1月のおはなし会プラン

2016年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)
2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)
2015年1月(その3)おはなししましょ!
2015年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)
2015年1月(その1)はじめての雪(小さい子)
2014年1月(その3) 寒くても、へっちゃら!(幼児~小学生)
2014年1月(その2) ゆきのひのふしぎなできごと(幼児~小学生)
2014年1月(その1) ふゆの一日(小さい子)
2013年1月(その3) ぼくの、わたしのヒーロー(幼児~小学生)
2013年1月(その2) しょうがつてええもんだ(幼児~小学生)
2013年1月(その1) こどもは風の子(小さい子)
2012年1月(その3) ねこ、ねこ、ねこ(幼児~小学生)
2012年1月(その2) むか~し、むかし(幼児~小学生)
2011年1月(その2) ことばあそび(幼児~小学生)
2011年1月(その1) 雪を待って(幼児~小学生)

2016年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)


2016年~2017年の冬は、ラニーニャ現象の影響で雪が多いのではという予報もある一方で、必ずしもそうなるとは限らないという意見もあるようで、どうなるか気になりますね。スキーなどのウィンタースポーツが好きな人にとっては雪は大歓迎。一方で普段の生活に障害があるほどの大雪は困りますね。
個人的には雪が降る日は、すべての音が吸収され、静寂な世界になるところが好きです。さて、今シーズンはどうなることでしょう。そんなことを思い巡らせながらおはなし会プランを作成しました。

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【雪のふる日に】

導入 詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015より 2分

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
(中略)
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

 

 

 

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪深い山形に伝わるわらべうたです。見上げれば降ってくる雪が虫のようにも見え、屋根や木の枝に積もった雪は真綿のように見え、地面をみれば白く冷たい雪だなという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい子向けのおはなし会プランでも紹介したわらべうたです。
どんどん降ってくる雪が、見る視点を変えると違って見えることを歌った歌です。
とても短くて簡単なので、いっしょに歌ってみましょう。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 9分

鶴の恩返し伝説には、この再話のように助けた鶴が美しい娘になって若者のもとに現れるものと、老夫婦のところへ若い娘として現れるものとがあります。地域によってさまざまな伝承のある昔話ですが、ここでは赤羽末吉の絵がたいへん叙情的で美しいこちらの作品を紹介します。娘が初めて若者を訪ねて行く場面など、雪深い地であることがわかります。少し長いおはなしですが、丁寧に読んであげましょう。

 

絵本『あんな雪こんな氷』高橋喜平/文・写真 講談社 1994 9分

雪がどのように積もるのか、風の吹き方ひとつで表情を変える雪や氷の様子を美しい写真とともに紹介しています。すべてを読むと9分くらいかかりますが、子どもたちの様子を見て、どこまで説明を読むかを決めてもよいでしょう。おもしろい形の冠雪などに子どもたちはきっと喜ぶことでしょう。

 

絵本『みずたまちゃん』林木林/作 あきくさあい/絵 すずき出版 2010 3分

みずたま模様が大好きなみずたまちゃん、寒がりの友達に出会うたび、次々に着ているものを貸してあげます。みずたまちゃん自身は大丈夫かなと心配していると・・・メインで読んだ『つるにょうぼう』が重厚な昔話なので、最後は少し温かみがあって楽しい絵本を1冊選びました。
 

(作成K・J)

2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)


今年の冬はどれくらい寒くなるのでしょう。毎年、1月に入るとインフルエンザも流行り始めます。寒さに負けないように、今のうちから準備をしたいですね。小さい子向けのおはなし会プランを作りました。

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【寒さに負けないでね!】

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきがふる様子を表現したわらべうたを導入で2つ歌います。

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ゆきゆきゆき』たむらしげる/作 福音館書店 2016 2分

ゆき ゆき ゆき (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
たむら しげる
福音館書店
2016-10-12

福音館書店月刊絵本「ちいさなかがくのとも」2011年12月号として出版されたものが、この秋ハードカバーになりました。雪の結晶を描いていますが、ちいさな子どもたちにはさらりと「雪が降ってくるよ」と読んであげればよいでしょう。

 

絵本『だれのあしあと』ふくだとしお+あきこ(accototo)/作 大日本図書 2008 2分

だれのあしあと
accototo
大日本図書
2008-10

 

雪のうえにつくあしあと。動物の種類で変わります。優しい色彩のシンプルな絵本です。

 

 

絵本『はーくしょい』せなけいこ/作 ポプラ社 2013 2分

はーくしょい (せなけいこのえ・ほ・ん)
せなけいこ
ポプラ社
2013-11-07
 
寒くなると流行ってくるのが風邪。みんなは大丈夫かな・・・ひどくならないうちにおいしゃさんに行きましょうね。
 
 

 

わらべうた ここはてっくび

ここはてっくび

手首→手のひら→ありゃりゃで親指→こりゃりゃで人差し指→せいたかぼうずで中指→いしゃぼうずで薬指→おさけわかしので小指→かんたろさんで指全体をこすり合わせます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪の予防に一番有効なのが手洗いなのだそうです。ただし、片手ずつ15秒ほどかけて洗う必要があるそうです。ちょっと水をつけたくらいだと、かえって手についた菌を増殖させてしまうのだとか。このわらべうたを歌いながら手を洗えば、ちょうど15秒ほど。それぞれの手をこのわらべうたで洗って30秒ほど。遊びながら手洗いできるといいですね。

 

わらべうた おいっちにーのだーるまさん

おいっちにーの

 

 

 

 

 

 

風邪予防には、体を動かすことも大切です。わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」で体を左右、上下に動かして遊びましょう。

 

絵本『おいちにのだ~るまさん』こばやしえみこ/文 こいでやすこ・小渕もも/絵 こどものとも0.1.2 2011年1月号 福音館書店 2011 2分

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わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」が月刊絵本になっていました。わらべうたをうたいながら、絵本を読んで楽しみましょう。もし月刊誌がすでに保存されていないという場合は、かがくいひろしさんの『だるまさんが』(ブロンズ新社 2007)を読んでもよいでしょう。

 

 

 

絵本『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社 2007 2分

だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2007-12
 
繰り返しがとても楽しい絵本です。だるまさんの動きに合わせて、子どもたちも体を動かして遊べます。
 

 

(作成K・J)

2015年1月(その3)おはなししましょ!


冬の夜長にこそ、親子でたくさんおはなしをしてほしいな、と思います。絵本を読んであげるのもいいし、ボードゲームをしながら楽しく笑い合うのもいいし、こたつに足をつっこんでみかんを食べながら昼間にあったことを話すのもいいな、と思います。今はみんな忙しくてそんな時間は取れないのかもしれませんが、寒い冬だからこそ、身を寄せ合っておはなしをしましょう。

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導入 詩 「ペチカ」 北原白秋 『からたちの花がさいたよ』北原白秋 岩波書店 2015より
  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ おはなししましょ
  昔 昔よ 燃えろよ ペチカ

  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ 表は寒い
  くりやくりやと 呼びますペチカ(一部抜粋)

からたちの花がさいたよ――北原白秋童謡選 (岩波少年文庫)
北原 白秋
岩波書店
2015-03-18
与田準一が選んだ北原白秋の童謡集。挿絵は初山滋。全部で150編収められています。「ペチカ」は272pに掲載されています。
 
 
 
この道はいつか来た道
北原 白秋
童話屋
2009-01
童話屋からは北原白秋詩集として『この道はいつか来た道』と『かへろが鳴くからかぁへろ』の2冊があります。「ペチカ」は『この道はいつか来た道』の112pにも掲載されています。白秋の詩にはほかにも童謡として親しまれてきたものが多くあります。今の子どもたちは歌う機会も少なくなっています。ぜひ紹介してあげましょう。 

絵本 『おはなしのもうふ』フェリーダ・ウルフ、ハリエット・メイ・サヴィッツ/文 エレナ・オドリオゾーラ/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 2008 5分

おはなしのもうふ
フェリーダ ウルフ
光村教育図書
2008-11
 
村の子どもたちはザラおばあちゃんのおはなしを聞くのが大好きです。子どもたちが座っているのは「おはなしのもうふ」の上。ところがそのもうふはどんどん小さくなっていきます。その一方で村の人たちの所へは暖かいプレゼントが次々に届きます。ゆっったりとしたペースで読んであげたい絵本です。 
 
絵本 『なんげえはなしっこしかえがな』北彰介/作 太田大八/絵 銀河社 1979
 
東北弁で語る昔話が七話収録されています。どの話も「なんげえはなしっこしかえがな」=「長いお話、してあげようね」で始まります。七話のうちのいくつかを読んで、あとはおうちで読んでもらってね、と語りかけてもよいでしょう。「あとがき」に作者の北彰介さんが、「むかしは、ラジオもテレビもマンが本もありませんでした。」と書いていますが、今はどちらかというと子どもたちの時間を奪っているのは「ゲーム機にスマホ、塾通い」でしょうか。冬の夜長に囲炉裏端で祖父母や父母が子どもたちに語り聞かせたお話を、今は絵本という形であっても、子どもたちに伝えていきたいものです。東北弁で書かれていますが、自分なりのイントネーションで読んでくださいと、同じく「あとがき」に記されています。
 
 
絵本 『もりのてがみ』片山令子/作 片山健/絵 福音館書店 1990 5分

もりのてがみ (こどものとも傑作集)
片山 令子
福音館書店
2006-11-10

寒い冬、ひろこは森に住むともだち、りすやとかげ、うさぎに手紙を書きます。そして森の木につるすのです。森に冷たい雪が降り、森の木も真っ白に・・・その雪が解けたころにひろこは返事を受け取ります。寒い冬の向こうに春が待っている、そんな希望を感じられる1冊です。片山健さんの暖かな雰囲気の絵も素敵です。

詩 「こんこんこな雪ふる朝に」 三好達治  『雪』三好達治 童話屋 2010より
  こんこんこな雪ふる朝に
  梅が一輪さきました
  また水仙もさきました
  海にむかってさきました(一部抜粋)

雪
三好 達治
童話屋
2010-03

 

最後にもう一編、三好達治の詩を紹介します。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ」の詩集の表題になっている「雪」が一番有名ですが「こんこんこな雪ふる朝に」は、『もりのてがみ』と同じように、厳しい冬も春に繋がっているという視点のある詩です。子どもたちにはそれがすぐに理解できなくとも、詩を耳から聴いて味わうという体験をたくさんさせてあげたいと思います。おはなし会の最後を引き締めてくれるでしょう。 

 (作成K・J)

2015年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)


平成28年は申年。ということで、さるをテーマにプログラムを組み立ててみました。

愉快なさる、ずる賢いさる、いろいろなさるがいますね!

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導入 詩「おおさむ こさむ」(『おおさむこさむ わらべうた』 瀬川康男絵 福音館書店 1972より) 

おおさむ こさむ ふゆのかぜ 
やまから こぞうが とんできた
なんといって とんできた
さむいといって とんできた
(一部引用)

おおさむこさむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本『がまどん さるどん』  大江和子文 太田大八絵 童話館出版 2010 5分

がまどんさるどん
大江 和子
童話館出版
2010-02

越後の昔話です。あるところに、がまどんとさるどんがいました。二匹は稲の穂から米を育てて、団子を作ることにしますが、さるどんは頭が痛い、手が痛い、体中が痛いといってちっとも働きません。やがて秋になり稲穂が実り、もちをつきますが、さるどんは独り占めしようとして・・・。再話はほどよい方言になっており、わかりやすく味わいがあります。類話の絵本に『さるとびっき』(武田正再話 梶山俊夫画 福音館書店 1982 5分)もあり、こちらはさるの顔とお尻が赤いわけがわかるなぜなぜ話になっています。

絵本『バナナのはなし』 伊沢尚子文 及川賢治絵 福音館書店 2013 4分

バナナのはなし (かがくのとも絵本)
伊沢 尚子
福音館書店
2013-03-06

さるの大好物、バナナのはなしです。バナナの花って知ってる? バナナの筋ってどんな役割があるの? などバナナについて詳しく知ることができます。ユーモラスな絵で簡単な説明なので、小さい子がから楽しむことができます。

 

絵本『おさるとぼうしうり』 エズフィール・スロボドキーナさく・え まつおかきょうこやく 福音館書店 1970 8分

おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エズフィール スロボドキーナ
福音館書店
2000-11-15

頭のてっぺんにたくさんの帽子をのせた帽子売りのおじさんは、ひと休みに木に寄りかかって昼寝をします。目覚めてみると、頭の上の帽子がない! なんとサルたちがさるたちが盗んでしまったのです。木の上のさるたちから帽子を取り戻そうと、おじさんは必死で叫びますが・・・。子どもたちから笑いがおこる愉快なお話です。年齢によって帽子を順番に頭の上にのせていくのを楽しんだり、さるが帽子売りをからかうのを楽しんだり、様々な反応がかえってきます。反応をみながら、一つひとつの動作を丁寧に読んであげてください。

 

他にもおさるの本があります。差し替えても楽しめるでしょう。

絵本『さるとわに』 ポール・ガルドンさく きたむらよりはるやく ほるぷ出版 2004 10分

さるとわに (ほるぷ海外秀作絵本)
ポール ガルドン
ほるぷ出版
2004-07

インドの寓話集ジャータカ物語のお話で、さるとわにの知恵比べです。ある日一匹の若いワニが、誰よりもすばしっこい若いさるをつかまえようと決心します。果物がたくさんある島へ連れていくと言ったり、岩のふりをしたり・・・さるとわにのやりとりは、ユーモラスであると同時に緊張感があります。色彩も豊かで、さるとわにの表情も楽しめる絵本です。

 

絵本『ひとまねこざるときいろいぼうし』 H.A.レイ絵 光吉夏弥訳 1983  10分

アフリカのジャングルで暮らしていたじょーじは、黄色いぼうしのおじさんに連れられて大きな町に行きます。知りたがり屋でいたずら好きのじょーじは、町で電線を歩いたり、消防車を呼んでしまったり、さまざまな大騒動を引き起こします。好奇心たっぷりの子どもをひきつける愉快な絵本です。世界中で愛されているシリーズで全6冊です。

 

 (作成T.S)

2015年1月(その1)はじめての雪(小さい子)


はじめて一面の雪を見たときの、幼い子どもたちの反応はほんとうに新鮮です。昔、南国シンガポール育ちで雪を見たことのなかった末っ子が、2才で一時帰国ではじめて雪を見た時の反応は今も目に焼きついています。一面の雪に目を真ん丸くして飛び出していったかと思うと、それがあまりにも冷たくてびっくりし、何が起きたかと表情を変えました。そんな反応を思い出しながら、小さい子向けのおはなし会プログラムを作成しました。

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導入 わらべうた 「ゆきこんこん あめこんこん」
    
あめこんこん ゆきこんこん おらえのまえさ たんとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん おてらのまえさ ちっとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん

絵本 『はじめてのゆき』中川李枝子/作 中川宗弥/絵 福音館書店 1996 2分

はじめてのゆき(こどものとも絵本)
なかがわ りえこ
福音館書店
1996-01-20

中川李枝子さんの文章に、妹の山脇百合子さんではなく夫の中川宗弥さんが絵をつけた絵本です。はじめての雪におおよろこびのとらたくん。ゆきだるまと一緒になって外で遊びます。はじめての雪だからこその味わいのあるお話です。ごく小さな赤ちゃんには少し長いかもしれませんが、2才くらいのお友達であれば楽しむことができるでしょう。
 

わらべうた 「おおさむこさむ」「おせよおせよ」「おしくらまんじゅう」「こどもかぜのこ」メドレー   

わらべうた 「おーさむこさむ」
    おーさむこさむ やまからこぞうがとんできた
    なーんといって とんできた
    さむいといって とんできた
わらべうた 「おせよ おせよ」
    おせよー おせよ さむいで おせよ
わらべうた 「おしくらまんじゅう」
    おしくらまんじゅう おされてなくな
    おしくらまんじゅう おされてなくな
わらべうた 「こどもかぜのこ」
    こども かぜのこ じじばば ひのこ
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
『にほんのわらべうた』1~4は、わらべうたの遊び方とともに採譜もされており、CDもついています。ぜひ参考にしてください。なお、ヴィアックス社員向けにはeラーニングでわらべうた講座を見ることができます。今回のプランのわらべうたも紹介しています。 

絵本 『ゆきのひのうさこちゃん』ディック・ブルーナ/作 石井桃子/訳 福音館書店 1964 1分

ゆきのひのうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
ディック ブルーナ
福音館書店
1964-06-01

 「うさこちゃん」シリーズの中でも初期の1冊です。ゆきの中で遊ぶうさこちゃん。ことりが寒そうにしているのをみつけて、おうちを作ってあげます。“寒い”という経験をした年代だからこそ、またことりの気持ちもわかるのでしょう。

 

絵本 『ふゆのき』降矢なな こどものとも0・1・2 2011年12月号 福音館書店 2011 1分

『ゆきのひのうさこちゃん』でことりが出てきたので、こちらの絵本を選んでみました。葉っぱを全部落としてしまった冬の木に色とりどりのことりがやってきて止まります。「あかいとりが とんだきた」「あおいとりが とんできた」やさしい言葉でくりかえす絵本です。

 

手あそび 「二羽のことり」(マザーグースより)

指先にフェルトで作成した色違いのことりをはめて歌う手遊び唄です。♪とんでけ ちっち とんでけ ぴっぴ♪で、手を肩先後方に動かしながら、ことりを手の中に隠し、♪おかえり ちっち おかえり ぴっぴ♪で、また現れるというような動かし方をします。遊び方がわからない方(当社社員に限らせていただきます)はTS室に直接お問い合わせください。
なお、以下に採譜したものはK・Jが文庫活動の中で先輩に口承で教えてもらった歌です。マザーグースの「二羽のことり」には、ほかにもいろいろな節回しがあります。また歌ではなくおはなしとして語るやり方もあります。こちらでは、手遊び歌として採譜しましたので、参考にしてください。
二羽のことり(マザーグース)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(作成 K・J)

2014年1月(その3) 寒くても、へっちゃら!(幼児~小学生)


今年の2月は東京でも2度も雪がつもり、各図書館でも利用者の足元に気を使われたことでしょう。あれから10ヶ月。
大人にとっては厄介者の雪も、子どもたちにとっては心躍る体験でもあるのですよね。

1月のおはなし会おすすめプランの3は、もうひとつ「雪」をテーマに作ってみました。
 
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【寒くても、へっちゃら!】 幼児・小学生低学年向け

導入 詩 「もう さいこう!」こいぬけんきち 1分(復唱を含め)
      『のはらうた わっはっは』工藤直子 童話屋 より
のはらうた わっはっは
工藤 直子
童話屋
2005-02


 

 「ゆきがふると ぼくのしっぽ ピンパタ
 ゆきがつもると ぼくのあし サクサク
 ゆきのうえ ころがって モコモコ
 ゆきに はなをつっこんで パフパフ」(一部引用)
 
大人になると雪は、通勤の足のことや、雪かきのことを考えてため息が出てしまうのですが、子どもたちにとっては、このこいぬけんきちの気持ちと同じで「もう最高!」な天からの贈り物でしょう。詩のリズムと、はずむ気持ちを共有するために、一度読んであげたあとに、復唱してもらうとよいでしょう。
 
絵本 『ゆきふふふ』ひがしなおこ きうちたつろう くもん出版 1分半
ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)
ひがし なおこ
くもん出版
2010-10
 
 
雪の降る日の子どもたちの気持ちを、詩人のひがしなおこさんがリズミカルな言葉で伝えてくれる絵本です。「おでこにしゅわん ほっぺたにしゅわん」 雪の日のはずむ気持ちをこの絵本が伝えてくれています。
 
 
絵本 『ゆうかんなアイリーン』ウィリアム・スタイグ おがわえつこ/訳 セーラー出版 6分
ゆうかんなアイリーン
ウィリアム スタイグ
セーラー出版
1988-12
 
雪合戦に雪だるま、スキーなど雪は私たちに楽しい経験をさせてくれる一方で、吹雪になると状況は一変します。アイリーンは体調を壊した母親の代わりにお届けものを届けるために雪の中を出かけていきます。ところが、吹雪はどんどんひどくなっていきます。夕方までには届けなくてはいけないのに・・・アイリーンは無事に届けられるのかしら?手に汗握る展開に、子どもたちもきっと身を乗り出して聞いてくれることでしょう。
お話は、ことばの無い見返しから始まっています。見返しと表題のページをじっくりと子どもたちに見せてから、読み始めましょう。
 
絵本 『ふゆ』こうのあおい アノニマ・スタジオ 2分
ふゆ
こうの あおい
アノニマスタジオ
2013-01
 
 
 
この絵本は、1972年にイタリアで刊行され、この度日本で出版されました。40年以上経っていることを感じさせないスタイリッシな絵本です。南スイスの丘の上から眺めた景色を描いているのだそうです。グレーと白、金茶だけで表現された冬景色の最後のページに子どもたちもきっと驚くことでしょう。文字のない見開きページが3つ続きますが、子どもたちに絵を見せながらゆっくりとめくっていきましょう。
 
 
絵本 『ふゆめがっしょうだん』冨成忠夫、茂木透/写真 長新太 福音館書店  3分
ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
長 新太
福音館書店
1990-01-31
 
冬枯れの公園や林、街路樹も、よーく目を凝らしてみると、春を待つ冬芽たちがせっせと次の季節に向けて準備をしています。その冬芽たちの表情の豊かなこと!まさに生命の息吹を感じます。そんな表情豊かな冬芽たちに長新太さんのリズミカルなかけ声が心地よく響きます。子どもたちだけでなく木もまた寒さに負けずに元気に次の世代を育んでいるのですね。
(K・J)

2014年1月(その2) ゆきのひのふしぎなできごと(幼児~小学生)


雪の日は、真っ白で美しく、何か不思議なことがおこりそうな予感がします。
今回のプログラムは、そんな不思議に感じられるようなものにしてみました。
 
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【ゆきのひのふしぎなできごと】 幼児~小学生
 
導入 詩 「こんこんこな雪ふる朝に」 三好達治
(『幼い子の詩集 パタポン①』 田中和雄)
 
こんこんこな雪ふる朝に
梅が一りんさきました
 
とはじまる、日本の代表的な詩人の一人である三好達治の詩です。
冬の海に浮かんだはなれ島、まだ島中が冬で眠っており、静かにこな雪が降っているなか、いちばんに咲いた梅、すいせん、赤いつばきの3つの花が鮮やかに浮かびあがります。
遠い島の小さな出来事が、やさしく心にしみる、耳心地もとても良い詩です。
2回読んであげても、よいでしょう。
 
幼い子の詩集 パタポン〈1〉
田中和雄編
童話屋
2002-04
 
 
 
 
 
絵本『月夜のみみずく』 ヨーレン詩 くどうなおこ訳 ショーエンヘール絵 8分
 
月夜のみみずく
ジェイン ヨーレン
偕成社
1989-03
 
月明かりがきれいな冬の夜、女の子と父さんは、雪の森に、みみずくを探しに出かけます。”ほう―ほう ほ・ほ・ほ ほーーーう”  父さんがみみずくの歌声でよびかけると・・・・・・。
会えるだろうかとどきどきしながら、父さんについて歩く女の子の様子が伝わってきます。原文は詩で、翻訳も雪の森の静けさをたっぷり味わえるものとなっています。小学生に読み聞かせをしたとき、見開きページに描かれたみみずくの姿に、息をのんでいました。冬の静かな森での出来事は、いつまでも子どもたちの心に残ると思います。
 
絵本『おかしなゆき ふしぎなこおり』 写真・文 片平考 5分
 
おかしなゆき ふしぎなこおり (ふしぎいっぱい写真絵本)
 
タイトル通り、面白い姿や形の雪の写真が、たくさん紹介されています。ろいろな形に積もった雪、動物足あと、かいじゅうみたいな樹氷・・・・・・、冬の不思議な風景を楽しむことができます。
 
絵本『ゆきむすめ』 内田莉莎子再話 佐藤忠良画 5分
 
ゆきむすめ (こどものとも絵本)
内田 莉莎子
福音館書店
1966-12-15
 
ロシアの昔話です。子どものいないおじいさんとおばあさんが、雪で女の子を作ります。すると、ゆきむすめは歩き出し、かわいい娘へと成長するのですが、ある夏の日、焚き火の上を飛び越えようとすると、すっかり消えてしまうのです。絵は、冬から春、夏へと変化していく、ロシアの自然が描かれ、余白からは、ゆきむすめやおじいさん、おばあさんの気持ちが伝わってきます。
 
大きい子が多いときは、語りでもよいでしょう。
 
素話「十二のつきのおくりもの」 12分
(「おはなしのろうそく2」 東京子ども図書館編 東京子ども図書館 1973)より
 
おはなしのろうそく 2
東京子ども図書館
 
ロシアの作家マルシャークの戯曲『森は生きている』がもとになっている昔話の類話です。
マルーシカはいじわるな継母とその娘に、真冬にスミレをとってこいと言われ、森に入ります。雪の中をさまよい歩いていたとき、ちらちらともえる赤い火を見つけ、12の月の精に出会うのです。真っ白い冬景色が、月の精が杖をひとふりすると、雪がとけて、春、夏、秋に変わる情景が、美しく目に浮かぶお話です。
 
 
『森は生きている』 マルシャーク 岩波書店 2000 
森は生きている (岩波少年文庫)
サムイル マルシャーク
岩波書店
2000-11-17

 

 

2014年1月(その1) ふゆの一日(小さい子)


寒い冬でも、子どもたちは家の中でじっとはしていられません。そんな一日をおはなし会のテーマにしてみました♪

 
冷たい風を切って、いっぱい遊んだあとは、お風呂で温まって、そして温かいお布団へ。そんな元気のよいお友達が図書館にも足を運んでくれていることでしょう。1月のおはなし会✩おすすめプランのその1は小さな子ども向けのプランです。
 
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【ふゆの一日】 小さい子向け
 
導入 わらべうた 「おーさむこさむ」
    おーさむこさむ やまからこぞうがとんできた
    なーんといって とんできた
    さむいといって とんできた
わらべうた 「おせよ おせよ」
    おせよー おせよ さむいで おせよ
わらべうた 「おしくらまんじゅう」
    おしくらまんじゅう おされてなくな
    おしくらまんじゅう おされてなくな
わらべうた 「こどもかぜのこ」
    こども かぜのこ じじばば ひのこ
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
導入にわらべうたを歌って身体をあたためましょう。「今日は寒いね~北風小僧が飛んできてるね!」といって「おーさむこさむ」を歌ったあとに、お隣のお友達や付き添いの大人の人とそっと押し合い遊び(「おせよおせよ」と「おしくらまんじゅう」、そして最後に「寒さに負けないように、今日も元気に過ごそうね」と声をかけて「こどもかぜのこ」を歌います。短いわらべうたばかりなので、何度か繰り返して歌うとよいでしょう。

 

絵本 『ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん』長江青 福音館書店 1分半
 

冬の朝、こりすのぐるぐるちゃんが起きてみると一面の雪。雪の中でまっしろのこうさぎのふわふわちゃんに出会います。雪の中であそぶって楽しいな~ということが、伝わる可愛らしい絵本です。元気な声で歯切れよく読んであげましょう。

 
絵本 『たろのえりまき』きたむらえり 福音館書店 4分
たろのえりまき (こぐまのたろの絵本)
きたむら えり
福音館書店
1973-03-25
 
こぐまのたろのお母さんが、ひつじの毛を赤く染めて素敵なえりまきを編んでくれました。雪の中でうさぎのなーちゃんと遊んでいると、強い風に飛ばされてたろのえりまきが飛ばされてしまいます。さあ、大事なえりまき、みつかるかしら?小さい子には少し忍耐のいる長めのお話です。(4分強)繰り返しもあって3歳前後の子ども達ならば聞くことができます。1歳前後の小さい子が多い場合は、プログラムから省いて、その分わらべうたで遊びましょう。
 
わらべうた 「とっちんかっちん」 
 とっちん かっちん かじやのこ あわててとびだす いしやのこ (ドシーン)
 とっちん かっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ (ザバーン)
 
絵本 『おふろでちゃぷちゃぷ』 松谷みよ子/いわさきちひろ 童心社 2分
おふろでちゃぷちゃぷ (松谷みよ子あかちゃんの本)
松谷 みよ子
童心社
1970-05-05
 
 
温かいお風呂で遊ぶ時間は、子ども達にとっても嬉しい時間ですね。寒い風にあたって外でたっぷり遊んだあとに、ゆったりお風呂へ。気持ちをこめて読んであげましょう。
 
絵本 『まてまてまて』小林衛巳子/ましませつこ こぐま社 1分
まて まて まて (わらべうたえほん)
こばやし えみこ
こぐま社
2005-09
 
「まてまてまて」の繰り返しです。小さい子は「まてまてまてー」と追いかけられるだけでも、きゃっきゃと身体を揺らして喜ぶもの。最後は「つかまえた」。
お母さんのお膝の上でギューッとしてもらってから、おはなし会を終えられるって、幸せですね。

*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

2013年1月(その3) ぼくの、わたしのヒーロー(幼児~小学生)


あなたにとってのヒーローは?

子ども時代は、テレビ番組の中に颯爽と現れるヒーローになりきってみたり、かと思えば夜寝るときにいつもそばにいてくれるくまのぬいぐるみが自分にとってヒーローだと感じたり・・・子どもたちにとってヒーローは憧れの存在でもあり、心の拠り所でもあると思います。

 
子どもたちにとってのヒーローは、強いばかりではなく、自分たちに寄り添ってくれる、そのような存在。今月のおはなし会おすすめプラン(その3)は【ぼくの、わたしのヒーロー】です。
 
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【ぼくの、わたしのヒーロー】
 
導入  詩「ぼくはぼく」 からすえいぞう
           『のはらうたⅣ』くどうなおこ 童話屋
     ときどき  ぼくは
     ほんのすこし
     いろつきの はねが ほしいな と
     おもったりする
     ほんのすこし
     いいこえで うたえたらな と
     おもったりする
      (一部引用)
のはらうた〈4〉
くどう なおこ
童話屋
2000-11
 
まっ黒なからすの羽根を「濡れ羽色」とも言います。しっとりと艶のある黒色のこと。それなのに、この詩のからすはカラフルな色にたまにはなってみたいな~と思います。でも、やっぱり「ぼくはぼく」と自分に言い聞かせるのです。外にヒーローを求めてしまいがちな私たち。でも自分の中の「ほんとうの自分」に気がつく時、そこにヒーローがいるのかも・・・
 
絵本 『ん』 長田弘/山村浩二 講談社
ん (講談社の創作絵本シリーズ)
長田 弘
講談社
2013-09-21  
 
五十音の中で「ん」にスポットを当てた絵本は今までなかった。しりとりでは「ん」のつく言葉を言ったら負け。一番しんがりについて、「ん」で始まる言葉って、ほとんど無い。(広辞苑を紐解くと、助詞や助動詞の変形として5つばかり説明が)そんな「ん」が主人公の長田さんの詩に世界的なアニメーション作家でもあり、絵本画家でもある山村さんが絵を描いた絵本。「ん」にもたくさんの表情があることがわかる絵本。「ん」がないと、言葉も成り立たない・・・そんな「ん」は、影のヒーローなのですね。
 
絵本 『ラチとらいおん』マレーク・ベロニカ 徳永康元訳 福音館書店
ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)
マレーク・ベロニカ
福音館書店
1965-07-14
 
 
弱虫のラチのところにやってきた赤くて小さならいおん。らいおんの指南で怖がり屋の自分を克服していくラチ。子どもたちが成長していく途中で自分を支えてくれる存在の大きさを教えてくれています。でも成長するにつれて、それを乗り越えていくのも子ども。ヒーローに夢中になるのも成長の過程なのかもしれません。
 
絵本 『すてきな三にんぐみ』トミー・ウンゲラー 今江祥智 偕成社
すてきな三にんぐみ
トミー=アンゲラー
偕成社
1969-12-16
 
目に鮮やかな青。ギロりとにらみつけてくる表紙の目。黒い帽子に黒い帽子。そして武器は大まさかりに胡椒ふきつけ、空気銃。この三人に襲われたらどんな人もお手上げ。ある日、三人組が襲いかかったのは、孤児のティファニーちゃん。可愛らしい彼女を連れて帰った三人組は集めた金銀財宝を子どもたちのために使うことに・・・子どもたちのヒーローになる急展開がなんとも小気味よく、世界中の子どもたちに愛されている1冊です。
 
絵本 『しょうぼうじどうしゃじぷた』渡辺茂男/山元忠敬 福音館書店
しょうぼうじどうしゃじぷた(こどものとも絵本)
渡辺 茂男
福音館書店
1966-06-10
 
小さな消防自動車じぷたは、ポンプ車やはしご車の活躍の陰でひっそり。いつかは自分も活躍したいと夢見ています。後半の小さなじぷたが懸命に活躍する場面に、子どもたちも自分を重ねていくのですね。絵は1960年代のままで、いま活躍中の消防自動車とずいぶん違ってきてはいますが、物語の本質は変わらず、ずっと子どもたちに愛され続けている絵本です。 (K✩J)

2013年1月(その2) しょうがつてええもんだ(幼児~小学生)


1月、子どもたちは新しい年をむかえて、わくわくしていると思います。
冬休み中、普段と違う体験をした子も多いはず。
年始のお話会、希望いっぱいの楽しいものにしたいですね!
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【しょうがつてええもんだ】(幼児向け)
 
導入 わらべうた
 
しょうがつて ええもんだ
あかいべべきて じょじょはいて
ゆずりはみたいな もちくって
ゆきのような ままくって
こっぱのような どどくって
しょうがつて ええもんだ
 
『いっしょにあそぼう わらべうた 0・1・2歳児クラス編』 (ゴダーイ芸術教育研究所)より
 
コダーイ芸術教育研究所
明治図書出版
1998-07
 
 
 
 
絵本『おしょうがつさん』 谷川俊太郎文
谷川 俊太郎
福音館書店
1990-11-15
 
お正月にまつわるものを、美しい切り絵とリズミカルな文で紹介しています。新鮮な気持ちで1年初めのお話会をスタートするのに、おすすめの本です。
 
 
 
お話「おししのくびは なぜあかい」
『おそばのくきは なぜあかい』 石井桃子文 より
 
お正月に日本の昔話はいかがでしょうか? この本には、「おそばのくきはなぜあかい」「おししのくびは なぜあかい」「うみのみずはなぜからい」の3つの由来譚がおさめられています。絵は幻想的で美しく、どこかユーモラスです。
「おししのくびは なぜあかい」は、おししとおさるの知恵比べのお話です。びっくりの結末ですが、さらりと読んでみてください。最後のページで、次のお話の題名が見えてしまいますので、紙で隠したほうがいいかもしれません。読み聞かせだけではなく、語りでも楽しめるお話です。
 
 
絵本『どんぶら どんぶら 七福神』 みき つきみ文
みき つきみ
こぐま社
2011-11
 
どんぶらどんぶら波わけて、やってきたのは宝船。乗っているのは七福人。調子のよい数え唄と明るく朗らかな絵で、七福神を紹介しためでたい本です。調子よく読んでみてください。
 
 
 
絵本『ぐりとぐらのうたうた12つき』 なかがわえりことやまわきゆりこ
なかがわ りえこ
福音館書店
2003-10-10
 
ぐりとぐらの12か月を楽しい詩と絵で紹介しています。2月は雪のワルツを踊り、6月は雨やどり、7月は七夕飾りを作り・・・・、季節感いっぱいの本で、1年が楽しみになります♪
 
(T.S)
 
 
 
 

2013年1月(その1) こどもは風の子(小さい子)


「こども風の子 じじばば火の子」・・・私の大好きなわらべうたです。基本的にこどもはおとなよりも体温が高く、冬でも元気に戸外を走り回って遊んでいるのが自然だと思うのですが、あまり外で遊んでいる子どもたちを見かけなくなりましたね。

余談ですが、雑踏の中で、あるいは電車やデパート、図書館などで泣いている赤ちゃんを見かけると「喉が渇いているのではないかしらん?」と思ってしまいます。おとなが必要以上に厚着をさせた上に水分補給を怠っていると、赤ちゃんはどんどん脱水症状になってしまいます。自分で喉の渇きを訴えられる子はいいのですが、まだおしゃべり出来ない小さな子は泣くしかないのです。

おしめも濡れていない、お腹も空いていない・・・原因がわからないときは、ほとんどが喉の渇きです。また母乳ではなく人工ミルクを飲んでいる場合は、これは食事であって水分ではないので、喉の渇きは癒えないのです。

そんな赤ちゃんを図書館内で見つけた場合は、そんなアドバイスをぜひしてあげてください。

さて・・・横道に逸れてしまいました!1月のおはなし会✩おすすめプランの(その1)小さな子向けのテーマは、「こどもは風の子」です。
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【こどもは風の子】(小さい子向け)
導入 わらべうた 「おおさむこさむ」
    おおさむこさむ  やまからこぞうが とんできた
    なんといって とんできた 
    さむいといって とんできた
絵本 『ごろんごゆきだるま』たむらしげる こどものとも0.1.2 福音館書店
ごろんご ゆきだるま (0.1.2えほん)
たむら しげる
福音館書店
2007-10-25
 
ごろごろ雪がころがって雪だるまに・・・たむらさんご自身が染めた布をアップリケした温か味のある絵本です。ことばのリズムも心地よく小さな赤ちゃんにもぴったりの1冊です。
 
 
絵本 『おしくら・まんじゅう』かがくいひろし ブロンズ新社
おしくら・まんじゅう
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2009-04
 
とにかくリズムもよく、楽しい絵本。こどもたちと一緒にた~っぷり楽しんでほしい1冊です。
 
 
わらべうた 「おせよ おせよ」
    おせよ おせよ さむいで おせよ
    おせよ おせよ さむいで おせよ
わらべうた 「おしくらまんじゅう」
    おしくらまんじゅう おされて なくな
    おしくらまんじゅう おされて なくな
絵本 『ろくちゃんとはっくしょん』織茂恭子 福音館書店
ろくちゃんとはっくしょん (幼児絵本シリーズ)
織茂 恭子
福音館書店
1996-11-30
 
いっぱい厚着をしても風邪気味で「はっくしょん」くしゃみが止まらないろくちゃん。そこへ「はっくしょん」登場。意外性のある絵本ですが、こどもは風の子、厚着しないで元気に遊ぼうねっていうメッセージも。元気よく読んであげたい1冊です。
 
 
わらべうた 「こどもかぜのこ じじばばひのこ」
    こども かぜのこ じじばば ひのこ
     こども かぜのこ じじばば ひのこ
絵本 『ゆきのひ』エズラ・ジャック・キーツ 偕成社
ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本)
エズラ=ジャック=キーツ
偕成社
1969-12


今から15年前、当時南国シンガポールに住んでいましたが、当時2歳の次男がどうしても雪を見てみたいというのでわざわざ真冬に一時帰国をしました。そして生まれて初めて雪を見て、いきなりダイブ!スノウエンジェルをやっぱり作りました。想像していた以上に冷たくて泣いちゃうというおまけ付きでしたが・・・キーツが最初にアメリカで出版したのが1967年。45年もの間、世界中のこどもたちに読み継がれているロングセラーですが、今のこどもたちにも通じる初めて出会う「ゆき」への思いが表現されています。大事に大事に読み継いで行きたい1冊です。

 

2012年1月(その3) ねこ、ねこ、ねこ(幼児~小学生)


東京では昨日木枯らしが吹きました。冷たい風が吹き始めると、街ゆく人々の襟元にふわふわ・もふもふした毛皮が目立つようになります。

動物愛護の観点から行くと、毛皮に対して反対をする人も多いとは思いますが・・・ほんとうに暖かく、神は動物たちに天然の防寒具をお与えになったものだと感心してしまいます。
 
毛皮でさえ暖かいのですから、生きている猫が膝の上に来たり、寝ている蒲団の中に入ってくると、それはそれは暖かいものです。そんな連想から1月のおはなし会☆おすすめプランの3つめのテーマは「ねこ・ねこ・ねこ」にしました。
 
ねこが主人公の絵本は実にたくさんあり、絵本ナビのサイトで「ねこの絵本」で検索すると163件ヒットします。
 
ここでは、季節は冬を舞台にしていて、そしてねこがねこらしく描かれている作品を選んでみました。
 
ねこのもふもふした感触と、体温の温もりを思い出しつつ・・・おはなしの世界を楽しんでほしいと思います。
 
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【ねこ、ねこ、ねこ】
 
導入  「へんじ」 こねこまりこ 『のはらうたⅡ』こうどうなおこ より 童話屋
    みみで へんじを
    してみましょうか
    わたしの なまえを
    よんでみて
    「こねこさん」
    「はーい」
    (一部引用)

のはらうた 2のはらうた 2
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1985-05)

 
 
 
 
 
絵本  『わたしのねこちゃん』 かんなりまさこ/荒井良二 福音館書店

わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)
著者:かんなり まさこ
販売元:福音館書店
(2005-09-15)

 
雪の一日、女の子は外でいっしょに遊ぼうとねこを呼ぶのですが・・・「わたしのねこちゃん みけねこちゃん」のくりかえしも楽しく、荒井良二さんの絵もかわいらしい絵本です。 
 
 
絵本  『モグといたずらぎつね』 ジュディス・カー  あすなろ書房

モグといたずらぎつねモグといたずらぎつね
著者:ジュディス カー
販売元:あすなろ書房
(2007-12)

 
イギリスで40年近く読み継がれているロングセラーシリーズです。モグのちょっぴりドジでおっとりしている性格は『わすれんぼうのねこモグ』や『モグのクリスマス』などのシリーズでも味わえます。
ここでは、へそを曲げて雪の戸外にモグが飛び出るところからおはなしが始まります。モグを飼っている家の兄弟たちも、また素敵です。
 
わらべうた  うちのうらのくろねこが おしろいつ
 
絵本  『こねこのぴっち』 ハンス・フィッシャー/石井桃子 福音館書店

こねこのぴっち (大型絵本)こねこのぴっち (大型絵本)
著者:ハンス・フィッシャー
販売元:岩波書店


1948年に出版され、多くの国で読み継がれているロングセラー。この絵本の舞台は冬ではありませんが、愛らしい猫の様子を描いた絵本としては、この本以外にないような気がします。
ねこの絵本は数多あれど、やはりこの絵本は抜かせません。丁寧に読んであげたい1冊です。
 

2012年1月(その2) むか~し、むかし(幼児~小学生)


幼児~小学生向けのおはなし会プログラムです。(その1)に続いて「むか~し、むかし」昔話をテーマに組み立ててみました。

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【むか~し、むかし】(その2)

導入 わらべうた  くまさんくまさん(ミトンくまさんを使って)

語り 「きたかぜとたいよう」 『いそっぷのおはなし』より 木坂涼/再話 降矢なな/絵 グランまま社
いそっぷのおはなし
いそっぷ.jpg著者:木坂 涼
販売元:グランまま社
(2009-05)

昔話は、大人から子どもへ、口から口へと伝えられたおはなしです。長い時間をかけてあちらこちらへと伝わって行き、同じようなテーマで似た話が世界各地の残っています。また同じタイトルのおはなしでも地域によって少しずつ違っていたりします。
絵本になっている昔話では、再話と絵によってずいぶん印象も違うもの。しっかり読み比べをして、ほんとうによいものを選書してあげたいと思います。

さて口承文学だからこそ、昔話は素話で語るとその味わいはさらに深まるというもの。短いおはなしで構わないので、覚えて語ることに挑戦してみてもよいでしょう。

絵本 『だいくとおにろく』 松居直 赤羽末吉 福音館書
だいくとおにろく(こどものとも絵本)だいくとおにろく(こどものとも絵本)
著者:松居 直
販売元:福音館書店

名前あての昔話はイギリスの昔話の「トム・ティット・トット」や、グリムの昔話「ルンペルシュティルツヘン」などもあります。その対比も面白いですね。毎週、各地の似たお話を語ってみるのも面白いと思います。


絵本 『いっすんぼうし』 石井桃子 秋野不矩 福音館書店
いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
著者:いしい ももこ
販売元:福音館書店
(1965-12-01)

「いっすんぼうし」も各社からいろいろな人が再話し、絵を描いた絵本が出ていて、その数19種類。読み比べてみると、どれがいちばん耳によい語り口であり、絵とのバランスが取れているかわかることでしょう。石井桃子さんのリズムのあるふくよかなことばと、秋野さんの躍動的で美しい水彩画との絶妙なバランスに、この本の持つ力を感じます。ぜひ読み継いでいってほしい1冊です。

絵本 『ゆきむすめ』 内田莉莎子/訳 佐藤忠良  福音館書店
ゆきむすめ (こどものとも絵本)ゆきむすめ (こどものとも絵本)
著者:内田 莉莎子
販売元:福音館書店
(1966-12-15)

ロシア民話を絵本にしたものです。小さい子向けのプランで紹介した『おおきなかぶ』を描いた佐藤忠良さんの美しい絵が、より幻想的に、私たちをおはなしの世界に引き込んで行きます。


絵本と絵本の間にわらべうたを取り入れながら、子どもたちといっしょに昔話をじっくり楽しみましょう。

おすすめのわらべうたは、「おてぶしてぶし」や「ここはてっくび」「こどもとこどもがけんかして」などです。

2011年1月(その2) ことばあそび(幼児~小学生)


1月のおはなし会☆おすすめプランのその2は【ことばあそび】

お正月といえば、私の子ども時代はこたつに入って家族や尋ねてきた親せきの人たちと、カルタ遊びをしたり、双六をしたり・・・ことばあそびを楽しんだものです。

そんなわけで、ことばあそびの本を中心におはなし会のプランを作ってみました。

【ことばあそび】

導入 『それほんとう?』
それ ほんとう? (福音館創作童話シリーズ)それ ほんとう? (福音館創作童話シリーズ)
著者:松岡享子/長新太
販売元:福音館書店
(2010-10-15)

五十音それぞれに「あ」なら、「あ」で始まる言葉だけで、「い」なら「い」のつく言葉ばかりでおはなしが作られていて、最後にみんなで声を合わせて「それ、ほんとう?」って言いたくなるナンセンスなおもしろさに抱腹絶倒です。五十音全部は読めないので、今月のお誕生日の子の頭文字の字のページだけ読んであげて導入に使います。


絵本 『これはのみのぴこ』
これはのみのぴここれはのみのぴこ
著者:谷川 俊太郎/和田誠
販売元:サンリード
(1998-02)

みなさんもご存じの重ね言葉遊びの絵本。だんだん前の文章がくっついて重なって行くので、みんなで読んでもいいですね。気分を変えたい時は、マザーグースの『これはジャックのたてたいえ』をパネルシアターで演じたり、紙芝居で『これはりんご』など違う演目で重ね言葉遊びをしても楽しいですね。



紹介 紙芝居『これはりんご』
これはりんご (中川ひろたかシリーズ)これはりんご (中川ひろたかシリーズ)
著者:中川 ひろたか
販売元:童心社
(1997-09)

紙芝居の重ね言葉遊び・・・ずっと絵が変わって行って、最後にまた一番目に戻ってきます。


絵本 『いろはのかるた奉行』
いろはのかるた奉行 (講談社の創作絵本)いろはのかるた奉行 (講談社の創作絵本)
著者:長谷川 義史
販売元:講談社
(2005-11-23)


お正月はカルタ遊びに限る!でもなんだか長谷川義史さんの作る「いろはかるた」は奇想天外、抱腹絶倒。笑う門には福来る。こんなにげらげら笑うおはなし会があっても大丈夫^^



絵本 『かずあそび ウラパン・オコサ』
かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)
著者:谷川 晃一
販売元:童心社
(1999-02)



今度は、ことばあそびでも数がテーマ。よく考えてみると、数の呼び方を考えたの、いったい誰?だったらこんな風に数えたっていいよね。これはとても頭を使うかずあそび。幼児から小学生までおはなし会で使えます。



ブックトーク  ことばあそびの絵本いろいろ
『ことばあそびうた』
ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
著者:谷川 俊太郎/瀬川康男
販売元:福音館書店
(1973-10-01)


ことばあそびと言ったら、やっぱり谷川俊太郎さんは外せません^^瀬川さんの絵も愉快な1冊をぜひおすすめしてください。この本は紙にもこだわっています。
「かっぱ」なんかは、一緒に声に出して唱和してもいいですね。


『十二支のことわざえほん』
十二支のことわざえほん十二支のことわざえほん
著者:高畠 純
販売元:教育画劇
(2006-11)

十二支の絵本は数々ありますが、こちらはそれぞれの干支が出てくることわざばかり集めてあります。
高畠さんのユーモアあふれる絵にも、ほっと癒されます。

『十二支のはやくちことばえほん』
十二支のはやくちことばえほん十二支のはやくちことばえほん
著者:高畠 純
販売元:教育画劇
(2008-11)

こちらは同じ高畠さんの十二支の早口言葉。おはなし会をするのに、みなさん、発音と発声法に気をつけていますか?口をよく動かして、滑舌をよくしておきましょう。そのためにも早口言葉を間違えずに言う訓練ってとても大事です。図書館でおはなし会を担当するスタッフさん、必読書です^^

『したのどうぶつえん』
したのどうぶつえんしたのどうぶつえん
著者:あき びんご
販売元:くもん出版
(2008-05)

上野動物園ではなくて・・・「したの」。さてさて「したのどうぶつえん」には一体どんな動物がいるのでしょう?「かばなな」とか「いちごりら」に「りんごりら」。これは絵を見て楽しむ本なので、おはなし会には向きませんが(前に座ってる子達が笑ってるのに、絵の見えづらい後ろの子は?となりかねません!)ぜひ借りて、ことばの楽しさを味わってほしいので、ブックトークで紹介してあげましょう。



2011年1月(その1) 雪を待って(幼児~小学生)


11月も半ばになり、朝夕は冷え込むようになりました。特に小春日和が続いた後では、冷え込みが身体に堪えますね。

皆様の図書館でも、そろそろクリスマス前後に行われる図書館行事の準備で忙しい頃を迎えていることでしょう。忙しい年末年始、早めの準備で乗り切って行きましょう。

【雪を待って】

絵本 『わたしのねこちゃん』
わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)
著者:かんなり まさこ/荒井良二
販売元:福音館書店
(2005-09-15)


雪が降って大喜びの女の子。ねこちゃんと一緒に遊びたいのに・・・ねこは知らん顔。でも気がつくと・・・小さな子どもたちにも喜ばれる1冊です。ねりまおはなしの会で語りを続けられているかんなりさんの優しい文章と、荒井良二さんの絵とがマッチした1冊。おはなし会の導入にもぴったりの絵本です。


絵本 『ゆきがやんだら』
ゆきがやんだら (学研おはなし絵本)ゆきがやんだら (学研おはなし絵本)
著者:酒井 駒子
販売元:学習研究社
(2005-12)


雪が降って幼稚園もお休みに・・・うさぎとして描かれていますが、珍しく都会に雪が降った日の子どもたちの心の中をそのまま表現していて、素直に受け取れる1冊です。
出張中のお父さんの帰りが延びて、夜寝る前にちょっとだけ足跡をつけに行く男の子。それを見守るお母さんの姿に温かい気持ちになります。

絵本 『だれのあしあと』
だれのあしあとだれのあしあと
著者:accototo
販売元:大日本図書
(2008-10)


子ども達にとって、まだ誰も踏んでいない雪のうえに足跡をつけるって、楽しい経験です。この絵本は雪の上に残った足跡から、いったい誰の足跡か?あてっこするのが楽しい1冊。


絵本 『ゆきのかたち』
ゆきのかたち (しぜんにタッチ!)ゆきのかたち (しぜんにタッチ!)
著者:片野 隆司
販売元:ひさかたチャイルド
(2007-11)


こちらは写真絵本です。雪が降り積もる時の天気や風の状況で、いろんな形になるのですね。びっくりするような雪の形・・・雪が降るのが楽しみになるような1冊です。



ブックトーク

『はじめてのゆき』
はじめてのゆき(こどものとも絵本)はじめてのゆき(こどものとも絵本)
著者:なかがわ りえこ
販売元:福音館書店
(1996-01-20)


とらの子とらたが初めて雪の中であそぶ新鮮な驚きを描いた1冊です。はじめて雪をみる子ども達にとって、雪はほんとうに不思議な物体なのかもしれませんね。そんな思いを代弁する1冊。小さいお友だちがおはなし会に来ていたら、ぜひ紹介してあげてください。昨年紹介した『とらたとおおゆき』と同じ作者(中川李枝子/中川宗弥)の作品です。

『雪の写真家 ベントレー』
雪の写真家ベントレー雪の写真家ベントレー
著者:ブリッグズ マーティン ジャクリーン
販売元:BL出版
(2000-01)


1999年にコールデコット賞を受賞した絵本です。小さな農村で雪の結晶を観察し、結晶の写真撮影を一生の仕事にしたベントレーのひたむきさが伝わってくる伝記絵本です。少し年齢の高い子ども達に紹介してあげたい1冊です。
(作成K・J)

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