絵本で世界をひとめぐり

絵本で世界をひとめぐり9☆ドイツの絵本1
絵本で世界をひとめぐり8☆イギリスの絵本2
絵本で世界をひとめぐり8☆イギリスの絵本1
絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本3
絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その2
絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その1
絵本で世界をひとめぐり6☆中南米の本
絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本3
絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本2
絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本1
絵本で世界をひとめぐり4 東南アジアの本・南アジアの本
絵本で世界をひとめぐり3 中国の本
絵本で世界をひとめぐり2 韓国の本
絵本で世界をひとめぐり1 アフリカの本

絵本で世界をひとめぐり9☆ドイツの絵本1


久しぶりに、「絵本で世界をひとめぐり」の更新です。
イギリスの絵本の次は、ドイツの絵本です。ドイツには19世紀に活躍したグリム兄弟がいます。グリム童話からは、たくさんの絵本が出版されていますが、画家がドイツの人とは限りません。今回はグリム童話ではない絵本を集めてみました。

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『ねっこぼっこ』ジビュレ・フォン・オルファース 秦理絵子 平凡社 2005
ねっこぼっこ
ねっこぼっこ
ジビュレ・フォン・オルファースは1881年に東プロイセンに生れました。1916年までの35年の短い生涯の中で8冊の絵本を出版しました。そのどれもがドイツの古典絵本として大切に読み継がれてきました。『ねっこぼっこ』は、春を待つ絵本です。土の中で春を待ちわびていた根っこのこどもたち。春の気配を感じると、土の上に顔を出し、夏の間お陽さまの下で、いっぱい遊びます。この絵本が100年以上読み継がれて来ていることにも納得できる、優しいファンタジーです。
同じ作者のものは・・・『ちょうちょのくに』『風さん』『うさぎのくにへ』『森のおひめさま』などがあり、そのどれもが原作の素朴で暖かい雰囲気を今に伝えてくれています。

『ちょうちょのくに』ジビュレ・フォン・オルファース 秦理絵子 平凡社 2004
ちょうちょのくに
ちょうちょのくに
さなぎから、蝶になって飛び立つまでを描いた絵本。幻想的な絵と、美しい言葉で、歌うように綴られています。春に読んであげたい1冊です。

『風さん』ジビル・フォン・オルファース 秦理絵子  平凡社 2003
風さん
風さん
表紙の中で、たんぽぽの綿毛が風に舞い上がる様子が、このまま額にいれておきたいほど、美しい装丁です。小さな男の子ハンスが、風の妖精と出会い、美しい自然の中で戯れ遊ぶ姿が印象的です。

『うさぎのくにへ』ジビュレ・フォン・オルファース 秦理枝子  平凡社 2003  
うさぎのくにへ
うさぎのくにへ
とにかくかわいらしい!絵本です。森に双子の赤ちゃんを連れて出かけていった森番のお父さん。一生懸命木を切っている間に、二人の赤ん坊は行方不明に!うさぎのかあさんが見つけてくれて、むくむくちゃんとぷくぷくちゃんんにうさぎの耳のついたつなぎを着せてくれます。ふたりはすっかりうさぎになりきって一緒に遊ぶのですが・・・優しい声でゆったりと読んであげたい1冊です。

『森のおひめさま』ジュビレ・フォン・オルファース 秦絵理子訳 平凡社 2003
森のおひめさま
森のおひめさま
100年前の絵本とは思えないほど、色彩豊かな絵本です。どことなくエルサ・ベスコフの絵本を思い出させます。森の中にはこけのぼうやや、きのこぼっこ、つゆのこなどが登場し、まさにフェアリーテール。森の妖精たちの世界です。森を大切にしていたドイツの人々の思いが伝わってくるようです。

『もじゃもじゃペーター』 ハインリッヒ・ホフマン 佐々木田鶴子 ほるぷ出版  1985
もじゃもじゃペーター (ほるぷクラシック絵本)
もじゃもじゃペーター (ほるぷクラシック絵本)
1844年に医者であるホフマンが我が子のために作った絵本。身支度が嫌いだとしたら、不潔になって、みんなに嫌われちゃうよ。火遊びをすると、やけどどころか、焼死してしまうよ。よいうような戒めが、短い詩のような言葉で綴られています。同じような内容の本は、各国から出版されていて、国際子ども図書館では「もじゃペ、再び」という小展示が行われていました。展示リストはこちら
日本のせなけいこさん著の『もじゃもじゃ』も、もじゃペ絵本のひとつなんですね。

さて、ここからは現在も活躍中のドイツの絵本作家の作品を紹介しましょう。

ビネッテ・シュレーダーは1936年ドイツ、ハンブルクに生れ、バウハウスの教育哲学を持つ、スイス、バーゼルデザイン学校で学びました。彼女の絵本は、内容、芸術表現においても流行に左右されず、時代を感じさせない作風。ドイツで1969年に出版された『お友だちのほしかったルピナスさん』は、BIB金のりんご賞を受賞しています。

『お友だちのほしかったルピナスさん』ビネッテ・シュレーダー 矢川澄子訳 岩波書店 1976
お友だちのほしかったルピナスさん (大型絵本)
お友だちのほしかったルピナスさん (大型絵本)
さみしがり屋のルピナスさんに仲良しの鳥のロベルトが新しい友だちを紹介してくれました。パタコトン氏とハンプティ・ダンプティ、そして紙おとこです。3人が不思議な冒険に出かけていって・・・少しシュールな、不思議な味わいのある絵本です。

『こんにちはトラクターマクスくん』ビネッテ・シュレーダー 矢川澄子訳 岩波書店 1973 
こんにちはトラクター・マクスくん  (大型絵本)
こんにちはトラクター・マクスくん (大型絵本)
日本では『お友だちがほしかった…』より先にこちらが出版されました。馬のフロリアンを使って農耕していたクラースさん。年老いたクラースさんは、仕事の効率化のために働き者のトラクター・マクスくんを連れてきます。なんとかマクスくんと仲良くしたいフロリアンですが、マクスくんはちっとも気にかけてもくれません。ところがトラクターはぬかるみに弱かったのです。さてフロリアンの出番です!馬と機械との友情。不思議な感覚ですが、子ども達にはすんなりと受け入れられるおはなしです。

『おばけリンゴ』ヤーノシュ 矢川澄子訳  福音館書店 1969
おばけリンゴ (世界傑作絵本シリーズ―ドイツの絵本)
おばけリンゴ (世界傑作絵本シリーズ―ドイツの絵本)
ポーランド生まれのヤーノシュですが、ドイツで絵を学び、ドイツで絵本を何冊も描いています。貧乏なワルターは、リンゴの木を1本だけ持っていました。近所の家がたくさんリンゴを収穫するのを横目で見ながら、1つだけでいいから大きなリンゴが実るように祈ります。その願いは叶えられるのですが、そのリンゴ!とてつもなく大きな大きなリンゴだったのです。

『ぼくがげんきにしてあげる』ヤーノシュ 石川素子 徳間書店 1996
ぼくがげんきにしてあげる
ぼくがげんきにしてあげる
ともだちの小さなとらくんが倒れてしまい、一生懸命に看病するくまくん。くまくんの献身的な看病に、とらくんはどんどんわがままになってしまって・・・甘えん坊な子どもの気持ちが、覗ける絵本です。

『うんちしたのはだれよ!』ヴぇルナー・ホルツヴァルト/ヴォルフ・エールブルッフ 関口裕昭訳 偕成社
うんち したのは だれよ!
うんち したのは だれよ!
地面から顔を出した途端、誰かがもぐらくんの頭の上にうんちを落として行きました!「なんて、ひどいこと!」怒ったもぐらくんは、犯人探しを始めるのですが・・・なんともユーモラスで、鳥や動物たちの糞の形まで学べてしまう、子ども達に人気の絵本です。

『ぞうのさんすう』ヘルメ・ハイネ いとうひろし訳 あすなろ書房 2000
ぞうのさんすう
ぞうのさんすう
100年生きてみてわかることがある。ぞうは100歳になってはじめて、ゼロというものがわかったのです。算数なのに、人生について、人生の終わりについて、考えさせられる絵本です。

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グリム童話の絵本は、2で紹介します。

ディズニーの新作映画になった「ラプンツェル」も、さまざまな訳を読み比べてみました。次回に紹介します。どうぞお楽しみに!

絵本で世界をひとめぐり8☆イギリスの絵本2


20世紀の後半に入ると、印刷技術の進歩により色鮮やかな原画を、美しい絵本に仕上げることができるようになり、一段と絵本の文化が花開いていきます。ここでは、今もなおロングセラーとして日本の子ども達に愛されている絵本を紹介します。

『ガンピーさんのふなあそび』 ジョン・バーニンガム 光吉夏弥/訳 ほるぷ出版
ガンピーさんのふなあそび (ほるぷ出版の大きな絵本)
ガンピーさんのふなあそび (ほるぷ出版の大きな絵本)
『ボルカ はねなしガチョウのぼうけん』(木島始/訳)で1964年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞し、絵本作家として脚光を浴びたジョン・バーミンガム(1936年~)は、1970年に『ガンピーさんのふなあそび』で再び同賞を受賞しました。ほのぼのとした田園地帯の雰囲気を伝える絵本、つぎつぎにガンピーさんの舟に乗りこんでいく子どもたちや動物達を快く受け入れる鷹揚さ、川遊びの締めくくりはティーパーティーというところがイギリスらしい雰囲気を伝えてくれます。奥さんのヘレン・オクセンバリー(1938年~)との「あかちゃんえほん」のシリーズも、人気の高い絵本です。

かぞく (ヘレン・オクセンバリーのあかちゃんのえほん)
かぞく (ヘレン・オクセンバリーのあかちゃんのえほん)

『ロージーのおさんぽ』パット=ハッチンス 渡辺茂男/訳  偕成社
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)
パット・ハッチンス(1942年~)のデビュー作『ロージーのおさんぽ』のほかにも、『ティッチ』『おまたせクッキー』『ベーコンわすれちゃだめよ』など、子どもの生活の視点にたち、ユーモアにあふれる絵本をたくさん描いており、高い評価を得ています。どの本もメリハリのきいた物語の展開と、明快な絵で、おはなし会に用いるのにも最適です。

ベーコンわすれちゃだめよ! (ハッチンスの絵本)
ベーコンわすれちゃだめよ! (ハッチンスの絵本)

『さむがりやのサンタ』 レイモンド・ブリッグス すがはらひろくに/訳 福音館書店
さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
レイモンド・ブリッグス(1934年~)は、『さむがりやのサンタ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。『スノウマン』(評論社)では、フランシス・ウィリアムズ・イラストレーション賞を受賞しています。核戦争というシリアスなテーマで描いた『風が吹くとき』(あすなろ書房)など大人にも読み応えのある作品があります。

『どんなにきみがすきだかあててごらん』サム・マクブラット二ィ&アニタ・ジェラーム 小川仁央/訳 評論社
どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)
どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)
サム・マクブラットニィ(1943年~)と、アニタ・ジェラーム(1965年~)のコンビで作ったこの絵本は、37カ国語に翻訳され、1500万部を超えるベストセラー絵本。おおきいうさぎとちいさいうさぎが互いに自分が相手のことを想っているか競い合うほほえましい絵本です。この2匹は親子なのか、友だちなのか、恋人なのか、いろいろに受け取れるのですが、子ども達はこの絵本を読んでもらって「こんなに自分のことを思ってくれる人がいるんだ!」と安心し幸せな気持ちになるのではないかしら?

『みどりの船』クエンティン・ブレイク 千葉茂樹/訳  あかね書房
みどりの船 (あかねせかいの本)
みどりの船 (あかねせかいの本)
クエンティン・ブレイク(1932年~)は、ケイト・グリーナウェイ賞のほかに、ウィットブレッド児童図書賞やボローニャ・ラガッツィ賞、国際アンデルセン賞画家賞を受賞している画家です。『みどりの船』は、夏休みにおばさんの家に滞在している姉弟が緑が生い茂るお隣のお屋敷の庭に潜り込むところから始まるお話。姉弟と庭の主であるおばあさんと一緒に空想の世界で遊ぶその体験のなんと豊かで楽しいこと。キラキラと輝く夏の思い出は、読み手の子どもたちの心にも刻み込まれることと思います。

『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』ジャネット&アラン・アルバーグ 佐野洋子/訳 文化出版社
ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス
ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス
ジャネット(1944年~1994年)とアラン(1938年~1994年)は、夫妻で多くの絵本を残しています。ジャネットは50歳の時癌で亡くなります。それまでの20年間共に絵本を作ってきました。『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』は1992年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞。各ページがポケット状のお手紙になっていて、子ども達にはわくわくする絵本です。図書館ではしかけ絵本として、小さな部品がなくならないかと心配の種かもしれませんね。

『ふしぎなともだち』サイモン・ジェームズ 小川仁央/訳  評論社
ふしぎなともだち (児童図書館・絵本の部屋)
ふしぎなともだち (児童図書館・絵本の部屋)
サイモン・ジェームズ(1961年~)の小さい時の夢は、スタントマンか漫画家。警察官や農夫など14もの仕事についたのち、美術大学に入学。グラフィックデザインと美術史を専攻するうち、絵本に興味を持ち絵本画家へ転身します。『ふしぎなともだち』では、スマティーズ賞銀賞を受賞。レオンという男の子には、他の人からは見ることのできないボブというともだちがいました。妄想だと笑われてしまうかもしれませんが、母親とふたり、知らない町に引っ越したレオンにはそのともだちがいることが心の支えになっていきます。そうやって自分を鼓舞し、勇気をもって一歩踏み出した時に出会えた本当のともだち。読み終えたあとで心がじんわりとする絵本です。

『エルシー・ピドック ゆめでなわとびをする』エリナー・ファージョン シャーロット・ヴォーグ 石井桃子/訳 岩波書店
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする (大型絵本)
エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする (大型絵本)
シャーロット・ヴォーグ(1957年~)は、『ねこのジンジャー』(偕成社)、『でんしゃがくるよ』(教育画劇)などの絵本でも、いくつもの賞を受賞しています。『エルシー・ピドック ゆめでなわとびをする』は、エリナー・ファージョン(1881年~1965年)の有名なおはなし(1937年の作品)に美しい絵本に仕立てたもの。石井桃子さんの訳も素晴しいのですが、シャーロットの淡い色彩で描く絵も、一層私達をファンタジーの世界に引き込んでくれます。

絵本で世界をひとめぐり8☆イギリスの絵本1


昨年6月に始まった、絵本を通して世界をめぐる旅。
サッカーのワールドカップ開催を記念して、アフリカ→韓国→中国→東南アジア→アメリカ→中南米→北欧とめぐってきて、今月はイギリスの絵本を紹介します。

イギリスの絵本文化は19世紀から20世紀にかけて黄金時代を迎え、現在でも読み継がれる名作がたくさんあります。
とくに、ケイト・グリーナウェイ(1846~1901)は毎年イギリスで出版された絵本の中で最も優れた作品の作者にその名を冠した賞が贈られるほど、近代絵本の先駆者として多くの人の記憶に留められています。グリーナウェイと同時代に活躍したウォルター・クレイン(1845~1915)、ランドルフ・コルデコット(1846~1886)の3人の活躍については、国際子ども図書館のWeb絵本ギャラリー「絵本は舞台」に詳しいので、こちらを参照してください。

窓の下で (ほるぷクラシック絵本)








窓の下で (ほるぷクラシック絵本)
著者:ケイト グリーナウェイ
ほるぷ出版(1987-09)
1878年に出版された「窓の下で」は、
〈窓の下はわたしのお庭よ
そこにはあまいあまい花が咲くの
そして梨の木にはわたしの大好きな
駒鳥さんが住んでるのよ〉
という詩ではじまります。
牧歌的な風景の中で遊ぶ子どもたちの表情が愛らしく、古風な服の細部まで繊細に描かれています。

それから、忘れてならないのが、ビアトリクス・ポター(1866~1943)の「ピーターラビットのおはなし」のシリーズです。

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)








ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)
著者:ビアトリクス・ポター
福音館書店(2002-09-21)
1902年に出版されてから、109年もの間、世界中の子どもたちにずっと変わらずに愛され続けている絵本です。ビアトリクス・ポターが描いた小動物たちのいる豊かな自然を守るために湖水地方を売上金で買い上げるなど、ナショナルトラスト運動の先駆者としても有名です。

かしこいビル






かしこいビル
著者:ウィリアム・ニコルソン
ペンギン社(1982-06)
「かしこいビル」は1926年に出版されました。ウィリアム・ニコルソンが娘メリーのために描いた作品。特にこの作品はイギリスの絵本史上歴史的価値のある作品として位置付けられています。


ビロードうさぎ








ビロードうさぎ
著者:マージェリィ ウィリアムズ
画:ウィリアム・ニコルソン
童話館出版(2002-03)
1922年初版の名作です。石井桃子さんの訳がまた素晴らしい作品です。ぼろぼろになっても愛されるおもちゃのうさぎ。
うさぎのおもちゃの運命と対比的に機械仕掛けのおもちゃの横柄さが描かれ、人生のあり方をも物語っているようです。酒井駒子さんの絵で描き直されたブロンズ新社のものも出版されていますが、ウィリアム・ニコルソン(1872~1949)の絵も味わってほしいと思います。

ねこのオーランドー農場をかう








ねこのオーランドー農場をかう
著者:キャスリーン・ヘイル
童話館出版(1996-11)
1942年に出版された絵本。ねこのオーランドー一家はピクニックに出かけた先で見つけた荒れ果てた農場を買い。再建を図ります。みんなが気持ちよく働けるように環境を整え、それぞれの良いところを引き出すオーランドーの名マネージャーぶりが素敵なキャスリーン・ヘイル(1898~2000)の絵本です。
チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)








チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
著者:エドワード・アーディゾーニ
福音館書店(1963-06)
アーディゾーニ(1900~1979)が二人の息子のために描いた「チムとゆうかんなせんちょうさん」が好評で、シリーズは11冊になりました。船乗りになりたい小さな男の子チムがこっそり船に乗り込んで、一生懸命働く姿は、子どもの成長することへの憧れと、それに応えようとする誠実な大人を描き、長く読み継がれてきました。

こうしたロングセラーの絵本が読み継がれてきた土壌があって、現在も次々と素晴しい絵本作家が生まれているイギリス。
次回は、今も現役で絵本を作り続けている作家たちを紹介いたします。

絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本3


*フィンランドの本*

フィンランドを代表する児童文学作家として最初に思い浮かべるのは、「ムーミン」シリーズを書いたトーベ・ヤンソンです。

1914年フィンランドの首都ヘルシンキに生まれたトーベ・ヤンソン。父親は彫刻家で母親は画家という芸術一家の中で育ち、20歳の時に「黒いムーミントロール」を描き、続いてムーミンシーリーズの第一作『小さなトロールと大きな洪水』を発表しました。
その後ムーミンシリーズを1945年から25年に渡って書き続け、世界中の子どもたちに読まれ、愛されてきました。私自身は最初にムーミンにはアニメで出会い、その後原作を読みましたが、物語の底流に流れる人生に対する優しいまなざしを感じました。北欧の豊かな森と厳しい寒さが育んだのでしょうか?生きていくことの中には辛い別れや試練が待っているけれども、それを乗り越えて心を強くして豊かに生きることができるのだというメッセージを感じます。

童話は、講談社から出ているハードブックと、講談社文庫で読むことができますが、絵本版も作られています。ここでは絵本版のムーミンを紹介します。

ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)







ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)
著者:トーベ・ヤンソン
講談社(1990-06-22)
赤く長い尾を光らせた彗星が地球に近づいてくることがわかった時、ムーミン谷は大騒ぎになります。ムーミントロールは彗星について調べるために、遠い天文台へと急ぎます。

たのしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)








のしいムーミン一家 (講談社 青い鳥文庫)
著者:トーベ・ヤンソン
講談社(1980-11-10)
長い冬眠から目覚めたムーミン谷の愛すべき仲間たちが、海べりの山の上でみつけたものは黒い帽子。それは実は魔物の帽子で、それから次々おかしな事件が起きてきます。

ムーミン谷のすい星 (絵本・ムーミン谷から)








ムーミン谷のすい星 (絵本・ムーミン谷から)
作・:トーベ・ヤンソン 翻訳:岡村 美恵子
講談社(1999-03-09)
絵本版に短く翻訳されています。彗星がぶつかるまであと4日。さあ大変!ムーミン谷の仲間たちは大慌てです。

ムーミン谷のふしぎな夏 (絵本・ムーミン谷から)








ムーミン谷のふしぎな夏 (絵本・ムーミン谷から)
作・絵:トーベ・ヤンソン 翻訳:岡村 美恵子
講談社(1999-07-29)
世界一美しいというルビーの王様をめぐって、おかしな生き物たちがつぎつぎに現れて・・・ムーミン谷のひと夏の不思議なできごとが、絵本版に翻訳されています。

ムーミンのたからもの (講談社の創作絵本)







ムーミンのたからもの (講談社の創作絵本)
作・絵:トーベ・ヤンソン 翻訳:松田 素子
講談社(2005-08-11)
自分の宝物っていったいなんだろう?と探しにでかけるムーミン。こころあたたまる絵本です。


現在、フィンランドで大活躍の絵本作家はマウリ・クンナスです。
サンタクロースと小人たち








サンタクロースと小人たち
著者:マウリ=クンナス
偕成社(1982-11)
サンタクロースの一年間の様子が描かれた絵本です。クリスマスではない時に、いったい何をしているのかなぁ?そんな子どもたちの疑問に答えてくれる絵本です。にぎやかで色彩豊かな絵が、子どもたちの興味を惹きつけます。
フィンランドの小人たちトントゥ






フィンランドの小人たちトントゥ
著者:マウリ・クンナス
猫の言葉社(2010-04)
昔はどこの家にもトントゥという守り神が住みついていたのです。トントゥにおかゆをあげて大切にすると、その家に幸せをもたらしてくれるのです。そんなトントゥの楽しい14のお話がつまっています。
マウリ・クンナスさんが伝説をもとに調査をし、描いた絵本です。
大時計のおばけたち (フィンランドで生まれたサンタや小人、おばけの絵本)








大時計のおばけたち (フィンランドで生まれたサンタや小人、おばけの絵本)
著者:マウリ クンナス
偕成社(1997-12)
ふしぎ村のホテルの女主人が古い時計を買います。それはサルビ王の時代の由緒ある物で、女主人は一目ぼれして買ったのですが、時を告げる音が出ないのです。修理をしてもすぐに壊れてしまう。それもそのはず、実は時計の中には12人のおばけたちが住んでいたのです。時計も大事、おばけたちとも仲良くしたいと、いろいろ知恵をしぼって・・・なんともユーモラスな絵本です。



*ノルウェーの本*

北欧の子どもの本の最後はノルウェーです。
ノルウェーの昔話で有名なのは、『三びきのやぎのがらがらどん』ですね。
三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)








三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
瀬田貞二:訳 マーシャ・ブラウン:絵
福音館書店(1965-07-01)
おはなしは、ノルウェーの昔話を再話したものですが、絵を描いたのはマーシャ・ブラウン。アメリカの絵本作家で、絵本もアメリカで出版されています。
でもタイトルの副題に「ノルウェーの昔話」と断り書きがあるので、こちらで紹介させていただきました。
力強い絵と、リズミカルな文章がぴったりマッチして、物語を楽しむようになる3才くらいの子ども達もドキドキしながらお話の世界に惹き込まれていく絵本です。

ころころ パンケーキ―ノルウェー民話








ころころ パンケーキ―ノルウェー民話
著者:アスビヨルンセン 絵:スベン・オットー
偕成社(1983-12)
ロシアの昔話「おだんごぱん」と、とても似ているおはなしです。こんがり美味しそうに焼きあがったパンケーキ。7人のお腹をすかせた子どもたちのためにお母さんが焼いたのですが、子どもたちや動物たちに食べられないようにと逃げ出して・・・

きたかぜのくれたテーブルかけ (紙芝居ベストセレクション)





きたかぜのくれたテーブルかけ (紙芝居ベストセレクション)
著者:川崎 大治
童心社(1998-06)
こちらは絵本ではなく紙芝居です。『北風に会いにいった男の子』というタイトルで素話の題材にもなっていますね。もとはノルウェーに伝わる物語です。

きたかぜのくれたテーブルかけ―ノルウェーの昔話より (世界名作えほんライブラリー)








きたかぜのくれたテーブルかけ―ノルウェーの昔話より (世界名作えほんライブラリー)
著者:山脇 恭
フレーベル館(1996-12)
こちらは絵本バージョンです。

ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ)








ノルウェーの昔話 (世界傑作童話シリーズ)
福音館書店(2003-11-20)
ノルウェーにつたわる昔話をアスビョルンセンとモーが再話してものです。「ころころパンケーキ」や「北風に会いにいった男の子」のお話も再話しれています。全部で34のお話。ノルウェーの昔話を朗読してあげてもいいし、覚えて語ってあげるにも、大変適した本です。

*追記*

国際子ども図書館の平成18年度の展示会「北欧からのおくりもの―子どもの本のあゆみ」関連講演会の記録をこちらから読むことができます。

国際子ども図書館HP
ノルウェーの子どもの本の歴史」  「スウェーデンの子どもの本とその魅力

絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その2


北欧の絵本・児童書で日本に紹介されているものは、スウェーデンのものが多いのですが、その他の国のものも少しずつ紹介されています。そんな本を取り上げていきます。今回はデンマークの本を、次回、ノルウェーやフィンランドの本を取り上げます。

*デンマークの本*
デンマークの童話作家といえば、19世紀に活躍したハンス・クリスチャン・アンデルセンが有名ですね。アンデルセンの童話『人魚姫』にちなんだ首都コペンハーゲンにある人魚姫像はいろいろな意味で有名です。アンデルセンの作品を、絵本にしたものもいくつか日本で出版されています。同じタイトルでもさまざまな出版社からさまざまな画家が絵を書いた絵本が出ています。読み比べをしてみるのも面白いと思います。ここでは読み比べてみてお勧めのものを紹介しています。

アンデルセンの絵本
おやゆび姫








おやゆび姫
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
西村書店(1991-05)
イギリスの絵本作家、バーナデット・ワッツが絵を描いています。とても細かくきれいな絵で、子ども達もおやゆび姫の目線になって、この物語を楽しめることと思います。

マッチうりの女の子








マッチうりの女の子
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
童話館出版(1995-01)
絵を描いているのは、デンマークの絵本画家のスベン・オットーです。この絵本を読むと「マッチ売りの少女」の置かれている状況が、子どもたちにストレートに伝わってくると思います。雪の中を素足で歩きながら必死でマッチを売り歩く様子から、どれだけたった1本のマッチをすることが彼女にとってホッとできたのか、想像することができるのです。

白鳥 (世界傑作童話シリーズ)








白鳥 (世界傑作童話シリーズ)
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
福音館書店(1967-03-01)
「白鳥の王子」として有名なおはなしを、アメリカの絵本画家マーシャ・ブラウンが描いています。継母の魔法で白鳥に変えられた11人の兄王子たちを救おうとして、イラ草で上着を編む妹エリザ。白・黒・赤だけの押さえた色味で描かれていますが、それがかえって魔法にかけられた王子たちの悲しみをあますことなく伝えてくれています。

はだかの王さま (大型絵本)








はだかの王さま (大型絵本)
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
岩波書店(2004-09-22)
こちらは『ちいさいおうち』を書いたアメリカの絵本作家、バージニア・リー・バートンが絵を描いています。バートンが描いた絵はとても上品です。「はだかの王様」はいろいろな出版社からいろいろな画家が絵を書いて絵本にしていますが、読み比べしてみると面白いですね。私はいろいろ読み比べてみてこれをおススメします。

スズの兵隊 (大型絵本)








スズの兵隊 (大型絵本)
著者:アンデルセン
岩波書店(1996-11-15)
こちらも『白鳥』とおなじマーシャ・ブラウンが絵を描いています。アンデルセンの世界観を忠実に描き出していてスズの兵隊さんの目線になって、物語の世界を楽しむことができると思います。

みにくいあひるの子








みにくいあひるの子
著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
ほるぷ出版(1979-07)
こちらもデンマークの絵本画家、スベン・オットーの絵です。あひるの卵の中に紛れ込んでしまった白鳥の卵から生まれたみにくい雛鳥が苦難の道を乗り越えて美しい白鳥に育っていく様子が、描かれています。

絵のない絵本 (若い人の絵本)








絵のない絵本 (若い人の絵本)
著者:アンデルセン
童心社(1966-11-25)
夜毎に月が語ってくれる情感あふれるお話を、いわさきちひろの挿絵が引きたてています。33のおはなしを夜毎に子どもに語ってあげてもいいですね。

バーナデットのモミの木








バーナデットのモミの木
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
西村書店(1999-11)
イギリスの絵本画家バーナデット・ワッツの絵がとても素敵な1冊です。森の小さなモミの木が成長し、クリスマスツリーになり、美しく飾り立てられるのですが、クリスマスが終わると薪になってしまいます。おひさまに言われた「いま、ここにいることをよろこびなさい」ということばが、とても印象に残りました。

子どもに語るアンデルセンのお話








子どもに語るアンデルセンのお話
著者:ハンス・クリスチャン アンデルセン
こぐま社(2005-10)
おはなし会でアンデルセンのお話はぜひ語ってあげたいですね。テキストとしておすすめなのはこぐま社から出ているものです。東京子ども図書館の松岡享子さんが訳し、編集しています。


その他のデンマークの本
つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本)









つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本)
著者:イブ・スパング・オルセン
福音館書店(1975-10-20)
細長い形が特徴的な絵本です。お月さまが下をのぞくと池の中にもうひとりのお月さまが!いっしょにおしゃべりしてくなって、つきのぼうやに連れて来てくれるように頼みます。どんどんつきのぼうやは雲をつきぬけ、鳥の群れを抜け、木の間をくぐりぬけ、池の底まで辿りつきます。さてもう一人のお月さまを連れて帰ることができるかしら?

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はしれちいさいきかんしゃ (世界傑作絵本シリーズ―デンマークの絵本)
著者:イブ・スパング・オルセン
福音館書店(1979-06)
きかんしゃ好きな子どもたちにはぜひ読んであげたい1冊です。「ダダグン シュッシュ!」と動き出す機関車。隣町へぼうけんに行きたくて走り出してしまう小さい機関車。どうなるのかな・・・と子どもたちの気持ちを惹きつけます。「シーッシッシッシッシ、プスプス、プスン」擬音がまた読んでもらうと耳にここちよい音です。

さるのオズワルド








さるのオズワルド
著者:エゴン マチーセン
こぐま社(1998-02)
ことば遊び絵本のようですが、中盤にいばりやのボスざるが登場。みんなはこのボスざるにこき使われて嫌な思いばかり。たまりかねたオズワルドの一言がみんなを団結させます。社会性のルールを諭す一面もある絵本です。

絵本で世界をひとめぐり7☆北欧の絵本 その1


北欧の国、つまりノルディック諸国はアイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドを指します。
みなさんはどんなイメージを北欧の国々に抱くでしょうか?自然豊かな森と湖の国、トロルにニッセ、妖精たちがたくさんいる国、オーロラ輝く高緯度の国。バイキングたちが活躍していた国・・・シンプルでナチュラル、環境と福祉に関心の高い国家というイメージでしょうか?

歴史的にひも解いていくのも面白いかもしれませんね。(かなり複雑な背景がありそうです)

ここでは、子どもの本、絵本を中心に紹介します。まずは日本でたくさん紹介されているスウェーデンの子どもの本から。

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エルサ・ベスコフの絵本
ベスコフ(1874~1953)スウェーデン・ストックホルム生まれ。美術学校卒業後、小学校の絵画教師。6人の息子さんがいたとのこと。

もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)






もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
著者:エルサ・ベスコフ
福音館書店(1981-05-20)
りすとかくれんぼをしたり、かえると跳び比べをしたりと、森の奥で生活するこびとたちの春から冬を迎えるまでの生活を、優しいタッチで描いた絵本です。読んでいる者もこびとの目線で森を探検できる、そんな絵本です。

おひさまのたまご






おひさまのたまご
著者:エルサ ベスコフ
徳間書店(2001-03)
森に落ちていたおおきな橙色のまあるいものを「おひさまのたまごだ!」と思いこんでしまった妖精。森の仲間たちと大騒ぎになります。そこへいやしんぼのカラスがやってきて・・・春を待つ気持ちが伝わってくる絵本です。

ぼうしのおうち (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)






ぼうしのおうち (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
著者:エルサ ベスコフ
福音館書店(2001-05-25)
こびとのおかあさんと3人のこどもたちは帽子のおうちに住んでいました。お母さんが留守の間、お母さんを喜ばそうとして・・・でも大失敗で帽子のおうちは燃えてしまいます。どうなるのかしら・・・結末はえっと驚く展開です。大人が読むと?なのですが、子ども達には人気のある絵本です。

ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)






ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
著者:エルサ・ベスコフ
福音館書店(1976-02-03)
ペレは大きくなって洋服が小さくなってしまいました。そこで自分が飼っている羊の毛を刈り、多くの人の協力を得て、羊の毛を糸に紡ぎ、布に織ってもらい、新しい洋服を新調します。その物を作っていく丁寧な過程が子ども心をも打ちます。新しいペレの洋服と、素朴な人々の手仕事、のどかなスウェーデンの田園風景、どれをとっても素敵です。

ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ)






ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ)
著者:エルサ ベスコフ
福音館書店(1977-05-25)
おかあさんの誕生日のお祝いにと、森へブルーベリーの実を摘みにでかけたプッテ。そこでこびとのおじさんに出会い、自分も魔法でこびとになってしまいます。こびとになってプッテが森の中を冒険する様子が実に生き生きと描かれていて、子ども達も大喜びする絵本です。

ペッテルとロッタのクリスマス (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)






ペッテルとロッタのクリスマス (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
著者:エルサ ベスコフ
福音館書店(2001-10-25)
みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんと暮らすようになったみなしごペッテルとロッタが迎えるクリスマス。クリスマスイブにやぎおじさんがプレゼントを持って現れます。そのやぎおじさんの正体とは?心温まるクリスマス絵本です。

いちねんのうた








いちねんのうた
著者:エルサ ベスコフ
フェリシモ出版(2002-02)
ストーリーは少年ウッレが妹たちと過ごす楽しいスウェーデンの一年の行事。スウェーデン独特の行事や自然の移り変わりの素晴しさを美しい詩と素晴しい絵で描いています。

ちいさなちいさなおばあちゃん (世界の絵本)








ちいさなちいさなおばあちゃん (世界の絵本)
著者:エルサ ベスコフ
偕成社(2001-08)
ベスコフ自身が、子どものころにおばあさんに聴かされていたお話。ちいさなおばあちゃんが、子猫にミルクを飲まれてしまって・・・と続くお話ですが、「ちいさなちいさな・・・」と何度も繰り返し出てくるお話。耳に心地よいことば使いです。

ペーテルおじさん








ペーテルおじさん
著者:エルサ・ベスコフ
フェリシモ(2002-04)
ペーテルおじさんはひとりで住んでいますが、なんでもできて町の人たちを助けてくれます。そんなおじさんが住んでいる家はおんぼろで、直すように言われます。お金を持ってないペーテルおじさんは町を出ていかなくちゃいけない?いえいえこどもたちがみんなで力を合わせて、おじさんの家を修理してくれました。おじさんと町の人たちとの交流に、今の社会が失ってしまったものを見出す気がします。

ウッレと冬の森-Olle's Ski Trip (CDと絵本)








ウッレと冬の森-Olle’s Ski Trip (CDと絵本)
著者:エルサ ベスコフ
ラボ教育センター(1998-03)
こちらも美しい絵本です。北欧の厳しい冬の自然の中でウッレが元気に過ごす様子が描かれています。クリスマスの仕事で忙しいラップランドで出かけるウッレ。100年前の絵本とは思えないほどです。

おやゆびひめ








おやゆびひめ
著者:H.C. アンデルセン
フェリシモ(2001-12)
デンマークの作家アンデルセンの童話に、ベスコフが絵を描いています。原作に忠実なおはなしと、自然の描写も生き生きとしているベスコフの絵に、メルヘンの世界を堪能できるはずです。


アストリッド・リンドグレーンの絵本

ロッタちゃんとじてんしゃ








ロッタちゃんとじてんしゃ
著者:アストリッド=リンドグレーン
偕成社(1976-04)
絵本ですが、長いお話です。じっくり子どもに読んであげたい1冊です。誕生日に自分用の自転車を買ってほしかったのに買ってもらえず、お隣の家の自転車をちょっと拝借!その自転車に乗って坂道を駆け下りてくるシーンなんて、ちょっとドキドキハラハラです。自由奔放で憎めないロッタちゃんの姿に、子ども達もきっと気持ちがスカッとするのではないかしら?

こんにちは、長くつ下のピッピ








こんにちは、長くつ下のピッピ
著者:アストリッド・リンドグレーン
徳間書店(2004-02-17)
ピッピの絵本版です。絵本としては長いのですが、力持ちで奇想天外なことをするピッピに子どもたちはぐんぐんと惹き込まれていきますね。ロッタちゃんと同じように、じっくりと子どもと一緒に読みたい1冊です。

雪の森のリサベット








雪の森のリサベット
著者:アストリッド リンドグレーン
徳間書店(2003-01)
町へクリスマスの買い物に出かけたリサベットはいたずら心で知らないおじさんの橇に飛び乗ってしまい、あげくのはて森の中に置き去りにされてしまいます。そこだけでも子どもたちはハラハラドキドキ。不安と闘いながらリサベットが自分の家に帰ろうと奮闘する姿が胸をうちます。

ロッタちゃんとクリスマスツリー (ロッタちゃんがかつやくする絵本と童話)








ロッタちゃんとクリスマスツリー (ロッタちゃんがかつやくする絵本と童話)
著者:アストリッド=リンドグレーン
偕成社(1979-12)
ロッタちゃんがクリスマスを迎え、なんとかクリスマスツリーを手に入れようとするお話です。「やろうと思えば、なんだってできるのよ!」と非常に前向きなロッタちゃん。ロッタちゃんのやんちゃぶり、生き生きとした暮らしぶりが描かれていて、読む者もまるでロッタちゃんといっしょにいるかのよう。これも集団での読むには長い絵本です。おうちでじっくり読んであげてほしい1冊です。

おうしのアダムがおこりだすと






おうしのアダムがおこりだすと
著者:アストリッド リンドグレーン
金の星社(1997-06)
イースターの日、雄牛のアダムが怒って暴れ出します。それを止めることができたのは、小さな男の子カッレくん。農村の様子も、人々の表情も細かく描かれていて読み応えがあります。

こうしはそりにのって






こうしはそりにのって
著者:アストリッド リンドグレーン
金の星社(1997-12)
クリスマスに読んであげたい1冊です。クリスマスが近づいてきた頃、貧しい農家の男の子ヨハンが大事にしていた牝牛が死んでしまいます。神様に恨み事をいってしまうヨハン。でもちゃんと神様は見ていてくれたんですよね・・・

ペーテルとペトラ (大型絵本)








ペーテルとペトラ (大型絵本)
著者:アストリッド リンドグレーン
岩波書店(2007-10-26)
ある日、小学1年生の教室に小人のペーテルとペトラがやってきました。読み書きを習いたいという小人の兄弟に教室には小人用の机と椅子と洋服掛けが用意されて・・・小人たちと過ごしたグンナル少年の楽しい気持ち。自分も小人に会いたいと切実に願う子どもが増えそうですね♪

ミオよ、わたしのミオ (リンドグレーン作品集 (13))








ミオよ、わたしのミオ (リンドグレーン作品集 (13))
著者:リンドグレーン
岩波書店(1967-09-05)
ストックホルムの公園からひとりの男の子が別の世界に迷い込みます。素晴しい白い馬に乗って悪い騎士と戦う彼の耳に、魔法の国の王さまである父親からの励ましの声が聞こえてきます。小学生向けのお話です。読んで聴かせてあげたい1冊です。

絵本で世界をひとめぐり6☆中南米の本



絵本で世界をひとめぐりのの6は、南米の本です。

JBBYが発行している「IBBY2008年国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト」に紹介されている南米の絵本として、メキシコの本3冊、ハイチ2冊、エクアドル2冊、ベネズエラ2冊、コロンビア2冊、ボリビア1冊、ブラジル3冊、ペルー1冊、チリ2冊、アルゼンチン3冊と合計20冊あるのですが、その内日本語に翻訳されているのはたったの3冊(うち1冊は絶版)でした。

その他、おはなしのテキストとして使われているものも含めても、現在国内で手に入るものを探してみました。

またアメリカ籍の作家の書いた中南米を舞台にした絵本も一緒に紹介します。

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カポックの木―南米アマゾン・熱帯雨林のお話カポックの木―南米アマゾン・熱帯雨林のお話
著者:リン チェリー
童話屋(1996-12)

リン・チェリーはアメリカの絵本作家です。ジャングルに入った一人の男が木を切ろうとしますが、その途中、疲れて眠りに落ちます。男が太い木の根元で眠る間、ジャングルに住む虫、鳥、動物たちが男の元に現れ、この熱帯雨林がどれだけ彼らにとってなくてはならない大切な場所であるかを語っていきます。
 米国の小学校で熱帯雨林の授業をする時に、必ず中心となる絵本(コアブック)として読まれる作品。写実的なイラストが生き生きと、緑に茂るアマゾン熱帯 雨林とそこに住む色鮮やかな動物たちを描き出しています。表紙裏に、世界地図、動物たちと共に熱帯雨林の専門用語も紹介されていて、学習絵本としては小学 校高学年向きでしょうか。でも、緑を守ろうね、という話しかけなら、小さな子供たちにも楽しめると思います。


むこう岸にはむこう岸には
著者:マルタ カラスコ
ほるぷ出版(2009-05)

川辺に住む女の子は、向こう岸に見える村に渡るのを禁じられていました。ある日、向こう岸から男の子が手を振ってきてて、翌日その男の子のボートで初めて川を渡るのです。向こう岸の人々はうんと違っていたけれどパンの焼けるにおいはいっしょ。女の子はいつか川に橋をかけようと夢をみるのです。南米チリのイラストレーターが描く、明るい光と笑い声にみちた平和を願う傑作絵本。

からすのカーさん へびたいじからすのカーさん へびたいじ
著者:オールダス ハクスリー
冨山房(1988-12-09)

ブラジルのオールダス・ハクスリーが孫娘のオリビアのために書いたおはなしに、アメリカの絵本画家バーバラ・クーニーが絵を描いている絵本です。卵をつぎつぎ盗んでいくがらがらへびを、友だちのフクロウの力を借りて退治するおはなし。最後にはがらがらへびが洗濯ロープになっちゃうという愉快な結末もおもしろい絵本です。




特急キト号特急キト号
著者:ルドウィッヒ ベーメルマンス
PHP研究所(2006-05)

こちらは「マドレーヌ」シリーズでおなじみのアメリカの絵本作家ベーメルマンスがエクアドルを旅行した時に特急キト号に乗り、現地の人々に親切にしてもらったことから、この絵本が生まれたそうです。舞台は赤道直下の国、エクアドル。高くそびえるアンデス山脈のふもとを走るのが小さな赤い機関車「キト号」。
そしてその列車に強く憧れる小さな男の子の名前は「ペドロ」。ペドロは毎朝庭から汽車が通り過ぎるのを眺めるのです。しゃべれる言葉はただひとつ「ダダダダ!」ある朝、お姉さんのカルメラにおぶられて駅に着いたペドロ。そして、カルメラがオレンジを売っている間になんとひとりで汽車に乗ってしまうのです!「ダダダダ」しかしゃべらない、大きなぼうしとあかいポンチョ姿の小さな赤ちゃんが大冒険に出発してしまいます・・・。ドキドキするけど、最後は心あたたまるお話です。


Ehon_30533.jpg魔法のオレンジの木―ハイチの民話 (1984年)
著者:ダイアン・ウォルクスタイン
岩波書店(1984-05)

ゲド戦記を翻訳された清水真砂子さんの訳で、ハイチのいろいろな昔話が紹介されています。おはなしを語るテキストとしてぴったりの1冊です。「悪魔のあごひげ」「ネコの洗礼」「フクロウ」「テイザン」「川の母」「あたしがテピンギー、この子がテピンギー、あたしたちもテピンギー」などが、おすすめです。





子どもに聞かせる世界の民話子どもに聞かせる世界の民話
実業之日本 社(2000)

こちらは矢崎源九郎さんの訳で、さまざまな国の昔話が収録されている本です。中南米のおはなしは、「アナンシと五」(ジャマイカ)、「カメのこうらはひびだらけ」(ブラジル)、「くいしんぼうのアナンシ」(ジャマイカ)、「トウモロコシどろぼう」(メキシコ)、「ヤギとライオン」(トリニダード・トバコ)があり、どれも素話で語るのにちょうどいい長さで、子ども達も喜ぶおはなしです。




絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本3



アメリカの建国の歴史は短いのですが、子どもの本の豊富さから言うと横に並ぶものはいないほどたくさんの子どもの本が日本に紹介しれています。

それは共に慶応義塾大学の図書館情報学科を卒業後に渡米され、アメリカの図書館で児童サービスを実際に経験してこられた松岡享子さん(東京子ども図書館理事長)や、渡辺茂男さん(絵本作家。元慶応義塾大学図書館情報学科教授。2006年78歳で亡くなられる)たちが、精力的にアメリカの絵本作家と出会い、それを日本語に翻訳出版し、日本の子どもたちに紹介しようという働きがあったからこそです。

さて1970年代以降のアメリカの絵本を紹介していきましょう。

アーノルド・ローベル
『ふたりはともだち』
ふたりはともだち (ミセスこどもの本)ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
著者:アーノルド・ローベル
文化出版局(1972-11-10)

かえるくんとがまくんの人気シリーズです。
ローベルの描く主人公たちはみんな自分に合った生き方を楽しんでいる様子。ユーモアのセンスもとても素敵です。



トミー・デ・パオラ
『神の道化師』
神の道化師神の道化師
著者:トミー・デ・パオラ
ほるぷ出版(1980-01)

みなしごのジョバンニは、なんでも空中に投げ上げてくるくる回す素晴しい芸を持っていました。旅をしながら人々を笑顔にしてきたジョバンニも年を取り、見向きもされなくなり。結末は感動的な奇跡の物語です。




クリス・ヴァン・オールズバーグ
『急行「北極号」』
急行「北極号」急行「北極号」
著者:クリス・ヴァン・オールズバーグ
あすなろ書房(2003-11-10)

クリスマス・イヴに家の前にとまった汽車に乗り込と・・・映画にもなったこの作品は1986年にコルデコット賞を受賞しています。『ジュマンジ』も映画化され、話題になりました。こちらも1982年にコルデコット賞を受賞しています。

ウィリアム・スタイグ
『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
著者:ウィリアム・スタイグ
評論社(1975-01)

こちらは1970年にコルデコット賞を受賞しています。望みがかなうという魔法の小石を拾ったシルベスター。家に帰る途中でライオンに出会って怖くなり「岩になりたい」と願ってしまいます。岩になったまま帰ることのできないシルベスターをあきらめることなく探し続ける両親の姿にも心を動かされます。



ユリー・シュルヴィッツ
『よあけ』
よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ユリー・シュルヴィッツ
福音館書店(1977-06-25)

ポーランドのワルシャワ生まれのシュルヴィッツ。第二次世界大戦の始まりとともに難民となり、戦後アメリカに渡ります。『よあけ』は、唐の詩人柳宗元の詩「漁翁」をモチーフにした静かな絵本です。時の流れとともに風景が時時刻刻変わっていく様子は、映画のコマ割りのようで、とても美しい絵本です。


ドン=フリーマン
『くまのコールテンくん』
くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)
著者:ドン=フリーマン
偕成社(1975-05)

デパートのおもちゃ売り場に並ぶくまのコールテンくんは、自分が買ってもらえないのはズボンのボタンが取れているからと思い、さがしに出かけます。その翌日、リサという女の子がデパートにやってきて・・・
心あたたまり優しい気持ちになれる絵本です。



アーサー・ガイサート
『銅版画家の仕事場』
銅版画家の仕事場銅版画家の仕事場
著者:アーサー ガイサート
BL出版(2004-10)

緻密なエッチングに手採食を施す作者の技法を、おじいさんと孫の少年を主人公にして物語で紹介している絵本です。制作の過程、材料や道具の数々を説明しながら、絵本の絵がすべて銅版画の観本でもあるぜいたくな絵本です♪

ベラ・B・ウィリアムズ
『かあさんのいす』

かあさんのいす (あかねせかいの本 (8))かあさんのいす (あかねせかいの本 (8))
著者:ベラ B.ウィリアムズ
あかね書房(1984-01)

主人公の女の子はおかあさん、おばあさんと3人暮らし。火事ですべてのものを失ってしまったのに、明るく前向きに生きています。多文化社会のアメリカのくらしの一端を覗くことのできる作品です。



サラ・スチュワート/デイビッド・スモール
『リディアのガーデニング』
リディアのガーデニングリディアのガーデニング
著者:サラ スチュワート
アスラン書房(1999-10)

サラ・スチュワートが文章を書き、夫のディビッド・スモールが絵を描いています。家庭の事情でおじさんの家に預けられることになったリディアが花を育ておじさんのお店を花いっぱいにしようとします。
この作品でコルデコット賞を受賞しています。



デヴィッド・ウィーズナー
『かようびのよる』
かようびのよるかようびのよる
著者:デヴィッド ウィーズナー
徳間書店(2000-05)

1992年にコルデコット賞を受賞しています。
この絵本はとても不思議な雰囲気を醸し出しています。火曜日の夜、アメリカのある町の池からたくさんのカエルが空を飛びたちます。朝になって町では警察が現場検証を・・・ところが次の火曜日の夜7時58分に空を飛んでいたのは?不思議な世界に思わず引き込まれる絵本です。

絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本2



アメリカの絵本紹介第二弾です。

初期の絵本は、ヨーロッパから来た絵本作家の活躍によるものが多かったのですが、1930年代以降アメリカ生まれ、アメリカ育ちの絵本作家がたくさん出てきました。

前回紹介したバージニア・リー・バートンや、マリー・ホール・エッツもそうした作家です。

この時期活躍した絵本作家には、みなさまおなじみのロングセラー絵本の作家がたくさんいます。

1940年代
ロイス・レンスキー
『ちいさいじどうしゃ』
ちいさいじどうしゃ―スモールさんの絵本 (世界傑作絵本シリーズ)ちいさいじどうしゃ―スモールさんの絵本 (世界傑作絵本シリーズ)
著者:ロイス レンスキー
福音館書店(2005-02-20)

「スモールさん」シリーズは小さい子どもたちにとても人気がありますね。3年前に装丁が一新され、さらにカラフルで子どもたちが手に取りやすくなりました。




ロバート・マックロスキー
『かもさんおとおり』
かもさんおとおり (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)かもさんおとおり (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ロバート・マックロスキー
福音館書店(1965-05-01)


1942年にコルデコット賞を受賞しています。川岸に済むかもの親子が、公園の中の池にお引越しすることになり、彼らの行列を守るためにおまわりさんまで出動。子どもたちもハラハラしながら、一緒に冒険をした気分になります。


マーガレット・ワイズ・ブラウン
『おやすみなさいおつきさま』
おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン
評論社(1979-09)

部屋のなかのもの、すべてに「おやすみなさい」と語りかけていくうさぎのぼうや。そうやって確認しながら眠りについていくのですね。しずかで心癒される「おやすみ絵本」の定番です。



ドクター・スース
『ぞうのホートンたまごをかえす』
ぞうのホートンたまごをかえす (ドクター・スースの絵本)ぞうのホートンたまごをかえす (ドクター・スースの絵本)
著者:ドクタースース
偕成社(2008-11)


なまけどりからかわにたまごをあたためてほしいと頼まれたホートン。嵐が来ても冬になっても木の上の巣にじっと座り続けます。そんな姿が目にとまり、ホートンはサーカスに出ることに!



1950年代
バーバラ・クーニー
『にぐるまひいて』
にぐるまひいてにぐるまひいて
著者:ドナルド・ホール
ほるぷ出版(1980-01)

家族で経営する農場の一年間を描いています。そして秋の日、い年間家族が作り育ててきた牛やたくさんの作物を積み込んで荷車を市場へと持っていきます。市場ですべてを売って、家族が必要な買い物をします。慎ましくも逞しい豊かな生活がそこには感じられます。


レオ・レオニ
『スイミー』
スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなしスイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし
著者:レオ・レオニ
好学社(1969-04-01)

小さな魚のスイミーは赤い色をした兄弟たちと力を合わせて、大きな魚を追い出すことに成功しました。国語の教科書(光村出版2年生)にも載っていて、だれもがよく知っているお話ですね。
小さな魚たちが力を合わせると巨大なものに立ち向かうというところが、子どもたちにはわかりやすくて
取り上げられる要素なのかもしれないですね。レオニさんの絵本は至光社の『あおくんときいろちゃん』や、『スイミー』と同じ好学社からは17冊出ています。

トミー・ウンゲラー
『すてきな三にんぐみ』
すてきな三にんぐみすてきな三にんぐみ
著者:トミー=アンゲラー
偕成社(1977-12)

フランス生まれのトミー・ウンゲラー自身が3歳で父を亡くし、貧困、ナチスの占領など苦難の少年時代を送りました。25歳でアメリカに移住。彼の才能を見出したのは児童書の編集者でした。『すてきな三にんぐみ』には、どこかとぼけていて優しい彼の人柄が伝わってくる感じがします。ほかにも『へびのクリクター』や、たこの『エミールくんがんばる』など、ユニークな登場人物がいっぱい出てきます。


エズラ=ジャック=キーツ
『ピーターのいす』
ピーターのいす (キーツの絵本)ピーターのいす (キーツの絵本)
著者:エズラ=ジャック=キーツ
偕成社(1977-12)

下に生まれてくる弟妹を迎える子どもの気持ちは、今も昔も不変なのかもしれません。
ピーターは自分が小さい時に使っていたものが、みんな妹のものになってしまうのが面白くない様子。ひとつだけ残っていたいすを持って家出をするのですが・・・ほかにも『ゆきのひ』『ピーターのくちぶえ』など、子どもの心の動きがわかる優れた絵本をたくさん描いています。


モーリス・センダック
『かいじゅうたちのいるところ』
かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
著者:モーリス・センダック
冨山房(1975-12)

1964年にコルデコット賞を受賞。それまでは「子どもは純真で、素直で、心になんの曇りも葛藤もない」と描くのが子どもの本の決まりだったのを、打ち砕いた1冊で、子どもの本の歴史の大きな転換点となった1冊です。奇妙なかいじゅうたちですが、不思議と子どもたちの心を捉えて離さない1冊。私達の心にやどる異形のかいじゅうたちの姿も、どこか憎めないですね。


エリック・カール
『パパ、お月さまとって!』
パパ、お月さまとって!パパ、お月さまとって!
著者:エリック カール
偕成社(1986-12)

自分で着色した薄紙をコラージュして絵を描く独特の方法で絵本製作をするエリック・カール。
今も現役で活躍中です。2001年にいわむらかずおさんとコラボして作成した絵本『どこへいくの?』など、日本でのワークショップにも精力的に取り組んでいます。




絵本で世界をひとめぐり5 アメリカの本1



さて「絵本で世界をひとめぐり」の5回目は、アメリカの本です。

先月紹介した東南アジアの本と比較すると、日本で翻訳されている量はとても多く、また80年近く前にアメリカで出版されたロングセラーから、最近のものまでたくさんあって、テーマを絞り込まないと紹介しきれないほどです。

今回はロングセラーとして愛されている絵本を中心に紹介します。

『100まんびきのねこ』
100まんびきのねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)100まんびきのねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ワンダ・ガアグ
福音館書店(1961-01-01)

アメリカで出版されたのは1928年です。ワンダ・ガアグはミネソタ州のドイツ移民の町で生まれ、おじいさんからドイツの昔話をたくさん聞いて育ちました。
この絵本は、アメリカの優れた絵本に贈られるコルデコット賞が創設される前の出版ですが、優れた児童文学に贈られるニューベリー賞のオナー(次点)に輝きました。

『げんきなマドレーヌ』
げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ルドウィッヒ・ベーメルマンス
福音館書店(1972-11-10)

パリの寄宿舎で暮らす女の子12人。中でも一番元気なおちびさんがマドレーヌです。
フランスの作家かと思えば、実はベーメルマンスはオーストリア生まれ。1914年にニューヨークに渡り、レストランの壁に描いていた絵が編集者の目にとま り、子どもの本を描くことを勧められて描いたのが『げんきなマドレーヌ』です。アメリカでの初版は1939年。今でも子どもたちの心を惹きつける作品で す。

『ちいさいおうち』
ちいさいおうち (大型絵本 (3))ちいさいおうち (大型絵本 (3))
著者:ばーじにあ・りー・ばーとん
岩波書店(1965-12)
おすすめ度:5.0

1943年にコルデコット賞を取ったこの作品。
その年代にすでに環境問題に取り組んだ作品が作られていたことにも驚きが!
『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』や『せいめいのれきし』など、バージニアが自分の息子たちのために描いた絵本は、今の子どもたちの心をとらえます。

いたずらきかんしゃちゅうちゅう (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)いたずらきかんしゃちゅうちゅう (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:バージニア・リー・バートン
福音館書店(1961-08-01)







せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
著者:バージニア・リー・バートン
岩波書店(1964-12)







『もりのなか』
もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:マリー・ホール・エッツ
福音館書店(1963-12-20)

「行きて還りし物語」として、子どもたちの心をとらえる絵本です。エッツ自身が湖や大森林の近くで生活し、森の動物たちが身近な存在だったそうです。『またもりへ』や『わたしとあそんで』は、自分の幼いころの思い出をそのまま描いた作品なんだそうです。

また もりへ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)また もりへ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:マリー・ホール エッツ
福音館書店(1969-03-01)





わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:マリー・ホール・エッツ
福音館書店(1968-08-01)



絵本で世界をひとめぐり4 東南アジアの本・南アジアの本


韓国、中国とめぐってそのまま東南アジアへ・・・
シンガポールに5年ほど住んだ経験がありますが、マレーシアやシンガポール、インドネシアなどに古くから伝わる民話は数々あるのに探してみると、日本語に翻訳されたものがとても少ないことがわかります。

IBBYの『2008年国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト』の子どもの本のリストにはインドネシアやマレーシア、インドの本もたくさん受賞しているのに、翻訳されていないために実際に日本の子どもたちが読めないのは残念です。

IBBYの『2008年国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト』の冊子はテクニカルサポート室に多数あります。興味のある図書館にはお届けしますので、コメント欄でお知らせください。
なおJBBYと連携して、これらの本の展示会をそれぞれの図書館で開催することもできます。

海外の優れた絵本や児童書を手に取るチャンスです。ぜひ展示会ご希望の方もテクニカルサポート室にご相談ください。



ラオスの本

かたつむりとさる―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)かたつむりとさる―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)
著者:ヤンサン
販売元:福音館書店
発売日:1997-11







サルとトラ―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)サルとトラ―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)
著者:ヤン サン
販売元:福音館書店
発売日:2005-09





インドネシアの本

ふしぎないねと おひめさま―インドネシアの昔話 (かこさとし おたのしみえほん)
著者:かこ さとし
販売元:偕成社
発売日:1989-05

虹になった娘と星うらない―インドネシアの昔ばなし (世界の昔ばなし (16))
著者:菊地 三郎
販売元:小峰書店
発売日:1986-01

世界の民話〈22〉インドネシア・ベトナム
販売元:ぎょうせい
発売日:1999-02-01

フィリピンの本

アラヤト山の女神―フィリピンの民話 (1982年)
著者:ヴィルヒリオ・S.アルマリオ
販売元:ほるぷ出版
発売日:1982-11

われたたまご―フィリピン民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)われたたまご―フィリピン民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅)
著者:小野 かおる
販売元:福音館書店
発売日:1997-11





タイの本

おしゃかさまものがたり―タイの民話 (1982年)
販売元:ほるぷ出版
発売日:1982-11


沼のほとりの子どもたち沼のほとりの子どもたち
著者:テープスィリ・スクソーパー
販売元:偕成社
発売日:1987-02







タイの少女カティ (文学の扉)タイの少女カティ (文学の扉)
著者:J. ベヤジバ
販売元:講談社
発売日:2006-07-07








じいちゃんのながいひげじいちゃんのながいひげ
著者:チーワン ウィササ
販売元:新世研
発売日:2001-05


ありんこたんけんたいありんこたんけんたい
著者:チーワン ウィササ
販売元:新世研
発売日:2002-08







タムくんとイープンタムくんとイープン
著者:ウィスット・ポンニミット
販売元:新潮社
発売日:2006-07-26







おぼうさんになった少年ピタック―タイ (アジアの子どもたち)おぼうさんになった少年ピタック―タイ (アジアの子どもたち)
著者:田村 仁
販売元:草土文化
発売日:1998-02







マレーシアの本

くいしんぼうのチビワニ (かたつむり文庫)
著者:ザイヌディン ジャミル
販売元:蝸牛社
発売日:1991-08

ミャンマーの本

ゾウをいれるつぼ―ビルマの昔話 (世界のメルヘン絵本 14)
販売元:小学館
発売日:1978-09

ベトナムの本

神さまとひきがえる (かたつむり文庫)
著者:ディン ルゥク
販売元:蝸牛社
発売日:1991-08


いたずら者のパオロー (世界の昔ばなし―タイ・ラオス・ベトナムの昔ばなし)
販売元:小峰書店
発売日:1986-03

スリランカの本

かさどろぼうかさどろぼう
著者:シビル ウェッタシンハ
販売元:徳間書店
発売日:2007-05







ねこのくにのおきゃくさま (世界傑作絵本シリーズ)ねこのくにのおきゃくさま (世界傑作絵本シリーズ)
著者:シビル ウェッタシンハ
販売元:福音館書店
発売日:1996-04-01







インドの本


10にんのきこり10にんのきこり
著者:A. ラマチャンドラン
販売元:講談社
発売日:2007-10-16






1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし
著者:デミ
販売元:光村教育図書
発売日:2009-10











絵本で世界をひとめぐり3 中国の本


上海万博も開幕し、経済の驚異的な進展や、中国からの旅行者の急増などニュースで目にしない日がないほど、中国の話題は身近にあります。文化大革命で失われてしまった少数部族ごとの伝説や文学作品も開放政策とともに復権しつつあります。
子どもの本の世界も少しずつ増え、世界に紹介されるようになってきました。特に国立民族学博物館名誉教授の君島久子さんは、ここ20年少数部族の民話を再話して翻訳し、たくさん素晴しい絵本を紹介してくれています。この機会に特集を組んでみませんか。


『あかりの花 中国苗族民話』君島久子再話/赤羽末吉画
あかりの花―中国苗族民話 (日本傑作絵本シリーズ)あかりの花―中国苗族民話 (日本傑作絵本シリーズ)
著者:肖 甘牛
販売元:福音館書店
発売日:1985-01-30






『王さまと九人のきょうだい』君島久子再話/赤羽末吉画
王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))
販売元:岩波書店
発売日:1969-11







『山いっぱいのきんか』君島久子/太田大八
山いっぱいのきんか山いっぱいのきんか
著者:君島 久子
販売元:童話館出版
発売日:2005-09






『天下一の弓使い』松本猛/武建華
天下一の弓使い (ちひろ美術館コレクション絵本)天下一の弓使い (ちひろ美術館コレクション絵本)
著者:松本 猛
販売元:小学館
発売日:2005-04






『花仙人』松岡享子/蔡皋 
花仙人―中国の昔話 (世界傑作童話シリーズ)花仙人―中国の昔話 (世界傑作童話シリーズ)
著者:松岡 享子
販売元:福音館書店
発売日:1998-01-31






『マーリャンとまほうの絵筆』ふせまさこ/ツゥオ・シェンシェ
マーリャンとまほうの絵筆マーリャンとまほうの絵筆
著者:ふせ まさこ
販売元:新世研
発売日:2003-12






『ヤンメイズとりゅう』松居直/関野喜久子再話 譚小勇 
ヤンメイズとりゅう (世界傑作絵本シリーズ)ヤンメイズとりゅう (世界傑作絵本シリーズ)
著者:松居 直
販売元:福音館書店
発売日:1994-06






『ヤンヤンいちばへいく』周翔/文妹 
ヤンヤンいちばへいくヤンヤンいちばへいく
著者:周 翔
販売元:ポプラ社
発売日:2006-06


絵本で世界をひとめぐり2 韓国の本


かつて近くて遠い国と言われていたお隣の国・韓国。一時期ドラマでブレイクした韓流ブームは下火になった

にしても絵本の世界ではまだ続いています。90年代以降韓国の絵本は質が向上し、元気で多様な楽しさと、豊

かな表現がみられると評価が高まっています。60タイトル以上日本で出版されているうち、おすすめのものを

掲載しました。それ以外の韓国絵本のリストはTS室で作成しています。必要な方はTS室までお問合せください。

なお、絵本ナビサイトの韓国絵本特集で詳しい書評を見ることができます。

http://www.ehonnavi.net/special.asp?n=487&M=20&Now=21&St=0&Dc=1&K=#list



『山になった巨人―白頭山ものがたり―』リュウ・チェスク作/絵 イ・サンクム/松居直共訳 

山になった巨人―白頭山ものがたり (世界傑作絵本シリーズ―韓国の絵本)山になった巨人―白頭山ものがたり (世界傑作絵本シリーズ―韓国の絵本)
販売元:福音館書店
発売日:1990-01-01


『マンヒのいえ』クォン・ユンドク作絵 みせけい訳 

マンヒのいえマンヒのいえ
著者:クォンユンドク
販売元:セーラー出版
発売日:1998-07


『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』イ・ヨンギョン作絵 かみやにじ訳 

あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま (世界傑作絵本シリーズ・韓国の絵本)あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま (世界傑作絵本シリーズ・韓国の絵本)
著者:イ ヨンギョン
販売元:福音館書店
発売日:1999-11-20


『ソリちゃんのチュソク』イ・オクベ作絵 みせけい訳 

ソリちゃんのチュソクソリちゃんのチュソク
著者:イ オクベ
販売元:セーラー出版
発売日:2001-01


『こいぬのうんち』クォン・ジョンセン文 チョン・スンガク絵 ピョン・キジャ訳 

こいぬのうんちこいぬのうんち
著者:クォン ジョンセン
販売元:平凡社
発売日:2000-09


『トッケビのこんぼう』鄭車俊/文 韓柄好/絵 藤本朝巳訳 

トッケビのこんぼう (韓国の昔話)トッケビのこんぼう (韓国の昔話)
著者:チョン チャジュン
販売元:平凡社
発売日:2003-07


『うしとトッケビ』イ・サン作 ハン・ビョンホ絵 おおたけきよみ訳 

うしとトッケビ (韓国の絵本10選)うしとトッケビ (韓国の絵本10選)
著者:イ サン
販売元:アートン
発売日:2004-03


『ふしぎなかけじく』イ・ヨンギョン文/絵 おおたけきよみ訳 

ふしぎなかけじく (韓国の絵本10選)ふしぎなかけじく (韓国の絵本10選)
著者:イ ヨンギョン
販売元:アートン
発売日:2004-04


『パパといっしょに』イ・サンクォン文 ハン・ビョンホ絵 おおたけきよみ訳 

パパといっしょに (韓国の絵本10選)パパといっしょに (韓国の絵本10選)
著者:イ サンクォン
販売元:アートン
発売日:2004-09


『あまのじゃくなかえる』イ・サンベ文 キム・ドンソン かみやにじ訳 

あまのじゃくなかえるあまのじゃくなかえる
著者:イ サンベ
販売元:少年写真新聞社
発売日:2005-02


『よじはん よじはん』ユン・ソクチョン作 イ・ヨンギョン絵 かみやにじ訳 

よじはん よじはん (世界傑作絵本シリーズ・韓国の絵本)よじはん よじはん (世界傑作絵本シリーズ・韓国の絵本)
著者:ユン ソクチュン
販売元:福音館書店
発売日:2007-05-01


『ふわふわくもパン』ベク・ヒナ作 キム・ヒャンス写真 ベク・ヒナ絵 星アキラ訳 小学館 

ふわふわくもパンふわふわくもパン
著者:ペク ヒナ
販売元:小学館
発売日:2006-04


『ことりはことり 木でねんね』 チョン・スニ作・画 松谷みよ子訳

ことりはことりは木でねんね

ことりはことりは木でねんね
著者:チョン スニ
販売元:童心社
発売日:2007-09
おすすめ度:5.0
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『いぬとねこ』ソ・ジョンオ再話 シン・ミンジェ絵 おおたけきよみ訳 

韓国のむかしばなし いぬとねこ韓国のむかしばなし いぬとねこ
著者:ソ ジョンオ
販売元:光村教育図書
発売日:2007-07


『ソルビム お正月の晴れ着』ペ・ヒョンジュ作/絵 ビョン・キジャ訳 

ソルビム―お正月の晴れ着ソルビム―お正月の晴れ着
著者:ペ ヒョンジュ
販売元:セーラー出版
発売日:2007-01


『ソルビム2 お正月の晴れ着(男の子編)』ペ・ヒョンジュ作/絵 ビョン・キジャ訳 

ソルビム〈2〉お正月の晴れ着(男の子編)ソルビム〈2〉お正月の晴れ着(男の子編)
著者:ペ ヒョンジュ
販売元:セーラー出版
発売日:2007-12







『あめがふるひに』イ・ヘリ作/絵 ビョン・キジャ訳 

あめがふるひに...あめがふるひに…
著者:イ ヘリ
販売元:くもん出版
発売日:2005-05


『こかげにごろり』金森襄作再話 鄭スクヒャン絵 

こかげにごろり―韓国・朝鮮の昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)こかげにごろり―韓国・朝鮮の昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)
著者:金森 襄作
販売元:福音館書店
発売日:2005-09


『とらとほしがき』パク・ジェンヒョン作/絵 おおたけきよみ訳 

とらとほしがき―韓国のむかしばなしとらとほしがき―韓国のむかしばなし
著者:パク ジェヒョン
販売元:光村教育図書
発売日:2006-11

『ヨンイのビニールがさ』ユン・ドンジェ作 キム・ジェホン絵 ビョン・キジャ訳 

ヨンイのビニールがさ (海外秀作絵本)ヨンイのビニールがさ (海外秀作絵本)
著者:ユン ドンジェ
販売元:岩崎書店
発売日:2006-05-31


『きょうはソンミのうちでキムチをつける日!」チェ・イソン作 パン・ジョンファ絵 ビョン・キジャ

訳 

きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!
著者:チェ インソン
販売元:セーラー出版
発売日:2005-12


『パンチョギ』ソ・ジュンエ作 ハン・ビョンホ絵 かみやにじ訳 

パンチョギパンチョギ
著者:ソ ジュンエ
販売元:少年写真新聞社
発売日:2006-05

『ゆらゆらゆくよ』クオン・ジョンセン作 キム・ヨンチョル絵 金広子訳 

ゆらゆらゆくよ (世界の絵本コレクション)ゆらゆらゆくよ (世界の絵本コレクション)
著者:クォン ジョンセン
販売元:小峰書店
発売日:2007-10



 

絵本で世界をひとめぐり1 アフリカの本


6月は南アフリカでサッカーのワールドカップが開催され、日本が決勝トーナメントに進んだので、子ども達も南アフリカという国の名前に親しみを感じていることでしょう。

しかしアフリカのことって、テレビ番組などでは目にしますが、絵本や読物としてはあまりなじみがないのかもしれません。

これを機会にアフリカの本を探してみました。

展示などで周知して、子どもたちにもっとアフリカのことを身近に感じてもらいましょう。

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『アフリカの音』
アフリカの音 (講談社の創作絵本)アフリカの音 (講談社の創作絵本)
著者:沢田 としき
販売元:講談社
発売日:1996-03-08





『ぼくのアフリカ』
ぼくのアフリカ
著者:イングリッド メンネン
販売元:冨山房
発売日:1993-02


『ジンガくんいちばばへいく』
ジンガくんいちばへいく (日本傑作絵本シリーズ)ジンガくんいちばへいく (日本傑作絵本シリーズ)
著者:ふしはら のじこ
販売元:福音館書店
発売日:2002-07



『ゴリラとあかいぼうし』
ゴリラとあかいぼうし (世界傑作絵本シリーズ)ゴリラとあかいぼうし (世界傑作絵本シリーズ)
著者:山極 寿一
販売元:福音館書店
発売日:2002-06-20






『AはアフリカのA アルファベットでたどるアフリカのくらし』
AはアフリカのA―アルファベットでたどるアフリカのくらし (世界の絵本)AはアフリカのA―アルファベットでたどるアフリカのくらし (世界の絵本)
著者:イフェオマ オニェフル
販売元:偕成社
発売日:2001-08



『おばあちゃんにおみやげを―アフリカの数のおはなし』
おばあちゃんにおみやげを―アフリカの数のお話おばあちゃんにおみやげを―アフリカの数のお話
著者:イフェオマ オニェフル
販売元:偕成社
発売日:2000-10



『ダチョウのくびはなぜながい?』
ダチョウのくびはなぜながい?―アフリカのむかしばなしダチョウのくびはなぜながい?―アフリカのむかしばなし
著者:ヴァーナ アーダマ
販売元:冨山房
発売日:1996-10





『バオバブのきのうえで』
バオバブのきのうえで―アフリカ・アメリカの昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)バオバブのきのうえで―アフリカ・アメリカの昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)
著者:ジェリ・ババ シソコ
販売元:福音館書店
発売日:2005-09



『エジプトのミイラ』
エジプトのミイラエジプトのミイラ
著者:アリキ ブランデンバーグ
販売元:あすなろ書房
発売日:2000-12






『ジャガランダの花さく村―南アフリカの物語』
ジャカランダの花さく村―南アフリカの物語 (世界の子どもライブラリー)
著者:シェイラ ゴードン
販売元:講談社
発売日:1991-11


『山の上の火』
山の上の火―エチオピアのたのしいお話 (岩波おはなしの本 (4))山の上の火―エチオピアのたのしいお話 (岩波おはなしの本 (4))
著者:ハロルド・クーランダー
販売元:岩波書店
発売日:1982-01


『エンザロ村のかまど』
エンザロ村のかまど (たくさんのふしぎ傑作集)エンザロ村のかまど (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:さくま ゆみこ
販売元:福音館書店
発売日:2009-06-01






『アフリカのおくりもの』
アフリカのおくりものアフリカのおくりもの
著者:飯沢 耕太郎
販売元:福音館書店
発売日:2001-09






『わたしは歌う―ミリアム・マケバ自伝』
わたしは歌う―ミリアム・マケバ自伝 (福音館日曜日文庫)わたしは歌う―ミリアム・マケバ自伝 (福音館日曜日文庫)
著者:ミリアム マケバ
販売元:福音館書店
発売日:1994-07





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本は対象年齢が低い順に並べています。
中にはもしかすると絶版になっている本もあるかもしれません。

また2門の世界地理や3門の民俗学の本の中にアフリカの様子がわかるものがあれば、それもピックアップして展示してみてください。

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