2016年(その2) ありがいっぱい!(幼児~小学生)


春になると、いろいろな虫が出てきますが、アリが忙しそうにしている姿も見かけるようになります。

散歩の途中、じっと立ち止まってアリを見る子もたくさんいるのではないでしょうか。今回はそんな身近なアリをテーマに組み立ててみました。

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 導入 『それ ほんとう?』 松岡享子著 福音館書店 2010

「あるひあめりかうまれの ありのありすさんが あるあめのひに・・・」。「あ」から始まる言葉だけで作ったお話から「わ」から始まる言葉だけで作ったお話まで、思わず「それ ほんとう?」といいたくなる、奇想天外なお話がのっています。覚えて、早口で言いたくなる言葉遊びの本です。全部読むと長くなりますので、好きな詩を選んで読んであげるとよいでしょう。今回はアリがテーマなので「あ」の詩を読んでみたり、他にも誕生日の子どもの名前の頭文字の詩を読んであげたりと、いろいろな読み方で子どもたちと一緒に遊んでください!

 

『あり』 小林勇ぶん・え 福音館書店 1974 4分

あり (かがくのとも傑作集 20)
小林 勇
福音館書店
1974-04

クロオオアリの生活を観察した様子を、リアルな絵とわかりやすい文で説明しています。アリは実際より大きく書かれているので迫力があります。巣穴の入口に番兵のような大きなアリが見張っていること、ありまきの背中をなでるとお尻から水玉が出てくるなど、とても丁寧に観察しているので、実際に見ているような気持ちになれますし、観察しに行きたくなります。 

 

『アリからみると』 桑原隆一・文 栗林慧・写真 福音館書店 2001 4

アリからみると (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
桑原 隆一
福音館書店
2004-06-10

 特殊なレンズで撮影された、アリの目から見た世界をのぞける写真集です。トノサマバッタ、アマガエル、ウスバキトンボ・・・人間の目から見たら小さい虫たちも、アリの目からみたら大迫力です!

 

『ありこのおつかい』 いしいももこさく なかがわそうやえ 福音館書店 10分

ありのありこは、お母さんにお使いをたのまれ、森へ出かけます。みちくさはしないようにと言われたのに、あっちこっちとのろのろ歩いていると、かまきりの”きりお”に出会い、ペロリと飲み込まれてしまいます。そのあと、きりおはむくどりの”むくすけ”に、むくすけはやまねこの”みゅう”に、みゅうはくまの”くまきち”に食べられてしまいます。そのあと、くまきちのお母さんにおしりをたたかれ、順番にとびだしてくるのですが・・・。くりかえしがわかりやすく、楽しいです。「ばかあ!」「とんきちめ!」など悪口や、「あいた、すぽーん!」「いたいよ、すぽん!」「すぼ!」などの飛び出してくるときの音や様子など、子どもから笑いがおこる愉快なお話です。明るくてやわらかな水彩画で、春にもぴったりです。

他にもアリの本があります。組み替えてもよいでしょう。

『すみれとあり』 矢間芳子さく 森田竜義監修 福音館書店 4

どうしてスミレは、固いコンクリートの割れ目や石垣のすきまにさくのだろう? アリとスミレの関係を絵と文でわかりやすく説明してくれていて、そうだっだんだ!と納得することができます。作者のスミレとアリを見つめる視線もあたたかです。小学校国語教科書の教材としても活用されている作品です。

 

(作成T.S)