどん! (ピーマン村の絵本たち)よーいどん! (ピーマン村の絵本たち)
著者:中川 ひろたか
販売元:童心社
(1998-09)






「よーい うどん!」・・・いきなりうどんをすする作者の中川さんそっくりの園長先生の掛け声ではじまる徒競走・・・と、思ったらあれあれまるでトライアスロン。泳いで飛んで、最後は借りもの競争。ピーマン村の絵本たちのシリーズらしく奇想天外な展開に思わずニコニコしてしまう絵本です。

絵本 『よーいどんけついっとうしょう』梅田俊作/梅田佳子 岩崎書店 1985
よーい どんけつ いっとうしょう (えほん・ワンダーランド (2))よーい どんけつ いっとうしょう (えほん・ワンダーランド (2))
著者:梅田 俊作
販売元:岩崎書店
(1985-05-31)






もうすぐ徒競走の順番です。そう思うとなんだかトイレに行きたくなったぼく。途中でお母さんとはぐれて泣いている小さな子を放っておけなくて面倒を見てあげます。列に戻って時には自分の番は終わっていて、ひとりで走りだしてしまいます。バツの悪さに泣いていると先生がやさしく声をかけてくれます。運動会でヒーローになれるのは足の速い子、運動の出来る子。でもこの絵本ではドジをしたり失敗をするけれども心の優しい子にもスポットライトを当てています。少し文章は長いのですが幼稚園年長さんくらいだと聞くことができると思います。(小さい子向けには『よういどん』わたなべしげお/おおともやすお 福音館書店がおすすめです)
ようい どん (くまくんの絵本)ようい どん (くまくんの絵本)
著者:渡辺 茂男
販売元:福音館書店
(1986-09-25)







ブックトーク

かがくえほん『かみのうんどうかい』 かがくのとも2011年5月号 谷内庸生/西山悦子 
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赤い紙と白い紙を使った造形物が運動会を繰り広げる写真絵本です。紙を切ったり折ったりするだけで別の形になる紙の魅力をあますことなく伝えてくれるかがくえほんです。少し気分を変えてこんな絵本も紹介してあげましょう。

絵本 『おにぎり』平山英三/平山和子 福音館書店 1992

おにぎり (幼児絵本シリーズ)おにぎり (幼児絵本シリーズ)
著者:平山 英三
販売元:福音館書店
(1992-09-15)






運動会での楽しみは、応援に来てくれた家族とのお弁当の時間。公立の学校では様々な家庭事情に配慮してか、子どもたちは教室でクラスメートとお弁当を食べることが多くなっているようですが、幼稚園や保育園ではおじいちゃん・おばあちゃんも応援に駆けつけて、みんなで応援している姿が微笑ましいですね。美味しい美味しいおにぎり。これが一番のごちそうです。
一緒に「おべんとうばこ」の手遊びをしてみるのもいいでしょう。
 
 

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