Yearly Archives: 2014

4月のおすすめ本☆リスト
「学校図書館と著作権」研修@SLA 
2014年(その4) 卒業おめでとう!(小学生・中学生)
H25年度1月「H25 年度児童部会の様子」
2014年(その3) まってたよ(幼児~小学生)
2014年(その2) ♪詩と絵本で春を味わおう♪(幼児~小学生)
2014年(その1) もーいいかい?(小さい子)
3月のおすすめ本✩リスト(追加あり)
IBBY「世界のバリアフリー絵本展」のご案内
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

4月のおすすめ本☆リスト


立春を迎えるところですが、おはなし会おすすめ本リストは4月。

 
あたたかくなり、新しい年度を迎える4月は、子どもたちも希望いっぱい。
 
楽しい雰囲気で迎えてあげたいですね。
 
おはなし会の選書や、図書館だより、展示などにご活用ください。
 
 
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「学校図書館と著作権」研修@SLA 


全国学校図書館協議会の主催で、「学校図書館を活用する人のためのサポート講座」で、「学校図書館と著作権」についての研修が行われます。

こちらは、勤務として派遣する研修ではなく、必要に応じて自己研鑽として、自分の時間とお金を使っていく外部の研修です。興味のある方は参考にしてください。

詳しい内容についてはこちら→全国学校図書館協議会・サポート講座のページ


*********(以下 申し込みについて)**********
申込書をダウンロードし、ご記入のうえFAXでお申し込みください。先着順に受け付けます。折り返し、FAXでご連絡をします。 
(公社)全国学校図書館協議会事務局 サポート講座係
FAX:03-5804-7546(申込専用FAX) 

FAXをご利用になれない方は、
①参加回(日時/午前・午後)
②お名前 
③勤務先・職名 
④学校図書館担当通算年数 
⑤お電話番号(自宅か勤務先かを明記) 
⑥著作権に関する質問 をE-mailにご記入の上お申し込みください。
折り返しE-mailで返信します。
〈携帯電話のメールには返信ができませんのでお申込みにはご利用になれません。〉
〈ファックス・E-mailともにご利用になれない方はお電話でお申し込みください〉
申し込み用E-mail アドレス: takemura@j-sla.or.jp

2014年(その4) 卒業おめでとう!(小学生・中学生)


ある受託図書館にきた「卒業を祝う会で、ボランティアが絵本の読み聞かせをすることになりました。6年生の卒業の時期や年齢にふさわしい絵本を探しています。」という利用者の方の問合せから、”出会い””別れ””成長”がキーワードになる本のリストがほしい、というリクエストをTS室にいただきました。

そういえば、おはなし会プランを作成するときに、対象にしている年齢は幼児~小学生中学年くらいまでで、6年生くらいの子どもたちを対象としていませんでした。

 
そこで、TS室児童担当で、何冊かをピックアップし、”3月のおはなし会おすすめ本リスト”にそれにふさわしい絵本を追加し、またそれらを使ってひとつのプランを作成してみることにしました。所要時間は30分ほどです。
 
“卒業を祝う会”では、2冊くらいの本が読まれるのでしょうか。このプランでは絵本と詩を組み合わせてみました。

図書館のおはなし会では、6年生といった高学年の参加者は少ないと思いますが、機会を作って「卒業おはなし会」をしてもいいですね。また学校支援として、出張お話会をすることもあるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

 

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【卒業おめでとう!】 小学校6年生のために

                  (中学3年生でもOK)
 
詩 「あいたくて」 工藤直子 『あいたくて』 工藤直子/佐野洋子 
                              大日本図書
あ・い・た・く・て (小さい詩集)
工藤 直子
大日本図書
1991-09
「だれかにあいたくて なにかに あいたくて 生まれてきた」 国語の教科書でも取り上げられている工藤直子さんの詩でオープニング。この6年間(あるいは3年間)、みんなは何に出会ってきただろうという問いかけの気持ちを込めて、朗読してあげたい詩です。また、復唱してもらって、一緒に味わってもよいでしょう。
 
 
 
絵本 『はじまりの日』ボブ・ディラン作/ポール・ドジャース絵 
            アーサー・ビナード訳  岩崎書店 (2.5分)
はじまりの日
ボブ・ディラン
岩崎書店
2010-02-13
 
「きみが手をのばせば しあわせにとどきますように」「きみのゆめがいつか ほんとうになりますように」ボブ・ディランの「Forever Young」の歌詞を詩人アーサー・ビナードが翻訳しました。絵もはっきりとして見えやすく、「毎日がきみのはじまりの日 きょうも あしたも あたらしいきみの はじまりの日」と、未来に希望を抱かせる絵本です。
 
絵本 『たいせつなこと』マーガレット・ワイズブラウン/レナード・ワイズガード 
                 うちだややこ訳    フレーベル館 (6分)
たいせつなこと (ほんやく絵本)
マーガレット・ワイズ ブラウン
フレーベル館
2001-09
 
 
なにかにとって大切なことは・・・と具象的な意味づけが繰り返されたあとで、「あなたにとって たいせつなことは」と問いかけてきます。そして穏やかに、まっすぐに「それは あなたが あなたで いること」と、伝えてくれます。唯一無二の「あなた」自分を大事にしてとのメッセージを伝えることのできる1冊です。
 
詩 「卒業式」谷川俊太郎 『谷川俊太郎少年詩集 どきん』
                          谷川俊太郎/和田誠 理論社
 
 

「ひろげたままじゃ持ちにくいから きみはそれをまるめてしまう まるめただけじゃつならないから きみはそれをのぞいてみる」卒業証書を受け取った子ども達に贈る谷川俊太郎さんの温かいエールのような詩です。

同じ詩集の中の「サッカーによせて」や、「歩くうた」も、旅立ちに贈ってあげたい詩です。
 
詩 「また、あいたくて」工藤直子 『あいたくて』より
 
 前出の『あいたくて』の一番最後に出てくる「また、あいたくて」。「さよならをくりかえし さよならをつみかさね またあいたくて なにかに きょうもあるいていく」という最後のくだりは、「あいたくて」に呼応して、これから歩いていく先への、穏やかな決意になっています。2篇は対になっている詩。最後にぜひ読んであげてほしいと思います。

 

この他にも候補に挙がった絵本や詩
 
〈卒業生に読んであげたい絵本〉
絵本 『たくさんのドア』アリスン・マギー/ユ・テウン 
                なかがわちひろ訳 主婦の友社 (3分)
たくさんのドア
アリスン・マギー
主婦の友社
2010-11-17
 
 

「きょうも あしたも あなたは たくさんの ドアをあけていく そのむこうに たくさんの おもしろいことが まっている あなたは どんなひとになり いったい どこへ いくのだろう」未来の可能性を開いて飛び立とうとする子どもを見守る温かい目を感じる絵本です。

 
絵本 『たんぽぽ』立野恵子 BL出版    (5分)
たんぽぽ (ニッサン絵本大賞作家集)
立野 恵子
ブックローン出版
1988-12
 
 
春の野原を旅する青年。旅のみちずれになった相棒とも、進むべき道が違うこともある、それぞれが選び取って自分の道を歩いていくんだという決意を感じられる1冊。
 
 
 
〈卒業生に贈りたい詩〉
詩集 『まどさんとさかたさんのことばあそび』より
「わかれのことば」さかたひろお
まどさんと さかたさんの ことばあそび (こみねのえほん)
まど みちお
小峰書店
1992-12
 
「にほんじんなら さよなら あめりかじんなら ぐっばい」いろんな別れの言葉が集められた詩。明るく元気にまた会えることを期待して「さよなら」と声を交わし合いたいですね。
 
 
 
詩集 『子どものよみたい 輝け!いのちの詩』より
「わたりどり」さかたひろお
輝け!いのちの詩―子どもとよみたい
小学館
1996-07
 
NHK「みんなの歌」でも歌われた詩です。秋の空を飛び立って北へ向かっていく鳥たちを見上げて「わたしもやがて旅立つだろう」と決意を示す詩です。
 
 
 
 
詩集 『ポケット詩集』より
「さくらのはなびら」まど・みちお
ポケット詩集
童話屋
1998-11
 
 
「えだをはなれた ひとひらの さくらのはなびらが」地面に散る様子に、物事には始まりがあって終わりがある。そしてそれは「かけがえのないことだ」と、そのかけがえのないことを繰り返していくことの大切さを、静かに伝えてくれる詩です。
 
 
これからの時期、卒業だけではなく窓口で利用者から「旅立ちに使える本」の問合せが増えることでしょう。これらの本は、そういう時にも使えると思います。ぜひご活用ください。
 
なお、「3月のおすすめ本✩リスト」PDF版も、これらの本を追加して更新してあります。→こちら
(絵本の選定→K・J  詩の選定→T・S)

H25年度1月「H25 年度児童部会の様子」


今年度の児童部会の様子をブログにUPしそびれておりました。先週1月17日に今年度第5回児童部会を開催しましたので、ご報告します。


まず最初に、今年度の児童部会をどのように進めてきたかをお伝えします。
 
* 参加者を、5テーマ 6班に分けて、各自が一番課題としていることを一年かけて研究するスタイルにしました。
  毎回、取り扱うテーマが違った昨年とは違って、各班がひとつのテーマを深く掘り下げることになりました。
* 一年間の研究の成果を、3月14日開催

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の成果報告会で発表し、お互いの業務に生かせるように共有することにしています。


今回は、3月の成果報告会に向けて、昨年5月よりテーマをどのように掘り下げたか、現在どこまでそれがまとまっているか、次回の報告会ではどのように発表するのかを、各班から報告してもらいました。


YAサービス研究班
・YA世代向けの動向を探るため、各担当館で中高生対象にアンケートを実施した
・アンケート結果をもとに、YA世代向けのリストを作成中。
 リストは、7つのジャンル(「家族」「悩み」「世の中」「癒し」「恋愛」「部活」「友達」)の本を、各18冊程度選書して、紹介する
・報告会では、リストをもとに展示をおこない、作成したリストを紹介する
 
選書研究班
・「テーマ特集」に的をしぼって、取り組むことにした
・今までの特集・調べ学習のテーマを調査するため、部会メンバー対象にアンケートを実施した
・アンケートをもとに、「各月のテーマ別のブックリスト」を作成中
・アンケートをもとに、「文学賞特集リスト」、「作家の生没年特集リスト」を作成中
・報告会では、3月のテーマを例として、実際に特集のレイアウトを見せながら、選書理由を説明する。
 また、H図書館で展示された特集棚の様子を紹介する予定
 
ブックトーク・学校支援研究班
・学校支援に関するアンケートを、部会メンバー対象に実施し、現状を把握した
・各館の学校支援の取り組み(主に図書館見学・職場体験・ブックトーク)を調査した
・報告会では、各館の取り組みを紹介する。また、プチブックトークを実演する予定
 
調べ学習・レファレンス研究班
・5つのテーマ(「京都・日光」「ゴミ問題」「ユニバーサルデザイン」「米」「「昆虫」」でブックリスト・パスファインダーを作成中
・作成したブックリスト・パスファインダーは、TS室のブログ「本のこまど」にアップして、全体で活用できるように、精査していく
・報告会では、作成したブックリスト・パスファインダーを紹介する予定
 
おはなし会 第1班
・おはなし会プログラムを、「のりもの」「ことば」「時間」「こわいはなし」(4歳~小学生対象)をテーマに作成中
・乳幼児は、絵本とわらべうたがセットになっているプログラムを作成中
・効果的な広報(看板・ポスター・図書館だより)を検討した
・自館での取り組みの紹介もふくめて、工作に関する情報を収集・検討した
・報告会では、作成したおはなし会プログラムや、効果的な広報の方法を紹介する。
 また、参加型絵本の読み聞かせや、はさみを使わない工作の実演をする予定
 
おはなし会 第2班
・おはなし会リスト「児童・乳幼児向けの四季のプログラム」「四季は問わないおすすめの本紹介」を作成中
・工作会リストを作成中。はさみを使わない工作で、従事者がどこまで準備をしておくとよいのかも記載する
・報告会では、リストを紹介する。また、工作は実際に作成したものを用意する予定
 
 
また、各班が作成したリストなどは、成果報告会のあとにこのブログ「本のこまど」に順次掲載し、現場のみなさんの業務の参考になるよう公開していく予定です。

なお、この研究成果を次年度はさらに精査して、図書館総合展で発表できるようにしたいと考えています。そのために、次年度は部員の新規募集は行わず、このままのメンバーで部会をすすめていく予定です。
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← 各班からの報告をしています。
  それぞれの班が、この一年どのように研究をすすめてきたかが明かされました。
 
 
 
 
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→ まとめたリスト類を精査しています。
  お互いに意見を交わし合い、よりよいものを目指します。
 
 
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←こちらでも真剣な話し合いが行われています。
 どのように見せれば、よりよく研究成果を伝えられるか
 議論もヒートアップしていきます。
 
 
 
→ 頭を付き合わせ、話し合いが続きます。

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  普段は別々の図書館で児童サービスを担当している部員たち。
  お互いに置かれている事情は違うけれど、情報を共有することで
  切磋琢磨し、よりよいサービスを目指しています。
 
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←配布物のレイアウトについても、話し合いました。
 
 
 
 
 
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← こちらでは、各館で行った工作会の見本を持ち寄り、子どもたちが楽しんで参加できる工夫などについて話し合っていました。
 
 
 
 
 
 
児童部会で各自が学んだことは、自分の勤務する図書館に持ち帰って実践し、また他館で実施して好評だった事例について情報を共有し、自分の館の業務に生かしていく、というよい循環が生まれています。集合研修のように、講師から一方的に学ぶという研修とは違い、自主的に自律的に学ぶ部会活動は、実践的な力を身につけることに役立っているようです。
 
 
 
 

2014年(その3) まってたよ(幼児~小学生)


四季は巡っていきます。寒い寒い冬の間に、枯れ枝に見える木も芽吹く準備をしています。桜の花も、今の季節から準備を続けています。秋に休眠状態に入った桜も、一定期間寒さの中に置かれることで、春の芽吹きの準備スイッチが入るのです。

年末にかけ街路樹もすっかり葉を落とし殺風景に見えますが、確実に春に向かって準備が進んでいるのですね。

さて3月のおはなし会✩おすすめプランの3つめのテーマは、【まってたよ】です。


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【まってたよ】 幼児・小学生向け
 
絵本 『もりのてがみ』片山令子/片山健  福音館書店 (6分)
もりのてがみ (こどものとも傑作集)
片山 令子
福音館書店
2006-11-10
 
 
 
ふゆの間にもりの動物たちにあてて「すみれがさいたら、このもみのきのしたでまっています。」と手紙を書いたひろこさん。寒い寒い冬が過ぎて、雪が溶け、強い風が吹いた時、ひろこさんは森のもみの木のもとへ走っていきます。さて、みんなに会えたかしら?春を待つ気持ちが、じわじわとふくらんでくる絵本です。
 
絵本 『だって春だもん』小寺卓矢 アリス館 (3分)
だって春だもん
小寺 卓矢
アリス館
2009-03
 
 



3月のおはなし会プランで過去2回紹介した写真絵本です。『はなをくんくん』の絵本の世界をそのまま写真で見せてくれます。こうして自然界は春を迎えていくんだなぁと、子ども達といっしょに感じてほしい1冊です。

絵本 『ぐりとぐらのおおそうじ』中川李枝子/山脇百合子  福音館書店 (4分)

春が来て窓を開け放すことが出来た時の気持ちよさを思い出します。実際にはここ15年くらい花粉症で、そうしたいのに出来ないでいます。この絵本ではぐりとぐらが春を迎えて、家中を大掃除します。その方法ときたら!「ぼくらがこのよで すきなのは おそうじすること みがくこと ぐりぐら ぐりぐら」ぐりとぐらって、お料理以外にお掃除も得意だったのですね。
 
絵本 『ほわほわさくら』ひがしなおこ/きうちたつろう くもん出版 (3分)
4冊目の絵本は、桜が咲いた様子を擬音語で表現したとても美しいことばの絵本。耳にここちよい絵本です。今年の桜の開花予想はどうなるかしら?2月の厳しい寒さと、3月になってからの気温上昇が決め手になるのだとか。桜の開花を心待ちにする気持ちを子ども達と一緒に味わってください。
 
今回は、手遊びなどは途中に入れていませんが、「ちいさなにわ」など春にふさわしい手遊びを入れてもよいでしょう。春を待ってた気持ちがのびのびと伝わるおはなし会になるといいですね。(K・J)

2014年(その2) ♪詩と絵本で春を味わおう♪(幼児~小学生)


春の詩をさがしていたら、紹介したい詩がたくさん見つかったので、
絵本と詩を組み合わせたプログラムで作ってみました。
朗らかだったり、力強かったり、とぼけていたり、いろいろな春をお楽しみください♪
 
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【♪詩と絵本で春を味わおう♪】 (小学生・幼児向け)
 
詩「はるのさんぽ」 まどみちお
(『幼い子の詩集 パタポン①』 P16より)
 
*牛がでてくる、不思議でおっとりとした詩です。
 
幼い子の詩集 パタポン〈1〉
田中和雄編
童話屋
2002-04
 
 
 
 
 
絵本『仔牛の春』 五味太郎作
 
仔牛の春
 
五味 太郎
偕成社
1999-01
 
春がきて、仔牛の背中の雪が解け、土が顔を出し、草が芽をふきます。そして、夏がきて、秋がきて・・・、仔牛の背中で、季節の移り変わりを感じることができる、五味さんならではの、不思議であたたかい絵本です。
 
 「あしたこそ」 たんぽぽ はるか
(『のはらうたⅣ』より) 
 
*まいあがっていく、たんぽぽわたげの詩です。
 
のはらうた〈4〉
くどう なおこ
童話屋
2000-11



 
 
絵本『たんぽぽ』 甲斐信枝作・絵
 
たんぽぽ (絵本のおくりもの)
 
甲斐 信枝
金の星社
1984-02
 
たんぽぽが花ひらき、綿毛になって種を飛ばし、再び春を待つ様子が、わかりやすい文と優しい絵で書かれています。画面いっぱいに描かれた綿毛が飛んでいく場面は、わっと風がふいてくるようで、子どもたちは目を見張ります。読み聞かせのときは、本の向きを変える必要があるページや、ちょっとした仕掛けがありますので、ご注意ください。
 
もしくは、こちらの『たんぽぽ』の絵本もおすすめです。
 
絵本『たんぽぽ』 平山和子さく・え
 
たんぽぽ (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
平山 和子
福音館書店
1976-04-01
 
たんぽぽの生態を、細かく観察して、写実的な絵で描いています。1本の花は実は小さな花の集まりになっているそうで、その1つ1つが丁寧に描かれています。また、見開き2ページにわたっている根っこの絵も見事で、2冊用意してつなげてみせると、実物大の迫力がさらに伝わります。観察することで発見する、科学の楽しさも伝えてくれる1冊です。
 
 
詩「春のうた」 草野心平
(『幼い子の詩集 ぱたぽん②』 P18より)
 
*春になって、かえるがはじめて土の中から出た日の詩です。
 
幼い子の詩集 パタポン〈2〉
童話屋
2002-11
   
 
 
 
 
 
 
 
本『ふたりはともだち』 アーノルド・ローベル作
 
ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局
1972-11-10
 
仲良しのがまくんとかえるくんのお話が5編入っています。がまくんがなかなか起きない「はるがきた」や、かえるくんが書いた手紙を2人で待つ「おてがみ」(小学校の教科書にも採用されています)など、あたたかい気持ちになれるお話ばかりです。絵本というより幼年童話ですが、1編は短いので、読み聞かせをしても楽しむことができます。小学校の低学年のクラスで、「はるがきた」を読んだところ、笑いの渦が巻き起こり、他のお話も読んでと全部のお話を読んだことがあります。がまくんとかえるくんがすっかり気にいった子は、シリーズの他の3冊も読んでいました。茶とモスグリーンの落ち着いた装丁なので、一見地味にみえる本ですが、絵本から本への入口にいる子たちに、ぜひおすすめしたいシリーズです。
(T.S)
 
<がまくんとかえるくんシリーズ 他3冊>
 
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局
1972-11-10
 
 
 
 
 
 
ふたりはいつも (ミセスこどもの本)
 
アーノルド・ローベル
文化出版局
1977-05-15
 
 
 
 
 
 
アーノルド・ローベル
文化出版局
1980-08-17

2014年(その1) もーいいかい?(小さい子)


1月から2月にかけて一年で一番冷え込む季節。それでも2月4日の立春を過ぎる頃には、目に見えて陽が長くなり、木の芽が膨らみ、梅の花も開いて春の訪れの足音が聞こえるようになります。

そんな時、口をついて出るのは童謡「はるよ、こい」

「♪はるよ、こい。はやくこい。あるきはじめて みいちゃんが
赤い鼻緒のじょじょはいて おんもに出たいと待っている♫」
 
みいちゃんでなくても、少し背伸びして、窓の外に春の気配を探したくなりますね。
 
*************************
【もーいいかい?】 (小さい子ども達のために)
 
導入 わらべうた ずっくぼんじょ 
      『にほんのわらべうた1 うめとさくら』近藤信子/柳生弦一郎 福音館書店
    ずっくぼんじょ ずくぼんじょ
    ずっきんかぶって ででこらさい
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
 
「ずっくぼんじょ」とは、つくしのこと。都心ではなかなか見つけることができなくなったつくしですが、実は上野・不忍池や皇居のお濠端はつくしの群生があるとのこと。わらべうたでは「ででこらさい」という歌詞の後に、合わせた手をニョキっと上に伸ばす動作をします。それだけで、春の訪れとともに芽吹く喜びが小さな子どもたちにも伝わると思いますが、かがく絵本などを見せてあげてもよいでしょう。
 
つくし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
甲斐 信枝
福音館書店
1997-02-15
 
 
 
 
 
 
絵本 『いちご』 平山和子 福音館書店
いちご (幼児絵本シリーズ)
平山 和子
福音館書店
1989-04-15
 
雪に埋もれたいちごの苗。だんだん暖かくなって、花が咲き、小さな実がなって・・・赤く色づいて食べられるまで待っている間に春も訪れるのですね。いちごが「もうすこしまっててね」と語りかけ、小さな子ども達もも「待つ」ことの楽しみを感じることができる絵本です。
 
絵本 『もーいいかい まあだだよ』 平出衛 福音館書店
 

小さな絵本です。遠目が効きにくい部分がありますが、チューリップの球根と青虫のやりとりが微笑ましく、あまり気にならないでしょう。春が来て折込ページも含めて4ページ分の大きさの花畑を効果的に見せる工夫をしてみましょう。

 
わらべうた  たんぽぽ たんぽぽ
      『子どもとお母さんのあそびうたえほん』小林衛己子/大島妙子 のら書店
     たんぽぽ  たんぽぽ
     むーこう やーまへ とーんでけ!
 
子どもとお母さんのあそびうたえほん
のら書店
2000-05
 
 
 
「むーこう やーまへ とーんでけ!」というところで、黄色のシフォン布を飛ばして遊んでも楽しいわらべうたです。
 
 
絵本  『ちょうちょうひらひら』 まどみちお/にしまきかやこ こぐま社
ちょうちょうひらひら
まど みちお
こぐま社
2008-02
 

昨年もおすすめプログラムに取り入れた1冊です。幼い子ども達に春の訪れの喜びを伝えられる一冊なので、再び選びました。この絵本の後に童謡「ちょうちょ」などを一緒に歌ってもよいと思います。(K・J)

 

3月のおすすめ本✩リスト(追加あり)


寒波が押し寄せている1月ですが、おはなし会おすすめ本リストは3月。リストの見直しをしていて、「春を待つ」気持ちになれました。

一年で一番寒さ厳しい時期に突入ですが、春を待ちつつ、準備をしたいですね。

 
追記:1月27日に「卒業生を贈る本」のリストを追加しました。
 
 
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IBBY「世界のバリアフリー絵本展」のご案内


ヴィアックスが法人会員となっているJBBY(日本国際児童図書評議会)より、「IBBYバリアフリー絵本原画展2013」のご案内が来ました。

 
これは、JBBYよりIBBY(国際児童図書評議会)が選定した「世界のバリアフリー絵本」を借り受け、図書館等で展示をする企画案です。今は発達障害などの子どもたちに向けた本も多くなっており、多くの方々の関心も寄せられています。子どもたちが身近にこれらの本を手にとって見ることができる貴重なチャンスになると思います。
みなさまの図書館でも、障害者サービス、バリアフリーサービスをしている館での、次年度の企画に入れてみませんか?
 
なお、ヴィアックスの受託する図書館では、板橋区の受託館が巡回展をしてきました。
 
詳しいことは、こちらの案内をご覧下さい。
 
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今年もどうぞよろしくお願いいたします。


illust2784_thumb.gif新しい年が明けて1週間。今朝、七草粥をいただいたという人も多いことでしょう。
「ななくさ なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」

今朝はこのわらべうたを口ずさみながら支度をしました。







「ななくさ なずな」のわらべうたは、福音館書店の『にほんのわらべうた1 うめとさくら」などで紹介されています。

日本の文化を伝えていくことも、私たち図書館で仕事をするものの役目。四季折々の変化に目をとめ、関連する本を子どもたちや、子ども達に関わる方々に紹介して行きましょう。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

TS室  児童サービス担当 K・J  T・S

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