2015年(その3) うれしい春の日(幼児~小学生)


あたたかくなり、草花が芽吹いてくると、気持ちもはずみますね。
そんなちょっとした春の日の嬉しい!を感じるプログラムを組み立ててみました。
 
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【うれしい春の日】 幼児~小学生
  
導入 絵本『春の日や庭に雀の砂あひて―キーツの俳句絵本』 リチャード・ルイス編 エズラ・ジャック・キーツ絵 いぬい ゆみこ訳 1999
 
春の日や庭に雀の砂あひて―キーツの俳句絵本
偕成社
1999-06
 
アメリカの絵本作家エズラ・ジャック・キーツが、英訳された小林一茶、与謝蕪村、正岡子規などの、日本でも広く知られている俳句をもとに、コラージュの絵本を作りました。一枚一枚の絵は、和を感じさせながらも、ユーモアがある生き生きとしたものになっています。文語体で難しい俳句もありますが、英訳を現代語にしたものを読むと、意味もわかるようになっています。俳句を読んだあと、現代語を読み、もう一度俳句を読むと、十七音の響きも味わえてよいと思います。初めて俳句に出会う子もいますので、絵本を読み始める前に、俳句は、五・七・五の十七音からなる、日本の代表的な詩だいう説明を、さらりとするとよいでしょう。
 
 
絵本『なのはな みつけた』 ごんもりなつこ 福音館 2009 5分
 
なのはなみつけた (かがくのとも傑作集)
ごんもり なつこ
福音館書店
2009-01-31
 
春になると、いろんなところで、咲いている菜の花。1本の茎に小さな花がたくさん集まっていること、野菜から咲くこと、種をつぶして絞ると油がとれることなど、菜の花の生態と不思議がやさしく書かれています。絵は日本各地を取材して、描かれたそうです。読み終わったあと、菜の花を見に行きたくなる1冊です。
 
 
絵本『草花とともだち』 松岡達英構成 下田智美絵/文 偕成社 2004 
 
 
春の野山でみられる、さまざまな花が紹介されています。花は、色別(黄、白、青、桃色、赤、紫花)にのっているので、探しやすいです。また、草花についてのなぞなぞや、草花あそび、食べられる草を使った料理など、さまざまな角度から草花に親しむことができます。読み聞かせというよりは、本の楽しみ方を紹介して、後から手に取ってもらうとよいでしょう。
 
絵本『ルピナスさん』 バーバラ・クーニーさく かけがわ やすこやく ほるぷ出版 1987 10分
 
ルピナスさん―小さなおばあさんのお話
バーバラ クーニー
ほるぷ出版
1987-10-15
 
ルピナスさんは、アリスと呼ばれていた小さいころ、おじいさんと3つの約束をします。それは、「大きくなったら、遠くへ行くこと。おばあさんになったら、海のそばの町に住むこと。そして、世の中を美しくするために 何かすること。」 そして、ルピナスさんは、本当に世界中を旅して、海を見下ろす丘にある小さな家に住み、素敵な思いつきをして、一番難しい3つめの約束を果たすのです。 一人の女性の人生をさわやかに描いています。豊かな色彩のあたたかな絵で、時代によって色調が変化しており、画面から人生の1つ1つの場面の空気が伝わってきます。
 
(T.S)

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