Yearly Archives: 2016

2016年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)
2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)
1月のおはなし会✩おすすめ本リスト(11/11更新)
小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 11月
2016年9月、10月の新刊から(11/2追記あり)
基本図書を読む31『クラバート』プロイスラー
学校図書館関連のおすすめの本の紹介(10/27追記あり)
全国学校図書館協議会(SLA)絵本・読書セミナーのご案内
「基本図書から学ぶ第3回」報告
2016年(その2)もう、いくつねると (幼児~小学生)
2016年(その1)もうすぐくるよ(小さい子)(変更有)
小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 10月
12月のおはなし会☆おすすめ本リスト
基本図書を読む30『エイブ・リンカーン』 吉野源三郎
「第3回児童部会(2016.9.16)」

2016年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)


2016年~2017年の冬は、ラニーニャ現象の影響で雪が多いのではという予報もある一方で、必ずしもそうなるとは限らないという意見もあるようで、どうなるか気になりますね。スキーなどのウィンタースポーツが好きな人にとっては雪は大歓迎。一方で普段の生活に障害があるほどの大雪は困りますね。
個人的には雪が降る日は、すべての音が吸収され、静寂な世界になるところが好きです。さて、今シーズンはどうなることでしょう。そんなことを思い巡らせながらおはなし会プランを作成しました。

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【雪のふる日に】

導入 詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015より 2分

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
(中略)
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

 

 

 

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪深い山形に伝わるわらべうたです。見上げれば降ってくる雪が虫のようにも見え、屋根や木の枝に積もった雪は真綿のように見え、地面をみれば白く冷たい雪だなという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい子向けのおはなし会プランでも紹介したわらべうたです。
どんどん降ってくる雪が、見る視点を変えると違って見えることを歌った歌です。
とても短くて簡単なので、いっしょに歌ってみましょう。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 9分

鶴の恩返し伝説には、この再話のように助けた鶴が美しい娘になって若者のもとに現れるものと、老夫婦のところへ若い娘として現れるものとがあります。地域によってさまざまな伝承のある昔話ですが、ここでは赤羽末吉の絵がたいへん叙情的で美しいこちらの作品を紹介します。娘が初めて若者を訪ねて行く場面など、雪深い地であることがわかります。少し長いおはなしですが、丁寧に読んであげましょう。

 

絵本『あんな雪こんな氷』高橋喜平/文・写真 講談社 1994 9分

雪がどのように積もるのか、風の吹き方ひとつで表情を変える雪や氷の様子を美しい写真とともに紹介しています。すべてを読むと9分くらいかかりますが、子どもたちの様子を見て、どこまで説明を読むかを決めてもよいでしょう。おもしろい形の冠雪などに子どもたちはきっと喜ぶことでしょう。

 

絵本『みずたまちゃん』林木林/作 あきくさあい/絵 すずき出版 2010 3分

みずたま模様が大好きなみずたまちゃん、寒がりの友達に出会うたび、次々に着ているものを貸してあげます。みずたまちゃん自身は大丈夫かなと心配していると・・・メインで読んだ『つるにょうぼう』が重厚な昔話なので、最後は少し温かみがあって楽しい絵本を1冊選びました。
 

(作成K・J)

2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)


今年の冬はどれくらい寒くなるのでしょう。毎年、1月に入るとインフルエンザも流行り始めます。寒さに負けないように、今のうちから準備をしたいですね。小さい子向けのおはなし会プランを作りました。

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【寒さに負けないでね!】

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきがふる様子を表現したわらべうたを導入で2つ歌います。

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ゆきゆきゆき』たむらしげる/作 福音館書店 2016 2分

ゆき ゆき ゆき (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
たむら しげる
福音館書店
2016-10-12

福音館書店月刊絵本「ちいさなかがくのとも」2011年12月号として出版されたものが、この秋ハードカバーになりました。雪の結晶を描いていますが、ちいさな子どもたちにはさらりと「雪が降ってくるよ」と読んであげればよいでしょう。

 

絵本『だれのあしあと』ふくだとしお+あきこ(accototo)/作 大日本図書 2008 2分

だれのあしあと
accototo
大日本図書
2008-10

 

雪のうえにつくあしあと。動物の種類で変わります。優しい色彩のシンプルな絵本です。

 

 

絵本『はーくしょい』せなけいこ/作 ポプラ社 2013 2分

はーくしょい (せなけいこのえ・ほ・ん)
せなけいこ
ポプラ社
2013-11-07
 
寒くなると流行ってくるのが風邪。みんなは大丈夫かな・・・ひどくならないうちにおいしゃさんに行きましょうね。
 
 

 

わらべうた ここはてっくび

ここはてっくび

手首→手のひら→ありゃりゃで親指→こりゃりゃで人差し指→せいたかぼうずで中指→いしゃぼうずで薬指→おさけわかしので小指→かんたろさんで指全体をこすり合わせます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪の予防に一番有効なのが手洗いなのだそうです。ただし、片手ずつ15秒ほどかけて洗う必要があるそうです。ちょっと水をつけたくらいだと、かえって手についた菌を増殖させてしまうのだとか。このわらべうたを歌いながら手を洗えば、ちょうど15秒ほど。それぞれの手をこのわらべうたで洗って30秒ほど。遊びながら手洗いできるといいですね。

 

わらべうた おいっちにーのだーるまさん

おいっちにーの

 

 

 

 

 

 

風邪予防には、体を動かすことも大切です。わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」で体を左右、上下に動かして遊びましょう。

 

絵本『おいちにのだ~るまさん』こばやしえみこ/文 こいでやすこ・小渕もも/絵 こどものとも0.1.2 2011年1月号 福音館書店 2011 2分

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わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」が月刊絵本になっていました。わらべうたをうたいながら、絵本を読んで楽しみましょう。もし月刊誌がすでに保存されていないという場合は、かがくいひろしさんの『だるまさんが』(ブロンズ新社 2007)を読んでもよいでしょう。

 

 

 

絵本『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社 2007 2分

だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2007-12
 
繰り返しがとても楽しい絵本です。だるまさんの動きに合わせて、子どもたちも体を動かして遊べます。
 

 

(作成K・J)

1月のおはなし会✩おすすめ本リスト(11/11更新)


11月に入り、朝晩冷え込むようになりました。都心の木々も少しずつ色付き始めています。

1月のおはなし会やブックトークで使えるおすすめ本のリストを更新しました。昨年以降出版された本も追加しています。ご活用ください。

1月のおはなし会✩おすすめ本リスト2016

急に空気が乾燥してきました。風邪をひいている人もちらほら。みなさま、うがい手洗いをして体調をくずされませんようお元気でお過ごしください。

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小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 11月


11月になって気温が下がり、これから葉も色づいてきそうで楽しみですね。そんな11月は落ち葉の本を中心におすすめの本を紹介します。

「楽しい落ち葉があったら、図書室に持ってきてね」と声をかけて、図書室でミニ落ち葉博物館を作るのも楽しそうですね。

<低学年>

『くんちゃんはおおいそがし』 ドロシー・マリノさく まさきるりこやく ペンギン社 1983 4分

くんちゃんはおおいそがし
ドロシー・マリノ
ペンギン社
1983-01

 くんちゃんの何気ない秋の1日を描いています。朝から何をすればよいのかわからなくて退屈していたくんちゃんですが、外にでてみると、木切れを船のように川に浮かべたり、りすのようにくるみを集めたり、落ち葉で山を作ってもぐりこんだりと大忙し! 秋らしい茜色が美しい絵本です。子どもたちはくんちゃんになって、秋の日を楽しんでくれます。

 

<中学年>

『わたしのもみじ』 岩間史朗写真・文 ポプラ社 2001 7分

わたしのもみじ (シリーズ・自然 いのち ひと)
岩間 史朗
ポプラ社
2001-11
 
1本の大きなもみじの木に魅力されたぼく(岩間史朗氏)の映した、四季さまざまの美しい写真がまとめられています。初夏秋冬の変化を同じアングルから映した写真や、新芽や花の写真、夏に集まる虫たちの写真などがあり、1枚1枚の作品から、1本の木がもつ命の力強さが伝わってきます。10月4日から11月7日まで、次第に葉が色づき散っていく様子を映した一連の写真もありますので、ぜひ紹介してあげてください。 
 
<高学年>

『かえでの葉っぱ』 D・ムラースコヴァー文 関沢朋子訳 出久根育絵 理論社 2012 12分

かえでの葉っぱ
デイジー・ムラースコヴァー
理論社
2012-11-20
旅する1枚の葉っぱの物語です。ある日、木からふわりとはなれた葉っばは、風にのって遠くまでいくつもりが、大きな石のあいだにはさまってしまいます。そこをある少年に助けられて、長い旅が始まるのです。丘をこえ、サフランやすてきな草原を通り、水に浮かんで流れていき・・・、やがて季節は冬になり、がきて白い模様の世界になり、葉っぱの上には霜がおります。春になったとき、葉っぱはもう灰色のクモの巣のような骨だけになっていました。そして再び自分を助けてくれた少年のもとに行きつくことになるのです。生きていくとはどういうことが、葉っぱの一生から静かに伝わってきます。
 この本はチェコの画家でもあり作家でもあるムラースコヴァーの作品に、日本の出久根育さんが絵をつけたものです。一枚一枚が丁寧に描かれていて、絵画のような仕上がりです。ぜひ絵もじっくり見せてあげてください。
 
<科学の本>
 
『おちばのしたをのぞいてみたら』 皆越ようせい写真・文 ポプラ社 2000 4分
おちばのしたをのぞいてみたら… (はっけんたんけんえほん)
皆越 ようせい
ポプラ社
2000-08
落ち葉の下にいる虫たちをクローズアップでみせる写真絵本です。1㎜以下のダニの仲間から、5㎝くらいのダンゴムシやオオゲジまで様々な生きものが紹介されていて、落ち葉の下の豊かな世界をみることができます。最後は生き物たちのうんちが土になり、土から木が育って、やがて落ち葉になって、虫たちに食べられる・・・といったいのちのつながりをさりげなく伝えています。落ち葉の下をのぞいてみたくなる1冊です。
 
『落ち葉』 平山和子文と絵 平山英三構成と写真 福音館書店 2005 8分
落ち葉
平山 和子
福音館書店
2005-09-25
 
画家の平山和子さんが、落ち葉の美しい姿を残しておきたいと1枚1枚丁寧に描いた作品を集めた「落ち葉の美術館」です。色づき始めたものから、虫や風雨にさらされて、穴だらけになったり色あせたものまでありますが、どの落ち葉もハッとさせられる美しさがあります。著者のものを愛情をもって丁寧に見つめるまなざしから、自然のもつ美しさに気がつかされる1冊です。すべて読まずに、絵を見せながら紹介をしてあげてもよいと思います。 
 
<詩の本>
『てんぷらぴりぴり』 まどみちお作 杉田豊画 大日本図書 1968
てんぷらぴりぴり (子ども図書館)
まど みちお
大日本図書
 
まとみちおさんの59歳のときの初めての詩集で、まどさんの小さいものたちへの優しいまなざしを感じることができる詩がぎゅっとつまっています。「てんぷら ぴりぴり」は思わず口ずさみたく、響きの心地よい詩です。何度かくりかえし読むと子どもたちも覚えて、一緒に暗唱してくれます。ぜひ他にもご自分の好きな詩を選んで読んであげてください。大らかな絵もゆったりとして味わい深いです。 

(作成 T.I) 

2016年9月、10月の新刊から(11/2追記あり)


  9月、10月に出版された児童サービス向け出版物(絵本、児童書、ノンフィクション、YA向け、教育者・研究者向けなど)の中から、おすすめの本いくつかを紹介します。一部、これまでに見落としていた8月の作品も含まれています。

また、ここに紹介している本は、実際に手にして読み終えた中から選んでいます。すべての新刊本を購入して読むことはできませんが、教文館ナルニア国の新刊本コーナーなどにある本から選書し、購入し、読んで記事にしています。YA向けの本は、読み終わるのに時間がかかっています。11月のまとめて紹介します。

 (なお、画像はブログ用Amazonアフィリエイトを使用しています。書誌事項は奥付の出版年月日にしており、Amazon入荷日とちがって表示されることがあります。ご了承ください。)

絵本

『プーさんとであった日』リンジー・マティック/文 ソフィー・ブラッコール/絵 山口文生/訳 評論社 2016/8/20

プーさんと であった日: 世界で いちばん ゆうめいな クマの ほんとうに あった お話 (児童図書館・絵本の部屋)
リンジー マティック
評論社
2016-08-27

 

今年コールデコット賞を受賞した作品です。A・A・ミルンの書いた『くまのプーさん』(石井桃子/訳 岩波書店)を知らない人はいないと思いますが、そのプーさんにモデルになったクマがいたのです。カナダ人獣医師が1914年夏に第一次世界大戦の従軍医師としてイギリスに渡った時に連れて行った子グマが、ロンドン動物園に預けられました。そのクマは獣医師の出身地ウィニペグにちなんでウィニーと名付けられます。そして戦争の終わった1925年、ミルンの息子クリストファー・ロビンは動物園でウィニーに会います。そこで、クリストファー・ロビンは自分のクマのぬいぐるみに「ウィニー・ザ・プー」と名付けるのでした。そんな事実をもとに、獣医師の孫にあたるリンジー・マティックがこの絵本の文章を書きました。巻末には写真資料もあり、サブタイトルに「世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話」とあるように、ノンフィクションであることがわかります。

 

『お月さまのこよみ絵本-旧暦で行事をたのしむ-』千葉望/文 阿部伸二/絵 理論社 2016/8

お月さまのこよみ絵本
千葉 望
理論社
2016-08-20
 
 日本古来の年中行事、例えばお正月やお月見、お盆などは、旧暦(太陰暦)で行われてきました。新年は必ず新月で月がないところから一年が始まります。お盆は旧暦の7月15日に行われ必ず満月になります。晴れた夜に提灯がいらないほどの明るさに照らされて夜通し踊ったことでしょう。太陽暦の中に無理やり年中行事を当てはめるために中秋の名月が毎年変わったりしていることなどもわかります。この絵本を通して、月の満ち欠けと昔の人が営んできた暮らしに思いを馳せて欲しいと思います。併せて『月の満ちかけ絵本』(大枝四郎/文 佐藤みき/絵 あすなろ書房 2012)や、『夜空をみあげよう』(松村由利子/文 ジョン・シェリー/絵 福音館書店)も紹介するとよいでしょう。 

 

 『おばあちゃんのあかいマント』ローレン・カスティーヨ/作 たがきょうこ/訳 ほるぷ出版 2016/8/25

おばあちゃんのあかいマント (海外秀作絵本)
ローレン・カスティーヨ
ほるぷ出版
2016-08-27

おばあちゃんは都会に引っ越していきました。まごのぼくが初めておばあちゃんのところへ泊まりに行きます。都会の雑踏にひるんでいるぼくにおばあちゃんはあかいマントを編んでくれます。マントを羽織ると、なんだか勇気が湧いてきて、おばあちゃんの大好きな都会の生活をあちこち覗いてまわることができました。おばあちゃんにとって、たくさんの刺激がある都会の暮らしが向いているんだなあと、その思いを共有して成長していく姿を、秋らしい色彩とともに描いた絵本です。コルデコット賞オナーブックに選ばれている絵本です。 

  

 『ひまなこなべ アイヌのむかしばなし』萱野茂/文 どいかや/絵 あすなろ書房 2016/8/30

ひまなこなべ アイヌのむかしばなし
萱野 茂
あすなろ書房
2016-08-31

 アイヌのむかしばなしが絵本になりました。アイヌに伝わるイオマンテ(熊送り)の儀式が題材になっています。カムイ(神)は、熊の姿になって人々のもとにやってきて、肉や毛皮をもたらします。それに感謝を捧げるために人々は歌って、踊り、ユカラとよばれる物語を語ります。アイヌの人々にとって自分たちの生活を豊かにしてくれる動物たち、とりわけ熊は信仰の対象であったのです。またこのおはなしには、普段家の人に丁寧に使ってもらっている小さなおなべが、神様となって出てきます。身の回りのものすべてに神が宿ると信じて大切に扱ったアイヌの人々の暮らしが昔話になっています。

 

『りゅうおうさまのたからもの』イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵 津田紀子/訳 福音館書店 2016/9/15

りゅうおうさまのたからもの (世界傑作絵本シリーズ)
イチンノロブ・ガンバートル
福音館書店
2016-09-14

鳥に捕まえられたちいさな川魚を助けてあげた男の子が、そのお礼に竜王のもとに連れて行かれるところからはじまるモンゴルの昔話です。草原地帯であるモンゴルにこれほど豊かな水に関する昔話があると知って驚きました。それだけ草原での放牧に水の存在が大切だということでしょう。ガンバートル氏とボロルマーさんはご夫妻で、ともにモンゴル文化芸術大学美術学部卒。ウランバートル大学大学院修士課程修了の翻訳者津田さんとは、昨年出版された『トヤのひっこし』(福音館書店)という作品でも仕事をしています。

 

『まどべにならんだ五つのおもちゃ』ケビン・ヘンクス/作・絵 松井るり子/訳 徳間書店 2016/9/30

まどべに ならんだ 五つの おもちゃ (児童書)
ケビン ヘンクス
徳間書店
2016-09-10

 まどべに飾られた小さなお人形たちがなんとも愛らしい絵本です。なにか特別なことが起きるわけでもなく、淡々とまどべの人形たちは窓の外で起きることをじーっとみつめています。このまどべに最後に仲間入りしたのは、ねこの形のマトリョーシカ人形。さてこの人形はなにをまっているのでしょう。こちらもコールデコット賞オナーブックに選ばれた作品です。

 

『あくたれラルフのハロウィン』ジャック・ガントス/作 ニコール・ルベール/絵 こみやゆう/訳 PHP研究所 2016/9/30

あくたれラルフのハロウィン
ジャック・ガントス
PHP研究所
2016-09-17

あくたれラルフ』(石井桃子/訳 童話館出版 1994)の続編として、こみやゆう氏が翻訳した『あくたれラルフのたんじょうび』(2010)、『あくたれラルフのクリスマス』(2013)(いずれもPHP研究所)の続編として、この秋のハロウィンに向けて出版された1冊です。お友達からハロウィンのパーティーに招待されたセイラは「あなたがいちばんすきなものにへんそうしてきてね」という呼びかけにラルフになって出かけます。ラルフはその逆にセイラに変装します。さて、パーティではセイラになったラルフがいつもの通りにいたずら三昧。セイラはどうなってしまうのでしょう。ちょっぴりハラハラドキドキする絵本です。

 

『七五三だよ 一・ニ・三』長野ヒデ子/作・絵 佼成出版社 2016/10/30

七五三だよ 一・二・三
長野ヒデ子
佼成出版社
2016-10-10
 
長野ヒデ子さんによる七五三の絵本が出来ました。どうして女の子の三才と七才、男の子五才でお祝いをするのか、そのいわれを子どもにもわかりやすく伝えてくれます。この絵本では姉弟妹がちょうど七五三の年齢で、祖父母もいっしょにお参りをしてお祝いをします。子どもの成長を願う七五三の行事がこれからも長く続いて欲しいと思いました。
 
その他
 
『大人に贈る子どもの文学』猪熊葉子/作 岩波書店 2016/8/31
大人に贈る子どもの文学
猪熊 葉子
岩波書店
2016-08-31
 
今年88歳を迎えられたイギリス児童文学者であり、翻訳家でもある猪熊葉子さんが、どうしても書き残しておきたいと書かれた本が出版されました。猪熊さんの子ども時代は裕福な家庭であったにもかかわらず、母親との確執があって決して幸せではなかったとのことですが、そのような子ども時代に出会った本が猪熊さんを支えたと「おわりに」に書かれています。本の世界で出会った主人公たちとともに困難を乗り越えることによって、自分の人生を肯定できる力になったというのです。そして「自分の人生にイエスといえる幸福」を、次の世代にも手渡してほしいと願っていらっしゃいます。子どもたちに本を手渡す私たちにとって、背筋がしゃんとなるメッセージです。

(作成K・J)

基本図書を読む31『クラバート』プロイスラー


 今回の基本図書を読むでは、小学校低学年くらいから中学年くらいの子が楽しむ『大どろぼうホッツエンプロッツ』でも有名なドイツの作家オトフリート・プロイスラーが11年かけて書き上げた『クラバート』を紹介します。この作品は、国際アンデルセン賞・作家賞・次席、ドイツ児童文学賞、ヨーロッバ児童文学賞を受賞しています。

『クラバート』 プロイスラー作 中村浩三訳 偕成社 1980

クラバート
オトフリート=プロイスラー
偕成社
1980-05

 

 

  物語は、14歳で孤児となった主人公クラバートは、自分に呼びかける奇妙な夢に誘われ、湿地のほとりにある水車小屋で11人の粉ひき職人の仲間になるところから始まります。

 「クラバートはしばらくのあいだ、霧につつまれた森のなかを、まるで盲人のように手さぐりで歩いた。するとあき地にゆきついた。ちょうど木立の下からぬけ出ようとしたとき、雲が切れて、月があらわれ、あたりのすべてが急につめたい月光のなかに浮かびあがった。

 そのとき、クラバートは水車場を見た。

 それはすぐ目の前にあった。雪のなかに黒ぐろと、おどすようにうずくまっていて、さながら、獲物を待ちぶせている、巨大な、おそろしいけだもののようであった。」(P17)

 実は水車小屋の親方は魔法使いで、金曜日の夜になると、職人たちをカラスに変え、魔法を教えていたのです、魔法を使えば、苦しい労働も楽にでき、他人をも支配することができると思ったクラバートは懸命に魔法を勉強します。しかし、クラバートが水車小屋に来て1年目の大みそか、クラバートを何かと気遣ってくれた職人頭のトンダの死をきっかけに、親方の変わりに毎年職人の中から一人、犠牲にならなければならないことを知るのです。最初の1年がふつうの3年に相当する水車小屋で、クラバートは少しずつ秘密を知りながら、心も体も成長していきます。そして、村の少女に恋をし、娘の愛を得、親方から自由になるために、生死をかけた対決をするのです。

 この物語は、ドイツのラウジッツ地方に伝わる<クラバート伝説>を素材に描かれたもので、プロイスラーは、少年のときに読んだクラバート伝説から受けた感銘の深さについて、次のように述べています。

「この物語は当時わたしに強烈な印象をあたえました。なかでも、神秘的なひびきをもつクラバートという名前がわたしの記憶に強くきざみこまれました。それにまた、水車場の職人たちの頭上に死の運命がただよい、年ねんかれらのひとりにおそいかかるという話に、わたしはひどくうごかされ、心をうばわれました。ですから、その後二十年にたって、クラバートに再会したような気持ちになったのも、けっしてふしぎではありません」(「解説」より P379)

 ラウジッツ地方は、ドイツ人(ゲルマン民族)のほかにヴェント人という少数のスラブ系の人々も住んでいる地域で、キリスト教もはいってきましたが、在来の異教の信仰の風習を濃くとどめ、魔女や魔法使いの伝説も豊富に残っているそうです。作品の中で描かれる、湿地のほとりにある不気味な水車小屋の様子、粉ひき職人や村人たちの生活などは、土地に根ざした現実感があります。

 作品の構成は、「1年目」「2年目」「3年目」の3章から成っており、年を重ねるごとに親方との対決が近づき、迫力が増していきます。1年目のクラバートはまだ何も知らない少年で、魅惑的な魔法の力に魅かれますが、次第にその力の代償の大きさを知り、自分の全てをかけて打ち勝とうとします。親方にさとされないように力になってくれる仲間、恋した少女との心のつながり、そして何としてでも抗うのだという自分の強い意志をもってして対決に臨んだとき、クラバートを解放してくれたものは何だったのでしょうか。クラバートを支えてくれた友人ユーローは、対決前のクラバートにこう伝えます。

「苦労して習得しなければならない種類の魔法がある。それが『魔法典』に書いてある魔法だ、記号につぐ記号、呪文につぐ呪文で習得してゆく。それからもうひとつ、心の奥底からはぐくまれる魔法がある。愛する人にたいする心配からうまれる魔法だ。なかなか理解しがたいことだってことはおれにもわかる。――でも、おまえはそれを信頼すべきだよ、クラバート。」(P355)

 この物語は、これから世に出て様々な矛盾と向き合いながらも、希望をもって前に進んでいこうとする若い人たちに、生きていくうえで大切なものは何かを教えてくれます。分厚い本ではありますが、文体は簡潔で読みやすく、振り仮名も丁寧に振られていますので、読みやすいと思います。

 尚、プロイスラー氏が1984年に日本講演のなかで語ったものを再話した「クラバート伝説」が、季刊誌<「子どもと昔話」33号 2007年秋 小澤昔ばなし研究所編集・発行>に掲載されています。プロイスラーの作品との大きな違いは、クラバートを解放するのは恋人ではなく母という点ですが、水車小屋で働くこと、実は親方は魔法使いであること、馬や牛に化けて取引することなど、モチーフが生かされていることがわかります。

(作成 T.I)

学校図書館関連のおすすめの本の紹介(10/27追記あり)


2014年に学校司書が法制化されるなど、学校図書館への期待は高まっており、学校図書館に関連する書籍も多数出版されています。今回は2014年から2016年8月に出版された学校図書館関連の本のうち、主に学校司書としての仕事をしている方々におすすめの本を紹介します。

*『学校図書館 はじめの一歩』を作成した、みの会のWebページのご案内を追記しました。(2016.10.27)

『司書教諭・学校司書のための学校図書館必携 理論と実践』 全国学校図書館協議会監修 悠光堂 2015

公益社団法人 全国学校図書館協議会(SLA)が監修した1冊で、大学教授の他、、司書教諭、学校司書など様々な立場の学校図書館関係者が執筆しています。学校図書館の理念や関係法令、経営や運営、活用方法など、学校図書館に関する基礎知識が項目別に書かれていて、知識の基盤固めに最適です。通読するのは少し大変ですが、一読しておいて、わからない事項が出てきたときに丁寧に読んでいくと、自分の仕事の位置づけをしっかりふまえながら業務にあたれます。

『学校図書館 はじめの一歩』 みの会・編 2015

学校図書館はじめの一歩 表紙イメージ公益財団法人 東京子ども図書館で、児童図書館員としての研修を受けたのち、学校図書館で勤務した経験のあるメンバーが作成した冊子です。「1章 人・図書館・学校を知る」「2章 現状をよりよくしていく」の2章立てになっており、メンバ―の実際の経験や取り組みをもとに「学校図書館をよりよくするためにどんなことができるのか」が具体的に書かれています。写真や作成した資料も豊富に掲載されているので、初めて学校図書館で働くという人でも実際の仕事内容をイメージしやすくなっています。9つあるコラムには学校図書館での子どもたちの様子も多く書かれており、学校図書館で仕事をする楽しさも伝わってきます。「はじめの一歩」と書名にあるように、「まずできることから」が書かれているので、「やってみよう!」という前向きな気持ちになれる1冊です。

みの会Webページ「みの会 へようこそ!」 https://sites.google.com/site/minokai2008/home

 

 

『サンカクくんと問題解決! 学校司書・司書教諭・図書館担当者のための学校図書館スタートガイド』 学校図書館スタートガイド編集委員会 編・著 少年写真新聞社 2015

学校図書館スタートガイド: サンカクくんと問題解決! 学校司書・司書教諭・図書館担当者のための
学校図書館スタートガイド編集委員会
株式会社 少年写真新聞社
2015-04-15

この本では、学校図書館の業務・機能をモデル化して、「α 知ること」「β 連携する」を大切にし、「Ⅰ整える」、「Ⅱ応える」、「Ⅲ働きかける」で構成された三角形のバランスを保ちながら業務を行うことが、学校図書館としての役割・機能を果たすことができるという考え方を基本として構成されています。「Ⅱ応える」だけに気をとられて「Ⅰ整える」を行わないと使える図書館にならない、「Ⅰ整える」ことばかりで「Ⅱ応える」も「Ⅲ働きかける」を行わないと使われない図書館になってしまう、というのは当然に感じますが、経験が浅かったり、日々の業務に追われたりしていると全体が見えなくなることもあるかもしれません。この本では、「どうすればよいのかわからない」といった課題に直面したときに、全体のバランスを考えながら何をするべきなのか、きちんと指針を示してくれています。一人職場で課題にぶつかっても相談できる人がいないといった場合、とても頼りになる本です。

 また、「初期メニュー 着任して一番初めにすること」として、勤務開始日の服装や確認しておくべきことなどが4ページにまとめられています。付録に「ちいさなことから始めよう!学校図書館サービスチャンス発見シート」「できることから授業支援 授業支援シート」もあり、一つひとつチェックしながら、勤務する学校図書館でできるサービスを考えていくことができます。

『司書と先生がつくる学校図書館』 福岡淳子著 玉川大学出版部 2015

公立小学校司書として15年間、3校の学校で子どもたち、先生と関わってきた著者の経験をもとに、図書館で大切にしたい基本の考え方と一人ひとりの読書力に合わせた読書支援の方法が書かれています。先生との協同の第一歩として「図書の時間」のイメージチェンジから取り組んだこと、どのような支援が適切なのか「子どもから学ぶ」手法で探ってきたことなど、著者がどのように考え、どのように働きかけていったのかがよくわかります。紹介されている取組みが参考になるのはもちろんのこと、子どもたちの様子をきちんと記録したり、選書のための評価カードを作成したり、日々の積み重ねを大切にする著者の仕事に対する姿勢からも多くを学ぶことができます。一人の先輩学校司書の歩みから、自分もこういうふうに仕事をしていきたいと肩をおしてもらえる本です。巻末に著者の実践をもとに作成された読み聞かせリストもあります。

『発信する学校図書館ディスプレイ 使われる図書館の実践事例集』 吉岡裕子・遊佐幸枝監修 少年写真新聞社 2015

「使われている図書館ではどんな掲示があり、本や資料の見せ方がされているのか、それができるには日頃何をしなければならないのか」が書かれた本です。豊富な実践例が写真付きで紹介されています。第Ⅰ章「基本の表示」では、分類表示、書架見出し、棚見出しなどについて、第Ⅱ章「図書館と読書へのお誘い」では、入口のディスプレイ、年間の展示、おすすめの本の展示、発信力UPのポイントなどについて、第Ⅲ章「学びと図書館」では、展示による学校行事や教科学習のバックアップ、授業と連携したディスプレイ、情報教育の拠点としての展示などについて、掲載されています。学校図書館の役割をふまえ、子どもたちに発信すべきことを考えるという視点も学べる本です。

『読書イベント実践事例集』 牛尾直枝・高桑弥須子編著 少年写真新聞社 2016

読書イベント実践事例集: 学校図書館が動かす
牛尾 直枝
少年写真新聞社
2016-05-26

春の「子どもの読書週間」や秋の「読書週間」などに関連して、学校の年間行事予定の中に「読書週間」といった期間が設定され、読書イベントを行う学校も多いと思います。本書では、学校全体で取り組む大きなイベントや、学校図書館独自で実施するちょとしたイベントなど、様々な実践例が掲載されています。、読書イベントを成功させるための企画から広報までのポイントもまとめてあり、初めて企画するときにも参考になります。巻末に、読書郵便のプリントや読書マラソンの記入用紙など、コピーして使える資料もあります。読書週間のイベントを考える際に、活用したい1冊です。

『すぐ実践できる情報スキル50 学校図書館を活用して育む基礎力』 塩谷京子編著 ミネルヴァ書房 2016

学校図書館は「学習・情報センター」としての機能があり、児童生徒の情報スキルを育成するという役割があります。本書では、学校図書館を活用することで育成される情報スキルを学習指導要領と教科書から抜き出し、発達段階に沿って整理しています。この「情報スキル50一覧表」を見ると、いつ、どのようなスキルを身につけていくことが適当なのか理解することができます。また各スキルを身につけるための実践事例が丁寧に紹介されているので、児童生徒が授業を通して、どのように情報スキルを身につけていくのかイメージすることができます。授業を支える学習環境の整備の仕方についても書かれていますので、学校図書館をどのように整えていけばよいのか学校司書にも参考になる1冊です。 

『学校図書館ボランティアへの期待』(はじめよう学校図書館12)對崎奈美子・山田万紀惠著 全国学校図書館協議会 2016

各地で学校図書館ボランティアの方が活躍されていますが、きちんと組織化されていなければせっかくの力も生かしきることができません。本書では、募集から始まる組織作りの進め方、活動内容や研修についてなど、ボランティア活動のために必要なことが具体的に書かれています。2つの小学校の活動実践例も紹介されており、活動記録や蔵書点検の呼びかけの用紙なども参考になる資料も掲載されています。各学校によって様々な状況があると思いますが、ボランティアの方により活躍していただくために、どうすればよいのか道すじが見える見つかる1冊です。

「はじめよう学校図書館」は、学校図書館の基本的業務について、わかりやすくていねいに解説された「学校図書館入門」のためのシリーズです。現在12巻刊行されていて、オリエンテーションや著作権について扱ったものもあります。ブックレットで手軽に読むことができますので、ぜひ手にとってみてください。

全国学校図書館協会の出版物の紹介ページ http://www.j-sla.or.jp/books/cate4/index.html

(作成 T.I)

全国学校図書館協議会(SLA)絵本・読書セミナーのご案内


全国学校図書館協議会(SLA)主催の絵本・読書セミナーのご案内です。

今年、「学校図書館年」であることを記念し、学校図書館実践講座の特別企画として、絵本の魅力や読書の楽しさについて、作家や専門家による講演、テーマトーク、対談などが行われます。詳細はSLAのサイトへ→こちら  PDFは→こちら

興味、関心のある方は、参加をご検討下さい。なお、この講座は自己研鑽のための外部研修となりますので、勤務外となり、交通費等の支給はありません。

主 催:全国学校図書館協議会

会 場:専修大学 5号館571号室(東京都千代田区)

参加費:午前1000円、午後1000円(当日、受付にて支払い)

日 時:11月5日(土)10:30~12:00 13:30~15:00
       11月26日(土)  〃        〃

申込方法など、詳細はSLAのサイトをご覧ください。

SLAセミナー

「基本図書から学ぶ第3回」報告


平成28年9月16日に開催された児童部会で、「第3回 基本図書から学ぶ」を行いました。 

今年度は、①基本図書についての知識を深め本を評価する基準をもつ、②本の特徴や特質をとらえ紹介文を書く、という2つの目標を掲げて取り組んでいます。

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今回は、『やかまし村の子どもたち』(アストリッド・リンドグレーン作 大塚勇三訳 イロン・ヴィークランドさし絵 岩波書店 1965)と『いやいやえん』(中川李枝子作 大村百合子絵 福音館書店 1962)の2冊でした。

 詳細は、以下の報告書をご覧ください。

第3回「基本図書から学ぶ」報告書

 

 

 (作成 I.T)

2016年(その2)もう、いくつねると (幼児~小学生)


 まだ紅葉も始まらない10月の半ばですが、おはなし会プランは12月です。幼児~小学生向けのプランは年末年始に焦点をあててみました。私の子ども時代(数十年前)は、どこの家も12月に入ると歳時記にしたがって年の瀬を迎える準備をしていました。今は新年でもお店は開いており、迎春準備も簡素化されているように感じます。
五穀豊穣、家内安全を祈り、年神様を迎える準備をする伝統を、時代が変わっても次の世代に受け継いでいくことができればと思います。
 
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【もう、いくつねると】
  
導入 詩「冬が来た」高村光太郎 『ポケット詩集Ⅱ』田中和雄/編 童話屋 2001 1分
「きっぱりと冬が来た
 八つ手の白い花も消え
 公孫樹の木も箒になった 
 (後略)」
ポケット詩集〈2〉
童話屋
2001-10
 
 12月に入ると、公孫樹(いちょう)の木もすっかり葉が落ちて、寒さが募ってきます。ピンと張り詰めた冷たい空気を感じると、年が改まる季節が近づいていることを感じます。この詩を読むと寒い冬を迎える覚悟を感じます。
 
 
 
 絵本『もうすぐおしょうがつ』西村繁男/作 福音館書店 2010 6分
 
年末年始を祖父母の家で迎えるために家族で帰省したひろくんとゆうちゃん。家族総出で大掃除をしたり、餅つきをし、お正月を迎える準備をします。大晦日は市場へ買い出しに行き、夜は年越しそばを食べて除夜の鐘をつきに出かけます。この本を担当した編集者の方に、特定の時代や地域を描くのではなく、伝統的な迎春の風習を伝えるために、登場人物を人間としてではなく動物として描くようにしたと伺ったことがあります。細部にわたって描かれているので、集団での読みきかせよりは親子でじっくり読んでほしい絵本です。貸出できるよう可能ならば複本を用意しましょう。なお、餅つきのシーンはコマ割で描かれています。ひとつひとつ指さしながらすべて読んであげてもよいでしょう。場合によっては、餅つきの様子が伝わるよう、かいつまんで読んでもよいでしょう。 

 

絵本『ばばばあちゃんのおもちつき』さとうわきこ/作 佐々木志乃/協力 福音館書店 1998 5分

ばばばあちゃん流のお餅の作り方がわかるかがくのとも傑作集の絵本です。『もうすぐおしょうがつ』では伝統的な餅つきの様子が描かれていましたが、セイロで蒸さずに電気釜で餅米を炊き、臼と杵を使わずにボウルに入れてすりこぎでつぶすやり方は、今の生活にはぴったりですね。 こちらの絵本にも吹き出しのセリフがありますが、この絵本の場合は読まなくても話の筋がわかるので省略してよいでしょう。

 わらべうた  もちっこやいて

もちっこやいて(画像)

 

 

 

 

 

 子どもたちに「おしょうゆのほかに、なにをつけて食べたい?」と聞きながら、2,3回繰り返して歌ってみましょう。

 

絵本『おとなしいめんどり』ポール・ガルトン/作 谷川俊太郎/訳 童話館出版 1994 4分

おとなしい めんどり
ポール ガルドン
童話館出版
1994-02

 2013年11月のプラン「しごとはたのしい♪」でも紹介した絵本です。イギリスの昔話「The Little Red Hen」をポール・ガルドンの翻案と絵で、谷川俊太郎さんの訳で出版された絵本です。来年は酉年なので選びました。絵本を読む前に干支について話してあげるとよいでしょう。

 

絵本『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ/作 こぐま社 2011 2分半  

どんぶらどんぶら七福神
みき つきみ
こぐま社
2011-11

時間があれば、もう1冊おまけとして読んであげてよいでしょう。新しい年のみなさんの幸せを寿ぐ七福神。数え歌になっていて、リズミカルに読むことができます。 

 

(作成K・J)

2016年(その1)もうすぐくるよ(小さい子)(変更有)


 10月第一週まで蒸し暑い日が続いていたのに、ここに来てぐっと朝夕冷え込むようになりました。体調を崩している人も多いようです。体調管理、十分に気をつけてくださいね。
さて、「本のこまど」のおはなし会プログラムは2ヶ月前倒しで作成しています。クリスマス、年末シーズンを思い浮かべながら、この記事を書いています。今年の冬は暖冬かしら?寒くなるのかしら?どちらにしても、あっという間に2016年も終わりに近づいているのですね。
 
クリスマスをテーマにしたプログラムは、小さい子向けにも大きい子向けにも出揃っていますが、今年はあえて2冊、取り上げてみました。過去の記事はこちらから拾ってみてください。(→12月のおはなし会プログラム
 
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【もうすぐくるよ】
 
導入  わらべうたメドレー(おおさむこさむ → おしくらまんじゅう → こどもかぜのこ) 
 「もうすぐくる」のは、寒い寒い「北風小僧」かな?それとも「クリスマス」かな?「ゆき」かな?
最初に、わらべうたメドレーで体をほぐしていきましょう。
 (遊び方は、社員の方はeラーニングサイトで見ることができます)
おおさむこさむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしくらまんじゅう
 
 
 
 
 
 
 
こどもかぜのこ
 
 
 
 
 
  
絵本『コロちゃんのクリスマス』エリック・ヒル/作 まつかわまゆみ/訳 評論社 2004  2分
コロちゃんのクリスマス―コロちゃんのびっくり箱 (絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)
エリック・ヒル
評論社
1984-09
 
ツリーを飾って、プレゼントをつつみ。くつ下をぶら下げ、クリスマスの準備は万端。クリスマスのシーズンが来たことを、ちいさな子どもたちに伝える導入に使える仕掛け絵本です。(当初、ボードブックを選んでいましたが、所蔵している図書館が少ないことから、こちらに変更しました)
 
 
絵本『クリスマスおめでとう』ひぐちみちこ こぐま社 1997 2分半 
 
クリスマスおめでとう
ひぐち みちこ
こぐま社
1997-11
 
ちいさなこどもたちに「クリスマス」のほんとうの意味を伝えるのは、とても難しいですね。ぼくやわたしが誕生日をお祝いしてもらうように、イエスさまが生まれた日をお祝いする日なんだ、ということがわかりやすく描かれています。素朴で温かいコラージュの絵も素敵です。「コロちゃんがお祝いしたクリスマスってね、こんな日なんだよ」と声をかけて読み始めてもよいでしょう。
 
 絵本『てぶくろ』ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店 1965 4分 
 

 長く読み継がれてきたロングセラー絵本です。おじいさんが落としていった片方のてぶくろ。ねずみがもぐりこんで「ここでくらすわ」。すると「わたしもいれて」と次々にやってきて・・・繰り返しの面白さと、てぶくろが限界まで膨らむハラハラ感は2歳児でも十分に味わうことができます。赤ちゃん絵本から、物語絵本へと移行する時期に親子でいっしょに楽しみたい1冊です。 

 

絵本『ゆき』きくちちき ほるぷ出版 2015  2分 

ゆき (ほるぷ創作絵本)
きくちちき
ほるぷ出版
2015-11-20

最後に、1冊昨年出版された絵本を紹介します。森に雪が降り始めます。リスやうさぎにくま、動物たちが雪が降り積もる様子をみています。どんどん雪は降り積もり・・・きくちちきさんは2013年にブラティスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞を取りました。そのきくちさんが描く雪は温かい色をしています。「ふれふれ いっぱい ふれふれ」ことばのリズムも心地よい1冊です。もうすぐ雪のふる季節・・・この絵本の最終ページにあるように親子でその日を待ちたいですね。
 

(作成K・J)

小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 10月


10月31日はハロウィンです。町のいたるところでハロウィンの飾りを見かけるようになりました。

実はハロウィンは、もともとはケルト民族の秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教行事がキリスト教に取り入れられたものです。今では魔女やおばけに仮装した子どもたちが「Trick or Treat!」( 「お菓子をくれないといたずらするよ」)と唱えて、美味しいお菓子をたくさんもらえる楽しいお祭りになっています。

10月はハロウィンの時期におすすめの本を選んでみました。

<低学年>

『おばけのジョージー』 ロバート・ブライトさく  光吉夏弥やく  福音館書店 1978 6分

ホイッティカーさんの家に住むおばけのジョージーは、階段をみしりといわせたり、ドアをぎーといわせたりして、夜の時間を知らせていました。ところが、ホイッティカーさんが階段とドアを調整したために音がしなくなり、時間を知らせることができなくなってしまいます。ジョージーは、おばけが住むのによい他の家を探すことにするのですが…。かわいらしいおばけのお話で、子どもたちは親しみをもって聞いてくれます。

*関連本

おばけのジョージーシリーズ  ロバート・ブライト作/絵  なかがわちひろ訳  徳間書店

新・おばけのジョージーセット(全5巻)
ロバート・ブライト
徳間書店

おばけのジョージーが登場するお話が、全5巻のシリーズで出版されています。絵本ではありませんが、全ページに挿絵があり、やさしい文章で書かれていますので、そろそろ自分で読んでみたいという子にもおすすめです。『おばけのジョージーおおてがら』『おばけのジョージーともだちをたすける』『おばけのジョージーのハロウィーン』『おばけのジョージーてじなをする』『おばけのジョージーとさわがしいゆうれい』があります。

 

 <中学年>

『おばけリンゴ』 ヤーノシュさく やがわ・すみこやく  福音館書店 1969 8分

びんぼうな男の人ワルターは、リンゴの木を持っていましたが、1つも実をつけたことがありません。心から願い続けると、1つだけ花が咲き、実がなりました。取り入れどきになりましたが、ワルターは惜しくてそのままにして置きました。リンゴは日ましに大きくなっていくのですが・・・。奇妙な感覚が残る不思議なお話で、子どもたちはどうなるのか引き込まれて聞いてくれます。

<高学年>

 『地獄の使いをよぶ呪文 悪魔と魔女の13の話』  オイフリート・プロイスラー作 佐々木田鶴子訳 スズキコージ絵 小峰書店 2003 (プロイスラーの昔話)

有名な児童文学作家のプロイスラーが、ドイツやそのまわりの地域で語り伝えられてきた昔話から、おもしろいもの選んで、語り直した昔話集です。この本には、悪魔と魔女の話が13篇おさめられています。1篇1篇は短いので朗読にもむいています。第1話目「ここにサインを!」は、ゲーテも題材にしたドイツの魔術師ファウスト博士の話ですが、子どもたちに朗読したところ、ファウストと悪魔の駆け引きにこわばった顔をして聞いていました。3巻のシリーズになっていて、他に『魂をはこぶ船―幽霊の13の話』『真夜中の鐘がなるとき―宝さがしの13の話』があります。合わせて紹介すると、怖い話が読みたい!という子たちが手に取ってくれます。

<科学の本>

『ほね』 堀内誠一さく 福音館書店 1981 3分

ほね (かがくのとも絵本)
堀内 誠一
福音館書店
1981-02-02

骨のしくみと働きが、絵と文でわかりやすく紹介されています。骨がどんなふうになっているのか、ゆっくり確認しながら、読んであげてください。

 

 『ホネホネたんけんたい』 松田素子ぶん 大西成明しゃしん 西澤真樹子監修・解説 アリス館 2008 10分

ホネホネたんけんたい
松田 素子
アリス館
2008-02
ヘビ、カメ、リスなど子どもたちがよく知っている動物を中心に、30種類以上の動物の骨が紹介されています。ジャンプするウサギの後ろ足の骨は太かったり、、しのび足のキツネの骨は細かったりと、普段には目には見えない骨から、その動物の特徴がよくわかります。上記の『ほね』と合わせて紹介すると楽しいと思います。
 

 <気軽に読める本>

『しゃっくりがいこつ』 マージェリー・カイラー作 S.D.シンドラー絵 黒宮純子訳 セーラー出版 2004 2分

しゃっくりがいこつ
マージェリー カイラー
セーラー出版
2004-10

しゃくりがとまらないガイコツの話です。がいこつがハロウィーンのランタンをつくったり、落ち葉かきをしたりします。さて、どうやって、しゃっくりをとめたのでしょう?

 

(作成 T.I)

12月のおはなし会☆おすすめ本リスト


12月のおはなし会やブックトーク、展示に使えるリストを更新しました。

2015年はもちろん2016年に出た絵本も加えています。なお、クリスマス、お正月向けの本は、これからもまだ出版されると思いますので、チェックをして随時加えていく予定です。

12月のおはなし会☆おすすめ本リスト2016

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基本図書を読む30『エイブ・リンカーン』 吉野源三郎


 2016年11月8日にアメリカ大統領選挙が行われますが、今回の「基本図書を読む」では、「人民の、人民による、人民のための政治を、断じてこの地上から死滅させない」というゲティスバーグ演説で有名な第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの伝記を紹介します。

 

 

 リンカーンの伝記は多数出版されていますが、この作品は、子どもたちが読み物として読めるよう、事実に基づいて物語風に書かれています。肩書や成し遂げたことだけでなく、リンカーンが何を見て、何を感じたのか、内面まで掘りさげて描かれているので、信念をもち自分の成すべきことにしっかり向き合った一人の人間を感じることができます。

「都会育ちの人びとから見ると、彼は感じのにぶい男に見えましたし、たしかに彼の心は、ものごとに応じて軽快に、しなやかに動いてゆくほうではありませんでした。しかし、彼はものごとをどっしりと深く経験してゆく男でした。心の表面ではなく、魂のしんで経験してゆく男でした。このしんまでひびいてくるほどの経験はめったにありませんが、その代わり、このしんまでしみ通った以上は、一生心から消しとることができない思いとなって残ります。」(P124)

 リンカーンは、貧しい家庭に生まれながら、自分の力で身を立て、州議会の議員からやがてアメリカ大統領となります。当時アメリカでは、奴隷制をめぐる争いが激しさを増していました。リンカーンは、ニューオリンズの奴隷市場で混血の少女が裸にされて売られていく場面に衝撃を受け、その出来事を生涯忘れることがなかったそうで、奴隷制に反対し続けました。ただしすぐに廃止するという姿勢をとっていたわけではなく、アメリカが分裂することがないよう、少しずつ奴隷州より自由州を多くしていくことで、奴隷制をなくそうと考えを持っていたそうです。しかし奴隷制への反対を表明していたリンカーンが大統領となることで、ついにアメリカ南北戦争が起こります。リンカーンは、その南北戦争中に奴隷解放宣言を出しますが、結局戦いは4年も続くことになります。そして、北軍が勝利をおさめた11日後にリンカーンは暗殺されるのです。

 リンカーンが奴隷解放宣言を出すに至るまで、奴隷制をめぐってアメリカがどのように揺れ動いたのか、当時のアメリカの政治や人々の生活も物語の中でわかりやすく描かれています。物語になっていることで、過去の出来事を読んでいるというよりは、リンカーンの生きた時代の空気を感じながらその場にいるように読むことができます。リンカーンの一生をみていると、苦難が多く、華々しく幸福な人生を歩んだとは言い難いかもしれまん。冗談を言って人を笑わせるのが好きで、明るく朗らかな人柄だったそうですが、一人でいるときは深い悲しみの表情を浮かべ沈みこんでいることもあったようです。この本を読み終えると、長年の苦労に耐え、深いしわの刻まれた、それでもしっかり立っている老木のような独りの人間が心に残ります。(リンカーンの身長は193センチもあったそうです。)

 著者の吉野源三郎は、哲学者でもあり、編集者でもありました。戦前、新潮社の「日本少国民文庫」の編集に携わり、『エイブ・リンカーン』の原型となった数章もこの文庫に収められています。このエイブ・リンカーンの伝記から、子どもたちに「人としてどのように生きるか」という問いに真摯に向き合ってほしいという著者の強い思いが伝わってきます。子どもたちは、この本を通して、エイブ・リンカーンその人と、一人の人間を描き出した著者、信念をもった二人の大人に出会うことができるのではないでしょうか。

 また、リンカーンの有名な子ども向けの伝記に、ニューベリー賞など数々の賞を受賞した『リンカン―アメリカを変えた大統領』があります。

 『リンカン―アメリカを変えた大統領』(ラッセル・フリードマン著 金原瑞人訳 偕成社 1993)

リンカン―アメリカを変えた大統領
ラッセル・フリードマン
偕成社
1993-07

 

 

  著者のラッセル・フリードマンはジャーナリストで、この本では数多くの写真や資料をもとに、リンカーンの一生を客観的に描いています。少し通った小学校で学んだときのノート、「私は奴隷になりたくありません」と書いた自筆の文、またたくさんの顔写真から、リンカーンの人柄を感じることができます。南北戦争の戦場の写真(戦場で倒れた兵士たちの写真もあります)や大統領就任演説の写真(当時流行していたシルクハットをかぶっている観衆がたくさんいます)などから当時の様子が伝わってきます。 吉野源三郎の物語風の伝記とは異なった手法ですが、その人の生きた時代がどのようなもので、その中でどのように生きたのか、欠点や失敗を含め一人の人間の生き様がに描かれていることは共通しています。

 リリアン・スミスは『児童文学論』(岩波書店 1964)の「知識の本」の章の中で、次のように記しています。

「歴史や伝記にでてくる人物の生涯は、想像力を豊かにし、希望や競争心を高めてくれるものにみちている。この種類の本を読むことは、子どの人生経験を広める。つまり、人間の生活という大きなドラマにたいする共鳴と理解を、子どもの内によびおこすのである。」(P345)

 小学校高学年になると社会に目を向けるようになり、その中で自分はどう生きていくのか?と考えるようになってきます。そのような子どもたちの力になる、しっかりと時代をとらえ、その人物を描き出した伝記を手渡していきたいものです。

(作成 T.I)

「第3回児童部会(2016.9.16)」


第3回児童部会も、「基本図書から学ぶ」と「情報共有の時間」の2部構成で行いました。

  「基本図書から学ぶ」の課題図書は、『やかまし村の子どもたち』(アストリッド・リンドグレーン作 大塚勇三訳 イロン・ヴィークランドさし絵 岩波書店 1965)と『いやいやえん』(中川李枝子作 大村百合子絵 福音館書店 1962)の2冊でした。それぞれの作品に描かれている“子ども像”に注目しながら、現代の子どもたちがどのように読むのかについて話し合い、事前課題として作成してきた紹介文の検討を行いました。詳細は、後日報告書を掲載いたしますのでご覧ください。

   「情報共有の時間」では、4名が各図書館の取り組みについて発表を行いました。以下、紹介された取組みです。(図書館名は取組みを実施した図書館です。)

IMGP5547以下、紹介された取組みです。(図書館名は取組みを実施した図書館です。)

・ 「たなばた会について」(板橋区立蓮根図書館)

・ 「七夕の工作」「図書館ビンゴ」(中野区立江古田図書館)

・ 「七夕工作会/スイスイ!さかなつり~ぎゅうにゅうパックでさかなつりのおもちゃをつくろう~」(文京区立水道端図書館)

・ 「ちょっぴりこわいおはなし会のお土産(ムニュムニュ星人・サソリの標本)」(所沢市立所沢図書館吾妻分館)

(作成 T.I)

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