Yearly Archives: 2013

H24年度2月「児童レファレンスサービスについて」
紙芝居のリスト、リニューアルしました♪
東京子ども図書館☆わらべうた講座のご案内
3月のおすすめ本☆リスト
2013年(その4) 春よ、来い♪(幼児~小学生)
2013年(その3) もうすぐ、いちねんせい(幼児~小学生)
長野ヒデ子先生の講座のご案内♪
2013年(その2) ともだち、できるかな?(小さい子)
2013年(その1) 弥生ひなの月(幼児~小学生)
子どもの本の選書
新年あけましておめでとうございます♪

H24年度2月「児童レファレンスサービスについて」


1月22日(火) 14:00~17:00

 

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第5回児童部会を開催しました。今回のナビゲーター役は「ねこ班」・・・(この4つの班分け、「こぶた」「たぬき」「きつね」ねこ」になっています(*^o^*)有名な手遊び歌でもあり、しりとりになっていて、次へとバトンタッチをする意味でつけました♪)
 
テーマは、「児童のレファレンスサービス」。「子どもの読書活動の推進に関する法律」を受けて国が発表した「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第二次)」の第5章「地域における子どもの読書活動の推進」の1「子どもの読書活動の推進における図書館の役割」に、「図書館において、子どもは、自分の読みたい本を豊富な図書の中から自由に選択し、読書の楽しみを知ることができる。また、自ら必要な情報を収集し、それを基に意思決定・問題解決を図るなど、読解力や情報活用能力を身に付けることができる・」と明記されていて、児童サービスの重要な両輪として、読書の楽しみを伝えると共に、情報活用能力を子どもたちに身に付けるために大きな役割を図書館は担っています。

どのようにすれば図書館が地域で中心的な子どもたちの情報収集拠点となれるのか?子どもたちが情報を活用できる能力の育成に関われるのか?大変重要な部分です。
 
各館の現状を踏まえたディスカッションが行われ、自分たちが今後どのようにそれを現場のサービスに生かしていくかが話し合われまし

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た。
 
調べたいことがある時に、図書館スタッフに声をかければレファレンスサービスが受けられることを知っている子はまだまだ少ない状況でしょう。しかし昨年度の学習指導要領の改訂により、小学生の国語の教科書に図書館利用についての単元が各学年にもうけられ、図書館の本の分類のこと、図書館には司書がいることなどが明記されています。
 
そういう意味では、図書館が地域の子どもたちにとって情報活用のための情報センターとして周知されるチャンスと言えます。子ども時代に図書館の情報は信頼出来て活用できると認識すれば、生涯にわたって図書館を活発に活用する利用者となるでしょう。

子どもたちにとって”頼りがい”のある図書館に、そしてひとりひとりのスタッフが”頼りがい”のあるレファレンス・サービスをできるように力をつけていってほしいと思います。

IMGP0688.jpg3月開催の第6回児童部会では、各班の成果報告会を行います。各班のメンバーが児童部会で話し合ったことを基にそれをどう図書館での児童サービスに生かしてきたのか?あるいは生かそうとしているのかという点について、まとめをし報告いたします。
3月14日(木) 15:10~ ヴィアックス研修センターにて開催します。この成果発表会にはアウトソーシング事業本部の方々にも出来るだけ参加していただきたいと考えていますし、現場の運営に当たっている館長・チーフ等責任者クラスの方々に見ていただきたいと思っております。

それに関しては、別途お知らせいたします。
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紙芝居のリスト、リニューアルしました♪


図書館のおはなし会で皆さんもよく使っている「紙芝居」。実は日本独自の文化であることをご存知でしたか?

テレビが普及する以前は街頭紙芝居が、啓もう活動などに用いられ、戦前・戦中は戦意高揚に用いられたこともある紙芝居ですが、今ではおはなし会のツールとして優れたものになっています。

特に図書館のように不特定多数に向けて演じるのに向いています。芝居は絵本を読むのとは全く違って、お芝居を演じるように演じます。ですから裏側にはト書きがあり、セリフとナレーション部分があるのです。

絵本を読んでもらう時、聞き手は本の中に入っていき、自分と言う個の存在で絵本に描かれた世界を自分のものにしていきます。個人の感性によびかけるのが絵本の読み聞かせ。

 
それに対して紙芝居は、一緒にいるみんなと紙芝居の世界を共有します。現実の空間に紙芝居の世界が広がって行くのです。紙芝居作家のまついのりこさんは、この個の感性と、共感の感性が車の両輪のように響き合うことで、バランスのとれた感受性が育つと言っています。

この度、リストの末尾に紙芝居を演じるための参考資料も入れました。まついのりこさんの2冊は図解入りでとてもわかりやすいので、紙芝居初心者にはおすすめです。ぜひ、紙芝居をおはなし会の中に取り入れてみてください。
 
新しい紙芝居のリスト
 
なお、紙芝居は上手な人が演じるのを見るのが上達の近道。
4月には「のまりん」こと野間成之先生が、ヴィアックスの受託する図書館5館で紙芝居公演をしてくださいます。ぜひ時間を作って、紙芝居とはどのように演じるのか、どんなに場の空気を作り上げるのかを見てください。

4月19日(金) 午後 板橋区蓮根図書館
4月20日(土) 午前 杉並区方南図書館
4月20日(土) 午後 杉並区永福図書館
4月21日(日) 午前 新宿区西落合図書館
4月21日(日) 午後 文京区本郷図書館
 
時間などの詳細は、4月になったら掲載いたします。
 
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東京子ども図書館☆わらべうた講座のご案内


図書館のおはなし会に参加する未就園児、とくに0.1.2歳児が増えています。ちいさな子ども達には、まずお母さんのお膝の上でわらべうたに親しみ、楽しい時間をお母さんと共有することが、その後のおはなしを聞く力に繋がって行くと言われています。

 
おはなし会にかかわるスタッフのみなさんにも、ぜひわらべうたに親しんでほしいと思います。
 
東京子ども図書館では、第8期わらべうた講座の参加者を募集しています。6回連続の講座です。毎回、参加者自身が子どもに戻って、わらべうたで遊びつくすといった感じの講座です。
 
こちらは個人での参加になりますが、6回連続で参加することで、わらべうたが自然に身体に身について行きます。
 
シフトの合間を縫って参加してみたいという方、わらべうたをたくさん知りたいという方がいらしたら、おすすめの講座です。
 
日 時:2013年4月11日、4月18日、5月9日、5月30日、6月13日、6月20日
     いずれも木曜日 13:30~16:30
会    場:東京子ども図書館  ホール
定    員:25名
受  講  料:6回通し  一般 20000円 賛助会員 17000円
         1回     一般 3500円  賛助会員 3000円
申込方法: ①申込書に必要事項を記入する
       ②返信用封筒(定形120mm×235mm)に80円切手をはり、
        宛名を記入
       以上2点を封筒に入れ、
       東京子ども図書館「第8期わらべうた連続講座」宛て送付
 しめきり: 2月26日(火)必着
 
詳細および申込書は、東京子ども図書館のHPへ→こちら
          
 

2013年(その4) 春よ、来い♪(幼児~小学生)


このブログでは、3月のおはなし会のおすすめプランのテーマとして、春の訪れを喜ぶ絵本を毎年取りげてきました。今回もそれをテーマにして、今まで紹介した事のない絵本をと、3月のおはなし会おすすめ本リストにも載せている絵本を読みなおしてみました。

 
絵としては可愛らしかったり、意外な展開に驚いたりもしましたが、自信をもっておすすめできる本となると、やはりロングセラーの本に行きついてしまいました。
 
その選書のポイントは、声に出して読んでいてリズム感がいいか?絵とおはなしのバランスが合っているか?読んでもらっている子どもたちの目線や生活に合っているか?という3点です。
 
大人が読んで「かわいい~っ!」と思っても、子どもたちの感性とずれていることが多々あります。子ども時代の感受性という視点から絵本も選びたいと思います。
 
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【春よ、来い♪】
 
導入 詩「おしらせ」うさぎふたご 『のはらうたⅡ』工藤直子 童話屋
    みみのさきの
    すべすべ やわらかいところが
    いちばんさきに
    はるになります
 
    それから しばらくして
    のはらじゅうが
    はるになります。

のはらうた 2のはらうた 2
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1985-05)

 
 (詩の引用は著者より許可いただいています) 
 
 
絵本 『ぽとんぽとんはなんのおと』神沢利子/平山英三 福音館書店 

ぽとんぽとんは なんのおと (こどものとも傑作集)ぽとんぽとんは なんのおと (こどものとも傑作集)
著者:神沢 利子
販売元:福音館書店
(1985-02-15)

 
静かな静かな、でもこころあたたまる珠玉の1冊です。冬眠中に生れた二匹のこぐまが穴の外から聞こえてくる音についてかあさんぐまに尋ねます。かあさんぐまは優しくそれに答えていくのです。そのやりとりに、聞いている子ども達も五感を総動員して「春」の訪れを感じることでしょう。派手さのない絵本ですが、絵の美しさ、表情の豊かさ、ことばの優しさに、読んでもらった子がほっとできる絵本です。派手な絵で惹きつける絵本が多い昨今、図書館のおはなし会では、こうした目立たないけれど本当に優れた絵本を手渡していってほしいと願います。
 
絵本 『とんことり』筒井頼子/林明子 福音館書店

とん ことり (こどものとも傑作集)とん ことり (こどものとも傑作集)
著者:筒井 頼子
販売元:福音館書店
(1989-02-10)

 
早春の町に引っ越してきたかなえ。両親は引越しの片づけで忙しく、心もとない気持ちでいます。そこへ響いてきた玄関の郵便受けに何かが入れられる音。それは小さなすみれの花束。次の日にはたんぽぽの花束。・・・だれが届けてくれたのだろう?期待を胸に膨らませていく過程は、読んでもらう子どもたちのこころをも動かします。そして友だちと一緒に春の野原をサイクリングする場面。見開き一面に描かれた花いっぱいの野原。誰もが嬉しくなってきます。友だちとの出会い、新しい生活への一歩を踏み出すこの季節にぜひとも読んであげて欲しいと思います。
 
手遊び ちいさなにわ
      ちいさなにわを  よくならして
      ちいさなたねを  まきました
      ぐんぐんのびて  はるになって
      ちいさなはなが  さきました ぽっ
 
絵本 『ちょうちょうひらひら』まど・みちお/西巻茅子 こぐま社

ちょうちょうひらひらちょうちょうひらひら
著者:まど みちお
販売元:こぐま社
(2008-02)

 
まどさんの詩に西巻茅子さんがやわらかな色彩の絵をつけました。赤ちゃん向けの春の絵本です。少し年長の子どもたちに読んであげてもいいでしょう。ちょっと照れてしまうかもしれませんが、春の訪れの喜びを一緒に楽しめるはずです。短い絵本なので、幼児以上の大きな子達は一緒に声を出して読んでみてもよいでしょう。
(作成K・J)
 

2013年(その3) もうすぐ、いちねんせい(幼児~小学生)


昨日は幼稚園にあがる前の子ども達向けに、幼稚園への期待と不安に寄り添う絵本を選びました。今日は、小学校にあがる前の、もう少し大きい子どもたちへの絵本を選んでみました。

 
幼稚園(あるいは保育園)での集団生活の経験があるので、不安よりも期待のほうが大きいのかもしれません。それでも新しい世界へ一歩踏み出す経験です。そんな子どもたちの気持ちに寄り添えるおはなしを選んでみました。
 
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【もうすぐ、いちねんせい】
 
導入 詩 「あ」 『いちねんせい』谷川俊太郎/和田誠 小学館より
      せんせいが こくばんに
       あ と かいた
       あ びっくりしてるみたい
 
       せんせいが こくばんの
       あ を さした
       あ おおきなくちで うたってる
       (中略)     
      
      あ だいすき
      あ またあおうね
       (一部引用)

いちねんせいいちねんせい
著者:谷川 俊太郎/和田誠
販売元:小学館
(1987-12)

 谷川俊太郎が、一年生の気持ちになって書いた詩23篇。声に出して読むと、味わい深いものがあります。子どもたちに復唱してもらいましょう。

 
絵本 『くんちゃんのはじめてのがっこう』ドロシー・マリノ/間崎るり子訳 ペンギン社

くんちゃんのはじめてのがっこうくんちゃんのはじめてのがっこう
著者:ドロシー・マリノ
販売元:ペンギン社
(1982-04)

 
アメリカの小学校には(中学も高校もですが)入学式なんてものはありません。いきなり新学期に教室に行ってクラスに入るのです。なので、日本の入学式をイメージしていると違うかもしれませんね。くんちゃんがわくわくする気持ちでお母さんと学校へ行くのですが、クラスにはいるとお母さんは帰ってしまいます。はじめての学校でのどきどきする気持ちを、抑えた色調で描き、子どもたちを物語の中に惹きつけていきます。
 
絵本 『一年生になるんだもん』角野栄子/大島妙子 文化出版局 

一年生になるんだもん一年生になるんだもん
著者:角野 栄子
販売元:文化出版局
(1997-09)

 
6歳の誕生日を迎えたさっちゃん、健康診断に行ったり、ランドセルを買ってもらったり・・・お母さんと一緒に入学の準備を進めていきます。ちょうど年長さんの秋以降の日々に寄り添います。もうすぐ入学だという気持ちに寄り添いつつ、読んであげたい1冊です。
 
 
絵本 『ランドセルがやってきた』中川ひろたか/村上康成 徳間書店

ランドセルがやってきたランドセルがやってきた
著者:中川 ひろたか
販売元:徳間書店
(2009-01)

 
こちらの絵本は、男の子が主人公。うみひこくんの元へ、おじいちゃんからランドセルが届けられます。うれしくって仕方がないうみひこくん。自分の新しいランドセル。中に本を入れて、跳び跳ねたくなりますね♪ランドセルを背負って、弾むような喜びを身体から表現している姿に、読んでもらう子ども達もわくわくする気持ちが伝わることと思います。
 
絵本 『ゆっくり にっこり』木島始/荒井良二 偕成社

ゆっくりにっこりゆっくりにっこり
著者:木島 始
販売元:偕成社
(1995-04)

 
肩の力を抜いて楽しめる絵本。幼稚園のアヤメちゃん、もうすぐ小学生。この絵本では、いろいろなものが「ゆっくり」お引越しをしていきます。何がどのようにお引越しをしていくのか、クイズ形式で聞き手の子ども達も一緒に考えることができます。そうやって、少しずつ幼児から小学生へ成長していくのですね。ゆっくりと、にっこりと。おはなし会の最後に一緒に楽しめるおはなしです。
 (作成 K・J) 

長野ヒデ子先生の講座のご案内♪


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杉並区立方南図書館で子育て支援講座を開催します!!!

絵本「せとうちたいこさんシリーズ」で有名な絵本作家の長野ヒデ子さんが、絵本づくりのエピソードや子育てのヒントを、オリジナルの歌あそびを交えて、楽しく語ってくださいます。
当日の後半15時からは、長野さんによる絵本紹介や紙芝居の実演などご披露いただきます。

絵本好きの方、児童サービスにご興味のある方等々、是非ご参加くださいませ♪
ー 場所: 東京都杉並区方南1丁目51−2
 
講演で、執筆で、忙しく飛び回っている長野先生のおはなしを聴くチャンスです。シフトの空いている方々はぜひぜひご参加ください☆
 

2013年(その2) ともだち、できるかな?(小さい子)


これから本格的な受験シーズンのはじまりですね。子どもたちが大きくなってしまった今でも、この季節がくるとあのドキドキ感が甦ってきます。

 
そして小さな子どもたちにとっても、幼稚園や小学校への入園、入学を控えて期待と不安の入り混じる時期です。3月のおはなし会では、そんな子どもたちに寄り添うようなテーマで、ぜひ本を読んであげたいですね。
 
おすすめプランの(その2)は、春に幼稚園に入園する小さな子どもたちに読んであげたい本を中心にしてみました。
 
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【ともだち、できるかな?】
 
絵本 『うさこちゃん がっこうへいく』ディック・ブルーナ 松岡享子訳 福音館書店

うさこちゃんがっこうへいく (3才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナのゆかいななかま)うさこちゃんがっこうへいく (3才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナのゆかいななかま)
著者:ディック ブルーナ
販売元:福音館書店
(1985-01-30)

 
タイトルは”がっこうへいく”ですが、これは幼稚園のことを指していると思われます。海外では幼稚園のことを「Pre-school」と言いますから。おともだちと歌を歌ったり、お絵かきをしたり、絵本を読んでもらったり・・・幼稚園って楽しいところだよっていうことを、伝えられるといいですね♪
 
蔵書としてあれば、同じディック・ブルーナの『ようちえん』もおすすめです。

ようちえん (子どもがはじめてであう絵本)ようちえん (子どもがはじめてであう絵本)
著者:ディック・ブルーナ
販売元:福音館書店
(1968-11-15)

 
 
 

 
絵本 『コッコさんのともだち』片山健 福音館書店
コッコさんのともだち (幼児絵本シリーズ)コッコさんのともだち (幼児絵本シリーズ)
著者:片山 健
販売元:福音館書店
(1991-04-10)
 
保育園に入ったものの、おともだちをどうやって作っていいかわからないコッコさん。その不安がひしひしと伝わってきます。そしておともだちができた時の、「するとだんだんうれしくなって もっともっとうれしくなって
 うんとうんとうれしくなりました」という気持ちが、読んでもらう子どもたちのこころをも優しく包んでくれるはずです。
 
絵本 『ぐるんぱのようちえん』西内ミナミ/堀内誠一 福音館書店
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)
著者:西内 ミナミ
販売元:福音館書店
(1966-12-15)
 
幼稚園に入園するおはなしではないのですが、ぐるんぱがしっぱいを繰り返しながら、最後には子どもたちと楽しく遊んでいる様子をみて、「ようちえんって楽しいところなんだな~」と、きっと思えるはず。
子どもたちの弾む声が聞こえてきそうなおはなしを、ぜひ幼稚園に入る前の年齢の子どもたちに読んであげたいと思います。
 
大型絵本 『ねずみのでんしゃ』山下明生/いわむらかずお ひさかたチャイルド
ねずみのでんしゃ (大きな大きな絵本 (2))ねずみのでんしゃ (大きな大きな絵本 (2))
著者:山下 明生
販売元:チャイルド本社
(2005-02)
 
ねずみの兄弟が学校に行くことになっているのですが、みんな行きたがりません。そこでねずみのおかあさんが考えたのは・・・(この本もねずみの学校になっていますが、どちらかというと幼稚園という雰囲気です)タイトルだけでは学校に入るおはなしとは結びつかないのですが、この時期にぜひ読んであげたい1冊です。大型絵本が出ていますので、図書館でのおはなし会でぜひ読んであげてください。小型本は1982年に出ています。
(作成 K・J) 

2013年(その1) 弥生ひなの月(幼児~小学生)


今日から新学期の始まった学校も多く、朝の情景に日常が戻ってきましたね。図書館の業務も、年度末に向かって忙しくなる時期です。早めに次年度の児童サービス業務計画も立てましょう。特に行事等で講師紹介が必要な場合、早めにTS室児童担当までお問い合わせください。

さて、3月のおはなし会☆おすすめプランは、4通り。まず最初は桃の節句を題材にしてみました。
 
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【弥生ひなの月】
 
詩 「うれしいひなまつり」サトウハチロー
   あかりをつけましょ ぼんぼりに
   おはなをあげましょ もものはな
  (一部引用)
 
 
絵本 『のはらのひなまつり』神沢利子/いわむらかずお 金の星社

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大きな段飾りは、住宅事情のせいか余り歓迎されなくなり、今は内裏雛だけというシンプルな飾りが多くなっていますね。
この絵本では、女の子が折り紙で作ったお雛様やたんぽぽのお雛様が登場。素朴で優しい気持ちになれる絵本です。
 
 
 
絵本 『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』瀬尾七重/岡本順 教育画劇

ひなまつりにおひなさまをかざるわけ (行事の由来えほん)ひなまつりにおひなさまをかざるわけ (行事の由来えほん)
著者:瀬尾 七重
販売元:教育画劇
(2001-01)

 
教育画劇から出ている「行事の由来えほん」シリーズのうちの1冊です。どうしておひなさまを飾るのか由来がわかる絵本です。人形にこめられた昔の人の想いが伝わってきます。
 
わらべうた  三月三日のもちつきは
         三月三日のもちつきは ぺったんこ ぺったんこ    
         ぺったん ぺったん ぺったんこ     
         さあこねて さあこねて さあこね さあこね さあこねて
         とーん とーん とんとんとん
         とんとんとんとんとんとんとん
        (タイトルをクリックすると「わらべうたとゆかいな日々」のリンクに
         飛び、わらべうたを動画で見ることができます。
         小さい子どもと一緒にする時は、倍ぐらいのゆっくりとしたテンポで
         やるとよいでしょう。)
 
絵本 『はるになったら』シャーロット・ゾロトウ/ガース・ウィリアムズ 徳間書店 

はるになったらはるになったら
著者:シャーロット ゾロトウ
販売元:徳間書店
(2003-04-30)

 
 
こちらは日本のひなまつりとは関係がないのですが、『ひなまつりにおひなさまをかざるわけ』が、お兄さんが妹を思いやる姿を描いていたので、今度はお姉さんが幼い弟を思う絵本として選んでみました。幼い弟妹を思いやる優しい気持ちは、洋の東西を問わないのですね。
 
 
ブックトーク (本の紹介)
ひなまつりの本ばかり読んでも、子どもたちが飽きてしまうので、他のひなまつり関連の本はミニ・ブックトークで紹介してあげましょう。
 
『ひなまつりこびとのおはなし』まついのりこ 童心社

ひなまつりこびとのおはなし (行事こびとのえほん)
ひなまつりこびとのおはなし (行事こびとのえほん)
著者:まつい のりこ
童心社(1986-10)
まついのりこさんの行事こびとシリーズの中の1冊。「3がつ3かがくると、ひなまつりこびとの もものはながひらきます。」シンプルで、それでいて愛くるしいたなばたこびとの頭の上のもものはなの淡いピンク色が印象的です。やさしい気持ちにさせてくれる1冊です。版が小さいので、集団でのおはなし会には、向かないかもしれません。お膝の上にお子さんを乗せて読む時か、あるいは少人数対象の時にどうぞ!


『もりのひなまつり』こいでやすこ 福音館書店
もりのひなまつり(こどものとも絵本)りのひなまつり(こどものとも絵本)
著者:こいで やすこ
福音館書店(2000-02-10)
こちらは「もり」のひなまつり。のねずみたちに頼まれて、お雛様たちは森へと出かけて行きます。森で楽しくおひな祭りを楽しんだ帰り道、季節外れの雪が降り始め、戻ってきた頃には泥汚れがつき、着物が綻びてしまいました。家の人にはこっそり出かけてしまったお雛様たちは大慌て。ねずみばあさんが綺麗に繕ってくれてほっとします。

『たんぽぽのサラダ』立原えりか/いわさきちひろ 講談社
たんぽぽのサラダ ほか4話 (いわさきちひろ・おはなしえほん)
んぽぽのサラダ ほか4話 (いわさきちひろ・おはなしえほん)
著者:立原 えりか
講談社(1987-03-10)
入学式やひなまつり、こいのぼりなど、春をテーマにした童話5編が収録されています。「わたしのひなまつり」の中の、「おかあさんも、おばあさんも、ひいおばあさんも、いつかの春には、小さな女の子だったのです。」という文章が、とっても好きです。

『ひままつり』渡辺一枝 情報センター出版局
ひなまつり
ひなまつり
著者:渡辺 一枝
情報センター出版局(1987-02)
渡辺一枝さんは、作家椎名誠さんの奥様。渡辺さんが、身の回りにある小さなもの、石ころや、貝がら、豆などを使って作った愛らしいお雛様の数々。なかにはお子さんが赤ちゃんだったころの小さなソックスもおひなまにされていて、お子さんへの、そしてモノへの愛情が伝わってきます。



『たのしい行事と工作―3がつのこうさく おひなさまつくろう』竹井史郎 小峰書店
たのしい行事と工作―3がつのこうさく おひなさまつくろう
たのしい行事と工作―3がつのこうさく おひなさまつくろう
著者:竹井 史郎
小峰書店(1996-02)
指でつつくと首をふるおひなさま、風で揺れるやじろべえおひなさまなど、飾っても可愛らしく、動かしても遊べる8種類のお雛様を紹介しています。3月の工作会などの参考にしてみませんか?


『まいてきっておいしい!ひなまつり』小林ゆき子 福音館書店月刊かがくのとも

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いてきっておいしい!ひなまつり
著者:小林ゆき子
福音館書店月刊かがくのとも2007年3月号
こちらは、月刊「かがくのとも」なので、雑誌としてすでに図書館にないかもしれませんね。子どもたちがひな祭りに自分たちでご馳走作りに挑戦します。最初はふと巻き寿司に挑戦。それから白玉団子を作っておすましに入れますが、そのお団子もきれいな模様入り。ロールサンドにミートローフ、楽しくて美味しいひなまつりパーティーの始まりです。ハード絵本になってほしい1冊です。
 
 
『三月ひなのつき』石井桃子 福音館書店
三月ひなのつき (福音館創作童話シリーズ)
三月ひなのつき (福音館創作童話シリーズ)
著者:石井 桃子
福音館書店(1963-12-01)
1963年に出版された今は亡き石井桃子さんの作品です。なかなか子どもたちが自分で手にすることのない本かもしれません。石井桃子さんの格調高い文章と、朝倉摂さんのやさしい絵。戦後の物資のない時代におかあさんが娘のために、おひなさまを選ぶにあたって抱いている思いなど、なんでも手に入ってしまう今の子ども達にぴんとこないかもしれませんが、読んでもらうと母子の密接なつながりの温かさが伝わっていくと思います。ぜひ薦めてあげたい1冊です。
(作成 K・J)

子どもの本の選書


指定管理者で受託している図書館では私たちに一次選書が託されていると思います。

 
毎年、児童書だけでも4000点近い本が発行されています。その中から子どもたちに手渡したい本、図書館の蔵書として揃えたい本をどのように選ぶかは、現場スタッフの一番心を砕くところでり、迷うところでもあります。児童サービスの館内研修でのリクエストに、「児童室の蔵書構築」というものが増えているのも、そのためだと思います。
 
今日は、そんな悩める選書担当の方々に役立つ情報をお伝えしたいと思います。

*公益財団法人 図書館振興財団の選書委員会*
 
図書館振興財団には選書事業のための委員会が5つあります。
・新刊選書委員会
・児童書選書委員会
・学校図書館用選書委員会
・大学図書館用委員会
・科学読み物選書委員会
 
これらの選書委員会が選んだリストは、図書館振興財団のウェブサイトから見ることができます。→こちら
 
 
 
*教文館ナルニア国*
銀座の目抜き通りに面して建っている書店、教文館は1885年創業の128年の歴史を持つ本屋さんです。建物は昭和8年にアントニン・レイモンド設計のレトロな雰囲気を今に残しています。そこの6階に、子どもの本の専門店「こどもの本のみせ・ナルニア国」がオープンしたのは1998年のこと。石井桃子さんが抱き続けた願いを、こぐま社の創業者、佐藤英和さんと東京子ども図書館理事長の松岡享子さんが具現化した子どもの本の専門店です。世代を越えて受け継がれていく優れた絵本・読み物・科学の本、すべての分野におけるロングセラーを集めて提供してきました。
一方で、子どもの本に関わる仕事をする方々への利便性を図ることを目的として「日本の子どもの本 この1年」のコーナーには、1年間に日本で出版された子どもの本をすべて揃え、実際に手にとって選書できるようにしてくれています。
 
毎日入荷する新刊本については、毎週「児童書新刊情報メールマガジン」としてインターネット配信をしてくれています。選書担当のスタッフの方々が、実際にすべての本を読んで、その情報を伝えてくださっています。
 
また毎年、それらの本の中から「おすすめリスト」を作成してくださっていましたが、2008年より本として刊行してくださっています。
 
メーリングリストの情報、そして「2008年に出た子どもの本」「2009年に出た子どもの本」「2010年に出た子どもの本」「2011年に出た子どもの本」は、児童書を選書する際の、有用な情報源になります。
 
ぜひ、児童書の選書担当になった方は、教文館ナルニア国のメールマガジンをチェックしてみてください。
ナルニア国のホームページは→こちら  メールマガジンについては→こちら
 

2011年に出た子どもの本2011年に出た子どもの本
販売元:教文館
(2012-03)
販売元:Amazon.co.jp
 

その他には、東京子ども図書館の機関誌「こどもとしょかん」や、親子読書地域文庫全国連絡会の機関誌「子どもと読書」、日本子どもの本研究会の機関誌「子どもの本棚」などからも、新刊情報を受け取ることができます。それぞれの団体により選書基準がかなり違っているので、どういう基準で選ばれているのかを、比較し、自分が担当する館の蔵書構成や利用する子どもたちの顔を思い浮かべながら、どれを参照にするのか、検討してみてください。
 

新年あけましておめでとうございます♪


2013年、新しい年が始まりました♪

お正月2日より開館している図書館もあれば、4日が初出勤と言う図書館もあることと思います。

今年も、図書館が子育て中のご家族、赤ちゃんから高校生まで、そしてその子どもたちに関わる地域のおとなの方々にとって、学びと出会いの場所になるように、コミュニティーの中心となり、彼らの居場所を作って行けるよう、サービスに全力を注いでいきましょう。

児童サービスの研修で、繰り返しお話をしていますが、幼少期に図書館が大好きになった子達は、大人になっても図書館のよき理解者、利用者に育っていきます。児童サービス対象である子どもたちはいずれ一般の利用者になっていく、その連続性を考えながら、何を伝えるべきなのか、どのようなサービスをするべきなのかを、共に考えていきたいと思います。

この一年も、研修や児童部会、そしてこの「本のこまど」を通じて、みなさまと共に切磋琢磨してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2013年1月2日  ヴィアックス テクニカルサポート室 
児童担当 K・J

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