『スロバキアのともだち・はなとゆろ おるすばんのぼうけん』BIBIANAから賞を贈られました!


「2017年12月、2018年1月の新刊から」の記事(→こちら)で紹介した福井さと子さんの絵本『スロバキアのともだち・はなとゆろ おるすばんのぼうけん』が、スロバキア国内で「スロバキアの最も美しい絵本賞」の学生部門賞を受賞したというニュースが入ってきました。

これらの賞を主催しているのは、BIBIANAというブラティスラヴァ世界絵本原画展のためにつくられた文化機関で、日本におけるJBBY(日本国際児童図書評議会)と同じような役割を果たしているとのことです。(受賞を伝えるBIBIANAのサイト(スロバキア語→こちら

 

 

『スロバキアのともだち・はなとゆろ おるすばんのぼうけん』福井さとこ/作 JULA出版局 2017/12/25

おるすばんのぼうけん―スロバキアのともだち・はなとゆろ
福井 さとこ
JULA出版局
2017-12-25

 

プラチスラヴァ芸術大学版画学科大学院で、スロバキアの版画家で絵本作家ドゥシャン・カーライの下で版画と絵本製作について学んだ福井さんの卒業制作が、JULA出版局から出版されました。

3色刷りの版画で描かれているのは、福井さんがスロバキアでベビーシッターをしていた子ども達のの姿です。

お留守番をすることになったはなとゆろの兄妹。妹が寂しそうにしているので、お兄ちゃんのゆろは椅子に布をかけて「チャーリー マーリー フック!」と呪文を唱えると、椅子は馬になり、積木は村に、ソファは山に、観葉植物のベンジャミンとポトスは森に、そしてなんとハサミは空飛ぶ鳥になるのです。ふたりはからすが探すテントウムシを探す冒険へ出かけます。洗濯物たちはみんな動物になってふたりの冒険を助けてくれます。本はふくろうになります。

「チャーリー マーリー フック!」はスロバキアの子ども達が遊びの中で使う呪文の言葉。日本で言えば「ちちんぷい」みたいな感じでしょうか。折込にはスロバキアのわらべうたも楽譜入りで掲載されています。海の向こうの子どもたちの遊びに想いを馳せるのも素敵な経験になると思います。 

版画で描かれる子どもたちの空想の世界は、どの国の子どもたちも同じなんだなと感じます。

 

この機会に、まだ手にしていない方は読んでみてください。

注文などはJULA出版局まで(→こちら

(作成K・J)