児童部会

H25年度5月「受託館の取り組みが取り上げられました♪」
H24年度2月「児童レファレンスサービスについて」
H24年度11月「ブックトーク・学校支援について」
H24年度9月「赤ちゃんおはなし会・YAサービスについて」
H23年度11月「ちひろ美術館・東京見学」
H23年度6月「おはなし会デモンストレーション・絵本を読み比べてみよう」
H22年度2月「国際子ども図書館訪問記」
H22年度11月「おはなし会・子ども会などの企画について考える」
H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」

H25年度5月「受託館の取り組みが取り上げられました♪」


所沢図書館柳瀬分館の児童サービスの取り組みが、4月28日(日)の朝日新聞朝刊に取り上げられました。
 
児童部会で「YAサービス」について話し合った時に紹介された「どくしょ甲子園」を、さっそく自館でも実施、それが新聞記事になりました。
 
部会では、各受託図書館での児童サービスの様々な取り組みを発表し、情報交換しています。他館で好評だった「ぬいぐるみお泊り会」を実施した館もあれば、他館で作成し好評だった影絵を、道具ごと借りて来て実施した館もあります。
 
部会活動が、現場のサービスにさまざまな+の波及効果をもたらしている様子。とてもうれしく思います。
 
今年度も児童部会の部員を募集しています。連休明けの5月7日が締め切りとなっております。みなさまのご応募をお待ちしています。
(応募の要件に関しては、各館宛てにお知らせしてあります。)
 
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H24年度2月「児童レファレンスサービスについて」


1月22日(火) 14:00~17:00

 

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第5回児童部会を開催しました。今回のナビゲーター役は「ねこ班」・・・(この4つの班分け、「こぶた」「たぬき」「きつね」ねこ」になっています(*^o^*)有名な手遊び歌でもあり、しりとりになっていて、次へとバトンタッチをする意味でつけました♪)
 
テーマは、「児童のレファレンスサービス」。「子どもの読書活動の推進に関する法律」を受けて国が発表した「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第二次)」の第5章「地域における子どもの読書活動の推進」の1「子どもの読書活動の推進における図書館の役割」に、「図書館において、子どもは、自分の読みたい本を豊富な図書の中から自由に選択し、読書の楽しみを知ることができる。また、自ら必要な情報を収集し、それを基に意思決定・問題解決を図るなど、読解力や情報活用能力を身に付けることができる・」と明記されていて、児童サービスの重要な両輪として、読書の楽しみを伝えると共に、情報活用能力を子どもたちに身に付けるために大きな役割を図書館は担っています。

どのようにすれば図書館が地域で中心的な子どもたちの情報収集拠点となれるのか?子どもたちが情報を活用できる能力の育成に関われるのか?大変重要な部分です。
 
各館の現状を踏まえたディスカッションが行われ、自分たちが今後どのようにそれを現場のサービスに生かしていくかが話し合われまし

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た。
 
調べたいことがある時に、図書館スタッフに声をかければレファレンスサービスが受けられることを知っている子はまだまだ少ない状況でしょう。しかし昨年度の学習指導要領の改訂により、小学生の国語の教科書に図書館利用についての単元が各学年にもうけられ、図書館の本の分類のこと、図書館には司書がいることなどが明記されています。
 
そういう意味では、図書館が地域の子どもたちにとって情報活用のための情報センターとして周知されるチャンスと言えます。子ども時代に図書館の情報は信頼出来て活用できると認識すれば、生涯にわたって図書館を活発に活用する利用者となるでしょう。

子どもたちにとって”頼りがい”のある図書館に、そしてひとりひとりのスタッフが”頼りがい”のあるレファレンス・サービスをできるように力をつけていってほしいと思います。

IMGP0688.jpg3月開催の第6回児童部会では、各班の成果報告会を行います。各班のメンバーが児童部会で話し合ったことを基にそれをどう図書館での児童サービスに生かしてきたのか?あるいは生かそうとしているのかという点について、まとめをし報告いたします。
3月14日(木) 15:10~ ヴィアックス研修センターにて開催します。この成果発表会にはアウトソーシング事業本部の方々にも出来るだけ参加していただきたいと考えていますし、現場の運営に当たっている館長・チーフ等責任者クラスの方々に見ていただきたいと思っております。

それに関しては、別途お知らせいたします。
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H24年度11月「ブックトーク・学校支援について」


11月22日(金) 14:00~17:00

 
第4回の児童部会を開催しました。今回は「きつね」班がナビゲーター。事前準備や、会場の設営、当日の司会などを担当してくださいました。
 
テーマは「ブックトーク・学校支援」

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きつね班の各館で行っている学校支援やブックトークについて概要を話した後、板橋区立蓮根図書館のNさんと文京区立水道端図書館のGさんが、それぞれにブックトークのデモンストレーションを行いました。
 
Nさんは、「いろんなにほんご」テーマに低学年向きのGさんは「王様」をテーマに高学年向きのブックトークでした。
 
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 Nさんによる「いろんなにほんご」ブックトーク
 
→ Gさんによる「王様」ブックトーク。導入で新聞紙を使って「ペーパーさんのたび」を語っています。
 
 
その後、杉並区立永福図書館のOさんが、永福図書館オリジナルの図書館オリエンテーション(新小学一年生のために、4月~5月に小学校に訪問して図書館バッグを贈呈し、図書館の利用方法についてオリエンテーションをする)用の手作り紙芝居を演じてくださいました。

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その後は、各グループに分かれてそれぞれの館の学校支援やブックトークの実施などについて、情報交換をしました。
 
話題になっていたのは、新学習指導要領の改訂により、図書館で調べたり、本を探すということが小学校でも取り上げられるようになっているが、先生や学校司書の方との連携の仕方や、同じテーマでの調べ習の時期が数校で重なることがあり、団体貸出の依頼が来た時に資料の確保に苦慮していることなどでした。
 
また学級文庫への団体貸出は、クラス数が多いとスタッフの方々を動員して選書をすることがあり、その場合選書の質にばらつきがあることなども、問題としてあげられました。
 
選書に関しては、教科書に紹介してある本などを参考に選ぶといいことなどを、TS室からはアドバイスをしました。
 
(小学校の国語教科書に掲載・紹介されている絵本・児童書のリスト)
 
(中学校の国語教科書に掲載・紹介さえれている本のリスト)
 
後半の交流会では、各館の展示・装飾の工夫について、成果物を持ち寄ったり、TS室で撮りためておいた各館の展示の様子などを発表しました。
 
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← 各グループごとに、学校支援やブックトークの実践について意見交換
→ 児童部会講師のAさんに、ブックトークの時に使えるちょっとしたアイディアを紹介していただきました。

H24年度9月「赤ちゃんおはなし会・YAサービスについて」


今年度の児童部会は、昨年までと大きく違うことが三点あります。

まず第一は開催回数が4回から6回に増えたこと、第二に今まではTS室側でテーマを決めおぜん立てをしていたのを4班に分かれて各班が持ち回りでテーマ設定・司会・進行をする、第三に部会で学んだことの成果をきちんと対外的に発表できるようにするということです。

5月24日(木)の第1回の部会で、班分けをし、それぞれの班が日常の児童サービス業務の中で疑問に思うことや、情報交換したいテーマを決めました。

第2回の7月26日(木)では「赤ちゃんおはなし会」をテーマに、各館で行われている未就園児向けのおはなし会の実態を報告し合い、赤ちゃんやお母さんたちが快適に参加するための工夫、プログラムの工夫など、よい所を伝授しあいました。
それぞれの館で、よい点・困っている点を班ごとで話し合い、解決方法をさぐり、最後にまた発表し合うという流れで、お互いの図書館の様子がわかったり、他館の試みでうまくいっていることを取り入れてみようという動きがあったりと、活発に意見が交換されました。

第3回は9月10日(月)に開催しました。テーマは「YAサービス」。各図書館でのYAサービスの取り組みについて発表がありました。特にYAサービスを積極的に展開している新宿区四谷図書館の発表は、展示だけではなく調べ学習教室の開催、地域の中学校と連携したビブリオバトルなど、YA世代をうまく巻き込んだサービスを転換しており、これからYAサービスについて考えていこうとしている館にはとてもよい刺激になったと思います。それぞれの発表の後、各班で問題点を整理したり、自館でのサービス展開について考える話し合いをしました。

各回の後半1時間はお楽しみ交流会。第2回の時は、おはなし会で使えるアイディアや小道具の発表。第3回は工作会作品やアイディアの発表。それぞれの館が持ち寄ったアイディアを、上手に自分の館に持ち帰って活かしてほしいなと思います。
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H23年度11月「ちひろ美術館・東京見学」


11月24日(木) 10:00~12:00

第3回児童部会は、ちひろ美術館・東京の見学会でした。

現在、開催中の展示はこちら→「ちひろの白」 「谷川俊太郎と絵本の仲間たち

今回、ご一緒したある図書館の児童サービス担当の方から伺ったお話ですが、その図書館では都内で開催中の絵本原画展に合わせて、絵本や児童書のミニ展示コーナーを作っているとのこと。

ちひろ美術館の、前回の展示「瀬川康男遺作展‐輝くいのちー」(8/3~10/23)に合わせて、瀬川康男さんの絵本を展示したところ、利用者の方がよく借りていかれたそうです。
また横浜で開催されていた「安野光雅の絵本展」(9/17~10/10@横浜そごう美術館)に合わせ、安野光雅さんの絵本の展示もしたとのこと。

2月21日(火)に開催予定の第3回児童部会「選書について考える―児童の蔵書構築について」で触れる予定ですが、書架を耕し、利用者が「こんな本もあったんだ~♪」と手に取ってみたくなる書架にするためには、こうした折にふれてのミニ展示などがとても大事です。

どんなテーマでミニ展示をしようかと悩むことも多いかと思いますが、こうした絵本原画展情報にリンクするというのもよいアイディアですね。とくに身近な美術館や文学館などで開催される情報にアンテナを張って情報を得て、図書館の展示に生かすというのは、「図書館の地域連携・類縁機関連携」の一環になります。

「本のブログ」でも、そういう情報を得たら外部イベント情報として告知していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

本日の参加者:25名

 

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H23年度6月「おはなし会デモンストレーション・絵本を読み比べてみよう」


5月26日(木) 午後2時~5時

今年度第1回めの児童部会を開催しました。

テーマは「おはなし会デモンストレーション・絵本を読み比べてみよう」でした。

前年度最後の児童部会の後に、アンケート調査をした中で一番要望が多かったのが、「おはなし会デモンストレーション」でした。おはなし会に参加する子どもたちが低年齢化する傾向があり、プログラムの中に絵本の読み聞かせ以外にもパネルシアターやエプロンシアター、紙芝居などを取り入れたい、ついてはその演じ方を学びたいという要望が高くなっていました。

児童部会は、互いに学び合う場なので、各図書館でおはなし会に関わっている8人の皆さんにデモンストレーターになっていただきました。・


1番目は板橋区立西台図書館のHさんが、『ヤギとライオン』を読みました。画像 097.jpg
このおはなしはトリニダード・ドバコの民話ですが、ヤギが、ライオンを恐怖に陥れる歌の部分が難しい絵本です。絵本ナビのサイトには、ライオンの歌は「第九」、やぎの歌は「アルプス一万尺」の替え歌で歌うとよいというアドバイスも。Hさんは、オリジナルの節で朗々と歌い上げていました。
素話でもよく使われる題材です。
素話のテキストとしては、『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社 1964 を、使うといいでしょう。




やぎとライオン.jpg『ヤギとライオン』 内田莉莎子訳/むかいながまさ
鈴木出版 1991

ヤギとライオン―トリニダード・トバゴの民話 (ひまわりえほんシリーズ)

次に読んだのは、千代田区立四番町図書館のKさん。『11ぴきのねこ』を読みました。
実はKさんは、おはなし会では実際には読んでいないとのこと。
児童部会がデビューになりました。子ども時代に大好きだった絵本ということで、初めてとは思えないほど落ち着いて読んでいました。男性が読んでくれると、子ども達には新鮮で嬉しいもの。
ぜひおはなし会で読んであげてくださいね。

『11ぴきのねこ』 馬場のぼる こぐま社 1967

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11ぴきのねこ
11ぴきのねこ

三番手は、中野区立上高田図書館のSさん。まず最初にクリスマス会で演じた影絵『ブレーメンのおんがくたい』の影絵人形を持参して、どのように作って動かしたかについて、説明してくれました。
その後、紙芝居『ひもかと思ったら』を演じました。

『ひもかとおもったら』(園児参加かみしばい―みんなもいっしょにね) 古川たく 教育画劇  1998himokatoomottara.jpg
 

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四番手は、板橋区蓮根図書館のSさん。
絵本『ねこがいっぴきおりました・・・』を読みました。不思議な雰囲気のおはなしで、電話をかけるナナ・クインビィさんの声とSさんの雰囲気がぴったりでした。

『ねこがいっぴきおりました・・・』ジョン&アン・ハセット 今江祥智訳 BL出版 2001画像 100.jpg
ねこがいっぴきおりました...
ねこがいっぴきおりました…

その次は、新宿区立大久保図書館のMさん。
大久保図書館では、多言語おはなし会を開催しています。同じタイトルの絵本を日本語と韓国語、英語で交互に読む取り組みをしています。今回は日本語のみですが、他の言語だったらどう表現するんだろうと、想像するだけでも面白かったです。
選んだ絵本も、同じ形がみる視点によってどちらにも解釈できるというもので、その選書も面白いなと思いました。これは集団への読み聞かせだからこそ生きる絵本なのかもしれません。英語の原題『Duck! Rubbit!」

『アヒルだってば!ウサギでしょ!』 エイミー・クロウス・ローゼンサ―ル サンマーク出版 2010画像 101.jpg
アヒルだってば!ウサギでしょ!
アヒルだってば!ウサギでしょ!

六番手は、渋谷区立渋谷図書館のCさん。
春先にぜひ読んであげたい絵本『とんことり』を読みました。この絵本のタイトルにもなっている「とんことり」という擬音は、声に出して読んでもらい、それを耳から聴いてみて、「そうか~その音のことを表しているのね」ってわかります。丁寧に読んでくださったので、それがみんなにも伝わったと思います。

『とん、ことり』 筒井頼子/林明子 福音館書店 1989画像 102.jpg
とん ことり(こどものとも絵本)
とん ことり(こどものとも絵本) 

七番手は、杉並区立方南図書館のNさん。Nさんは、方南図書館館長のSさんが制作したエプロンシアター『フルーツパフェ』を演じてくれました。
演じ手と、聞き手(子どもたち)とのやりとりをしながら、美味しそうなフルーツパフェを作っていきます。どんな果物がポケットから出てくるのかな?と、見ているほうもワクワクするエプロンシアターでした。

『楽しく手づくり エプロンシアター』 中谷まゆみ フレーベル館 1999画像 103.jpg
楽しく手づくりエプロンシアター
楽しく手づくりエプロンシアター
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デモンストレーションの最後は、文京区本郷図書館のYさんがパネルシアター『まんまるさん』を演じました。
『まんまるさん』は、パネルシアターを考案した古宇田亮順さんの作品です。パネルシアター名作選/まんまるさん

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8人のデモンストレーションの後に、児童部会講師のAさんとJが、エプロンシアターや紙芝居の実演をひとつずつやりました。

その後は、『三びきのくま』、『三びきのぶた』、『ももたろう』、『かさじぞう』、『おおきなかぶ』、『シンデレラ』、『つるのおんがえし』の7つのグループに分かれて、それぞれのタイトルに、数冊ある絵本を読み比べしました。画像 110.jpg

同じタイトルでも、作家によって解釈が違い、絵も、雰囲気も違います。読み聞かせの時のことばのリズムや響き、子ども達が理解しやすいことば使いなのか、絵はどうか…グループごとに読み合い、話し合ってもらいました。

児童部会では、各グループでの発表で時間が切れてしまいましたが、絵本を読み比べてみて、様々な発見があったと思います。まとめができませんでしたが、読み比べの視点について、もっと詳しく絵本について知りたい方は次の本をぜひ一度読んでみてほしいと思います。

『絵本論―瀬田貞二子どもの本評論集』 瀬田貞二 福音館書店 1985
絵本論―瀬田貞二子どもの本評論集
絵本論―瀬田貞二子どもの本評論集

本を読んで比べることで、子どもの本の選書眼も身についてきます。図書館でも同じタイトルの本を見つけたら、できれば声に出して読み比べをしてみてほしいと思います。

 

H22年度2月「国際子ども図書館訪問記」


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2月17日(木) 10:00~

今年度第4回めの児童部会は、国際子ども図書館訪問でした。

参加者は、児童部会員16名、部員代理参加7名、テクニカルサポート室から室長含め5名、追加参加8名の36名でした。

まずはエントランスホールの建物模型の前で、建造物についての概要を説明していただきました。上の画像では中央から右手と、画像では上部が切れている左部分(右の画像)、そして前面に付き出ている形の入り口部分について説明がありました。中央から右側の部分は明治39年に建てられた帝国図書館だったところ。左側は昭和4年に増築された部分、そして手前のガラスボックスの部分は安藤忠雄氏デザインの平成の建造物です。

このガラスボックス、何度もこの図書館を訪れていたにも拘わらず、今回の見学ツアーで伺うまで気がつかなかったのですが、裏手にあるカフェに繋がる形で、上からみると丁度ガラスボックスが建物を貫いて見えるという点。詳しい建物の変遷は、国際子ども図書館の施設紹介のページに、当時の写真とともに詳しく書かれていますので、参加できなかった方はぜひご覧になってください。→こちら

その後1階のおはなしの部屋へ。こちらは普段大人が入室できない部分です。おはなし会に参加する子ども達は基本的に4歳以上で親から離れておはなしの部屋に入ります。それとは別に、限定15組で小さな子どもたちのためのわらべうたの会が行われています。開催概要はこちら

また、普段は入室できない大人のために「大人のためのおはなし体験会」が開催されています。私も一度体験してみました。年に数回開催されています。ぜひ興味のある方は申し込んでみてもいいでしょう。

子どもの部屋、世界を知る部屋の案内では、どのようなコンセプトで本を収集し、配架しているか、その工夫について説明していただきました。

2階の資料室の見学では第2資料室を見せていただきました。入口付近にあった「もじゃぺ、再び」というテーマ展示に気が付きましたか?1844年に出版されたハインリヒ・ホフマンの『もじゃもじゃペーター』の復刻版と、それを発展させた本たち(女の子が主人公だったり、反もじゃもじゃペーターなど)、多言語もじゃぺ(ドイツ以外で出版されたもの)、日本で出版されたもじゃぺ、もじゃぺ研究書、もじゃぺに影響されたと考えられる本(たとえばせなけいこ作『もじゃもじゃ』など)合わせて、46点が展示されていました。また展示架になかったもので、もじゃぺ研究の資料で古い年代のもの(100年以上前のものなど)は資料請求すれば見ることができるとのこと。これだけの資料が1か所にまとまっているという点も、さすが国立の図書館ならではです。

3階の本のミュージアムは、ちょうど展示替えの時期で中に入ることができなくて残念でした。2月19日より『日本の子どもの文学』と題してロングランの展示会が始まります。第一期は8月21日まで。ぜひ、時間を見つけて再訪してみてください。
本のミュージアムの前のラウンジは、平成の増築で作られたところ。本のミュージアムの壁は、以前外壁だったところです。珍しい白い煉瓦が積み上げてあり、建物としての威容を感じる場所でもありました。

最後にメディアふれあいコーナーの説明をしていただきました。外部からもアクセスできる絵本ギャラリーの説明など、国際子ども図書館が、広く子どもの本を研究する人たちへ情報を発信し、ネット経由でも資料にアクセスできるようにしていることなども改めて知ることができました。その後の自由時間では、職員の方に展示のことや、資料収集について熱心に質問をしている姿もみられました。110217_111430.jpg

2階から3階へ上がったところの階段室の天井からぶら下がっている⇒のシャンデリアは明治39年に建物が建った当時のものだそうです。電燈の傘は動物の骨を砕いたものを混ぜ込んで作られているのだとか。

平成の増築の時に、シャンデリアそのものが電動で下へ降りてくるようにしたとのこと。それ以前は電球を取り換えるのも大変だったそうです。

100年以上前に作られたシャンデリアだと思うと、なんだかその明りさえ優しく感じてしまうのは気のせいでしょうか^^

さて、児童部会員として見学してみて、国際子ども図書館に親しみを増したのではないでしょうか。こちらの図書館では児童サービスに関する相談や、子どもの本のレファレンスサービスも受付けています。ぜひ、各館でも必要な場合は利用してみてください。
 

H22年度11月「おはなし会・子ども会などの企画について考える」


11月25日(木) 午後2時~5時 @タムラビル ヴィアックス研修所

本郷通りの銀杏が黄色く色づく晩秋の午後、児童部会部員25名が集まりました!(4名欠席)


今回のテーマは、「おはなし会・子ども会などの企画について考える」

前半は、各図書館のおはなし会やその他の子ども会企画について、どんなことを取り組んでいるのか、工夫していることはどんなことなのか、あるいは開催にあたって困っていることはないかなど、ひとりひとりが発表し合いました。
児童部会のメンバーは、指定管理館ですべての企画を自分たちで立てて行っているところ、業務委託館だけど行事に関してはすべてヴィアックスのスタッフが企画・立案して行っているところ、業務委託館で区の職員が企画・立案して実施するのを一部手伝うだけのところ、まったくそうした企画には携われず窓口での案内・周知だけというところ・・・と配属されている館によって事情はまちまちです。

しかし業務委託だった館が指定管理館になる場合もありますし、ヴィアックスの受託する図書館の間で異動することもあるので、お互いの館の事情を知っているのもいいかと思い、全員にひとこと以上お話していただきました。

今年度から指定管理館として受託が始まった新宿区の2館は、それぞれに多文化サービスを行っているということ。特に大久保図書館のおはなし会では韓国語と日本語で書かれた同じ絵本を交互に読むという特色ある取り組みが発表されました。文京区などは区の職員さん達がやっていた行事を踏襲する形で引き継いでいる事情なども報告されました。

その他の館からは人形劇や外部からの講師を呼んでの講演会やイベント、科学遊び、工作、映画会、わらべうたの会など多彩な催しが、各図書館で行われていることがわかりました。
市川駅南図書館では施設内で児童のイベントができるスペースがないために、近隣のキッズステーションでおはなし会などをしているという工夫なども報告されました。

おもしろそうなイベントや、真似ができそうなイベントに関しては、メモを取ったり、持参していただいた作品の見本などを見せあって、情報交換の場にもなったと思います。

多くの館が頭を悩ましていることのひとつが、小学生がイベントになかなか足を運べなくなっていること、それに合わせて行事に参加する子どもが相対的に低年齢化していること。
教育課程の見直しにより、小学校低学年の子でも水曜日に5時間授業が行われるようになっており、土曜日にも学校行事が行われるなど、小学生がイベントに参加しなくなっており、対象年齢の見直しが必要になっているとのこと。その一方で、子どもたちに本を手渡していきたいという図書館の使命もあり、どういう形でイベントなどを企画していくのか考えていく必要があるようです。

夏休みにスライム作りや、怖いおはなし会やスタンプラリーをしたり、「ぼくの、わたしのおすすめの本」コーナーに大勢の子どもたちが書いてくれている図書館などもあり、期間と対象を上手に狙うことで、成功している館もあります。互いによい取り組みを、学んで、取り入れ会っていただければと思います。

資料や作品等をお持ちくださった皆様、ありがとうございました。

後半は、甘利さんに大田区の読み聞かせボランティア交流会「ヒッポ」で絵本作家きむらゆういちさんの講演会をした際の、交渉術から当日までの準備の流れ、当日の流れなど、実際に大きなイベントを開催された経験から、イベントの時に何をどのように準備していけばいいのか具体的な例を示してお話してくださいました。

きむらゆういちさんの絵で提示された講壇の準備、会場で必要なもののリストなどのコピーは、そのまま各図書館で講師をお招きして講演会などのイベントを開催する際の参考になると思います。一般向けのイベントでも使えますので、ぜひ児童部会に参加されなかった図書館スタッフの方々も、参加したスタッフから資料を借りて目を通しておいていただければと思います。


最後に「図書館で児童対象の集会・行事をすることの意義」について確認をしました。
開催の意義
・図書館を利用している子どもはもちろんのこと図書館にあまり足を運ばない子どもにも図書館に親しみを持ってもらい、利用を促進する。
・子どもの読書活動を活発にし、本や図書館に親しんでいない子へはその動機づけを図る。
・図書館利用のPRと、子どもへの健全なレクリエーションの提供を図る。
・子ども達との触れ合いにより、信頼関係を築く。
・図書館の蔵書を活かす企画を立てたり、あるいは蔵書を見直す契機とする。
企画書を必ず作成し、児童サービス全体の仕事量を勘案し、無理のない計画を
・目的と対象を明確にする。
・図書館の年間業務計画の中で位置付け、子どもと本を結びつけることを明確にする。
・開催日時は学校や地域の行事と重ならないように、常に情報を収集しておく
・内容・・・児童サービス対象年齢は0~18歳までと広いが、行事の際はターゲットとなる年齢を明確にしておくとよい
  乳幼児向け、幼児向け、小学校低学年向け、高学年向け、中高生向け、親子向けなど
・会場・・・自館に広い集会室等がある場合はよいが、隣接する区の施設などを利用する場合の会場確保
 ・・・行事に合わせて部屋の設えも考慮する。子どもたちが安心して参加できるか?気持ちを集中させられるかなど
 ・・・必要に応じて定員を設ける
・実施にあたって  どんな小さなイベントでも「企画書」「準備チェックリスト」「当日の進行表」を作って作業をすすめる。
 開催までに2か月くらいの余裕をもって準備を開催し、チェックリストなどは他のスタッフも目につくところに貼りだして、館全体で取り組む行事であることを認識してもらうように心掛ける。
◆反省と評価
・参加者には簡単でいいのでアンケートなどを記入してもらうようにし、利用者側に立った意見を集約する。
・どんな小さなイベント(日常的に行うおはなし会も)でも、必ず事後に反省会をし、反省と評価を行って記録に残す。
・チラシ、ポスター、広報紙などに掲載された記事なども併せて、反省会の記録とともに残しておく。

この度欠席された館にもレジュメを渡す手配をしています。また児童部会に参加していない館でも、必要ならばレジュメをお渡ししますので、コメント欄か、あるいはメールでご連絡ください。

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H22年度9月「図書館は書架に尽きる♪子どもたちが喜ぶ書架配置を考える」


平成22年度第2回児童部会報告


9月16日(木) 2時~5時


今回の議題は「児童室の展示・書架配置について考える」

昨年度、区の直営から指定管理で受託した板橋区西台図書館の、約1年かけて書架配置を見直した報告をまず受けて、後半はそれぞれの館、特に今年から受託開始した館の担当者がこれからどう自分の館の児童室を見直せばよいか、その視点について話し合いました。

DSCN2800西台図書館を区から引き継いだ時点での児童室は、もう10年以上も誰も手にしていない(つまり貸出記録のない)全集ものが書架を占領していたり、実用書 も古い情報のものがそのままで放置されていました。絵本も児童書も書架にぎゅうぎゅう詰め。しかも並べ方に統一感がなく、とにかく書架が乱れている印象だったそうです。

それをいかに耕していくかを課題にして作業に挑んだとのこと。つまり動いてない本や情報が古すぎて使えない本を除架し、古いけれど図書館に置くべきロングセラーの本で今でも手に入るものは買い替えることも検討。(いくら名作でも表紙がボロボロ、綴じ糸が緩んでいたら借りたくないですよね)
半年かけて不要な本を除架することで書架にゆとりが出来、しかも人気のあるシリーズ本がタイトル別にばらばらに配架されていたのを「人気シリーズ本コーナー」を作ることで、まとめてみることができるようにし、全体的な書架配置も見直した、とのこと。

レジュメから手順を追うと・・・

1 「キレイな書架」の見本をつくった
  →実際に本に触れることで、どこにどんな本があるか把握できた
  →諸街道の構想が浮かんできた
2 書架整理の方法をスタッフ全体に広めた
  
  キーワード : 奥行・高さ順  本8割・空き2割に均す

3 おはなし会・児童イベントなどにもスタッフの出番を設けることで、児童サービス・児童書架・児童書への意識アップをはかる

4 書架移動しよう!その前に・・・
  
 ・どのように移動するのか、十分に練った
 ・利用者の使いやすさを考慮
 ・請求記号順に、流れるように本が並ぶことも意識

 ・不要な本のどんどん除架。移動しやすくした。
  →『図書館でそろえたい こどもの本・えほん』
      日本図書館協会児童青少年委員会 児童基本蔵書目録小委員会 編
      日本図書館協会 発行
    この本に載っているものは、除架しないようにした。
 ・移動構想が固まったら、棚のサインなどをあらかじめ作っておいた

5 2回の図書整理日に渡り、書架移動を実行
 改変点
 ・「人気のシリーズ絵本」コーナーを設置
 ・大型本コーナーを解体
 ・「さわる絵本」コーナーを設置
 ・実用書・読物の特集展示コーナーを設置
 ・「洋書絵本」コーナーを設置
 ・ノンタンとミッフィーを並べていた台を絵本の特集展示コーナーに改造
 ・「おとなもいっしょに」コーナーを設置
 ・「あんパンマン」コーナーを移動・拡大

その様子を画像で順に追って発表してくれました!「図書館はなによりも書架が大事。ついつい行事やイベントで人を呼ぶことを考えがちだけど、書架が生きていないと本末転倒と思う」とズバリ真実を指摘してくれました。


書架移動してみての感想は・・・

・利用者から「図書館がつかいやすくなった」「キレイになった」などの感想が届いた
・配架しやすくなった
・今まで日の目を見なかった本を、利用者の手に取ってもらえるようになった。
・区から引き継いだ書架・コーナーに対する既成概念は不要なものがあるので吟味が必要
・日々配架にあたるスタッフの協力が大切。
・サイン作りなど、スタッフの中で得意とする人に協力してもらうとよい。
・スタッフみんなで書架を作る意識が大切だと感じた。図書館はチームプレイだと思う。

そのためには書架整理をこまめにし、本を抜き出して確認すること、とにかく書架整理に始って書架整理に終わるといっても過言ではないし、自分の館の書架にある本をとにかく知ることから!

利用者の目線になってみること、子どもの視点で見直すこと・・・
いろいろな示唆を含んだ発表でした。DSCN2803

後半は輪になって、各館で工夫していることなどを発表したり、逆に困ってることなどを話題に出して、互いにアドバイスをし合いました。

私たち司書の務めは、利用者が使いやすい図書館にすること、利用者が求めている資料をそろえること、あるいは利用者に「こんな本あるよ!」と提案できること。

わかりやすい書架配置にし、本もぎゅうぎゅうに詰めず、ゆとりを棚の1割くらい残し、取り出しやすくすること、面出しをしたり、展示コーナーを設けるなど工夫する、などなど、お互いの知恵と創意工夫でできることを確認し合いました。


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