各館の取り組み

「どんぐりつうしん」100号 おめでとう♪
「児童図書を選ぶ」・・・ある図書館の館内研修(追記あり)
「どくしょ甲子園」募集中♪
H25年度5月「受託館の取り組みが取り上げられました♪」
展示の工夫・書架の工夫(画像圧縮済み)
小さい子たちへのおはなし会@板橋2館
市川駅南図書館の壁面装飾
杉並区立方南図書館☆5周年
蓮根図書館から読書週間行事の報告です♪
板橋区立蓮根図書館 絵本と出会う 子どもに届く絵本のはじめ方
H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」
児童サービス研修@瀬戸市立図書館
瀬戸図書館に行ってきました♪
杉並区立方南図書館スポット展示2
杉並区立方南図書館・スポット展示

「どんぐりつうしん」100号 おめでとう♪


杉並区立方南図書館の児童向け図書館だより「どんぐりつうしん」が、この3月で通算100号になりました。

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それを記念して100号特別号が発行されました。記念特集は『100の本』『おめでターイ本』。
 
毎月、月初に発行される「どんぐりつうしん」は私事ながらK・Jが方南図書館に勤務していた時に初代編集長として関わりました。その後も何代もの編集長に引き継がれ、100号を迎えられたことはほんとうに嬉しく思います。
 
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普段の紙面は、前半に児童向け定例行事(おはなし会、おはなし会プチ、映画会など)や児童向けイベントの告知コーナー。後半には月ごとの特集ブックリストになっています。
 
この特集コーナーで紹介する本の選書は2ヶ月前から始まります。年間業務計画で児童サービススタッフ(ここにはパート社員も加わっています)の間で、各月の特集テーマをあらかじめ決め、それぞれがどの月のテーマを担当するか割り振ります。

担当者は、「どんぐりつうしん」発行の2ヶ月前からそのテーマに合う本を探し始め、それぞれの本を読み込みます。そしてひと月前の館内整理日に児童担当者全員の前でブックトークをし、全員で話し合って、紹介する本を最終決定するのです。

そうした作業を毎月毎月積み上げてきた「どんぐりつうしん」の100号。ほんとうに価値のある100号だと思います。また「どんぐりつうしん」を毎月楽しみにしている利用者の方々に支えられて、ここまで来たのだと思います。
 
おめでとうございます♡
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100号記念号は、なんと!お祝いのケーキが飛び出します。昨年、講演に来てくださった長野ヒデ子さんの絵本『せとうちたいこさん』にあやかって、「おめでターイ!!!」
 
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100号に合わせて、特集は「100の本」。タイトルに100のつく本を集めています。

「どんぐりつうしん」という名前は、2005年11月に図書館がオープンしたのに合わせ、どんぐりの実のように秋に生まれ、どんぐりの木のように大きく育つようにという願いがこめられています。

8年前、この「どんぐりつうしん」を創刊したときに赤ちゃんだった利用者は、今では小学生。当時の小学生はYA世代から大人の利用者になっています。

児童サービスが、乳幼児→児童→YA→一般と繋がっていく流れの中にあり、ひとつひとつがプツリプツリと切れているのではないことも、改めて感じました。

「児童図書を選ぶ」・・・ある図書館の館内研修(追記あり)


業務委託館である北区神谷図書館のチーフMさんより、とても素敵な館内研修報告をいただきました。illust50_thumb.gif

 
 
 
 
 
 
 
 
その内容は、現場で働いているスタッフにとっても力をつけるものである上に、その取り組みを通して利用者のお子さんも大人の方々にも喜ばれ、その上児童室が華やいだ雰囲気に包まれたというのですから、これは同じように図書館で勤務するみなさんにもお伝えしたいなぁと思いました。

Mさんに許可をいただき、神谷図書館での館内研修の報告をブログ記事にさせていただきます。

みなさまの館での研修計画の参考にしてみてください☆彡
 
なお、ブログ記事の最後に、神谷図書館のみなさんがこの夏選んだおすすめの本のリストをPDFファイルにしてあります。
9門にこだわらず読み物からノンフィクションまで、また長く読み継がれた本から新しく出版された本まで、バランスよく選書されています。全員で12人ほどのスタッフですが、みんなで選んだからこその偏りのない選書になっているのですね。
 
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平成25年度 神谷図書館研修報告
 
 平成25年度第一回の研修は「児童図書を選ぶ」を行いました。夏休みもお盆を過ぎる頃から宿題の感想文を書くために図書を探しに来館する子ども達が増えます。しかし読むことに対して苦手意識のあるお子さんも多く、「あまり字の多くないもの、すぐに読めるもの、感想文が書けるもの、でも高学年なのであまり小さな子が読むようなものでもイヤ」と、その要求もはかりしれません。
 この機会に「本って面白い」と思って、本に親しむ体験をすれば、学校での朝の読書も負担にならなくなるのではと思われます。些細なきっかけでも逃さずに捉えて、読むことへの苦手意識が少しでもなくなるような図書の紹介をしていきたいと思っていました。
 それに対してスタッフはというと、せっかく声をかけてくれたのに、その場限りの対応や、児童書をよく知るスタッフにお願いして任せてしまうという場面も見受けられます。今回それぞれが責任をもって子ども達にお薦めする本を選び、みんなの前で発表することを通して、スタッフ自身がより資料に親しみ、理解を深めてゆく、そして自信をもって子どもの要求に合った資料を提供していける、そのきっかけになる研修をと、企画立案しました。

 以下は、研修前にスタッフに提示した回覧です。
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「児童図書を選ぶ」

 7月25日の館内整理日に行う研修は「児童書を選ぶ」です。
夏休みの子ども達。毎年の事となりますが、お盆を過ぎる頃から感想文を書く為に本を探しに来る子が増えますよね。
そんな子ども達にみなさんはどういった本をお薦めしていますか?
「あまり字の多くないもの、すぐ読めて感想文が書けるもの、でも高学年なので小さい子が読むようなのはイヤ」などと、結構な要求を持ってきます。
これまでそのような時(配架やカウンターで)、「この本はどう?」と、すんなり選べましたか?
なかなかぱっとは出てきませんよね。
それを踏まえて今回の研修を行います。
 
 「図書館員のおすすめする1冊」
小学校低学年・中学年・高学年用にそれぞれ1冊を選び、ポップ(紹介文)もつけていただきます。それぞれ選んだ資料に読みたくなるような紹介文をつけてください。
研修ではみなさんの前で、どうしてこれを選んだのか、その上でこの紹介文をつけたと話していただき、それに対してみなさんで意見交換をしましょう。これなら読みたくなる、これはこの学年には難しい?とか、いろいろ。
これを経て、夏休みに「図書館員のおすすめ」として児童室に出したいと思います。もちろんポップもつけて。

自分で探す、ということは、急に子ども達に質問されてもあわてることなく、いくつかの本が紹介できるようになるということが目的です。
この夏休み、子ども達にあわてず、ゆったりとした態度で本を紹介できるように研修を行いましょう。

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上記の内容をスタッフに回覧し、6月の館内整理日のミーティングでこちらの用意した〈例〉を参考に、7月の研修にむけて資料を探してもらいました。
 
研修を終えて
 
 この研修についてスタッフが
・自分の考えで資料を選ぶ、いくつか候補を考えてじっくり読んで決める。
・ポップをつけることによって選んだ資料に対して責任を持つ。
という意図を十分に理解して選書してもらえたと感じました。
 それぞれが自分で選んで紹介することは、こちらが思うよりもプレッシャーになっていたようです。しかし、これが良いと思って読んでみても、さて紹介することになった時にどうだろうか?と考えたり、読みにくさを改めて感じ、また違う資料に当たるということになり、知らず知らずのうちに多くの資料に目を通し、今まで知らなかった見方もできたようです。
 研修当日は、それぞれがどういう着眼点で選び、このようなポップをつけてアピールしたいということを発表しました。他のメンバーの選んだ資料に、目が覚める思いで聞いているようでした。
 質疑応答の時に、「この内容で、この学年にはどうだろう?」という内容にまで踏み込んだものがなかったのは、準備不足の面もあったかもしれません。全員の選んだ本を前もってリスト化し、事前にお互いに読み込んでおけば、もう少し踏み込んだ意見交換になったのではと思います。
 
 その後、「神谷図書館の図書館員が、この夏、おすすめする本を選びました」というタイトルで、低学年=赤ラベル/中学年=青ラベル/高学年=緑ラベルの台紙にスタッフが考えた紹介文を書いたポップをつけ、本といっしょに展示しました。
 こちらの予想以上に好評で、8月3日(土)に展示を開始すると、低学年用のものはお母さん達によって、あっという間に借りられていきました。中学年用の青ラベルの本は、子どもたちが自分でポップをじっくり読んでから借りていきました。赤・青ラベルの本は、夏休み中何度も貸出されました。高学年用の本に関しては、8月には思うようには貸出が伸びませんでした。子ども達にとって内容が少し難しく長編なので手に取りにくかったのかもしれません。時期的にすぐ読んで、感想文を書くといった時間が取れないと感じたのかもしれません。私たちの高学年ならばこれくらいは読んでほしいという思いが強く出てしまったようです。もう少し簡単に読める資料を入れるべきだったのでしょう。研修の時間に余裕があって、もっと内容を精査できていれば違う資料も付け加えて幅を持たせることができたでしょう。
 ただ、9月に入ってからも用意した資料は常に貸し出されており、夏休み終了後も展示の延長を決めました。高学年用の資料も9月に入ってからのほうが多く貸し出されています。締切に追われずにゆっくり読めるようになったからかもしれません。次から次へと読み進んでくれている利用者もいるようです。

 初めての試みでしたが、児童室が華やかになり、利用者の目を引いたようで、子ども達だけでなく大人の方にも資料を手にとって見てもらうこともでき、高齢者の方が借りていくこともありました。この実践を踏まえ、スタッフ間でミーティングを重ねて、形を変えて今後も行っていきたいと考えます。
 (神谷図書館 M 2013/09/20)
 
 
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「どくしょ甲子園」募集中♪


6月13日に、ヴィアックス研修センターで開催した初級研修・児童サービス基本編の3のYAサービスの時間に「YA世代の子どもたちにとって図書館に居場所があることが大切。YA世代の子達がたむろしていると目くじらたてる図書館員が多い印象がありますが、彼らの感性を図書館サービスに取り入れていきましょう。彼らが図書館の味方になってくれれば、図書館は衰退しないでしょう。」と、お話ししました。

夏休みには児童サービス関連の行事が目白押しだと思いますが、YA世代向けのイベントもありますか?
部活などで忙しくて図書館に足を向けにくい世代ですが、夏休みの課題研究などで集まってくるYA世代に、「図書館って、なかなかいいじゃん!使えるじゃん!」って言ってもらえるように、YAサービスも充実させていきましょう。
 
 

さて、5月1日の「本のこまど」で報告しましたように、朝日新聞で所沢市立図書館柳瀬分館の「どくしょ甲子園」の取り組みが紹介されました。現在その新聞記事内容が、「どくしょ甲子園」HPで公開されています。→「どくしょ甲子園」公式サイト【読書会に注目!各地の図書館

 
また、「どくしょ甲子園」として高校生たちの読書会の報告を募集しています。応募締め切りは9月20日。→応募要項

YA世代向けの夏休みの図書館行事としてもおススメです。
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H25年度5月「受託館の取り組みが取り上げられました♪」


所沢図書館柳瀬分館の児童サービスの取り組みが、4月28日(日)の朝日新聞朝刊に取り上げられました。
 
児童部会で「YAサービス」について話し合った時に紹介された「どくしょ甲子園」を、さっそく自館でも実施、それが新聞記事になりました。
 
部会では、各受託図書館での児童サービスの様々な取り組みを発表し、情報交換しています。他館で好評だった「ぬいぐるみお泊り会」を実施した館もあれば、他館で作成し好評だった影絵を、道具ごと借りて来て実施した館もあります。
 
部会活動が、現場のサービスにさまざまな+の波及効果をもたらしている様子。とてもうれしく思います。
 
今年度も児童部会の部員を募集しています。連休明けの5月7日が締め切りとなっております。みなさまのご応募をお待ちしています。
(応募の要件に関しては、各館宛てにお知らせしてあります。)
 
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展示の工夫・書架の工夫(画像圧縮済み)


みなさんの図書館の児童室は、書架の配置、展示スペースは十分にありますか?

こんなふうにしたい、と思っていても、施設の制約があるからと思っていませんか?今回はそういう制約を逆手にとって、素晴しい工夫をしている例をご紹介します。

杉並区立永福図書館「こどもの本」

VIAXが受託しているいくつかの図書館では、児童室に子育て中の保護者に方々や、学校などでおはなし会ボランティアをしている方々向けに子どもの本のリストや、子どもの本に関する研究書コーナーを設けているところがあります。

子どもの本だけではなく、それを探すためのツールや、それを活用するための情報が、すぐ手に取れるところにあるということで、利用者に喜ばれていると思います。

今回、ご紹介する永福図書館は、杉並区内では2番目に古い建物で、1階に児童室がありますが、スペースとしては一般書のスペースの4分の1ほどと狭く、限られています。そして一般カウンターは3階にあり、さらに書架は階層書架になっています。つまり施設の制約があり、1階の児童室にそれらの本を置くスペースがないこと、そして一般書架に行っても、すぐに探しだしにくいということがありました。

その為、永福図書館では児童室の書架の上に、スタッフ手作りの「こどもの本」リストが作成されていました。

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「~保護者・児童図書にかかわる方々向け~
 お役に立ちそうなガイドブックを集めてみました。
 本の場所がわからないときは
 図書館スタッフにおたずねください。」
として、乳幼児版と2種類用意されています。

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大きさはA4判。そしてそれぞれの本の表紙をスキャンし、その本がどの棚にあるかまで丁寧に案内されています。
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← この本は、階層書架の4階の019.5アにあることがわかります。













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リングで上を止めてあるので、裏表に本の紹介がされています。

児童室で絵本を探しながら、必要なガイドブックを探すことができる。もちろん同じフロアーに別置している館のようにスペースが許せばそれにこしたことはないのですが、その制約がある場合の工夫としてとても素晴らしいなと思いました。

利用者の目線になってサービスを考えるという、とてもよい例だと思いましたので、紹介させていただきました。








杉並区立方南図書館 YAコーナー

YA向けの書架は、児童室にあることもあれば、一般の書架に文庫本、新書本だけ集めている図書館もありますが、みなさんの図書館ではどうしていますか?

幼児、小学生のうちは熱心に図書館に通っていた子達が、中高生になると図書館から足が遠ざかるということが言われています。受験勉強の為の塾通いや、部活動で忙しくなるということも大きな要因でしょう。でも、もしかすると図書館の中に居場所がない、もう子どもでもないし、かといって大人でもない年代の子ども達が、児童室にも一般書架にも魅力を感じなくなっているということもあるのかもしれません。

方南図書館では、児童室の1コーナーをYAコーナーとし、書架もすべてブルーで統一して、YA世代の子ども達が読みたくなる本が集められ、整理・分類されています。
そしてちょうど角になっているこのスペースは、その年代の子がくつろいで本が読めるような雰囲気になっているのです。
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中高生向けの新聞の切り抜き記事なども用意されていたり、方南図書館のYAサービス担当が作成しているYA向けブックリスト「すずらん」が置いてあったりと、さまざまな工夫がなされています。

YA世代の利用者の居場所があって、読みたい本、読みたくなる本が用意されていて、必要な情報が揃うこんなスペース。いいですね。

YAコーナーについて「どうすればいいかわからない」という声も、各館を訪問していて聞こえてきます。ぜひ参考にしてみてください♪
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小さい子たちへのおはなし会@板橋2館


2月に行われたおはなし会の様子の報告が届きました。板橋区の西台図書館と、蓮根図書館からです。

****板橋区立西台図書館****

2月4日(金) 10:00~ あかちゃんおはなし会

わらべうた   じぃじぃばぁー
絵本    『いないよ いないよ』
いないよいないよ (あまんきみこのあかちゃんえほん 3)いないよいないよ (あまんきみこのあかちゃんえほん 3)
著者:あまん きみこ
ポプラ社(1983-12)






わらべうた   ちょちちょちあわわ
絵本    『おやさいとんとん』
おやさいとんとん (ママと赤ちゃんのたべもの絵本)おやさいとんとん (ママと赤ちゃんのたべもの絵本)
著者:真木 文絵
岩崎書店(2008-02-01)







わらべうた     さるのこしかけ
絵本    『がたんごとんがたんごとん』
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
著者:安西 水丸
福音館書店(1987-06-30)







手遊び     あたまかたひざポン!
絵本    『おでかけバイバイ』
おでかけ ばいばい (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいの本)おでかけ ばいばい (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいの本)
著者:はせがわ せつこ
福音館書店(2006-10-04)


*わらべうた「じぃじぃばぁー」と「さるのこしかけ」で、みんな盛り上がりました。「じぃじぃばぁー」は、赤い花紙を配り、向かい合わせにお子さんを抱っこしてもらって遊びました。回初めて来てくれたお母さんが、「初めて来たんですけど、楽しかったですー」と言ってくださったのが嬉しかったです。



****板橋区立蓮根図書館****

2月5日(土) 11:00~ りんりんおはなしかい

手遊び   一本と一本でどんなおと
絵本    『とんとんとん』

とんとんとんとんとんとん
著者:上野 与志
ひさかたチャイルド(2004-08)大型絵本.jpg







手遊び    ひげじいさん
絵本    『みんなでぬくぬく』
みんなでぬくぬくみんなでぬくぬく
著者:エルザ ドヴェルノア
童話館出版(1997-11)







手遊び  あたまかたひざポン
絵本   『そりあそび』
そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし(こどものとも絵本)そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし(こどものとも絵本)
著者:さとう わきこ
福音館書店(1994-10-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る手遊び3.jpg
手遊び  一本と一本でどんなおと?

6歳児の女の子も参加しましたが、手遊び「あたまかたひざポン」をとても楽しんで遊んでいたのが印象的でした。

市川駅南図書館の壁面装飾


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市川駅南図書館の児童サービスコーナーの壁面装飾です。12月26日(日)に訪問した時に撮影してきました。毎日、一つずつ窓を開いて行ったのですね。訪れる子ども達も、開く窓が増えていくのはとても楽しみだったのではと思いました。

ひとつひとつの窓の中の装飾も立体的なコラージュで、手も込んでいて、とても素敵でした。

********************
市川駅南図書館の児童担当さんからメールをいただきました。


アドヴェントカレンダーをブログでご紹介いただけるとのこと、うれしい限りです。
製作は駅南のデザイナーことサブチーフのNさんです。『きらきらつうしん』
のレイアウトも担当してくれています。
思いつきは渡辺なのですが、「こういうの作りたいなー」と希望を言うと見事に
ステキに作ってくれてしまいますので、とてもとても感謝しています。
カレンダーのひとつひとつの窓のオーナメントは駅南スタッフ全員によるものです。
何かみんなでひとつのものを作りたいなーと思って、全員にオーナメント製作を半
強制的にお願いしました。
 
皆さん「プレッシャーだわ」と言いながらも、どれもステキなものを
作ってくれました。もちろんI館長にも提出していただきました。

*********************

画像 063.jpg児童コーナー奥の掲示板は、オープンの時に私がお手伝いしたバラの花が残されていて、それもまた驚きとともに嬉しかったです。(立体のバラの折り紙は当時小学生だった我が家の次男が折ってくれたものです。まだこうして活かされていることは、折り紙を折った息子にも励みになります!)
 

杉並区立方南図書館☆5周年


2005年11月3日に新規館としてオープンした杉並区方南図書館。当初4年間は業務委託で、今年度より指定管理館としてヴィアックスが受託しています。

その方南図書館がこの秋で5周年を迎えました。

方南図書館はオープン当初より児童サービスに特色を出していました。特に毎月発行する「ほうなんとしょかん じどうしつだより どんぐりつうしん」はこの12月で通算61号になりました。

私もオープンから2年間方南図書館に勤務し、2007年3月号まで「どんぐりつうしん」を担当してきました。2007年4月号(通算17号)より「どんぐりつうしん」で紹介する本は、児童担当が持ち回りで選書することになりました。

年間業務計画で、各月のテーマが前もって決まっています。そのテーマにそって2か月前から書架から関連する本を10~20冊抜き出し、当番になった児童担当スタッフがまずしっかり読みこみます。その上で1か月前の館内整理日にそれらの本を児童担当ミーティングでブックトークをし、自信をもって子どもたちに手渡したいお勧めの本を7~8冊選定し、「どんぐりつうしん」に掲載しています。

それだけの手間暇を惜しまずに作成している「どんぐりつうしん」は、利用者の方々にも大好評。No.8から表紙の絵を担当している塚原奈津美さん(元方南図書館児童担当の塚原さんのお嬢さん)の表紙絵を現在開館記念として館内にずらりと展示中です。

なお、塚原さんは現在お隣の杉並区立永福図書館に異動。方南図書館時代に私の後に「どんぐりつうしん」を担当された佐々木さんも、やはり永福図書館に異動となり、永福図書館でもお二人が中心となって「たんぽぽつうしん」という児童室便りを作成中です。「たんぽぽつうしん」の表紙絵も塚原奈津美さんが担当してくださっています。
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毎月、その月の特集テーマに合わせた子どもたちの豊かな表情が描かれた表紙絵。
ぜひ、機会があったら方南図書館に訪れて「どんぐりつうしん」を実際に手に取ってみてくださいね。
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また、12月に入って児童の特集コーナーは今月のテーマ「すてきな冬のおくりもの」でリストアップされた本が並んでいました。雪景色の小さな街並みが立体的に作られています。(わかりますか?)

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展示パネルの装飾はペーパークイリングによるクリスマスの飾りでした♪
とても手の込んだ美しい装飾です。こういうところにも、センスを感じます。

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5年前に私が制作した天使やツリー、ブーツのしおりも健在でした♪

児童の装飾は、季節感がとても大事にされます。その分、毎月のように展示を変えることに!保存状態さえよければ、数年経っても、まだ使えるということが証明されました。

各館で作った展示のための装飾も、きっと時間をかけて制作していると思います。撤去時に丁寧に外して、直射日光の当たらないようにクリアファイルなどにいれて保存しましょう。

毎年同じものを飾ることに抵抗があれば一年おきに使うということもできます。参考にしてみてくださいね。
 

蓮根図書館から読書週間行事の報告です♪


秋の読書週間スタンプラリーの報告が届きました。

実施期間:10月27日~11月14日

○本や紙芝居を1回借りるごとにシールを一枚(一日一枚まで)渡す
○シールには、オリジナルの○×クイズを載せた
○台紙に回答欄を用意、5つのシールを集めて○×クイズに答えてくれた子には、がんばったで賞(正解率は不問)
○5つ集められなかった子には、参加賞として「しおり」もしくは英字新聞で作ったテンガロンハットをプレゼント。
○11月1日からは初回の子に限り、シールを2枚プレゼント
○11月6日から最終日の11月14日までは「ダブルシールキャンぺーン」を実施し、すべての子を対象にシール2枚プレゼント。
○がんばったで賞は、おりがみと手作りコースター♪
○シールのクイズは、春のスタンプラリーに使用したものを少し手直しして使った。
○今回は新作クイズとしておススメ本を読んで答える○×クイズを作った。低学年11冊・中学年8冊・高学年7冊 各3種類 合計78種類

スタンプラリーの台紙配布数:294枚
がんばったで賞:83個  参加賞配布数:17個

【感想】
前回の「春の子ども読書週間スタンプラリー」の時より開催期間が短かったので、台紙配布数やがんばったで賞の数は若干少なかったけれども、とても好評でした!読書週間のスタンプラリーは定着しつつあり、楽しみにしている子どもたちが多いことがわかって嬉しかったです☆おススメ本を読んで答えてもらうクイズは準備がギリギリだったため、周知が十分とはいえなかったけれど、低学年の本を中心に参加者は予想より多かったです。本の数に限りがあるので複本を用意するなど、十分な準備が必要だなと思いました。

参加賞(しおり).jpg← 参加賞のしおりです♪








がんばったで賞.jpg




→がんばったで賞と、シールの台紙






がんばったで賞(中身).jpg

←がんばったで賞の中身です♪










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→「がんばりました」のスタンプです。








参加賞(テンガロンハット_立体).jpg
←参加賞のテンガロンハット
英字新聞で折っているところがおしゃれでしょう☆











 先日の児童部会では、紹介しそびれました!スタンプシール、公開します♪上は低学年用、下は高学年用です。

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板橋区立蓮根図書館 絵本と出会う 子どもに届く絵本のはじめ方



9月23日(木・祝)午後2時~

板橋区立蓮根図書館で、昨年秋より3回目になる「子どもと本の出会い」講座をしました。

前日は35度近い気温で猛暑日の記録を更新した東京北西部。
それが夜中の雨から急激に気温が下がり、朝は20度を切る肌寒い一日でした。図書館に向かう途中も雨脚が強く、しばらく雨宿りをしなければいけない状況でした。

足元の悪い中、この講演を聞いてほしい乳幼児を育てている最中の保護者の方は出掛けにくいのではと案じましたが、お子さん連れの方が数組、その他も保育やおはなし会ボランティアに関わっていらっしゃる方々が参加してくださいました。

会場は前の方は絨毯敷きにしてお子さんをお膝に乗せて参加できるようにし、自由におすすめ絵本を子どもたちが手に取れるようにしてありました。

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講座ではこの夏読んだ本2冊を紹介しながら、乳幼児期に絵本を仲立ちにして両親やあるいは子どもに関わる大人が、子どもと絵本体験をShareすることの意義をお伝えしました。
赤ちゃんと絵本をひらいたら――ブックスタートはじまりの10年赤ちゃんと絵本をひらいたら――ブックスタートはじまりの10年
著者:NPOブックスタート
岩波書店(2010-02-25)

最初にブックスタートの意義と、その背景について詳しく説明をしました。


絵本は愛の体験です。絵本は愛の体験です。
著者:松居 友
洋泉社(2000-09)

その後、松居友さんの書かれている本の中から何箇所か紹介しながら、なぜ絵本を読んでもらうことが、大事なのかもお伝えしました。


赤ちゃんのさまざまな感覚の中で一番早く育つところは聴覚です。だいたい妊娠後期、7,8ヶ月目から聴こえ始めていると言われています。

先月クレヨンハウスで講演を聞いた駒形克巳さんの『ごぶごぶごぼごぼ』は、ブックスタートの会場で、あるいは児童館の乳児向けのおはなし会の時に不思議に赤 ちゃんがシーンと静まり返って注目する絵本です。この日も赤ちゃん連れの方が3組ほどいらしたのでこの本を読みました。
ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)
著者:駒形 克己
福音館書店(1999-04-15)

これは駒形さんのお嬢さんが、2歳のころに「ママのお腹の中で聞いていた」と語っていた内容を絵本にしたものなのだそう。ざわざわしていたのがやはりシーンとなってみんながじっと聞き入ってくれて、この本の力を会場中が実感しました。

それから赤ちゃんが、語りかける生の声にどれだけ安心し、情緒が安定するのか、そのあたりのことをまずおはなししました。
NHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のりNHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のり
著者:安川 美杉
日本放送出版協会(2007-02)

その根拠となる研究を紹介しているこの本も講演の中で紹介しました。機械の声ではなくということろがとても重要です。ビデオやDVDでは子どもの情緒は育たないのです。


後半は私自身が4人の子育てをしたなかでの絵本をめぐるエピソードを中心に、忙しい子育ての日々の中で絵本を介在とした親子のふれあいの大切さをお話ししました。

幼い子どものいる生活は、授乳や食事の世話、おしめの世話にはじまり本当に忙しいものです。それが待ったなしであれ4ばあるほど、心に余裕がなくなってしまいます。だからこそ意図的に子どもに向きあう時間はかけがえのないものなのです。
絵本を仲立ちにして得られる「幸せな時間」は、どんなに時間に追われてイライラしていても、絵本を読み始めると不思議に心が落ち着いて、親子ともども一緒に笑ったり、驚いたり、時には泣いたりと、感情を共有し合い、感動を共有できる素敵な時間です。

「幸 せな時間」「一緒に楽しんだ時間」を重ねていくことが、後の子育てにも大切な意味を持つこと、子どもが思春期を迎え自分探しをしている時に、あるいは親離 れをしようとしてもがくその時に、一緒に重ねた時間が真価を発揮します。その時間の重なりは親と子の絆を確かなものにしてくれていることに気づくのです。

字 が読めるようになっても、せめて10歳まで読み聞かせを続けること、耳でおはなしを聞くという体験は、想像力を高め、後に自分で長い物語を読む力を培いま す。想像力は、人として他人の気持ちを理解する力になり、豊かな人間性を培う基礎になるのです。そんなことを前出の2冊の本や、自分自身の経験、20年近 く関わってきた文庫や絵本の読み聞かせの活動を通しておはなし出来たと思います。


まだまだ1時間半では語りきれない部分がありましたが、何冊かの絵本に関する本をブックトークし、読んでいただくことでより深く乳幼児期に絵本と出会うことの大切さを理解していただければなぁと思いました。

ブックトークで紹介した本のリスト
絵本の森へ
著者:松居 直
日本エディタースクール出版部(1995-05)
販売元:Amazon.co.jp

絵本を読む絵本を読む
著者:松居 直
日本エディタースクール出版部(2004-04)
販売元:Amazon.co.jp






松居直のすすめる50の絵本―大人のための絵本入門松居直のすすめる50の絵本―大人のための絵本入門
著者:松居 直
教文館(2008-11)







絵本と私絵本と私
著者:中川 李枝子
福音館書店(1996-09-01)







絵本屋の日曜日絵本屋の日曜日
著者:落合 恵子
岩波書店(2006-04)







あなたと読んだ絵本のきろく―そして大切な学校図書館のことあなたと読んだ絵本のきろく―そして大切な学校図書館のこと
著者:柴田 幸子
石風社(2010-06)







絵本の本絵本の本
著者:中村 柾子
福音館書店(2009-06-01)







心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)
著者:渡辺 茂男
新潮社(2007-02)







読む力は生きる力読む力は生きる力
著者:脇 明子
岩波書店(2005-01)

物語が生きる力を育てる物語が生きる力を育てる
著者:脇 明子
岩波書店(2008-01)





H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」


平成22年度第2回児童部会報告


9月16日(木) 2時~5時


今回の議題は「児童室の展示・書架配置について考える」

昨年度、区の直営から指定管理で受託した板橋区西台図書館の、約1年かけて書架配置を見直した報告をまず受けて、後半はそれぞれの館、特に今年から受託開始した館の担当者がこれからどう自分の館の児童室を見直せばよいか、その視点について話し合いました。

DSCN2800西台図書館を区から引き継いだ時点での児童室は、もう10年以上も誰も手にしていない(つまり貸出記録のない)全集ものが書架を占領していたり、実用書 も古い情報のものがそのままで放置されていました。絵本も児童書も書架にぎゅうぎゅう詰め。しかも並べ方に統一感がなく、とにかく書架が乱れている印象だったそうです。

それをいかに耕していくかを課題にして作業に挑んだとのこと。つまり動いてない本や情報が古すぎて使えない本を除架し、古いけれど図書館に置くべきロングセラーの本で今でも手に入るものは買い替えることも検討。(いくら名作でも表紙がボロボロ、綴じ糸が緩んでいたら借りたくないですよね)
半年かけて不要な本を除架することで書架にゆとりが出来、しかも人気のあるシリーズ本がタイトル別にばらばらに配架されていたのを「人気シリーズ本コーナー」を作ることで、まとめてみることができるようにし、全体的な書架配置も見直した、とのこと。

レジュメから手順を追うと・・・

1 「キレイな書架」の見本をつくった
  →実際に本に触れることで、どこにどんな本があるか把握できた
  →諸街道の構想が浮かんできた
2 書架整理の方法をスタッフ全体に広めた
  
  キーワード : 奥行・高さ順  本8割・空き2割に均す

3 おはなし会・児童イベントなどにもスタッフの出番を設けることで、児童サービス・児童書架・児童書への意識アップをはかる

4 書架移動しよう!その前に・・・
  
 ・どのように移動するのか、十分に練った
 ・利用者の使いやすさを考慮
 ・請求記号順に、流れるように本が並ぶことも意識

 ・不要な本のどんどん除架。移動しやすくした。
  →『図書館でそろえたい こどもの本・えほん』
      日本図書館協会児童青少年委員会 児童基本蔵書目録小委員会 編
      日本図書館協会 発行
    この本に載っているものは、除架しないようにした。
 ・移動構想が固まったら、棚のサインなどをあらかじめ作っておいた

5 2回の図書整理日に渡り、書架移動を実行
 改変点
 ・「人気のシリーズ絵本」コーナーを設置
 ・大型本コーナーを解体
 ・「さわる絵本」コーナーを設置
 ・実用書・読物の特集展示コーナーを設置
 ・「洋書絵本」コーナーを設置
 ・ノンタンとミッフィーを並べていた台を絵本の特集展示コーナーに改造
 ・「おとなもいっしょに」コーナーを設置
 ・「あんパンマン」コーナーを移動・拡大

その様子を画像で順に追って発表してくれました!「図書館はなによりも書架が大事。ついつい行事やイベントで人を呼ぶことを考えがちだけど、書架が生きていないと本末転倒と思う」とズバリ真実を指摘してくれました。


書架移動してみての感想は・・・

・利用者から「図書館がつかいやすくなった」「キレイになった」などの感想が届いた
・配架しやすくなった
・今まで日の目を見なかった本を、利用者の手に取ってもらえるようになった。
・区から引き継いだ書架・コーナーに対する既成概念は不要なものがあるので吟味が必要
・日々配架にあたるスタッフの協力が大切。
・サイン作りなど、スタッフの中で得意とする人に協力してもらうとよい。
・スタッフみんなで書架を作る意識が大切だと感じた。図書館はチームプレイだと思う。

そのためには書架整理をこまめにし、本を抜き出して確認すること、とにかく書架整理に始って書架整理に終わるといっても過言ではないし、自分の館の書架にある本をとにかく知ることから!

利用者の目線になってみること、子どもの視点で見直すこと・・・
いろいろな示唆を含んだ発表でした。DSCN2803

後半は輪になって、各館で工夫していることなどを発表したり、逆に困ってることなどを話題に出して、互いにアドバイスをし合いました。

私たち司書の務めは、利用者が使いやすい図書館にすること、利用者が求めている資料をそろえること、あるいは利用者に「こんな本あるよ!」と提案できること。

わかりやすい書架配置にし、本もぎゅうぎゅうに詰めず、ゆとりを棚の1割くらい残し、取り出しやすくすること、面出しをしたり、展示コーナーを設けるなど工夫する、などなど、お互いの知恵と創意工夫でできることを確認し合いました。


児童サービス研修@瀬戸市立図書館



8月25日(水) 午後~

昨年度7月22日に伺って以来の、瀬戸での研修でした。
昨年は児童サービス概論をお話し、「おはなし会」の実際について実技指導という形での研修でした。

受託2年目の昨年は、スタッフの方々も児童サービスに力を入れたいのだけれど、どうするのが一番いいのか、模索している感じでした。

「おはなし会の後に簡単なブックトークをしましょう」と、お話をしたら「ブックトークとはどんなものでしょう?」という質問が来たほどでした。
「ブックトークにはフォーマルな形のものと、気軽な感じのものとがあって、ここではおはなし会で読んだ本を再度紹介したり、それに関連する本を紹介することを言っています。あの本、読んでみたいなって思ってもらえるように、工夫して紹介してみましょう。」と簡単に説明しました。

せっかくの出張での館内研修ですが、月に1日限りの館内整理日を利用しており、他の業務もあって丸一日かけての研修が出来ず、昨年もブックトークの実演などの時間を設けることができませんでした。

今年はそのやり残したブックトークの研修をと計画していました。
ところが7月9日付中日ホームニュース(瀬戸・尾張旭・長久手版)に「瀬戸市立図書館 職員派遣し”ブックトーク” 子供たちに本の魅力紹介」という記事が掲載されました。

今年度6月より、図書館の学校支援の一環として始めたそうです。出張先の小学校でも子どもたちだけでなく、先生方にも大好評だったとのこと。それならば、私が実演するよりも、みなさんの実演を見せていただいて、それに講評する形にしましょうということになりました。

****************

前半は講義形式で、児童サービス業務の重要な4本柱①フロアワーク、②おはなし会、③ブックトーク、④レファレンス・調べ学習支援について、昨年話ししきれなかった部分を補足する形でお話ししました。特に「IFLA乳幼児への図書館サービスガイドライン」について、このガイドラインの日本語版は昨年6月に出ており、昨年の研修では取り上げることが出来なかったので、詳述しました。

その後、絵本の読み聞かせの実演をしていただきました。それぞれのスタッフの方があらかじめ自分の好きな絵本を選んで、練習をしていただいていました。いわば「読み方クリニック」です^^

瀬戸研修1.jpg
それをみんなで聞かせていただいいて、講評を加えます。
今回、3人の方に実演していただきました。どの方も声はしっかり出ていましたが、本の持ち方が不安定だったり、ページをめくるのに絵の前を腕が横切っていたり、本の持ち方が上向きになっていて、絵が光を反射して見えにくくなっている・・・などの問題点を指摘させていただきました。

子どもたちの目線に立ってみることが大事であることを伝えたかったのです。
この間、私は立ってみたり座ってみたり、端っこのほうからみたり、一番後ろからみたりと位置を変えてみました。

真正面の子からは見えていても、端っこからは読み手の身体や腕が邪魔をして見えなかったりしたら、せっかくの読み聞かせも台無しです。


瀬戸研修2.jpg読み手は、聞き手の立場に立ってみることが必要ですね。

立って読んだスタッフの方もいましたが、大人相手ではそれでいいのですが、子ども向けの場合は、子どもの視線の高さに合わせて椅子に座った方がいい場合もあります。

またページをめくる速度と文書のバランスも、考えられるといいですね。

瀬戸研修3.jpg

 
 



それをお互いに研修で読み合うことで、絵が見えにくい位置や、適切な本の持ち方などが確認できたと思います。

これでまた子どもたちの前に立った時に、どのように読めばいいのか、自信がついたのではと思います。



その後はブックトークの実演をしていただきました。実演してくださった方はボランティアでも長年ブックトークをした経験があるということ。他のスタッフのみなさんへのよい刺激になるのではと、模範実演ということになりました。


テーマは「手紙」


瀬戸BL2.jpg瀬戸BL1.jpg
瀬戸BT3.jpg










瀬戸BT4.jpg



手紙というテーマで、写真絵本、読物、しかけ絵本、科学の本、絵本とバラエティ豊かに9冊の本を紹介していました。









『ぺちゃんこスタンレー』を紹介する時には、薄っぺらのスタンレー人形を作ってあって、ああ~それなら手紙になって友だちの家まで郵便で運ばれることができるなと子どもたちも納得できます。私からの講評は、子どもたちが読みたい!続きが知りたい!と思えるような内容で、とてもよかった。最後の最後に『おかあさん、げんきですか?』読むと、聞き手は優しい気持ちになって「手紙っていいな~♪」と思える内容でした。

選書もいろいろな角度から「手紙」の種類や、可能性を伝えてとてもよかったです。
特に『宇宙人はほんとうにいるの?』では、今話題の宇宙探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから採取してきた微粒子など宇宙からの情報や、逆に地球の情報を携えて遠い宇宙の果てまで飛んでいっている探査機のことなども伝え、女の子だけでなく男の子も興味を持てる切り口を用意していたこともとても素晴らしかったです。

同僚が頑張っている姿は、その他のスタッフの刺激になり、切磋琢磨して伸びて行こうとしている姿があると、館長やチーフがおっしゃっていました。

一年ぶりに瀬戸市立図書館を訪問し、1年の間にスタッフが自分たちで学び、お互いに刺激し合って、業務のスキルを上げていたことに感動しました。

それぞれのスタッフが持っている良いものを出し合って、相互に学びあい、それがサービスの充実となって、文部科学省大臣表彰を受けるまでになったのですね。それを見守っている館長さんをはじめとする区の職員の方々と、VIAXのチーフをはじめとするスタッフたち、そしてその間をつなぐ社員との連携がうまくいっている良い例だと思いました。
てがみは すてきな おくりもの (講談社の創作絵本)てがみは すてきな おくりもの (講談社の創作絵本)
著者:スギヤマ カナヨ
講談社(2003-12-20)





ぺちゃんこスタンレーぺちゃんこスタンレー
著者:ジェフ ブラウン
あすなろ書房(1998-12)







おかあさん、げんきですか。 (絵本・いつでもいっしょ)おかあさん、げんきですか。 (絵本・いつでもいっしょ)
著者:後藤 竜二
ポプラ社(2006-04)




瀬戸図書館に行ってきました♪



8月25日(水)

VIAXが受託している図書館として唯一首都圏ではなく、愛知県にある瀬戸市立瀬戸図書館のスタッフ研修に行ってきました。


瀬戸図書館1.jpg
名鉄線・新瀬戸駅、JR線瀬戸市駅から車で2,3分。高台にある図書館はとても日当たりがよく、夏場は本の日焼けが気になるほどだったそうです。
今はスタッフの方が育てた緑のカーテンで、ずいぶん日差しを遮ることができるようになっているとのことです。

瀬戸図書館2.jpg









図書館と、学習室との間には、ひょうたんもたくさん実っていました。



瀬戸図書館3.jpg瀬戸市立図書館は今年度(平成22年度)子ども読書活動優秀実践図書館として4月23日の子ども読書の日に文部科学大臣より表彰されました♪


瀬戸図書館5.jpg瀬戸図書館4.jpg















→の絵は、瀬戸在住の絵本画家、はっとりみほさんからのお祝いメッセージボードです。

*はっとりみほさんは、三重県にある山画廊から絵本を発表されています。

瀬戸市立図書館は、市の職員の方が館長をはじめ4名、残りはVIAX所属のスタッフがチーフ以下22名います。それぞれの連携がとてもよく、スタッフの方々も新しいことに取り組むことに意欲的で、素晴しい児童サービスが展開されています。

昨年夏に児童サービス研修に伺った時は、「絵本の読み方はどうしたらいいのでしょう。」「ブックトークってどうすればいいのでしょう。」という質問があったのですが、今年伺った時はそれぞれのスタッフがスキルアップされていて、おはなし会での絵本の読み聞かせはもちろん、数人のスタッフの方々は学校支援でブックトークを何校かで実践されていました。

研修の後半は、スタッフのみなさんに実践報告もしていただきました。
その様子は別ログでご報告します。

杉並区立方南図書館スポット展示2



利用者が本を手にとりたくなるように展示を考えるっていうのは図書館スタッフの仕事の中でも、一番醍醐味があると思います。特に夏休みは子どもたちの利用がとても多くなっています。

どんな本が図書館にあるんだろう?自分にぴったりの本は見つかるかな?と、やってくる子どもたちに、「わぁ!こんな本があるんだ!読んでみたいな~♪」と思わせる工夫をしてみましょう。

ご紹介するのは、方南図書館でのスポット展示。
7月17日(土)の午前には「パパ読みたい」によるおはなし会「むしむしたんけん隊」が行われ、虫のおはなしをたくさん読んでくれました。おはなし会の部屋には、「パパ読みたい」の方々による昆虫写真の展示も行われました。

おはなし会と連動し、また季節に合わせた選書によるコーナー展示。子どもたちが借りたくなりますよね^^

方南展示.JPG面出しで置いた本が、借りられたらすぐに次の本を面出しにできるよう常にチェックしておきましょう。

複本も同じ棚に用意しておくといいですね。


方南展示2.JPG














ロゴの周りに、折り紙で立体的に虫たちをちりばめて、それだけでも子どもたちがこのブックトラックの前に立ち止まること、請け合いです。

どうしたら、その展示コーナーの本を魅力的に見せるかも、サインの出来いかんですね。
ぜひ他館のいいお手本は、みなさんも参考にしてください。

方南展示3.JPG
 

杉並区立方南図書館・スポット展示



7月6日付の記事で「7月3日に急逝された後藤竜二さんのスポットをぜひ」と書いたのですが、杉並区立方南図書館では、このブログ記事を読む前に、児童カウンター横にブックトラックを置いて、追悼コーナーを作って展示していました。


方南展示4.JPG






















方南展示5.JPG
情報を素早くキャッチして、即座に展示するということが、図書館には求められています。

新聞記事なども常にチェックして、児童サービスに関連のある情報を見逃さないようにしましょう。

「本のこまど」でも、出来る限りこうした情報はすぐにUPするようにしますので、ぜひ参考にしてくださいね。



方南展示6.JPG
 

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