おはなし会プラン

2016年5月(その1)元気に遊ぼ!(小さい子)
2016年(その3)大きくなるよ(幼児~小学生)
2016年(その2) ありがいっぱい!(幼児~小学生)
2016年(その1)ぴよぴよぴよ (小さい子向け)
2016年(その3)はるがきた(幼児~)
2016年(その2)おいしい いちご(幼児)
2016年(その1)まっててね!(小さい子向け)
2015(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)
2015年(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)
2015年(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)
2015年1月(その3)おはなししましょ!
2015年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)
2015年1月(その1)はじめての雪(小さい子)
2015年(その3)たいせつな贈り物
2015年(その2)たのしいたのしいクリスマス♪

2016年5月(その1)元気に遊ぼ!(小さい子)


 
5月というと思い出すのが、五月晴れの空に風にそよぐ鯉のぼり。子どもの元気な成長を願って揚げられます。このプランも子どもたちが元気にたっぷり遊んでほしいと願って作りました。
 
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導入 わらべうた ととけっこう
 ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな
 
わらべうた ちょちちょち あわわ
 ちょちちょち あわわ かいぐりかいぐり とっとのめ おつーむてんてん ひじとんとん
 
絵本『ちびすけどっこい』こばやしえみこ/案 ましませつこ/絵 こぐま社 2006 1分
 
 
「ちびすけどっこい はだかでこい ふんどしかついで はだかでこい」と、威勢良く相撲をとる動物たち。最後に勝ち上がったのはちびすけやま。対戦前のみんなのきりりと引き締まった表情も楽しいです。立って歩くようになった子どもたちと組合って、親子で相撲ごっこをして遊んでもいいですね。
 

わらべうた  うえからしたから
  うえから したから おおかぜこい こいこいこい

うえからしたから

 

 

 

 

風呂敷や、大きめのスパークハーフという薄手の布の端を二人でもって、上下に動かし風を起こして、子どもたちにその下をくぐってもらいます。
参加者が小さい場合や、人数が多い場合は、その布をもって風を起こしながら、みんなの周りを回っていきます。

 

絵本『かぜびゅんびゅん』新井洋行/作 童心社 2012 2分

かぜ びゅんびゅん
新井 洋行
童心社
2012-04

青い空から風船が「ふわわー」と揺らす風、高いところから「ぶわわー」と吹き降ろす風、風にもいろいろありますね。今日の風はどんな音かな?擬音の表現がとても楽しい絵本です。

 

絵本『どうぶつのおかあさん』小森厚/作 薮内正幸/絵 福音館書店 1981 2分

こどもたちにとって大好きなおかあさん。どうぶつたちのおかあさんは、どうやってこどもを育ててるのかな。薮内正幸さんの絵は、写真のように動物の真実の姿を映し出しています。たとえばライオンのおかあさんの後ろ足に血管が浮かび上がっていることはご存知でしたか?動物園の獣医さんが舌を巻くほど、忠実な絵になっています。小さなお子さんにはそこに目はいかないでしょうが、小さい子向けだからこそ、「ほんもの」をという画家の思いが込められています。そしてどのどうぶつも子どもへ向ける愛情を感じ取ることができます。小さな子どもたちも、おかあさんがそばにいれば安心という気持ちになることでしょう。ロングセラー絵本ですが、今の子どもたちも大好きで、何度も「読んで」と持ってくる1冊です。

わらべうた  さよならあんころもち

(作成K・J) 

2016年(その3)大きくなるよ(幼児~小学生)


 
 春は芽吹きの季節。植物を観察するたびにその成長の力には感嘆するしかないと、いつも思います。生命のひとつひとつに自ずと備わった成長する力を、私たちは信じて見守るしかないと、新学期を迎えるたびに思います。
新しく幼稚園や小学校に入園、入学する子どもたちもまた同様に自ら伸びる力を持っており、その伸び方はひとりひとり違っています。親や周囲の大人は、伸びようとする方向を見極め、その子らしく伸びていけるように、一歩下がって見守りたいですね。今年のプランを考えていて、昨年と同じ『葉っぱのあかちゃん』という写真絵本を選んでしまったのも、そのような願いをこめてのことです。
大自然の摂理の中で生かされている存在である人間は、やはり自然に学ぶ姿勢が必要と考えます。新しい出発をする子どもたち、そして一緒に参加する大人の人に向けて、そのメッセージを届けることが出来ればと思います。
 
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導入 詩「葉っぱの赤ちゃん」金子みすゞ 『明るいほうへ―金子みすゞ童謡集』(金子みすゞ JULA出版局 1995)より 1分
 



「ねんねなさい」は
月の役。
そっと光を着せかけて、
だまってうたうねんねうた。」(一部抜粋)
 
月や風、小鳥が見守る中で育っていく若葉。みすゞのこの詩には、「そっと」見守る温かな視線を感じます。

絵本 『葉っぱのあかちゃん』平野隆久/写真・文 岩崎書店 2008 2分半
葉っぱのあかちゃん (ちしきのぽけっと6)
平野 隆久
岩崎書店
2008-02-15
 
芽吹きの季節、木々がうっすらと淡い黄緑色に覆われていることに気がついたことがありますか?勤務先のある通りは街路樹として銀杏が植えられています。冬枯れの寒々とした枝だけの銀杏並木が遠くから見ると、うっすらと色づいているのです。近づいてみると枝先や幹から小さな小さな木の芽が開きかけていて、それが木全体、街路樹全体に広がって、そのように見える、そんな4月が私は大好きです。この絵本はその芽吹き始めたばかりの葉っぱのあかちゃんに注目した1冊。文章からも写真からも、小さな若芽への愛情が感じられます。
 
 手遊び 小さな庭  『たのしいコミュニケーション 手遊び歌遊び』(阿部恵/編著 明治図書 1998) p38より 
たのしいコミュニケーション 手遊び歌遊び
阿部 恵
明治図書出版
1998-05
 
「ちいさなにわをよくならして ちいさなたねをまきましたら ぐんぐんのびて はるになって ちいさなはながさきました」(1番) 「ぐんぐんのびて」というところは両手をうんと上にあげていきます。遊び方も書いてあります。ぜひ参考にしてください。
 
 
 絵本 『ちいさなヒッポ』マーシャ・ブラウン/作 うちだりさこ/訳 偕成社 1984 4分
ちいさなヒッポ (世界の絵本)
マーシャ=ブラウン
偕成社
1984-01-01
 
 昨年の4月28日に96歳で亡くなられたマーシャ・ブラウンの代表作のひとつです。幼い子どもに寄り添うということはどんなことだろうと逡巡するとき、いつもこの絵本を思い出します。なんでも子ども自身が自分で体験することが一番大事、でも生命に危険が伴うときの対処方法はきちんと伝え、何かの時には駆けつけられるよう遠くから見守る。そんなことがきちんと描かれている絵本ですが、子どもたちはそんなことより、ヒッポの気持ちになって手に汗握りながら、聞くことでしょう。そうやってひとつひとつ乗り越え、大きくなっていくのですね。たくさんの素晴らしい作品を残してくれたマーシャ・ブラウンへの思いをこめて選びました。
 
 絵本 『大きくなるってこんなこと!』ルース・クラウス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 山口文生/訳 2014 4分半 
大きくなるってこんなこと! (児童図書館・絵本の部屋)
ルース クラウス
評論社
2014-04

春、若葉の季節にぼくは思います。ひよこや子犬はすぐに大きくなるけれど、ぼくほんとうに大きくなっているのかな?って。季節は夏から秋へと移り変わり、春に仕舞った厚手の服を取り出してみて、初めて自分の身体がひとまわり大きく成長していることを実感します。「ぼくは大きくなったんだ」と宙返りをするラストシーンはその喜びが伝わってきます。

絵本 『たんぽぽのたねとんだ』すずきゆりいか/文 ごんもりなつこ/絵 こどものとも年少版1993年 5月号 福音館書店 1分 
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この絵本は、2006年にこどものとも社が販売する特製版(市販はされず、こどものとも社を通じて購入)としてハード版になっています。図書館によっては、特製版を購入しているところもあります。
春先、身近にみつかるたんぽぽの花。花が終わったあとの綿毛がいったいどこまで飛んでいって、その先どうなるんだろう?と小さい時に追いかけていったことがあります。そんな疑問に答えてくれる絵本です。綿毛の先についているあの小さな種が、また成長してきれいなたんぽぽを咲かせるのですね。もう1冊、何か読みたいという時にはこんな絵本もどうぞ!

(作成K・J)

2016年(その2) ありがいっぱい!(幼児~小学生)


春になると、いろいろな虫が出てきますが、アリが忙しそうにしている姿も見かけるようになります。

散歩の途中、じっと立ち止まってアリを見る子もたくさんいるのではないでしょうか。今回はそんな身近なアリをテーマに組み立ててみました。

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 導入 『それ ほんとう?』 松岡享子著 福音館書店 2010

「あるひあめりかうまれの ありのありすさんが あるあめのひに・・・」。「あ」から始まる言葉だけで作ったお話から「わ」から始まる言葉だけで作ったお話まで、思わず「それ ほんとう?」といいたくなる、奇想天外なお話がのっています。覚えて、早口で言いたくなる言葉遊びの本です。全部読むと長くなりますので、好きな詩を選んで読んであげるとよいでしょう。今回はアリがテーマなので「あ」の詩を読んでみたり、他にも誕生日の子どもの名前の頭文字の詩を読んであげたりと、いろいろな読み方で子どもたちと一緒に遊んでください!

 

『あり』 小林勇ぶん・え 福音館書店 1974 4分

あり (かがくのとも傑作集 20)
小林 勇
福音館書店
1974-04

クロオオアリの生活を観察した様子を、リアルな絵とわかりやすい文で説明しています。アリは実際より大きく書かれているので迫力があります。巣穴の入口に番兵のような大きなアリが見張っていること、ありまきの背中をなでるとお尻から水玉が出てくるなど、とても丁寧に観察しているので、実際に見ているような気持ちになれますし、観察しに行きたくなります。 

 

『アリからみると』 桑原隆一・文 栗林慧・写真 福音館書店 2001 4

アリからみると (かがくのとも傑作集―どきどきしぜん)
桑原 隆一
福音館書店
2004-06-10

 特殊なレンズで撮影された、アリの目から見た世界をのぞける写真集です。トノサマバッタ、アマガエル、ウスバキトンボ・・・人間の目から見たら小さい虫たちも、アリの目からみたら大迫力です!

 

『ありこのおつかい』 いしいももこさく なかがわそうやえ 福音館書店 10分

ありのありこは、お母さんにお使いをたのまれ、森へ出かけます。みちくさはしないようにと言われたのに、あっちこっちとのろのろ歩いていると、かまきりの”きりお”に出会い、ペロリと飲み込まれてしまいます。そのあと、きりおはむくどりの”むくすけ”に、むくすけはやまねこの”みゅう”に、みゅうはくまの”くまきち”に食べられてしまいます。そのあと、くまきちのお母さんにおしりをたたかれ、順番にとびだしてくるのですが・・・。くりかえしがわかりやすく、楽しいです。「ばかあ!」「とんきちめ!」など悪口や、「あいた、すぽーん!」「いたいよ、すぽん!」「すぼ!」などの飛び出してくるときの音や様子など、子どもから笑いがおこる愉快なお話です。明るくてやわらかな水彩画で、春にもぴったりです。

他にもアリの本があります。組み替えてもよいでしょう。

『すみれとあり』 矢間芳子さく 森田竜義監修 福音館書店 4

どうしてスミレは、固いコンクリートの割れ目や石垣のすきまにさくのだろう? アリとスミレの関係を絵と文でわかりやすく説明してくれていて、そうだっだんだ!と納得することができます。作者のスミレとアリを見つめる視線もあたたかです。小学校国語教科書の教材としても活用されている作品です。

 

(作成T.S)

2016年(その1)ぴよぴよぴよ (小さい子向け)


 歩き始めたばかりの赤ちゃんの、まだ不安定ながらも大喜びで歩いてくる表情は、いつみても勇気をもらいます。ほんの一年前はまだ寝返りも出来なかったのに、今ではこんなにしっかりと自分で立つようになったのだ、と感慨もひとしおです。
ところがママたちは大変です。自分で動けるようになると、赤ちゃんは興味を引くものに吸い寄せられて、あっちへ、こっちへ動き回ります。片時も目を離せない時期がしばらく続きます。そんな動きたがりの小さい子も、お膝の上でわらべうたを歌ったり、短い絵本を読んでもらうのは嬉しいもの。

まだ絵本に集中するのは難しい時期ですから、わらべうたを中心に、絵本をはさみながらおはなし会のプログラムを組み立てましょう。

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導入 わらべうた ととけっこう

ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな

わらべうた にーぎりぱっちり

にーぎりぱっちり たてよこ ひよこ

 

絵本『ぴよぴよぴよ』平野剛/作 福音館書店 1987

 ひよこが一羽、二羽・・・どんどん増えて「ぴよぴよぴよ」と鳴きながらどんどん歩いていきます。文字は「ぴよぴよぴよ・・・」のくり返し。子どもの表情を見ながら、はじめはゆっくりと、少しずつテンポをあげながら、絵を追っていけるといいですね。子猫がずっとひよこを見ていますが、見ているだけで声は発しません。説明しなくても、絵をゆっくり見せてあげれば大丈夫です。最後に「こっこ」と母さん鶏が現れてホッ。裏表紙では子猫も母さん猫のもとへ。単純だからこそ、読むのが難しい1冊ですが、子どもたちと一緒に楽しむつもりで読んであげましょう。

わらべうた じぃーじぃーばあ

じぃーじぃーばあ じぃーじぃーばあ ちりんぽろんと とんでったー

わらべうた  うまはとしとし

うまはとしとし ないてもつよい うまがつよいから のりてさんも つよい

 

絵本『おんぶにだっこ』わかやまけん/作 こぐま社 1983

おんぶにだっこ (母と子のえほん)
わかやま けん
童心社
1983-10-15

 

「にわとりのとうさん、せんとうでこけこっこう にわとりのかあさん、ひよこと こここ」いろいろな動物のとうさんとかあさんが、子どもたちとお散歩へ・・・でも途中で疲れて「おんぶにだっこ」。よちよち歩きの子どもたちは、疲れ知らずのようにどんどん歩いて行ってしまいますが、途中ではたと足が止まると動けなくなることはよくあります。そんな時にだっこやおんぶをしてくれる存在がいるって、どんなに安心なことでしょう。よく、町の中で「だっこ」を泣いてせがむのに、拒否をしてしまうお母さんを見かけます。「だっこ」「おんぶ」とせがんでくるのはせいぜい2、3年のこと。その時は十分にその要求に応えてあげたいものです。いつでもだっこしてもらえるんだという安心感があると、逆に「だっこ」「だっこ」とせがまなくなるものですから。そんなことも、若いママたちに伝えてあげてください。

わらべうた あしあしあひる 

あしあしあひる かかとをねらえ  あしあし あひる かかとをねらえ

 

絵本『いいな いいな』片山健/作 福音館書店 2014

いいな いいな (0.1.2.えほん)
かたやま けん
福音館書店
2014-11-05

 どうぶつのうしろをおいかけてばかりのぷうちゃん。「いいな いいな」というと、どうぶつたちも「いいな いいな」と答えてくれます。単純な絵本ですが、相手への信頼感にあふれている絵本だなと感じます。「いいな いいな」は自尊心にもつながります。そう、自分は「いいな」と言われる存在。愛されている存在なんだと感じながら育つ子は、他者への共感も育んでいきます。

わらべうた こーりゃどーこのじーぞうさん

こーりゃーどーこのじーぞうさん うーみのはーたのじーぞうさん

*このおはなし会プランで使ったわらべうたは、社員の方は社員向けeラーニングサイトで動画で遊び方を見ることができます。

『あかちゃんとお母さんの あそびうたえほん』小林衛己子/編 大島妙子/絵 のら書店 1998

のら書店
1998-04
 
また、こちらの本も参考にしてください。遊び方などが載っています。

 

2016年(その3)はるがきた(幼児~)


 暖冬と言われる年ほど、南岸低気圧によって太平洋側にドカ雪が降ると言われていますが、今朝はそれが現実になりました。今朝の東京都内は交通網が乱れて大変でしたが、みなさまは大丈夫でしたか?

さて、「3月のおはなし会☆おすすめプラン」のその3のテーマは、「はるがきた」です。春の訪れを喜ぶ絵本を選んでみました。また、過去にも同様のテーマでいくつかのプランを掲載しています。併せて参考にしてくだされば嬉しいです。

過去の投稿は、「おはなし会」プランのアイコンをクリックし、1月~12月のそれぞれの月をクリックしてください。過去のすべての投稿を見ることができます。

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導入 詩「ゆきどけ」こぶなようこ 『わっしょい のはらむら』(工藤直子/詩・絵 童話屋 2010)より 1分

わっしょい のはらむら
くどう なおこ
童話屋
2010-08

 「ゆきどけの しらせが
おがわを つたわり
ウロコに響いて はる・はる・はるがきた」(一部抜粋)
小鮒が雪解けの水が小川に流れてくることで、また川面を通して射してくる陽の光を通して春の訪れを感じで歌う詩です。一緒に声に出して読んでみましょう。なお、この詩の初出は『のはらうたⅠ』にも掲載されています。

絵本『はなをくんくん』ルース・クラウス/文 マーク・シーモント/絵 きじまはじめ/訳 福音館書店 1967 3分

ゆきどけの前に、まず小さな小さな春のきざしが・・・冬眠中の動物たちが、何かに気がつき、鼻をくんくんさせながら走っていった先にあったのは、小さな黄色い花でした。冬の厳しさがあるからこそ、春の訪れが喜びに感じられるのですね。ロングセラー絵本ですが、どの時代の子どもたちにも手渡したい1冊です。 

 

絵本『はるがきた』ジーン・ジオン/作 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 こみやゆう/訳 主婦の友社 2011 3分

春を迎える前は、季節が行ったり来たり。いよいよ暖かくなったかと思えば寒の戻りのあるのが3月。春の訪れを待ちきれなくて、町中を春色に塗ってしまった子どもたち。明るい色合いが町にあふれると一気に春めいてきますね。ちょうど1年前の2015年1月22日に亡くなられたマーガレット・ブロイ・グレアムのやさしい絵が春を迎える喜びを表現してくれています。
 

絵本『おおきくなるの』ほりうちせいいち/作・絵 福音館書店 2004 1分半

この絵本は1964年に月刊誌「こどものとも」として出版されました。3歳になった「わたし」が、「おおきくなるって、こういうことだ」と、ひとつひとつ気がついて確認していくおはなしです。ほりうちさんの色鮮やかで生き生きとした絵と、3歳の女の子のつぶやく言葉が、成長することへの喜びと期待を表していて、春を迎える時期に読んであげるのにぴったりです。

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おまけの1冊 所蔵している館が少ないのですが、この絵本も素朴で捨てがたいので紹介します。

絵本『ほんとうだよ』松見秀/作・絵 福音館書店 2006 2分半

この絵本は、10年前の「こどものとも」50周年記念出版としてハードカバーになった1冊です。春の訪れを、どうにかして池の中のさかなたちにも教えてあげたいかえるのがーちゃん。池の中しか知らないさかなたちはがーちゃんの話に耳を貸そうともしません。どうしたら春の素晴らしさを伝えることができるのでしょうか。・・・物語はとても単純ですが、「春がきた」喜びにあふれる1冊です。
 (作成 K・J)

2016年(その2)おいしい いちご(幼児)


春のおいしい果物いちご。いちごを育てたり、いちご狩りにいく子も多いのではないでしょうか。

今回は「いちご」をテーマに組み立ててみました。甘くてすっぱいいちご、たくさん召し上がれ♪

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【おいしい いちご】

導入 詩の絵本『木いちごつみ-子どものための詩と絵の本』 きしだえりこ詩 やまわきゆりこ絵 福音館書店 1983 福音館書店 7分

木いちごつみ―子どものための詩と絵の本 (日本傑作絵本シリーズ)
きしだ えりこ
福音館書店
1983-10-20
 
シーソーやブランコなど子どもにとって身近なものや動物が登場する、親しみやすい詩が15編おさめられています。詩にぴったりの可愛らしい絵がそえられています。短い詩ばかりなのでぜひ全部読んであげて、いろいろな詩を一緒に楽しんでください。一番最後の詩が「木いちご」です。
 
絵本『いちご』 平山和子さく 福音館書店 1989 3分
 
いちご (幼児絵本シリーズ)
平山 和子
福音館書店
1989-04-15
 
つぼみから花がさき、実がなって熟していくイチゴの様子が、写実的な絵とやさしく簡潔な文章で描かれています。最後にお皿に盛られたいちごがキラキラしていてとても美味しそうです。
 
 
絵本『はらぺこあおむし』 エリック=カールさく もりひさしやく 偕成社 1975 4分
 
はらぺこあおむし エリック=カール作
エリック=カール
偕成社
 
日曜日の朝、卵から生まれたあおむしは、月曜日からリンゴ一つになし二つ、すもも三つににいちご四つ、オレンジ五つと食べ続け、土曜日にはチョコレートケーキにアイスクリーム、ピクルス、チーズ・・・と食べてお腹がいたくなりますが、大きくなってきれいなちょうになります。食べても食べても、おなかはぺっこぺこのくり返しが楽しいです。色鮮やかなコサージュの絵で描かれ、あおむしの食べたところが穴になっているしかけ絵本で、世界中で愛されています。
 
絵本『いちごばたけのちいさなおばあさん』 わたりむつこさく 中谷千代子え 福音館書店 1983 6分
 

 イチゴ畑の土の中に住んでいる小さなおばあさんの仕事は、イチゴの実に赤い色をつけて歩くことでした。ある年のこと、春はまだ先なのにあたたかくなり、おばあさんはあわててイチゴの色作りを始めますが・・・。おひさまの光をたっぷりふくんだ水に、土の中の緑の石を細かく砕いた粉を注ぐと、ぱっと赤い色ができるなど、魔法のような少し不思議なお話です。3月の地面の下では、春に向けて、さまざまな魔法が使われているのでしょう。

(作成T.S)

2016年(その1)まっててね!(小さい子向け)


子育てって、忍耐力を養ってくれます。というのも、幼い子どもの動作や興味関心の度合いなど、大人が予期できないことが多く、子どもの健やかな成長を望むならば「待つ」ということがとても重要になるからです。信頼して待ってくれる人がいれば、子どもは安心して自分の力でひとつずつできるようになっていきます。”待つ”ことをしてもらえないと、子どもは自信をなくしたり、依存心が強くなったりします。

3月の小さい子向けのおはなし会テーマを「まっててね!」にしたのは、保育園や幼稚園にもうじき入園するという春の季節に「待つ」ということの大切さに、改めて気づいてほしいと願うからです。

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【まっててね!】

導入 わらべうた 
このこ どこのこ
  このこ どこのこ かっちんこ このこ どこのこ ○○ちゃん
 (お母さんのお膝に乗って、お母さんがそおっと横に揺れてあげます。)

いちりにり
  いちり にり さんり しりしりしり
 (“いちり”で足の指を持って揺らし、“にり”で足首を持って揺らし、“さんり”で膝を持って揺らし、“しりしりしり”でお尻の脇を持って身体を揺すります。

絵本『おててがでたよ』林明子/作 福音館書店 1986 1分

着替えも大人が手伝えばあっという間ですが、自分でできるように待っててあげたいですね。すぐには出来なくても、自分でやってみる、大人はそれを温かく見守って受け止めてあげる、そんな姿が描かれたロングセラー絵本です。
 

わらべうた 
ちょちちょち あわわ
  
ちょちちょち あわわ かいぐりかいぐり とっとのめ おつーむてんてん ひじぽんぽん
 (“ちょちちょち”で手を叩き、“あわわ”で手を口に、“かいぐり…”で両手をぐるりと回して、“とっとのめ”で目尻を人差し指で触り、“おつーむてんてん”で頭を両手で軽く叩き、“ひじぽんぽん”で左右交互のひじを触ります。赤ちゃんには保護者が手をとってやってあげますが、自分で出来る年齢の子は保護者と向き合ってやると楽しいでしょう。)


ずくぼんじょ
  ずくぼんじょ ずくぼんじょ ずっきん かぶって でてこらさい (にょき にょき)
 (“ずくぼんじょ”とは、つくしのことです。頭の上で指を合わせて頭巾を作って左右に揺れます。歌い終わったら「にょき にょき」という掛け声とともに腕を高く伸ばします。)

 

絵本『ぼうしをとってちょうだいな』松谷みよ子/作 上野紀子/絵 童心社 1978 1分半

ぼうしを とって ちょうだいな (あかちゃんのわらべうた( 3))
松谷 みよ子
偕成社
1978-04
 
「ぼうしをとってちょうだいな おかおをみせてちょうだいな」とくり返しお願いをしますが・・・どうやったらおねえちゃんは帽子を取ってくれるかな。歌うように読んであげてください。
 
 
絵本『まって』アントワネット・ポーティス/作 椎名かおる/訳 あすなろ書房 2015 1分半
まって
アントワネット ポーティス
あすなろ書房
2015-07-10
 
子どもの手をひいて先へと急ぐおかあさん。子どもには興味のあることがたくさん次々から現れて・・・「まって」と、足を止めます。その度に「ほらほら」「いそがないと」と声をかけるおかあさん。そんな日常を描いた絵本です。でもね、待っていたら素敵なことに出会える・・・ほんの少し歩く速度を緩めたくなる絵本です。

ヴィアックスの社員向けeラーニングサイトでは、動画でわらべうたの実演を見ることができます。スタッフの方はそちらも参考にしてください。
(作成 K・J)

2015(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)


もうすぐ来るのはだれ?何?だれかさんを待って、季節の移り変わりを待って・・・冷たい季節を過ごしたいですね。

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【もうすぐ・・・】(幼児~小学生)

詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』(はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015)より 1分

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

金子みすゞが書いた短い詩です。

積もった雪の気持ちになって、描いているところがみすゞらしい詩です。短いので、子どもと一緒に復唱して、詩を味わってみましょう。


絵本 『ゆき』きくちちき/作 ほるぷ出版 2015  2分

ゆき (ほるぷ創作絵本)
きくちちき
ほるぷ出版
2015-11-20

 雪が降り始めて積もるまでの森の様子を描いています。舞台は北海道なので実際には初冬に読むのがふさわしいのかもしれませんが、本州では2月の雪の多い時期に読んであげてもよいでしょう。雪が降り始め、“もうすぐ”一面が真っ白になっていく、その様子が描かれています。冷たい雪なのに、暖色が使われ、温かさを感じる絵本です。文字は大きくて少ないので、ゆっくりと絵を味わいながら読むとよいでしょう。 

 

絵本 『いちばんのなかよしさん』エリック・カール/作 アーサー・ビナード/訳 偕成社 2015 3分半

いちばんのなかよしさん

エリック・カール
偕成社
2015-11-18

「「なかよし」って、ひとりじゃなくてふたりからはじまるんだ。」という言葉で始まるエリック・カールさんの最新作です。何をするのも一緒だったふたり。でもある時なかよしさんの姿が見えなくなってしまいました。ぼくはなかよしさんを探して、ずんずんずんずん・・・さてふたりは会えたかな?結末はバレンタインデーにふさわしいシーンで終わっています。2月に読んであげたい1冊です。

絵本 『つららがぽーっとん』小野寺悦子/文 藤枝つう/絵 福音館書店 2009 2分半

冷たい冷たい風に、窓の外のつららが伸びています。でも晴れた日には、つららの先から「ぽーっとん」としずくが落ちていきます。その音が、外の寒さに合わせて変わっていきます。「ぽーっとん」から「ぽっとんぽっとん」「ぽっととととととと」。寒い寒い冬のあとには必ず春がやってきます。その訪れは“もうすぐ”・・・一緒に春を待っていたい。そんな気持ちを共有できる絵本です。
(作成 K・J)

2015年(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)


節分と言えば、豆まき!ということで、今回は豆をテーマにプログラムを組み立ててみました。

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【まめ まめ まめ】(幼児~小学生)

導入 わらべうた「まめっちょ」

まめちょ まめちょ

いったまめ ぼりぼり

いんねまめ なまぐせ

すずめらも まわっから

おれらも まわりましょ

 

歌うだけでもよいですが、両手をそろえてお椀のかたちをつくり、左右にふりながら歌ってもよいでしょう。 

参考:『まめっちょ1』 ゴダーイ芸術教育研究所変 全音楽譜出版社 1998 P31

わらべうた・カノン曲集 まめっちょ(1)
コダーイ芸術教育研究所
全音楽譜出版社
1998-12-10

 

 

 絵本『まめ』 平山和子/さく 福音館書店 1981 約5分

まめ (かがくのとも絵本)
平山 和子
福音館書店
1981-02-02

様々な豆の種類の紹介からはじまって、どのようにさやに包まれているか、種である豆がどのように芽をだし成長を支えているのかなど、豆について簡単な言葉と写実的な絵でわかりやすく説明されています。絵を見るだけで豆の様子がわかりますので、じっくり見せてあげてください。豆のなかに生命力がぎゅっとつまっていることが自然に伝わってきます。

 

絵本『しょうたとなっとう』 星川ひろ子・星川治夫写真/文 小泉武夫/原案・監修 ポプラ社 2003 9分

納豆嫌いのしょうたが、おじいさんと一緒に畑に豆をまいて、育て、収穫して、納豆になるまでを描いた写真絵本です。鮮明な写真で、畑の様子や納豆を作る作業がよくわかります。おじいさんとしょうたの顔の表情から二人のあたたかな交流も伝わってきます。子どもたちは身近な納豆ができるまでの様子が興味深いようで、読み聞かせをすると集中して聞いてくれます。納豆が食べたくなる1冊です。

絵本『いっすんぼうし』 いしいももこ/ぶん あきのふく/え 福音館書店 1965 12分

いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
いしい ももこ
福音館書店
1965-12-01
 
「いっすんぼうし」は有名な日本の昔話で、再話した絵本が多数出版されていますが、その中でも秀逸の作品です、美しい響きの日本語と平安時代を思わせる華やかでやさしい絵で、物語を鮮やかに描きだしています。京に出るまでの冒険、鬼退治など子どもたちをひきつける場面も多くあり、最後の打ち出の小槌で「ずん ずん ずん!」と大きくなるところは、驚きながらもとても嬉しそうな表情を見せてくれます。
 
☆他にも豆が出てくるお話があります。差し替えてもよいでしょう。
 
お話「まめたろう」(『愛蔵版おはなしのろうそく10』 東京子ども図書館編 東京子ども図書館 2010) 12分 
 
 
イランの昔話です。子どものいないおじいさんとおばあさんが、豆を同じくらい小さくてよいから子どもを授けてほしいと祈ったところ、豆のスープから一粒の豆が飛び出して、まめたろうになりました。こんなに小さくては家の頼めないとがっかりしたおじいさんとおばあさんでしたが、まめたろうは「ぼくは、体は小さくても、心臓は大きいんだよ」と言って、仲間になった火、川、キツネを心臓に入れてピンチのときに助けてもらい、見事王様からお金をとりたてます。まめたろうのピンとした元気さが爽快なお話です。
 
☆合わせて紹介してもよいと思います。
 
絵本『あつめた・そだてた ぼくのマメ図鑑』 盛口満絵・文 岩崎書店 2015
 
ちしきのぽけっと (21) あつめた・そだてたぼくのマメ図鑑
盛口 満
岩崎書店
2015-10-27
 
2015年11月出版の新刊です。ダイズ、インゲンマメ、アンコに使われるマメ、八百屋さんにならぶ豆、ジャングルの豆など、様々な豆が細密画で紹介されています。豆を食べる虫やマメ科の花も紹介されていて、眺めていて飽きない一冊です。
 
(作成T.S)
 

2015年(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)


小さい時にたくさん抱っこしてもらった体験は、その後の成長の確固たる根っこになって子どもたちは自立へと一歩ずつ前進できるようになります。街で赤ちゃん連れのお母さんがスマillust942_thumbホにお守りをさせているのをよく見かけます。赤ちゃんはほんとうはスキンシップを求めているのにな・・・と思います。
図書館に赤ちゃんを連れてくる親子連れに、「お膝に乗ってくる時期、抱っこを求めてくる時期は、長い子育て期間のほんのわずかな時期なので、たっぷり抱っこしてあげてください。それが思春期をも支える大きな心の柱になりますよ。」と、ぜひ伝えてあげてください。

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【だっこ、だいすき♪】(小さい子)

導入 わらべうた 「このこどこのこかっちんこ」
このこどこのこ

 

 

 

 

しっかりと赤ちゃんをお膝に抱いて、お母さんの方が左右に揺れます。それだけでも赤ちゃんは嬉しいものです。ただし決して赤ちゃんを左右に揺らさないように気をつけましょう。

 

絵本 『だっこだっこ だーいすき』かみじょうゆみこ/文 100%ORANGE/絵 012えほん 福音館書店 2015

だっこ だっこ だーいすき (0.1.2.えほん)
かみじょう ゆみこ
福音館書店
2015-02-04
月刊誌「こどものとも012」の2008年4月号が、単行本になりました。チンパンジーの家族と赤ちゃんの、なんとも幸せな気分のなれる絵本です。「だっこだっこ だーいすき ○○ だっこ」と赤ちゃんがおねだりすると、「よしよし おいで」と抱っこしてもらう、その繰り返しです。無条件に受け入れられる安心感にみんなが笑顔になれる絵本です。
 
 
 
わらべうた 「ぼうずぼうず」
ぼうずぼうず
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どんなに可愛い我が子でも、子育てはほんとうに大変。とくに主に子育てを担当するお母さんは自分の時間も持てずにイライラもたまりがち。そんな時は、このわらべうたを歌ってストレスを解消しましょう!ただし、最後の「ペション!」は叩くふり。ほんとうには叩かないでくださいね。
 
  
 
絵本 『むすんだそのてをひらいてみせて』安部賢司/作 こどものとも012 2010年3月号 福音館書店
209353
 
月刊誌「こどものとも012」2010年3月号です。手の中から何が出てくるかな?最後は、「おおきなて ちいさなて」やっぱり手をつなぐって、とっても大事ですね。わらべうた「にーぎりぱっちり」と組み合わせて遊んでもよいでしょう。
 
 
 
 
わらべうた 「にーぎりぱっちり」
にぎりぱっちり
 
 
 
 
 
 
 
てのひらの中に、小さく丸めたシフォン布(スパークハーフ)を入れて左右に揺すりながら歌います。「ひよこ」のあとに、「ピヨピヨピヨピヨ」と言いながら、手を開きます。中からふわ~っとシフォン布(黄色だとベスト)が広がり、まるでひよこが生まれてきたように見えます。
 
 
 
わらべうた 「せんべせんべ やけた」
  せんべせんべ やけた どのせんべ やけた このせんべ やけた
 
絵本 『せんべ せんべ やけた』小林衛己子/案 真島節子/絵 こぐま社 2006
せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
こばやし えみこ
こぐま社
2006-10
 
わらべうた「せんべせんべやけた」を歌いながら読んでいくわらべうた絵本です。絵本の裏表紙にわらべうたの採譜が載っています。
 
*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

 

 

2015年1月(その3)おはなししましょ!


冬の夜長にこそ、親子でたくさんおはなしをしてほしいな、と思います。絵本を読んであげるのもいいし、ボードゲームをしながら楽しく笑い合うのもいいし、こたつに足をつっこんでみかんを食べながら昼間にあったことを話すのもいいな、と思います。今はみんな忙しくてそんな時間は取れないのかもしれませんが、寒い冬だからこそ、身を寄せ合っておはなしをしましょう。

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導入 詩 「ペチカ」 北原白秋 『からたちの花がさいたよ』北原白秋 岩波書店 2015より
  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ おはなししましょ
  昔 昔よ 燃えろよ ペチカ

  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ 表は寒い
  くりやくりやと 呼びますペチカ(一部抜粋)

からたちの花がさいたよ――北原白秋童謡選 (岩波少年文庫)
北原 白秋
岩波書店
2015-03-18
与田準一が選んだ北原白秋の童謡集。挿絵は初山滋。全部で150編収められています。「ペチカ」は272pに掲載されています。
 
 
 
この道はいつか来た道
北原 白秋
童話屋
2009-01
童話屋からは北原白秋詩集として『この道はいつか来た道』と『かへろが鳴くからかぁへろ』の2冊があります。「ペチカ」は『この道はいつか来た道』の112pにも掲載されています。白秋の詩にはほかにも童謡として親しまれてきたものが多くあります。今の子どもたちは歌う機会も少なくなっています。ぜひ紹介してあげましょう。 

絵本 『おはなしのもうふ』フェリーダ・ウルフ、ハリエット・メイ・サヴィッツ/文 エレナ・オドリオゾーラ/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 2008 5分

おはなしのもうふ
フェリーダ ウルフ
光村教育図書
2008-11
 
村の子どもたちはザラおばあちゃんのおはなしを聞くのが大好きです。子どもたちが座っているのは「おはなしのもうふ」の上。ところがそのもうふはどんどん小さくなっていきます。その一方で村の人たちの所へは暖かいプレゼントが次々に届きます。ゆっったりとしたペースで読んであげたい絵本です。 
 
絵本 『なんげえはなしっこしかえがな』北彰介/作 太田大八/絵 銀河社 1979
 
東北弁で語る昔話が七話収録されています。どの話も「なんげえはなしっこしかえがな」=「長いお話、してあげようね」で始まります。七話のうちのいくつかを読んで、あとはおうちで読んでもらってね、と語りかけてもよいでしょう。「あとがき」に作者の北彰介さんが、「むかしは、ラジオもテレビもマンが本もありませんでした。」と書いていますが、今はどちらかというと子どもたちの時間を奪っているのは「ゲーム機にスマホ、塾通い」でしょうか。冬の夜長に囲炉裏端で祖父母や父母が子どもたちに語り聞かせたお話を、今は絵本という形であっても、子どもたちに伝えていきたいものです。東北弁で書かれていますが、自分なりのイントネーションで読んでくださいと、同じく「あとがき」に記されています。
 
 
絵本 『もりのてがみ』片山令子/作 片山健/絵 福音館書店 1990 5分

もりのてがみ (こどものとも傑作集)
片山 令子
福音館書店
2006-11-10

寒い冬、ひろこは森に住むともだち、りすやとかげ、うさぎに手紙を書きます。そして森の木につるすのです。森に冷たい雪が降り、森の木も真っ白に・・・その雪が解けたころにひろこは返事を受け取ります。寒い冬の向こうに春が待っている、そんな希望を感じられる1冊です。片山健さんの暖かな雰囲気の絵も素敵です。

詩 「こんこんこな雪ふる朝に」 三好達治  『雪』三好達治 童話屋 2010より
  こんこんこな雪ふる朝に
  梅が一輪さきました
  また水仙もさきました
  海にむかってさきました(一部抜粋)

雪
三好 達治
童話屋
2010-03

 

最後にもう一編、三好達治の詩を紹介します。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ」の詩集の表題になっている「雪」が一番有名ですが「こんこんこな雪ふる朝に」は、『もりのてがみ』と同じように、厳しい冬も春に繋がっているという視点のある詩です。子どもたちにはそれがすぐに理解できなくとも、詩を耳から聴いて味わうという体験をたくさんさせてあげたいと思います。おはなし会の最後を引き締めてくれるでしょう。 

 (作成K・J)

2015年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)


平成28年は申年。ということで、さるをテーマにプログラムを組み立ててみました。

愉快なさる、ずる賢いさる、いろいろなさるがいますね!

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導入 詩「おおさむ こさむ」(『おおさむこさむ わらべうた』 瀬川康男絵 福音館書店 1972より) 

おおさむ こさむ ふゆのかぜ 
やまから こぞうが とんできた
なんといって とんできた
さむいといって とんできた
(一部引用)

おおさむこさむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本『がまどん さるどん』  大江和子文 太田大八絵 童話館出版 2010 5分

がまどんさるどん
大江 和子
童話館出版
2010-02

越後の昔話です。あるところに、がまどんとさるどんがいました。二匹は稲の穂から米を育てて、団子を作ることにしますが、さるどんは頭が痛い、手が痛い、体中が痛いといってちっとも働きません。やがて秋になり稲穂が実り、もちをつきますが、さるどんは独り占めしようとして・・・。再話はほどよい方言になっており、わかりやすく味わいがあります。類話の絵本に『さるとびっき』(武田正再話 梶山俊夫画 福音館書店 1982 5分)もあり、こちらはさるの顔とお尻が赤いわけがわかるなぜなぜ話になっています。

絵本『バナナのはなし』 伊沢尚子文 及川賢治絵 福音館書店 2013 4分

バナナのはなし (かがくのとも絵本)
伊沢 尚子
福音館書店
2013-03-06

さるの大好物、バナナのはなしです。バナナの花って知ってる? バナナの筋ってどんな役割があるの? などバナナについて詳しく知ることができます。ユーモラスな絵で簡単な説明なので、小さい子がから楽しむことができます。

 

絵本『おさるとぼうしうり』 エズフィール・スロボドキーナさく・え まつおかきょうこやく 福音館書店 1970 8分

おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エズフィール スロボドキーナ
福音館書店
2000-11-15

頭のてっぺんにたくさんの帽子をのせた帽子売りのおじさんは、ひと休みに木に寄りかかって昼寝をします。目覚めてみると、頭の上の帽子がない! なんとサルたちがさるたちが盗んでしまったのです。木の上のさるたちから帽子を取り戻そうと、おじさんは必死で叫びますが・・・。子どもたちから笑いがおこる愉快なお話です。年齢によって帽子を順番に頭の上にのせていくのを楽しんだり、さるが帽子売りをからかうのを楽しんだり、様々な反応がかえってきます。反応をみながら、一つひとつの動作を丁寧に読んであげてください。

 

他にもおさるの本があります。差し替えても楽しめるでしょう。

絵本『さるとわに』 ポール・ガルドンさく きたむらよりはるやく ほるぷ出版 2004 10分

さるとわに (ほるぷ海外秀作絵本)
ポール ガルドン
ほるぷ出版
2004-07

インドの寓話集ジャータカ物語のお話で、さるとわにの知恵比べです。ある日一匹の若いワニが、誰よりもすばしっこい若いさるをつかまえようと決心します。果物がたくさんある島へ連れていくと言ったり、岩のふりをしたり・・・さるとわにのやりとりは、ユーモラスであると同時に緊張感があります。色彩も豊かで、さるとわにの表情も楽しめる絵本です。

 

絵本『ひとまねこざるときいろいぼうし』 H.A.レイ絵 光吉夏弥訳 1983  10分

アフリカのジャングルで暮らしていたじょーじは、黄色いぼうしのおじさんに連れられて大きな町に行きます。知りたがり屋でいたずら好きのじょーじは、町で電線を歩いたり、消防車を呼んでしまったり、さまざまな大騒動を引き起こします。好奇心たっぷりの子どもをひきつける愉快な絵本です。世界中で愛されているシリーズで全6冊です。

 

 (作成T.S)

2015年1月(その1)はじめての雪(小さい子)


はじめて一面の雪を見たときの、幼い子どもたちの反応はほんとうに新鮮です。昔、南国シンガポール育ちで雪を見たことのなかった末っ子が、2才で一時帰国ではじめて雪を見た時の反応は今も目に焼きついています。一面の雪に目を真ん丸くして飛び出していったかと思うと、それがあまりにも冷たくてびっくりし、何が起きたかと表情を変えました。そんな反応を思い出しながら、小さい子向けのおはなし会プログラムを作成しました。

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導入 わらべうた 「ゆきこんこん あめこんこん」
    
あめこんこん ゆきこんこん おらえのまえさ たんとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん おてらのまえさ ちっとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん

絵本 『はじめてのゆき』中川李枝子/作 中川宗弥/絵 福音館書店 1996 2分

はじめてのゆき(こどものとも絵本)
なかがわ りえこ
福音館書店
1996-01-20

中川李枝子さんの文章に、妹の山脇百合子さんではなく夫の中川宗弥さんが絵をつけた絵本です。はじめての雪におおよろこびのとらたくん。ゆきだるまと一緒になって外で遊びます。はじめての雪だからこその味わいのあるお話です。ごく小さな赤ちゃんには少し長いかもしれませんが、2才くらいのお友達であれば楽しむことができるでしょう。
 

わらべうた 「おおさむこさむ」「おせよおせよ」「おしくらまんじゅう」「こどもかぜのこ」メドレー   

わらべうた 「おーさむこさむ」
    おーさむこさむ やまからこぞうがとんできた
    なーんといって とんできた
    さむいといって とんできた
わらべうた 「おせよ おせよ」
    おせよー おせよ さむいで おせよ
わらべうた 「おしくらまんじゅう」
    おしくらまんじゅう おされてなくな
    おしくらまんじゅう おされてなくな
わらべうた 「こどもかぜのこ」
    こども かぜのこ じじばば ひのこ
にほんのわらべうた〈1〉うめとさくら
近藤 信子
福音館書店
2001-04-10
 
『にほんのわらべうた』1~4は、わらべうたの遊び方とともに採譜もされており、CDもついています。ぜひ参考にしてください。なお、ヴィアックス社員向けにはeラーニングでわらべうた講座を見ることができます。今回のプランのわらべうたも紹介しています。 

絵本 『ゆきのひのうさこちゃん』ディック・ブルーナ/作 石井桃子/訳 福音館書店 1964 1分

ゆきのひのうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
ディック ブルーナ
福音館書店
1964-06-01

 「うさこちゃん」シリーズの中でも初期の1冊です。ゆきの中で遊ぶうさこちゃん。ことりが寒そうにしているのをみつけて、おうちを作ってあげます。“寒い”という経験をした年代だからこそ、またことりの気持ちもわかるのでしょう。

 

絵本 『ふゆのき』降矢なな こどものとも0・1・2 2011年12月号 福音館書店 2011 1分

『ゆきのひのうさこちゃん』でことりが出てきたので、こちらの絵本を選んでみました。葉っぱを全部落としてしまった冬の木に色とりどりのことりがやってきて止まります。「あかいとりが とんだきた」「あおいとりが とんできた」やさしい言葉でくりかえす絵本です。

 

手あそび 「二羽のことり」(マザーグースより)

指先にフェルトで作成した色違いのことりをはめて歌う手遊び唄です。♪とんでけ ちっち とんでけ ぴっぴ♪で、手を肩先後方に動かしながら、ことりを手の中に隠し、♪おかえり ちっち おかえり ぴっぴ♪で、また現れるというような動かし方をします。遊び方がわからない方(当社社員に限らせていただきます)はTS室に直接お問い合わせください。
なお、以下に採譜したものはK・Jが文庫活動の中で先輩に口承で教えてもらった歌です。マザーグースの「二羽のことり」には、ほかにもいろいろな節回しがあります。また歌ではなくおはなしとして語るやり方もあります。こちらでは、手遊び歌として採譜しましたので、参考にしてください。
二羽のことり(マザーグース)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(作成 K・J)

2015年(その3)たいせつな贈り物


クリスマスっていうと、「プレゼント」をもらえる日,、だから嬉しい日ですね。では、なぜクリスマスにプレゼントし合うか、知っていますか?

ひとつには、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日(聖書には誕生日がいつであったかはどこにも記されていません。キリスト教がヨーロッパに広がるにつれて、太陽神を祀るミトラス教などの影響を受けて冬至の頃に祝うようになり、宗教会議で定められました。)であり、救い主としてのイエス・キリストは人類への神様からの贈り物と考えられていました。それで人々も互いにプレゼントを贈りあったという説。

もうひとつは、聖書の中にイエス・キリストの誕生を知って東の国の三賢者が、黄金、乳香、没薬といった当時とても貴重だった宝物を携え、はるばる旅をして贈り物を届けたということから、イエス・キリストの誕生を祝って互いにプレゼントを贈りあったという説もあります。いずれにしても、キリスト教徒ではない日本でこの風習が広がったのは、高度成長期のデパートや玩具メーカーの商戦が見事に当たったということでしょう。

日本人にはなじみの薄いクリスマスの由来が『クリスマスってなあに?』(ジョーン・G・ロビンソン/文・絵  こみやゆう/訳 岩波書店 2012)に書かれています。集団での読み聞かせには向かない絵本ですが、ご家庭でクリスマスの行事の由来を子どもたちにわかりやすく伝えることのできる1冊です。図書館で質問されたら、ぜひお薦めしてみてください。

なにはともあれ、子どもたちにとっては楽しみにしているクリスマスプレゼント。それをテーマにおはなし会プログラムを作成してみました。

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導入 詩 「サンタクローズにプレゼント」 佐藤義美 『佐藤義美童謡集 ともだちシンフォニー』(JULA出版局 1990)より 1分
  サンタクローズに トラックをあげたい 
  1トン2トントラックじゃだめだ
  100トンぐらいのトラックをあげたい。
  100トントラックじゃ、連結トラック、
  それに うんとこさと いい物つんで
  世界中の子どもにプレゼント。
      (中略)
  もらうばかりじゃ わるいから
  サンタクローズに プレゼントしたい。

サンタクロースにプレゼントばかりもらっていては申し訳ないと、100トン分のプレゼントを載せられる連結トラックをあげたい!という、なんとも豪快で、楽しい詩です。一度目は読んであげて、二度目は子どもたちに復唱してもらって、詩の面白さを味わえるといいですね。
 

絵本 『アンナの赤いオーバー』ハリエット・ジィーフェルト/作 アニタ・ローベル/絵 松川真弓/訳 評論社 1990 9分

アンナの赤いオーバー (児童図書館・絵本の部屋)
ハリエット ジィーフェルト
評論社
1990-12

第二次世界大戦後の物資の乏しい時代にあった事実をもとにした絵本です。アンナのオーバーは擦り切れてちんちくりんに。戦争が終わったら新しいコートを買いましょうとお母さんは約束してくれていました。でも戦争が終わっても、物不足は続いています。お母さんはどうやって新しいオーバーを手に入れてくれるのでしょう?羊を飼っているお百姓さんに頼みに行ってからちょうど1年後に、アンナの新しいオーバーは出来上がりました。さあ、クリスマスの日にはオーバー作りに関わってくれた人をみんなご招待です。なんでもお金を出せば手に入る今の子どもたちにも、ぜひ伝えてあげたいお話です。 

 

絵本 『くんちゃんとふゆのパーティー』ドロシー・マリノ/作 あらいゆうこ/訳 ペンギン社 1981 7分

くんちゃんとふゆのパーティー

ドロシー・マリノ
ペンギン社
1981-11

こぐまのくんちゃんは、好奇心旺盛です。寒い冬がやってきて、くまたちはそろそろ冬ごもりをする季節。早々に冬ごもりをしてしまうと、雪を見るチャンスがありません。この冬は雪を見てからにしようと、おとうさんもおかあさんも、くんちゃんの願いに寄り添ってくれます。初めて見る雪に興奮するくんちゃんですが、雪に覆われた様子を見て、あることを思いつきます。さて、それはいったいどんなことでしょう。“くんちゃん”シリーズは、子どもの好奇心に寄り添い、干渉しすぎずに、その思いを遂げられるようにとサポートする親の姿がとても素敵な絵本です。長く読み継がれた絵本ですが、今の子どもたちもこのくんちゃんの気持ちに自分を重ねて読むことでしょう。

 

絵本 『クリスマスのふしぎな箱』長谷川摂子/作 斉藤俊行/絵 福音館書店 2008  3分

クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本)
長谷川 摂子
福音館書店
2008-10-10

クリスマスの朝、ゴミ捨て場で拾ってきた箱を覗いてみると・・・なんとサンタクロースは今頃何をしているのか、その様子が見えるのです。箱を覗くたびに、サンタさんはぼくの家に近づいているとわかります。クリスマスの日のわくわくドキドキする気持ちが上手に描かれている1冊です。

この絵本は、子どもたちの状況を見て読んであげてください。『アンナの赤いオーバー』と『くんちゃんとふゆのパーティー』どちらも長いので、2冊で終えても良いし、小さい子が多ければ『アンナの赤いオーバー』と差し替えてもよいでしょう。クリスマスの雰囲気を盛り上げるために、ブラックパネルシアターの「メリークリスマス(赤鼻のトナカイ)」などをプログラムに取り込むのも一案です。

ブラックパネルシアター―光いっぱい夢いっぱい
古宇田 亮順
アイ企画
1995-07-01

 

型紙付きのブラックパネルシアターの本です。演じ方もわかりやすく書いてあるので、ブラックパネルシアター用の舞台やライトを持っている館は挑戦してみてもよいでしょう。あくまでもおはなし会は、おはなしや絵本が中心ですが、クリスマスのような時に目先を変えるのも面白いと思います。

(作成 K・J) 

2015年(その2)たのしいたのしいクリスマス♪


クリスマスは子どもにとってもわくわくする楽しい行事です。

今回は、たくさんある愉快なクリスマスの絵本を中心にプログラムを組み立ててみました。

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 『ゆうぐれ』 ユリ・シュルヴィッツ著 さくまゆみこ訳 2014 4分

ゆうぐれ
ユリ シュルヴィッツ
あすなろ書房
2014-10-24

 冬の夕暮れどき、犬をつれた男の子とおじいさんが散歩にでかけました。おひさまが沈んで、あたりが暗くなり始めると、町に光がともります。クリスマス前の忙しいけれど楽しそうな町の人々の様子が、あたたかい絵で描かれています。文字は少ないので、じっくり絵を見せてあげてください。

『たのしいおまつり―ナイジェリアのクリスマス―』 イフェオマ・オニェフル作写真 さくまゆみこ訳 2007 7分

たのしいおまつり―ナイジェリアのクリスマス
イフェオマ オニェフル
偕成社
2007-03

ナイジェリアのイボ地方のクリスマスを迎える人々を映しだした写真絵本です。ナイジェリアの男の子アファムが住む地域のクリスマスは、伝統のお祭りにでてくる精霊〈モー〉があらわれて、踊り歩きます。アファムも仮装をしてモーになることに決めますが、モーになるにはうちわ、布、段ボール、ひも、つえ、羽などいろいろな材料が必要です。そこで、アファムは様々な人の協力をえて材料を集めていくのですが、その様子を通して、村の人々の生活が伝わってきます。チンチン、シェロフ・ライス、フライドチキンなどのクリスマスのごちそうはとても美味しそうです。

『サンタクロースって ほんとうにいるの?』 てるおかいつこ文 すぎうらはんも絵 福音館書店 1981 4分

サンタクロースってほんとにいるの? (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)
てるおか いつこ
福音館書店
1982-10-01
 
 サンタクロースってほんとにいるの?、どうやって家に入ってくるのだろう?、どうやって一晩で世界中を周るのだろう?、一度は考えたことがあるたくさんの質問に、楽しく優しく答えてくれます。最後はやっぱりサンタはいるかもしれないなという気持ちにさせてくれる、イラストも愉快な絵本です。 

『ペチューニアのクリスマス』 ロジャー・デュボワザン作絵 ふしみみさを訳 復刊ドットコム 2012 10分

ペチューニアのクリスマス
作・絵:ロジャー・デュポワザン 訳:伏見 操
復刊ドットコム
2012-11-09
  
 少しおばかさんのガチョウ、ペチューニアの愉快なお話です。ペチューニアは、近くの農場にいるハンサムなチャールズにひとめぼれします。けれどもチャールズはクリスマスには食べられてしまうのです。チャールズを逃がすため、ペチューニアは、絵の具を体中にぬって怪物に変装して脅かしたり、サンタの格好をして寄付金を集めたり、様々な方法を考えますが・・・。少し長い物語ですが、展開が早く勢いがあるので、少し大きい子であれば面白く聞けると思います。
 
少ししっとりした物語がよい場合はこちらもおすすめです。差し替えてもよいでしょう。
 
『クリスマスのちいさなおくりもの』 アリソン・アトリー作 上条由美子訳 山内ふじ江絵 福音館書店 2010 10分
 
クリスマスのちいさなおくりもの (こどものとも絵本)
アリソン・アトリー
福音館書店
2010-10-15
 
 おかみさんが病気でクリスマスのお祝いのしたくができていない家の、ねことねずみが協力して準備をします(クリスマスイブの夜はみんなが仲良くする夜ということで)。ミンスパイを作ったり、クリスマスケーキを作ったり、お部屋をクモが飾りつけをしてくれたりして素敵なしたくができたとき、サンタクロースがやってきました! 優しくあたたかい気持ちになれる絵本です。
 
素敵なクリスマスを!
 
(作成T.S)

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