おすすめ幼年童話3『こぶたのレーズン』バーリアント・アーグネシュ


連載第3回目は『こぶたのレーズン』(バーリント・アーグネシュ/作 ブローディ・ベラ/絵 うちかわかずみ/訳 偕成社 2012)です。

こぶたのレーズン (こぶたのレーズンのおはなし)
バーリント・アーグネシュ
偕成社
2012-06-02
 
 
 

 こびとのマノーが住む、かぼちゃの家にころがりこんできたみすぼらしいみどりのこぶた。こぶたは、レーズンという名前になり、マノーといっしょに暮らすことになりました。

 あまえんぼうでくいしんぼうなレーズン。おはなしを聞いたり、ともだちと遊んだり、いたずらをすることも大好きです。そんなレーズンに振りまわされるかと思いきや、マノーは一緒に楽しんだり(時には叱ったり)、おおらかに接します。ずっとひとりで暮らしていたマノーにも、レーズンのいる生活は新鮮だったのです。わるいことをしたと思ったら、積極的にマノーのお手伝いをしたり、マノーに甘えたりするレーズンは誰かさんと似ていませんか?

 この愛らしいレーズンは、ハンガリーで1963年に人形劇番組のキャラクターとして生まれました。そして本は全3巻のシリーズとして刊行されています。日本では、そのうちの1巻が2冊に分けて訳され、この本と、続編の『こぶたのレーズンとおともだち』が同時刊行されました。国民的人気のレーズンをデザインしたブローディ・ベラ氏が、この本のイラストも描いています。ひとり読みを始める小学生でも、みどりのこぶたの表紙の絵を見たらおはなしにひきこまれることでしょう。登場人物が増える続編もあわせてどうぞ。


 

偕成社公式サイトの紹介ページ→こちら

ハンガリーの人形劇MAZSOLA(ハンガリー語でレーズン)のページ→こちら(ハンガリー語)

 (作成28年度児童部会員K.M)