9月のおはなし会プラン

2016年(その2)じょうぶなからだに!(幼児~小学生)
2016年(その1)いないいない~(小さい子向け)
2015年(その3)むか~しむかし、いたんだとさ(きょうりゅう)
2015年(その2) 月のふしぎ(幼児~小学生)
2015年(その1) かぜ、きもちいい~♪(小さい子向け)
2014年(その3) きつね
2014年(その2) 秋の虫(幼児~小学生)
2014年(その1) さあ、どうぞ!(小さい子)
2013年(その3) おじいちゃん・おばあちゃん(幼児~小学生)
2013年(その2) いろんな たのしい おつきさま(幼児~小学生)
2013年(その1) くっついた!(小さい子)
2012年(その3) ぼくがげんきにしてあげる(幼児~小学生)
2012年(その2) 大切なあなたへ(幼児~小学生)
2012年(その1) だいすき♪おじいちゃん、おばあちゃん(小さい子)
2011年(その2) けんかしても大好き♪―兄弟姉妹っていいね

2016年(その2)じょうぶなからだに!(幼児~小学生)


暑い夏を乗り越え9月になると、子どもたちから聞こえてくるのは「暑くて夏バテをしてしまった」「夏休みの間の不規則な生活で疲れが残った」というような話題。今の子どもたちは昔のように真っ黒けになって外遊びをすることも少なくなっているのでしょうか。先日、小学生のお母さんたちの集まりで聞いたのは、「戸外での遊びは、熱中症の危険や、不審者の出没なんかが気になって、親が付き添えない時はさせていない」「夏休みは、塾通いや習い事のスケジュールで予定を埋めるようにして、子どもが飽きないようにしている」という、20年前の子育ての常識が当てはまらない内容でした。

そんな暑い夏を乗り越え、涼しくなってくる9月は身体を動かす好機です。「じょうぶなからだに!」というテーマでおはなし会プランを作ってみました。

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導入 詩 バッタのうた 室生犀星 1分 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』冨山房インターナショナル 2015 より

バッタは
あっちにとびつき
こっちにかけだし
どこへいってもきげんがいいし
おあいそがいい、
こんにちは
バッタですがごようはありませんか、
バッタさんなら
うらへまわっておにわのそうじをして
あとでうたを一つうたってください、
米つきバッタのうたをわすれずに
うたってください。

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19
 
室生犀星(1889~1962)の、ちょっととぼけた感じの詩です。秋になってバッタがぴょんぴょん飛び跳ねている感じが、伝わってくる詩です。導入で詩を使うときは、一度は耳で味わってもらい、2度目は復唱してもらって実際に一緒に声に出して、ことばのリズムを味わうとよいでしょう。
 
 
絵本 『アボガド・ベイビー』ジョン・バーミンガム/作 青山南/訳 ほるぷ出版 1993 4分
アボカド・ベイビー
ジョン バーニンガム
ほるぷ出版
1993-07
 
我が子のからだがじょうぶであることは、どんな親でも一番の望みかもしれません。この絵本の出だしは「ハーグレイブさんのところは、おとうさんもおかあさんも、こどもたちふたりもあまりじょうぶではありませんでした。おかあさんのおなかには、あかんぼうがいました。みんな、じょうぶなこどもがうまれるといいなあ、とおいのりしていました。」で始まります。ところが生まれてきた赤ちゃんは食欲がなく、このままでは・・・と嘆きかけた時になぜかテーブルにアボガドが!そしてそれを食べさせると・・・「森のバター」とも呼ばれるアボガドの栄養素の高さは有名ですが、生産量が倍増し、世界中に広く普及した時期が1980年代の後半ですから、この絵本も一役買ったのかも?と思ってしまいました。読んでもらう子どもたちは、そんなことは気にせず、とくかくほうれん草を食べたあとのポパイのように強いあかちゃんの姿を楽しむことでしょう。
 
 
絵本 『ほね』堀内誠一/作 かがくのとも傑作集 福音館書店 1981 3分
ほね (かがくのとも絵本)
堀内 誠一
福音館書店
1981-02-02
 
じょうぶなからだを支えるのは、じょうぶなほねが大切です。身体の中で重要な役割を担う「ほね」についてわかりやすく解説してくれています。人間のほねとおなじ構造を持つものが身近なものとして、人間の生活を豊かにしてくれているという投げかけは、とても面白いと思いました。ここからスタートして、調べてみるのも面白いですね。
 
 
絵本 『できるかな?あたまのさきからつまさきまで』エリック・カール/作 くどうなおこ/訳 偕成社 1997 3分
できるかな?―あたまからつまさきまで
エリック カール
偕成社
1997-10
 
「どうぶつたちの動きに合わせて、一緒にからだを動かしてみよう。できるかな?」と、次々にいろいろなどうぶつたちが登場します。ペンギンはあたまをくるんとまわし、きりんは首をぐいんと曲げ、バッファローは肩を上げ下げします。ほかにもいろいろなどうぶつの動きが出てきます。読んであげながら、一緒にからだを動かしてみてもよいでしょう。
 
 
手遊び 「あたまかたひざポン」 日本語と英語と二ヶ国語で歌って遊んでもよいでしょう。
たのしいコミュニケーション 手遊び歌遊び
阿部 恵
明治図書出版
1998-05
 
 
 
 
英語の手遊び歌入り みんなで手遊びワンツートン
妹尾 美智子
ドレミ楽譜出版社
2007-01-11
 
ポピュラーな手遊びなので、いろいろな本に楽譜とともに遊び方が書かれています。参考にしてみてください。
 
 
 
ころんだ動物たちが、つぎつぎにからみあって、ほどけなくなってしまいました。どうやったら、ほどけるかしら?長新太さんのこの絵本、「こどものとも」年少版の1982年7月号です。こどものとも社が幼稚園などを通して1996年と2013年にハードカバーにして頒布したもので、市販されていない絵本ですが、図書館には蔵書として入れているところがあります。(NDLサーチ結果→こちら)もし、所蔵していれば、おはなし会の締めに読んであげると楽しいでしょう。
 
(作成K・J)
 

2016年(その1)いないいない~(小さい子向け)


 
 
1967年に出版されて以来、不動のミリオンセラー絵本があります。それは松谷みよ子作『いないいないばあ』です。現在569万部を超え、多くの子どもたちに愛されている絵本です。1981年に改版されましたが、2016年3月時点で改版後、235刷になっているということですから驚きです。
 
ところで「いないいないばあ」遊びは、全世界共通の赤ちゃんをあやす遊びなのをご存知ですか?私も海外で子育てをしている頃に、コンドミニアムのお庭などで他国から来ているママたちに教えてもらいました。英語では「Peek-a-boo」、ドイツ語では「Gugus-dada」、フランス語では「Cashe cashe coucou」、イタリア語では「Bu Bu Settete」、スペイン語では「Te veo no te veo」、タイ語では「 ジャッエー!」と、声をかけながら手などで顔を隠したあとに、顔を出す遊び方も同じです。
どうして、「いないいないばあ」遊びが、小さな子どもの心を惹きつけるのでしょうか?それは、心理学用語でいう「対象の永続性」(スイスの発達心理学者J・ピアジェの理論)という認知能力の発達によります。生後6ヶ月頃になると、目の前のものが一瞬見えなくなっても、そのものは無くなっていないということを理解し、また現れると予測できるようになるのです。そして予測通りに目の前にもう一度現れると大喜びをするのです。
 
今回はその「いないいないばあ」をテーマに小さい子向けのプログラムを作成しました。
 
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【いないいない~】
 
導入 わらべうた  このこどこのこ
 
絵本 『いないいないばあ』松谷みよ子/作 瀬川康男/絵 童心社 1967 1分
くりかえしのことばの心地よさと、瀬川康男さんの優しい絵が、長い愛され続ける絵本となりました。
単純だからこそ、何度読んでも楽しめる絵本です。
 
 
わらべうた  えんやらもものき
「 えんやらもものき ももがなったら だれにやろ だれにあげよか だれにあげよか」と歌いながら、スパークハーフ布を手渡していきます。
えんやらもものき

いろいろなものを配布するときに使えるわらべうたです。名前がわからない場合は、「だれにあげよか」を繰り返して歌えば大丈夫です。なお、譜面は、K・Jが覚えて歌っているものを採譜したものです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた  じぃーじぃーばあ
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「スパークハーフ」という種類のシフォン布です。切りっぱなしでも糸くずが出ず、手洗いしても30分で乾くので図書館のイベントには重宝します

じいじいばあ

「じぃじぃ」でシフォン布で顔を隠し、「ばあ」で顔を出します。「ちりんぽろんと」で布を左右に振って、「とんでったー」で思い切り高く布を飛ばします。



スパークハーフというシフォン布を使って遊ぶわらべうたを2つ、取り入れてみました。ユザワヤなどで広幅(188cm)1m千円前後で購入できます。1mあれば、25cm×23.5cmの布を32枚取ることが出来ます。黄色だけでなく、30色ほど色も用意されています。遊びによって、色を考えてみると良いでしょう。(通販サイトでは10cm59円で販売しています。→okadaya)この布は、切りっぱなしでも糸くずが出ないうえに、手洗いしても30分もかからずに乾くので、図書館でのわらべうた遊びに適しています。

「じぃーじぃー」でシフォン布で顔を隠し、「ばあ」で顔を出します。「ちりんぽろんと」で布を左右に振って、「とんでったー」で思い切り高く布を飛ばします。ふわふわと落ちてくる布は、子どもたちにとって、心を開いてくれるものです。

 

わらべうた にぎりぱっちり

にぎりぱっちり

「にーぎりぱっちり」では、スパークハーフ布を両手の中に隠して、「ひよこ」と歌ったあとに「ぴよぴよぴよぴよ」と言いながら掌を開きます。手の中からまるでひよこが生まれてきたように見えます。

 

 

 

 

 

 

「にーぎりぱっちり たてよこ」までは、両手の中にシフォン布をギュッと握りしめ、「ひよこ」と歌ったあとで、「ぴよぴよぴよぴよ」と言いながら、手を開きます。黄色のスパークハーフ布だとふわふわと手の中で広がって、まるでひよこが生まれでたかのように見えます。何度も繰り返しやってみましょう。

 

わらべうた  もどろもどろ

配布した布を回収するときに歌うわらべうたです。

もどろもどろ

お片付けの時などに使えるわらべうたです。全部片付くまで何度も繰り返し歌うとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『でてこい でてこい』はやしあきこ/作 福音館書店 0.1.2えほん 1998 1分

でてこいでてこい (0.1.2.えほん)
はやし あきこ
福音館書店
1998-04-15

「だれかかくれてるよ でてこい でてこい」の繰り返しで、いろいろな動物たちが出てきます。絵は色紙を切り抜いたシルエットになっていますが、鮮やかな色とはっきりした形が、子どもたちの興味を惹きつけます。 

 

絵本『おつきさまこんばんは』林明子/作 福音館書店 1986 1分

最後に読む1冊は、『おつきさまこんばんは』です。今年の中秋の名月は9月15日(旧暦8月15日の月)。おつきさまも、雲に隠れたり、出てきたり。まさに「いないいないばあ」をしているようです。読んであげたあとに、参加者のみなさんに親子でお月さまを見上げてねと声をかけてあげてください。
 (作成K・J)

2015年(その3)むか~しむかし、いたんだとさ(きょうりゅう)


はじめに、このおはなし会プランをUPするようになったいきさつを、「おはなし会プラン」のトップページに記したことをお知らせします。まずそのページを見てくださいね。→こちら「このサイトを利用するみなさんへ」

さて、7月22日に岩波書店から『せいめいのれきし改訂版』が出版されました。バージニア・リー・バートンが『LIFE STORY』をアメリカで出版したのが1962年、岩波書店から石井桃子の翻訳で『せいめいのれきし』が出版されたのが1964年でした。実に50年以上の年月が経っており、その間に地球科学、惑星学、古生物学では新たな発見があり、学説もどんどん変わってきました。『せいめいのれきし』が子どもたちに私たちは地球誕生から続く長い時間のつながりの中に存在することや、時のくさりは次々に新しく絶えることなく続くこと、その中心にいるのは「あなた」であることを伝えてくれる優れた絵本であり、その考え方は普遍的であるにもかかわらず、学説が変わったことで手渡す時に「ただしね・・・」と言わなければなりませんでした。今回、2015年現在の知見に合わせて、見直しが行われました。たとえば、「9つの惑星」という記述は「8つの惑星」となり冥王星の絵が削除されました。

この絵本を子ども時代に読んだ子どもたちの中には、この本がきっかけで地球科学や古生物学に興味を持った人も多かったのです。今回、この改訂版の監修に当たられた国立科学博物館生命進化史研究グループ長の真鍋真先生もその一人です。

今回のおはなし会はこの『せいめいのれきし改訂版』を中心に組み立てることにしました。全部を読むには時間がかかりますので、この本は紹介することとし、ほかの絵本と組み合わせてみました。幼児~小学生向けのプログラムです。

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【むか~しむかし、いたんだとさ(きょうりゅう)】

導入 詩「生まれたよ ぼく」谷川俊太郎 『小さなかがやき』谷川俊太郎/長倉洋海 偕成社 2013

小さなかがやき
長倉 洋海
偕成社
2013-12-04

「生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか(中略)
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい
そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい」(一部抜粋)

「この地球上には、大昔からいろんな生物が生まれては死に、生まれては死んで、でもその生命はひとつの鎖として繋がって来たんだよ。今日、一冊の絵本を紹介したいと思います。この絵本は今から約50年前に作られました。この地球が誕生して今に至るまでの生命のつながりをわかりやすく描いた、とても優れた絵本です。みんなのお父さん、お母さんも読んだことがあるに違いありません。でも50年の間に宇宙の研究も、恐竜の研究も進み、50年前にわかっていたことと、ずいぶん違ってきました。この7月に一番新しい研究に基づいて改訂版といって新しく文章が書き直されました。ぜひみんなにも読んでもらいたいと思います。おはなし会では、全部読むととても長いので、最後のところだけを読みますね。」と言って、『せいめいのれきし改訂版』を紹介します。

紹介 絵本『せいめいのれきし改訂版』バージニア・リー・バートン文・絵/いしいももこ訳/まなべまこと監修 岩波書店 2015 (一部 朗読 5分)

せいめいのれきし 改訂版
バージニア・リー・バートン
岩波書店
2015-07-23

太陽の誕生から、古生物の時代までページをめくりながらざっと紹介をします。その後、p62の「季節は、夏から秋へうつりました。・・・」から読みます。最後まで読むとちょうど5分です。 

絵本 『ほね、ほね、きょうりゅうのほね』バイロン・バートン作/かけがわやすこ訳 インターコミュニケーションズ 1998 1分半

ほね、ほね、きょうりゅうのほね
バイロン・バートン
インターコミュニケーションズ
1998-02

短くてリズミカルに読める絵本です。『せいめいのれきし改訂版』の中に描かれた恐竜たちはどのようにして存在がわかったのか、それは骨が残っていたからだよと言葉をかけながら、この絵本を読んであげます。

 

紹介 絵本 『絵巻えほん 新・恐竜たち』黒川みつひろ こぐま社 2008 5分

絵巻えほん 新・恐竜たち
黒川 みつひろ
こぐま社
2008-04

絵巻になっています。こちらも読み聞かせというよりは、紹介ということになるでしょうか。左から右へ、古生代の海から生物が陸へ上がり進化していく様子を見ることができます。別冊付録の解説を丁寧に読み込んでおいて、子どもたちの質問に答えられるようにしておきましょう。

 

絵本 『続 これがほんとの大きさ! 古代の生きものたち』スティーブ・ジェンキンズ作/佐藤見果夢訳 評論社 2008 4分

続これがほんとの大きさ!―古代の生きものたち (児童図書館・絵本の部屋)
スティーブ ジェンキンズ
評論社
2008-07

聞きなれない生物の名前がたくさん出てくるので、しっかりと練習をして臨みましょう。それぞれの文章の最後に小さな文字で書かれた体長・体高や生きていた年代も一緒に声に出してあげると良いと思います。最後に出てくる見開きのページ2枚は、文章は読まずに子どもたちにじっくりと見せてあげます。詳しくは借りて読んでもらうように促します。

手遊び たまごたまご(替え歌バージョン)

たまごたまごが ぱちんと割れて 中からひよこが ぴよぴよぴよ まあ~かわいい ぴよぴよぴよ
おおきなたまごが ぱちんと割れて 中からきょうりゅうが ガオガオガオ まあ~でっかい ガオガオガオ

わらべうた「さよならあんころもち」などの、おわりの儀式をしておしまい

2015年(その2) 月のふしぎ(幼児~小学生)


形が変わり、不思議な光を放っている月は、様々な想像をかきたてます。どうしてだろう?という気持ちが、たくさんの物語を生み出たり、科学の発展にも影響を与えたのでしょう。今回は、「月のふしぎ」というテーマでお話会プログラムを組み立ててみました。

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<導入> 『月人石』 乾千恵書 谷川俊太郎文 川島敏生写真 2分

月 人 石 (こどものとも傑作集)
谷川 俊太郎
福音館書店
2005-01-20

筆で書かれた「書」と「写真」と「言葉」が一体となった絵本です。「扉」「猫」「風」「音」「馬」「水」「石」「火」「山」「蟻」「月」「人」の文字が書で表現され、写真と言葉が添えられています。じっと眺めていると、文字はただの記号ではなく、生き生きとした生命をもつものなのだと実感できます。子どもたちと書のもつ美しさと力強さを味わってください。

絵本『月おとこ』 トミー・ウンゲラー 評論社 6分

トミー・ウンゲラー
評論社
1978-07
 
月から地球の人たちが楽しく踊っているのをみていた月おとこは、ある時流れ星につかまって地球にやってきますが、おかしな風貌なので警察につかまって牢屋に入れられてしまいます。けれども、月が欠けていくにつれて痩せていk月おとこは、ある晩、まんまと逃げだすのです。不思議な月おとこの愉快なお話です。
 
絵本『月へ行きたい』 松岡徹著 福音館書店 2014 約10分
 
「遠い月までどうやっていこう?」 月に行くためのいろいろな方法を考えることができる絵本です。風船で飛ぶ、高い高い塔を作るなど自由に想像できるものや、宇宙エレベーターや真空チューブ月行きトレインなど研究中のものも紹介されています。今のところ、月までいった唯一の乗り物ロケットについても詳しく書かれています。絵に細かな説明が加えられていますので、興味を持ちそうな箇所を選んで紹介してあげてください。
 
 
絵本『月の満ちかけ絵本』 大枝史郎文 佐藤みき絵 2012 
 
月の満ちかけ絵本
大枝 史郎
あすなろ書房
2012-09-13
 
 読み聞かせをするには長文ですので、紹介してあげるとよいでしょう。新月から三日月、そして満月を経て、ふたたび新月へとめぐるサイクルをたどりながら、月の満ちかけの不思議について説明しています。地球と月の関係や、月にまつわる行事についてなどもくわしく書かれています。P37には、世界各地で月の模様を何に見立てているかの紹介がありますので、模様に関する昔話などにつなげることもできます。
 
 
お話 「月を射る」 中国の昔話 (『おはなしのろうそく 27』 東京子ども図書館編 2008) 9分
 
おはなしのろうそく〈27〉
東京子ども図書館
2008-10
 
中国の昔話。昔々、天には太陽があるだけで、月も星もなく、夜になるとあたりは真っ暗でした。ところがある晩、空にぎらぎら燃える月があらわれ、田畑すっかり枯らしてしまいます。山のふもとに住む若い夫婦、弓の名人ヤーラと機織りが上手なニーオは、どうにかして人々を助けようとしますが・・・。月の模様にまつわるなぜなぜ話ですが、神話ような神秘性を感じさせるお話です。
 
 
作成(T.S)

2015年(その1) かぜ、きもちいい~♪(小さい子向け)


暑い夏が終わって、9月に入ると昼間は残暑厳しくても、朝夕の風は爽やかで気持ちがよいものです。また古くから9月は“野分”、台風のシーズンでもあり、時には暴風が吹くこともある季節です。小さい子達向けに“風”をテーマにしたおはなし会プランを作成してみました。

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【かぜ、きもちいい~♪】

導入 わらべうた 「うえからしたから」

うえからしたから(大)

 

 

 

 

風呂敷大のスパークハーフなどの布を使い、スタッフ2人が両端を持って、わらべうたに合わせて上下に動かして子どもたちに風を送ります。
大きな布がない場合は、それぞれがハンカチなどを使って上下に動かして遊んでもよいでしょう。「風が吹くと気持ちがいいね」と言葉をかけて、次の絵本へと繋ぎます。

絵本 『かぜ びゅんびゅん』 新井洋行 童心社 2012

かぜ びゅんびゅん
新井 洋行
童心社2012-04
青い空から「ふわわー」と白いふうせんを揺らす風、高いところから「ぶわわー」と吹き降ろす風、いろいろな風を擬音とシンプルな絵で表現した、まさに「風」を感じられる絵本です。
 
 
 

絵本 『かぜ フーホッホ』 三宮麻由子/斉藤俊行 福音館書店 2013

かぜ フーホッホ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
三宮 麻由子
福音館書店
2013-09-11
この絵本の文章を書いた三宮さんは先天的に目の見えない方ですが、これまでも『おいしいおと』や『でんしゃはうたう』など、音を捉えた絵本を出していらっしゃいます。この絵本も、風の音がどんなふうに聞こえるのか、耳から感じる風を表現しています。いろんな風の音を感じてみたくなる、そんな絵本です。
 
わらべうた  じぃーじぃーばあ
じいじいばあ

スパークハーフの布やハンカチなどを使って遊びます。「じぃーじぃー」では布で顔を覆い、「ばあ」で顔を出します。そして「ちりんぽろんと」では布を揺らして、「とんでったー」で高く布を飛ばします。
ゆらゆら落ちてくる布の動きで、風を感じることができる遊びです。

 

 

 

 

 

絵本 『あーといってよ あー』 小野寺悦子/堀川理万子 福音館書店 2015

あーと いってよ あー (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
小野寺 悦子
福音館書店
2015-05-13
「あー」ということばは、人が最初に口から発する音です。これも、お腹の中から吹いてくる風とでもいえるかしら。喉をぶるぶる振動させる「あー」もありますよ。でも上を向いて出す「あー」という音、下を向いて出す「あー」という音は、同じ「あー」でも違う声に聞こえます。いろんな「あー」があって、とにかく声に出してみたくなる絵本です。おはなし会でも、参加者もいっしょにいろんな「あー」を出せると楽しいですね。(K・J)

2014年(その3) きつね


秋風が似合う動物・・・で、思い浮かぶのが「きつね」なのです。

 
たぶんこども時代に歌った童謡「こぎつね」に、「こぎつねこんこん やまのなか・・・もみじのかんざし つげのくし」という歌詞があるからでしょうか?それとも、新美南吉の『ごんぎつね』に、彼岸花が出てくるからでしょうか。
 
そのようなわけで、今回はきつねが主人公の絵本を組み合わせてみました。
 
 
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【きつね】
 
導入  わらべうた 「ひとまねこまね」  『にほんのわらべうた①うめとさくら』(福音館書店)より
      ひとまねこまね さかやのきつね かすくっちゃ ほえーろほえろ  コンコン!
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
このわらべうたは、人当てオニ遊びで使いますが、短いわらべうたで、歌詞も面白いので、手できつねの形を作り、向かい合わせて動かしながら、繰り返して歌うとよいでしょう。
 
 
絵本 『きつねのホイティ』シビル・ウェッタシンハ 松岡享子/訳 福音館書店 1994 10分
きつねのホイティ (世界傑作絵本シリーズ)
シビル ウェッタシンハ
福音館書店
1994-03-25
 
スリランカの絵本作家のウェッタシンハさんののびやかなお話。きつねが物干しにかかっていた着物をかぶって人になりすまし、3人のおかみさんに夕食をねだります。おかみさんたちは騙されたふりをして、仕返しを!「ホイティ トイティ ホイティティ」と繰り返す、ホイティのからかい歌もまた子どもたちを惹きつけます。
 
本 『うさぎのいえ』エウゲーニ・M・ラチョフ 牧野原羊子 カランダーシ出版 2013 6分
 
先ほどのおはなしが南国スリランカなら、こちらはロシアの民話。お国かわってもきつねはずる賢くも、どこかおっちょこちょいな性格なのですね。うさぎの家に泊まらせてもらったきつねはそのままその家に居座り、横取りをしてしまいます。うさぎの友だちが次々にやってきて、きつねを追い出そうとしますが・・・
『てぶくろ』の作者、ラチョフの作品です。同じタイトルで内田莉莎子/訳、丸木俊/絵(福音館書店 1973)もあります。カランダーシ出版は、ロシア絵本専門の小さな出版社ですが、この絵本はとても美しく、若い翻訳者ですが、ことばも洗練されているので、こちらの絵本を取り上げました。

 

絵本 『ばけくらべ』松谷みよ子 瀬川康男 福音館書店 1989 5分
ばけくらべ(こどものとも絵本)
松谷 みよ子
福音館書店
1989-09-25
 
きつねとたぬきがばけくらべをします。お互いにだまし、だまされ、勝負がつきません。そのやりとりがとても面白い日本の昔話です。絵は赤と黒だけの抑えた色味ですが、瀬川さんの躍動感のある絵が、また味わい深い絵本です。
 
 
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ほかの候補作(集まってくる子どもたちの年齢に併せて差し替えてもよい絵本を何冊か紹介します)
『おかえし』 村山桂子  福音館書店 1989 7分
おかえし (こどものとも傑作集)
村山 桂子
福音館書店
1989-09-25
 
たぬきの家のお隣に越してきたきつね。引越しのご挨拶にいちごを持っていきます。たぬきはお返しにたけのこを持っていくと、きつねはたけのこのお返しに・・・と、お互い延々とお返しを繰り返していく様がとても面白い1冊。最後の最後まで楽しませてくれます。
 
『おだんごぱん』ロシア民話 瀬田貞二/訳 脇田和/絵 福音館書店 1966 6分
おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)
福音館書店
1966-05-01
 
こちらもロシア民話です。おだんごぱんが、「だれにも食べられないぞ!」と逃げ出すのですが、最後にきつねにほめちぎられ、いい気になってしまいます。リズム感のあるおはなしです。
 
 
『そらいろのたね』中川李枝子 大村百合子/絵 福音館書店 1967 5分
そらいろのたね(こどものとも絵本)
なかがわ りえこ
福音館書店
1967-01-20
 
『ぐりとぐら』でお馴染みの中川李枝子さんと大村百合子さんの姉妹の作品。ここでもきつねは欲張りに描かれています。どんどん大きく育っていくおうちは、子どもたちの想像の世界もどんどん広げてくれます。

(K・J)

 

2014年(その2) 秋の虫(幼児~小学生)


暑さが和らいだころ、秋の虫の涼やかな音がきこえてくると、ほっとしますね。
夏の虫とは、少し違った魅力のある、秋の虫たちの本を紹介します。
 
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【秋の虫】 幼児~小学生
 
導入 わらべうた 「虫かご」
 
のっぽのにいさん こっつんこ (中指を合わせる)
おしゃれなねえさん こっつんこ (薬指を合わせる)
かあさんも こっつんこ (人差し指を合わせる)
あかちゃんも こっつんこ (小指を合わせる)
 
ほらね むしかご できたでしょ
 
とうさんゆび はいっとくれ (親指をかごの中にいれる)
とうさんゆび ないとくれ (虫かごを耳にあてる)
 
指を合わせて、虫かごを作って、遊びます。
最後は、親指が父さん虫になって、虫かごに入って鳴きます。
「リーリーリー」「チンチロリン」「ギーチョンギーチョン」、いろんな声をみんなで聞いてみてください。
 
 
『みのむしがとんだ』 得田之久さく 童心社 4分
みのむしがとんだ
得田 之久
童心社
2001-07
 
小さなみのむしが、葉っぱを食べて大きくなり、冬を越して、蛾になるまでが、書かれています。みのむしの形は変わらないのに、周りにいる虫や植物の様子から、季節が伝わってきます。じっと動かないようにみえる、みのむしのドラマを、平易な文と写実的な絵から、感じることができる絵本です。
 
『なく虫ずかん』 松岡達英 え・篠原榮太 もじ・佐藤聰明 おと・大野正男 ぶん 
 
なく虫ずかん (みるずかん・かんじるずかん―金の本)
 
みるずかん・かんじるずかんシリーズの1冊です。見開きページに虫の鳴き声が楽しい文字で書いてあり、めくると、その鳴き声の虫の姿が写実的に書かれていて、子どもたちとやりとりしながら、楽しむことができます。巻末の「虫がなくのはどうして?」には、虫の鳴き方がわかりやすく書かれているので、ぜひ紹介してあげてください。登場する虫の索引と簡単な解説もついていて、いろいろな角度から楽しめる本です。
 
『野はらの音楽家マヌエロ』 ドン・フリーマン作 みはら いずみ訳 7分
野はらの音楽家 マヌエロ
ドン フリーマン
あすなろ書房
2006-07
 
マヌエロは音楽が大好きなカマキリです。自分でもきれいな音を出したいと思いますが、コオロギみたいに羽をふるわせたり、カエルのように声を出すことはできません。そこでガマの茎でフルートを作ってみたり、ラッパの形をした花をトランペットにしてみたりしますが、うまく音が出せず、他の虫たちにばかにされてしまいます。そんなとき、マヌエロのもとに、1匹のクモがやってきて、ふたりで力をあわせて、チェロを作ろうといってくれるのです。
 少し長めの物語ですが、登場する秋の虫やマヌエロが工夫してつくる楽器に感心したり、音が出せなかったときはマヌエロと一緒に「あーあ」とがっかりしたりしながら、聞いてくれます。クライマックスで、マヌエロが音を奏でる場面は、本当に音が聴こえてきそうで、うっとりした気持ちになれます。ぜひ、子どもたちと味わってみてください。
(T・S)

2014年(その1) さあ、どうぞ!(小さい子)


梅雨の開けないうちから、気持ちは9月へ・・・

夏の暑さで食欲が落ちていた子も、朝夕涼しい風が吹き始めると、食欲も出てくる頃。そんなことを思い描きながら、小さい子向けの9月のおはなし会プランを考えてみました。

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【さあ、どうぞ!】 小さい子向け
 
導入  わらべうた 「おにぎりつくろう」
    ♪つくろう つくろう おにぎり つくろう♪
     「中に何をいれようかな?」 と子ども達と応答しながら歌います。

絵本 『おにぎり』平山英三/平山和子 福音館書店 3分
おにぎり (幼児絵本シリーズ)
平山 英三
福音館書店
1992-09-15
 
 
ほかほか、あつあつの美味しそうなおにぎりです。
なかになにを入れるのかな?わらべうたと合わせて楽しめる1冊です。
 
 
絵本 『おいしいよ』神沢利子/ましませつこ こぐま社 3分
おいしいよ
かんざわ としこ
こぐま社
2012-05
 
ぼくにとっての「おいしいもの」と、動物たちのおいしいものって違うのね。おいしいものを食べるって、うれしいね。そんな気持ちが伝わってくる絵本です。
 
 
わらべうた 「おさらにだんご」
     ♪おさらに だんご はしもってこい♪
      大きい子にとっては、おさら=パー、だんご=グー、はし=チョキでじゃんけんあそびに使うわらべうたですが、ちいさいこどもにはおさらにだんごをのせて食べるまねで大丈夫です。美味しいね~といいながら、歌ってあそびましょう。
 
絵本 『くだもの なんだ』きうちかつ 福音館書店 3分
くだもの なんだ (幼児絵本シリーズ)
きうち かつ
福音館書店
2007-04-25
 

くだものの断面図が影絵で示されていて「なんだろう?」と考えさせる絵本です。2、3歳の子ども向けです。それより小さい子どものためには、下の『くだもの』のほうがよいでしょう。

参加する子どもたちの年齢に合わせて、差し替えてください。

 
絵本 『くだもの』平山和子 福音館書店 3分
くだもの (福音館の幼児絵本)
平山 和子
福音館書店
1981-10-20
 
いろいろなくだものが次々に登場します。「さあ、どうぞ」と言われると、子どもたちは大喜び。いっしょになって食べる真似をします。そうやって今ここにないけれど、食べたことのあるものの味を思い出して、創造する力をつけていくのです。何度読んでもらっても嬉しい絵本です。
 
(K・J)

2013年(その3) おじいちゃん・おばあちゃん(幼児~小学生)


暑い日が続いていますね。もうすぐ夏休み、子どもたちへの読書案内、調べ学習の支援の体制は万全ですか?

児童サービス研修で繰り返し繰り返しお伝えしていますが、学習指導要領の改訂により国語の授業の中で子ども達は「図書館の利用」について学びます。学校司書のいる小学校・中学校に通っている子ども達は「司書」という役割や、図書館でのレファレンスサービスについて少しは理解しているでしょうが、そういう経験を持たない子ども達は、まっさらな気持ちで「図書館に行けば応えてもらえる!」と期待してカウンターにやってきます。

ファーストコンタクトで「図書館って、教科書に書いてあるほどには使えないジャン!」という印象を与えてはいけません。その子は二度と図書館に来なくなってしまいます。
誰がカウンターにいても、子どもたちへの読書案内や、調べ学習の支援がきちんと出来るように、各館の中で資料を整え、レファレンスインタビューの手順などの確認を、今一度しておきましょう。


さて、9月のおはなし会☆おすすめプランの(その3)は、「おじいちゃん、おばあちゃん」です。核家族が当たり前の現代だからこそ、伝えてあげたいつながりです。

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【おじいちゃん・おばあちゃん】 幼児~小学低学年向け
 
導入 詩 「いつまでも」けやきだいさく 『のはらうたⅣ』くどうなおこ 童話屋より 

のはらうた〈4〉のはらうた〈4〉 [文庫]
著者:くどう なおこ
出版:童話屋
(2000-11)

(詩の引用は許可を得ています)

     ことりたちよ
     むかしからのともだちだね
     こえだを くすぐる かぜの おとを
     いっしょに きいて わらったね
     いまも わしは おぼえてる
    
     ありんこよ
     いつも おまえは そばにいるね
     こもれびが ゆれる きの みきで
     かくれんぼして わらったね
     いまも わしは おぼえてる
     
     ひかりと かぜと いきものの
     きおく しんしん ふりつもり
     いつまでも
     いつまでも
     わしの なかで いきている
 
絵本 『うさこちゃんとふえ』ディック・ブルーナ/松岡享子訳 福音館書店

うさこちゃんとふえ (ブルーナの絵本)うさこちゃんとふえ (ブルーナの絵本) [単行本]
著者:ディック・ブルーナ
出版:福音館書店
(2007-04-20)

 
うさこちゃんのおじいちゃんが、手作りの笛を作ってくれました。うさこちゃんは一生懸命練習をしておじいちゃんに聞かせます。祖父母の役割と言うのは、このように手仕事を継承していくこと、生活の知恵などを伝えていくこと。素敵なおじいちゃんだなと思います。小さな子にも大きい子にも伝わる1冊だと思います。
 
絵本 『はやくあいたいな』五味太郎 絵本館
はやくあいたいなはやくあいたいな [単行本]
著者:五味 太郎
出版:絵本館
(1979-08)
 
大好きなおばあちゃんに会いたくなったよおちゃん、大好きな孫娘に会いたくなったおばあちゃん。お互いに待ってなんかいられなくて、急いで出かけていきます。でも、あれっ?ふたりはすれ違ってばかり。早く会えるといいね。・・・そして会えた時の喜びったら!
 
絵本 『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』長谷川義史 BL出版
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん [大型本]
著者:長谷川 義史
出版:BL出版
(2000-07)
 
おじいちゃんのおじいちゃんって、どんな人?そのおじいちゃんは?そうやってどんどん辿っていくと・・・ページいっぱいに「おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの ・・・・・・・・おじいちゃんは」と、長々続くページは、どう読めばいいかしらと思うでしょう。「おじいちゃんの・・・」を数回繰り返したら、どんどん小さくなっていく文字を指先で辿りながら、「おじいちゃんの・・・・・・・・・・・・」と、長読みしてもいいのかもしれませんね。私たちの生命は過去から連綿と受け継がれてきたもので、これからも続いて行くということをユーモアを交えて伝えていきたいですね。
 
こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)こんとあき (日本傑作絵本シリーズ) [大型本]
著者:林 明子
出版:福音館書店
(1989-06-30)
 
あきが生れた時におばあちゃんが作ってくれたきつねのぬいぐるみ「こん」・・・ずっとずっとあきと一緒に過ごしてきたので、あちこち綻んできました。そこでふたりは「さきゅうまち」に住むおばあちゃんのところへ特急電車で向かいます。ふたりの旅にどきどきはらはらしながら、最後におばあちゃんに会えた時に読んでもらっている子ども達もホッと安堵の気持ちに包まれていきます。
 (作成K・J)
 

2013年(その2) いろんな たのしい おつきさま(幼児~小学生)


9月のおはなし会向けおすすめリストを見るとわかりますが、月が出てくる絵本・お話はたくさんあります。
月は、いつもそばにあるのに、さわることはできない不思議なもの。見ていると、いろいな想像をしてしまうので、物語が生まれてくるのもうなずけます。
今回は、月の本の中でも、楽しい作品を中心に組み立てました。秋の美しい月と一緒に、楽しいお話を味わってください♪
 
 
 
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『いろんな たのしい おつきさま』(幼児~1・2年生向け)
 
絵本『たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし』 長谷川摂子著 福音館書店
 

たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし (こどものともセレクション)たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし (こどものともセレクション) [単行本]
著者:長谷川 摂子
出版:福音館書店
(2006-01-25)

 

「たんたん たのしい うたづくし」の本です。
テンポよく読めるゆかい詩が、降矢ななさんの楽しいイラストつきで、13あります。
どんぐりやお月さまがでてくる秋の詩を選んで読んでもよし、全部読んでもよし!
裏表紙は、たぬきときつねがお月見している後姿がかかれています。
 
 
絵本『つきのぼうや』 オルセン作 福音館書店
 

つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本)つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ・デンマークの絵本) [単行本]
著者:イブ・スパング・オルセン
出版:福音館書店
(1975-10-20)

お月さまが池に映った自分の姿を見て、もう1つのお月さまを連れてくるように、月のぼうやを使いに出します。
月のぼうやは、途中で、星をけとばしたり、飛行機のそばを通りすぎたり・・・思わずほほえんでしまうラストも素敵です。
細長い絵本の形は、月のぼうやがだんだん空から降りていく絵にぴったり。
 
『つきよ』 長新太著 教育画劇
 
つきよ (スピカのおはなしえほん (13))つきよ (スピカのおはなしえほん (13)) [大型本]
著者:長 新太
出版:教育画劇
(1986-01)
月のきれいなよる、子だぬきは月がみずあそびをしているのを見つけます。ザリガニの橋になったり、魚釣りをしてみたり・・・静かな夜のゆったり楽しい物語。
 
『おつきさんどうしたの』 ブレストン著 バーバラ・クーニー絵 岩波書店
 
おつきさんどうしたの (岩波の子どもの本)おつきさんどうしたの (岩波の子どもの本) [単行本]
著者:エドナ・ミッチェル プレストン
出版:岩波書店
(1979-09-21)
 
ある月夜、ベッドを抜け出したガチョウの子は、きつねの形をした雲が月を隠したのをみて、きつねがおつきさんを食べちゃった!と勘違いしたり、池に映った月をみて、おつきさんが池におっこちた!と大騒ぎをしたりして、お百姓さんを怒らせてしまいます。うなだれて下ばかりみていたガチョウの子は、きつねにつかまってしまい・・・。子どもたちは、ガチョウの子の勘違いに違うよーと余裕で笑っていますが、きつねにつかまると必死の表情になります。やわらかなタッチの絵と、心地よいことばのひびきも楽しめる絵本です。
 
♪お話を語る方に♪
 

『おはなしのろうそく25』より、「お月さまの話」(ポーランドの作家・ニクレビチョバ作)。

おはなしのろうそく (25)おはなしのろうそく (25) 
著者:東京子ども図書館
出版:東京子ども図書館
(2004-05)

お月さまがふとったりやせたりするのは、こんな面白いわけがあったのです。
子どもたちの反応もよくて、月を眺めるのが楽しくなるお話です。ユーモアもあり、描写も美しい作品です。
(T.S)

2013年(その1) くっついた!(小さい子)


今年は、梅雨入りも異例の早さならば、梅雨明けも15日も早く、一気に猛暑の夏がやってきました。図書館には涼を求めてくる利用者も多いでしょう。しかし昨今の図書館は、3.11後の節電ムードで館内の温度は高め設定、意外と涼しくない図書館になっているのでは?

仕事をしている皆さんも、利用者の皆さんも、熱中症にならないよう水分補給しながら乗り越えましょう。

(節電を推し進めるために、各家庭でのエアコンを消して公共の場へ避暑へという考え方もあるようです。図書館ではきちんと設定温度を25度くらいまで下げて、利用者に涼しい環境を提供できるとよいのですが・・・)

さて、おはなし会プランは2か月先取りで進めています。9月のおすすめプラン(その1)は「くっついた!」です。小さい子はぎゅっと抱きしめてもらえると、ホッとするのですよね。そして親が子をぎゅっと抱きしめることができる期間って、過ぎてみるとその後の子育て期間からすると案外短いものです。お子さんが小さいうちはいっぱいぎゅっとしてあげて!というメッセージをこめて・・・

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【くっついた!】 (小さな子どもたち向け)

導入 わらべうた  このこどこのこ
    このこどこのこ かっちんこ
    このこどこのこ かっちんこ
 
絵本 『くっついた』三浦太郎  こぐま社 2005

くっついたくっついた [単行本]
著者:三浦 太郎
こぐま社

(2005-08)
 

大好きな人とくっつくって子どもたちにとってはうれしいこと。身近な人との関係が安定していて初めて子ども達は、新しい世界に出ていくことができます。お友だちとの関係も作って行けます。ゆっくり丁寧に読んであげたい1冊です。
 
絵本 『ぎゅっ』ジェズ・オールバラ 徳間書店 2000 

ぎゅっぎゅっ [大型本]
著者:ジェズ オールバラ
出版:徳間書店
(2000-11)

 
「ぎゅっ」の繰り返しの絵本です。ぎゅっと抱き合う動物たちの幸せそうな顔・・・そして最後に「ママー!」「ジョジョー」と呼びあって「ぎゅっ」。ことばが少ない分、子どもたちや一緒に来ているパパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんの表情を見ながら、心をこめて読んであげましょう。

わらべうた  ここはとうちゃん
        ここはとうちゃん にんどころ
        ここはかあちゃん にんどころ
        ここはじいちゃん にんどころ
        ここはばあちゃん にんどころ
        ここはねえちゃん にんどころ
        だいどー だいどー こーちょこちょ
 
絵本 『ねんねこさっしゃれ』ひぐちみちこ こぐま社 1993
ねんねこさっしゃれねんねこさっしゃれ [単行本]
著者:ひぐち みちこ
出版:こぐま社
(1993-09)

「ねんねこさっしゃれ」は中国地方に伝わる子守唄。「11ぴきのねこ」のねこたちが、大きな魚を獲るために歌っていた歌でもあります。読む時は、ゆったり歌うように読んであげたいですね。
(作成K・J)
 

2012年(その3) ぼくがげんきにしてあげる(幼児~小学生)


9月のおはなし会おすすめプラン、その3は【ぼくがげんきにしてあげる】

子どもたちにとって、意外に身近なことなのにあまり取り上げられないテーマは、病気など不安になっている時の気持ち。私の周りにも幼くして何度も何度も入退院を繰り返しているお子さんがいます。
そのたびにお母さんは図書館に絵本を借りに行くのだそうです。「元気の出る絵本」を。あるいはお子さんと一緒に楽しめる本を。

図書館に本を借りに来る親子は、いろいろなドラマを生きているのですよね。そんな日々に寄り添える本を提案してあげられるといいな~と思います。

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【ぼくがげんきにしてあげる】

詩  「せかいいち」 こうしたろう 『のはらうたⅡ』工藤直子 童話屋
 すくすくのくさ
 ぽかぽかの おひさま
 ひるねのできる
 そよそよの こかげ
  ・・・・・・・
 それだけあれば
 ぼくの いちにちは
 せかいいち
のはらうた 2のはらうた 2
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1985-05)

ぽかぽかのおひさま、そよそよのこかげ。当たり前にそこにあるものが何よりも大切だって気がつく・・・病気の時ってそんな風に感じますね。
病気の子どもたちにとっても、普通の生活が何より大切。そんなことを気づかせてくれる短い詩です。(詩の引用は許可を得ています)



絵本 『いもうとのにゅういん』筒井頼子/林明子 福音館書店
いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集)いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集)
著者:筒井 頼子
販売元:福音館書店
(1987-02-25)

あさえの妹あやちゃんが急に盲腸炎で入院することに・・・普段は勝手に自分の人形で遊ぶ妹の存在にイライラするお姉ちゃんですが、妹の入院を知って不安な想いになり、そしてそのことを経験することで優しいお姉ちゃんに成長していく姿にはぐっときます。『あさえとちいさいいもうと』の続編です。


絵本  『ぼくがげんきにしてあげる』ヤーノシュ/石川素子訳 徳間書店
ぼくがげんきにしてあげるぼくがげんきにしてあげる
著者:ヤーノシュ
販売元:徳間書店
(1996-12)

ドイツの絵本です。病気になってしまったちいさなトラくんをクマくんが一生懸命看病してあげるお話です。クマくんの献身的な看病に、トラくんはついついわがままになってしまいます。少し長いお話ですが、おはなしを聞きなれている子は、子どもたちは看病される側、あるいは看病する側になってじっと聞いてくれるでしょう。優しい気持ちになれる1冊です。


絵本  『あさになったのでまどをあけますよ』荒井良二  偕成社
あさになったのでまどをあけますよあさになったのでまどをあけますよ
著者:荒井 良二
販売元:偕成社
(2011-12-02)

3.11の後、被災地を訪れる中で荒井良二さんが確信をもったことが「あさになればまた新しい一日が始まる。それがとても勇気をくれる」ということだったそうです。病気の子どもたちにとっても、あるいは心になにか悩みを持っている子どもたちにも、暗い夜の果てには朝がかならずやっていくることは、救いになるのではないかと思います。「ぼくはやっぱりここがすき」自分をまるごと受け止めて、今日ももう一日頑張ろうって思える1冊です。

(作成K・J)

2012年(その2) 大切なあなたへ(幼児~小学生)


9月のおはなし会☆おすすめプランのその2のテーマは【大切なあなたへ】

今、新聞・ニュースを賑わしている「大津の中学生いじめ事件」、もうこれは「いじめ」という範疇を越えて、大切な生命への冒涜、犯罪行為ではないかと思ってしまいます。
しかも、加害者は被害者と同じ中2(現・中3)。ほんの数年前までは、まだあどけない子ども達だったはず。何が彼らを尊い生命を虫けら同様に扱えるような冷徹な心に変えてしまったのでしょう・・・

きっと加害者たちも、育ってくる過程で「愛しているよ!」「大丈夫だよ!」「そのままのあなたでいいのよ!」というメッセージを受取り損ねたのではないかと思います。様々な情報を総合して考えるに、加害者の家庭は外見的には社会的な地位もあり、しっかりした教育環境にあるように見えます。

でも、そんな社会的な地位が、子どもたちにプレッシャーを与えていたのではと思ってしまいます。「もっと勉強をしなさい!」「1番になりなさい!」「誰よりも頑張りなさい!」と・・・

特に中心人物の親は、PTAの役員もしていたとか・・・「お母さんがこれだけ頑張ってるのよ。あなたは私の顔に泥を塗っちゃダメ。いい子にしていなさい。」と・・・ことばにしないまでも、暗黙のうちに期待されていたのではと思ってしまいます。

そうでなければ、同級生に対して、自殺を強要するような、ひとりの人間の尊厳をズタズタにするような攻撃性は芽生えないはず。加害者たち自身が、そのままの姿でまるごと受け入れられ、愛される経験をしていなかったのではと思ってしまう・・・

だから、あえてメッセージ性の高いテーマに挑んでみたいと思います。あなたが愛されているように、いじめられているあの子も愛されている・・・だから尊厳を傷つけてはいけないと、しっかり周囲のおとなたちが伝えなければいけません。世間体とか見栄はかなぐり捨てて、「あなたが大切」と、しっかりと子どもたちを抱きとめてあげたい。おはなし会に同伴してくる親たちへのメッセージでもあります。

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【大切なあなたへ】

詩   いち  谷川俊太郎 『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』はせみつこ編 冨山房より
 いちってね 
 つまりぼくがね いちなのさ
 ぼくは せかいで ひとりきり

 いちってね
 つまりママがね いちなのさ
 ママは せかいで ひとりきり
 
 (中略)

 いちってね
 だけどちきゅうは ひとつなの
 ぼくと きみとは てをつなぐ

 いちってね
 だからはじめの かずなのさ
 ちいさいようで おおきいな (一部引用)
しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩
販売元:冨山房
(1995-03-10)

そう、あなたは唯一無二の存在で、そしてあなたのお母さんも、そしてあなたの周りにいる誰もが唯一無二。
だから「一」というかずは小さいようで大きい。まずはここを徹底的に子どもたちにわかってほしい。
あなたも大事。そしてお友だちも大事。誰ひとりとして粗末にされてはいけない。しっかり伝えたいメッセージです。



絵本  『あかちゃんてね』星川ひろ子/星川治雄 小学館
あかちゃんてねあかちゃんてね
著者:星川 ひろ子
販売元:小学館
(2005-11)

あかちゃんが生れて1歳のお誕生日を迎えるまでの成長を追った写真絵本です。たった1年でこんなに育っていくのですね。ほほえましく感じると共に、私たちもひとりひとりこうして大切に見守られて育ってきたことを自覚し、自分が愛されているって感じてほしいなぁと思います。

絵本  『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ/堀内誠一  福音館書店
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)
著者:西内 ミナミ
販売元:福音館書店
(1966-12-15)

ぐるんぱは、一人立ちして、自分になにができるか探しに行きます。いろいろな人に出会い、いろいろな仕事に取り組むけれど失敗してばかり。でもね、誰かに必要とされた時、ぐるんぱはとっても嬉しかったのです。だれかのために役立つこと・・・それが自分を自分らしくしてくれる。自分の出来るところから始めればいいのよ!という作者西内ミナミさんの願いが込められているというロングセラーです。

絵本  『たいせつなこと』マーガレット・ワイズ・ブラウン/レナード・ワイズガード フレーベル館
たいせつなこと (ほんやく絵本)たいせつなこと (ほんやく絵本)
著者:マーガレット・ワイズ ブラウン
販売元:フレーベル館
(2001-09)

それぞれのモノに与えられている大切な役割があり・・・そしてあなたにとって大切なことは?と最後に問いかけてくる。「あなたにとってたいせつなのは あなたがあなたであること」
そう、あなたが存在してくれていること、そのことがかけがえのないことである。だからあなたが大切。ストレートに伝わってくるメッセージです。
(作成K・J)

2012年(その1) だいすき♪おじいちゃん、おばあちゃん(小さい子)


海の日の到来とともに梅雨も明け、太陽がぎらぎらと照りつける季節が到来しました。夏休みを前に図書館の現場も夏のイベント準備で忙しいことでしょう。夏バテしないように体調を管理しながら、この夏も乗り切って行きましょう。

さて、おはなし会の準備は2か月先の9月に向けて、選書を始めます。
9月のテーマ、あなたなら何にしますか?

今までのテーマは
【おじいちゃん・おばあちゃん】2010年7月5日UP
【お月見しよう♪】 2010年7月5日UP

【いのちのつながり】 2011年7月19日UP
【けんかしても大好き♪―兄弟姉妹っていいね!】2011年7月28日UP

さて、今年は・・・やっぱり小さなお友だちには「おじいちゃん、おばあちゃん」は大切な存在。というわけで、小さい子向けのおじいちゃん、おばあちゃんをテーマにしてプランを考えてみました。

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【だいすき♪おじいちゃん、おばあちゃん】

絵本 『うさこちゃんのおじいちゃん、おばあちゃん』ディック・ブルーナ/松岡享子 福音館書店
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん (3才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナのゆかいななかま)うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん (3才からのうさこちゃんの絵本セット1) (ブルーナのゆかいななかま)
著者:ディック・ブルーナ
販売元:福音館書店
(1993-04-20)

おじいちゃん、おばあちゃんの家に行くということは、子どもたちにとって日常を離れて違う経験ができる時間。おじいちゃん、おばあちゃんならではの、おはなしを聞いたり、いろんなことを教えてもらって、そういう経験を重ねていくことが、子どもたちの心の栄養になっていくと思います。ブルーナの絵本は、簡潔で子どもたちに大切なことがダイレクトに伝わって行きます。

わらべうた  ここはとうちゃんにんどころ  

 ♪ここはじいちゃんにんどころ ここはばあちゃんにんどころ♪ 
 きっとおじいちゃんやおばあちゃんに似ているところ、あるよね!

絵本 『ちびごりらのちびちび』ルース・ボーンスタイン ほるぷ出版
ちびゴリラのちびちびちびゴリラのちびちび
著者:ルース・ボーンスタイン
販売元:ほるぷ出版
(1978-08)

あかちゃんの誕生は、パパママだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、とっても嬉しくて、素敵なこと。そしてそんな赤ちゃんをみんなが愛情を持って見守っているってこと。
それが一番の幸せなのですよね。


絵本 『ゆめにこにこ!』柳原良平  こぐま社
ゆめ にこにこゆめ にこにこ
著者:柳原 良平
販売元:こぐま社
(1998-02)


赤ちゃん向けの「おじいちゃん おばあちゃん」絵本で、なかなか良いものが見つからず~
この絵本はおじいちゃん、おばあちゃんがテーマではないけれど、笑顔で包んでくれる祖父母の愛はこんな風にいつも「にこにこ顔」だな~と思って選びました。

*もし参加しているお友だちが2,3歳でおはなしを聞ける子がいる場合は、『ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ』マーガレット・ワイズ・ブラウン 林明子/絵 ペンギン社もおすすめです♪*
ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ (世界こども図書館B)ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ (世界こども図書館B)
著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン
販売元:ペンギン社
(1984-11)

 

 

(作成K・J)

2011年(その2) けんかしても大好き♪―兄弟姉妹っていいね


【けんかしても大好き♪―兄弟姉妹っていいね】

夏休みの間、子ども達は家庭の中で兄弟姉妹ずっと顔を突き合わせて過ごしていることでしょう。仲良く遊んでいるかと思ったら、急にケンカを始めたり・・・兄弟姉妹って身近な存在だけに、大好きなんだけど大嫌い!そんな風に気持ちも揺れるのですよね。

さて、9月になれば学校や幼稚園も始まって、逆にじゃれあった夏休みがなつかしく思い出される頃でしょうか?そんな子どもたちの気持ちに寄り添う「兄弟姉妹の絵本」をテーマにしてみました。

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絵本 『フランシスのいえで』 ラッセル・ホーバン/リリアン・ホーバン 松岡享子訳 好学社
フランシスのいえでフランシスのいえで
著者:ラッセル・ホーバン
販売元:好学社
(1972-01)






フランシスの家に赤ちゃんグローリアがやってきました。お父さんもお母さんも赤ちゃんのお世話で大変。フランシスはちょっと拗ねて、家出を決心します。ダイニングテーブルの下にね。フランシスの気持ちを知った両親の対応のまた素敵なこと!読んでもらったお子さんも、思わずにっこりできそうです。

ブックトーク
『フランシスのいえで』と同じように、下に弟や妹が生まれると、上の子はいっぱい我慢してるよ・・・という絵本が、いろんな国で出版されているということは、世界中のみんなも同じなんだよ・・・とブックトークを通して伝えてあげたいですね。

『ピーターのいす』エズラ・ジャック・キーツ 偕成社
ピーターのいす (キーツの絵本)ピーターのいす (キーツの絵本)
著者:エズラ=ジャック=キーツ
販売元:偕成社
(1977-12)






『ザザのちいさいおとうと』ルーシー・カズンズ 
ザザのちいさいおとうと(新装版)ザザのちいさいおとうと(新装版)
著者:ルーシー・カズンズ
販売元:偕成社
(2011-01-14)







『ごきげんなすてご』いとうひろし 徳間書店
ごきげんなすてご (BOOKS FOR CHILDREN)ごきげんなすてご (BOOKS FOR CHILDREN)
著者:伊東 寛
販売元:徳間書店
(1995-01)







絵本 『アントニーなんかやっつけちゃう』ジュディス・ヴィオースト/アーノルド・ローベル 文化出版局
アントニーなんかやっつけちゃうアントニーなんかやっつけちゃう
著者:ジュディス・ヴィオースト
販売元:文化出版局
(1979-12)





「ぼくがむっつになったら、アントニーなんかやっつけちゃう。」・・・いつかお兄ちゃんに復讐する日を夢見る弟。こちらは、上の子が我慢するのではなく、いつもいじめられている弟が、空想の中でお兄ちゃんをやっつけて、すっきりするおはなし。でも、ほんとはお兄ちゃんのこと、大好きなんですよね。

絵本 『あさえとちいさいいもうと』筒井頼子/林明子 福音館書店
あさえとちいさいいもうと(こどものとも絵本)あさえとちいさいいもうと(こどものとも絵本)
著者:筒井 頼子
販売元:福音館書店
(1982-04-20)




こちらは、女の子のお姉さんと妹の関係を描いた絵本。留守番中、一緒に遊んでいた妹の姿が見えなくなって大慌てのあさえが、必死で妹を探す場面に心を動かされます。この2年後くらいを描いた『いもうとのにゅういん』もぜひ紹介してあげてください。

絵本 『ふたりはふたご』田島征彦/田島征三 くもん出版

ふたりはふたごふたりはふたご
著者:田島 征彦
販売元:くもん出版
(1996-05)






こちらは、ふたごの絵本。作者もふたごの田島征彦さんと田島征三さん。ふたごの兄弟の息の合ったところが生き生きと描かれています。一緒に魚を獲りに行ったり、でも時には派手に喧嘩をしたり。ふたごっていいな~と思う絵本です。

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その他にも、兄弟姉妹の絵本はいっぱい。

『ぶかぶかティッチ』パット・ハッチンス 偕成社
ぶかぶかティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)ぶかぶかティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:パット ハッチンス
販売元:福音館書店
(1984-07)







『ヘンリーのごじまんは・・・』メアリー・ホフマン/ヴィークランド 偕成社
ヘンリーのごじまんは... (児童図書館・絵本の部屋)ヘンリーのごじまんは… (児童図書館・絵本の部屋)
著者:メアリー ホフマン
販売元:評論社
(1996-10)







『せかい一わるいかいじゅう』パット・ハッチンス 偕成社
せかい一わるいかいじゅうせかい一わるいかいじゅう
著者:パット ハッチンス
販売元:偕成社
(1990-08)





『いもうとのにゅういん』筒井頼子/林明子 福音館書店
いもうとのにゅういん(こどものとも絵本)いもうとのにゅういん(こどものとも絵本)
著者:筒井 頼子
販売元:福音館書店
(1987-02-25)







『あかちゃんのくるひ』いわさきちひろ 岩崎書店
あかちゃんの くるひあかちゃんの くるひ
著者:岩崎 ちひろ
販売元:至光社
(1970-06-01)






『ぼくのおにいちゃん』星川ひろ子/星川治雄  小学館
ぼくのおにいちゃんぼくのおにいちゃん
著者:星川 ひろ子
販売元:小学館
(1997-06)






『ちいさくなったおにいちゃん』ウィリアム・スタイグ セーラー出版
ちいさくなったおにいちゃんちいさくなったおにいちゃん
著者:ウィリアム スタイグ
販売元:セーラー出版
(1997-12)

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