おはなし会プラン

2011年(その2) 海へ(幼児~小学生)
2011年(その1) あつい、あつい夏の日(幼児~小学生)
2011年(その2) 夏だ!(幼児~小学生)
2011年(その1) 宇宙へ(幼児~小学生)
2011年(その3) 雨・あめ…(幼児~小学生)
2011年(その2) おとうさん!あそぼ♪(幼児~小学生)
2011年(その1) 歯のはなし(幼児~小学生)
2011年(その2) 子どもの日(幼児~小学生)
2011年(その1) さんぽ・さんぽ大好き(幼児~小学生)
2011年(その2) 子ども読書の日(幼児~小学生)
2011年(その1) 新しい友だち(幼児~小学生)
2011年(その3) 春がいっぱい(幼児~小学生)
2011年(その2) 春はそこまで(幼児~小学生)
2011年(その1) ことばあそびの本(幼児~小学生)
2011年2月(その2) バレンタインデー(幼児~小学生)

2011年(その2) 海へ(幼児~小学生)


【海へ】

今年は例年に比べて、早い梅雨明け。毎日、ギラギラと輝く太陽の元、冷たい水が恋しい季節。

3月に起きた東日本大震災と、それが引き起こした大津波の映像に圧倒され、海はもうしばらくいいやと思ったのですが、不思議とこの太陽の輝きを見ていると海が恋しくなるのです。今年は原発事故による放射能汚染も気になって、思い切り海で遊ぶ気になれないかもしれませんが、それでもあえて「海」の絵本をテーマにしました。

「海」は、牙をむくこともあるけれど、生命の源でもあり、豊かな自然は私達に恵みをもたらせてくれるものでもあることを、子ども達に伝えたいと思います。

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絵本  『ぷかぷか』 石井聖岳  ゴブリン書房  2005
ぷかぷかぷかぷか
著者:石井 聖岳
販売元:ゴブリン書房
(2005-04)

導入は、ユーモラスで、ほわ~んと癒される絵本から。
ぷかぷかと波に揺られ、ぷかぷかとそのまま空にうかびあがるタコ・・・海と空の境目がわからなくなるような青空、広がる青い海。とっても気持ちがよくなる絵本です。

絵本  『ぐりとぐらのかいすいよく』 中川李枝子/山脇百合子  福音館書店  1977
ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
著者:なかがわ りえこ
販売元:福音館書店
(1977-04-01)

ぐりとぐらシリーズの中でもうみぼうずが出てくるこの絵本は、冒険心をくすぐります。うみぼうずのお願いを聞いたお礼に、ぐりとぐらが泳ぎを教えてもらうシーンは、とっても楽しそう♪海の絵本の定番です。

 

絵本  『うみべであそぼう』 なかのひろみ/小林安雅  福音館書店  2008
うみべで あそぼう(福音館の科学シリーズ)うみべで あそぼう(福音館の科学シリーズ)
著者:なかの ひろみ
販売元:福音館書店
(2008-06-19)

写真科学絵本ですが、読み聞かせに使える1冊。ナマコやウニ、カニなど海辺でみつかる生きもの9種類。
その不思議な生態を、わかりやすく説明してくれている絵本です。この1冊があれば、海辺で過ごす時間の楽しさ倍増、間違いなしです。

 

ブックトーク

『だいちゃんとうみ』 太田大八  福音館書店  1992
だいちゃんとうみ(こどものとも絵本)だいちゃんとうみ(こどものとも絵本)
著者:太田 大八
販売元:福音館書店
(1992-04-10)

だいちゃんが夏休みに訪れた海辺の町で、漁に連れて行ってもらいます。海辺の町での一日の様子が絵日記のように丁寧に描かれています。舞台は長崎、昭和の時代ののどかな漁村の風景で、今の子どもたちには経験できない日々かもしれません。だからこそ、こんな夏の日の過ごし方があったんだよって伝えてあげたい1冊です。

『海辺のともだち―みつける・たべる・あそぶ』 下田智美 偕成社  1999
海辺のともだち―みつける・たべる・あそぶ海辺のともだち―みつける・たべる・あそぶ
著者:松岡 達英
販売元:偕成社
(1999-07)

海辺で出会う生きものたちを、こちらは丁寧なイラストで表現した科学絵本です。いろいろな海の生きものの生態がこまごまと描かれており、海辺の図鑑としても使える1冊です。

(作成K・J)

2011年(その1) あつい、あつい夏の日(幼児~小学生)


8月のおはなし会☆おすすめプラン〈あつい、あつい夏の日〉

昨年のテーマも参考にしてみてくださいね。
 〈平和を考える〉   〈虫・虫大好き〉   〈おばけがいっぱい

今年も昨年と同様に、暑い暑い夏であることが予想されています。6月24日には埼玉県熊谷市で6月では20年ぶりに最高気温の記録を塗り替える39.8度でした。

昨年の酷暑を思い出させる暑い暑い一日でした。

なによりも3.11以降の節電モードで、図書館などの公共施設は7月まで冷房は入れていない、あるいは入れても設定温度が28度で、涼しく感じないなど、この夏は暑がりさんにとっては、忍耐の季節になりそうですね。

ということで、8月のおはなし会☆おすすめプランのその1は〈あつい、あつい夏の日〉です。
暑い一日も、逆手にとって楽しんじゃおう!という絵本を集めてみました。

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詩  「おれはかまきり」かまきりりゅうじ  『のはらうた』より  くどうなおこ 童話屋
のはらうた (1)のはらうた (1)
著者:工藤 直子
販売元:童話屋
(1984-05)

かまきりりゅうじくんは、暑い日差しの中ですごく元気です。

 

おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ

絵本 『みずまき』木葉井悦子    講談社
新装版 みずまき (講談社の創作絵本Best Selection)新装版 みずまき (講談社の創作絵本Best Selection)
著者:木葉井 悦子
販売元:講談社
(2003-06-27)

暑い夏の日は、みずまきをするのが一番!草も木も、みんな一気に元気を取り戻します。虫も動物達も!豪快なタッチの筆使いと、リズミカルなことばとで、読んだ後一陣の涼風が吹きぬけていきそうです♪

絵本 『なつのいちにち』はたこうしろう  偕成社
なつのいちにちなつのいちにち
著者:はた こうしろう
販売元:偕成社
(2004-07)

男の子は、夏の日差しにぎらぎらと白く光る道をかけぬけます。神社に続く階段を駆け上り、蝉がうるさく鳴き続ける鎮守の森を抜けてめざすはたひとつ・・・男の子がクワガタを捕まえるために走る田舎の光景は、いつかどこかで見たはずの場所。なんだか懐かしく思えます。空気の匂い、草いきれ、青く澄み割ったった夏の空。どれもがまぶしく感じられる一冊です。

絵本 『ひまわり』和歌山静子 福音館書店
ひまわり (福音館の幼児絵本シリーズ)ひまわり (福音館の幼児絵本シリーズ)
著者:和歌山 静子
販売元:福音館書店
(2006-06-07)

夏の定番の花、ひまわり。今年はとくにひまわりには思い入れがあります。この花には、放射能物質を吸収する働きがあると言われ、チェルノブイリ事故後、放射能に汚染された土地に春の菜の花と並んで、夏に植えられた花でした。首都圏でも深刻な放射能汚染が心配されているこの夏。あちこちでひまわりを植えて育てる光景が見られるかもしれません。種から「どんどこどんどこ」、茎も「どんどこどんどこ」伸びていく様子は頼もしくもありますね。とにかくひまわりにはまぶしい夏の日差しが似合います。

ブックトークで紹介してあげたい絵本

『トマトさん』 田中清代 福音館書店
トマトさん (こどものとも傑作集)トマトさん (こどものとも傑作集)
著者:田中 清代
販売元:福音館書店
(2006-07-05)

7月のおはなし会おすすめ絵本としても取り上げている一冊です。暑い暑い一日には、つめたい水にぷかぷか浮かんでいるのが一番気持ちいいですものね。

『はちうえはぼくにまかせて』ジーン・ジオン/マーガレット・ブロイ・グレアム  ペンギン社
はちうえはぼくにまかせてはちうえはぼくにまかせて
著者:ジーン・ジオン
販売元:ペンギン社
(1981-08)

夏休みに、バカンスに出かける人たちから鉢植えを預かりアルバイトを自分で思いついたトミー。その自主性を温かく見守る大人たち。トミーはただ水やりをするだけではありませんでした。ちゃんと図書館で植物の育て方の本を借りて読み、鉢を増やしたのです。夏休みに、こんな風に自由に発想しながら人生に学ぶことができたら、どんな難しい問題集を片づける宿題よりも意味があると思うのですが!

『ウェズレーの国』ポール・フライシュマン/ケビン・ホークス  あすなろ書房
ウエズレーの国ウエズレーの国
著者:ポール・フライシュマン
販売元:あすなろ書房
(1999-07)

ちょっと変わり者のウェズレー。夏の自由研究に自分だけの新しい文明を創り出すことにします。未来に向かって力強く取り組むウェズレーの姿勢は、とても気持ちがいいのです。

(作成K・J)

2011年(その2) 夏だ!(幼児~小学生)


【夏だ!】

昨年は記録的な猛暑でしたが、今年はどうでしょう?東日本大震災と、その後の福島第一原発事故を受けて節電が奨励されているので、できれば過ごしやすい夏であってほしいですね。

さてさて、本来なら元気に海や山で外遊びを!と、言いたいところですが、首都圏でも放射能汚染が心配されていて、無邪気に肌を露出したりできないですね。海も、津波の襲ってくる映像がいまだに脳裏に焼き付いていて、小さな子ども達も恐る恐るかもしれません。

それでもせっかくの夏休み。子ども達に夏の気分を味わってもらいたいなと思います。

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絵本 『すいかのたね』(ばばばあちゃんのおはなし) さとうわきこ 福音館書店 1987
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし    こどものとも傑作集
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
夏はやっぱりすいかに限る♪この絵本を始めて読んだ時、私は幼稚園の教師をしていました。その豪快なおはなしの展開に子ども達も大喜び。聞き手の子ども達も一緒に「これでもか!」って大声を出せたら、きっとすっきり。原発事故による放射能汚染を恐れて戸外で発散できない子ども達も気持ちが晴れること、請け合いです。

絵本 『トマトさん』 田中清代 福音館書店 2006
トマトさん (こどものとも傑作集)
トマトさん (こどものとも傑作集
こちらの絵本も迫力があります。太陽ギラリと照りつけて暑い暑い日の午後、トマトさんは冷たい小川で泳いでみたくなります。でも自分で転がっていけないトマトさんを虫たちが小川まで運んでくれて・・・・やっと冷たい川に浸かった時のうれしそうな顔が印象的です。

紙芝居 『かりゆしの海』 まついのりこ/横井謙典・写真 童心社
かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい)
かりゆしの海 (ひろがるせかい) (まついのりこ・かみしばいひろがるせかい)
多くの街々を飲みこみ、多くの人々の生命を奪ってしまった津波ですが、ほんとうの海は美しく生命をはぐくむゆりかごなのです。「ユガフ タボーリ!」(しあわせが やってきますように)と琉球語で、子どもたちと一緒に唱えると・・・モノクロの海の世界が色鮮やかな生命溢れる海に代っていきます。ぜひこの夏だからこそ、読んであげたい紙芝居です。

絵本 『ねこのはなびや』 渡辺有一 フレーベル館 2001
ねこのはなびや (えほんあらかると)
ねこのはなびや (えほんあらかると)
今夜は花火大会。ねこの花火師たちが3組に分かれて競い合います。最後はみんなで力を合わせての仕掛け花火。ナイアガラは圧巻です。夏の花火には鎮魂の意味も含まれています。この夏、花火を見上げて震災後に失われた生命に想いを馳せたいですね。

ブックトーク

『はなび』 秋山とも子 教育画劇 2003
はなび
はなび
花火がどのように作られ、打ち上げられるのか、子ども達には興味深い絵本です。これを読むと花火大会が待ち遠しくなりそうです。

『おこだでませんように』 くすのきしげのり/石井聖岳 小学館 2008
おこだでませんように
おこだでませんように
いつも怒られてしまう男の子。ほんとうはそうじゃないのに!わかってほしいのに言葉にできない・・・そんな子どもの気持ちを丁寧に描いた絵本。作者のくすのきさんは、昨年までは現役の小学校の先生でした。くすのきさんが教えた子どもたちのエピソードなのだそうです。七夕の前に読んであげてもいいですね。

『うみのむこうは』 五味太郎 絵本館 1979
うみのむこうは
うみのむこうは
この度の大震災のニュースは、世界中をかけめぐり、各地から「日本の為に祈ってる」というメッセージがたくさん寄せられました。私たちの国は小さな島国ですが、世界は繋がっています。海のむこうから差しのべられた援助の手。それは幼い子ども達にとっても、心に残っていくでしょう。水平線の向こうにいる友だちに想いを馳せる女の子。今年はまた特別な気持ちで手にした絵本です。 

2011年(その1) 宇宙へ(幼児~小学生)


【宇宙へ】

3月11日の東日本大震災と、その後に続いて今も終息する先が見えてこない福島第一原発の事故。

大自然を前にして、人のなんとちっぽけなことか、誰もが、きっと子ども達もが感じたことでしょう。

さて、7月。星空を見上げながら、私達が住んでいる地球について子どもたちと考える機会を作りましょう。私達は、どのように生きていくべきなのかと・・・

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絵本 『ちきゅう』G.ブライアン・カラス 庄司太一/訳 偕成社
ちきゅう
ちきゅう
「ちきゅう このおおきなのりものにのって ぼくらはうちゅうをたびしている」太陽系惑星のひとつである地球。その地球の自転、公転、そして地軸に引力・・・そんなことまで扱いながら、小さな子どもたちにもわかりやすい地球入門書絵本です。扱うテーマは難しいはずなのに、絵本のサイズを上手につかった絵の描き方や、言葉使いで、すんなりと理解できると思います。

ブックトーク
おはなし会で読むには、ちょっと難しいかな?という本は、借りていって親子で読んでもらえるといいですね。親子で読めば、少し対象年齢が高くても、子どもたちの知的好奇心を満たしてくれる科学絵本なども楽しめると思います。

『なつのほし』(かこさとしのほん2) かこさとし 偕成社 1985
かこさとし・ほしのほん〈2〉なつのほし
かこさとし・ほしのほん〈2〉なつのほし

『宇宙をみたよ1―宇宙へ行くと、ほんとうがみえてくる―』毛利衛監修/松田素子文 偕成社 1994
宇宙をみたよ!―宇宙へ行くと、ほんとうがみえてくる
宇宙をみたよ!―宇宙へ行くと、ほんとうがみえてくる

『せんをたどってせかいいっしゅう』ローラ・ユングヴィスト/ふしみみさを訳 講談社 2008
せんをたどって せかいいっしゅう (講談社の翻訳絵本)
せんをたどって せかいいっしゅう (講談社の翻訳絵本)
ひと筆描きでせかいいっしゅうする絵本です。「ちきゅうは わたしたち みんなのいえ きも はなも みずも そらも とりも さかなも どうぶつも にんげんも いっしょにくらす かけがえのない うつくしいほし」だからこそ、私達はこの星を放射能で汚してはいけないですね。親子でおしゃべりしながら読んでほしい1冊です。

絵本 『ほしにむすばれて』谷川俊太郎/えびなみつる 文研出版 2009
ほしにむすばれて (えほんのもり)
ほしにむすばれて (えほんのもり)
「ゆうやけは よるのはじまり ゆうやけをぬぐと そらははだか うちへかえるこどもたちに あおぞらにかくしていた ほしぼしをみせる」谷川俊太郎さんの美しい言葉ではじまる絵本。星が大好きだったおじいちゃんの物語なのですが、おじいちゃんの星好きを示す部分から一転、孫が望遠鏡を見ている場面への移ります。世代を越えて受け継がれていくものの大切さを私達に教えてくれています。

絵本 『ぼくのいまいるところ』かこさとし/太田大輔 童心社 1988
ぼくのいまいるところ (かこ・さとし かがくの本)
ぼくのいまいるところ (かこ・さとし かがくの本)
ぼくのいまいるところから、視点を広げていき、ぼくが今いるところは、広大な宇宙の中だんだよ、ということを子ども達にわかりやすく伝えてくれている本。科学絵本ですが、読んであげて一緒に感動を味わうことができるといいですね。幼稚園児くらいから、理解出来ると思います。

(作成K・J)

2011年(その3) 雨・あめ…(幼児~小学生)


【雨・あめ・・・】

日本には四季があり、それが豊かな自然の風景を生み出してくれています。雨ってじめじめしてマイナスイメージが強いかもしれませんが、植物を育み、豊かな生命の源を支えてくれるもの。見方を変えると、気分も違ってきます。『おじさんのかさ』みたいにね^^

子どもたちと、雨の季節を楽しみましょう♪

絵本 『ちいさなきいろいかさ』もりひさし/西巻茅子 金の星社 1971
ちいさなきいろいかさ (きんのほしストーリー絵本)
ちいさなきいろいかさ (きんのほしストーリー絵本)
おかあさんに買ってもらった黄色い傘。はじめて傘をもってでかけた女の子は、雨に濡れてるお友だちを傘にいれてあげます。あれあれあれ・・・夢のある楽しい絵本です。雨のおはなしの導入に使える絵本です。

わらべうた かえるのよまわり

絵本 『かさもっておむかえ』征矢清/長新太 福音館書店 1977
かさもって おむかえ(こどものとも絵本)
かさもって おむかえ(こどものとも絵本)
かさをもって、おとうさんをお迎えにいったかおるは、ふしぎなねこに誘われて・・・子どもの空想の世界がどんどん広がっていく絵本です。長さんの絵が、またその世界の広がりを豊かにしてくれています。

絵本 『かさどろぼう』シビル・ウェッタシンハ/いのくまようこ訳 徳間書店 2007
かさどろぼう
かさどろぼう
町で生れてはじめて傘をみたおじさん。なんて便利できれいなんだろうと買って村に持って帰るのですが、知らない内に傘がなくなってしまいます。何度買ってきても無くなってしまう傘。いったい傘をぬすんでいく犯人はだれ?スリランカの美しい絵の絵本です。ちょっと違う雰囲気の絵本を読んであげるのも、雰囲気が違っていいかも♪

絵本 『あめふり ばばばあちゃんのおはなし』さとうわきこ 福音館書店 1987
あめふり―ばばばあちゃんのおはなし    こどものとも傑作集
あめふり―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集
毎日毎日降り続ける雨に怒ったばばばあちゃん!奇想天外な方法で、雨を止めてしまいます。その方法がほんとうに楽しくって面白い。こんな風に雨を止められるばばばあちゃんに子ども達は痛快な気分になること、請け合いです。

 

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ここからは、おはなし会が終わったあとに「ほかにもこんな雨の絵本がありますよ!」と紹介してもらいたい本です。


ブックトーク 雨って楽しいね!

『おじさんのかさ』佐野洋子 講談社 1992 
おじさんのかさ (講談社の創作絵本)
おじさんのかさ (講談社の創作絵本)
おじさんの大切な傘。ぜったい濡らしたくないって思っていたおじさんだけど、ある日とうとう傘をさしました。それってどうして?雨がたのしくなる「あめがふったら、ぽんぽろろん♪あめがふったら、ぴっちゃんちゃん♪」のおまじない。

『あめふり』まついのりこ 偕成社 1974
あめふり (あかちゃんの本)
あめふり (あかちゃんの本)
赤ちゃん向けの字のない絵本です。雨がふる風景の中で、子ども達が出会うものたちが、わかりやすい形で描かれています。親子で会話しながら読む本として紹介しましょう。

『雨、あめ』ピーター・スピアー 評論社 1984
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雨の降る日は、レインコートに長靴で、重装備。でもね、こんなふうに遊べると楽しいよね。子どもだったら、ぜったい雨をこんな風に楽しむなぁという世界が、字のない絵本で紹介されています。幼児以上には『あめふり』ではなく、こちらの絵本を字のない絵本として紹介してあげましょう。

『あめふりくまのこ』鶴見正夫/高見八重子 ひさかたチャイルド 2009

あめふりくまのこ
あめふりくまのこ
みんながよく知っている童謡が絵本になりました。こんな絵本もありますよと、紹介してみるのもいいかも!

『ぞうくんのあめふりさんぽ』なかのひろたか 福音館書店 2006
ぞうくんの あめふりさんぽ (こどものとも傑作集)
ぞうくんの あめふりさんぽ (こどものとも傑作集)
『ぞうくんのさんぽ』の続編。あめふりの中、散歩にでかけたぞうくんが出会ったのは?さんぽの時とは反対に積みあがって行く様子が面白いです。

『ゆかいなかえる』ジュリエット・キープス ひさかたチャイルド 1964
ゆかいなかえる (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
ゆかいなかえる (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
雨の日、いちばん喜ぶのはかえるかしら?おたまじゃくしがかえるにかわるんだよ!かえるの一生がリズミカルなことばで生き生きと描かれています。

『バムとケロのにちようび』島田ゆか 文渓堂 1994
バムとケロのにちようび
バムとケロのにちようび
雨の日曜日。外で遊べない。そんな時はどうするのが一番?おやつをたっぷり(それも大量のドーナツを)用意してね、そしてお気に入りの本を読んで過ごそうよ~そんな雨の一日。夢があって楽しい絵本ですが、集団での読み聞かせには絵がこまごまとして向かないので、お母さんのお膝の上で楽しんでねと、紹介してあげてください。

『すてきなあまやどり』バレリー・ゴツバチョフ/なかがわちひろ訳 徳間書店 2003
すてきなあまやどり
すてきなあまやどり
雨がざあざあ降ってきたら、どこに雨宿りする?大きな木の下で雨宿りしたブタくん。でもね・・・その大きな木の下にはいろんな動物も雨宿りにやってきて・・・大きく見開き4ページ分の絵には子ども達も歓声をあげそうです。

『はっぱのおうち』征矢清/林明子 福音館書店 1989
はっぱのおうち (幼児絵本シリーズ)
はっぱのおうち (幼児絵本シリーズ)
小さな子どもにとって、庭は広い広い世界に感じるもの。雨の降り出したお庭で女の子が逃げ込んだのは、はっぱの陰。そこには小さな虫たちも雨宿りにやってきて・・・子どもの目線で描かれた世界観は、子どもたちの共感を呼ぶようです。

(作成K・J)

2011年(その2) おとうさん!あそぼ♪(幼児~小学生)


【おとうさん!あそぼ♪】

“イクメン”(育児に積極的にかかわるカッコイイパパ)という言葉が、浸透してきましたね。抱っこひもで赤ちゃんを前だっこして通勤している背広姿のパパを通勤電車の中で目撃するようにもなりました。

夫婦で子育てに関わるというのは、どんどん普通になっていくのでしょう。子育て期間中まるで母子家庭だった私の時代からは、隔世の感があります。図書館に親子連れで来る家族を応援できるような本を今年は選んでみました。パパと遊ぶのは、子ども達にとって、ママと遊ぶのとは違う楽しさがあります。お風呂に入るのも楽しい。そんな時間を描いた絵本達です。

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絵本 『かばさん』(改訂版) やべみつのり こぐま社 2001
かばさん
かばさん

わらべうた こどもとこどもがけんかして

絵本 『あそぼうあそぼう おとうさん』浜田桂子 福音館書店 1997
あそぼうあそぼうおとうさん (かがくのとも傑作集―わいわいあそび)
あそぼうあそぼうおとうさん (かがくのとも傑作集―わいわいあそび)


絵本『ぼくとパパ』 セルジュ・ブロック/金原瑞人 講談社 2007
ぼくと パパ (講談社の翻訳絵本)
ぼくと パパ (講談社の翻訳絵本)

手遊び おはなしゆびさん

絵本 『おふろだ おふろだ!』 わたなべしげお/おおともやすお 福音館書店 1986
おふろだ、おふろだ! (くまくんの絵本)
おふろだ、おふろだ! (くまくんの絵本)

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ブックトーク
おとうさんを題材にした絵本はたくさんありますね。読み聞かせには向かなくても面白い本もあれば、おはなし会にやってくる子どもたちの実情にあった本と差し替えて読んであげてもいいですね。
『おとうさんはウルトラマン』 宮西達也 学研 1996
おとうさんはウルトラマン
おとうさんはウルトラマン

『おとうさんのえほん』 高畠純 絵本館 1991 (『おとうさんのえほんその2』は1995)
おとうさんのえほん

おとうさんのえほん

『ちいさくなったパパ』 ウルフ・スタルク/はたこうしろう 小峰書店 1999
ちいさくなったパパ (世界の絵本コレクション)
ちいさくなったパパ (世界の絵本コレクション)

『おもしろとうさん』 さとうわきこ フレーベル館 1996
おもしろとうさん (フレーベル館の新秀作絵本)
おもしろとうさん (フレーベル館の新秀作絵本)

『おとうさんがおとうさんになった日』 長野ヒデ子 童心社 2002
(『おかあさんがおかあさんになった日』と対比してみるのも面白いです)
おとうさんがおとうさんになった日 (絵本・こどものひろば)おとうさんがおとうさんになった日 (絵本・こどものひろば)

『うちのパパってかっこいい』 アンソニー・ブラウン/久山太一 評論社 2000
うちのパパってかっこいい (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
うちのパパってかっこいい (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

『とうさんまいご』 五味太郎 絵本館 1983
とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))
とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))

(作成K・J)

2011年(その1) 歯のはなし(幼児~小学生)


6月4日から10日までは「歯の衛生週間」です。子ども達に身近な題材もおはなし会に取り入れてみたいですね。
こちらでは、おはなし会の最初から最後まで「歯」の絵本ですが、ほかのプログラムと組み合わせて1冊だけ読んでもいいと思います。

プログラムは前半に小さい子向けの本、後半は少し長めの聞くことに慣れている子向けの本になっています。またブックトーク用に取り上げている本は、対象に合わせて差し替えてもよいと思われる本です。

【歯のはなし】

絵本  『はみがきごっこ』きむらゆういち/長野ヒデ子 佼成出版社 2005
はみがきごっこ
はみがきごっこ


わらべうた 「たけのこめだした」


絵本  『いーはとあーは』柳生弦一郎 かがくのとも 福音館書店  2003
いーは と あーは (幼児絵本シリーズ)
いーは と あーは (幼児絵本シリーズ)

手遊び 「あたまかたひざポン!」

絵本  『せかいのこどもたちのはなし はがぬけたらどうするの?』セルビ・ビーラー/ブライアン・カラス フレーベル館 1999

はがぬけたらどうするの?―せかいのこどもたちのはなし
はがぬけたらどうするの?―せかいのこどもたちのはなし

 

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ブックトーク

おはなし会では使わなかった同じテーマの絵本も、終了後に紹介しましょう。


『はみがき やーだよ』スベトラーナ・チューリナ いぬいゆみこ訳 評論社 2003
はみがき、やーだよ! (児童図書館・絵本の部屋)
はみがき、やーだよ! (児童図書館・絵本の部屋)


『歯いしゃのチュー先生』ウィリアム・スタイグ 評論社 1991
歯いしゃのチュー先生 (児童図書館・絵本の部屋)


『はははのはなし』加古里子 福音館書店 1984
はははのはなし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)
はははのはなし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)


『歯がぬけた』中川ひろたか/大島妙子 PHP研究所 2002
歯がぬけた (わたしのえほん)
歯がぬけた (わたしのえほん)

絵本  『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』五味太郎 偕成社 1984
わにさんどきっ はいしゃさんどきっ
わにさんどきっ はいしゃさんどきっ

(作成K・J)

2011年(その2) 子どもの日(幼児~小学生)


5月5日は、端午の節句。現代では、「子どもの日」と称して、男女関係ない祝日になっていますが、3月3日の桃の節句と対になっていて、女の子のお祝いと、男の子のお祝いは別だったのですよね。

子どもの日をテーマにしたおはなし会で、大人達が子ども達の成長を願っていることを丁寧に伝えたいですね。

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導入  手遊び 「こどもとこどもがけんかして」

絵本 『げんきにおよげ こいのぼり』今関信子/福田岩緒 教育画劇
げんきにおよげこいのぼり (行事の由来えほん)
げんきにおよげこいのぼり (行事の由来えほん)
行事由来えほんシリーズの1冊です。どうして端午の節句にこいのぼりを揚げるようになったのか、詳しくわかる絵本です。親達も行事の由来をきちんと知っていないこともあります。一緒に読んで再認識できることと思います。

絵本 『こども』キャサリン&ローレンス・アンホルト 内田莉莎子訳 徳間書店 1994
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子どもって言ったって、ほんとにいろいろな性格があり、ひとりひとり違っています。
大きい子、小さい子、優しい子、泣き虫、いろいろな子どもがいろいろなことを考えています。この絵本は、子ども達が「そうそう!」ってうなづくような、子ども達の心の中をのぞき見できるような質問と、子どもらしい回答が楽しい1冊です。





ブックトーク
『こいのぼりこびとのおはなし』まついのりこ  童心社 1986
こいのぼりこびとのおはなし (行事こびとのえほん)
こいのぼりこびとのおはなし (行事こびとのえほん)
『きんたろう』さねとうあきら/田島征三 教育画劇 1996
きんたろう (日本の民話えほん)
きんたろう (日本の民話えほん)
『ふしぎなたけのこ』松野正子/瀬川康男 福音館書店 1963
ふしぎなたけのこ(こどものとも絵本)
ふしぎなたけのこ(こどものとも絵本)

紙芝居 『くわにょうぼう』松谷みよ子/長野ヒデ子 童心社 1998
くわず女房 (民話かみしばい傑作選)
くわず女房 (民話かみしばい傑作選)
あまり食べないおとなしい嫁ごがほしいと願っていたところに、現れ出た一人の美しい女性。嫁にもらってしばらくは大人しくかいがいしく働いてくれたのですが・・・頭のてっぺんに口のある化け物から身を守ってくれたのは、よもぎに菖蒲の葉。ちょうど端午の節句の季節のおはなしです。絵本で読むなら、福音館書店の『くわずにょうぼう』稲田和子/再話 赤羽末吉/絵がおすすめです。
くわずにょうぼう(こどものとも絵本)
くわずにょうぼう(こどものとも絵本)

2011年(その1) さんぽ・さんぽ大好き(幼児~小学生)


昨日は、梅に鶯ならぬ、梅に雪帽子・・・都心も一時雪景色に染まりました。辛夷のつぼみも膨らんで、春はそこまで来ているのに、春と冬の綱引きをしているような気候です。

ただ、おはなし会おすすすめプランは、5月のおはなし会向けラインナップです。5月、若葉が風にそよぐ季節。杉の花粉症に悩まされた人も、鬱陶しいマスクから解放され、お散歩が気持ちのよい季節です。(さんぽ・さんぽ大好き)というテーマで、何冊か選んでみました。

オープニング 『くまさん おでかけ』 中川李枝子/中川宗弥 福音館書店 2010
くまさん おでかけ (福音館の幼児絵本)
くまさん おでかけ (福音館の幼児絵本)
東京子ども図書館の『おはなしのろうそく1』に収録されていた「くまのおでかけ」を絵本化したものです。絵本を読んであげてもOK。「くまのおでかけ」を覚えて、ミトンくまさんを動かしながら語ってもいいですね。

絵本 『もりのなか』 マリー・ホール・エッツ 福音館書店 1963
もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
モノトーンの絵ですが、その分読んでもらう子ども達は、ラッパを吹いて森の中に散歩にでかけていく男の子に自分がなりきり、おはなしの世界にぐっと惹き込まれていきます。こんな動物達が自分のあとをついて来てくれたら、どんなに愉快かしら?と、主人公になりきってしまうのです。ぜひロングセラーをして読み継がれてきた味わいを、子ども達に伝えてあげてください。

絵本 『ロージーのおさんぽ』 パット・ハッチンス 偕成社 1975
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)
ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)
めんどりのロージーはなんてのんびり屋さんなんでしょう?自分を狙っているきつねがいるってことに気が付きもせず、お散歩を楽しんでいるのです。それなのに災難はつぎつぎにきつねのほうに降りかかります。きつねについては、何も書かれていないのに、絵が表情豊かに語りかけ、子ども達はわくわくどきどきスリルを味わいながらじっと聞き、読み終わった時にホッとするのです。

ブックトーク  おさんぽ絵本・いろいろ

『おなかのすくさんぽ』かたやまけん 福音館書店 1995
おなかのすくさんぽ(こどものとも絵本)
おなかのすくさんぽ(こどものとも絵本)
『おさんぽ ぽいぽい』 角野栄子/井上洋介 福音館書店 1999
おさんぽ ぽいぽい (日本傑作絵本シリーズ)
おさんぽ ぽいぽい (日本傑作絵本シリーズ)
『へびくんのおさんぽ』 いとうひろし すずき出版 1992(大型絵本もあります。読み聞かせに使うならば、大型本をおすすめします。)
へびくんのおさんぽ (たんぽぽえほんシリーズ)
へびくんのおさんぽ (たんぽぽえほんシリーズ)
『ぞうくんのさんぽ』 いとうひろし すずき出版 1977
ぞうくんのさんぽ(こどものとも絵本)
ぞうくんのさんぽ(こどものとも絵本)

絵本 『かぜのこもりうた』 くどうなおこ/あべ弘士 1994
かぜのこもりうた
かぜのこもりうた
風が気持ちよくて、おさんぽなんて言ってられない!お母さんが「遠くへ行っちゃだめよ」と、言っているのに、どんどん走って行って、気が付いたら、ここは一体どこなのか?お母さんがどこにいるのかわからなくなってしまいました。さてさてぞうのぼうや、お母さんに会えるのかしら?子ども達もいっしょになって、どきどきして、お母さんに会えた時はいっしょにホッとするのです。よかったねって。そしてお母さんに手をつないでもらって、おはなし会から帰るとき、その手を思わずギュッと力を込めたくなるのです。

2011年(その2) 子ども読書の日(幼児~小学生)


4月23日は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」(2001年12月制定)で定められた「子ども読書の日」です。

子ども達に読書の楽しさを伝えるために、この日の前後には、それぞれの図書館でもスペシャルおはなし会や、その他の催し物が企画されていることと思います。いろんなイベントで子ども達が図書館に足を運んでくれるといいですね。そしてその子ども達が、本を読むことの楽しさに気付いてくれるように、単発のイベントだけで終わらせないで、根気強く本を手渡していってほしいと思います。

そこで4月のおはなし会のテーマとして、「子ども読書の日」を取り上げてみました。図書館や本、おはなしがいつも子ども達の身近にありますように!と、願いをこめて。

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導入の絵本 『わたしほんがよめるの』 ディック・ブルーナ/まつおかきょうこ訳 福音館書店
わたしほんがよめるの (ブルーナのたのしいべんきょう (3))
わたしほんがよめるの (ブルーナのたのしいべんきょう (3))
本を読むことの喜びが、単純な絵の中にもふんだんに溢れています。

絵本 『としょかんライオン』ミシェル・ヌードセン/ケビン・ホークス 岩崎書店
としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
図書館にやってきたライオン。館長のメリウェザーさんは、図書館の決まりを守っているのならと、追い出しませんでした。ライオンはおはなし会が気に入り、やがて図書館のお手伝いをはじめました・・・さて、ある日ライオンが大声でほえました。それには訳があったのです。図書館がこのライオンと同じように、すべての子ども達にとって居心地のよい場所であってほしいなと思います。

ブックトーク
『図書館ラクダがやってきた』マーグリート・ルアーズ さ・え・ら書房
図書館ラクダがやってくる―子どもたちに本をとどける世界の活動
図書館ラクダがやってくる―子どもたちに本をとどける世界の活動
世界には図書館のない地域に住んでいる子ども達はいっぱいいるのです。本の楽しみを知ってもらうためには、まず本を届けなければなりません。この本には13カ国での活動が紹介されていますが、ラクダやぞう、自転車に載せて、子ども達に本を届ける人たち。本を受け取った時の、読んでもらっている時の子ども達の輝く笑顔がとても印象的です。

『おんちゃんは車イス司書』梅田俊作 岩崎書店
おんちゃんは車イス司書 (いのちのえほん)
おんちゃんは車イス司書 (いのちのえほん)
車イスの司書さんと子ども達の交流を描いた本。ことばが小さい子には難しいので、小学校中学年以上におすすめしたい1冊。

『クシュラの奇跡』ドロシー・バトラー 百々佑利子訳 のら書店
クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々
クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々
複雑で重い障害をもって生まれたクシュラの成長の物語。昼も夜も眠れずむずかるクシュラとの長い時間を埋めるため、母親がはじめた絵本の読み聞かせに強い関心を示したのは生後4か月の時。一人では見ることも、持つこともできず、外界から隔離されていたクシュラを、本は外の世界と結び付けてくれました。本を友だちにして、奇跡といわれるほどの成長を遂げたクシュラ。図書館にくる子どもたちにも本と出会うことで、その世界を広げてほしいと願います。

絵本 『山の図書館』肥田美代子/小泉るみ子 文研出版
山のとしょかん (えほんのもり)
山のとしょかん (えほんのもり
山の一軒家でくらすおばあさんのところへ、「本を読んでください」と毎夜のようにやってくる男の子。よほど本を読んでもらうのがうれしいようです。ある日、おばあさんが男の子の帰り途を心配して、ついていくと・・・!本って、いいな~読んでくれる人がいるっていいな~と思える1冊です。

絵本 『ルリユールおじさん』いせひでこ 理論社
ルリユールおじさん
ルリユールおじさん
大好きな大切な植物図鑑が傷んで、ページが取れてしまった女の子。町で「ルリユールのところへもっていってごらん」とすすめられます。本を大切に製本・装丁しなおしてくれたルリユールおじさん。大切な1冊に出会えた女の子の、修理できた本と再会した時の喜びが画面からも伝わってきます。

おまけの絵本『紙しばい屋さん』アレン・セイ ほるぷ出版
紙しばい屋さん
紙しばい屋さん
紙芝居は日本特有の文化です。語り手がダイナミックにおはなしを語ってくれる紙芝居の面白さは、経験しないとわからないかもしれませんね。図書館のおはなし会でも、紙芝居を演じることもあると思います。子ども達の心に残るおはなしを伝えるのに、紙芝居という日本独自の文化も大切にしていきたいと思います。

2011年(その1) 新しい友だち(幼児~小学生)


4月・・・進級・進学。
わくわくどきどき。どんな出会いがあるのか、子ども心にも期待と不安が入り混じる時期です。図書館で、いつものおはなし会に参加することで、きっと安心感を覚えて「ねえ!ねえ!」と、おはなし会のスタッフやボランティアさんに話しかける子も多いでしょう。
その子の発することばを、きちんと受け止めてあげてから、おはなし会を始めましょう。聞いてもらえるという安心感が、聞く喜びへとつなげていきます。

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導入 手遊び  「こどもとこどもがけんかして」 『うたって楽しい手あそび指あそび120』より
うたって楽しい手あそび指あそび120うたって楽しい手あそび指あそび120
著者:レッツキッズソンググループ
ポプラ社(2004-03)







絵本  『やあ、ともだち!』クリス・ラシュカ 偕成社
やあ、ともだち!やあ、ともだち!
著者:クリス ラシュカ
偕成社(1995-08)







絵本  『ともだちや』内田麟太郎/降矢なな 偕成社
ともだちやともだちや
著者:内田 麟太郎
偕成社(1998-01)


ブックトーク 新しい友だち どんな友だちとの出会いがあるかな?けんかしても、仲直りすればいいんだよね。ともだちの絵本をたくさん紹介します。
となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)
著者:武田 美穂
ポプラ社(1991-11)







販売元:Amazon.co.jpきみなんかだいきらいさきみなんかだいきらいさ
著者:ジャニス・メイ・ユードリー
冨山房(1975-05)







みんなともだち (ピーマン村の絵本たち)みんなともだち (ピーマン村の絵本たち)
著者:中川 ひろたか
童心社(1998-01-01)

あたらしいともだちあたらしいともだち
著者:トミー ウンゲラー
あすなろ書房(2008-10)

ともだちともだち
著者:ヘルメ ハイネ
ほるぷ出版(1996-04)

ともだちからともだちへともだちからともだちへ
著者:アンソニー フランス
理論社(2003-0







ともだちつれてよろしいですかともだちつれてよろしいですか
著者:ベアトリス・シェンク・ド レーニエ
童話館出版(2003-10)







 
絵本 『コッコさんのともだち』片山健 福音館書店
コッコさんのともだち (幼児絵本シリーズ)コッコさんのともだち (幼児絵本シリーズ)
著者:片山 健
福音館書店(1991-04-10)

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2011年(その3) 春がいっぱい(幼児~小学生)


昨夜は東京も束の間の銀世界に包まれました。帰宅の足は大丈夫でしたか?それでも今日の陽射しは、どことなく春が近いことを告げているように光に溢れていました。

さて3月のおはなし会プラン2では(春はそこまで)というテーマでお届けしましたが、今回は3月下旬向けに(春がいっぱい)というテーマで組み立ててみました。

桜前線が北上し、東京の桜のつぼみがほころびはじめるのが、3月第3週が終わるころ。その時期には、辛夷の花や木蓮の花が咲き誇り、春の訪れを身体いっぱい感じることができるでしょう。それと合わせて、進学、進級の喜びも子どもたちと分かち合いたいですね。

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導入  手遊び  「ちいさなにわ」 『うたって楽しい手あそび指あそび120』より
うたって楽しい手あそび指あそび120うたって楽しい手あそび指あそび120
著者:レッツキッズソンググループ
ポプラ社(2004-03)

ちいさな庭から小さな芽が!どんどん伸びて最後にパッと花が開きます。


             
絵本 「ちょうちょうひらひら
ちょうちょうひらひらちょうちょうひらひら
著者:まど みちお
こぐま社(2008-02)

ちょうちょうがとんできて頭にとまったよ。みんな笑顔に!春が来たってわかるからですね。



絵本 「とんことり」


とん ことり(こどものとも絵本)とん ことり(こどものとも絵本)
著者:筒井 頼子
福音館書店(1989-02-10)

新しい町にお引越し。お友達がいないのはつまんない。そんな時、玄関の郵便受けで「とん ことり」と音がします。お友達っていいな~と思える1冊です。



ブックトーク たんぽぽ 
『とんことり』で、たんぽぽが、新しいお友達から届けられましたね。春先に一番に道端で「春が来たよ」って告げてくれるたんぽぽの黄色い花について、ここれ少しブックトークしてみましょう。1冊目は「春が来たらおこしてね」とお友達に頼まれていたモグラのおはなし。
もぐらのムックリもぐらのムックリ
著者:舟崎 克彦
ひさかたチャイルド(2002-02)





科学絵本から2冊。たんぽぽの根っこの秘密や、たねの秘密が、とってもわかりやすく描かれています。
たんぽぽ (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)たんぽぽ (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
著者:平山 和子
福音館書店(1976-04-01)

たんぽぽ (絵本のおくりもの)たんぽぽ (絵本のおくりもの)
著者:甲斐 信枝
金の星社(1984-02)







図鑑も1冊、紹介してあげましょう。科学絵本とはまた違った切り口でタンポポについて知ることができます。
タンポポ観察事典 (自然の観察事典)タンポポ観察事典 (自然の観察事典)
著者:小田 英智
偕成社(1996-05)





絵本  『そらはさくらいろ』
そらはさくらいろそらはさくらいろ
著者:村上 康成
ひかりのくに(2002-01)


さくらが咲いて、花びらが舞う下で寝っ転がって空を見上げたことがありますか?きっととっても気持ちがいいよね。

(差し替えプラン・・・絵本『ピッキーとポッキー』

ピッキーとポッキー (幼児絵本シリーズ)ピッキーとポッキー (幼児絵本シリーズ)
著者:嵐山 光三郎
福音館書店(1993-03-25)





(対象年齢:幼児~小学校低学年)

(作成 K・J)

2011年(その2) 春はそこまで(幼児~小学生)


今が一番寒い季節ですが、お茶の水の駅から見える神田川南斜面の岸の梅が満開で、春が確実に近付いてきているのがわかります。
3月のおはなし会では、春を待つ絵本を紹介してみましょう。

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絵本 『ふゆめがっしょうだん』
ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集)ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集)









著者:長 新太
福音館書店(1990-01-01)
24種類の木の冬芽を写真で紹介する科学絵本です。どの冬芽も表情豊かで、動物の顔に見えて来て、子どもたちの笑顔を誘います。長新太さんのリズミカルなことばが、楽しい絵本です。

絵本  『はなをくんくん』
はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)








はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ルース・クラウス
福音館書店(1967-03-20)
雪に閉ざされた森のなかで、動物や虫たちが目を覚まし、はなをくんくんしながら走っていきます。みんなが走って、走って行った先にあったのは・・・みんなが笑顔になるのは、長い冬が終わりに近づいていることを予感させるからだったのですね。ロングセラー絵本です。

手遊び  「ちいさな庭」
うたって楽しい手あそび指あそび120








うたって楽しい手あそび指あそび120
著者:レッツキッズソンググループ
ポプラ社(2004-03)  より

絵本 『おおきくなるっていうことは』
おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち)








おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち)
著者:中川 ひろたか
童心社(1999-01)
おおきくなるっていうことは、いったいどういうことなんだろう?小さな子どもたちにもわかりやすく具体的にイメージできる絵本に仕上がっています。成長のよろこびを一緒に感じられる1冊です。

絵本  『たいへんなひるね』
たいへんなひるね―ばばばあちゃんのおはなし(こどものとも絵本)






たいへんなひるね―ばばばあちゃんのおはなし(こどものとも絵本)
著者:さとう わきこ
福音館書店(1990-03-15)
いつも豪快で愉快なばばばあちゃん。なかなか暖かくならない季節の変わり目に、ばばばあちゃんが仕掛けたのは!最後には桜の花が満開に!ぜひ冬の終わりに読んであげたい絵本です。

ブックトーク  『だって春だもん』
だって春だもん








だって春だもん
著者:小寺 卓矢
アリス館(2009-03)
『ふゆめがっしょうだん』で見た冬芽が、春が近付くにつれてどんなふうに変化していくのか、この写真絵本をみればわかります。硬かった芽がほころんで、ゆっくり開いて行く様子、花が咲いて、葉っぱが開く様子、森がすっかり若葉色に彩られていく様子が、優しくリズミカルなことばで表現されています。
(作成 K・J)

2011年(その1) ことばあそびの本(幼児~小学生)


こどもって、だじゃれやしりとり、なぞなぞなど「ことばあそび」大好きですね。おはなし会でも「ことばあそび」を中心にプログラムを組み立ててみるのはいかがでしょう?

途中に、ことばの面白さを味わえる昔話を組み込んで、めりはりのあるプログラムにしてみました。

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導入  わらべうた 「ちゃつぼ」
絵本  『あいうえおうた』
あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)あいうえおうた (幼児絵本シリーズ)

著者:谷川 俊太郎
福音館書店(1999-02-10)
谷川俊太郎さんの詩と、降矢ななさんの不思議な絵がマッチしている絵本です。ことばのおもしろさを幼児から小学生の幅広い対象に伝えることのできる絵本です。

 

絵本  『なんげえはなしっこしかへがな』
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なんげえはなしっこしかへがな
著者:北 彰介
銀河社(1979-08)
「果てなし話」の面白さは、子ども達を魅了しますね。この昔話は作者が祖母から聞いた「果てなし話」を津軽弁で再話したもの。津軽弁の味を出せなくても、おかしさは子ども達に伝わると思うので、自分の読み方で読んでみましょう。7話入っているので、自分で読みやすい話を選んで、おはなし会で読んであげましょう。

 

ブックトーク  ことばえほんの紹介 ことばあそびの絵本は実はたくさん出ています。だじゃれ絵本や、しりとりあそびの絵本など。紙芝居にもいくつかあります。自館で何冊か選んでみて、おはなし会に参加している子どもたちの年齢構成に合わせて、いくつか紹介してあげましょう。ここでは代表的なものを紹介します。
『ことばのこばこ』
ことばのこばこ

ことばのこばこ
著者:和田 誠
瑞雲舎(1995-07-07)
ことばのおもしろさを存分に楽しめる絵本です。しりとり、句読点遊び、回文、なぞかけなど18ものことばあそびが満載です。

 

 

『ことばあそびうた』
ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)

ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
著者:谷川 俊太郎
福音館書店(1973-10-01)
「かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた」など、声に出して読むと面白い詩がたくさん。谷川さんの楽しい言葉遊び歌に、瀬川康男さんの絵が味わい深く、素敵な本です。大人にも喜ばれる1冊です。

 

『だじゃれどうぶつえん』
だじゃれどうぶつえん

だじゃれどうぶつえん
著者:中川 ひろたか
絵本館(1999-04)
だじゃれ絵本シリーズは、下に紹介した『だじゃれレストラン』以外にも『だじゃれすいぞくかん』『だじゃれしょくぶつえん』『だじゃれオリンピック』など合わせて5冊。幼児ではわかりにくいだじゃれもあるので、こちらのシリーズは小学中学年以上向き。ぜひ紹介してあげてください。

 

『なぞなぞえほん』1のまき、2のまき、3のまき
なぞなぞえほんセット ― 1のまき,2のまき,3のまき

なぞなぞえほんセット ― 1のまき,2のまき,3のまき
著者:中川 李枝子
福音館書店(1988-04-01)
『ぐりとぐら』の中川李枝子と山脇百合子のコンビが贈るなぞなぞ絵本3冊。子どもたちの身の回りにあることをなぞなぞの題材にしています。版が小さく読み聞かせには向きませんが、おでかけの時に1冊あると電車の中で子ども達は退屈しません。お母さん達にぜひすすめてあげてください。

『ワイルドスミスのABC』
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ワイルドスミスのABC (ブライアン・ワイルドスミス作品選)
著者:ブライアン・ワイルドスミス
らくだ出版(1962-01)
アルファベットの絵本もいくつか出版されていますね。ワイルドスミスのこの絵本は、どのページも絵が素敵です。それぞれのページが完成されていて、子どもだけでなく大人も満足できる1冊です。

『ぞうからかうぞ』
ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)

ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)
著者:石津 ちひろ
BL出版(2003-10)
石津さんの回文絵本は何冊が出ていますが、代表作はこちら。絵とことばがマッチして、遠目も利く絵本なので読み聞かせに使ってもよい1冊です。

 

 

絵本  『ロンドン橋がおちまする!』

ロンドン橋がおちまする!ロンドン橋がおちまする!

著者:ピーター・スピア
ブッキング(2008-05)
マザーグースの歌を題材にした絵本。「ロンドン橋、落ちた!」の歌はみんなもよく知っていますが、その続きがあって、それをまたスピアが丁寧に描いています。ぜひ読んであげてほしい1冊です。

 

絵本  『さよならさんかく またきてしかく』
さよならさんかくまたきてしかく (松谷みよ子あかちゃんのわらべうた 5)

さよならさんかくまたきてしかく (松谷みよ子あかちゃんのわらべうた 5)
著者:松谷 みよ子
偕成社(1979-03)
おはなし会の最後はわらべうたでおなじみの『さよならさんかくまたきてしかく』を一緒に楽しんで終わりましょう。

 

(作成 K・J)

2011年2月(その2) バレンタインデー(幼児~小学生)


2月14日はバレンタインデーですね。日本では女性から男性にチョコレートを贈って愛を告白できる日となっているようですが、海外では男女関係なく大切な家族や友人に花束やケーキ、カードを贈る日です。

最近では女子中高生は男の子にではなくお友達同士で手作りのチョコやクッキーを交換し合うのが一般的になっているようです。とにかく普段なかなか言えない「ありがとう♪」を伝えるよい機会ですね。

さて、おはなし会では、「大好き!」をキーワードに絵本を選んでみましょう。そして2月14日の由来なども子どもたちに話してあげるといいですね。

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絵本 『あおくんときいろちゃん』レオ・レオーニ/作 藤田圭雄/訳 至光社 1984
あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)
著者:レオ・レオーニ
至光社(1984-01)


彩色した紙をちぎって表現された単純な絵なのですが、ストーリーと相まって子ども達を夢中にさせる1冊です。あおくんときいろちゃんがあんまり仲良く遊んだので、ふたりは混じり合ってみどりになってしまう。
それぞれの個性があって、それが一緒になった時に新しいものを生み出すということも伝えてくれている絵本です。

絵本 『どうながのプレッツェル』マーグレット・レイ/文 H・A・レイ/絵 渡辺茂男/訳 1978
どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:マーグレット・レイ
福音館書店(1978-10-20)


世界一胴長のダックスフントのプレッツェルは、お向かいのグレタに恋をします。グレタは「胴長なんて大嫌い」とばかりに見向きもしてくれません。どんな贈り物をしても・・・ところがある時・・・!プレッツェルの胴長が役に立ち、グレタに認めてもらえることができたのです。
見かけではなく、誠意をもって自分を愛してくれているという気持ちに気付いたグレタ。プレッツェル、胴長でよかったね。読み終わったら表紙から裏表紙まで開いて見せてあげたい一冊です。


ブックトーク
『しろいうさぎとくろいうさぎ』ガース・ウィリアムズ/作 松岡享子/訳 福音館書店 1965

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
著者:ガース・ウイリアムズ
福音館書店(1965-06-01)

 


しろいうさぎとくろいうさぎの結婚のお話。「いつも、いつも、いつまでもきみといっしょにいられますように」というセリフは、何度聞いても胸がときめく言葉ですね。この絵本は大人がプロポーズに使うこともある一冊。小さな子ども達には、大好きだからこそ、会えなくなることの不安や切なさは理解できないかもしれませんね。ハッピーエンドのお話なので深く考えずに読んであげてもいいのですが、幼児~小学低学年には『どうながの~』がわかりやすいかもしれません。なのであえてブックトーク用に選びました。



『あなたがだいすき』鈴木まもる ポプラ社 2002
あなたがだいすきあなたがだいすき
著者:鈴木 まもる
ポプラ社(2002-04)


親が子どもに向けて送るラブレターです。「わたしはあなたがだいすきです。あなたがいるだけで、わたしはしあわせ」・・・そういう思いを伝えてもらいながら育った子は、どれだけ幸せでしょう。きっと大人になった時に多くの人に愛を分け与えることのできる人になるのではと思います。読んであげてもいい一冊です。



『すきすき だいすき』ピョートル・ウィルコン/文 ヨゼフ・ウィルコン/絵 いずみちほこ/訳 らんか社 1992
すき すき だいすき―ブルーノのプロポーズ (ウィルコンの絵本シリーズ)すき すき だいすき―ブルーノのプロポーズ (ウィルコンの絵本シリーズ)
著者:ピョートル ウィルコン
らんか社(1992-05)


こちらの絵本もとっても微笑ましい一冊です。豹のブルーノは、昼をこわがる黒豹のリサを愛してしまいます。生活スタイルが合わない二人だけど、その困難を乗り越えていくのです。大好きっていう気持ち、素敵だな~と思います。



『100万回生きたねこ』佐野洋子/作 講談社 1977
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
著者:佐野 洋子
講談社(1977-10-19)


11月5日に亡くなられた佐野洋子さんの代表作。本当に人を愛することを覚えることで、自分の生を行ききることができるんだというメッセージを伝えてくれる本です。小さな子ども達にはそこまで理解できないかもしれませんが、こんな絵本もあるんだよって紹介してあげたい一冊です。


絵本 『ちびゴリラのちびちび』ルース・ボーンスタイン/作 岩田みみ/訳 ほるぷ出版 1978
ちびゴリラのちびちびちびゴリラのちびちび
著者:ルース・ボーンスタイン
ほるぷ出版(1978-08)

この絵本を読んでいると、とても幸せな気持ちになってきます。黄色の表紙が心をあたたかくほんわりと和ませてくれるからでしょうか?いつまでも「だいすきだよ」って言ってもらえることで私達は成長していけると思えるのです。おはなし会の最後には、参加している子どもたちに「君も大切な存在だよ」という気持ちをこめて丁寧に読んであげてください。

(作成K・J)

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