2016年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)


2016年~2017年の冬は、ラニーニャ現象の影響で雪が多いのではという予報もある一方で、必ずしもそうなるとは限らないという意見もあるようで、どうなるか気になりますね。スキーなどのウィンタースポーツが好きな人にとっては雪は大歓迎。一方で普段の生活に障害があるほどの大雪は困りますね。
個人的には雪が降る日は、すべての音が吸収され、静寂な世界になるところが好きです。さて、今シーズンはどうなることでしょう。そんなことを思い巡らせながらおはなし会プランを作成しました。

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【雪のふる日に】

導入 詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015より 2分

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
(中略)
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

 

 

 

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪深い山形に伝わるわらべうたです。見上げれば降ってくる雪が虫のようにも見え、屋根や木の枝に積もった雪は真綿のように見え、地面をみれば白く冷たい雪だなという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい子向けのおはなし会プランでも紹介したわらべうたです。
どんどん降ってくる雪が、見る視点を変えると違って見えることを歌った歌です。
とても短くて簡単なので、いっしょに歌ってみましょう。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 9分

鶴の恩返し伝説には、この再話のように助けた鶴が美しい娘になって若者のもとに現れるものと、老夫婦のところへ若い娘として現れるものとがあります。地域によってさまざまな伝承のある昔話ですが、ここでは赤羽末吉の絵がたいへん叙情的で美しいこちらの作品を紹介します。娘が初めて若者を訪ねて行く場面など、雪深い地であることがわかります。少し長いおはなしですが、丁寧に読んであげましょう。

 

絵本『あんな雪こんな氷』高橋喜平/文・写真 講談社 1994 9分

雪がどのように積もるのか、風の吹き方ひとつで表情を変える雪や氷の様子を美しい写真とともに紹介しています。すべてを読むと9分くらいかかりますが、子どもたちの様子を見て、どこまで説明を読むかを決めてもよいでしょう。おもしろい形の冠雪などに子どもたちはきっと喜ぶことでしょう。

 

絵本『みずたまちゃん』林木林/作 あきくさあい/絵 すずき出版 2010 3分

みずたま模様が大好きなみずたまちゃん、寒がりの友達に出会うたび、次々に着ているものを貸してあげます。みずたまちゃん自身は大丈夫かなと心配していると・・・メインで読んだ『つるにょうぼう』が重厚な昔話なので、最後は少し温かみがあって楽しい絵本を1冊選びました。
 

(作成K・J)