2月のおはなし会プラン

2016年(その2)冬の一日
2017年2月(その1)くっついて、くっついて
2015(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)
2015年(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)
2016年2月(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)
2014年(その3) ゆき(幼児~小学生)
2014年(その2) おたんじょうびおめでとう!(幼児~小学生)
2015年(その1) あぷっぷ(小さい子)
2013年(その3) 君にあいたくて(幼児~小学生)
2014年(その2) だいすき!ぎゅっ(小さい子)
2014年2月(その1) ふゆのふしぎ(幼児~小学生)
2012年(その3) だいすきなきみへ(幼児~小学生)
2012年(その2) あったか~い☆てぶくろ♪(幼児~小学生)
2013年(その1) さむさにまけない♪(小さい子)
2011年(その2) しごと♪しごと♪(幼児~小学生)

2016年(その2)冬の一日


2月は寒さが一番厳しい時期ではありますが、春に向けて日照時間も日ごとに長くなり、冬に向かう時期とはまた違う印象があります。そんな寒い冬の日を楽しむ視点も子どもたちとの生活には必要ですね。そんな気持ちでプランを立ててみました。

******************

【冬の一日】

導入 詩「あるきなさいよ 雪だるま」佐藤義美 『ともだちシンフォニー―佐藤義美童謡集』(JULA出版局 1990)より 2分
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ
お日さんがてる キラキラキラ
くずれて とけて ながれるよ。

あるきなさいよ 雪だるま、
山は いつでも 雪がふる
むらさきの雪 コンコンコン
とけずに たって いられるよ。
  (中略)
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ 
手と足だして テクテクテク
あるいていけば いいのにね。

雪だるまを作っても、陽射しがあると溶けていく・・・それが悲しくて「日陰に歩いていけばいいのにな」「山の中から溶けないよ」と思うのは、空想の世界に身を置くちいさな子どもたちにとっては自然なこと。そんな思いがこの詩には溢れています。

 

絵本『だるまちゃんとうさぎちゃん』かこさとし/作 福音館書店 1977 6分半

雪の中、雪だるまを作ってあそぶだるまちゃん。雪だるまの目をりんごで作ろうとしたのに、りんごはころころ転がり落ちていきました。それを拾ってくれたうさぎちゃんと一緒に遊びます。「たんげさぜん」や「ざとういち」という今の子どもたちには耳慣れない言葉も出ますが、きちんと中で説明されていて安心です。てぶくろ人形や新聞紙で折るうさぎの帽子など、本文中で出てくるものは、予め作っておいて読みながら見せてあげるとよいでしょう。

 

素話「だめといわれてひっこむな」(アルフ・プロイセン/作 瀬田貞二/訳)『だめといわれてひっこむな』(東京子ども図書館/編 東京子ども図書館 2001) 6分

 

おばあさんが暖炉の前で毛糸を紡いでいると子ネズミが顔をだして「なにをつくるの」の聞いてきます。おばあさんがそれに答えると、一旦はひっこむのですが、次々に質問が・・・繰り返しのやりとりがとても面白いおはなしです。かわいい子ネズミの懸命さが伝わるように語ってあげましょう。

 

絵本『しもばしら』野坂勇作/作 福音館書店 2004 5分

霜柱がどのようにして出来るのか、孫とおばあちゃんとのやり取りを通して教えてくれる科学絵本です。読み物としても面白いです。後半に霜柱を作る実験が載っています。冷凍庫が必要なので、図書館で実際に作ってみるのは難しいかもしれませんが、自宅でやってみたいと思うお子さんのために、複本があれば用意しておきましょう。

(作成K・J)
 

2017年2月(その1)くっついて、くっついて


子どもたちが幼かった頃、冬はおんぶをして出かけると、背負われている子はもちろんですが、親の私の方も背中がぬくぬくと温かかった思い出があります。寒い冬、親と子でからだとからだを寄せて、乗り越えたいですね。2月の小さい子向けおはなし会のテーマは【くっついて、くっついて】です。

 

*****************

導入  わらべうたメドレー(おおさむこさむ → おしくらまんじゅう → こどもかぜのこ) 

 最初に、わらべうたメドレーで体をほぐしていきましょう。12月の小さい子向けプランと同じわらべうたです。
何度も何度も歌うことでわらべうたを覚えていくので、くりかえしやってみましょう。
 (遊び方は、社員の方はeラーニングサイトで見ることができます)
おおさむこさむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしくらまんじゅう
 
 
 
 
 
 
 
 
こどもかぜのこ
 
 
 
 
 
  
 
 絵本『おおさむこさむ』松谷みよ子/文 遠藤てるよ/絵 偕成社 1979  2分
 

節をつけて読んであげましょう。ゆっくりとした節回しで読んでちょうど2分です。 

 

 

『おーくんおんぶ』片山健/作 福音館書店 2007 1分

おーくん おんぶ (0.1.2えほん)
片山 健
福音館書店
2007-03-15

 「おーくん、おんぶ」とお母さんがおんぶしようとすると、そうではないというぐずるおーくん。おーくんは自分でぬいぐるみたちをおんぶしたいのでした。1歳の後半から2歳頃の自我が芽生えてくる頃の子どもの姿をうまくとらえている絵本です。でも、そんな講釈はおいておいて、楽しみましょう。おんぶしてもらうって、安心なんですよね。 

 

わらべうた このこどこのこ

このこどこのこ

おひざにのせて、大人の方が左右にからだを軽く揺らしながら歌います。

 

 

 

 

 

ぼうずぼうず

ぼうずぼうず

最後の「ペション!」までは、ゆっくりと頭をなでなでします。「ペション!」で頭を叩く真似。本当には叩かないでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

うまはとしとし

うまはとしとし

弱起で始まる歌い出しです。こどもを膝の上にのせて、上下に動かしながら歌います。「ぱっかぱっか」のところで大きく上下させましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おとなのおひざに乗って遊ぶ遊びを3つ、続けてやってみます。
ひとつひとつのあそびを2,3度繰り返してやりましょう。

 

絵本『くっついた』三浦太郎/作 こぐま社 2005 1分

くっついた
三浦 太郎
こぐま社
2005-08

 これまでも小さい子向けおはなし会プランに何度も登場した絵本です。絵本の裏見返しに作者の三浦さんが「“くっついた”は幸せのはじまり」と記しています。親と子が、「くっついた」といって頬を寄せ合う。そんな幸せな時間が一番温かいですね。

 

絵本『おやすみくまさん』平山英三/作 福音館書店 1分半

ひらやま えいぞう
福音館書店
1985-03

いまごろ山奥でくまさんは冬眠しているころ・・・こんなふうにかあさんくまが、こどものくまをしっかり抱いて、くっついて、きっとこぐまはあったかいだろうなぁ・・・という気持ちをこめて、読んであげましょう。ただし、この絵本は絶版になっており、所蔵している図書館も少なくなっています。所蔵している館は大切に保存しておいて欲しいなと思います。所蔵してない場合は、4冊目はなくてもよいでしょう。
 

(作成K・J)

2015(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)


もうすぐ来るのはだれ?何?だれかさんを待って、季節の移り変わりを待って・・・冷たい季節を過ごしたいですね。

****************
【もうすぐ・・・】(幼児~小学生)

詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』(はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015)より 1分

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

金子みすゞが書いた短い詩です。

積もった雪の気持ちになって、描いているところがみすゞらしい詩です。短いので、子どもと一緒に復唱して、詩を味わってみましょう。


絵本 『ゆき』きくちちき/作 ほるぷ出版 2015  2分

ゆき (ほるぷ創作絵本)
きくちちき
ほるぷ出版
2015-11-20

 雪が降り始めて積もるまでの森の様子を描いています。舞台は北海道なので実際には初冬に読むのがふさわしいのかもしれませんが、本州では2月の雪の多い時期に読んであげてもよいでしょう。雪が降り始め、“もうすぐ”一面が真っ白になっていく、その様子が描かれています。冷たい雪なのに、暖色が使われ、温かさを感じる絵本です。文字は大きくて少ないので、ゆっくりと絵を味わいながら読むとよいでしょう。 

 

絵本 『いちばんのなかよしさん』エリック・カール/作 アーサー・ビナード/訳 偕成社 2015 3分半

いちばんのなかよしさん

エリック・カール
偕成社
2015-11-18

「「なかよし」って、ひとりじゃなくてふたりからはじまるんだ。」という言葉で始まるエリック・カールさんの最新作です。何をするのも一緒だったふたり。でもある時なかよしさんの姿が見えなくなってしまいました。ぼくはなかよしさんを探して、ずんずんずんずん・・・さてふたりは会えたかな?結末はバレンタインデーにふさわしいシーンで終わっています。2月に読んであげたい1冊です。

絵本 『つららがぽーっとん』小野寺悦子/文 藤枝つう/絵 福音館書店 2009 2分半

冷たい冷たい風に、窓の外のつららが伸びています。でも晴れた日には、つららの先から「ぽーっとん」としずくが落ちていきます。その音が、外の寒さに合わせて変わっていきます。「ぽーっとん」から「ぽっとんぽっとん」「ぽっととととととと」。寒い寒い冬のあとには必ず春がやってきます。その訪れは“もうすぐ”・・・一緒に春を待っていたい。そんな気持ちを共有できる絵本です。
(作成 K・J)

2015年(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)


節分と言えば、豆まき!ということで、今回は豆をテーマにプログラムを組み立ててみました。

**********************************

【まめ まめ まめ】(幼児~小学生)

導入 わらべうた「まめっちょ」

まめちょ まめちょ

いったまめ ぼりぼり

いんねまめ なまぐせ

すずめらも まわっから

おれらも まわりましょ

 

歌うだけでもよいですが、両手をそろえてお椀のかたちをつくり、左右にふりながら歌ってもよいでしょう。 

参考:『まめっちょ1』 ゴダーイ芸術教育研究所変 全音楽譜出版社 1998 P31

わらべうた・カノン曲集 まめっちょ(1)
コダーイ芸術教育研究所
全音楽譜出版社
1998-12-10

 

 

 絵本『まめ』 平山和子/さく 福音館書店 1981 約5分

まめ (かがくのとも絵本)
平山 和子
福音館書店
1981-02-02

様々な豆の種類の紹介からはじまって、どのようにさやに包まれているか、種である豆がどのように芽をだし成長を支えているのかなど、豆について簡単な言葉と写実的な絵でわかりやすく説明されています。絵を見るだけで豆の様子がわかりますので、じっくり見せてあげてください。豆のなかに生命力がぎゅっとつまっていることが自然に伝わってきます。

 

絵本『しょうたとなっとう』 星川ひろ子・星川治夫写真/文 小泉武夫/原案・監修 ポプラ社 2003 9分

納豆嫌いのしょうたが、おじいさんと一緒に畑に豆をまいて、育て、収穫して、納豆になるまでを描いた写真絵本です。鮮明な写真で、畑の様子や納豆を作る作業がよくわかります。おじいさんとしょうたの顔の表情から二人のあたたかな交流も伝わってきます。子どもたちは身近な納豆ができるまでの様子が興味深いようで、読み聞かせをすると集中して聞いてくれます。納豆が食べたくなる1冊です。

絵本『いっすんぼうし』 いしいももこ/ぶん あきのふく/え 福音館書店 1965 12分

いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
いしい ももこ
福音館書店
1965-12-01
 
「いっすんぼうし」は有名な日本の昔話で、再話した絵本が多数出版されていますが、その中でも秀逸の作品です、美しい響きの日本語と平安時代を思わせる華やかでやさしい絵で、物語を鮮やかに描きだしています。京に出るまでの冒険、鬼退治など子どもたちをひきつける場面も多くあり、最後の打ち出の小槌で「ずん ずん ずん!」と大きくなるところは、驚きながらもとても嬉しそうな表情を見せてくれます。
 
☆他にも豆が出てくるお話があります。差し替えてもよいでしょう。
 
お話「まめたろう」(『愛蔵版おはなしのろうそく10』 東京子ども図書館編 東京子ども図書館 2010) 12分 
 
 
イランの昔話です。子どものいないおじいさんとおばあさんが、豆を同じくらい小さくてよいから子どもを授けてほしいと祈ったところ、豆のスープから一粒の豆が飛び出して、まめたろうになりました。こんなに小さくては家の頼めないとがっかりしたおじいさんとおばあさんでしたが、まめたろうは「ぼくは、体は小さくても、心臓は大きいんだよ」と言って、仲間になった火、川、キツネを心臓に入れてピンチのときに助けてもらい、見事王様からお金をとりたてます。まめたろうのピンとした元気さが爽快なお話です。
 
☆合わせて紹介してもよいと思います。
 
絵本『あつめた・そだてた ぼくのマメ図鑑』 盛口満絵・文 岩崎書店 2015
 
ちしきのぽけっと (21) あつめた・そだてたぼくのマメ図鑑
盛口 満
岩崎書店
2015-10-27
 
2015年11月出版の新刊です。ダイズ、インゲンマメ、アンコに使われるマメ、八百屋さんにならぶ豆、ジャングルの豆など、様々な豆が細密画で紹介されています。豆を食べる虫やマメ科の花も紹介されていて、眺めていて飽きない一冊です。
 
(作成T.S)
 

2016年2月(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)


小さい時にたくさん抱っこしてもらった体験は、その後の成長の確固たる根っこになって子どもたちは自立へと一歩ずつ前進できるようになります。街で赤ちゃん連れのお母さんがスマillust942_thumbホにお守りをさせているのをよく見かけます。赤ちゃんはほんとうはスキンシップを求めているのにな・・・と思います。
図書館に赤ちゃんを連れてくる親子連れに、「お膝に乗ってくる時期、抱っこを求めてくる時期は、長い子育て期間のほんのわずかな時期なので、たっぷり抱っこしてあげてください。それが思春期をも支える大きな心の柱になりますよ。」と、ぜひ伝えてあげてください。

*****************

【だっこ、だいすき♪】(小さい子)

導入 わらべうた 「このこどこのこかっちんこ」
このこどこのこ

 

 

 

 

しっかりと赤ちゃんをお膝に抱いて、お母さんの方が左右に揺れます。それだけでも赤ちゃんは嬉しいものです。ただし決して赤ちゃんを左右に揺らさないように気をつけましょう。

 

絵本 『だっこだっこ だーいすき』かみじょうゆみこ/文 100%ORANGE/絵 012えほん 福音館書店 2015

だっこ だっこ だーいすき (0.1.2.えほん)
かみじょう ゆみこ
福音館書店
2015-02-04
月刊誌「こどものとも012」の2008年4月号が、単行本になりました。チンパンジーの家族と赤ちゃんの、なんとも幸せな気分のなれる絵本です。「だっこだっこ だーいすき ○○ だっこ」と赤ちゃんがおねだりすると、「よしよし おいで」と抱っこしてもらう、その繰り返しです。無条件に受け入れられる安心感にみんなが笑顔になれる絵本です。
 
 
 
わらべうた 「ぼうずぼうず」
ぼうずぼうず
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どんなに可愛い我が子でも、子育てはほんとうに大変。とくに主に子育てを担当するお母さんは自分の時間も持てずにイライラもたまりがち。そんな時は、このわらべうたを歌ってストレスを解消しましょう!ただし、最後の「ペション!」は叩くふり。ほんとうには叩かないでくださいね。
 
  
 
絵本 『むすんだそのてをひらいてみせて』安部賢司/作 こどものとも012 2010年3月号 福音館書店
209353
 
月刊誌「こどものとも012」2010年3月号です。手の中から何が出てくるかな?最後は、「おおきなて ちいさなて」やっぱり手をつなぐって、とっても大事ですね。わらべうた「にーぎりぱっちり」と組み合わせて遊んでもよいでしょう。
 
 
 
 
わらべうた 「にーぎりぱっちり」
にぎりぱっちり
 
 
 
 
 
 
 
てのひらの中に、小さく丸めたシフォン布(スパークハーフ)を入れて左右に揺すりながら歌います。「ひよこ」のあとに、「ピヨピヨピヨピヨ」と言いながら、手を開きます。中からふわ~っとシフォン布(黄色だとベスト)が広がり、まるでひよこが生まれてきたように見えます。
 
 
 
わらべうた 「せんべせんべ やけた」
  せんべせんべ やけた どのせんべ やけた このせんべ やけた
 
絵本 『せんべ せんべ やけた』小林衛己子/案 真島節子/絵 こぐま社 2006
せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
こばやし えみこ
こぐま社
2006-10
 
わらべうた「せんべせんべやけた」を歌いながら読んでいくわらべうた絵本です。絵本の裏表紙にわらべうたの採譜が載っています。
 
*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

 

 

2014年(その3) ゆき(幼児~小学生)


大人にとっては、厄介者の雪も、子どもたちにはわくわく心躍る楽しみですよね。

 
2月のおはなし会プランのもうひとつは「雪」がテーマです。1月のおすすめのプランにも「雪」の絵本がありました。冬ならではのテーマですね。
 
今回はバージニア・リー・バートンの『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』を中心に組み立ててみました。この絵本だけで10分かかります。前後にどんな絵本を組み合わせるか、いろいろ悩みました。
 
***************************
【雪、だ~い好き♡】 幼児~小学生向け
 
絵本 『ヤッホー ホイホー』スズキコージ 講談社 3分
ヤッホー ホイホー (講談社の創作絵本)
スズキ コージ
講談社
2013-10-31
 
雪が降ると、森も山もすべて白銀の世界・・・そんな雪国から元気な掛け声がこだましてきます。「ヤッホー ホイホー」パワフルでリズミカルな繰り返しのことばに、だんだん元気が出てきます。この絵はスズキコージさんがライブペインティングで描いた1枚の絵。最後のページに大きな一枚の絵を広げて見せてあげてください。耳慣れないアイヌ語がたくさん出てくるので、読み聞かせの前に何度も読み込んでおきましょう。 
 
 
絵本 『はたらきもののじょせつしゃけいていー』バージニア・リー・バートン 石井桃子訳 福音館書店 10分 
雪に覆われたジェオポリスの町でひとり活躍するのは除雪車けいてぃー。「ちゃっちゃっちゃっ」と、あちらからこちらへ、大活躍です。けいてぃーがいないと、町は動き出しません。子どもたちも、そのけいてぃーの活躍ぶりにどんどん引き込まれていくことでしょう。長いおはなしなので、メリハリをつけて読めるようにしっかり練習しておきたいですね。
 
絵本 『ゆきがふったら』レベッカ・ボンド さくまゆみこ訳 偕成社 3分
ゆきがふったら
レベッカ ボンド
偕成社
2005-11
 
 
 
こちらは除雪車が集めて積み上げた雪を待ち遠しく待っていた子どもたちの様子を生き生きと描いた絵本です。さてさて子どもたちがたくさんの雪で作ったのは何だと思いますか?こんな素敵な遊びを思いつけるのは、子ども時代ならではですね。楽しい気分になるように元気な声で読んであげましょう。
 
絵本 『あんな雪こんな雪』高橋喜平 講談社  9分
 
 
雪の積もり方もいろいろ。こんな形になるんだと、発見があることでしょう。最初から最後まで全部読むと9分くらいかかりますが、部分的に紹介すれば時間調整にも使えます。
(K・J)

 

2014年(その2) おたんじょうびおめでとう!(幼児~小学生)


誕生日は、子どもにとっても、大人にとっても、特別な日。

誕生日の本は、人によって日にちが違うため、図書館のお話会ではあまり読まないかもしれませんが、
紹介したい楽しい本はたくさんありますので、今回のプログラムは「おたんじょうびおめでとう!」というテーマで組み立ててみました。
図書館の開館記念日前後のおはなし会にもおすすめです。
みんなで図書館のハッピーバースディの歌が歌えたら、楽しそうですね!
 
*********************************
2月のおはなし会☆おすすめプラン(その2)
 
【おたんじょうびおめでとう!】(幼児~小学校低学年向け)
 
導入 絵本 『よかったね ネッドくん!』 チャーリップ作 3分
よかったねネッドくん
レミー チャーリップ
偕成社
1997-11
 
 びっくりパーティーに招待されたネッドくんは、遠いフロリダに向かいますが、いいことと悪いことが次々にふりかかってきます。どんなことが起こるのか、スリリングな展開が楽しみな絵本です。「よかった!」「でも、たいへん!」というところで、ジェスチャーをいれて、参加してもらうこともできます。
 
 
絵本『ピーターのてがみ』 キーツ作 6分
ピーターのてがみ (キーツの絵本)
エズラ=ジャック=キーツ
偕成社
1974-07
 
 ピーターは、友達のエイミーに、お誕生会に招待する手紙を書いてポストに入れようとしますが、エイミーとぶつかってしまい、泣かせてしまいます。ピーターは、エイミーは誕生会に来てくれないと思い、元気をなくしてしまいますが・・・。表紙は少し暗いトーンですが、ページをめくると、味わい深い色彩の切り絵になっており、ピーターのわくわくする気持ち、さみしい気持ち、うれしい気持ちが伝わってきます。
 
 
絵本『おたすけこびと』 なかがわちひろ作 3分
 
おたすけこびと
なかがわ ちひろ
徳間書店
2007-02
 
 注文を受けたこびとたちは、はたらく車を使って、バースディ・ケーキを作ります。ショベルカーやクレーン車、ブルドーザーやミキサー車、いろいろな車が大かつやく。できあがりのケーキも、とても美味しそうで、気軽に楽しめる絵本です。
 
 
絵本『たんじょうび』 フィッシャー作 10分
 
たんじょうび (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
ハンス・フィッシャー
福音館書店
1965-10-01
 
 今日はリゼッテおばあちゃんの76歳の誕生日。動物たちはやさしいおばあさんのために、誕生日の支度をして、びっくりさせることにします。ケーキを焼いたり、ろうそくの準備をしたり、みんな大はりきり。そして、屋根裏にはとびっきりの贈り物があるのです! ペン画の美しい絵で、動物たちの楽しげな様子が伝わってきます。幸せな気もちになれる1冊です。
 
(T.S)
 

2015年(その1) あぷっぷ(小さい子)


2月の小さい子のためのおはなし会プランです。

 
ぎゅっとくっつきあって、お互いの体温を感じながら、寒さを乗り越えたいですね。
 
***********************
【あっぷっぷ】 (小さい子向け)
 
導入 わらべうた 「このこどこのこ」
    このこどこのこ かっちんこ このこ どこのこ ○○ちゃん
わらべうた 「ぼうず ぼうず」
    ぼうず ぼうず かわいときゃ かーわいけど にーくいときゃ ペション!
 
絵本 『ぎゅうぎゅうぎゅう』おーなり由子/はたこうしろう 講談社 2分
ぎゅう ぎゅう ぎゅう (講談社の幼児えほん)
おーなり 由子
講談社
2014-03-18
 
 
だいすきな人にぎゅーって抱きしめてもらえること。子どもにとっていちばん安心できますね。こちらはおーなり由子さんとはたこうしろうさんご夫妻が作られた赤ちゃん絵本です。ぎゅーっと抱きしめられる幸せが伝わってくる絵本です。
 
紙芝居『にらめっこしましょ あっぷっぷ』長野ヒデ子 童心社 3分 
紙芝居も小さい子は喜びます。わらべうた「 だるまさん だるまさん にらめっこしましょ わらうとまけよ あっぷっぷ」と歌いながら、紙芝居を演じます。「お芝居」ですから、きちんと舞台を使って演じましょう。また演じ手は舞台の後ろに隠れるのではなく、紙芝居の台の横に立ち、子どもたちの表情を見ながら、やりとりを楽しみましょう。
 
絵本 『だるまさんが』かがくいひろし ブロンズ新社 2分
だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2007-12 
 
かがくいひろしさんの「だるまさんが・・・」、ころぶばかりでなく、つぎつぎに面白い動作が出てきて、その度に子どもたちも一緒に身体を揺らして満面の笑みになっていきます。弾むように、みんなで声を出してみるとよいでしょう。
 
絵本 『つららがぽーっとん』 小野寺悦子/藤枝つう 福音館書店(ふしぎなたねシリーズ) 3分
 
「ちいさなかがくのとも」のハード版です。「まどのそとのつららさん はるはちかいかどうか おしえてよ」と子どもが聞くと「ぽーーーーーっとん  ちーーーーーかい」と雫の垂れる間隔で答えてくれます。日差しが少しずつ伸びて、気温が上がってくる頃には「ぽーーーっとん」「ぽーっとん」「ぽっとんぽっとん」だんだん間隔も短くなっていきます。その言葉のリズムを楽しみながら、春を待ちつつ、読みたい1冊です。

*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

 

2013年(その3) 君にあいたくて(幼児~小学生)


人は、人との関係を絶って生きていくことは難しい存在です。それなのに、物心つく頃になると、人との関係づくりも本当にデリケートで難しい。
「いじめ」の問題も、結局は自己顕示欲と自己保身の狭間で起きる人間の弱さの現れなんだろうなって思います。自分が愛され必要とされていると確信できる子は、他を傷つけることはないと思います。まずは親が自分の子をぎゅっと抱きしめることが大事ですね。

2月はそんなことを思いながら、子どもたちに「君たちは愛されて生まれてきたんだよ」って伝えたいと思います。

2月のおはなし会✩おすすめプラン(その3)は【君にあいたくて】です。
************************

【君にあいたくて】 幼児・小学生向けプラン
 
導入  詩「あいたくて」  工藤直子 「あ・い・た・く・て」
                 工藤直子/佐野洋子 大日本図書より

     あいたくて
     だれかにあいたくて
     なにかにあいたくて
     生まれてきた ――――
     そんな気がするのだけれど
     
     それはだれなのかなになのか
     あえるのは いつなのか――――
     おつかいのとちゅうで
     迷ってしまった子どもみたい
     とほうにくれている
      (一部引用)    
あ・い・た・く・て (小さい詩集)
工藤 直子
大日本図書
1991-09
 
     
       
 
 
絵本 『しろねこくろねこ』きくちちき 学研
しろねこくろねこ (絵本単品)
きくち ちき
学研教育出版
2012-01-31
  
ほとんど黒一色の線で描かれた躍動的な絵。2013年ブラチスラヴァ国際絵本原画展で金のりんご賞を受賞したこの作品は、その人らしくいることの大切さを、伝えてくれる一冊です。子どもたちに読んで聞かせる時には、「間」を大事にしてください。特に後半の花畑のシーンだけ色とりどりの色彩にあふれる場面があります。そこは、子ども達に二匹の存在がわかるように、ゆっくり絵を見せながらページをめくってください。そうすると、最後の「しろねこはくろねこがすきでした。 くろねこもしろねこがすきでした。」というページが際立つと思います。

絵本 『なんでも見える鏡』 フィツォフスキ/内田莉莎子訳/スズキコージ絵 福音館書店
なんでも見える鏡―ジプシーの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)
イェジー フィツォフスキ
福音館書店
1989-11-25
 
 
 ジプシーの昔話です。心優しいジプシーの若者が、王女に課せられた「かくれんぼ」を今まで助けた者たちの恩義によって切り抜けていきます。王女は、その若者の本質を見抜いたようで、彼に会いたいと願うのです。情熱的なストーリーですが、子どもたちは昔話としてさらっと聞くことができるでしょう。『しろねこくろねこ』がモノトーンの創作絵本なのに対して、こちらはスズキコージさんの絵で、2冊は比べてみても対照的。それぞれの良さを引き立ててくれることでしょう。

絵本 『だるまちゃんとうさぎちゃん』 加古里子 福音館書店
だるまちゃんとうさぎちゃん(こどものとも絵本)
加古 里子
福音館書店
1977-04-01
  
2冊、テーマ性の強い絵本が続いたので、最後は少し気分転換ので出来る絵本を。おはなしの中で「ゆきうさぎ」や「てぶくろにんぎょう」「りんごうさぎ」などの作り方も載っていて、おはなしと共に楽しめることでしょう。雪降る季節にぜひ読んであげたい1冊です。
(作成K・J)

2014年(その2) だいすき!ぎゅっ(小さい子)


2月といえばバレンタインデー♡。日本にこの日が定着したのは1970年代後半。しかもお菓子業界が牽引するキャンペーンの側面が強い行事です。

昔は、女性のほうからチョコレートを添えて男性に愛を告白できる日でしたが、(ということは、それ以前は自分から愛の告白をする女性ははしたないと思われたのかしらん?)今の主流は友チョコ・・・友情の印に女の子同士が手作りチョコを渡し合うようですね。

さて、それはともかく、小さな子どもたちにとって、全幅の信頼をおける家族とのスキンシップは、心の健やかな発達のためにも、とっても大事。寒い冬に、ぎゅっと近づきましょう^^

というわけで、2月の小さい子のためのおはなし会プランは【だいすき!ぎゅっ】です。

************************

 
【だいすき!ぎゅっ】(小さい子のためのプラン)
 
導入  わらべうた 「このこどこのこ」
     このこ どこのこ かっちんこ
     このこ どこのこ かっちんこ
     
     「ぼうず ぼうず」
     ぼうず ぼうず
     かわいときゃ かわいけど
     にくいときゃ ぺしょん!
    
絵本 『くっついた』 三浦太郎 こぐま社
くっついた
三浦 太郎
こぐま社
2005-08
 
 
 
 
 
「くっついた」・・・その繰り返しですが、そのたびに心がほんわかしてきます。最後のページでママとパパにはさまれて、一番の笑顔に。赤ちゃんのときの、その記憶があれば、親も子もその先の大変な子育て期間をなんとか乗り越えていけるのです。
この絵本を読んでいるときに、聞いている親子が「ぎゅっ」っと顔を寄せ合っているのを見ると、こちらがまた嬉しくなってきます^^
 
絵本 『ちゅっ ちゅっ』 MAYAMAXX 福音館書店
ちゅっちゅっ (0・1・2・えほん)
MAYA MAXX
福音館書店
2008-05-15
 
 
 
 
 
 
「ちゅっ」って口づけ。一番の愛情表現ですね。いろいろ調べていると「フィレマトロジー」というキスの歴史を研究する学問もあるのだとか。それはともかく、大好きなおかあさんにほっぺに「ちゅっ」、子どもたちにとっては一番幸せな時間ですね♪この絵本は赤一色で描かれています。それがまた何とも温かい味を出しています。
 
絵本 『はぐ』 佐々木マキ 福音館書店
はぐ (幼児絵本シリーズ)
佐々木 マキ
福音館書店
2013-09-04


『やっぱりおおかみ』や『おばけがぞろぞろ』『ぶたのたね』など、一風変わった、でも子どもの心を捉える絵本を描いている佐々木マキさんの2011年秋に月刊絵本としてでた絵本が、この秋単行本になりました。「あいたかったよー」「はぐしていい?」「あえてよかったね」ということばを海岸で交わす動物たち。大震災と津波を受けて描かれたのでしょうか。会いたい人と会えること、当たり前のことが、いかに大切なことなのか、あの震災は教えてくれました。今、あなたの大切な人と「はぐ」しておいてくださいね。
 

もう1冊、絵本を読むなら・・・

絵本 『このゆきだるまだーれ』中川李枝子/山脇百合子 福音館書店


寒い季節、それでも子どもたちは外であそびたい。特に雪の日には!もみちゃんと動物たちがそり遊び。ところが雪の中を転がって、みんな雪だるまに!雪の日も外でいっぱい遊ぶ子どもの姿は微笑ましいですね。絵本のサイズは小さいので、大勢への読み聞かせには向かないかもしれませんが、リズミカルな文章と、白地にはっきりと描かれた絵なので、子どもたちにもわかりやすい1冊です。

(K・J)

2014年2月(その1) ふゆのふしぎ(幼児~小学生)


舞い降りて積もった雪、枯草の下にある霜柱、凍った水たまり、冬の景色は美しく、不思議なものがたくさんあります。
今回は、冬の不思議に触れられる、科学の本を中心に組み立ててみました。
 
*********************************
2月のおはなし会☆おすすめプラン(その1)
 
【ふゆのふしぎ】(大きい子向け)
 
導入 わらべうた 「あめこんこん ゆきこんこん」
 
あめこんこん ゆきこんこん
おらえのまえさ たんとふれ
おてらのまえさ ちっとふれ
あめこんこん ゆきこんこん
 
2拍ずつ輪唱することができます。
雪がしんしんと降ってくるように、きれいに響きます。
 
『にほんのわらべうた(1) うめとさくら』(近藤信子著)より
 
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
 
 
 
絵本『ゆきのうえ ゆきのした』
ゆきのうえ ゆきのした (世界傑作絵本シリーズ)
ケイト・メスナー
福音館書店
2013-10-02
 
 雪景色の森をスキーですべっていくと、雪の上は真っ白なのに、雪の下では生き物のたちの不思議な世界が広がっています。うとうとしている白足ネズミや、こおったトンネルを歩くハタネズミ、貯めている食糧を食べるシマリス、さまざまな生き物の暮らしをみることができます。巻末に、登場する動物のくわしい解説があることも、伝えてあげてください。絵もかわいらしい本です。
 
絵本『あんな雪 こんな氷』 高橋喜平文・写真
 
あんな雪こんな氷 (ちいさなたんけんたい)
 
 
 
 雪は、ただ平たく真っ白に積もるだけではありません。冠のような雪、ヘビのようにうねっている雪、のっぽのつららどなど面白い形をした雪や氷の写真がたくさんあります。写真をじっくり見せながら、読んであげてください小さい子が多い場合は、そのまま読むのではなく、かみくだいて説明してあげてもよいと思います。
 
絵本『しもばしら』
 
しもばしら (かがくのとも傑作集―どきどき・しぜん)
野坂 勇作
福音館書店
2004-11-20

 寒い冬の朝、はーちゃんは畑で、地面からはえている霜柱をみつけます。「しもばしらって どうして できるの?」 しもばしら探検に出たはーちゃんは、いろいろな場所に、さまざまな形の、しもばしらを見つけます。しもばしらのでき方を観察と実験をとおして、わかりやすく説明している絵本です。しもばしらの作り方も紹介されています。
 
 
<合わせて紹介もおすすめ>
『雪の結晶ノート』
 
雪の結晶ノート
マーク カッシーノ
あすなろ書房
2009-11
 
 
 
 
 雪の結晶のでき方や、雪の結晶の種類、どうして六角形になるかなど、雪の結晶について、わかりやすく解説しています。結晶の写真も、細かいところまで写っていて、複雑な形がよくわかります。雪の結晶の観察の仕方も書いてあるので、ぜひ紹介してみてください。挑戦する子がきっといるはず!
 
(T.S)
 
 
 
 
 

2012年(その3) だいすきなきみへ(幼児~小学生)


日本にSt.バレンタインデーが普及し始めたころは、奥ゆかしい女の子がその日だけは、自分から愛を告白できる日だったはず。それがいつの間にか、「義理チョコ」・・・もらえない男の子を救済しようという考え方が出て来て、日頃お世話になっている人に感謝を伝える日になってみたり、女の子同士の友情を確かめる「友チョコ」の日になったり、ずいぶんここ40年くらいで意味合いが変わってしまったなぁと思います。
 
なにはともあれ、「大好きだよ!」と伝えられる日になるといいですね♪2010年のプラン「バレンタインデー」と合わせて参考にしてみてください。
 
*********************************
2月のおはなし会☆おすすめプラン(その3)
 
【だいすきなきみへ】
 
導入 「おいで」ふくろうげんぞう 『のはらうた1』工藤直子(童話屋)より
      さびしくなったら おいで
      わたしのみみが
      はなしあいてに なろう
 
絵本 『しんせつなともだち』  
方 軼羣 (ふあん いーちゅん)/村山 知義/君島 久子訳 福音館書店

しんせつなともだち(こどものとも絵本)しんせつなともだち(こどものとも絵本)
著者:方 軼羣
販売元:福音館書店
(1987-01-20)

 
雪深い中、食べものを探しに出かけた子うさぎは2つのかぶをみつけます。ひとつはきっと食べものがなくて困っているだろう友だちのところへ届けます。こういう相手を思う気持ちっていうのがいいな~と思います。押さえた色合いで静かにおはなしが進む本ですが、じんわりと心の奥底に届く1冊です。
 
絵本 『すてきな三にんぐみ』 トミー・アンゲラー/今江祥智 偕成社
すてきな三にんぐみすてきな三にんぐみ
著者:トミー=アンゲラー
販売元:偕成社
(1969-12-16)
 
 
だれもが恐れる大泥棒の三人組。どれだけ悪行を積んできたんだろう?と思うようなオープニングですが、彼らがみなしごのティファニーちゃんと出会った事で、なんとも心優しい奴らに変わって行くのです。みんなが三人組を大好きになっていく・・・ところで彼らはもう泥棒はしなくなったんでしょうね^^
 
絵本 『月夜のみみずく』 ジョイン・ヨーレン/ショーエンレール/工藤直子訳 偕成社
月夜のみみずく月夜のみみずく
著者:ジェイン ヨーレン
販売元:偕成社
(1989-03)
 
 
静かな静かな絵本です。この季節にぜひ読んであげたい絵本です。お父さんの娘への愛情、娘の父親への信頼感がとても素晴らしい1冊です。冬の夜、みみずくを見に出かける父子。美しい自然と、みみずくとの出会った時の気持ちの高鳴り。大切に読み伝えたい絵本です。1988年コルデコット賞を受賞した絵本です。
 
絵本 『あなたがだいすき』 鈴木まもる  ポプラ社
あなたがだいすきあなたがだいすき
著者:鈴木 まもる
販売元:ポプラ社
(2002-04)
 
「あなたがだいすき」、そう親からいつも伝えられて育つ子は、幸せです。どんな時も、たとえ疲れているときも、あなたが大好き、守ってあげるよ・・・とストレートに伝わる絵本です。先の3冊とはまったく雰囲気も違った「愛の絵本」ですが、照れずに読んでしいと思います。おはなし会が終わった後に、親子がギューっと手を握り合って帰って行くといいな!

2012年(その2) あったか~い☆てぶくろ♪(幼児~小学生)


幼児・小学校低学年のためのおはなし会プラン

【あったか~い☆てぶくろ♪】
 
ウクライナ民話の『てぶくろ』をあえて、少し大きい子にも読んであげたいと思い、この1冊は【その1】と共通です。『てぶくろ』を中心にどんなふうにおはなしを繋ぐか、【その1】と【その2】を比較してみても面白いでしょう。
ブックトークと同じで、おはなし会の選書も一連の繋がりを考えて選ぶとよいと思います。
 
導入  詩 「雪」 三好達治 『測量船』(講談社文芸文庫)より
     太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
     (一部引用)
     
     詩 「雪や こんこ」 文部省唱歌より
     雪やこんこ あられやこんこ
     ふってはふっては ずんずんつもる
     山も野原も わたぼしかぶり
     枯れ木のこらず 花がさく (一部引用)    
    
 
絵本  『てぶくろ』 ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ/内田莉莎子訳 福音館書店

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
販売元:福音館書店
(1965-11-01)

 
 
 
 
 

絵本  『手ぶくろを買いに』  新美南吉/黒井健 偕成社
手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
著者:新美 南吉
販売元:偕成社
(1988-03)
 
 
 
 
 
わらべうた 「こどもとこどもがけんかして」
         こどもとこどもがけんかして くすりやさんがとめたけど
          なかなかなかなか とまらない
          ひとたちゃ わらう おやたちゃおこる ぷん!
 
絵本  『てぶくろがいっぱい』  フローレンス・スロボドキ/ルイス・スロボドキ 偕成社
てぶくろがいっぱいてぶくろがいっぱい
著者:フローレンス スロボドキン
販売元:偕成社
(2008-11)
 
 
 
 
 
 
絵本  『おかしなゆき ふしぎなこおり』  片平孝/真・文  ポプラ社
おかしなゆき ふしぎなこおり (ふしぎいっぱい写真絵本)おかしなゆき ふしぎなこおり (ふしぎいっぱい写真絵本)
著者:片平 孝
販売元:ポプラ社
(2012-11-06)
 
 
(作成K・J)
 

2013年(その1) さむさにまけない♪(小さい子)


クリスマスまであと1週間、今年も残りわずかになってきました。図書館でもさまざまな行事等に追われていることと思います。どうぞ体調を崩さないようにお互い気をつけて業務にあたりましょう。 

2月のおはなし会のおすすめプランをお届します。一年で一番寒い時期でもありますが、春の足音もかすかに聞こえてくる2月。そんな季節を子どもたちと味わえるといいな~と思います。
 
*******************************
 
小さい子のためのおはなし会プラン 
【さむさにまけない♪】
 
導入  わらべうた「おおさむこさむ」
絵本  『おおさむこさむ』 松谷みよ子/遠藤てるよ 偕成社
おおさむ こさむ (あかちゃんのわらべうた( 6))おおさむ こさむ (あかちゃんのわらべうた( 6))
著者:松谷 みよ子/遠藤てるよ
販売元:偕成社
(1979-11)




絵本  『てぶくろ』 ウクライナ民話 エウゲーニー・M/ラチョフ/内田莉莎子訳 福音館書店

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
販売元:福音館書店
(1965-11-01)

 
 
 
 
 
わらべうた 「ここはてっくび」 
 ここはてっくび てーのひら
 ありゃりゃに こりゃりゃ
 せいたかぼうすに
 いしゃぼうず
 おさけわかしのかんたろさん
 
絵本 『ゆき、ふふふ』  ひがしなおこ/きうちたつろう くもん出版

ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)
著者:ひがし なおこ/きうちたつろう
販売元:くもん出版
(2010-10)

 
 
 
 
わらべうた  
「こどもかぜのこ」  こどもかぜのこ じじばば ひのこ
「おせよ おせよ」  おせよー おせよー さむいで おせよー
「おしくらまんじゅう」 
おしくらまんじゅう おされてなくな
 (作成K・J)

2011年(その2) しごと♪しごと♪(幼児~小学生)


おすすめプランは、【しごと♪しごと♪】にしてみました。

きっかけは、このクリスマスに訪れたパリの路地裏で見つけた「RULIURE」ルリユール工房でした。伊勢英子さんの『ルリユールおじさん』という絵本そのままの工房でした。パリでは古い本を製本しなおす仕事が、ずっと守られているのですね。それでも全工程をひとりでできる職人は減っているそうです。こうした仕事があることを伝えるのもいいなと思って、「しごと」というテーマでおはなし会を組み立ててみました。ruliure2.jpg
ruliure1.jpg




なお、今月の(その2)は、【静かな雪の日に】です。

【しごと♪てしごと♪】

絵本 『からすのパンやさん』
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
著者:加古 里子
販売元:偕成社
(1973-09)


オープニングはパン屋さん。『からすのパンやさん』は、小さな子どもたちにも人気の絵本。みんながそれぞれに大好きなパンがあるんですよね。早起きして美味しいパンを焼いてくれるパン屋さんの仕事に小さな子ども達も興味を持ってくれることと思います。

絵本 『ルリユールおじさん』
ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
著者:いせ ひでこ
販売元:講談社
(2011-04-12)

古くなって糸がほどけてしまったソフィーの大事な植物図鑑を修復してくれたのが、ルリユールの職人さん。パリの街にはほんとうにこんなお店がありました。表紙の皮を張り替えたり、糸綴じを直したり・・・手仕事の大切さ、物を大事にするその気持ちを、この時代だからこそ子どもたちにも伝えたいと思いました。少し長い本なので、参加する子どもたちが小さい場合は、ブックトークで紹介してあげてもよいかもしれません。

絵本 『アンナの赤いオーバー』
アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
著者:ハリエット ジィーフェルト
販売元:評論社
(1990-12)


こ の絵本は、最後のシーンがクリスマスのお祝いなので、クリスマス絵本に分類されてしまいますが、一枚のオーバーコートを作るのに1年がかりで準備をしてく 様子は、貴重な「手仕事」の工程です。お金を出せばいくらでも、ほしいものが手に入る時代ではありますが、子ども達にぜひ知ってほしいおはなしです。

 

ブックトーク

ここからの2冊は、ブックトーク用に選びました。どちらも少し長めのおはなしです。小学生向きですが、モノづくりの好きな子ならば、幼稚園年長さんくらいから、聞けると思います。『・・・ジョニー』は特に男の子に読んでほしい1冊です。
『時計つくりのジョニー』
時計つくりのジョニー時計つくりのジョニー
著者:エドワード アーディゾーニ
販売元:こぐま社
(1998-07-01)


物作りが大好きなジョニー。大きな時計を自分で作ろうとします。周囲の人は、両親も先生も上級生も、子どもには無理だと最初から馬鹿にしています。でもジョニーはスザンナという女の子と、鍛冶屋のジョーの助けを借りて、大時計を完成させてしまいます。何かに夢中になれることって素晴しいですね。ジョニーは将来とても腕のよい時計職人に育ったということです。

『しごとをとりかえただんなさん』
しごとをとりかえただんなさんしごとをとりかえただんなさん
著者:ウィリアム ウィースナー
販売元:童話館出版
(2002-09)


いつも家にいて奥さんは楽な仕事をしていると思っただんなさん、いちどお互いの仕事を取り替えてみることにしました。「隣の芝生は青い」とは、良く言ったもの。実際にやってみると、家の仕事って全然楽ではなかったんですね^^ノルウェーの昔話です。素話にしてもよい題材です。静かに聞ける子どもたちならば、読んであげてもいいと思います。

(作成K・J) 

トップページに戻る