おはなし会プラン

2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)
2016年(その2)もう、いくつねると (幼児~小学生)
2016年(その1)もうすぐくるよ(小さい子)(変更有)
2016年(その2)木の実をひろって(幼児~小学生)
2016年(その1)とんぽろりん(小さい子)
2016年(その2)おしゃれな秋(幼児~小学生)
2016年(その1)おやすみなさい(小さい子)
2016年(その2)じょうぶなからだに!(幼児~小学生)
2016年(その1)いないいない~(小さい子向け)
2016年(その2)夏の夜に(幼児~小学生向け)
2016年(その1)夏のいちにち(小さい子向け) (1冊追加有)
2016年(その2)ここにいること(幼児~小学生低学年向け)
2016年(その1)うみだよ かわだよ(小さい子向け)
2016年6月(その2)あめの音
2016年6月(その1)あめ、ふってもへいき!(小さい子)

2016年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)


今年の冬はどれくらい寒くなるのでしょう。毎年、1月に入るとインフルエンザも流行り始めます。寒さに負けないように、今のうちから準備をしたいですね。小さい子向けのおはなし会プランを作りました。

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【寒さに負けないでね!】

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきがふる様子を表現したわらべうたを導入で2つ歌います。

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ゆきゆきゆき』たむらしげる/作 福音館書店 2016 2分

ゆき ゆき ゆき (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
たむら しげる
福音館書店
2016-10-12

福音館書店月刊絵本「ちいさなかがくのとも」2011年12月号として出版されたものが、この秋ハードカバーになりました。雪の結晶を描いていますが、ちいさな子どもたちにはさらりと「雪が降ってくるよ」と読んであげればよいでしょう。

 

絵本『だれのあしあと』ふくだとしお+あきこ(accototo)/作 大日本図書 2008 2分

だれのあしあと
accototo
大日本図書
2008-10

 

雪のうえにつくあしあと。動物の種類で変わります。優しい色彩のシンプルな絵本です。

 

 

絵本『はーくしょい』せなけいこ/作 ポプラ社 2013 2分

はーくしょい (せなけいこのえ・ほ・ん)
せなけいこ
ポプラ社
2013-11-07
 
寒くなると流行ってくるのが風邪。みんなは大丈夫かな・・・ひどくならないうちにおいしゃさんに行きましょうね。
 
 

 

わらべうた ここはてっくび

ここはてっくび

手首→手のひら→ありゃりゃで親指→こりゃりゃで人差し指→せいたかぼうずで中指→いしゃぼうずで薬指→おさけわかしので小指→かんたろさんで指全体をこすり合わせます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪の予防に一番有効なのが手洗いなのだそうです。ただし、片手ずつ15秒ほどかけて洗う必要があるそうです。ちょっと水をつけたくらいだと、かえって手についた菌を増殖させてしまうのだとか。このわらべうたを歌いながら手を洗えば、ちょうど15秒ほど。それぞれの手をこのわらべうたで洗って30秒ほど。遊びながら手洗いできるといいですね。

 

わらべうた おいっちにーのだーるまさん

おいっちにーの

 

 

 

 

 

 

風邪予防には、体を動かすことも大切です。わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」で体を左右、上下に動かして遊びましょう。

 

絵本『おいちにのだ~るまさん』こばやしえみこ/文 こいでやすこ・小渕もも/絵 こどものとも0.1.2 2011年1月号 福音館書店 2011 2分

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わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」が月刊絵本になっていました。わらべうたをうたいながら、絵本を読んで楽しみましょう。もし月刊誌がすでに保存されていないという場合は、かがくいひろしさんの『だるまさんが』(ブロンズ新社 2007)を読んでもよいでしょう。

 

 

 

絵本『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社 2007 2分

だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2007-12
 
繰り返しがとても楽しい絵本です。だるまさんの動きに合わせて、子どもたちも体を動かして遊べます。
 

 

(作成K・J)

2016年(その2)もう、いくつねると (幼児~小学生)


 まだ紅葉も始まらない10月の半ばですが、おはなし会プランは12月です。幼児~小学生向けのプランは年末年始に焦点をあててみました。私の子ども時代(数十年前)は、どこの家も12月に入ると歳時記にしたがって年の瀬を迎える準備をしていました。今は新年でもお店は開いており、迎春準備も簡素化されているように感じます。
五穀豊穣、家内安全を祈り、年神様を迎える準備をする伝統を、時代が変わっても次の世代に受け継いでいくことができればと思います。
 
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【もう、いくつねると】
  
導入 詩「冬が来た」高村光太郎 『ポケット詩集Ⅱ』田中和雄/編 童話屋 2001 1分
「きっぱりと冬が来た
 八つ手の白い花も消え
 公孫樹の木も箒になった 
 (後略)」
ポケット詩集〈2〉
童話屋
2001-10
 
 12月に入ると、公孫樹(いちょう)の木もすっかり葉が落ちて、寒さが募ってきます。ピンと張り詰めた冷たい空気を感じると、年が改まる季節が近づいていることを感じます。この詩を読むと寒い冬を迎える覚悟を感じます。
 
 
 
 絵本『もうすぐおしょうがつ』西村繁男/作 福音館書店 2010 6分
 
年末年始を祖父母の家で迎えるために家族で帰省したひろくんとゆうちゃん。家族総出で大掃除をしたり、餅つきをし、お正月を迎える準備をします。大晦日は市場へ買い出しに行き、夜は年越しそばを食べて除夜の鐘をつきに出かけます。この本を担当した編集者の方に、特定の時代や地域を描くのではなく、伝統的な迎春の風習を伝えるために、登場人物を人間としてではなく動物として描くようにしたと伺ったことがあります。細部にわたって描かれているので、集団での読みきかせよりは親子でじっくり読んでほしい絵本です。貸出できるよう可能ならば複本を用意しましょう。なお、餅つきのシーンはコマ割で描かれています。ひとつひとつ指さしながらすべて読んであげてもよいでしょう。場合によっては、餅つきの様子が伝わるよう、かいつまんで読んでもよいでしょう。 

 

絵本『ばばばあちゃんのおもちつき』さとうわきこ/作 佐々木志乃/協力 福音館書店 1998 5分

ばばばあちゃん流のお餅の作り方がわかるかがくのとも傑作集の絵本です。『もうすぐおしょうがつ』では伝統的な餅つきの様子が描かれていましたが、セイロで蒸さずに電気釜で餅米を炊き、臼と杵を使わずにボウルに入れてすりこぎでつぶすやり方は、今の生活にはぴったりですね。 こちらの絵本にも吹き出しのセリフがありますが、この絵本の場合は読まなくても話の筋がわかるので省略してよいでしょう。

 わらべうた  もちっこやいて

もちっこやいて(画像)

 

 

 

 

 

 子どもたちに「おしょうゆのほかに、なにをつけて食べたい?」と聞きながら、2,3回繰り返して歌ってみましょう。

 

絵本『おとなしいめんどり』ポール・ガルトン/作 谷川俊太郎/訳 童話館出版 1994 4分

おとなしい めんどり
ポール ガルドン
童話館出版
1994-02

 2013年11月のプラン「しごとはたのしい♪」でも紹介した絵本です。イギリスの昔話「The Little Red Hen」をポール・ガルドンの翻案と絵で、谷川俊太郎さんの訳で出版された絵本です。来年は酉年なので選びました。絵本を読む前に干支について話してあげるとよいでしょう。

 

絵本『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ/作 こぐま社 2011 2分半  

どんぶらどんぶら七福神
みき つきみ
こぐま社
2011-11

時間があれば、もう1冊おまけとして読んであげてよいでしょう。新しい年のみなさんの幸せを寿ぐ七福神。数え歌になっていて、リズミカルに読むことができます。 

 

(作成K・J)

2016年(その1)もうすぐくるよ(小さい子)(変更有)


 10月第一週まで蒸し暑い日が続いていたのに、ここに来てぐっと朝夕冷え込むようになりました。体調を崩している人も多いようです。体調管理、十分に気をつけてくださいね。
さて、「本のこまど」のおはなし会プログラムは2ヶ月前倒しで作成しています。クリスマス、年末シーズンを思い浮かべながら、この記事を書いています。今年の冬は暖冬かしら?寒くなるのかしら?どちらにしても、あっという間に2016年も終わりに近づいているのですね。
 
クリスマスをテーマにしたプログラムは、小さい子向けにも大きい子向けにも出揃っていますが、今年はあえて2冊、取り上げてみました。過去の記事はこちらから拾ってみてください。(→12月のおはなし会プログラム
 
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【もうすぐくるよ】
 
導入  わらべうたメドレー(おおさむこさむ → おしくらまんじゅう → こどもかぜのこ) 
 「もうすぐくる」のは、寒い寒い「北風小僧」かな?それとも「クリスマス」かな?「ゆき」かな?
最初に、わらべうたメドレーで体をほぐしていきましょう。
 (遊び方は、社員の方はeラーニングサイトで見ることができます)
おおさむこさむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしくらまんじゅう
 
 
 
 
 
 
 
こどもかぜのこ
 
 
 
 
 
  
絵本『コロちゃんのクリスマス』エリック・ヒル/作 まつかわまゆみ/訳 評論社 2004  2分
コロちゃんのクリスマス―コロちゃんのびっくり箱 (絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)
エリック・ヒル
評論社
1984-09
 
ツリーを飾って、プレゼントをつつみ。くつ下をぶら下げ、クリスマスの準備は万端。クリスマスのシーズンが来たことを、ちいさな子どもたちに伝える導入に使える仕掛け絵本です。(当初、ボードブックを選んでいましたが、所蔵している図書館が少ないことから、こちらに変更しました)
 
 
絵本『クリスマスおめでとう』ひぐちみちこ こぐま社 1997 2分半 
 
クリスマスおめでとう
ひぐち みちこ
こぐま社
1997-11
 
ちいさなこどもたちに「クリスマス」のほんとうの意味を伝えるのは、とても難しいですね。ぼくやわたしが誕生日をお祝いしてもらうように、イエスさまが生まれた日をお祝いする日なんだ、ということがわかりやすく描かれています。素朴で温かいコラージュの絵も素敵です。「コロちゃんがお祝いしたクリスマスってね、こんな日なんだよ」と声をかけて読み始めてもよいでしょう。
 
 絵本『てぶくろ』ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店 1965 4分 
 

 長く読み継がれてきたロングセラー絵本です。おじいさんが落としていった片方のてぶくろ。ねずみがもぐりこんで「ここでくらすわ」。すると「わたしもいれて」と次々にやってきて・・・繰り返しの面白さと、てぶくろが限界まで膨らむハラハラ感は2歳児でも十分に味わうことができます。赤ちゃん絵本から、物語絵本へと移行する時期に親子でいっしょに楽しみたい1冊です。 

 

絵本『ゆき』きくちちき ほるぷ出版 2015  2分 

ゆき (ほるぷ創作絵本)
きくちちき
ほるぷ出版
2015-11-20

最後に、1冊昨年出版された絵本を紹介します。森に雪が降り始めます。リスやうさぎにくま、動物たちが雪が降り積もる様子をみています。どんどん雪は降り積もり・・・きくちちきさんは2013年にブラティスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞を取りました。そのきくちさんが描く雪は温かい色をしています。「ふれふれ いっぱい ふれふれ」ことばのリズムも心地よい1冊です。もうすぐ雪のふる季節・・・この絵本の最終ページにあるように親子でその日を待ちたいですね。
 

(作成K・J)

2016年(その2)木の実をひろって(幼児~小学生)


秋はたくさんの木の実が落ちる季節。どんぐりにまつぼっくり、栗にくるみ。実りの秋を実感しながら絵本を読んであげたいですね。
 
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導入 詩 「あきのそら」こねずみしゅん 『のはらうた5』(くどうなおこ/作 童話屋 2008)より 2分
 くぬぎばやしで
 どんぐりをだいていたら
 かぜがひゅうと
 とおりすぎました
 みあげると
 こえだをすかして
 あおいそらがみえました
  (中略)
 しんこきゅうしたら
 こころのなかまで
 そらいろにそまりました。
のはらうた〈5〉
くどう なおこ
童話屋
2008-07
 
 
 
 
絵本『もりのかくれんぼう』末吉暁子/作 林明子/絵 偕成社 1978 8分
 
今年5月28日にお亡くなりになった末吉暁子さんの作品です。公園からの帰り道、近道をしようと生垣の中を通り抜けると、そこは金色に染まる秋の森の中。そこでけいこは「もりのかくれんぼう」という不思議な男の子に出会います。かくれんぼうや動物たちと森の中でかくれんぼうをしていると・・・おはなしは約8分と長いのですが、不思議な森の中の情景に子どもたちは惹きつけられてあっという間に感じることでしょう。
 
 
絵本『くんちゃんはおおいそがし』ドロシー・マリノ/作 まさきるりこ/訳 ペンギン社 1983 4分
くんちゃんはおおいそがし
ドロシー・マリノ
ペンギン社
1983-01
 
好奇心たっぷりの子ども時代。一旦、なにかに夢中になると、時間が経つのも忘れて遊び込むもの。大人からすると取るに足らないことも、自分で興味を持つということが大切なのです。小石を拾うことも、くるみを集めることも、落ち葉をかき集めることも、ありの行列を追いかけることも、遊びになってしまいます。そして大人が意図しない遊びが、どれほど子どもの心を育てることでしょう。そんなくんちゃんの様子が生き生きと描かている1冊です。
 
 
絵本『くるくるくるみ』松岡達英/作・絵 そうえん社 2007 6分半
くるくるくるみ (そうえん社・日本のえほん)
松岡 達英
そうえん社
2007-09
 
 くるみが木になっているのを見たことがありますか?緑色でキウイフルーツのような形をしているということを、私はこの絵本に出会うまで知りませんでした。私たちが知っているくるみは、その緑の実の内側になる種だったのですね。この絵本は、田舎に住むおじいちゃんたちの家に遊びに行って、くるみについて初めていろいろ知る女の子が主人公です。くんちゃんも集めたくるみについて、一緒にいろいろ知っていきましょう。
 
絵本『びっくりまつぼっくり』多田多恵子/文 堀川理万子/絵 福音館書店 2010 2分半
びっくりまつぼっくり (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
多田多恵子
福音館書店
2010-09-10
 
子どもたちの集中力がまだ続くようならば、もう一冊まつぼっくりの絵本を読んであげましょう。この絵本は、福音館書店月刊ちいさなかがくのとも2006年11月号がハードカバーになったものです。公園などに落ちているまつぼっくり。よーく乾いたまつぼっくりを振ると、中から薄羽のついた小さな種が落ちてくるのをご存知ですか?そんなまつぼっくりの不思議に迫る楽しい絵本です。
 
 
 (作成K・J) 

2016年(その1)とんぽろりん(小さい子)


日本語は擬音語、擬態語が、とても多く、表現の幅が大変豊かになっています。どんぐりが落ちる音が「とんぽろりん」、力を合わせて引っ張る時に「うんとこしょillust62_thumb どっこいしょ」などなど。これらの擬音語、擬態語は、フランス語の「オノマトペ」でひっくるめて呼ばれるようになっています。

今回、選んだ絵本はどれも「オノマトペ」が特徴的です。言葉のリズムを味わいながら、子どもたちと楽しんでほしいと思います。

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わらべうた どんぐりころちゃん

どんぐりころちゃん

 

 

 

 

 

 
絵本にもなっているわらべうたです。(『どんぐりころちゃん』みなみじゅんこ/作 アリス館 2013)「どんぐりころちゃん」で手をたたき、「あたまがとんがって」で頭の上に両手でとんがり帽子を作って、「おしりはぺっしゃんこ」でお尻をたたき、「どんぐりはちくり」で、両腕をぐるぐると回します。「しょ」で、ほっぺに両手を当てます。大きい子の時は、「しょ」でじゃんけんをする場合もあります。何度か歌ってやってみましょう。なお、今回は取り上げていませんが、2014年の10月のおはなし会プランで、この絵本を取り上げていますので、そちらも参考にしてみてください。(2014年10月【あきだよ♪】

絵本 『どんぐりとんぽろりん』武鹿悦子/作 柿本幸造/絵 ひさかたチャイルド 2008 2分

どんぐりとんぽろりん
武鹿 悦子
ひさかたチャイルド
2008-10-01
 
おおきなくまとちいさなりすが、どんぐりを拾います。「ぱらんこぽろんこ とんぽろりん」と、どんぐりの落ちる音が可愛らしい絵本です。 
 ほんわか優しい気持ちになれる絵本です。

 
絵本 『おおきなかぶ』A・トルストイ/作 内田莉莎子/訳 佐藤忠良/画 福音館書店 1966 2分
おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)
A.トルストイ
福音館書店
1966-06-20
 
長く読み継がれてきた『おおきなかぶ』。ストーリーのある絵本ですが、くり返しでリズミカルなお話は2歳児くらいから楽しむことができます。「うんとこしょ どっこいしょ」というところは、子どもたちが自然に体を動かして聞いてくれます。 
 
わらべうた いっちくたっちく78973d08
いっちくたっちく たいもんさん たいもはいくらで ごーわんす いっせんごりんでごーわんす
もうちっと もうちっと すからか まからか すってんどん
 
歌に合わせて、一本ずつ指をさわっていきます。「すってんどん」で、最後にさわった指を折り曲げます。すべての指を折り曲げたら、「ととけっこう」のわらべうたで、順番に起こしていきましょう。「いっちくたっちく」とは、茨城の方言で交互に並んだ状態を表す言葉だそうです。

 
絵本 『りんご』松野正子/文 鎌田暢子/絵 童心社 1984 1分
りんご (母と子のえほん)
松野 正子
童心社
1984-01-20

 とても柔らかい色彩で、りんごが瑞々しく描かれています。赤いりんご、黄色いりんご、ピンクのりんご。どれも美味しそう。そしてお母さんが剥いてくれるのが、子どもには嬉しいですね。みんなで「いただきます」と食べてもよいでしょう。 

 

(作成K・J)

2016年(その2)おしゃれな秋(幼児~小学生)


秋、涼しくなってくるとオシャレをしたくなりますね。気温と湿度が快適で、空気が澄んで色彩が際立つからなのでしょう。そんなおしゃれな秋を絵本の世界で味わってみましょう。

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【おしゃれな秋】

導入 詩 「カバがんばる」工藤直子 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』(はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015より) 2分

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19
 
この詩集に収められている工藤直子さんの詩は、おしゃれして好きな子に愛の告白をしようとするカバの気持ちを歌っています。リズミカルなことばを楽しんでみてください。
 
 
 
「朝日をあびて おめかしして
きょうこそ あのこに うちあけよう!と
カバ がんばる
(中略)
でも やっぱりな どうしても
あのこの えがおが みたいもんななあ・・・と
カバ うなだれる
そうさ あしたまた がんばれば いいさ
まるい おしりを 夕日にむけて うちにかえり
カバ ゆめみる」
 
絵本 『まあちゃんのながいかみ』たかどのほうこ/作 福音館書店 1989 4分

 おかっぱ髪のまあちゃんは、ながい髪のともだち二人に自慢されて、いつかもっともっと長い髪に伸ばすんだからと、言い返します。その長さと言ったら髪の毛で釣りができたり、カウボーイのように牛を捕まえられたりできるほど!奇想天外なまあちゃんの長い髪の活用法は、突き抜けていてとても面白いです。

 

絵本 『かようびのドレス』ボニ・アッシュバーン/文 ジュリア・デーノス/絵 小川糸/訳 ほるぷ出版 2015 5分 

ボニ・アッシュバーン
ほるぷ出版
2015-11-20

 

お気に入りのたくさんフリルのついたドレスが小さくなってしまった時、ママが「ぎゃくてんのはっそうがだいじ」といいながら、違うものに仕立て直してくれます。この絵本はユダヤ民族に伝わるイディッシュ語の民謡をもとにした『ヨセフのだいじなコート』(シムズ・タバック/作 木坂涼/訳 フレーベル館 2001)や『おじいちゃんのコート』(ジム・エイルズワース/文 バーバラ・マクリントック/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版 2015)とテーマは同じです。しかしパステルカラーで描かれた躍動感のある絵と表現は、違った印象を受けることでしょう。おしゃれが大好きな女の子の夢が詰まっている絵本です。

 

絵本 『たべられるきのみ』菅原久夫/作 高森登志夫/絵 福音館書店 2004 6分

 おしゃれをするのは、人間だけではありません。秋に色づく木の実たちは、「今が一番おいしい時ですよ」と美しい色で告げています。そんな木の実たちのことを科学の視点で読み物にした絵本です。都会に住んでいると、なかなかお目にかかれない木の実ですが、秋の行楽で野山に出かけた時に、意識的に探してみようと思ってくれるといいですね。真ん中あたりに見開きの絵だけのページがあります。秋の実りの彩りの美しさをじっくりと時間をかけて見せてあげてください。

 

本の紹介 『きのこはともだち―さがす・みつける・たべる』松岡達英/構成 下田智美/絵と文 偕成社 2001 3分

木の実と同様に森や山に生えているきのこは、また綺麗な色をしているものがたくさんあります。この絵本は物語のように文章になっているページと、図鑑のようにひとつひとつのきのこを説明するページとが交互に配置されています。文章になっているところは読みながら、説明ページは簡単に説明をするとよいでしょう。こちらも、都会の生活にはなじみが薄いものですが、身近な公園の茂みの中に小さなきのこを発見することもあります。秋に色づく自然への関心を引き出すためにも、ぜひ紹介したい1冊です。

(作成K・J)

2016年(その1)おやすみなさい(小さい子)


10月の小さい子向けおはなし会プランのテーマは「おやすみなさい」です。10月、秋たけなわ。幼い子どもたちには戸外でたっぷり体を使って遊んで、夜は暖かいお布団に包まって絵本を読んでもらいながら眠りにつく・・・それが一番幸せな一日の過ごし方だと思います。そんな子どもの一日を思い浮かべながら、このプランを作成しました。

なお、このサイトでUPしているわらべうたの楽譜は、ヴィアックスTS室員が耳から覚えて採譜したものです。わらべうたは、地域によって歌詞や音程、速さが違っています。それぞれが歌い継いでいるわらべうたを大切にしてくだされば良いと思います。わらべうたを聴いて育たなかった若い世代の方々のために、参考までに楽譜をUPしています。なお、わらべうたの遊び方も楽譜に書き込んでいますが、子どもの年齢に合わせて無理のない遊び方に変更してください。

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【おやすみなさい】

導入 わらべうた ととけっこう

 

ととけっこう

起こし遊びです。リズムに合わせて人差し指でお子さんの体のあちこちをつついてみましょう。

 

 

 

 

 

絵本 『みんなおおあくび』薮内正幸/作 福音館書店 2003 1分

みんなおおあくび (幼児絵本シリーズ)
薮内 正幸
福音館書店
2003-03-20

 朝です。みんなまだまだ眠くて大あくび。動物たちのあくびの表情が続いたあとに、赤ちゃんの大あくびの表情。さあ、一日の始まりですよ。

 

ここから、一日の遊びを想定してわらべうたのメドレーです。親子でたっぷりと楽しめるように、何度か繰り返しながら遊びます。 

わらべうた あしあしあひる

あしあしあひる

自分で歩くことのできるお子さんの場合は、おとなの足の甲の上に乗せて、歌に合わせて足踏みをします。小さな赤ちゃんの場合は、お膝の上で赤ちゃんの足をもって左右交互に動かします。

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わらべうた きーりすちょん

きーりすちょん

スペースがあれば、大人がお子さんを抱っこして反時計回りに歩き、「ちょん」のところで飛び上がります。だんだんテンポを速めて遊びます。 小さな赤ちゃんの場合は、お膝に乗せて、上下に膝をゆらします。

 

 

 

 

 

 

 

わらべうた なこうかとぼうか

なこうかとぼうか

赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両足を揃えて持ち、左右に動かします。「ひっとべー」で足を体の方へぐっと押し出します。

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わらべうた とっちんかっちん

とっちんかっちん

子どもを膝の上に乗せて、上下に動かします。「いしやのこ」と歌い終わったところで、膝を開いて間に「ドッシーン」と落とします。 2番は、「とっちんかっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ ザッバーン」で、今度は子どもを高く持ち上げます。

 

 

 

 

 

 

 

絵本 『ゆめにこにこ』柳原良平/作 こぐま社 1998 1分

ゆめ にこにこ
柳原 良平
こぐま社
1998-02

 

いろんな表情が出てきます。小さい子ほど、顔の絵を喜びます。それは視覚の発達と密接な関係があります。自分を保護してくれる存在として「(^ー^)」顔の表情をまず見分けるようになるのです。(赤ちゃんの顔の認知)だからこの絵本のいろんな顔の表情に赤ちゃんも大喜びします。

一日を過ごして、休む時、赤ちゃんの脳の中ではフル回転。その日、初めて体験したこと、見たことを、赤ちゃんがぐっすり眠っている間に記憶として刻みつけていくのです。楽しかったこと、嬉しかったことをたくさん思い出してくれる、そんな一日であってほしいと願います。

 

わらべうた おやゆびねむれ

おやゆびねむれ

「おやゆびねむれ~こゆびみな」までは、親指から小指まで順番に触って寝かしていきます。「ねんねしな ねんねしな ねんねしな」では、全部の指を優しく撫でます。

 

絵本 『おやすみ』なかがわりえこ/作 やまわきゆりこ/絵 グランまま社 1986 1分

おやすみ
なかがわ りえこ
グランまま社
1997-03

 

『ぐりとぐら』の姉妹ペアの小さい子向けの絵本です。「あしたは なにして あそぼうか おやすみ おやすみ・・・」明日も楽しい一日が迎えられるように、ゆっくり丁寧に読んであげましょう。

(作成K・J)

 

2016年(その2)じょうぶなからだに!(幼児~小学生)


暑い夏を乗り越え9月になると、子どもたちから聞こえてくるのは「暑くて夏バテをしてしまった」「夏休みの間の不規則な生活で疲れが残った」というような話題。今の子どもたちは昔のように真っ黒けになって外遊びをすることも少なくなっているのでしょうか。先日、小学生のお母さんたちの集まりで聞いたのは、「戸外での遊びは、熱中症の危険や、不審者の出没なんかが気になって、親が付き添えない時はさせていない」「夏休みは、塾通いや習い事のスケジュールで予定を埋めるようにして、子どもが飽きないようにしている」という、20年前の子育ての常識が当てはまらない内容でした。

そんな暑い夏を乗り越え、涼しくなってくる9月は身体を動かす好機です。「じょうぶなからだに!」というテーマでおはなし会プランを作ってみました。

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導入 詩 バッタのうた 室生犀星 1分 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』冨山房インターナショナル 2015 より

バッタは
あっちにとびつき
こっちにかけだし
どこへいってもきげんがいいし
おあいそがいい、
こんにちは
バッタですがごようはありませんか、
バッタさんなら
うらへまわっておにわのそうじをして
あとでうたを一つうたってください、
米つきバッタのうたをわすれずに
うたってください。

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19
 
室生犀星(1889~1962)の、ちょっととぼけた感じの詩です。秋になってバッタがぴょんぴょん飛び跳ねている感じが、伝わってくる詩です。導入で詩を使うときは、一度は耳で味わってもらい、2度目は復唱してもらって実際に一緒に声に出して、ことばのリズムを味わうとよいでしょう。
 
 
絵本 『アボガド・ベイビー』ジョン・バーミンガム/作 青山南/訳 ほるぷ出版 1993 4分
アボカド・ベイビー
ジョン バーニンガム
ほるぷ出版
1993-07
 
我が子のからだがじょうぶであることは、どんな親でも一番の望みかもしれません。この絵本の出だしは「ハーグレイブさんのところは、おとうさんもおかあさんも、こどもたちふたりもあまりじょうぶではありませんでした。おかあさんのおなかには、あかんぼうがいました。みんな、じょうぶなこどもがうまれるといいなあ、とおいのりしていました。」で始まります。ところが生まれてきた赤ちゃんは食欲がなく、このままでは・・・と嘆きかけた時になぜかテーブルにアボガドが!そしてそれを食べさせると・・・「森のバター」とも呼ばれるアボガドの栄養素の高さは有名ですが、生産量が倍増し、世界中に広く普及した時期が1980年代の後半ですから、この絵本も一役買ったのかも?と思ってしまいました。読んでもらう子どもたちは、そんなことは気にせず、とくかくほうれん草を食べたあとのポパイのように強いあかちゃんの姿を楽しむことでしょう。
 
 
絵本 『ほね』堀内誠一/作 かがくのとも傑作集 福音館書店 1981 3分
ほね (かがくのとも絵本)
堀内 誠一
福音館書店
1981-02-02
 
じょうぶなからだを支えるのは、じょうぶなほねが大切です。身体の中で重要な役割を担う「ほね」についてわかりやすく解説してくれています。人間のほねとおなじ構造を持つものが身近なものとして、人間の生活を豊かにしてくれているという投げかけは、とても面白いと思いました。ここからスタートして、調べてみるのも面白いですね。
 
 
絵本 『できるかな?あたまのさきからつまさきまで』エリック・カール/作 くどうなおこ/訳 偕成社 1997 3分
できるかな?―あたまからつまさきまで
エリック カール
偕成社
1997-10
 
「どうぶつたちの動きに合わせて、一緒にからだを動かしてみよう。できるかな?」と、次々にいろいろなどうぶつたちが登場します。ペンギンはあたまをくるんとまわし、きりんは首をぐいんと曲げ、バッファローは肩を上げ下げします。ほかにもいろいろなどうぶつの動きが出てきます。読んであげながら、一緒にからだを動かしてみてもよいでしょう。
 
 
手遊び 「あたまかたひざポン」 日本語と英語と二ヶ国語で歌って遊んでもよいでしょう。
たのしいコミュニケーション 手遊び歌遊び
阿部 恵
明治図書出版
1998-05
 
 
 
 
英語の手遊び歌入り みんなで手遊びワンツートン
妹尾 美智子
ドレミ楽譜出版社
2007-01-11
 
ポピュラーな手遊びなので、いろいろな本に楽譜とともに遊び方が書かれています。参考にしてみてください。
 
 
 
ころんだ動物たちが、つぎつぎにからみあって、ほどけなくなってしまいました。どうやったら、ほどけるかしら?長新太さんのこの絵本、「こどものとも」年少版の1982年7月号です。こどものとも社が幼稚園などを通して1996年と2013年にハードカバーにして頒布したもので、市販されていない絵本ですが、図書館には蔵書として入れているところがあります。(NDLサーチ結果→こちら)もし、所蔵していれば、おはなし会の締めに読んであげると楽しいでしょう。
 
(作成K・J)
 

2016年(その1)いないいない~(小さい子向け)


 
 
1967年に出版されて以来、不動のミリオンセラー絵本があります。それは松谷みよ子作『いないいないばあ』です。現在569万部を超え、多くの子どもたちに愛されている絵本です。1981年に改版されましたが、2016年3月時点で改版後、235刷になっているということですから驚きです。
 
ところで「いないいないばあ」遊びは、全世界共通の赤ちゃんをあやす遊びなのをご存知ですか?私も海外で子育てをしている頃に、コンドミニアムのお庭などで他国から来ているママたちに教えてもらいました。英語では「Peek-a-boo」、ドイツ語では「Gugus-dada」、フランス語では「Cashe cashe coucou」、イタリア語では「Bu Bu Settete」、スペイン語では「Te veo no te veo」、タイ語では「 ジャッエー!」と、声をかけながら手などで顔を隠したあとに、顔を出す遊び方も同じです。
どうして、「いないいないばあ」遊びが、小さな子どもの心を惹きつけるのでしょうか?それは、心理学用語でいう「対象の永続性」(スイスの発達心理学者J・ピアジェの理論)という認知能力の発達によります。生後6ヶ月頃になると、目の前のものが一瞬見えなくなっても、そのものは無くなっていないということを理解し、また現れると予測できるようになるのです。そして予測通りに目の前にもう一度現れると大喜びをするのです。
 
今回はその「いないいないばあ」をテーマに小さい子向けのプログラムを作成しました。
 
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【いないいない~】
 
導入 わらべうた  このこどこのこ
 
絵本 『いないいないばあ』松谷みよ子/作 瀬川康男/絵 童心社 1967 1分
くりかえしのことばの心地よさと、瀬川康男さんの優しい絵が、長い愛され続ける絵本となりました。
単純だからこそ、何度読んでも楽しめる絵本です。
 
 
わらべうた  えんやらもものき
「 えんやらもものき ももがなったら だれにやろ だれにあげよか だれにあげよか」と歌いながら、スパークハーフ布を手渡していきます。
えんやらもものき

いろいろなものを配布するときに使えるわらべうたです。名前がわからない場合は、「だれにあげよか」を繰り返して歌えば大丈夫です。なお、譜面は、K・Jが覚えて歌っているものを採譜したものです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた  じぃーじぃーばあ
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「スパークハーフ」という種類のシフォン布です。切りっぱなしでも糸くずが出ず、手洗いしても30分で乾くので図書館のイベントには重宝します

じいじいばあ

「じぃじぃ」でシフォン布で顔を隠し、「ばあ」で顔を出します。「ちりんぽろんと」で布を左右に振って、「とんでったー」で思い切り高く布を飛ばします。



スパークハーフというシフォン布を使って遊ぶわらべうたを2つ、取り入れてみました。ユザワヤなどで広幅(188cm)1m千円前後で購入できます。1mあれば、25cm×23.5cmの布を32枚取ることが出来ます。黄色だけでなく、30色ほど色も用意されています。遊びによって、色を考えてみると良いでしょう。(通販サイトでは10cm59円で販売しています。→okadaya)この布は、切りっぱなしでも糸くずが出ないうえに、手洗いしても30分もかからずに乾くので、図書館でのわらべうた遊びに適しています。

「じぃーじぃー」でシフォン布で顔を隠し、「ばあ」で顔を出します。「ちりんぽろんと」で布を左右に振って、「とんでったー」で思い切り高く布を飛ばします。ふわふわと落ちてくる布は、子どもたちにとって、心を開いてくれるものです。

 

わらべうた にぎりぱっちり

にぎりぱっちり

「にーぎりぱっちり」では、スパークハーフ布を両手の中に隠して、「ひよこ」と歌ったあとに「ぴよぴよぴよぴよ」と言いながら掌を開きます。手の中からまるでひよこが生まれてきたように見えます。

 

 

 

 

 

 

「にーぎりぱっちり たてよこ」までは、両手の中にシフォン布をギュッと握りしめ、「ひよこ」と歌ったあとで、「ぴよぴよぴよぴよ」と言いながら、手を開きます。黄色のスパークハーフ布だとふわふわと手の中で広がって、まるでひよこが生まれでたかのように見えます。何度も繰り返しやってみましょう。

 

わらべうた  もどろもどろ

配布した布を回収するときに歌うわらべうたです。

もどろもどろ

お片付けの時などに使えるわらべうたです。全部片付くまで何度も繰り返し歌うとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『でてこい でてこい』はやしあきこ/作 福音館書店 0.1.2えほん 1998 1分

でてこいでてこい (0.1.2.えほん)
はやし あきこ
福音館書店
1998-04-15

「だれかかくれてるよ でてこい でてこい」の繰り返しで、いろいろな動物たちが出てきます。絵は色紙を切り抜いたシルエットになっていますが、鮮やかな色とはっきりした形が、子どもたちの興味を惹きつけます。 

 

絵本『おつきさまこんばんは』林明子/作 福音館書店 1986 1分

最後に読む1冊は、『おつきさまこんばんは』です。今年の中秋の名月は9月15日(旧暦8月15日の月)。おつきさまも、雲に隠れたり、出てきたり。まさに「いないいないばあ」をしているようです。読んであげたあとに、参加者のみなさんに親子でお月さまを見上げてねと声をかけてあげてください。
 (作成K・J)

2016年(その2)夏の夜に(幼児~小学生向け)


夏休みは、キャンプに参加する機会も増える子どもたち。夜の空を見上げたり、普段は出会えない夜行性の動物や虫に出会ったり、と貴重な体験もできることでしょう。そんな「夏の夜に」焦点を合わせたプログラムプランを作ってみました。

【夏の夜に】

導入 詩「すいか」佐藤義美  『佐藤義美童謡集 ともだちシンフォニー』(JULA出版局)より 1分

すいかは
みどりの うちゅうせん
うんてんしたのは
おかあさん
さんじの おやつでillust2016_thumb
ここに きた
あら らる らる ら(一部抜粋)

 

絵本 『夜空をみあげよう』松村由利子/文 ジョン・シェリー/絵 福音館書店 9分

夜空をみあげよう (福音館の科学シリーズ)
松村 由利子
福音館書店
2016-05-11

 夏の夕方、ベランダから夕焼け空を見ていたはるかは、一番星を発見します。するとお父さんも晩ご飯のあとに一緒にベランダに出てきて、星の話をしてくれました。それから、はるかは夜空を毎晩のように見上げます。その度にお父さんやお母さんが、星や月について話をしてくれます。どんどん関心が高まるはるかと弟のじゅん。そこで、8月半ばに家族で流星群を見るキャンプに出かけることになります。普段、夜空を見上げてみつかる月や星のことを、お父さんやお母さんとの会話でわかりやすく伝えてくれます。読み通すと9分と長いですが、場面が変化するので子どもたちの集中が切れることはないでしょう。先月5月に出版されたばかりの絵本ですが、ぜひおはなし会で活用したい1冊です。

 

絵本 『よるになると』松岡達英/作 福音館書店 6分

よるになると (かがくのとも絵本)
松岡 達英
福音館書店
2015-06-03

 普段、何気なく見ている草むらや水の中の生き物たちは、夜になるとどうしているんだろう?そんな疑問に答えてくれる科学絵本です。日中、盛んに活動する生き物もいれば、逆に夜行性の生き物もいて、それぞれに生きていくために相応しい時間帯に生活しているということをわかりやすく伝えてくれています。各ページに登場する虫や動物は、広い会場では見えにくいと思いますので、ページをめくる前にひとつひとつ指で示してあげると良いでしょう。

 

絵本 『よあけ』ユリ・シュルヴィッツ/作 瀬田貞二/訳 福音館書店 5分

よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
ユリー・シュルヴィッツ
福音館書店
1977-06-25

湖のそばでキャンプをしているおじいさんと孫。静かな夜更けからはじまります。静寂な夜から、次第に明るい朝を迎えるまでの時間をまるで映画のような美しいシーンで切り取って見せてくれる名作です。日が昇った途端に変化する湖の色。じっくりと丁寧に読んであげましょう。 

(作成K・J) 

2016年(その1)夏のいちにち(小さい子向け) (1冊追加有)


夏は家族が長期休暇を取ったりで、小さな子どもたちは生活リズムを崩しがちです。意識的に「夏のいちにち」のリズムを考えられるプログラムにしてみました。今回は「8月のおはなし会おすすめ本リスト」には入っていない、どんな季節でも使える赤ちゃん絵本の中から選びました。

【夏のいちにち】

導入 わらべうた ととけっこう

ととけっこう

 

 

 

 

「早くおきなさーい」というよりも、こんなわらべうたで朝は起こしてあげたいもの。このわらべうたを題材にした絵本と組み合わせてもよいでしょう。

絵本 『ととけっこう よがあけた』こばやしえみこ/案 ましませつこ/絵 こぐま社 1分

ととけっこう よがあけた (わらべうたえほん)
こばやし えみこ
こぐま社
2005-07
 
 
 
 
絵本 『おはよう』なかがわりえこ/作 やまわきゆりこ/絵 グランまま社  1分
 
おはよう
中川 李枝子
グランまま社
1986-05
 
 おひさまが主人公の絵本です。起きて、顔をあらって、朝のしたく。子どもたちもいっしょに、出来るようになります。
 
 
わらべうた あしあしあひる
あしあしあひる
 
 
 
 
 
 
 
 
 朝、元気よく起きたら、1日元気に遊んで走り回りたいですね。「あしあしあひる」は大人が自分の足に子どもを載せて、落ちないように歩くなどして遊びます。おはなし会の会場が狭い場合は、その場で左右の足を片方ずつ上げ下げして遊んでもよいでしょう。
 
絵本 『とっとこ とっとこ』まついのりこ/作 童心社 1分

とっとことっとこ (よんでよんでのえほん)
まつい のりこ
童心社
2003-05-01
 
 くつをはいて、ねこさんが「とっとことっとこ」おでかけです。ありさんも、ぞうさんも、ロボットさんも、たこさんも次々おでかけ。「とっとことっとこ」の繰り返しがリズミカルで、子どもたちも一緒に楽しく読めます。
 
 
絵本 『くりんくりん ごーごー』佐々木マキ/作 福音館書店 1分
 
くりん くりん ごーごー (0.1.2えほん)
佐々木 マキ
福音館書店
2008-01-25
 
 歩いたあとは、乗り物にのっておでかけです。くまさんが一輪車に乗ってやってきたり、ライオンはバイクに乗ってやってきて・・・乗り物に合わせた擬音語が楽しい絵本です。
 
 
絵本 『ぺんぎんたいそう』斎藤槙/作 福音館書店 1分
 
ぺんぎんたいそう (0.1.2.えほん)
齋藤 槙
福音館書店
2016-06-01
 
月刊「こどものとも0.1.2」2013年10月号として出版され大好評だった『ぺんぎんたいそう』が6月にハードカバーになりました。おでかけしたあとは、ぺんぎんたいそうで呼吸をととのえて「おしりをふって またあした」で、おはなし会もおしまい。
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
このわらべうたは、図書館のおはなし会でよく使われていますね。両手を合わせておだんごを作る真似をしながら歌うことが多いと思います。もし会場にスペースがあれば、参加者全員で輪になって、その輪を小さくしたり、大きくしたりしながら歌っても楽しいですよ。「次はちっちゃく、ちっちゃく」と言いながら、輪の中心にみんなが集まってきて、次に「大きなあんころもちだよ~」と声をかけながら手が離れそうになるくらい大きな輪にしたりと身体を動かすと、みんな大喜びです。
 
(作成K・J)

2016年(その2)ここにいること(幼児~小学生低学年向け)


 「いま、ここに私がいるってことは、どんな意味があるんだろう?」って、考えたことがありますか?私は小学校3年生のころの夏休みに小高い里山の木に登り、遠くに見える海を航行する船を見たときに、初めてそのことを強く意識したことをよく覚えています。「いま、ここにいる自分は大きな世界から見たらどんな存在なんだろう?」と、急に自分を俯瞰してみるような不思議な気持ちになったのでした。

夏休み、大自然の中で静かに過ごす体験はそんな気持ちを多くの子どもたちにも呼び起こすことでしょう。自分をそのように客観視することは、成長していく上でのエネルギーとなると確信しています。たくさんの子どもたちに、夏休みは塾の宿題に追われるのではなく、のんびりと豊かな経験をたくさん積んでほしいと願っています。図書館にも足を運んでもらえるよう、各図書館でもさまざまな企画を立てて、子どもたちに素晴らしい体験の機会を作ってあげて欲しいと思います。

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導入 詩 「ぼくがここに」 まどみちお 『日本語を味わう名詩入門20 まど・みちお』萩原昌好/編 あすなろ書房 2014 より 1分


 「ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない
(中略)
ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として」

詩を朗読することで、言葉の美しい響きを子どもたちは耳から聞いて実感していきます。子どもたちの日常生活の中での言葉が貧困化しているとも言われています。美しい言葉を丁寧に伝えていくことは、今、とても大事なことでしょう。
おはなし会の導入として、詩の朗読をするプログラムをずっと推奨してきましたが、ぜひ図書館で続けて欲しいと思っています。

 

絵本 『ぼくからみると』高木仁三郎/文 片山健/絵 のら書店 2014 3分

ぼくからみると
高木 仁三郎
のら書店
2014-07

 

 1983年に福音館書店より刊行された「かがくのとも173号」をもとに1995年に「かがくのとも傑作集」として出版されていましたが、しばらくの間絶版になっていました。それは、かやねずみの出てくるシーンで巣の中に仔が描かれており、かやねずみの雄が子育てはしない、という点が指摘されたためでした。しかし、この絵本は、同じ瞬間にその場にいるものたちの視点を変えると、こんなに違って見えるということを美しくもダイナミックな絵で表現したもので、絶版にするにはとても惜しい作品でした。2年前に表紙絵を片山健さんが新たに描きおろして別の出版社から出版された時は、「やった!」と思いました。視点が変わると見える世界が違う・・・ということが理解できるようになる幼稚園年長児~小学生におすすめの1冊です。 なお、かやねずみの部分は、物理学者であり、原子力の危険性を説いてきた作者の高木仁三郎さんが故人であることから、巻末脚注で触れるだけでそのままになっています。読むだけだと2分弱の短い文章ですが、じっくりと各見開きページを見せてあげてから、次のページに移る様にしましょう。

 

絵本 『なつのいちにち』はたこうしろう/作 偕成社 2004 4分

なつのいちにち
はた こうしろう
偕成社
2004-07

夏といったらこの絵本を真っ先に思い浮かべるほど、定番の絵本になってきました。照りつける陽射しの強さと対照的な陰の黒い色。真っ青な空の色。沸き立つ白い雲。濃い木々の緑。まるで映像を見ているかのような「なつのいちにち」。初めて自力でクワガタを捕まえた時の興奮が、絵本の中から伝わってきます。机上の勉強よりもまずは自分で体験することがどれほど尊く子どもたちの心と身体を育てていくか・・・その重要性をひとりでも多くの親に知ってほしいと思います。 

 

絵本 『ぼくのいまいるところ』かこさとし/著 太田大輔/絵 かこさとしかがくの本1 童心社 1968 4分

ぼくのいまいるところ (かこ・さとし かがくの本)
かこ さとし
童心社
1988-08

 48年前の1968年にこの絵本の初版は出ました。ぼくがいまいるところは、うんとうんと視点を引いていくと・・・住んでいる町、日本、そしてアジア、地球、太陽系そしてその太陽系は銀河系の隅っこ・・・『ぼくからみると』が視点を自分の周囲に広げるだけだったのが、こちらの絵本では壮大なスケールで俯瞰していきます。そうやって考えると、ぼくが、わたしが、今、この瞬間にこの場でいることがたくさんの奇跡の積み重ねであることがわかってきます。これは理屈ではなく、身体感覚として。それが理解できると、自分の尊厳、生きる力というものは、外から声高に言わなくても、子ども自身が身につけていけるのです。夏休みは、とにかく子どもたちに普段は知ることのできない広い世界を感じてほしいと願います。

(作成K・J) 

2016年(その1)うみだよ かわだよ(小さい子向け)


夏の到来とともに小さな子どもたちも水遊びをしたり、海へいったり、さまざまな体験をすることでしょう。親子で安全に気をつけながら、新しい経験をたくさんしてほしいと思います。そんな夏の訪れにふさわしい小さい子向けのおはなしプランです。

【うみだよ かわだよ】

導入 わらべうた 「うみだよかわだよ」
うみだよかわだよ

 

 

 

 

大きなシフォン布(スパークハーフがおすすめ)をみんなで持って上下に波のように揺らしながら遊びます。

参考サイト→YouTube「うみだよ

 

絵本 『らっこちゃん』MAYA MAXX 福音館書店 2013 1分

らっこちゃん (0.1.2.えほん)
MAYA MAXX
福音館書店
2013-04-03
 
らっこちゃんは、うみのなかでもすいすい。気持ちよさそう。水で遊ぶって気持ちいいね、ということが絵本を通じて伝わるといいですね。
 
 
わらべうた 「おふねがぎっちらこ」
 おふねがぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ
 おふねがぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ
わらべうた「せんぞうやまんぞう」
 せんぞうやまんぞう おふねはぎっちらこ
 ぎっちらぎっちらこげば みなとがみえる
 えびすがだいこくか こっちゃふくのかみよ
(親子で「おふねがぎっちらこ」を歌ってもらって、スタッフがそれにかぶせるようにして「せんぞうやまんぞう」を歌うと、ハモって楽しいです)
 
絵本 『おとうさんもういっかい うみあそび』はたこうしろう アリス館 2013 1分半
おとうさん もういっかい うみあそび
はた こうしろう
アリス館
2013-07-03
 
おとうさんと遊ぶと、ふとんが海になってしまいます。おかあさんに怒られてしまうかしら?こんなふうに「見立てて」遊ぶことは、子どもたちの想像力を養います。
 
 
わらべうた 「ぎったん ばったん」
 ぎったんばったん よいしょぶね
 おーきは なーみが たーかいぞ
わらべうた「こまんか こまんか」
 こまんか こまんか なーみ
 もちっと ふーとう なーれ
 
 
絵本 『こぐまちゃんのみずあそび』もしひさし/案 わかやまけん/作・絵 こぐま社 1971 1分
こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)
森 比左志/わかやまけん
こぐま社
1971-11

はじめはジョウロでみずあそびしていたけれど、やっぱりホースで盛大に水浴びするほうが、気持ちいいよね。小さい時は思いっきり、いろいろなもので遊んで欲しいなと思います。
 
 
絵本 『おおきなおおきなおおきなきいろいひまわり』フランセス・バリー/作・絵 たにゆき/訳 大日本絵画 2008 1分

 
時間があまったら、目先を変えてしかけ絵本を見せてあげてもよいでしょう。この絵本では、四方を順々に広げていきます。そうすると・・・今まで見たことがないほど大きなひまわりが出現。夏を象徴するひまわりの花に子どもたちが興味をもつきっかけになると良いですね。
(作成K・J)

 

 

2016年6月(その2)あめの音


 6月のおはなし会プラン(その2)は、幼児から小学生低学年を対象にして本を選びました。(その1)と同じで梅雨の季節と父の日に合わせたプログラムです。雨の音を絵本や詩の中で「ぽっつん」「ぽつぽつ」「ざあざあ」「ぱらん」、水たまりを踏んで「じゃっぽ がっぽ」、いろんな音をいろいろな擬音で表現しています。今回はそんな音の表現に注目して季節にあう絵本を選んでみました。1冊は父の日向けの絵本も取り入れています。

 

 導入 詩「あめ ぽっつん」矢崎節夫/作 『きらり きーん』(JULA出版局 2016)より 1分
  きりんの うえに
  あめ ぽっつん
  さいの うえに
  あめ ぽっつん 
  (中略)
 ―――おんなじ そらの
  しただから

詩「じゃっぽ がっぽ みずたまり」矢崎節夫/作 『きらり きーん』(JULA出版局 2016)より 1分
  ながぐつ がばさん
  みずたまり
  みつけて
  じゃっぽ がっぽ
  うれしいな (一部紹介) 

きらりきーん矢崎 節夫
JULA出版局
2016-03
 
5月のおはなし会プラン(その3)でも紹介した矢崎節夫さんの童謡集の中から2篇、雨の詩を紹介します。1篇目は、雨が降ってくる様子をリズミカルに綴った短い詩、そして2篇目は子どもだったら雨降りの日に必ずやりたくなるながぐつの中に水を入れて歩く様子をコミカルな表現で綴った詩です。詩のリズムを子どもたちにも味わってもらいましょう。
 
 

絵本 『いけのおと」松岡達英/作 福音館書店 2013 1分半

 池のまわりで聞こえる音を擬音で表現した絵本です。福音館書店の月刊絵本「ちいさなかがくのとも」のハードカバー化されたものが「ふしぎなたね」シリーズですが、子どもたちの身近にあるものへの関心を引き出してくれる楽しい絵本がたくさんあります。この絵本も文字にはなっていないものへの発見がかならずあるはずです。子どもたちにゆっくり絵を見せながら読んであげると良いでしょう。

 

絵本 『あめあめぱらん」木坂涼/文 松成真理子/絵 のら書店 2014 1分半

あめあめぱらん
木坂 涼
のら書店
2014-05

 詩人の木坂涼さんが歌うように雨の様子を描いた絵本です。松成真理子さんの水彩画もまた雨の雰囲気にぴったりです。「あめあめ ぱらん ぽつぽつ ぱらん」「みずたま まるい」「まるいは ボール」「ボールは とぶよ」と連想重ね歌のようになっています。最後のページでは、とても清々しい気持ちになれることでしょう。丁寧に読んであげてください。

 

絵本 『ゴリラのジャングルジム』きむらだいすけ/作 集文社 2004 2分

ゴリラのジャングルジム
きむら だいすけ
集文社
2004-04

小さい子向けのプログラムでは三浦太郎作の『ゴリラのおとうちゃん』を紹介しましたが、少し年齢の大きい子たちにはこちらの『ゴリラのジャングルジム』を紹介します。同じようにゴリラのおとうさんが登場します。ゴリラ研究の第一人者山極寿一さんによると、ゴリラは乳児期は母親が、離乳すると父親が子育てを担当するそうです。(→こちら)遊びたがりの子どもゴリラを一人前に育て上げるのは父親の役目。そんなことも伝えてあげると良いかと思います。

 

絵本 『みずたまレンズ』今森光彦/著 福音館書店 2008 3分

みずたまレンズ (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)
今森 光彦
福音館書店
2008-03-20

プログラムの最後に写真絵本を選びました。雨のしずく、みずたまをクローズアップした美しい絵本です。私たちの身の回りにある小さなものに目を向ける「センス・オブ・ワンダー」を育てる、そんな絵本です。2014年にもプログラムに入れています。
 

(作成K・J)

 

2016年6月(その1)あめ、ふってもへいき!(小さい子)


「本のこまど」では、2010年6月よりおはなし会のおすすめプランをUPしてきました。最初の投稿は2010年6月29日「星の世界へ。宇宙へ。」で、その後6年かけて各月15~19ほどのプランをUPし、全部で197のプランになりました。
これだけの数になると各月組み合わせは変わるものの、その季節ごとに子どもたちに読んであげたい本が重複するようになってきました。これまで小さい子向け1、大きい子向け2の合計3プランを毎月UPしていましたが、今年度から各月小さい子向け、大きい子向け1本ずつ2プランをUPすることにしました。どうぞお楽しみに!

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導入 わらべうた このこどこのこ

   このこ どこのこ かっちゃんこ
   このこ どこのこ ○○ちゃん

絵本 『あめかな!』U.G.サトー 福音館書店 2009 1分

あめかな! (0・1・2・えほん)
U.G.サトー
福音館書店
2009-05-30

 

空からあめがぽつり、ぽつり、ぴしゃ!擬音と水彩絵具で雨の様子を描いています。小さな子どもたちにも耳に心地よい「こどものとも0.1.2」の絵本です。

 

童謡 「あめふり」北原白秋/作詞 中山晋平/作曲 1分
   あめあめ ふれふれ かあさんが
   じゃのめで おつかい うれしいな
   ピチピチ チャップチャップ ランランラン

かへろが鳴くからかぁへろ
北原 白秋
童話屋
2009-05

今の子どもたちは、普段「童謡」を歌ってもらうことは少なくなっているかもしれません。「蛇の目傘」も普段の生活で見かけなくなりましたが、北原白秋の詩に中山晋平が作曲したこの歌は、後世の子どもたちにも伝えたいと思います。「じゃのめ」が傘であることを伝えて、一緒に1番だけでも歌ってみましょう。「ピチピチ チャプチャプ ランランラン」というところは、雨降りさえも楽しいものに変えてしまう子どもの心性に寄り添っていて、心が軽くなりますね。保護者向けには北原白秋の詩集『かへろが鳴くからかぁへろ』(童話屋 2009)を紹介しても良いでしょう。

 

絵本 『ぞうくんのあめふりさんぽ』なかのひろたか/作 福音館書店 2006 2分

赤ちゃん向けの絵本ではありませんが、ぞうくんがかばくん、わにくん、かめくんが出てきて、順番に重なっていくおはなしは、小さい子でも楽しむことができるでしょう。          

 

 

絵本 『ゴリラのおとうちゃん』三浦太郎/作 こぐま社 2015 2分

ゴリラのおとうちゃん
三浦 太郎
こぐま社
2015-09

 

6月は「父の日」もあります。小さな子どもたちにとって、おとうさんと身体を動かして遊ぶのはとても楽しいもの。おとうさんのひざですべり台に飛行機、振り回してもらうブランコ。ちょっとくらい乱暴な遊びも父と子の信頼があるからこそ、面白くて「もういっかいして~」とくり返しくり返しやりたくなるのですね。このゴリラ、関西弁のおとうちゃん。威勢良く読んでください。

 わらべうた おふねがぎっちらこ
  おふねが ぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ

わらべうた かえるがなくから
  
かえるがなくから かーえろ かーえろ かえろ かえるがなくから かーえろ

(作成K・J)

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