児童サービス業務

日本図書館協会『選定図書総目録』について
児童書の表紙画像の利用(佐賀県立図書館のウェブサイトより)
児童サービスに関するeラーニング講座
平成26年度子ども読書連携フォーラム(国際子ども図書館)の記録と配布資料
児童サービス・年度業務計画&プロジェクトガントチャート
児童サービス業務・仕事の内容(追加・変更あり)
子どもの本の選書
H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」
ボランティアとの関わり方について
杉並区立方南図書館スポット展示2
杉並区立方南図書館・スポット展示
おはなし会に参加するお母さんたちへの接し方
児童室にくる子どもたちとの対応について

日本図書館協会『選定図書総目録』について


日本図書館協会発行の『選定図書目録2016年版』(CD-ROM)を図書館事業本部で購入しました。

日本図書館協会では、1949年から2015年度(2016年3月)まで、公共図書館・学校図書館・公民館図書室などの読書施設に図書情報を提供することを目的として、図書選定事業を実施していました。

日本図書館協会「図書の選定事業について」〈http://www.jla.or.jp/activities/sentei/tabid/207/Default.aspx

 

『選定図書目録 2016年版』には、2011年から2016年3月までの5年3か月分の選定図書47,459点(うち2015~2016年分は12,521点)と1996年から2010年の15年間に選定した児童図書12,298点、合わせて59,757点が収録されています。書名、著者名、出版社、件名、ISBN、NDC新訂8版・9版、読者対象で検索可能で、簡単な内容の解説もついています。蔵書の見直しの際に補強したい分野の図書を検索するときなど、様々な場面で活用することができます。ご覧になりたい方は、テクニカルサポート室までご相談ください。

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(作成 T.I)

児童書の表紙画像の利用(佐賀県立図書館のウェブサイトより)


図書館だより、ブックリスト、HP、SNSなどで児童書の表紙画像を利用する際は、著作権者の許諾が必要となり、各図書館では手続きを行っていると思います。

ただし著作権法の権利制限の範囲で利用できるものや、出版社によっては著作権者の許諾不要のところもあり、余計な手間がかかってしまいます。

佐賀県立図書館のウェブサイトでは、児童書の表紙画像の利用について、許諾が必要か不要か、必要であればどこに聞く必要があるかわかりやすく解説されています。

出版社の対応状況などがまとめられており、使いやすいページになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

佐賀県立図書館 児童書の表紙の利用(佐賀県立図書館, 2016/1/18現在)
http://www.tosyo-saga.jp/kentosyo/jidouhyoushi/

 

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児童サービスに関するeラーニング講座


ヴィアックス社員向けのeラーニングでは、児童サービスに関する講座を配信しています。

社員の方は、各図書館に配布されているIDとパスワードを使って動画を見ながら学ぶことが出来ます。
ぜひeラーニングで学んで、業務にご活用ください。

児童サービスに関する講座

・ブックトーク講座
・ブックトーク デモンストレーション
・わらべうた講座
・わらべうた講座2(大きい子向け)

なおeラーニングのURL、およびIDとパスワードがわからない場合は、各図書館の責任者にお問い合わせください。

eラーニング

 

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平成26年度子ども読書連携フォーラム(国際子ども図書館)の記録と配布資料


国立国会図書館国際子ども図書館が、3月2日に実施した「平成26年度子ども読書連携フォーラム」の当日の記録と配布資料を公開しています。

フォーラムのテーマは「子どもの本の選書を考える―知識の本を中心に―」で、事前アンケートから見える選書の課題についての講演(堀川照代氏)や、公共図書館・学校図書館の実務者によるパネルディスカッションがなどが行われました。

今年度、ヴィアックス児童部会では、本を評価する基準をもつことを目標に「基本図書から学ぶ」という活動をしていますが、もちえた基準をどのように業務につなげていくのか考えることができる情報になっています。

また、選書や蔵書構築について悩んでいる図書館も、参考になると思いますのでぜひご覧ください。

 

平成26年度子ども読書連携フォーラム(国際子ども図書館)

http://www.kodomo.go.jp/study/cooperation/forum2/h26.html

 

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(記事作成 T.S)

児童サービス・年度業務計画&プロジェクトガントチャート


暑い暑い猛暑を乗り越えたかとほっとしたのも束の間。10月になってカレンダーをめくり、残りがわずかになっていることに愕然とした秋の始まりです。

年々、時間の流れに加速度がついている?と疑わしくなってしまいます。

 
さて、今年4月から業務開始した図書館も、業務が継続していた図書館も、年度が変わって半年以上経過し通常の業務もスムーズに回せるようになっていることでしょう。読書週間に向けての行事の準備も順調ですか?
 
ひとつひとつの山場を越えて、それを経験として蓄積していくことが、図書館員としての力になっていきます。
 
そして11月~12月にかけては次年度の業務計画を立てる時期になります。今の業務を俯瞰して見渡しつつ、次年度の計画を早めに立てていきましょう。

9月30日に開催した児童サービス中級研修・児童サービス応用編2「児童向け行事・講座の企画・展示」では、年間業務計画をベースとして特別行事や講座を行う際の準備・タイムスケジュールについて、グループワークで再確認をしました。
その時に配布した資料が、年度計画の作成や、行事・講座の運営に役立ちそうだということで、「本のこまど」でも公表することにしました。

どうぞ参考になさってください。
児童サービス年間業務計画.pdf
(年間業務計画です。一般の業務との兼ね合いを考えながら立案するように心がけましょう)

児童サービスプロジェクトガントチャート.pdf
(外部から講師を招聘して行う場合の、半年前からのガントチャートです。外部講師を招聘しない場合でも、何かプロジェクトをする時にはすべてのスタッフが進行具合を把握できるように、プロジェクトガントチャートを作成し、可視化できるようおすすめいたします)

児童サービスプロジェクトガントチャート2.pdf
(外部講師を招聘する場合の、講演会当日の動きをチャートにしたものです。講演会ではなく、科学遊びの会や工作会などにおいても当日の動きを工程表として可視化しておきましょう)
 
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*データでチャート類が必要な方はご連絡ください。(ただし、当社受託図書館に限らせていただきます。)


 

児童サービス業務・仕事の内容(追加・変更あり)


4月から新規に受託が始まる図書館もあります。またすでに受託している図書館でも、業務委託から指定管理者での受託に切り替わったり、スタッフの異動・入れ替えで新たに児童サービスを担当になる方もいることでしょう。

 
「本のこまど」では、指定管理者として新規受託館での4月からの業務の開始をするにあたって、担当任者が最低限押さえておくべきこと、準備しておくことをまとめました。これだけではなく児童サービス業務は幅の広いサービスです。随時追加をしていく予定です。

現場で気がついて追加したい項目がありましたら、ご一報ください。よろしくお願いいたします。
 
  (2月7日に3度目の改訂しました)
 
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子どもの本の選書


指定管理者で受託している図書館では私たちに一次選書が託されていると思います。

 
毎年、児童書だけでも4000点近い本が発行されています。その中から子どもたちに手渡したい本、図書館の蔵書として揃えたい本をどのように選ぶかは、現場スタッフの一番心を砕くところでり、迷うところでもあります。児童サービスの館内研修でのリクエストに、「児童室の蔵書構築」というものが増えているのも、そのためだと思います。
 
今日は、そんな悩める選書担当の方々に役立つ情報をお伝えしたいと思います。

*公益財団法人 図書館振興財団の選書委員会*
 
図書館振興財団には選書事業のための委員会が5つあります。
・新刊選書委員会
・児童書選書委員会
・学校図書館用選書委員会
・大学図書館用委員会
・科学読み物選書委員会
 
これらの選書委員会が選んだリストは、図書館振興財団のウェブサイトから見ることができます。→こちら
 
 
 
*教文館ナルニア国*
銀座の目抜き通りに面して建っている書店、教文館は1885年創業の128年の歴史を持つ本屋さんです。建物は昭和8年にアントニン・レイモンド設計のレトロな雰囲気を今に残しています。そこの6階に、子どもの本の専門店「こどもの本のみせ・ナルニア国」がオープンしたのは1998年のこと。石井桃子さんが抱き続けた願いを、こぐま社の創業者、佐藤英和さんと東京子ども図書館理事長の松岡享子さんが具現化した子どもの本の専門店です。世代を越えて受け継がれていく優れた絵本・読み物・科学の本、すべての分野におけるロングセラーを集めて提供してきました。
一方で、子どもの本に関わる仕事をする方々への利便性を図ることを目的として「日本の子どもの本 この1年」のコーナーには、1年間に日本で出版された子どもの本をすべて揃え、実際に手にとって選書できるようにしてくれています。
 
毎日入荷する新刊本については、毎週「児童書新刊情報メールマガジン」としてインターネット配信をしてくれています。選書担当のスタッフの方々が、実際にすべての本を読んで、その情報を伝えてくださっています。
 
また毎年、それらの本の中から「おすすめリスト」を作成してくださっていましたが、2008年より本として刊行してくださっています。
 
メーリングリストの情報、そして「2008年に出た子どもの本」「2009年に出た子どもの本」「2010年に出た子どもの本」「2011年に出た子どもの本」は、児童書を選書する際の、有用な情報源になります。
 
ぜひ、児童書の選書担当になった方は、教文館ナルニア国のメールマガジンをチェックしてみてください。
ナルニア国のホームページは→こちら  メールマガジンについては→こちら
 

2011年に出た子どもの本2011年に出た子どもの本
販売元:教文館
(2012-03)
販売元:Amazon.co.jp
 

その他には、東京子ども図書館の機関誌「こどもとしょかん」や、親子読書地域文庫全国連絡会の機関誌「子どもと読書」、日本子どもの本研究会の機関誌「子どもの本棚」などからも、新刊情報を受け取ることができます。それぞれの団体により選書基準がかなり違っているので、どういう基準で選ばれているのかを、比較し、自分が担当する館の蔵書構成や利用する子どもたちの顔を思い浮かべながら、どれを参照にするのか、検討してみてください。
 

H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」


平成22年度第2回児童部会報告


9月16日(木) 2時~5時


今回の議題は「児童室の展示・書架配置について考える」

昨年度、区の直営から指定管理で受託した板橋区西台図書館の、約1年かけて書架配置を見直した報告をまず受けて、後半はそれぞれの館、特に今年から受託開始した館の担当者がこれからどう自分の館の児童室を見直せばよいか、その視点について話し合いました。

DSCN2800西台図書館を区から引き継いだ時点での児童室は、もう10年以上も誰も手にしていない(つまり貸出記録のない)全集ものが書架を占領していたり、実用書 も古い情報のものがそのままで放置されていました。絵本も児童書も書架にぎゅうぎゅう詰め。しかも並べ方に統一感がなく、とにかく書架が乱れている印象だったそうです。

それをいかに耕していくかを課題にして作業に挑んだとのこと。つまり動いてない本や情報が古すぎて使えない本を除架し、古いけれど図書館に置くべきロングセラーの本で今でも手に入るものは買い替えることも検討。(いくら名作でも表紙がボロボロ、綴じ糸が緩んでいたら借りたくないですよね)
半年かけて不要な本を除架することで書架にゆとりが出来、しかも人気のあるシリーズ本がタイトル別にばらばらに配架されていたのを「人気シリーズ本コーナー」を作ることで、まとめてみることができるようにし、全体的な書架配置も見直した、とのこと。

レジュメから手順を追うと・・・

1 「キレイな書架」の見本をつくった
  →実際に本に触れることで、どこにどんな本があるか把握できた
  →諸街道の構想が浮かんできた
2 書架整理の方法をスタッフ全体に広めた
  
  キーワード : 奥行・高さ順  本8割・空き2割に均す

3 おはなし会・児童イベントなどにもスタッフの出番を設けることで、児童サービス・児童書架・児童書への意識アップをはかる

4 書架移動しよう!その前に・・・
  
 ・どのように移動するのか、十分に練った
 ・利用者の使いやすさを考慮
 ・請求記号順に、流れるように本が並ぶことも意識

 ・不要な本のどんどん除架。移動しやすくした。
  →『図書館でそろえたい こどもの本・えほん』
      日本図書館協会児童青少年委員会 児童基本蔵書目録小委員会 編
      日本図書館協会 発行
    この本に載っているものは、除架しないようにした。
 ・移動構想が固まったら、棚のサインなどをあらかじめ作っておいた

5 2回の図書整理日に渡り、書架移動を実行
 改変点
 ・「人気のシリーズ絵本」コーナーを設置
 ・大型本コーナーを解体
 ・「さわる絵本」コーナーを設置
 ・実用書・読物の特集展示コーナーを設置
 ・「洋書絵本」コーナーを設置
 ・ノンタンとミッフィーを並べていた台を絵本の特集展示コーナーに改造
 ・「おとなもいっしょに」コーナーを設置
 ・「あんパンマン」コーナーを移動・拡大

その様子を画像で順に追って発表してくれました!「図書館はなによりも書架が大事。ついつい行事やイベントで人を呼ぶことを考えがちだけど、書架が生きていないと本末転倒と思う」とズバリ真実を指摘してくれました。


書架移動してみての感想は・・・

・利用者から「図書館がつかいやすくなった」「キレイになった」などの感想が届いた
・配架しやすくなった
・今まで日の目を見なかった本を、利用者の手に取ってもらえるようになった。
・区から引き継いだ書架・コーナーに対する既成概念は不要なものがあるので吟味が必要
・日々配架にあたるスタッフの協力が大切。
・サイン作りなど、スタッフの中で得意とする人に協力してもらうとよい。
・スタッフみんなで書架を作る意識が大切だと感じた。図書館はチームプレイだと思う。

そのためには書架整理をこまめにし、本を抜き出して確認すること、とにかく書架整理に始って書架整理に終わるといっても過言ではないし、自分の館の書架にある本をとにかく知ることから!

利用者の目線になってみること、子どもの視点で見直すこと・・・
いろいろな示唆を含んだ発表でした。DSCN2803

後半は輪になって、各館で工夫していることなどを発表したり、逆に困ってることなどを話題に出して、互いにアドバイスをし合いました。

私たち司書の務めは、利用者が使いやすい図書館にすること、利用者が求めている資料をそろえること、あるいは利用者に「こんな本あるよ!」と提案できること。

わかりやすい書架配置にし、本もぎゅうぎゅうに詰めず、ゆとりを棚の1割くらい残し、取り出しやすくすること、面出しをしたり、展示コーナーを設けるなど工夫する、などなど、お互いの知恵と創意工夫でできることを確認し合いました。


ボランティアとの関わり方について



Q.ボランティアとの関わり方について、みなさんはどのように対応しているのか教えてください。おはなし会の経験も豊富な方なので普段はお任せしっぱなしですが、こちらからアプローチが取り難い雰囲気があり、「わかってないわね、知らないわね」と思われているような、相談ができにくい状況です。たとえば、当日読んだ本のプログラムを印刷して配布するなど、もっとうまくコミュニケーションをとっていきたいのですが・・・

A.おはなし会の運営をボランティアにまかせておけるという恵まれた環境の中で、さらに発展した関係性を模索しているとのことで、ご提案されている《当日読んだ本のプログラムの配布》もよい案だと思います。
経験豊かで、見識のあるボランティアの方ならば、この提案を話してみるだけで、図書館側の「コミュニケーションをとっていきたいという思い」も伝わるのではないでしょうか?
相手を尊重しすぎて、遠慮してもの申せないのかもしれませんが、それではぎくしゃくした関係になってしまいかねません。

図書館のスタッフは児童サービスを専門に勉強してきた者ばかりではないので、ボランティアの豊かな経験と知識を学ぶという姿勢を伝え、プログラムを配布することで、おはなし会に関する情報の蓄積し、それをもとにスタッフの学びの第一歩にしたいと持ちかけてみてはいかがでしょう。

その上で児童担当スタッフを、毎回一人はおはなし会に見学という形で参加させて、図書館の行事として関わっていくという姿勢をアピールしてみましょう。

またプログラムのテーマに類する本を何冊か用意しておき、当日読まれた本と差し替えるとしたら、どの本なら内容的に可能かどうか質問するなどしてみましょう。図書館スタッフが地道に学ぼうと努力している姿勢を見せていくことで、密接な連携のとれる関係にしようというこちら側の意図が伝わると思います。最初のうちは、上から目線でモノ申されてしまうこともあるかもしれませんが、こちらは経験が少ないから学んでいるのだと謙虚に受け止め、知識を吸収しようとしている姿勢を伝えていきましょう。

このように経験豊かでおはなし会をリードしてくれるボランティアがいるところは、恵まれているともいえます。

むしろ多くの館では、ボランティアの意識とスキルが統一されておらず、おはなし会の当日になって担当するボランティアの方々がばらばらと集合し、それぞれが持ってきた本をもとにその場で流れ(読む順番)だけを決め、それぞれが思い思いに読むといった、プログラムの統一性もないままにおはなし会が成り立っているところも多いと聞きます。

季節感のあるものを選書しましょうという大まかな取り決めがあるだけで、それぞれがてんでに持ち寄るのでプログラムの統一性を保つことができず、テーマも決まらないということになっていないでしょうか?

おはなし会は図書館の児童サービス業務のおまけの行事ではなく、中心となる重要な業務です。そういう任せ方は利用者の子どもたちにとっても大変迷惑なことです。

おはなし会の位置づけをきちんと理解していただくように働きかけてみましょう。おはなし会の流れをスムーズにするためにきちんとテーマを設定したいこと、展示テーマと連動させていきたいことなどを伝え、こちらから次回のテーマを伝えて前もって選書していただくよう声をかけてみましょう。

おはなし会の後で、スタッフも同席して簡単な反省会などをして、ボランティアに対してねぎらいと感謝の意を伝えた上で、絵本と絵本の間や、紙芝居などセッティングしている間に手遊びで参加させてほしい(児童部会という勉強の場で仕入れてきたので、試しにやってみてもいいでしょうか?などと仲間入りしていいか打診して)旨、提案してみることからはじめ、一緒におはなし会を作っていける関係を築いていきましょう。

どんな絵本がいいか?などボランティアの方から相談を受けたら、OPACを使ったテーマ検索はもちろん読み聞かせプログラムの載っている参考本を紹介し、積極的に相談に応じていきましょう。

ボランティアの方々とよりよい関係を築き、子どもたちが図書館は楽しい場だと認識して来てくれるような温かい雰囲気作りは、日頃の小さな積み重ねがとても大切です。

ボランティアの方々に、こんな本はどうかと提案するための参考となる本を以下に何冊か紹介しておきます。


《おはなし会プログラム・テーマ参考本》
季節別年齢別おはなし会プログラム―厳選プログラム116本収録季節別年齢別おはなし会プログラム―厳選プログラム116本収録
著者:「この本読んで!」編集部
NPO読書サポート(2008-06-01)








テーマ別ガイド子どもと読みたい!新しい絵本1000テーマ別ガイド子どもと読みたい!新しい絵本1000
著者:「この本読んで!」編集部
NPO読書サポート(2009-12-01)








絵本のあるくらし絵本のあるくらし
吉備人出版(1995-08-30)









クレヨンハウス絵本town―読者のおすすめ絵本ガイドクレヨンハウス絵本town―読者のおすすめ絵本ガイド
クレヨンハウス(2007-01)









このサイト「本のこまど」の今月のおはなし会プランもどうぞ参考にしてくださいね♪

このページはM☆Aさんが書いた記事を、一部K☆Jが手直ししてUPしています。

杉並区立方南図書館スポット展示2



利用者が本を手にとりたくなるように展示を考えるっていうのは図書館スタッフの仕事の中でも、一番醍醐味があると思います。特に夏休みは子どもたちの利用がとても多くなっています。

どんな本が図書館にあるんだろう?自分にぴったりの本は見つかるかな?と、やってくる子どもたちに、「わぁ!こんな本があるんだ!読んでみたいな~♪」と思わせる工夫をしてみましょう。

ご紹介するのは、方南図書館でのスポット展示。
7月17日(土)の午前には「パパ読みたい」によるおはなし会「むしむしたんけん隊」が行われ、虫のおはなしをたくさん読んでくれました。おはなし会の部屋には、「パパ読みたい」の方々による昆虫写真の展示も行われました。

おはなし会と連動し、また季節に合わせた選書によるコーナー展示。子どもたちが借りたくなりますよね^^

方南展示.JPG面出しで置いた本が、借りられたらすぐに次の本を面出しにできるよう常にチェックしておきましょう。

複本も同じ棚に用意しておくといいですね。


方南展示2.JPG














ロゴの周りに、折り紙で立体的に虫たちをちりばめて、それだけでも子どもたちがこのブックトラックの前に立ち止まること、請け合いです。

どうしたら、その展示コーナーの本を魅力的に見せるかも、サインの出来いかんですね。
ぜひ他館のいいお手本は、みなさんも参考にしてください。

方南展示3.JPG
 

杉並区立方南図書館・スポット展示



7月6日付の記事で「7月3日に急逝された後藤竜二さんのスポットをぜひ」と書いたのですが、杉並区立方南図書館では、このブログ記事を読む前に、児童カウンター横にブックトラックを置いて、追悼コーナーを作って展示していました。


方南展示4.JPG






















方南展示5.JPG
情報を素早くキャッチして、即座に展示するということが、図書館には求められています。

新聞記事なども常にチェックして、児童サービスに関連のある情報を見逃さないようにしましょう。

「本のこまど」でも、出来る限りこうした情報はすぐにUPするようにしますので、ぜひ参考にしてくださいね。



方南展示6.JPG
 

おはなし会に参加するお母さんたちへの接し方



Q.図書館では小さい子のためのおはなし会なども定期的に開催しています。たくさんの親子連れが喜んで利用してくれて、毎回うれしい悲鳴をあげるほどです。ただ、お母さん同士がそこで仲良くなって、子育てサロンのようになり、それはそれでいいのですが、周囲にかまわずおしゃべりを続けたり、ベビーカーが他の利用者の方の邪魔になっていても気づかずにいたりします。そのようなお母さんたちにどのように接すればよいでしょうか?

A.児童サービスの対象に、その保護者も含まれます。
2009年に日本図書館協会から出された「IFLA乳幼児への図書館サービスガイドライン」によると、「乳幼児への図書館サービスの目標」という項目の中に、

・乳幼児をかかえる家族や保育・教育に携わる人々を現在および将来にわたって支援・指導する。
・子ども達とその世話をする人たちが集まり、ともに過ごし交流できる場所を提供する。
・子どもたちとその家族を温かく迎え入れる安全な場所を提供する。


と、明確に書かれています。

つまり図書館が子育てサロンになるような役割を積極的に作っていくことが求められているのです。
おはなし会で若いおかあさんたちが、親しくなってお互いに子育ての情報交換をするような交流の場を提供すること、そして図書館が小さなお子さんを連れて利用する家族を温かく迎えいれることも、大事な児童サービスの業務なのです。

おはなし会の前後に、こちらから図書館がみなさんを歓迎していることを伝えた上で、他の利用者もいるので、お互いに配慮し合うことを上手に伝えるようにしましょう。


・おはなし会で楽しい時間を過ごした後はついつい気持ちも高ぶって、周囲への配慮を欠いてしまうことがあります。
 おはなし会終了後10分程度、会場を開放して、十分におしゃべりできる場所を確保してあげましょう。
 その上で、一般の利用者のいる閲覧室や書架のある場所では、静かに本を読もうとしている他の利用者に配慮してくださいと
 お願いしましょう。

・赤ちゃんから高齢者まで、だれでもが気持ちよく使える場所にするためにも、お互いに配慮することが大事ですね。
 とくにお子さんにとっては、いろいろな年齢層の利用者がいる公共の施設なんだということを覚える大事なチャンスです。
 公共の場では守らなければいけないルールがあること、他の人に迷惑をかけないように我慢することも必要なことを 図書館のスタッフもきちんと伝え、保護者からも伝えてもらえるように、お願いしましょう。

・他の利用者の方々にも、温かい気持ちで見守ってもらえるように、図書館側が工夫をしましょう。
 おはなし会がある日は、館内放送や入口付近の案内板で一般の利用者にも、小さい子向けの行事があること、子ども連れの利用者が多く出入りすることを伝えておきましょう。まえもってわかっているだけで、他の利用者も少しは寛大に受け止めることができるはずです。

・ベビーカーは所定の場所を決めて、そこに置いてもらうようにしましょう。
 書架の間が狭いところでは、他の利用者、特に足腰の弱っている高齢者にとってはとても危ないことを、若いお母様がたにもわかっていただきましょう。

・赤ちゃんが眠ってしまって、ベビーカーから降ろせないこともあります。その場合は周囲に気をつけてご利用くださいと、声をかけましょう。赤ちゃんのことと、本を探すことに夢中になってしまって意外と周囲に気が回らないこともあります。ほんのちょっとのことばかけが、相手に気持ちよく協力していただけるきっかけになります。

・誰もが歓迎されている場所であること、その上でお互いに配慮しあって、ルールを守ることの大切さをサインや図書館通信などを利用して、利用者に周知するようにこころがけましょう。

・おはなし会の最中に、お母さん同士で後ろで私語をはじめてしまうということもよく見聞します。
 お子さんはお母さんのまねをしますよ。お母さんが私語をしていると、そういう集まりでも自分勝手におしゃべりしていいんだと子どもが思ってしまいます。ぜひ一緒に楽しんでください。また携帯電話もおはなし会の間は電源オフにするかマナーモードに設定し、ご利用はお控えくださいと、おはなし会の前にきちんと伝えるか、おはなし会の入り口の前に張り紙するなど注意喚起しましょう。

(作成K・J)

児童室にくる子どもたちとの対応について


Q。児童室にくる子どもたち。スタッフに懐いてくれたのはいいのですが、友だち言葉で話しかけてきたり、騒いでいる時に注意しても聞きません。どのように対応すればいいでしょうか?

A. 相手が子どもであっても、一利用者であるという姿勢が大事です。
 最初のころに、子どもに受け入れられようとして、迎合しすぎてしまったためかもしれません。
 大人の利用者に対するように、サービスを提供する側と、受ける利用者であるという線引き、けじめをつけましょう。

 子どもに威圧的に対応するのではなく、親しみをもって丁寧に対応することや、子どもの目線になって要求を理解し、応えていくことは大切ですが、公共図書館でひとりの市民として扱われる経験をさせてあげるためにも、こちらはきちんとした言葉使いを心がけましょう。

 そうした小さな積み重ねが、子どもたちを公共図書館のマナーを守る利用者として育てることに繋がっていきます。

 なお、すでに子どもたちが慣れ切ってマナーを守れない状況が続いている場合、注意してくれる人を変える、普段あまり接することのない一般担当のスタッフや館長などに依頼するなどしてみましょう。
 また、児童室に「図書館では静かにしましょう」などのサインを子どもたちにわかりやすい場所に掲示し、言葉ではなく、「これを読んでみて」という形で、注意を促すこともできます。

 自分が静かに本を読みたい時に、周りで騒いでる人がいたらどう思う?
 高齢の方々が多く出入りする図書館で走り回って、そのような人にぶつかってしまったら、どうする?

など、自分の視点に置き換えて考えられるような言葉かけも、工夫してみてください。

子どもといっても自尊心がありますから、頭ごなしに注意されると、自分の悪いことを棚に上げて逆恨みをしたりと、効果がでません。
なぜ図書館では静かにしなければならないのか、走り回ったり、騒ぎまわることが何故迷惑になるのか、そういう視点を子どもたちに気付かせ、自分たちで考えて判断できるように導くことが、とても大事だと思います。

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