受託各館の情報

世界のバリアーフリー絵本展
板橋区国民読書年記念講演会(講師:角野栄子さん)
「耳から聴く読書」@杉並区方南図書館
パパのための絵本講座@本郷図書館
わらべうた講座第2弾 @板橋区立西台図書館
世界のバリアフリー絵本展@板橋区立志村図書館
パパの「絵本読み聞かせ」ことはじめ~絵本作家サトシンさんがやってくる~
板橋区国民読書年記念☆角野栄子さんの講演会
板橋区立蓮根図書館 絵本と出会う 子どもに届く絵本のはじめ方
H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」
子どもと本の出会い第3弾 絵本と出会う 講演会
■パパの”絵本読み聞かせ”ことはじめ~絵本作家サトシンさんがやってくる~
児童サービス研修@瀬戸市立図書館
瀬戸図書館に行ってきました♪
戦争と平和を考える子ども会@中野区上高田図書館

世界のバリアーフリー絵本展


バリアフリー.jpg世界のバリアフリー絵本展が、蓮根図書館でも開催されます。

志村図書館での様子は→こちら

VIAXの志村会長が社長をしているWPという会社が作成した手話絵本が、このたびJBBYよりバリアフリー絵本として選定され、一緒に展示されています。ぜひご覧になってください。

会期:11月18日(木)~25日(木)

会場:板橋区立蓮根図書館 視聴覚室

問合せ先:蓮根図書館 3965-7351

最寄駅:都営三田線 西台駅下車 徒歩4分

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板橋区国民読書年記念講演会(講師:角野栄子さん)


10月30日(土) 13:30~ @板橋グリーンホール2F大ホール

10月だというのに12月下旬の低気温が続いた10月最終週。そのうえ、30日(土)は台風14号が関東地方に最接近する天候。朝から風雨強く、午後の開場時間の頃にはますます雨風ともに強くなっていました。気温もぐんぐん下がっていく悪天候。

早めに会場に来てくださった講師の角野栄子さんご自身が、「この天候では、みなさん来なくなっちゃうんじゃないかしら?」とご心配されるほどでした。

ところが開場してみると、大勢の方々が続々訪れてくださり、ほぼ会場定員の200名に達する方々でいっぱいになりました。それほど角野栄子さんのお話を聞きたいと集まってくださったことにまずは感謝。

この講演会は板橋区中央図書館主催の国民読書年記念講演会。
ですが、VIAXが板橋区内で受託している4館が今年度は当番館ということで、板橋区担当のSVや受託館館長さん達と3月ごろより講師の先生を角野栄子先生にしたいと話し合い、JBBY事務 局に仲介していただき(法人会員なので)、志村図書館の館長が中心になって角野先生の事務局と交渉をし、講師依頼を快諾いただき、合わせて先生が蒐集された世 界の魔女人形をお借りして、会場入り口で展示することなどを、準備してきたのでした。
そうやって担当者の方々が、半年かけて準備をしてきた講演会なので、この天候には参った!という感じだったのですが、それを跳ね返す盛況ぶりに大感激。当日早くから会場に集まって、準備をしてくださった板橋区4館の館長の皆さま、スタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした。

この盛況ぶりは、角野栄子さんの本が子どもたちに人気でたくさん読まれていることや、「魔女の宅急便」の第6巻が昨年秋に出版されて完結したことなど、タイムリーな話題もあって、多くの方々が角野さんのお話を聞きたいと心から願ってくださったからだなぁと、思います。
魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
著者:角野 栄子
福音館書店(2009-10-07)

角 野さんは35年近く児童文学作家として講演会活動もされているのですが、「講演の日に雨が降ったのは岡山に招かれて行った時の1回きりで『晴れ女』なんだ けど、さすがに今日の台風は退散させられなかったわ!これで雨だったのは2度目、しかも台風!魔法の力が落ちちゃったのかしら!」と、先生の足元の悪さを 心配するスタッフたちを、そう言って笑わせてくださり、とてもウィットに富んでいて、優しい方だなぁと思いました。
それにプロフィールで見るご年齢にはとうてい思えない、美しさと気品があって、講演会が始まるまでの約30分間ご一緒出来ただけでも、なんだか夢のような 時間でした。(控室では日本の幼年童話の書き手が何故育たないのか、その辺りの危惧をこっそりお話してくださいました。このことに関しては私自身の仕事と 結びついて大いに啓発されました。詳しい内容はまた別記事で・・・)

さて講演は「魔女になるには」と題して・・・角野さんが子どもの本を書くようになったきっかけなどをお話してくださいました。DSCN2973それは幼い時にお父さんの膝の上でたくさん話を聞かせてもらったことがベースになっているとのことでした。

作家デビューされてからは、子育ての中でたくさんのアイディアを拾ったとのこと。「小さなおばけシリーズ」の「アッチ、ソッチ、コッチ」は娘さんが、 「あっちにいって、そっちにいって、こっちにいって、それから踏切をわたって・・・」と何にでもそういってお話を作っていたことから始まったこと、「魔女 の宅急便」もやはり娘さんがノートに箒にラジオをぶら下げて乗っている魔女の絵を描いているのを見たことがきっかけだったのですって♪

当時、一般に魔女というイメージは、昔話に出てくる呪いをかける怖い老女。しかも三百歳も生きているというものだったのだけど、10歳くらいの子どもと大 人の間の揺れる気持ちを持っている女の子として描いてみるのも面白いのじゃないかしら?魔女になる修業に一年間知らない町に行くっていうのはいいな。と、 どんどんお話のアイディアが湧いたそうなんです。
その辺りのことは、角野さんの『ファンタジーが生まれるとき』
ファンタジーが生まれるとき―『魔女の宅急便』とわたし (岩波ジュニア新書)ファンタジーが生まれるとき―『魔女の宅急便』とわたし (岩波ジュニア新書)
著者:角野 栄子
岩波書店(2004-12)

この本に詳しく書いてあるので、ぜひぜひ講演会に参加できなかった方は読んでみてくださいね。


『魔女の宅急便』が映画化されたあと、魔女について詳しく調べる機会があり、魔女といわれる女性は実は自然の力、森の力をよく知っていた人だったというこ と、植物の持つ力を引き出し、薬草として用いる知識を持っていたこと。そういう知識が重用されてお産婆さんとして活躍していた彼女たちは、森羅万象に神の 力が宿っていると理解するいわば多神教の立場であり、一神教のキリスト教がヨーロッパ社会に浸透していく過程で、邪魔者扱いされ、魔女裁判、魔女狩りとい う形で謂れのない嫌疑をかけられ、殺されていった歴史がわかったというのです。

魔女はもともとは「垣根の上に登って、向こうの世界とこちら側の世界の両方を望む人」つまり人の生死にかかわり、人の誕生を支え、病や死の恐怖をやわらげ、人々の心に寄り添っていた女性だったということでした。

この辺りの旅行記はこちらにまとめられています。
魔女に会った (たくさんのふしぎ傑作集)魔女に会った (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:角野 栄子
福音館書店(1998-04-01)

こうしたたくさんのエピソードをお話してくださったあとに、「では魔女になるには?どうしたらいいのでしょう?」と最後のまとめを・・・

子ども達って面白いお話の扉が開く瞬間を心待ちにしている。垣根の向こう側に何があるの?想像力をいっぱい駆使して、目に見えない世界や、今いる世界以外のものを見てほしい。それが魔女になるってことなんですよ・・・と締めてくださいました。DSCN2977

終了後はサイン会。風雨が強まる中、熱心に待ってくださってる方々、100名の方に丁寧にサインしてくださいました♪

***会場入り口に飾られた世界の魔女人形***

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天井からぎろり♪




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ドアの向こうから飛んで来DSCN2968て・・・






大切な大切な角野先DSCN2972生の魔女人形たちが、受付の周りで、会場入り口の近くで、出迎えてくれました♪
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当日は、会場設営や受付、司会、控室での接待、保育など多岐にわたって、板橋4館のスタッフの方々が、志村図書館長の指揮のもと、てきぱきと気持ちよく役割を分担してくださり、素晴しい講演会になりました。また当日はWPから手話通訳の方が2名来てくださり、ろうあ者の方にも角野先生の講演会を楽しんでいただくことができました。中央図書館主催の講演会でしたが、皆さまの縁の下の力持ちとしての働きは素晴しかったです。本当にお疲れ様でした。

「耳から聴く読書」@杉並区方南図書館


10月28日(木) 午前10時30分~

杉並区立方南図書館 多目的室にて

杉並区方南図書館で、読書週間記念講演会ということで、拙いながらも私K☆Jが乳幼児期から思春期までの子どもと本との出会いとその中で読んで聴かせてもらうことの大切さをお話してきました。

話の端緒は、昨年クレヨンハウスで見かけた母子の会話から・・・
クリスマス前の混雑する店内で、レジに並んでいたお母さんと、小学2,3年の男の子の会話。子どもの本の売り場も混んでいて、その中をうろうろしていた男 の子「どの本、選んだらいいかわからない~」とお母さんに訴えるのに、母:「とにかく何でもいいから取ってきなさい」男の子:「いっしょにさがして」母: 「自分で読む本くらい、自分で探しなさい」母:「時間がないから早く!」

泣きそうな顔をして店内を歩き回っていた男の子、最初絵本を持って戻ってきたものの、お母さん「もう絵本じゃないでしょ!もっと字が多いのを持ってきなさい」(かなりイライラした声)

そこで男の子が選んできたのは、分厚いファンタジーでした。

母:「こんなに字が小さくて、いっぱいなのに読めるの?」
(って、絵本じゃなくて字が多いのをって言ったのは、貴女でしょう・・・って喉から出かかってましたが^^;)
男の子:「これでいいの」
母:「ほんとね!絶対読めるのね!読まなかったら許さないわよ」(罵声に近い声で・・・)

小学2,3年生は、たしかに字が読めるようになっています。でもね、物語の世界に入り込んで想像の翼を駆って楽しむためには、まだまだ読んでもらう、耳か ら聴くことが重要なのです。字が読めるから、もう絵本は卒業でしょう、字のいっぱいの本を読めて当たり前でしょう、自分で本を選んで自分で読みなさいとい う、その親の態度が、姿勢が、子どもたちに物語の楽しさから遠ざけ、読書嫌いを作ってしまうのですということから話をはじめました。

ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)
著者:駒形 克己
福音館書店(1999-04-15)

お母さんのお腹の中で聴いていた音だと言って娘さんが話したことばを、駒形さんが絵本にした『ごぶごぶごぼごぼ』は、読んであげると生後間もない赤ちゃんも、ブックスタートや児童館でのおはなし会で読むと、どんなに泣いてぐずっていても泣きやんでしまうというエピソードを、お話したり、



NHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のりNHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のり
著者:安川 美杉
日本放送出版協会(2007-02)

赤ちゃんが、生後すぐにかなりの能力を持っていて、中でも聴覚は妊娠末期に出来あがっていること、生の声に出産後すぐに反応しているというデータをもとに、私たちにとって、耳から聴くということが、発達の過程でどれほど重要な役割をもっているかを解き明かしました。



その中で、私自身の4人の子育てで感じたこと、絵本の会や文庫活動を20年近くしてきた中での、子どもと本に関するエピソードをいくつかお話ししました。

特に引用したのは、松居友さんの『絵本は愛の体験です。』(洋泉社)の中から「何歳まで読んであげる?」のページ。
絵本は愛の体験です。絵本は愛の体験です。
著者:松居 友
洋泉社(2000-09)

「お母様が都とお話をしていてよく受ける質問のひとつに、「何歳までに絵本を読んであげたらいいのですか?」というのがあります。こうした質問の背後に は、「何歳ごろから読書に移ったらよいうのですか」という問いが隠れています。つまり、このような考えをなさる方は心の中に、読み聞かせに対する根強い偏 見があるのです。いわば絵本を読み聞かせるのは、幼稚園や保育園といった初期の段階で、年長さんになったら自分で字を拾い読みして、小学校に入ったらどん どん読書をしてほしいと・・・・・。このような考えは危険です。成功することもありますが、たいがい読み聞かせから読書に入る段階で読書嫌いを作ります。 なざだか、お話しましょう。このような考え方の基本的な誤りは、子どもにとって読書と読み聞かせが、同じ体験だという考えにあります。読んでもらうという ことと、自分で読む行為、すなわち読み聞かせと読書は別の体験です。読み聞かせは愛の体験、読書は自立の体験です。読み聞かせの延長線上に、読書がくるの ではありません。」p77

また柳田邦男さんも同じようなことを『砂漠でみつけた一冊の絵本』の中で書いていらっしゃいます。
砂漠でみつけた一冊の絵本砂漠でみつけた一冊の絵本
著者:柳田 邦男
岩波書店(2004-10)

「人が人生で出会うさまざまな危機や波瀾に対処する心のやわらかさを獲得したり、他者の悲しみや痛みに対する理解と思いやりの心を持つようになったり、美 しいものに感動する豊かな感性を持つようになったりするように心が育まれるうえで欠かせないものは、少年少女期にさまざまな物語に接することだ。ところ が、小学校の中高学年の子どもたちに、読み物を読まない子が多くなっている。テレビゲームやアニメ番組に熱中しているのだ。絵本の読み聞かせをしない親が 多い。子どもの問題は、いつもおとなの問題だ。大人が絵本を楽しみ、絵本のすばらしさを知らないで、どうして子どもに絵本をすすめることができようか。」 p26

読んでもらって、物語の世界に没頭するという経験を十分に積み重ねることがとても重要なのです。せめて10歳までは続けてほしいのです。

「耳から聴く読書」の体験は、メタ認知能力を育てます。自分が直面している問題の全体像を把握し、客観的に判断できる能力がメタ認知能力です。これは10 歳前後で急速に発達しますが、そのためにも「物語を聴く」という経験がとても大事なのです。物語を読むことは、自分とは違う人生を生きる過去の人、あるい は別の国に住む人、別の性別の人の生き方、感覚、感情、考えをまるで自分が体験したかのように感じることができるのです。これはまさに想像力の賜物であ り、その想像力がメタ認知能力を育てていくのです。
そしてこの能力は、思春期を乗り越えていく支えとなります。誕生から続く子育ての真価が問われるところです。子育ての最終目標は子どもを自立させること。 親が子の人生の最後まで見届けることができないのですから、人生を生き抜いていく知恵を「耳から聴く読書」によって、豊かに身に付けてほしいと思うので す。

そんなお話をしました。まだ乳幼児をお持ちのお子さんもたくさん来てくださいましたが、思春期まで見通して、今を大事にしてほしいなということを、いっぱいお伝えしてきました。

DSCN2954会場には、子育て中の指針にしてほしい本の数々、小学生に読んであげたい絵本やおはなしの本などDSCN2952を、並べておきました。

また脇明子先生が教文館ナルニア国の講演会でお話してくださった、小学生に読んでほしい読み聞かせの本のリストなども資料としてお渡ししました。


DSCN2953朝から冷たい雨の降る一日でしたが、25名定員の講演会で20名近いかたが足を運んでくださったことはとてもありがたいことでした。

小さなお子さん連れの方は、あまりの寒さに当日キャンセルされたようですが、レジュメや資料は多めに用意してあるので、ぜひ窓口で資料だけでも受け取ってもらえたらなぁと思いました。


方南図書館の児童室は、まさに実りの秋♪
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DSCN2950読書週間にふさわしい特集コーナーも充実していました。

丁寧に書架を掘り起こし、タイムリーな特集コーナーを毎回作っているスタッフさんの働きに感心しました。

パパのための絵本講座@本郷図書館


10月23日(土) 午後3時~

本郷図書館の秋の読書週間イベントとして、「パパのための絵本講座」が開催されました。

お天気もよく、たくさんの親子連れが参加してくれました!講師のサトシンさんがびっくりするくらいパパの参加率が高く、84名の参加のうち、パパが21名でした。

しかもみんな若くてイケメンなパパ達でした。夫婦でベビーカーを押して、あるいはパパがおんぶひもや抱っこひもで赤ちゃんを連れての参加もあり、文京区は区長自ら育児休暇を取ったほどなので、やはり区民のパパ達も育児に積極的なんだな~とびっくり♪DSCN2915DSCN2916








DSCN2919NHKで放送中の「みいつけた」で人気のコーナー「おてて絵本」はサトシンさん考案の親子のコミュニケーション遊び。その実践には、子どもたちやイクメンパパたちを引っ張り出しての実演です。


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サトシンさんが絶妙な合いの手をいれて、いろんなおはなしを引き出していきます。
奇想天外な方向に、おはなしが広がる度に聴衆はおとなもこどもも大笑い。おはなしをふくらませていく間の取り方や、ことばのかけ方を実際に見せていただいて、きっとおうちでの親子のコミュニケーションに役立てようと感じた方は多かったと思います。

親子で面白いことをみつけて笑い合う、この笑いが大事なんですよね。絵本やおはなしを通して、人を蹴落として笑う冷笑・嘲笑ではなく、心の底から「あ~楽しかった!面白かった」って笑い合い、いっしょにその時間を親子が、父子が共有することが何よりも大切なんです。
「パ パのための絵本講座」では、硬い話は抜きにして、ちょっとバカバカしいって思うかもしれないけれど、こんなことを楽しんでくれたらいいんだよ!ってことをサ トシンさんが大上段に構えることなく、面白おかしく話してくださったので、会場にいるママもパパも子ども達もリラックスして聞いていました。

サトシンさんの絵本の読み聞かせも、ソング絵本「うんこ!」「きみのきもち」「わたしはあかねこ」などの歌の披露もあり、会場がみんな一体となって楽しむことができました。もちろんサトシンさんの絵本の読み聞かせもありました!
ヤカンのおかんとフトンのおとん (クローバーえほんシリーズ)ヤカンのおかんとフトンのおとん (クローバーえほんシリーズ)
著者:サトシン
佼成出版社(2008-11)







きみのきもちきみのきもち
著者:相田 毅
教育画劇(2010-08)

うんこ!うんこ!
著者:サトシン
文溪堂(2009-12)

とこやにいったライオン
著者:サトシン
教育画劇(2010-10)

もちろん図書館スタッフもみんな笑顔で楽しんでいました☆

わらべうた講座第2弾 @板橋区立西台図書館


10月13日(水) 午後3時~

板橋区西台図書館のわらべうた講座第2弾を開催しました。
6月23日に第1回目を開催したのが好評で、第2弾をぜひやりたいということになり秋にも開催する運びになりました。

今 回は前回参加してくださった方がリピーターとしてお友達を誘って参加してくださったようで、申込受付から1週間で40名の定員(図書館などの視聴覚室には 消防法で定められた定員があるのです)に達してしまい、約10名の方がキャンセル待ちをしてくださったとのこと。結局キャンセル待ちで参加できたのは4名 だけで6人の方には希望されたにもかかわらずお断りしていまい申し訳ありませんでした。当日も飛び込みでの参加申込があったようですが、お断りしたとのこ と。ごめんなさい!

DSCN2883前回、子どもたちがとても喜んでくれた遊びをもう一度しながらも、秋~冬の遊びも取り入れることにしました。
当初やろうと思ってプログラムに入れた演目は41あったのですが、途中で子どもたちの様子を見て省いたり、最後は時間が足りなくなり、ずいぶん端折ってしまいました。

また子どもたちが喜ぶ遊びは何度も繰り返して遊んだので、やった演目は31ほど。これだけでも充実のプログラムだったので、最初から欲張らずにプログラムを厳選すべきだったと反省!

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おひざで遊ぶわらべうた (赤ちゃんも大きい子も大喜び♪)
・このこどこのこ かっちんこ
・どのこがよいこ
・ちょち ちょち あわわ
・めんめん すーすー
・ここはとうちゃん にんどころDSCN2886
・ここはてっくび
・ぼうず ぼうず
・ばくさん ばくさん
・とっちん かっちん
・いっちく たっちく
・いもむし ごろごろ
・こどもかぜのこ
・おせよ おせよ
・おしくらまんじゅうDSCN2888
・おおさむ こさむ
・どどっこやがいん
・もっちっこ やいて
・せんべせんべ やけた

絵本タイム
『せんべせんべ やけた』せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
著者:こばやし えみこ
こぐま社(2006-10)






ハンカチを使って遊ぶわらべうた(これもみんな歓声をあげて遊びました)
・えんやらもものき
・じぃーじぃーばあ
・ちゅっちゅ こっこDSCN2889
・にぎり ぱっちり
・ももや ももや
・おてんとさん
・もどろ もどろ

絵本タイム
ドアがあいて... (ほるぷ出版の大きな絵本)『ドアがあいて』
ドアがあいて… (ほるぷ出版の大きな絵本)
著者:エルンスト・ヤンドゥル
ほるぷ出版(2006-03)




輪になって遊ぶわらべうた
・まーるくなーれ
・きーりすちょん
・おてぶしてぶし
・さるのこしかけ
・さよなら あんころもち

絵本タイム      『どうぞのいす』
どうぞのいす (大きな大きな絵本)どうぞのいす (大きな大きな絵本)
著者:香山 美子
チャイルド本社(2005-06)

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時間切れで出来なかった遊び(省いた遊び)
おひざ・・・とうきょうとにほんばし  
      だるまさんだるまさん
      おせんべやけたかな
輪になって・・・なべなべそこぬけ 
        あめこんこんゆきこんこん
        まめっちょ  もぐらどんの おちゃをのみにきてください
ミトンくまさんを使って・・・ととけっこう  くまさんくまさん

使った資料
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくらにほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
著者:近藤 信子
福音館書店(2001-04-01)

にほんのわらべうた〈2〉すずめすずめにほんのわらべうた〈2〉すずめすずめ
著者:近藤 信子
福音館書店(2001-04-01)

にほんのわらべうた〈3〉おてぶしてぶしにほんのわらべうた〈3〉おてぶしてぶし
著者:近藤 信子
福音館書店(2001-04-01)

にほんのわらべうた〈4〉楽譜とCDにほんのわらべうた〈4〉楽譜とCD
著者:近藤 信子
福音館書店(2001-04-01)







わらべうたであそぼう―乳児のあそび・うた・ごろあわせ (コダーイ芸研選書 (20))わらべうたであそぼう―乳児のあそび・うた・ごろあわせ (コダーイ芸研選書 (20))
著者:コダーイ芸術教育研究所
明治図書出版(1985-01-01)





お母さんのためのブックトーク
読む力は生きる力
読む力は生きる力
著者:脇 明子
岩波書店(2005-01-18)

絵本のよろこび
絵本のよろこび
著者:松居 直
NHK出版(2003-11-27)







絵本・子どもの本 総解説
絵本・子どもの本 総解説
著者:赤木 かん子
自由国民社(2009-05-01)



絵本の読み聞かせと、ブックトークは西台図書館の児童サービス担当の4人が分担して務めてくれました。また4人の担当さんたちは会の進行中、うろうろしてしまう赤ちゃんの安全に気を配ってくれたり、兄弟で参加している子どもたちのお母さんにかわって上の子をおひざにのせて遊んでくれたりと、気配りを自然としてくれていたので、こちらも大変たすかりました。

幼稚園児と、ほんとうにまだまだ赤ちゃんの子ども達、その両方に満足できるプログラムはむずかしいなと実感。
前半のおひざでの遊び、ハンカチを使った遊びはそれぞれが一緒に遊べましたが、後半の輪になって遊ぶところは幼稚園児向けなので、赤ちゃんにはちょっと無理だったかな^^;(半分に減らして正解でした)
それでもママ達はにこやかに見ててくださって、ありがたかったです。

反省点はまだまだいっぱいありますがわらべうたの楽しさをママにも子どもたちのも伝えることはできたのではと思いました。次回はもっと遊びを厳選して、めりはりつけられるようにしたいなと思います。

世界のバリアフリー絵本展@板橋区立志村図書館


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9月19日(日)~28日(火) 11:00~17:00

板橋区立志村図書館 地下1階 視聴覚室において、「世界のバリアフリー絵本展」が開催されました。

この絵本展は、今年度よりVIAXも法人会員登録をしたJBBY(日本国際児童図書評議会)の巡回展です。

国際児童図書評議会(IBBY)のプロジェクトのひとつに、IBBY障害児図書資料センター(ノルウェー)があります。ここでは、障害など特別なニードのある子どもたちにも読書の楽しみと機会が十分にあたえられるよう、資料収集や調査活動を行っています。2年に一度、世界中から集めた障害児のための図書のうち、特にすぐれた作品をリストアップし、各国で巡回展示を行っています。

JBBYでは、2009年に選ばれた推薦図書(Outstanding Book)50冊を国内巡回中です。

この度板橋区内で受託している3館で、この展示をする運びとなり、先陣を切って志村図書館で上記の期間、開催されました。

この展示は夏休み中は上野にある国際子ども図書館でも行われましたが、そこでゆっくり観ることができなかった利用者の方や、行きたくても上野まで足を伸ばせなかったという利用者の方々から大変喜ばれたそうです。

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JBBYから届く本をどのようにレイアウトするかは、こちらに任されています。
志村図書館の視聴覚室はスペースもたっぷりあって、それぞれのコンセプトごとにわかりやすく展示されていました。

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バリアフリー 203.jpgこの「世界のバリアフリー絵本展」は、11月18日(木)~27日(土)は板橋区立蓮根図書館、来年1月13日(木)~26日(土)は同じく板橋区立西台図書館を巡回します。まだ絵本展をご覧になっていないかたは、ぜひ最寄りの図書館へどうぞ。

じっくり1冊ずつ手に取って見てほしいと思います。どのような障害をもっていても手渡せる本があることを、まず図書館のスタッフに知ってほしいと思います。
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パパの「絵本読み聞かせ」ことはじめ~絵本作家サトシンさんがやってくる~



9月25日(土) 午後5時30分~7時@新宿区大久保図書館(会場は図書館の上の大久保地域センター3階 会議室A)

第一部 「絵本&おてて絵本よみまショー」
第二部 「パパのための絵本&おてて絵本講座」

『うんこ!』という絵本が快進撃を続けている絵本作家のサトシンさんが、今年度から受託開始となった大久保図書館に来てくださいました。

4月下旬、児童サービス担当の方々と年度計画の実施についてのミーティングにおいてパ パ向けのイベントをしたい、パパも子どもと一緒に絵本を楽しんでもらえるようなものにしたい、区への企画書段階では図書館の開館時間が指定管理者になって から延長されて遅くまで開館していることを周知するためにも夜のイベントにしたいという申し出があり、私に講師の先生を紹介してほしいと依頼されました。

サトシンさんは昨年12月に発刊された絵本『うんこ!』が好調で、NHK教育番組「みいつけた!」ではサトシンさん考案のおてて絵本コーナーが人気。春に行われた代々木公園でのアースディーイベントでもサトシンさんの絵本よみまショーに大勢の親子がみんな笑顔で盛り上がってしました。イベントではファザリングジャパンのメンバーともいっしょに活動されていて、パパ向けイベントにはサトシンさんがぴっ たりと思い、お願いしました。

**************

そんなこんなで待ちに待ったサトシンさんのイベントです☆
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館長がサトシンさんを紹介しています!

はじまりは、ちょっと緊張感が溢れていました・・・




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会場には赤ちゃん連れの家族や、パパもちらほら。子連れママも・・・ボランティアの方々も。


DSCN2831一番受けてたのはママと一緒にきていた男の子。サトシンさんのおてて絵本をNHKの幼児番組「みいつけた!」でよく知ってて、ファンだなっていう感じ♪

『ヤカンのおかんとフトンのおとん』
ヤカンのおかんとフトンのおとん (クローバーえほんシリーズ)ヤカンのおかんとフトンのおとん (クローバーえほんシリーズ)
著者:サトシン
佼成出版社(2008-11)

サトシンさんの絵本作家デビュー作。いつも怒ってばかりのお母さん、せっかくのお休みの日もお布団の中でごろごろしてばかりでちっとも遊んでくれないお父さん。心当たりありませんか~?

でもやっぱり子どもといっしょに笑って過ごせると楽しいよね。というハッピーエンド♪


『きみのきもち』
きみのきもちきみのきもち
著者:相田 毅/サトシン
教育画劇(2010-08)

こちらは、今年8~9月にNHKみんなのうたで採用され、可愛い声のりなちゃんとサトシンさんがデュエットしていてとても素敵な歌です。
それを絵本にしたもの。歌ではなく絵本でおはなししてもらうのもいいですね♪

相田毅さんの絵も可愛らしくて、心がほっとなごみます。

『うんこ!』
うんこ!うんこ!
著者:サトシン
文溪堂(2009-12)

そのタイトルがあまりにも強烈なために、最初は手にするのも躊躇しがちな絵本ですが、子ども達には大ウケ。
汚いものとして忌み嫌われやすいものですが、もともとは私たちの身体をかたち作ってくれている食べ物を摂取し、栄養を吸収したあとの残りで、私たちの身体から出てくるもの。

農耕社会だった時は肥料として使われていたのに、今はただ汚いものになっていまっているけれど、その存在に目を向けてみるのもいいのかも・・・そんなことを発見させてくれる絵本です。


前半は、サトシンさんの作品を読んでもらったり、おてて絵本の実践をしてもらったり、8~9月のNHKみんなのうただった「きみのきもち」や、ソング絵本「うんこの大冒険」「わたしはあかねこ」も熱唱。

後半はパパむけに絵本を子どもと読むことの意義や大切さをご自身の体験などをふまえてお話してくださいました。

参加したみなさんは、楽しく和やかな雰囲気の中で、サトシンワールドに引き込まれて楽しんでいました☆

板橋区国民読書年記念☆角野栄子さんの講演会





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板橋区国民読書年記念講演会ですが、当番会社としてVIAXが窓口となり、角野栄子先生に講演していただくことになりました。原則板橋区民向けの講演会ですが、板橋区の図書館を利用される方はどなたでも参加できます。

受付は先着順です。お早めにどうぞ!

受付は、板橋区立志村図書館へ  電話03-5994-3021

板橋区立蓮根図書館 絵本と出会う 子どもに届く絵本のはじめ方



9月23日(木・祝)午後2時~

板橋区立蓮根図書館で、昨年秋より3回目になる「子どもと本の出会い」講座をしました。

前日は35度近い気温で猛暑日の記録を更新した東京北西部。
それが夜中の雨から急激に気温が下がり、朝は20度を切る肌寒い一日でした。図書館に向かう途中も雨脚が強く、しばらく雨宿りをしなければいけない状況でした。

足元の悪い中、この講演を聞いてほしい乳幼児を育てている最中の保護者の方は出掛けにくいのではと案じましたが、お子さん連れの方が数組、その他も保育やおはなし会ボランティアに関わっていらっしゃる方々が参加してくださいました。

会場は前の方は絨毯敷きにしてお子さんをお膝に乗せて参加できるようにし、自由におすすめ絵本を子どもたちが手に取れるようにしてありました。

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講座ではこの夏読んだ本2冊を紹介しながら、乳幼児期に絵本を仲立ちにして両親やあるいは子どもに関わる大人が、子どもと絵本体験をShareすることの意義をお伝えしました。
赤ちゃんと絵本をひらいたら――ブックスタートはじまりの10年赤ちゃんと絵本をひらいたら――ブックスタートはじまりの10年
著者:NPOブックスタート
岩波書店(2010-02-25)

最初にブックスタートの意義と、その背景について詳しく説明をしました。


絵本は愛の体験です。絵本は愛の体験です。
著者:松居 友
洋泉社(2000-09)

その後、松居友さんの書かれている本の中から何箇所か紹介しながら、なぜ絵本を読んでもらうことが、大事なのかもお伝えしました。


赤ちゃんのさまざまな感覚の中で一番早く育つところは聴覚です。だいたい妊娠後期、7,8ヶ月目から聴こえ始めていると言われています。

先月クレヨンハウスで講演を聞いた駒形克巳さんの『ごぶごぶごぼごぼ』は、ブックスタートの会場で、あるいは児童館の乳児向けのおはなし会の時に不思議に赤 ちゃんがシーンと静まり返って注目する絵本です。この日も赤ちゃん連れの方が3組ほどいらしたのでこの本を読みました。
ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)
著者:駒形 克己
福音館書店(1999-04-15)

これは駒形さんのお嬢さんが、2歳のころに「ママのお腹の中で聞いていた」と語っていた内容を絵本にしたものなのだそう。ざわざわしていたのがやはりシーンとなってみんながじっと聞き入ってくれて、この本の力を会場中が実感しました。

それから赤ちゃんが、語りかける生の声にどれだけ安心し、情緒が安定するのか、そのあたりのことをまずおはなししました。
NHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のりNHKスペシャル 赤ちゃん―成長の不思議な道のり
著者:安川 美杉
日本放送出版協会(2007-02)

その根拠となる研究を紹介しているこの本も講演の中で紹介しました。機械の声ではなくということろがとても重要です。ビデオやDVDでは子どもの情緒は育たないのです。


後半は私自身が4人の子育てをしたなかでの絵本をめぐるエピソードを中心に、忙しい子育ての日々の中で絵本を介在とした親子のふれあいの大切さをお話ししました。

幼い子どものいる生活は、授乳や食事の世話、おしめの世話にはじまり本当に忙しいものです。それが待ったなしであれ4ばあるほど、心に余裕がなくなってしまいます。だからこそ意図的に子どもに向きあう時間はかけがえのないものなのです。
絵本を仲立ちにして得られる「幸せな時間」は、どんなに時間に追われてイライラしていても、絵本を読み始めると不思議に心が落ち着いて、親子ともども一緒に笑ったり、驚いたり、時には泣いたりと、感情を共有し合い、感動を共有できる素敵な時間です。

「幸 せな時間」「一緒に楽しんだ時間」を重ねていくことが、後の子育てにも大切な意味を持つこと、子どもが思春期を迎え自分探しをしている時に、あるいは親離 れをしようとしてもがくその時に、一緒に重ねた時間が真価を発揮します。その時間の重なりは親と子の絆を確かなものにしてくれていることに気づくのです。

字 が読めるようになっても、せめて10歳まで読み聞かせを続けること、耳でおはなしを聞くという体験は、想像力を高め、後に自分で長い物語を読む力を培いま す。想像力は、人として他人の気持ちを理解する力になり、豊かな人間性を培う基礎になるのです。そんなことを前出の2冊の本や、自分自身の経験、20年近 く関わってきた文庫や絵本の読み聞かせの活動を通しておはなし出来たと思います。


まだまだ1時間半では語りきれない部分がありましたが、何冊かの絵本に関する本をブックトークし、読んでいただくことでより深く乳幼児期に絵本と出会うことの大切さを理解していただければなぁと思いました。

ブックトークで紹介した本のリスト
絵本の森へ
著者:松居 直
日本エディタースクール出版部(1995-05)
販売元:Amazon.co.jp

絵本を読む絵本を読む
著者:松居 直
日本エディタースクール出版部(2004-04)
販売元:Amazon.co.jp






松居直のすすめる50の絵本―大人のための絵本入門松居直のすすめる50の絵本―大人のための絵本入門
著者:松居 直
教文館(2008-11)







絵本と私絵本と私
著者:中川 李枝子
福音館書店(1996-09-01)







絵本屋の日曜日絵本屋の日曜日
著者:落合 恵子
岩波書店(2006-04)







あなたと読んだ絵本のきろく―そして大切な学校図書館のことあなたと読んだ絵本のきろく―そして大切な学校図書館のこと
著者:柴田 幸子
石風社(2010-06)







絵本の本絵本の本
著者:中村 柾子
福音館書店(2009-06-01)







心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)心に緑の種をまく―絵本のたのしみ (新潮文庫)
著者:渡辺 茂男
新潮社(2007-02)







読む力は生きる力読む力は生きる力
著者:脇 明子
岩波書店(2005-01)

物語が生きる力を育てる物語が生きる力を育てる
著者:脇 明子
岩波書店(2008-01)





H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」


平成22年度第2回児童部会報告


9月16日(木) 2時~5時


今回の議題は「児童室の展示・書架配置について考える」

昨年度、区の直営から指定管理で受託した板橋区西台図書館の、約1年かけて書架配置を見直した報告をまず受けて、後半はそれぞれの館、特に今年から受託開始した館の担当者がこれからどう自分の館の児童室を見直せばよいか、その視点について話し合いました。

DSCN2800西台図書館を区から引き継いだ時点での児童室は、もう10年以上も誰も手にしていない(つまり貸出記録のない)全集ものが書架を占領していたり、実用書 も古い情報のものがそのままで放置されていました。絵本も児童書も書架にぎゅうぎゅう詰め。しかも並べ方に統一感がなく、とにかく書架が乱れている印象だったそうです。

それをいかに耕していくかを課題にして作業に挑んだとのこと。つまり動いてない本や情報が古すぎて使えない本を除架し、古いけれど図書館に置くべきロングセラーの本で今でも手に入るものは買い替えることも検討。(いくら名作でも表紙がボロボロ、綴じ糸が緩んでいたら借りたくないですよね)
半年かけて不要な本を除架することで書架にゆとりが出来、しかも人気のあるシリーズ本がタイトル別にばらばらに配架されていたのを「人気シリーズ本コーナー」を作ることで、まとめてみることができるようにし、全体的な書架配置も見直した、とのこと。

レジュメから手順を追うと・・・

1 「キレイな書架」の見本をつくった
  →実際に本に触れることで、どこにどんな本があるか把握できた
  →諸街道の構想が浮かんできた
2 書架整理の方法をスタッフ全体に広めた
  
  キーワード : 奥行・高さ順  本8割・空き2割に均す

3 おはなし会・児童イベントなどにもスタッフの出番を設けることで、児童サービス・児童書架・児童書への意識アップをはかる

4 書架移動しよう!その前に・・・
  
 ・どのように移動するのか、十分に練った
 ・利用者の使いやすさを考慮
 ・請求記号順に、流れるように本が並ぶことも意識

 ・不要な本のどんどん除架。移動しやすくした。
  →『図書館でそろえたい こどもの本・えほん』
      日本図書館協会児童青少年委員会 児童基本蔵書目録小委員会 編
      日本図書館協会 発行
    この本に載っているものは、除架しないようにした。
 ・移動構想が固まったら、棚のサインなどをあらかじめ作っておいた

5 2回の図書整理日に渡り、書架移動を実行
 改変点
 ・「人気のシリーズ絵本」コーナーを設置
 ・大型本コーナーを解体
 ・「さわる絵本」コーナーを設置
 ・実用書・読物の特集展示コーナーを設置
 ・「洋書絵本」コーナーを設置
 ・ノンタンとミッフィーを並べていた台を絵本の特集展示コーナーに改造
 ・「おとなもいっしょに」コーナーを設置
 ・「あんパンマン」コーナーを移動・拡大

その様子を画像で順に追って発表してくれました!「図書館はなによりも書架が大事。ついつい行事やイベントで人を呼ぶことを考えがちだけど、書架が生きていないと本末転倒と思う」とズバリ真実を指摘してくれました。


書架移動してみての感想は・・・

・利用者から「図書館がつかいやすくなった」「キレイになった」などの感想が届いた
・配架しやすくなった
・今まで日の目を見なかった本を、利用者の手に取ってもらえるようになった。
・区から引き継いだ書架・コーナーに対する既成概念は不要なものがあるので吟味が必要
・日々配架にあたるスタッフの協力が大切。
・サイン作りなど、スタッフの中で得意とする人に協力してもらうとよい。
・スタッフみんなで書架を作る意識が大切だと感じた。図書館はチームプレイだと思う。

そのためには書架整理をこまめにし、本を抜き出して確認すること、とにかく書架整理に始って書架整理に終わるといっても過言ではないし、自分の館の書架にある本をとにかく知ることから!

利用者の目線になってみること、子どもの視点で見直すこと・・・
いろいろな示唆を含んだ発表でした。DSCN2803

後半は輪になって、各館で工夫していることなどを発表したり、逆に困ってることなどを話題に出して、互いにアドバイスをし合いました。

私たち司書の務めは、利用者が使いやすい図書館にすること、利用者が求めている資料をそろえること、あるいは利用者に「こんな本あるよ!」と提案できること。

わかりやすい書架配置にし、本もぎゅうぎゅうに詰めず、ゆとりを棚の1割くらい残し、取り出しやすくすること、面出しをしたり、展示コーナーを設けるなど工夫する、などなど、お互いの知恵と創意工夫でできることを確認し合いました。


子どもと本の出会い第3弾 絵本と出会う 講演会



「絵本と出会う―子どもに届く絵本のはじめ方」というテーマで、TS室K☆Jが講師を務める講演会を、蓮根図書館にて開催します。

  • とき  9月23日(木曜) 14時から15時30分
  • ところ  蓮根図書館 視聴覚室
  • 内容  0歳から6歳までの年齢別に「絵本に出会う」楽しさについて、絵本選びのポイントや読み聞かせのしかたを併せてご紹介いたします。読み聞かせについての疑問や悩みにもお応えします。 なお、会場の出入りは自由ですので、小さなお子さま連れでも大丈夫です。お気軽にご参加ください。
  • 講師  神保和子(株式会社ヴィアックス勤務、「ポプラの会」代表)
  • 対象  これからお母さんお父さんになる方や、小さいお子さんがいらっしゃるご家族の方、または保育に関わる方など。
  • 定員  20名
  • 費用・持物  なし
  • 申込み方法  申込みはいりません。当日直接会場へおこしください。
  • 問合せ先  蓮根図書館 電話 3965‐7351

お時間のある方、ぜひ聞きにきてくださいね♪

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■パパの”絵本読み聞かせ”ことはじめ~絵本作家サトシンさんがやってくる~



今年度からVIAXが指定管理者として紀伊国屋書店との共同事業体で受託している大久保図書館に、新進の絵本作家サトシンさんが来てくださいます。

NHKみんなのうた「きみのきもち」が8月9月の歌としてにオンエアされていますし、NHK教育テレビ「みいつけた!」の中で放送されている「おててえほん」の考案者でもあり、普及活動を精力的にこなしているサトシンさん。

ご自身の子育て経験も含めて、育児にかかわろうとするパパの強力な味方になってくれると思います。10月23日(土)には文京区本郷図書館で、11月23日には根津図書室と千石図書館でも行われる予定です。

ぜひみなさんもお近くのイベントに参加してみてくださいね。

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【日時】9月25日(土) 午後5時30分~7時(二部構成)
【会場】大久保地域センター3階 会議室A(主催:大久保図書館)
【対象】50名
【内容】第一部:「絵本&おてて絵本よみまショー」
    第二部:講演会「パパのための絵本&おてて絵本講座」
     親子で参加できる行事です。
     講師にサトシンさんを招いて、パパからこどもへの読み聞かせのノウハウ、絵本の楽しみ方などをお話してもらいます。
【申込み】8月17日(火)より、大久保図書館で電話3209-3812または窓口にて、先着順にて受け付けます。(9:00~18:00)
【問合せ】大久保図書館 3209-3812

児童サービス研修@瀬戸市立図書館



8月25日(水) 午後~

昨年度7月22日に伺って以来の、瀬戸での研修でした。
昨年は児童サービス概論をお話し、「おはなし会」の実際について実技指導という形での研修でした。

受託2年目の昨年は、スタッフの方々も児童サービスに力を入れたいのだけれど、どうするのが一番いいのか、模索している感じでした。

「おはなし会の後に簡単なブックトークをしましょう」と、お話をしたら「ブックトークとはどんなものでしょう?」という質問が来たほどでした。
「ブックトークにはフォーマルな形のものと、気軽な感じのものとがあって、ここではおはなし会で読んだ本を再度紹介したり、それに関連する本を紹介することを言っています。あの本、読んでみたいなって思ってもらえるように、工夫して紹介してみましょう。」と簡単に説明しました。

せっかくの出張での館内研修ですが、月に1日限りの館内整理日を利用しており、他の業務もあって丸一日かけての研修が出来ず、昨年もブックトークの実演などの時間を設けることができませんでした。

今年はそのやり残したブックトークの研修をと計画していました。
ところが7月9日付中日ホームニュース(瀬戸・尾張旭・長久手版)に「瀬戸市立図書館 職員派遣し”ブックトーク” 子供たちに本の魅力紹介」という記事が掲載されました。

今年度6月より、図書館の学校支援の一環として始めたそうです。出張先の小学校でも子どもたちだけでなく、先生方にも大好評だったとのこと。それならば、私が実演するよりも、みなさんの実演を見せていただいて、それに講評する形にしましょうということになりました。

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前半は講義形式で、児童サービス業務の重要な4本柱①フロアワーク、②おはなし会、③ブックトーク、④レファレンス・調べ学習支援について、昨年話ししきれなかった部分を補足する形でお話ししました。特に「IFLA乳幼児への図書館サービスガイドライン」について、このガイドラインの日本語版は昨年6月に出ており、昨年の研修では取り上げることが出来なかったので、詳述しました。

その後、絵本の読み聞かせの実演をしていただきました。それぞれのスタッフの方があらかじめ自分の好きな絵本を選んで、練習をしていただいていました。いわば「読み方クリニック」です^^

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それをみんなで聞かせていただいいて、講評を加えます。
今回、3人の方に実演していただきました。どの方も声はしっかり出ていましたが、本の持ち方が不安定だったり、ページをめくるのに絵の前を腕が横切っていたり、本の持ち方が上向きになっていて、絵が光を反射して見えにくくなっている・・・などの問題点を指摘させていただきました。

子どもたちの目線に立ってみることが大事であることを伝えたかったのです。
この間、私は立ってみたり座ってみたり、端っこのほうからみたり、一番後ろからみたりと位置を変えてみました。

真正面の子からは見えていても、端っこからは読み手の身体や腕が邪魔をして見えなかったりしたら、せっかくの読み聞かせも台無しです。


瀬戸研修2.jpg読み手は、聞き手の立場に立ってみることが必要ですね。

立って読んだスタッフの方もいましたが、大人相手ではそれでいいのですが、子ども向けの場合は、子どもの視線の高さに合わせて椅子に座った方がいい場合もあります。

またページをめくる速度と文書のバランスも、考えられるといいですね。

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それをお互いに研修で読み合うことで、絵が見えにくい位置や、適切な本の持ち方などが確認できたと思います。

これでまた子どもたちの前に立った時に、どのように読めばいいのか、自信がついたのではと思います。



その後はブックトークの実演をしていただきました。実演してくださった方はボランティアでも長年ブックトークをした経験があるということ。他のスタッフのみなさんへのよい刺激になるのではと、模範実演ということになりました。


テーマは「手紙」


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手紙というテーマで、写真絵本、読物、しかけ絵本、科学の本、絵本とバラエティ豊かに9冊の本を紹介していました。









『ぺちゃんこスタンレー』を紹介する時には、薄っぺらのスタンレー人形を作ってあって、ああ~それなら手紙になって友だちの家まで郵便で運ばれることができるなと子どもたちも納得できます。私からの講評は、子どもたちが読みたい!続きが知りたい!と思えるような内容で、とてもよかった。最後の最後に『おかあさん、げんきですか?』読むと、聞き手は優しい気持ちになって「手紙っていいな~♪」と思える内容でした。

選書もいろいろな角度から「手紙」の種類や、可能性を伝えてとてもよかったです。
特に『宇宙人はほんとうにいるの?』では、今話題の宇宙探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから採取してきた微粒子など宇宙からの情報や、逆に地球の情報を携えて遠い宇宙の果てまで飛んでいっている探査機のことなども伝え、女の子だけでなく男の子も興味を持てる切り口を用意していたこともとても素晴らしかったです。

同僚が頑張っている姿は、その他のスタッフの刺激になり、切磋琢磨して伸びて行こうとしている姿があると、館長やチーフがおっしゃっていました。

一年ぶりに瀬戸市立図書館を訪問し、1年の間にスタッフが自分たちで学び、お互いに刺激し合って、業務のスキルを上げていたことに感動しました。

それぞれのスタッフが持っている良いものを出し合って、相互に学びあい、それがサービスの充実となって、文部科学省大臣表彰を受けるまでになったのですね。それを見守っている館長さんをはじめとする区の職員の方々と、VIAXのチーフをはじめとするスタッフたち、そしてその間をつなぐ社員との連携がうまくいっている良い例だと思いました。
てがみは すてきな おくりもの (講談社の創作絵本)てがみは すてきな おくりもの (講談社の創作絵本)
著者:スギヤマ カナヨ
講談社(2003-12-20)





ぺちゃんこスタンレーぺちゃんこスタンレー
著者:ジェフ ブラウン
あすなろ書房(1998-12)







おかあさん、げんきですか。 (絵本・いつでもいっしょ)おかあさん、げんきですか。 (絵本・いつでもいっしょ)
著者:後藤 竜二
ポプラ社(2006-04)




瀬戸図書館に行ってきました♪



8月25日(水)

VIAXが受託している図書館として唯一首都圏ではなく、愛知県にある瀬戸市立瀬戸図書館のスタッフ研修に行ってきました。


瀬戸図書館1.jpg
名鉄線・新瀬戸駅、JR線瀬戸市駅から車で2,3分。高台にある図書館はとても日当たりがよく、夏場は本の日焼けが気になるほどだったそうです。
今はスタッフの方が育てた緑のカーテンで、ずいぶん日差しを遮ることができるようになっているとのことです。

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図書館と、学習室との間には、ひょうたんもたくさん実っていました。



瀬戸図書館3.jpg瀬戸市立図書館は今年度(平成22年度)子ども読書活動優秀実践図書館として4月23日の子ども読書の日に文部科学大臣より表彰されました♪


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→の絵は、瀬戸在住の絵本画家、はっとりみほさんからのお祝いメッセージボードです。

*はっとりみほさんは、三重県にある山画廊から絵本を発表されています。

瀬戸市立図書館は、市の職員の方が館長をはじめ4名、残りはVIAX所属のスタッフがチーフ以下22名います。それぞれの連携がとてもよく、スタッフの方々も新しいことに取り組むことに意欲的で、素晴しい児童サービスが展開されています。

昨年夏に児童サービス研修に伺った時は、「絵本の読み方はどうしたらいいのでしょう。」「ブックトークってどうすればいいのでしょう。」という質問があったのですが、今年伺った時はそれぞれのスタッフがスキルアップされていて、おはなし会での絵本の読み聞かせはもちろん、数人のスタッフの方々は学校支援でブックトークを何校かで実践されていました。

研修の後半は、スタッフのみなさんに実践報告もしていただきました。
その様子は別ログでご報告します。

戦争と平和を考える子ども会@中野区上高田図書館



中野区立上高田図書館では、夏休みも終盤になった8月21日の午後に特別おはなし会として戦争と平和を考える子ども会が開催されました。

中野区では例年8月にこのテーマで子ども会をするようにという要望があります。
今年は同じ時間帯に隣接する児童館でウォーターガンバトルという元気な子どもたちの気を惹く行事が開催され、例年に比べると参加者は少なかったとのことですが、参加した親子はゆったりとおはなし会を楽しみ、後半の工作会も和やかにできたということです。


読み聞かせ 
「あいうえおの木」 レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳 好学社
あいうえおのき―ちからをあわせたもじたちのはなしあいうえおのき―ちからをあわせたもじたちのはなし
著者:レオ・レオニ
好学社(1979-04-01)








ブックトーク 
「せかいでいちばんつよい国」 デビット・マッキー作 なかがわちひろ訳 光村教育出版
せかいでいちばんつよい国せかいでいちばんつよい国
著者:デビッド マッキー
光村教育図書(2005-04)


 「バスラの図書館員」 ジャネット・ウィンター作 長田弘訳  晶文社
バスラの図書館員―イラクで本当にあった話バスラの図書館員―イラクで本当にあった話
著者:ジャネット・ウィンター
晶文社(2006-04-10)




「にじ」         ジークフリード・ピー・ルプレヒト 作
                    ヨゼフ・ウィルコン 絵
                    いずみちほこ 訳  セーラー出版
にじ (ウィルコンの絵本シリーズ)にじ (ウィルコンの絵本シリーズ)
著者:ジークフリード・P. ルプレヒト
セーラー出版(1989-08)


 工作会で制作した作品
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紙コップを利用した回るおもちゃです。材料は輪ゴム、ストロー、ストッパー部分のビーズ。
飾り用の切抜きシール。

見本の作品には平和の象徴、鳩が描かれています♪


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