2017年5月(その1)だっこして(小さい子)


小さな子どもたちは、親の保護があってこそ安心して育つことができます。

2歳半ごろまでは「母子未分化」といって自己と他の関係が未分化で、親への依存度が高い時期です。成長とともに、自分ひとりで出来ることが増えると、自立の第一歩。親と子が別の存在だと自覚し、自分でなんでもやりたがる時期です。それでも、なにかあったら「だっこして」と駆け寄ってきます。しっかり抱きしめてもらうことで、安心してまた一歩踏み出すことができます。

「だっこして」を受け止めてもらえることが、信頼関係を築く第一歩。小さい子向けのおはなし会のテーマも「だっこして」にしました。

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【だっこして】

導入 わらべうた このこどこのこ 

このこどこのこ

 お子さんをお膝にのせて、大人が左右にゆっくりと揺れます。 激しく動き過ぎないように注意しましょう。最後のところは、各自が自分のお子さんの名前を呼びます。そして、お膝のお子さんをぎゅーっと抱きしめます。 

 

 

絵本『だっこして』にしまきかやこ/作 こぐま社 1995

だっこして (にしまきかやこ あかちゃんの本)
西巻 茅子
こぐま社
 
 「だっこして」とあかちゃんがいうと、「はい だっこ よしよし」と言ってだっこしてくれるおかあさん。「だっこして」と、わが子たちがいつまで言っていたかしらと思うと、せいぜい小学校に入る前くらいまで。長い子どもの人生の中で最初のほんの数年のことなんですね。しっかりぎゅ~っと抱きしめてあげてほしいと思います。「だっこして」といって、すぐに応えてもらった経験が、親子の信頼関係に繋がります。そんな思いをこめて読んであげましょう。
 
 
 
わらべうた とうきょうとにほんばし

とうきょうとにほんばし

 
 「とうきょうと」で一本指で手のひらをなぞり、「日本橋」で二本指でなぞります。「がりがりやまの」で手のひらをがりがりと引っかき、「パン屋さんと」で手のひらを軽くたたきます。「つねこさんと」で手のひらを軽くつねり、「階段のぼって」で二本指で腕を辿るように上って行って、「こちょこちょ」で首元をくすぐります。
  
 
わらべうた とっちんかっちん

とっちんかっちん

  
お子さんをお膝にのせて遊びます。「とっちんかっちんかじやのこ あわててとびだす」までは、膝の上にのせて膝を上下に動かします。「いしやのこ ドッシーン」と言いながら、おとなが膝を開いて間にすとんと落とします。 2番は「とっちんかっちんかじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ ザッバーン」と歌って、最後は上に持ち上げて「たかいたかい」をします。
  
 
絵本『おかあさんといっしょ』薮内正幸/作 福音館書店 1985
おかあさんといっしょ (福音館の幼児絵本)
薮内 正幸
福音館書店
1985-03-30
 
 こちらも動物の母と子を描いた絵本です。先ほどの絵本と違って、こちらは薮内正幸さんの写実的な絵で、おかあさんといっしょに遊ぶ動物たちの表情が大変豊かで、小さな子どもたちにも安心感を与えます。 
 
 
わらべうた  ここはとうちゃんにんどころ 

ここはとうちゃん

 
「にんどころ」とは似ているところという意味です。「とうちゃんにんどころ」で右の頬、「かあちゃんにんどころ」で左の頬、「じいちゃんにんどころ」で額、「ばあちゃんにんどころ」で顎、「ねんちゃんにんどころ」で鼻をさわり、「だいどーだいどー」で顔全体をぐるっとさわって、最後はこちょこちょをします。
 
 
絵本『いちご』平山和子/作 福音館書店 1989
いちご (幼児絵本シリーズ)
平山 和子
福音館書店
1989-04-15
 
今はハウス栽培で、一年中食べることのできるいちごですが、 露地で栽培するいちごの旬は5月です。寒い冬を通り越して4月に花を咲かせ、5月には真っ赤で甘い実になります。読んでもらう子どもたちも笑顔になります。 
 
(作成K・J)