2013年(その3) 時間ってなあに?(幼児~小学生)


6月10日は「時の記念日」です。

 
「時の記念日」の由来を調べてみると、
“東京天文台と生活改善同盟会が1920年に、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定。「日本書記」の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦換算671年6月10日)の項に、漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。とあることから。「漏刻」とは水時計のことである。” 「今日は何の日」http://www.nnh.to/06/10.html
と、あります。
 
社会生活を送る上で、時間はとても重要なものです。この機会に子どもたちと「時間」について考えてみませんか?
なお、このプログラムは小学生向けの選書となっており、どの本も1冊づつの読む時間も長くなっています。対象者がもう少し小さい子の場合は、このうちのどれか1冊を使って「時の記念日」について考えてもらってもよいでしょう。
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【時間ってなあに?】(小学生向け)
 
導入 詩 「せんねん まんねん」 まど・みちお
     いつかのっぽのヤシの木になるために
     そのヤシのみが地べたに落ちる
     その地ひびきでミミズがとびだす
     そのミミズをヘビがのむ
     そのヘビをワニがのむ
     そのワニを川がのむ
     その川の岸ののっぽのヤシの木の中を
     昇っていくのは
     今まで土の中でうたっていた清水
     その清水は昇って昇って昇りつめて
     ヤシのみの中で眠る
 
     (中略)
     その川の岸に
     まだ人がやって来なかったころの
     はるなつあきふゆ はるなつあきふゆの
     ながいみじかい せんねんまんねん
せんねんまんねん (まど・みちおの絵本)せんねんまんねん (まど・みちおの絵本) [大型本]
著者:まど みちお
出版:理論社
(2008-03)
 
悠久の時の流れを、まどさんが詩で表現し、それを柚木沙耶朗さんが絵に表現しました。時の流れのなかに全ての生きとし生けるものが生命を繋いできたということを、幼い子ども達も感じることができる詩です。
 
 
絵本 『チックタック じかんってなあに?』ベス・ユーマン・グレイグ/ハーベイ・ワイス 偕成社 
チックタックじかんってなあに? (世界の絵本)チックタックじかんってなあに? (世界の絵本) [単行本]
著者:ベス・ユーマン グレイク
出版:偕成社
(2006-10)
 
時間」ってなになのか、これほど丁寧に説明している絵本は他にはあまりないかもしれません。しかしカーリルで確認すると所蔵館がとても少ないのが残念です。「時間」の概念が、幼稚園の子どもたちにもわかりやすく、また未来への希望をもてる内容となってます。「あなたはいま、かこから みらいに つづく ながい ながい じかんのなかに いるのです。」読むと6分ほど。
 
絵本 『時計つくりのジョニー』エドワード・アーディゾーニ こぐま社
時計つくりのジョニー時計つくりのジョニー [単行本]
著者:エドワード アーディゾーニ
出版:こぐま社
(1998-07-01)
 
自分で大きな時計をつくりたいと思っているジョニーですが、両親からも「そんなくだらないことを」と取り合ってもらえません。学校でも上級生たちにいじめられています。それでもジョニーは自分の信念を曲げず、やり遂げて行きます。ジョニーのことを理解して支えてくれるスザンナと鍛冶屋のジョーの存在も素敵です。自分の好きなことをやり遂げることの素晴らしさを教えてくれる1冊。小学中学年の男の子にぜひ読んでほしい1冊です。読む時間は10分ほどです。
 
絵本 『メアリー・スミス』アンドレア・ユーレン 光村教育図書
メアリー・スミスメアリー・スミス [大型本]
著者:アンドレア ユーレン
出版:光村教育図書
(2004-07)
 
今のように目覚まし時計が各家庭に普及していなかった時代、イギリスではこのように「吹き矢」を使って窓をノックし、依頼された時間に起こして回る「ノッカー・アップ」という仕事があったのです。町一番の早起きのノッカー・アップ、メアリーさんの様子をユーモラスに描いた絵本です。読む時間は6分ほど。
 
本の紹介
 
絵本 『絵ときゾウの時間とネズミの時間』本川達雄 福音館書店
絵ときゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)絵ときゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集) [単行本]
著者:本川 達雄
出版:福音館書店
(1994-04-15)
 
身体が大きくてゆったりと動くゾウと、小さくてちょこまかと動き回るネズミ。でも調べてみると一生のうち、心臓が打つ回数はほぼ同じ。ということは、それぞれにとって流れて行く時間が違うのではないかということを教えてくれている科学絵本です。読み聞かせには向きませんが、小学生にぜひ読んでもらいたい1冊なので、ぜひ紹介してあげて欲しいと思います。
 
 (作成K・J)

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