紙芝居の演じ方 byのまりん先生


11月4日(日) 午後に蓮根図書館主催の「紙芝居の演じ方」講座が開催されました。

 
おはなし会の演目のひとつとして、紙芝居を取り入れている図書館は多いと思います。私もいろいろな受託図書館のおはなし会を訪問させていただいていますが、その中で気になっていたのが「紙芝居の演じ方」でした。
 
紙芝居の後ろに演じ手が完全に隠れてが前に届かなかったり、そもそも「芝居」なので読み手ではなく演じ手であるべきなのですが、絵本を読むように読んでいる・・・というのが、ほとんどでした。
 
児童部会でその違いを取り上げたり、過去の児童サービス研修の中で、絵本の読み方と紙芝居の演じ方の違いを講義したこともありますが、上手く伝わらない部分もありました。
 
小学校の先生をなさっていたころから、毎日児童に紙芝居をし、小学校教員を定年退職されたあと10年以上年間200回以上の紙芝居公演を続けてきていらっしゃる”のまりん”こと野間成之先生の実演を交えた講座は、ほんとうにわかりやすくその辺りを伝えてくださっていました。
 
参加できなかった皆様のためにweb上演じ方講座を!と、講座の様子をお伝えします。
 
「本のこまど」でも、毎年お知らせしていますが、野間先生の公演は4月のスタジオプークでの「紙芝居とゆかいな仲間たち」、杉並区や板橋区での図書館での公演でご覧いただく機会もあります。ぜひ、次の機会に多くのおはなし会に関わっているスタッフの方々が参加できるといいなと思っています。
 
野間先生のプロフィールはこちら
 
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4年前から、4月の「子ども読書の日」前後に蓮根図書館で行われている「のまりんの紙芝居劇場」。

一度見たら、その面白さは忘れられず、虜になってしまうほど♪紙芝居劇場に来る子ども達も年を追って増えています。
そのようなことからぜひこの楽しさを、おはなし会で読み手になる図書館や近隣の学校ボランティアの方々にも知ってほしい、他館の図書館スタッフを含めて知ってほしいという館長の願いで蓮根図書館主催の「紙芝居の演じ方講座」が行われたのです。

紙芝居はお芝居・・・絵本を読むのとも、朗読とも違います。完全に演じるもの。おはなし会で紙芝居を使う場合も、絵本を読むのと同じように読んでいては本当の紙芝居の味は出て来ないのですよね。

DSCN6391それをのまりんこと野間成之先生が、丁寧にわかりやすく、実演しながら教えてくださいました。

野間先生のレジュメから・・・
「紙芝居は日本独自のおはなしのスタイルです。画面を一枚一枚「抜く」ことでお話が展開していきます。そのために「舞台」が必要になります。
基本的には演じ手は一人です。登場人物に分けて演じ手もいいですが、、、
紙芝居の一番の特徴は「演じる」ことです。「紙芝居」とあるように「芝居」なのです。
脚本を読むのではなく、演じてください。そこが絵本と大きく違う所です。
演じるためのポイント
声(語る) 言葉に表情を!
みんなに聞こえるように、はっきりとした口調で。口を大きく開けてください。
棒読みにならないように。
単調にならないように、声の速さ、高さに気をつける。
速さ・・・緩  急
高さ・・・高  低
強弱、明暗
間・・・期待感や余韻を演出
息つぎ
話し変わりまして
ドラマを生かす―期待させる 「すると・・・」「ところが・・・」DSCN6390

気をつけたい点
✔ 山場はどこだ? 自分なりの解釈、見せる、聞かせる演出を!
✔ 絵をよく見て演じる 絵に負けないように、絵にふさわしい表現を!
✔ 一緒に楽しみましょう!
✔ 上手・下手は関係なし。親しみを込めて語りかけましょう。
✔ ライブの楽しさを味わおう。
✔ 遊び心を大切に!             」(ここまで、当日の配布資料より)

講座では、「へっこきよめさま」を題材に実際に聴衆も一緒に声を出して、登場人物の声、強弱をつけたり、テンポを変えることをやってみることができました。hekkokiyomesama.jpg

へっこきよめさま (ともだちだいすき)
著者:水谷 章三
販売元:童心社
(2005-08)
販売元:Amazon.co.jp

のまりん先生のようには、なかなかできないにしても、今までとは違う紙芝居を演じることができるのではないかと思いました。

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