7月のおはなし会プラン

2016年(その2)ここにいること(幼児~小学生低学年向け)
2016年(その1)うみだよ かわだよ(小さい子向け)
2015年(その3) 河童が出た!(幼児~小学生)
2015年(その2) 夏の虫たち(幼児~小学生)
2015年(その1)おいしいやさい、とれたよ!(小さい子向け)
2014年(その3) 暑いぞ!夏(幼児~小学生)
2014年(その2) 海のいきもの(幼児~小学生)
2014年(その1) うみべであそぼう♪(小さい子)
2013年(その3) 数をかぞえてみたら…(幼児~小学生)
2013年(その2) ふしぎなせかいへ(幼児~小学生)
2013年(その1) 夏って楽しいね♪(小さい子)
2012年(その3) 緑の木蔭で(幼児~小学生)
2012年(その2) いざ、冒険へ(幼児~小学生)
2012年(その1) どろんこ!みずあそび(小さい子)
2011年(その2) 夏だ!(幼児~小学生)

2016年(その2)ここにいること(幼児~小学生低学年向け)


 「いま、ここに私がいるってことは、どんな意味があるんだろう?」って、考えたことがありますか?私は小学校3年生のころの夏休みに小高い里山の木に登り、遠くに見える海を航行する船を見たときに、初めてそのことを強く意識したことをよく覚えています。「いま、ここにいる自分は大きな世界から見たらどんな存在なんだろう?」と、急に自分を俯瞰してみるような不思議な気持ちになったのでした。

夏休み、大自然の中で静かに過ごす体験はそんな気持ちを多くの子どもたちにも呼び起こすことでしょう。自分をそのように客観視することは、成長していく上でのエネルギーとなると確信しています。たくさんの子どもたちに、夏休みは塾の宿題に追われるのではなく、のんびりと豊かな経験をたくさん積んでほしいと願っています。図書館にも足を運んでもらえるよう、各図書館でもさまざまな企画を立てて、子どもたちに素晴らしい体験の機会を作ってあげて欲しいと思います。

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導入 詩 「ぼくがここに」 まどみちお 『日本語を味わう名詩入門20 まど・みちお』萩原昌好/編 あすなろ書房 2014 より 1分


 「ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない
(中略)
ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として」

詩を朗読することで、言葉の美しい響きを子どもたちは耳から聞いて実感していきます。子どもたちの日常生活の中での言葉が貧困化しているとも言われています。美しい言葉を丁寧に伝えていくことは、今、とても大事なことでしょう。
おはなし会の導入として、詩の朗読をするプログラムをずっと推奨してきましたが、ぜひ図書館で続けて欲しいと思っています。

 

絵本 『ぼくからみると』高木仁三郎/文 片山健/絵 のら書店 2014 3分

ぼくからみると
高木 仁三郎
のら書店
2014-07

 

 1983年に福音館書店より刊行された「かがくのとも173号」をもとに1995年に「かがくのとも傑作集」として出版されていましたが、しばらくの間絶版になっていました。それは、かやねずみの出てくるシーンで巣の中に仔が描かれており、かやねずみの雄が子育てはしない、という点が指摘されたためでした。しかし、この絵本は、同じ瞬間にその場にいるものたちの視点を変えると、こんなに違って見えるということを美しくもダイナミックな絵で表現したもので、絶版にするにはとても惜しい作品でした。2年前に表紙絵を片山健さんが新たに描きおろして別の出版社から出版された時は、「やった!」と思いました。視点が変わると見える世界が違う・・・ということが理解できるようになる幼稚園年長児~小学生におすすめの1冊です。 なお、かやねずみの部分は、物理学者であり、原子力の危険性を説いてきた作者の高木仁三郎さんが故人であることから、巻末脚注で触れるだけでそのままになっています。読むだけだと2分弱の短い文章ですが、じっくりと各見開きページを見せてあげてから、次のページに移る様にしましょう。

 

絵本 『なつのいちにち』はたこうしろう/作 偕成社 2004 4分

なつのいちにち
はた こうしろう
偕成社
2004-07

夏といったらこの絵本を真っ先に思い浮かべるほど、定番の絵本になってきました。照りつける陽射しの強さと対照的な陰の黒い色。真っ青な空の色。沸き立つ白い雲。濃い木々の緑。まるで映像を見ているかのような「なつのいちにち」。初めて自力でクワガタを捕まえた時の興奮が、絵本の中から伝わってきます。机上の勉強よりもまずは自分で体験することがどれほど尊く子どもたちの心と身体を育てていくか・・・その重要性をひとりでも多くの親に知ってほしいと思います。 

 

絵本 『ぼくのいまいるところ』かこさとし/著 太田大輔/絵 かこさとしかがくの本1 童心社 1968 4分

ぼくのいまいるところ (かこ・さとし かがくの本)
かこ さとし
童心社
1988-08

 48年前の1968年にこの絵本の初版は出ました。ぼくがいまいるところは、うんとうんと視点を引いていくと・・・住んでいる町、日本、そしてアジア、地球、太陽系そしてその太陽系は銀河系の隅っこ・・・『ぼくからみると』が視点を自分の周囲に広げるだけだったのが、こちらの絵本では壮大なスケールで俯瞰していきます。そうやって考えると、ぼくが、わたしが、今、この瞬間にこの場でいることがたくさんの奇跡の積み重ねであることがわかってきます。これは理屈ではなく、身体感覚として。それが理解できると、自分の尊厳、生きる力というものは、外から声高に言わなくても、子ども自身が身につけていけるのです。夏休みは、とにかく子どもたちに普段は知ることのできない広い世界を感じてほしいと願います。

(作成K・J) 

2016年(その1)うみだよ かわだよ(小さい子向け)


夏の到来とともに小さな子どもたちも水遊びをしたり、海へいったり、さまざまな体験をすることでしょう。親子で安全に気をつけながら、新しい経験をたくさんしてほしいと思います。そんな夏の訪れにふさわしい小さい子向けのおはなしプランです。

【うみだよ かわだよ】

導入 わらべうた 「うみだよかわだよ」
うみだよかわだよ

 

 

 

 

大きなシフォン布(スパークハーフがおすすめ)をみんなで持って上下に波のように揺らしながら遊びます。

参考サイト→YouTube「うみだよ

 

絵本 『らっこちゃん』MAYA MAXX 福音館書店 2013 1分

らっこちゃん (0.1.2.えほん)
MAYA MAXX
福音館書店
2013-04-03
 
らっこちゃんは、うみのなかでもすいすい。気持ちよさそう。水で遊ぶって気持ちいいね、ということが絵本を通じて伝わるといいですね。
 
 
わらべうた 「おふねがぎっちらこ」
 おふねがぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ
 おふねがぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ
わらべうた「せんぞうやまんぞう」
 せんぞうやまんぞう おふねはぎっちらこ
 ぎっちらぎっちらこげば みなとがみえる
 えびすがだいこくか こっちゃふくのかみよ
(親子で「おふねがぎっちらこ」を歌ってもらって、スタッフがそれにかぶせるようにして「せんぞうやまんぞう」を歌うと、ハモって楽しいです)
 
絵本 『おとうさんもういっかい うみあそび』はたこうしろう アリス館 2013 1分半
おとうさん もういっかい うみあそび
はた こうしろう
アリス館
2013-07-03
 
おとうさんと遊ぶと、ふとんが海になってしまいます。おかあさんに怒られてしまうかしら?こんなふうに「見立てて」遊ぶことは、子どもたちの想像力を養います。
 
 
わらべうた 「ぎったん ばったん」
 ぎったんばったん よいしょぶね
 おーきは なーみが たーかいぞ
わらべうた「こまんか こまんか」
 こまんか こまんか なーみ
 もちっと ふーとう なーれ
 
 
絵本 『こぐまちゃんのみずあそび』もしひさし/案 わかやまけん/作・絵 こぐま社 1971 1分
こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)
森 比左志/わかやまけん
こぐま社
1971-11

はじめはジョウロでみずあそびしていたけれど、やっぱりホースで盛大に水浴びするほうが、気持ちいいよね。小さい時は思いっきり、いろいろなもので遊んで欲しいなと思います。
 
 
絵本 『おおきなおおきなおおきなきいろいひまわり』フランセス・バリー/作・絵 たにゆき/訳 大日本絵画 2008 1分

 
時間があまったら、目先を変えてしかけ絵本を見せてあげてもよいでしょう。この絵本では、四方を順々に広げていきます。そうすると・・・今まで見たことがないほど大きなひまわりが出現。夏を象徴するひまわりの花に子どもたちが興味をもつきっかけになると良いですね。
(作成K・J)

 

 

2015年(その3) 河童が出た!(幼児~小学生)


日本の有名な妖怪、河童。子どもや馬を川へ引き込むこわい河童がいるようですが、とぼけたひょうきんな感じもします。

どこかの川や沼には、まだいるようですよ! 

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導入 詩「かっぱ」(『ことばあそびうた』 谷川俊太郎 瀬川康男 福音館書店

谷川 俊太郎
福音館書店
1973-10-01

「かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった とってちってた…」と、楽しいリズムで早口言葉のように遊べる詩です。早く読んだり、ゆっくり読んだり、何度か繰り返して読むと、意味もわかってきて、おかしさが増します。他にも「ののはな」「うそつきつつき」など、言葉の響きを楽しめる詩が15編あります。続編の『ことばあそびうた また』(谷川俊太路 瀬川康夫 福音館書店 1981)もどうぞ。

絵本『おっきょちゃんとかっぱ』 長谷川摂子 降矢奈々 福音館書店 1997 7分

小さな女の子のおっきょちゃんは、かっぱのガータロに誘われて、水の底のおまつりに行きます。おまつりは、なにもかもゆらめいてきれいで、おっきょちゃんは楽しみます。そして、おとうさんのことも、おかあさんのことも、水の外のことも忘れて、すっかりガータロのうちの子として水の中で暮らすことになるのですが…。自然に不思議な世界にひきこまれるお話です。

絵本『河童よ、出てこい』 武田正文 梶山俊夫絵 福音館書店 10分

武田 正
福音館書店
1998-04-01
 
日本各地に伝わる河童の話や、河童にまつわる行事、河童の色や鳴き声など、河童に関するさまざまなことを知ることができます。絵図や絵巻など河童がえがかれた資料も豊富に紹介されており、日本人と河童のつながりが深かったことが伝わってきます。すべて読むと少し長めですが、難しい解説ではないので、飽きずに楽しめると思います。
 
絵本『かっぱのすもう』 小沢正 太田大八 教育画劇 2003 5分
 
小沢 正
教育画劇
2003-08
おじいさんの大事な畑があらされてきゅうりが一本もなくなってしまいます。夜中に河童たちがすもうをしているところを見つけ、だれのしわざがわかったおじいさんでしたが、なんと河童たちとすもうをとることになるのです。次々に河童に突き飛ばされてしまうおじいさんでしたが、ふとよい案を思いつきます。
ほのぼのとした人と河童のやりとりが楽しい日本の昔話です。
 
(T.S.)

 

 

2015年(その2) 夏の虫たち(幼児~小学生)


夏は虫たちも活発に動く季節。図書館には、図鑑や写真絵本、虫の一生を物語にした本など様々な虫の本があります。実際に見たり、触ったりするきっかけになったり、さらに興味を深めるきっかけになったりするように手渡していきたいですね。

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導入 絵本『むしのあいうえお』 今森光彦 童心社

今森 光彦
童心社
2006-10

 作者の今森光彦さんは、琵琶湖の里山や熱帯雨林から砂漠まで世界の辺境地を撮影してきた写真家として有名で、『今森光彦・昆虫記』(今森光彦 福音館書店 1988)『世界昆虫記』(今森光彦 福音館書店 1994)『世界のクワガタムシ』(今森みつひこ アリス館 2000)の他、虫好きの子どもたちに愛される本を多数出版されています。また今森さんは自然の造形を鮮やかにきりとるペーパーカットアーティストとしても知られていて、切り絵の本も多数出版されています。

この本はそんな今森さんの昆虫の切り絵の本です。虫の足先まで緻密に作られた切り絵には、虫の特徴を表した短い文章(「あ」なら「あめよふれ あめんぼすいすい あめのこども」)がそえられています。文章のあいうえお順に並んでいるので、参加している子どもたちの名前を聞いて、頭文字が同じページを読んであげると楽しめるでしょう。

絵本『かぶとむしは どこ?』 松岡達英さく 福音館書店 6分

松岡 達英
福音館書店
1990-05-15

かぶとむしの幼虫がさなぎになり、成虫として地上に出てきて、交尾をし、一生を終えるまでが描かれています。脱皮、羽化など難しい言葉は使わず、幼虫から成虫になる過程を丁寧に描いており、体の様子が少しずつ変化していく様子がわかります。見開きいっぱいに描かれた画面構成は迫力があり、特に夏の夜、飛び立つかぶとむしの姿は圧巻です。

 

『アリからみると』 桑原隆一 福音館書店 4分 

桑原 隆一
福音館書店
2004-06-10

 著者の発明した特殊レンズで、アリの目から見た世界をのぞけます。おおいかぶさる草むらをくぐって出かけると、マイマイカブリ、ツチイナゴ、いろいろな虫に出会えます。いつもは見下ろすカブトムシもトノサマバッタも、アリの目から見上げると大迫力。トンボの目など、人の目ではわからないことまで、見ることができるので、読み聞かせのあとにもじっくり眺めてもらいたい1冊です。

 

『せみとりめいじん』 かみやしん 福音館書店 5分

かみや しん
福音館書店
2001-06-15

 せみとり名人のごんちゃんが初心者のてっちゃんに、セミの取り方を伝授してくれます。簡単な材料できるアミの作り方から、せみのいる場所、つかまえるときのちょっとしたコツまで、つかまえるために必要なことを教えてくれるので、実際に挑戦したくなります。ごんちゃんとてっちゃんのやりとりが微笑ましく、虫採りをするときの緊張感と期待感が伝わってきます。絵はクレヨン画のようなやわらかい絵で、親しみがわきます。「せみとりは あそびじゃないよ、しんけんしょうぶ!」

(T.S)

2015年(その1)おいしいやさい、とれたよ!(小さい子向け)


5月に早々と訪れた台風がまるで夏のような暑さをもたらしていますが、本格的な夏はまだこれから!今年はどんな夏になるのでしょうか?さて、小さい子向けのおはなし会プランでは、夏のやさい”なす”の絵本『つやっつやなす』を中心に組み立ててみました。この絵本は科学絵本でありながらも、1歳児でも楽しめるリズミカルな言葉と、ほんとうに瑞々しいなすの絵が印象的で、小さい子から大きい子まで楽しめる1冊です。

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導入 わらべうた いちじくにんじん 1分
    いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼう むぎ なす はす きゅうりに とうがん
絵本 『いちじくにんじん』大阪YWCA千里子ども図書室案/ごんもりなつこ 0.1.2えほん 福音館書店

わらべうたの「いちじくにんじん」の歌は、地方によってその歌われる野菜が違っています。一般的に歌われているのは「いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼう むかごに ななくさ はくさい きゅうりに とうがん」ですが、この絵本では子どもたちが身近でわかりやすいよう「むかごにななくさ はくさい」のところが、「むぎ」「なす」「はす」となっており、二音なので少し歌いづらくもあります。導入で歌うわらべうたも絵本に合わせてみました。

絵本 『つやっつやなす』いわさゆうこ 童心社 3分

つやっつやなす (どーんとやさい)
いわさ ゆうこ
童心社
2012-07

暑い夏、つやっつやのなすが採れました。「ぽっこん」「ぽっこん」「くにゅ」という擬音も面白く、「むらさきでもない くろでもない なすだけもってる なすのいろ」と、リズミカルな言葉で、なすについて教えてくれます。そしてなすにはいろいろな種類があることも。言葉は平易で楽しく、小さな子どもたちにも楽しめますが、この絵本は科学的な知識も伝えてくれて、大きい子のおはなし会でも使える1冊です。

わらべうた えんやらもものき
  えんやら もものき ももがなったら だれにやろ ○○ちゃんにあげよか だーれにあげよか

わらべうた じぃーじぃーばあ
  じぃーじぃーばあ じぃーじぃーばあ ちりんぽろんと とんでったー

わらべうた ももやももや
  ももや ももや ながれははやい せんたくすれば きものがぬれる あー どっこいしょ
*この3つのわらべうたは、スパークハーフというシフォン布を使って遊びわらべうたです。遊び方はヴィアックス社員向けのeラーニングで動画を見ることができます。(なお、eラーニングサイトの閲覧は社員のみとさせていただいています。各館の責任者にIDとパスワードをお尋ねください。自宅のPCでも閲覧できます。)

絵本 『いっぱいやさいさん』まど・みちお 斎藤恭久 至光社 1分

いっぱい やさいさん (至光社国際版絵本)
斉藤 恭久
至光社
1992-06-01

トマトに人参、なす・・・こちらにもいっぱい瑞々しいおやさいがいっぱいです。そして国際アンデルセン賞をとったまど・みちおさんの詩ですから、読んでいても耳に心地の良い言葉で楽しい絵本です。おはなし会を終えたら、ぜひ貸し出しをしてあげたいですね。野菜が苦手なお子さんも、絵本を通して野菜好きになってくれそうです。

(K・J)

2014年(その3) 暑いぞ!夏(幼児~小学生)


眩しいほどの真夏の太陽。そのしたで輝くように咲く大きなひまわりの花、水遊びをする子どもたちの歓声。そんな季節もまもなく!

その光景を思い浮かべながら、おはなし会のプランを作りました。

対象は、幼児~小学生です。

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【暑いぞ!夏】 幼児・小学生向け

導入 詩「うた」 ひまわりあけみ
    『のはらうたⅢ』 工藤直子 童話屋より  2分
のはらうた〈3〉
工藤 直子
童話屋
1987-07
 
 
 
ひまわりって、おひさまに向かって歌を歌っているように見えますよね。工藤直子さんが、そんなひまわりの様子を詩にしています。最初は、読み手が詩を朗読し、二度目は子どもたちに復唱してもらって、詩を味わってもらいましょう。
 

絵本 『おひさまみたいに』スーザン・マリー・スワンソン/マーガレット・カドス=アーヴィン ほるぷ出版 6分  

おひさまみたいに
スーザン・マリー スワンソン
ほるぷ出版
2012-07
 
 
女の子が小さなひまわりの種まきます。おひさまの光を浴びてひまわりはぐんぐん育って、大きな花を咲かせます。やがてそれは実を結び、種をたくさんつけます。読み終わったあとに心が満たされる、そんな優しく、生命力にあふれた絵本です。
 
絵本 『みずまき』 木葉井悦子 講談社 5分
 

生命力といえば木葉井さんの絵本を思い浮かべます。この『みずまき』も夏の暑い中、涼むために庭でみずまきをする女の子や虫たちが躍動感たっぷりに描かれています。なめくじは「たぴたぴたぴたぴ」、ぼうふらは「きゅるきゅるきゅるきょる」、あおむしは「しゃくしゃくしゃくしゃく」。ことばもリズミカル。みずまきが終わって浴衣にうちわで涼む様子もほほえましい1冊です。


絵本 『ありとすいか』 たむらしげる ポプラ社 5分
ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)
たむら しげる
ポプラ社
2002-03
 
水まきが終わったら、縁側に座ってすいかを食べたらきっと最高!
すいかをみつけたありたちが、すいかを巣にせっせと運びます。そのチームワークのよさにはびっくり。
大型絵本もありますので、ぜひそちらで読んであげると、小さなありの大きな仕事ぶりが伝わってよいでしょう。
 (作成K・J) 

2014年(その2) 海のいきもの(幼児~小学生)


おすすめプラン(その1)に続いて、海の本を中心にしたおすすめプラン(その2)【海のいきもの】を紹介します。
不思議で楽しく、美しくあでやかな、海の世界を堪能できます♪
 
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【海のいきもの】(幼児~小学生)
 
導入 詩 「いるか」 谷川俊太郎
    (『ことばあそびうた』 谷川俊太郎 福音館書店より) 
 
「いるか」と「いるかいないか」の言葉のひびきが楽しい詩です。
前に掲示をして、みんなで声を出して読むこともできます。
 
ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
谷川 俊太郎
福音館書店
1973-10-01
 
 
 
 
 
絵本『スイミー』 レオ=レオニ作 好学社 
 
 
小さな黒い魚のスイミーは、仲間が大きな魚にのみこまれ、たった1匹になってしまいます。一人で海を旅するうちに、さまざまな生き物に出会い、再び仲間を見つけますが、また大きな魚がやってきて・・・。世界中で愛されている、レオ=レオニの代表作です。途中で出会う海の生き物が、とても魅力的ですので、じっくり見せてあげてください。
 
『イソギンチャクのふしぎ』 楚山いさむ 写真・文 ポプラ社
 
イソギンチャクのふしぎ (ふしぎいっぱい写真絵本)
楚山 いさむ
ポプラ社
2013-03-09
 
さまざまなイソギンチャクの写真が紹介されています。触手をとじたり広げたりする様子も楽しく、クラゲやヤドカリなどと共生している写真もあります。説明も簡単でわかりやすい言葉で書かれているので、小さい子でも楽しむことができます。潮だまりの色鮮やかな世界を味わえる1冊です。
 
『うらしまたろう』 時田史郎再話 秋野不矩画 福音館書店
 
 
有名な日本の昔話です。さまざまな絵本が出版されていますが、この絵本はたろうが住んでいる海辺のさみしげな様子や、水の中の竜宮城のあでやかな様子が、淡い水彩画でえがかれていて、味わい深い印象を残します。ぜひ子ども時代に出会ってほしい絵本です。
 
(T.S)
 
 

2014年(その1) うみべであそぼう♪(小さい子)


なかなか気温があがらない5月です。日中暑くても、朝夕はぐっと気温が下がります。

 
昨年も衣替えのあとに冬物を引っ張り出すような日々のあと、5月半ばには一気に気温があがり、その変化についていけず、大変でした。今日も雨があがると一気に気温上昇の予報。みなさまも体調の管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
 
さて、おはなし会おすすめプランは7月。眩しい陽射しを思い出しながら作りました♪(その1)は、小さい子のためのプログラムです。
 
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【うみべであそぼう♪】(小さい子向け)
 
絵本 『うみ ざざざ』ひがしなおこ/きうちたつろう くもん出版
うみざざざ (はじめてであうえほんシリーズ)
ひがし なおこ
くもん出版
2012-07
 
「さくさく、ざざーん、ざざざざざ」海の波の音に誘われて、白い砂浜を裸足でかけだす男の子。くっきりと足跡ののこる浜辺。耳に心地よいことばと、青い空、白い砂浜、そして青々とひろがる海。海への憧憬を子どもたちと共有しましょう。
 
わらべうた 「おふねはぎっちらこ」  
         おふねはぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ(繰り返し)
        「せんぞうや まんぞう」
         せんぞうや まんぞう おふねはぎっちらこ
         ぎっちら ぎっちら こげば みなとがみえる
         えびすか だいこくか こっちゃ ふくのかみよ
       
絵本 『らっこちゃん』 MAYAMAXX 0.1.2えほん 福音館書店
らっこちゃん (0.1.2.えほん)
MAYA MAXX
福音館書店
2013-04-03
 
月刊こどものとも0.1.2えほんがハードカバーになりました。
海の中をすいすい泳いだり、ぷかぷか浮かんでいるらっこちゃんは小さな子どもたちにとっては、憧れの存在。ゆったりした気持ちで読んであげたいですね。
 
わらべうた 「ぎったんばったん」
        ぎったんばったん よいしょぶね
        おーきは なーみが たかいぞ
        「こまんか こまんか」
        こまんか こまんか こまんか なーみ
        もちっと ふーとう なーれ
 
絵本 『かにこちゃん』岸田衿子/堀内誠一 くもん出版
かにこちゃん (はじめてであうえほんシリーズ)
きしだ えりこ
くもん出版
2008-04
 
1967年に岸田衿子さんと堀内誠一さんコンビで世界出版社から出版されていた絵本がくもん出版から復刻されました。くっきりと色鮮やかな赤いかに、うみべの風景、朝日に夕日。「すこすこすこすこ」というリズミカルな文章。どれをとっても、小さな子どもたちの心を惹きつける1冊です。
 
 
 

絵本 『うみべであそぼう』なかのひろみ/小林安雅 福音館書店
うみべで あそぼう(福音館の科学シリーズ)
なかの ひろみ
福音館書店
2008-06-25
 
最後の1冊は、少し気分を変えて、写真絵本です。うみべでみつかるいろいろな海の生物たち。「かにこちゃん」にも会えるよ!と声をかけながら、読んであげましょう。
 
 
 

わらべうた 「こーりゃ どーこの」
        こーりゃ どーこの じーぞうさん
        うみの はーたの じーぞうさん
        うーみに つーけて どっぼーん
(おはなし会の最後は、親子で身体を動かすわらべうたを!このブログのわらべうたは、社員向けeラーニング教材にあります。ぜひ取り入れてみてください。)
(作成K・J)

2013年(その3) 数をかぞえてみたら…(幼児~小学生)


7月のおはなし会☆おすすめプラン(その3)は、小学生くらいのおはなしをじっくり聞ける子を対象としています。

 
今、どちらの図書館を訪問しても、おはなし会に来るのは乳幼児が中心、その年齢もどんどん下がっていると聞きます。小学生は1年生でも水曜日も5時間授業があり、幼児は幼児で習い事などで忙しいようで、水曜日の午後3時におはなし会を設定している図書館では、幼児や小学生の参加が少ないようです。土曜日におはなし会を設定している図書館は、親子連れの参加が多いのですが、やはり小さいお子さんが増えていると聞きます。
 
そういう訳で、ここに紹介する絵本は図書館のおはなし会では使いづらいかもしれません。それでも、どれもしっかりしたおはなしで普段からおはなし会に参加している子には、十分楽しめると思います。
 
紹介する絵本を、どれか1冊を用いるのもよいでしょう。あるいは、夏休みに小学生向けにおはなし会を企画するのもいいですね。またブックトークにも使えます。ぜひ手にとってほしいと思います。
 
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【数をかぞえてみたら・・・】
 
絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/スズキコージ 福音館書店

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ) [単行本]
著者:岸田 衿子
出版:福音館書店
(1990-07-10)

 
 
6つの「かぞえうた」がありますが、どれも歌いたくなるようなリズミカルで楽しい「かぞえうた」。それにスズキコージさんの不思議な絵が!「へんなひとかぞえうた」は特におすすめ。おはなし会の導入にどれかひとつ読んであげてください。そして数をかぞえるのがキーワードになっている絵本を紹介するねと、絵本を読み始めましょう。
 
本 『むらの英雄【エチオピアのむかしばなし)』 わたなべしげお/にしむらしげお 瑞雲舎 
むらの英雄 (エチオピアのむかしばなし)むらの英雄 (エチオピアのむかしばなし) [大型本]
著者:渡辺茂男
出版:瑞雲舎
(2013-04-12)
 
12人のアディ・ニハァスの村人が粉を引いてもらうためにマイ・エデガという村へ出かけます。帰り道に村人がみんなの数を数えると、12人いるはずなのに11人しかいない!さてさて一体どうしたことやら?
子ども達は村人たちが数を数えるたびに、きっと可笑しくてたまらないことでしょう。そして村の女の子が指摘をするのですが・・・最後まで楽しめる1冊です。
 
絵本 『1つぶのおこめ』 デミ/さくまゆみこ訳 光村教育図書
1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし [ハードカバー]
著者:デミ
出版:光村教育図書
(2009-10)
 
けちな王様に「お米を1つぶください。次の日は前日の倍をください。」と頼んだ女の子。王様は1つぶの倍は2つぶ、その次は4つぶ。訳ないことだと、女の子の申し出をそのまま呑んでくれます。ところが30日目には・・・
算数の知恵で、村を救った女の子の物語です。2の2乗が続くと・・・天文学的な数字になるのですね。読んでもらった子どもたちに数の不思議さ、広がりをぜひ伝えてあげたいと思います。
 
写真絵本 『よいしょ』 工藤直子/ネイチャー・プロダクション写真 小学館
よいしょ (フォトポエム絵本)よいしょ (フォトポエム絵本) [単行本]
著者:工藤 直子
出版:小学館
(2006-07)
長い絵本が2冊続いたので、かわいい動物や虫たちががんばっている姿を紹介してあげましょう。26の「よいしょ」が収録されています。夏におすすめなのは「ひらくよ・よいしょ」「むくむく・よいしょ」や、「ひろがれ・よいしょ」です。この詩集はいろいろな季節に合わせて使えると思います。
 
(作成K・J)

2013年(その2) ふしぎなせかいへ(幼児~小学生)


このプランも、所沢図書館・所沢分館の児童室を案内していただいた時に「ひらめき」ました。

 
所沢分館の展示コーナーでは、「みんなのおすすめの本」の展示をしていました。4月23日から5月12日までの「こども読書週間」にあわせて、子どもたち自身が読んで面白かった本を、お友達向けに紹介するコーナーです。吹き出しの描かれた用紙に本の題名と、どんなところが面白かったかを記入してカウンターに提出します。
 
それを児童担当の方が、おすすめの本といっしょに吹き出し型POPにして、展示するというもの。自分の書いたものが、大好きな本と一緒に並ぶので、大勢の子どもたちが参加し、展示コーナーを途中で拡大したということです。
 
その中で目立っていたのが、『めっきらもっきらどおんどん』(長谷川摂子/降矢なな 福音館書店)でした。この絵本、最初は長男の幼稚園時代に月刊絵本として手にしました。ちょっと怖い雰囲気かと思ったら、全然!うちの子ども達も「ちんぷく まんぷく あっぺらこのきんぴらこ じょんがらぴこたこ めっきらもっきら どおんどん」と一緒になって唱えて、夢中になったものでした。今から20年以上前のことです。
 
今の子どもたちの心も捉えるロングセラーとなったこの絵本を中心にプログラムを組んでみました。
 
 
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【ふしぎなせかいへ】
 
導入 絵本 『かっぱかぞえうた』瀬川康男 福音館書店

かっぱ・かぞえうた (日本傑作絵本シリーズ)かっぱ・かぞえうた (日本傑作絵本シリーズ) [大型本]
著者:せがわ やすお
出版:福音館書店
(1996-10-15)

 
導入に、こちらは「かっぱ」の数え唄。
唱え言葉が耳に心地よく、瀬川さんの不思議な雰囲気の絵が、子どもたちを一気にあちらの世界にいざなってくれます。
 
絵本  『おばけがぞろぞろ』 佐々木マキ 福音館書店 
おばけがぞろぞろ (幼児絵本シリーズ)おばけがぞろぞろ (幼児絵本シリーズ) [単行本]
著者:ささき まき
出版:福音館書店
(1994-06-10)
 
「おろむかくん」に「ぞんびえくん」おばけたちがつぎつぎ「あそぼー」と言って誘いに来ます。怖いようでいて、かわいらしいおばけたち。この絵本も子どもたちが小さい時に何度も何度も繰り返し繰り返し読んだ絵本です。ちょっと不思議な世界に連れて行ってくれる仲間たちなのです。
 
 
絵本  『めっきらもっきら どおんどん』長谷川摂子/降矢なな 福音館書店
めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集) [大型本]
著者:長谷川 摂子
出版:福音館書店
(1990-03-15)
 
まだ空想の世界と現実の世界を行ったり来たりできる年代の子どもたちにとって、これはほんとうにあったことのように感じることでしょう。出てくる妖怪たちはみんな愛嬌があって、なんとなく癒されます。
まさに「往きて帰りし」物語、幼児期の子どもたちにとってこのような体験はイマジネーションの世界を拡げて行くのに大切な経験なのです。
 
絵本  『まがればまがちみち』 井上洋介
まがればまがりみち (こどものとも傑作集)まがればまがりみち (こどものとも傑作集) [単行本]
著者:井上 洋介
出版:福音館書店
(1999-09-30)
 
 
「ひぐれの町の まがり道 何がるのか まがり道」と、繰り返しの小気味よいテンポで進んでいきます。次は何が出てくるのかなぁ?と、ちょっとドキドキ。子どもたちの想像の翼を最大限に拡げてくれます。
(作成K・J) 
 

2013年(その1) 夏って楽しいね♪(小さい子)


5月8日に「7月のおすすめ本☆リスト」を更新した時は、肌寒い日が続き、太陽の季節が待ち遠しいと書いたのですが、その後一気に夏が来てしまいました。ここ10年くらい極端な季節の変化が続いていて、春から夏へ、夏から秋へというゆるやかな気候の移ろいというのがなくなっていますね。それも地球の温暖化と関係があるのかしらと、思ったり!そんな時は、そうだ、図書館に行ってレファレンスサービスを受けよう♪

 
と、いうわけでお待たせしました!「7月のおはなし会☆おすすめプラン」です。この度は所沢図書館所沢分館の児童室でこのプランを練りました。小さな男の子が小さなテーブルに座ってお母さんに読んでもらっていた絵本『はなびドーン』を中心に組み立ててみました。
 
男の子が目を輝かせて聞いていたのが、とても印象的でした♪
 
 
*これまでの7月のおはなし会☆おすすめプラン*
2011年のプラン
【その1】 宇宙へ 
【その2】 夏だ!
 
2012年のプラン
【その2】 いざ冒険へ
【その3】 緑の木陰で
 
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【夏って楽しいね♪】(小さな子ども達向け)
 
絵本  『ひとつひまわり』 小長谷清実/福知伸夫 福音館書店

ひとつひまわり (福音館の幼児絵本)ひとつひまわり (福音館の幼児絵本) [大型本]
著者:小長谷 清実
出版:福音館書店
(1998-11-10)

 
 
鮮やかな版画が美しい絵本。数え唄になっているので、導入に使えます。
小さい子だけでなく、大きい子にも使える絵本です。
 
 
わらべうた  
    おふねはぎっちらこ
      おふねはぎっちらこ ぎっちらこ おふねはぎっちらこ ぎっちらこ
    ぎっこんばっこん
       ぎっこん ばっこん よいしょぶね おーきは なーみが たーかいぞ!
    こまんか こまんか
       こまんか こまんか こまんか なーみ もちっと ふとうなーれ

絵本  『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』安西水丸 福音館書店
 
 
赤ちゃん絵本の定番『がたんごとんがたんごとん』の続編。赤ちゃんの身近にある夏のものが、汽車にのっておでかけでず。波の音の繰り返しも耳に心地よいですね。
 
絵本  『はなびドーン』 カズコ・G・ストーン 童心社
はなび ドーン (とことこえほん)はなび ドーン (とことこえほん) [大型本]
著者:カズコ・G. ストーン
出版:童心社
(2012-06-20)
 
所沢分館の児童室で、2才くらいの男の子が「シューッ パンッ ドン」という花火があがる擬音語にすごく反応して一緒に声を出して繰り返し、手をたたいて喜んでいました。去年の夏に見た花火を思い出しているのでしょうか?今年も花火を見れるといいね!

 
絵本  『こぐまちゃんのみずあそび』 もりひさし/わかやまけん こぐま社
こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん) [単行本]
著者:森 比左志/わかやまけん
出版:こぐま社
(1971-11)
 
 
暑い暑い夏は、やっぱり水遊び。気持ちいいよね。
 
(作成K・J)

2012年(その3) 緑の木蔭で(幼児~小学生)


あっという間に5月が終わり、6月に入りました。今年の梅雨入りはいつかしら?と図書館の現場では気になるところですね。雨の季節も気持ちよく利用者対応ができますように!

さて、6月になったので、8月のおはなし会プランと行きたいのですが、もうひとつ7月のプランを。といっても夏を題材にした少し大きい子向けの内容です。8月のおはなし会でも使えると思います。参考にしてくださったらうれしいです。

(その3)【緑の木陰で】
小学校低学年~中学年向け

導入  詩 「美しい夏の朝に」谷川俊太郎
    『あさ/朝』より 谷川俊太郎/吉村和敏 アリス館
あさ/朝あさ/朝
著者:谷川 俊太郎
販売元:アリス館
(2004-07)







絵本  『みどりの船』クェンティン・ブレイク 千葉茂樹/訳  あかね書房
みどりの船 (あかねせかいの本)みどりの船 (あかねせかいの本)
著者:クェンティン ブレイク
販売元:あかね書房
(1998-05)


夏休みに出かけて行った田舎で、隣のお屋敷の庭に迷い込んだ姉弟。そこでみつけたものは!想像の翼を広げ、子どもも大人もいっしょにあそぶことのできる素晴しさ。夏休み前のこの時期だからこそ読んであげたい1冊です。


かがく絵本   『森の小さなアーティスト』今森光彦  福音館書店
森の小さなアーティスト (たくさんのふしぎ傑作集)森の小さなアーティスト (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:今森 光彦
販売元:福音館書店
(1996-02-01)


緑の森の中、擬態をして隠れている虫たちを集めた写真集。虫たちの知恵にびっくり。ほんとうに芸術家だなぁ~と思えてきます。一緒に虫たちの素晴しい姿を楽しみましょう。


絵本    『ちきゅう』G・ブライアン・カラス 庄司太一 偕成社
ちきゅうちきゅう
著者:G.ブライアン カラス
販売元:偕成社
(2007-08)


「ちきゅう このおおきなのりものにのって、ぼくたちはうちゅうをたびしている」
あくまでの絵本作家としての視点で、私たちが住んでいるこの地球のことを、語りかけてくれるダイナミックな絵本。絵も抽象的ですが、宇宙から見た地球という視点を子どもたちに与えてくれるよい絵本です。

(作成K・J)

2012年(その2) いざ、冒険へ(幼児~小学生)


7月のおはなし会☆おすすめプランの(その2)は、幼児~小学低学年が対象です。今月は小さい時ならではの冒険の旅へと子どもたちを誘いたいと思います。

なお、昨年の7月のおはなし会☆おすすめプランは
(その1) 宇宙へ (2011年5月24日UP)
(その2) 夏だ! (2011年6月6日UP)

合わせて参考にしてくださいね♪


【いざ、冒険へ】

導入  詩の朗読「空にぐーんと手をのばせ」新沢としひこ/市居みか 理論社
空にぐーんと手をのばせ空にぐーんと手をのばせ
著者:新沢 としひこ
販売元:理論社
(2000-11)






「空にぐーんと手をのばせ
 わたぐも
 すじぐも
 かきわけて
 でっかいおひさま つかまえろ

 海にぐーんと手をのばせ
 大波
 小波
 かきわけて
 でっかいくじら つかまえろ
 
 横にぐーんと手をのばせ
 だれかとしっかり
 手をつなげ
 ぐるっと地球を
 かかえちゃえ 」

絵本 『ぼくのかえりみち』 ひがしちから BL出版
ぼくのかえりみちぼくのかえりみち
著者:ひがし ちから
販売元:BL出版
(2008-10)


一番身近な冒険は学校の帰り道にあります。もしも、もしもだよ、アスファルトの黒い部分が全部底がなく、白い線の上しか辿って行けないとしたら?
そんなワクワクドキドキ、だれもがやったことあるような冒険の旅です。


絵本 『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック  神宮輝夫/絵 冨山房
かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
著者:モーリス・センダック
販売元:冨山房
(1975-12-05)


5月8日にモーリス・センダックさんがなくなりました。「子どもは純真無垢なもの」という固定観念に風穴をあけ、生き生きと子ども時代を描いたセンダックさんの、エポックメーキングな絵本を子どもたちと楽しみましょう。「かいじゅうおどり」のことばの無いページは、読み手の力量が問われるところ!さあ、あなたならどう読みますか?

絵本 『ベンジーのふねのたび』マーガレット・ブロイ・グレアム 渡辺茂男訳 福音館書店
ベンジーのふねのたび (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)ベンジーのふねのたび (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)
著者:マーガレット・ブロイ グレアム
販売元:福音館書店
(1980-04-20)



家族旅行に置いて行かれたと思った犬のベンジーが、どこへ行くとも知らない船に乗り込んで・・・ハラハラドキドキの旅を。夏にぴったりの1冊です。



ブックトーク  冒険へ
幼児や小学生の冒険の旅って、自分の生活圏をほんのちょっと逸脱すること。そして予期せぬことに出会い、自分で考え判断して戻ってくること。冒険は、自立のためにとっても大切な経験。そんな子どもたちに寄り添ってくれる絵本たちを紹介しましょう。

『はろるどのふしぎなぼうけん
はろるどのふしぎなぼうけん (ミセスこどもの本)はろるどのふしぎなぼうけん (ミセスこどもの本)
著者:クロケット・ジョンソン/訳:岸田衿子 
販売元:文化出版局
(1971-11)


はろるどがクレヨンで線をひくと、そこにどんどん道が出来て、それを辿って行けば・・・ふしぎなぼうけんの始まりです。


『おしいれのぼうけん』

おしいれのぼうけん (絵本ぼくたちこどもだ 1)おしいれのぼうけん (絵本ぼくたちこどもだ 1)
著者:古田 足日
販売元:童心社
(1974-11-01)


今はおしいれのある家も少なくなったのかもしれません。昔はお仕置きにおしいれに閉じ込められることはよくありました。保育園の子ども達も先生に叱られるとおしいれに!でもミニカーの取り合いをして閉じ込められたさとしとあきらと違いました。おしいれの奥へ冒険に出かけます。


『こすずめのぼうけん』
こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)
著者:ルース・エインズワース
販売元:福音館書店
(1977-04-01)

巣立ちをして巣を飛び出したこすずめ。自分の巣がわからなくなって・・・さてどうしたら自分の巣にもどれるかしら?「ぼく、ちゅんちゅんちゅんてきり 言えないんです。」というセリフが耳に残ります。

『ペチューニアのだいりょこう』
ペチューニアのだいりょこうペチューニアのだいりょこう
著者:ロジャー・デュボワザン
販売元:冨山房
(2002-11-18)


あひるのペチューニアが飛行機を見て、自分も飛行機が向かう先を見てみたいと、旅にでかけます。自力で飛ぶためには、ダイエットも厭わないペチューニアの努力には頭が下がります。



『チムとゆうかんなせんちょうさん』
チムとゆうかんなせんちょうさん―チムシリーズ〈1〉 (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)チムとゆうかんなせんちょうさん―チムシリーズ〈1〉 (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)
著者:エドワード アーディゾーニ
販売元:福音館書店
(2001-06-20)


船乗りになりたくてたまらないチム。ある日自分で船に乗り込んでいきます。そこで一回りも二回りも大きく成長したチム。
長い間読み継がれてきた、海洋冒険物語。ぜひ読み継がれて行ってほしい思う1冊です。

(作成K・J)

2012年(その1) どろんこ!みずあそび(小さい子)


5月も連休が終わって、早くも半ばに入ります。

4月から児童担当者が入れ替わった館もあることでしょう。おはなし会運営に慣れてきましたか?

今年度の初級研修でたっぷり触れる予定ですが、おはなし会に慣れない人ほど子どもたちに読み継がれてきたロングセラーを選書することをおすすめします。絵本を読むということに慣れていないのに、今流行りのナンセンス絵本や絵だけがかわいい絵本を選ぶことは、あまりおすすめしません。

絵本がなにを伝えているのか、焦点がぼやけてしまうからです。
ぜひ読み継がれてきた、どんな子どもにもす~っと入っていく、力のある絵本、「基本の基」の絵本を選ぶようにしましょう。


7月のおはなし会☆おすすめプラン(その1)は、小さい子向けのプランです。

夏になってどこんこにみずあそび、小さいうちはいっぱいいっぱい遊んで過ごしたいですね。そんな夏にぴったりの0.1.2才児向けの絵本です。

【どろんこ!みずあそび】
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導入 わらべうた ももやももや

絵本 『こぐまちゃんのどろあそび』わかやまけん こぐま社
こぐまちゃんのどろあそび (こぐまちゃんえほん)こぐまちゃんのどろあそび (こぐまちゃんえほん)
著者:森 比左志/わかやまけん
販売元:こぐま社
(1973-10)





絵本 『じゃぐちをあけると』しんぐうすすむ 福音館書店
じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)じゃぐちをあけると (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
著者:しんぐう すすむ
販売元:福音館書店
(2009-06-10)


小さい子にとって、水の感触って不思議と心を開放させるのですね。もちろん水の危険も隣り合わせですが、だからこそしっかり水に触ってどんなものか知っておくことも大事ですね。
詩のようなことばと、じゃぐちから溢れる水の写実的な絵とが、子どもたちの知的好奇心をくすぐります。


絵本 『ぽぽんぴぽんぽん』松竹いね子/ささめやゆき 福音館書店
ぽぽんぴ ぽんぽん (0.1.2.えほん)ぽぽんぴ ぽんぽん (0.1.2.えほん)
著者:松竹 いね子
販売元:福音館書店
(2012-02-01)


「たろうくんのおへそはどーこ?」シャツをめくるとおなかの真ん中に!くまさんも、かばさんも、おさるさんもみんな一緒です。
夏になって薄着になって遊ぶようになると、自分のおへそに「?」と気がつく子ども達。
リズミカルな音といっしょに読んであげましょう。そしてもちろん、お昼寝の時にはおへそ大事にかくして寝てね!

わらべうた  めんめんたまぐら   おふねはぎっちらこ  さよならあんころもち

(作成K・J)

2011年(その2) 夏だ!(幼児~小学生)


【夏だ!】

昨年は記録的な猛暑でしたが、今年はどうでしょう?東日本大震災と、その後の福島第一原発事故を受けて節電が奨励されているので、できれば過ごしやすい夏であってほしいですね。

さてさて、本来なら元気に海や山で外遊びを!と、言いたいところですが、首都圏でも放射能汚染が心配されていて、無邪気に肌を露出したりできないですね。海も、津波の襲ってくる映像がいまだに脳裏に焼き付いていて、小さな子ども達も恐る恐るかもしれません。

それでもせっかくの夏休み。子ども達に夏の気分を味わってもらいたいなと思います。

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絵本 『すいかのたね』(ばばばあちゃんのおはなし) さとうわきこ 福音館書店 1987
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし    こどものとも傑作集
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
夏はやっぱりすいかに限る♪この絵本を始めて読んだ時、私は幼稚園の教師をしていました。その豪快なおはなしの展開に子ども達も大喜び。聞き手の子ども達も一緒に「これでもか!」って大声を出せたら、きっとすっきり。原発事故による放射能汚染を恐れて戸外で発散できない子ども達も気持ちが晴れること、請け合いです。

絵本 『トマトさん』 田中清代 福音館書店 2006
トマトさん (こどものとも傑作集)
トマトさん (こどものとも傑作集
こちらの絵本も迫力があります。太陽ギラリと照りつけて暑い暑い日の午後、トマトさんは冷たい小川で泳いでみたくなります。でも自分で転がっていけないトマトさんを虫たちが小川まで運んでくれて・・・・やっと冷たい川に浸かった時のうれしそうな顔が印象的です。

紙芝居 『かりゆしの海』 まついのりこ/横井謙典・写真 童心社
かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい)
かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい)
多くの街々を飲みこみ、多くの人々の生命を奪ってしまった津波ですが、ほんとうの海は美しく生命をはぐくむゆりかごなのです。「ユガフ タボーリ!」(しあわせが やってきますように)と琉球語で、子どもたちと一緒に唱えると・・・モノクロの海の世界が色鮮やかな生命溢れる海に代っていきます。ぜひこの夏だからこそ、読んであげたい紙芝居です。

絵本 『ねこのはなびや』 渡辺有一 フレーベル館 2001
ねこのはなびや (えほんあらかると)
ねこのはなびや (えほんあらかると)
今夜は花火大会。ねこの花火師たちが3組に分かれて競い合います。最後はみんなで力を合わせての仕掛け花火。ナイアガラは圧巻です。夏の花火には鎮魂の意味も含まれています。この夏、花火を見上げて震災後に失われた生命に想いを馳せたいですね。

ブックトーク

『はなび』 秋山とも子 教育画劇 2003
はなび
はなび
花火がどのように作られ、打ち上げられるのか、子ども達には興味深い絵本です。これを読むと花火大会が待ち遠しくなりそうです。

『おこだでませんように』 くすのきしげのり/石井聖岳 小学館 2008
おこだでませんように
おこだでませんように
いつも怒られてしまう男の子。ほんとうはそうじゃないのに!わかってほしいのに言葉にできない・・・そんな子どもの気持ちを丁寧に描いた絵本。作者のくすのきさんは、昨年までは現役の小学校の先生でした。くすのきさんが教えた子どもたちのエピソードなのだそうです。七夕の前に読んであげてもいいですね。

『うみのむこうは』 五味太郎 絵本館 1979
うみのむこうは
うみのむこうは
この度の大震災のニュースは、世界中をかけめぐり、各地から「日本の為に祈ってる」というメッセージがたくさん寄せられました。私たちの国は小さな島国ですが、世界は繋がっています。海のむこうから差しのべられた援助の手。それは幼い子ども達にとっても、心に残っていくでしょう。水平線の向こうにいる友だちに想いを馳せる女の子。今年はまた特別な気持ちで手にした絵本です。 

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