2016年(その2)冬の一日


2月は寒さが一番厳しい時期ではありますが、春に向けて日照時間も日ごとに長くなり、冬に向かう時期とはまた違う印象があります。そんな寒い冬の日を楽しむ視点も子どもたちとの生活には必要ですね。そんな気持ちでプランを立ててみました。

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【冬の一日】

導入 詩「あるきなさいよ 雪だるま」佐藤義美 『ともだちシンフォニー―佐藤義美童謡集』(JULA出版局 1990)より 2分
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ
お日さんがてる キラキラキラ
くずれて とけて ながれるよ。

あるきなさいよ 雪だるま、
山は いつでも 雪がふる
むらさきの雪 コンコンコン
とけずに たって いられるよ。
  (中略)
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ 
手と足だして テクテクテク
あるいていけば いいのにね。

雪だるまを作っても、陽射しがあると溶けていく・・・それが悲しくて「日陰に歩いていけばいいのにな」「山の中から溶けないよ」と思うのは、空想の世界に身を置くちいさな子どもたちにとっては自然なこと。そんな思いがこの詩には溢れています。

 

絵本『だるまちゃんとうさぎちゃん』かこさとし/作 福音館書店 1977 6分半

雪の中、雪だるまを作ってあそぶだるまちゃん。雪だるまの目をりんごで作ろうとしたのに、りんごはころころ転がり落ちていきました。それを拾ってくれたうさぎちゃんと一緒に遊びます。「たんげさぜん」や「ざとういち」という今の子どもたちには耳慣れない言葉も出ますが、きちんと中で説明されていて安心です。てぶくろ人形や新聞紙で折るうさぎの帽子など、本文中で出てくるものは、予め作っておいて読みながら見せてあげるとよいでしょう。

 

素話「だめといわれてひっこむな」(アルフ・プロイセン/作 瀬田貞二/訳)『だめといわれてひっこむな』(東京子ども図書館/編 東京子ども図書館 2001) 6分

 

おばあさんが暖炉の前で毛糸を紡いでいると子ネズミが顔をだして「なにをつくるの」の聞いてきます。おばあさんがそれに答えると、一旦はひっこむのですが、次々に質問が・・・繰り返しのやりとりがとても面白いおはなしです。かわいい子ネズミの懸命さが伝わるように語ってあげましょう。

 

絵本『しもばしら』野坂勇作/作 福音館書店 2004 5分

霜柱がどのようにして出来るのか、孫とおばあちゃんとのやり取りを通して教えてくれる科学絵本です。読み物としても面白いです。後半に霜柱を作る実験が載っています。冷凍庫が必要なので、図書館で実際に作ってみるのは難しいかもしれませんが、自宅でやってみたいと思うお子さんのために、複本があれば用意しておきましょう。

(作成K・J)