2014年(その2) 秋の虫(幼児~小学生)


暑さが和らいだころ、秋の虫の涼やかな音がきこえてくると、ほっとしますね。
夏の虫とは、少し違った魅力のある、秋の虫たちの本を紹介します。
 
**********************
【秋の虫】 幼児~小学生
 
導入 わらべうた 「虫かご」
 
のっぽのにいさん こっつんこ (中指を合わせる)
おしゃれなねえさん こっつんこ (薬指を合わせる)
かあさんも こっつんこ (人差し指を合わせる)
あかちゃんも こっつんこ (小指を合わせる)
 
ほらね むしかご できたでしょ
 
とうさんゆび はいっとくれ (親指をかごの中にいれる)
とうさんゆび ないとくれ (虫かごを耳にあてる)
 
指を合わせて、虫かごを作って、遊びます。
最後は、親指が父さん虫になって、虫かごに入って鳴きます。
「リーリーリー」「チンチロリン」「ギーチョンギーチョン」、いろんな声をみんなで聞いてみてください。
 
 
『みのむしがとんだ』 得田之久さく 童心社 4分
みのむしがとんだ
得田 之久
童心社
2001-07
 
小さなみのむしが、葉っぱを食べて大きくなり、冬を越して、蛾になるまでが、書かれています。みのむしの形は変わらないのに、周りにいる虫や植物の様子から、季節が伝わってきます。じっと動かないようにみえる、みのむしのドラマを、平易な文と写実的な絵から、感じることができる絵本です。
 
『なく虫ずかん』 松岡達英 え・篠原榮太 もじ・佐藤聰明 おと・大野正男 ぶん 
 
なく虫ずかん (みるずかん・かんじるずかん―金の本)
 
みるずかん・かんじるずかんシリーズの1冊です。見開きページに虫の鳴き声が楽しい文字で書いてあり、めくると、その鳴き声の虫の姿が写実的に書かれていて、子どもたちとやりとりしながら、楽しむことができます。巻末の「虫がなくのはどうして?」には、虫の鳴き方がわかりやすく書かれているので、ぜひ紹介してあげてください。登場する虫の索引と簡単な解説もついていて、いろいろな角度から楽しめる本です。
 
『野はらの音楽家マヌエロ』 ドン・フリーマン作 みはら いずみ訳 7分
野はらの音楽家 マヌエロ
ドン フリーマン
あすなろ書房
2006-07
 
マヌエロは音楽が大好きなカマキリです。自分でもきれいな音を出したいと思いますが、コオロギみたいに羽をふるわせたり、カエルのように声を出すことはできません。そこでガマの茎でフルートを作ってみたり、ラッパの形をした花をトランペットにしてみたりしますが、うまく音が出せず、他の虫たちにばかにされてしまいます。そんなとき、マヌエロのもとに、1匹のクモがやってきて、ふたりで力をあわせて、チェロを作ろうといってくれるのです。
 少し長めの物語ですが、登場する秋の虫やマヌエロが工夫してつくる楽器に感心したり、音が出せなかったときはマヌエロと一緒に「あーあ」とがっかりしたりしながら、聞いてくれます。クライマックスで、マヌエロが音を奏でる場面は、本当に音が聴こえてきそうで、うっとりした気持ちになれます。ぜひ、子どもたちと味わってみてください。
(T・S)

コメントを残す