2016年(その3)はるがきた(幼児~小学生)


 暖冬と言われる年ほど、南岸低気圧によって太平洋側にドカ雪が降ると言われていますが、今朝はそれが現実になりました。今朝の東京都内は交通網が乱れて大変でしたが、みなさまは大丈夫でしたか?

さて、「3月のおはなし会☆おすすめプラン」のその3のテーマは、「はるがきた」です。春の訪れを喜ぶ絵本を選んでみました。また、過去にも同様のテーマでいくつかのプランを掲載しています。併せて参考にしてくだされば嬉しいです。

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導入 詩「ゆきどけ」こぶなようこ 『わっしょい のはらむら』(工藤直子/詩・絵 童話屋 2010)より 1分

わっしょい のはらむら
くどう なおこ
童話屋
2010-08

 「ゆきどけの しらせが
おがわを つたわり
ウロコに響いて はる・はる・はるがきた」(一部抜粋)
小鮒が雪解けの水が小川に流れてくることで、また川面を通して射してくる陽の光を通して春の訪れを感じで歌う詩です。一緒に声に出して読んでみましょう。なお、この詩の初出は『のはらうたⅠ』にも掲載されています。

絵本『はなをくんくん』ルース・クラウス/文 マーク・シーモント/絵 きじまはじめ/訳 福音館書店 1967 3分

ゆきどけの前に、まず小さな小さな春のきざしが・・・冬眠中の動物たちが、何かに気がつき、鼻をくんくんさせながら走っていった先にあったのは、小さな黄色い花でした。冬の厳しさがあるからこそ、春の訪れが喜びに感じられるのですね。ロングセラー絵本ですが、どの時代の子どもたちにも手渡したい1冊です。 

 

絵本『はるがきた』ジーン・ジオン/作 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 こみやゆう/訳 主婦の友社 2011 3分

春を迎える前は、季節が行ったり来たり。いよいよ暖かくなったかと思えば寒の戻りのあるのが3月。春の訪れを待ちきれなくて、町中を春色に塗ってしまった子どもたち。明るい色合いが町にあふれると一気に春めいてきますね。ちょうど1年前の2015年1月22日に亡くなられたマーガレット・ブロイ・グレアムのやさしい絵が春を迎える喜びを表現してくれています。
 

絵本『おおきくなるの』ほりうちせいいち/作・絵 福音館書店 2004 1分半

この絵本は1964年に月刊誌「こどものとも」として出版されました。3歳になった「わたし」が、「おおきくなるって、こういうことだ」と、ひとつひとつ気がついて確認していくおはなしです。ほりうちさんの色鮮やかで生き生きとした絵と、3歳の女の子のつぶやく言葉が、成長することへの喜びと期待を表していて、春を迎える時期に読んであげるのにぴったりです。

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おまけの1冊 所蔵している館が少ないのですが、この絵本も素朴で捨てがたいので紹介します。

絵本『ほんとうだよ』松見秀/作・絵 福音館書店 2006 2分半

この絵本は、10年前の「こどものとも」50周年記念出版としてハードカバーになった1冊です。春の訪れを、どうにかして池の中のさかなたちにも教えてあげたいかえるのがーちゃん。池の中しか知らないさかなたちはがーちゃんの話に耳を貸そうともしません。どうしたら春の素晴らしさを伝えることができるのでしょうか。・・・物語はとても単純ですが、「春がきた」喜びにあふれる1冊です。
 (作成 K・J)