Tag Archive for おはなし会プログラム

2018年4月(その2)ひとりでできるもん(幼児~小学生)
2018年3月(その1)はな、いっぱい(小さい子)
2018年2月(その2)そのなまえは…(幼児~小学生)
2018年2月(その1)ゆきこんこん(小さい子)
2018年1月(その2)ぬくぬくあったまる(幼児~小学生)
2018年1月(その1)いぬがいっぱい(小さい子)
2017年(その2)北風にむかって(幼児~小学生)
2017年(その2)木枯らし吹いて(幼児~小学生)
2017年(その1)手と手をあわせて(小さい子)
2017年(その2)おなべの中身は?(幼児~小学生)
10月のおはなし会☆おすすめ本リスト(2017)
9月のおはなし会プラン(その1)げんきだよ!(小さい子)
2017年7月(その2)暑いとね…(幼児~小学生)

2018年4月(その2)ひとりでできるもん(幼児~小学生)


 子どもたちが成長していくということは、ひとりで出来ることが増えることです。ひとりで出来ることが増えて、自分で考えて自分で判断できるようになっていくと、いずれ親から自立していきます。学校へ通うということは、その第一歩。

日本の学校のシステムは、4月に一斉に入学して、同じようにランドセルを背負って、同じ進度で学習を進める一斉方式。海外では特に入学式も無く、子どもたちそれぞれの進度に応じて飛び級もあり、クラスの中に様々な年齢の子がいることも普通です。ひとクラスの人数も少なくて、ひとりひとりに合った教育が可能であるのは制度の違いもあるからです。今回紹介する絵本『くんちゃんのはじめてのがっこう』は、そんな海外の学校を描いていて、なんだか日本の入学とは違うなあと思うでしょう。でも、はじめての学校生活で感じる子どもたちの不安や喜びは、どこも同じなのではと思って選びました。素話は、巣立ちの練習をする「こすずめのぼうけん」です。

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【ひとりでできるもん】

導入 詩「たんぽぽ」川崎洋/作 1分
 『声で読む日本の詩歌166 おーいぽぽんた』(茨城のり子・大岡信・川崎洋・岸田衿子・谷川俊太郎/編 柚木沙弥郎/画 福音館書店 2001)より

川崎洋の「たんぽぽ」には、この詩集のタイトルにもなった「おーい ぽぽんた」という言葉が出てきます。子どもたちと、その言葉の面白さを味わいながら、一緒に声に出して読んでみるといいでしょう。こちらが最初に読んで、復唱してもらうと、子どもたちも一緒に詩を味わうことが出来ます。
 

素話「こすずめのぼうけん」エインズワース/作 石井桃子/訳 (『おはなしのろうそく13』東京子ども図書館/刊 より)7分

おはなしのろうそく 13
東京子ども図書館
2001-05-01

絵本もありますが、素話で語ってあげるとまた味わいが違います。「いいえ、ぼく、ちゅん、ちゅん、ちゅんってきり いえないんです」の繰り返しに、子どもたちも我が事のようにおはなしの中に入り込み、最後に「あなたのおかあさんじゃないの」っていう言葉でホッと表情が緩むのがわかります。

 
 

絵本『くんちゃんのはじめてのがっこう』ドロシー・マリノ/作 まさきるりこ/訳 ペンギン社 7分

くんちゃんのはじめてのがっこう
ドロシー・マリノ
ペンギン社
1982-04
 
 はじめて学校へ行った日、くんちゃんは上級生がどんどん勉強するのをみて不安に思います。先生が新入生に声をかけ、前に出てくるようにいった隙に、くんちゃんは教室から飛び出します。でも中が気になって窓から覗いていたくんちゃんは、ちゃんと先生の問いかけに答えます。先生に受け入れてもらって安心したくんちゃんの様子に、聞いている子どもたちもほっと和むことでしょう。
 
 
絵本『せんをたどってがっこうへいこう』ローラ・ユングヴィスト/作 ふしみみさを/訳 講談社 2012 3分
せんをたどって がっこうへいこう (講談社の翻訳絵本)
ローラ・ユンクヴィスト
講談社
2012-02-28
 
一筆書きの文字をたどって、学校の教室を移動していきます。学校での学びはわくわくすることがいっぱい。図書室に行ったり、理科室へ行ったり、音楽室に行ったり!子どもたちに新学期を前向きに迎えてほしいなと思います。各ページに子どもたちに問いかける文章が下部にありますが、集団の読み聞かせの際は、本文だけを読んであげればよいでしょう。
 
(作成K・J)

 

2018年3月(その1)はな、いっぱい(小さい子)


春の訪れとともに、足元に小さな草花が自己主張をします。忙しさに紛れて見逃してしまいそうな小さな花も、よく見ると可憐です。そんな花を子どもたちが小さい時はゆっくりとお散歩しながら探して見つけたものです。

そんな早春の草花に幼い子どもたちの成長する力を感じながら、小さい子向けのおはなし会プランを作成しました。

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【はな、いっぱい】

 

導入 わらべうた このこどこのこ
このこどこのこ

 

 

 

 

おはなし会のはじまりに「このこどこのこ」を何度か繰り返し歌います。参加している子どもたちの愛称を聞いて順番に呼んであげてもいいですね。歌っているうちにおはなし会に遅れているお友達もきっと集まってくることでしょう。 

 

絵本『くまさん』まど・みちお/詩 ましませつこ/絵 こぐま社 2017 1分

くまさん

まど みちお
こぐま社
2017-02-17

 国語の教科書にも掲載されているまどみちおさんの可愛らしい詩です。たんぽぽの他にも春の野原にはつくしやすみれ、フキノトウも顔をのぞかせています。そよそよと吹く風も感じられそうです。

 

わらべうた たんぽぽ
たんぽぽ

 

 

 

 

 

 絵本の中に出てきた「たんぽぽ」のわらべうたです。次の「ずっくぼんじょ」と合せて、絵本の絵を見せてから歌いましょう。

 

わらべうた ずくぼんじょ
ずっくぼんじょ

 

 

 

 

 

 

  絵本の中に出てきた「つくし」のことだよ、と声をかけてあげるといいでしょう。頭の上に両手を合わせて頭巾を作って、左右に揺れながら「ででこらさい」と歌ったあとで、「にょき!」っと上に伸びます。何度か繰り返し歌ってずんずん高くしていきます。最初は座って始めて、最後にうんと背伸びしてもよいでしょう。 

 

絵本『どのはないちばんすきなはな?』いしげまりこ/文 わきさかかつじ/絵 0.1.2えほん 福音館書店 2017

どのはな いちばん すきな はな? (0.1.2.えほん)
いしげ まりこ
福音館書店
2017-03-05

春先に咲く草花たちの明るさに目を惹かれます。ぐんぐんのびる花、風にそよぐ花、そんな花たちを小さな子どもたちと一緒に探したくなる絵本です。 

 

 

絵本『ママのて』やまもとゆうこ/作 こぐま社 2017 1分

ママのて
やまもと ゆうこ
こぐま社
2017-04-04

 おにぎりにぎるママの手、折り紙折ってくれるママの手、ママの温かい手は子どもにとって何よりも安心できるもの。ぎゅっと握る手と手のぬくもりを感じながら聞いてくれるといいですね。

 

わらべうた いちりにりさんり
いちりにり 

 

 

 

 

ママの手にこちょこちょしてもらうわらべうたです。小さな子どもたちをママのおひざの上に仰向けに寝てもらって、「いちり」で足の指、「にり」で足首、「さんり」でひざを左右に揺すり、「しりしりしり」で腰の周りを揺すりながらこちょこちょします。

 

わらべうた くまさんくまさん
くまさんくまさん

 

くまさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に紹介した『くまさん』の絵本に合わせて、おしまいは「くまさんくまさん」のわらべうたを歌います。ミトンくまさんを使ってもよいでしょう。

(作成K・J) 

2018年2月(その2)そのなまえは…(幼児~小学生)


私たちの身の回りにあるものには、みんながわかるようになまえがついています。でも、もしそのなまえが呼び慣れないものだとしたら?今回、取り上げる素話はイギリスの昔話で「だんなも、だんなも、大だんなさま」です。短いお話ですがオチが子どもたちに理解できるように語るには少し工夫が必要です。ぜひ挑戦してみてください。

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【あなたのなまえは…】

導入 詩「雪」三好達治 (『ポケット詩集Ⅱ』田中和雄/編 童話屋 2001)より 1分

ポケット詩集〈2〉
童話屋
2001-10-01
 
「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。(以下略)」というたった2行の短い詩の中に、雪深い地方の静かに更けゆく冬の夜の情景が浮かびます。子どもたちにはそこまで鑑賞することは出来ないと思いますが、一緒に復唱してもらって雪降る夜を想像してもらえるといいなと思います。

 

素話「だんなも、だんなも、大だんなさま」『イギリスとアイルランドの昔話』(石井桃子/編・訳 J・D・バトン/画 福音館書店 1981、福音館文庫版 2002)より 4分

イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)
福音館書店
2002-06-20

私たちの身の回りには、みんながわかるなまえがついています。ベッドはベッド、ズボンはズボン、ネコはネコと。ところが田舎から出てきた女中さんに、その家の主人は違うなまえで呼ぶように申し伝えます。たとえばベッドは「へばりつき」、ズボンは「ドタバタドカン」、ネコは「色白のおどりんこ」というように。さて、夜になってその家でどうも火事が起きたのですが…珍妙ななまえのおかげで起こすのに手間取る女中の娘。それがわかるように、スピード感を持って語ることが肝要です。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 8分半

 雪深い山里で与平が助けた一羽の鶴。その鶴が雪に埋もれるように佇んでいる与平の家へ「女房にしてくださいまし」と訪ねてきます。赤羽末吉が描く情景描写もさることながら、おはなしのテンポもよく、冬の季節に読んであげたい絵本です。最後の鶴が遠くかなたを飛んでいくことばのないページもじっくりと絵を見せてあげてください。

 

絵本『おばけのゆきだるま』ジャック・デュケノワ/作 おおさわあきら/訳 ほるぷ出版 2013 2分

おばけのゆきだるま
ジャック デュケノワ
ほるぷ出版
2013-10-01

 おばけたちが夜の雪原に出て行って、雪合戦にスキーとおおはしゃぎする絵本です。判型の小さな絵本ですが絵がはっきりしているので、遠目も利きます。しっとりとした昔話のあとで少し息抜きの意味もこめて選びました。

 

 写真絵本『きらきら』谷川俊太郎/文 吉田六郎/写真 アリス館 2008 3分

きらきら
谷川 俊太郎
アリス館
2008-11-01

 30点ほどの雪の結晶の写真に詩のように語りかける谷川俊太郎さんがことばをつけました。ひとつとして同じ形のない雪の結晶。そのどれもがきらきらと輝いてきれいです。

(作成K・J)

2018年2月(その1)ゆきこんこん(小さい子)


 この冬の北日本は、早くもたくさんの雪が積もっているようです。北海道も日本海側の地域も12月にこの雪の量は多いとのこと。多雪地帯の苦労を想いつつ、雪をテーマに小さい子向けのおはなし会プログラムを作成しました。わらべうたは昨年の1月のおはなし会プランでも紹介した「雪」を題材にして歌っているものです。わらべうたは何度も繰り返し耳から聴いて覚えていくもの。この季節にはこのわらべうたをと、繰り返し歌いたいと思います。

 

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【ゆきこんこん】

導入 わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ごろんごゆきだるま』たむらしげる/作 福音館書店(0.1.2えほん) 2007

ごろんご ゆきだるま (0.1.2.えほん)
たむら しげる
福音館書店
2007-10-25

 ごろごろ雪がころがって雪だるまに・・・たむらさんご自身が染めた布をアップリケした温か味のある絵本です。ことばのリズムも心地よく小さな赤ちゃんにもぴったりの1冊です。

 

 

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 絵本『ゆきみちさんぽ』えがしらみちこ/作 講談社 2016
 
江頭 路子
講談社
2016-11-10

 雪の日におでかけした幼い子どもの驚きと感動を丁寧に描いた絵本です。最後に登場するお母さんの姿にも安心感があります。寒い日でも元気に外に飛び出して遊びたくなります。

 

わらべうた おおさむこさむ

おおさむこさむ

「おおさむこさむ」では両手で身体をなでます。「やまからこぞうがとんできた なんといってとんできた」は、耳に手をあてる動作を左右交互にします。「さむいといってとんできた」でまた身体をこすります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わらべうた おせよおせよ

おせよおせよ

おしくらまんじゅうの歌です。付き添いの保護者と身体をくっつけて押し合います。

 

 

 

 

 

 

 絵本『ゆきふふふ』東直子/策 きうちたつろう/絵 くもん出版 2010

ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)
ひがし なおこ
くもん出版
2010-10-01

雪の降る日の子どもたちの気持ちを、詩人のひがしなおこさんがリズミカルな言葉で伝えてくれる絵本です。「おでこにしゅわん ほっぺたにしゅわん」 雪の日のはずむ気持ちをこの絵本が伝えてくれています。

 

わらべうた さよならあんころもち

(作成K・J) 

2018年1月(その2)ぬくぬくあったまる(幼児~小学生)


幼児~小学生向けのおはなし会プランは、中心になる素話は「だめといわれてひっこむな」(『愛蔵版おはなしのろうそく5だめといわれてひっこむな』東京子ども図書館刊)で、4分ほどの短いお話です。そこで、合せる絵本は3冊でそのうち2冊は長めになっています。寒い冬のおはなし会。みんなでじっくりと聞けるといいですね。

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【ぬくぬくあったまる】

 導入 「ありがたいなぁ おしょうがつ」矢崎節夫(『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』JULA出版局 より) 1分

きらり きーん―矢崎節夫童謡集 (JULAの童謡集シリーズ)
矢崎 節夫
JULA出版局
2016-03-01
 
 


「いちねんかけて ぐるーん
 たいようの まわりを
 まわって きたんだ
 たいへんだったね おしょうがつ
 おめでとうございます」  (一部引用)

 

絵本『しんせつなともだち』方 軼羣/作 君島久子/訳 村山知義/画 福音館書店 1965 4分

しんせつなともだち
方 軼羣
福音館書店
1987-01-20

雪がたくさん降った日、こうさぎはたべものをさがしに出かけてかぶを二つみつけます。ひとつは自分で食べて、もうひとつはともだちのろばさんに持って行ってあげることにします。ところがろばさんはお出かけ。そっとかぶを置いて帰ります。ろばはろばで、そのかぶをともだちのこやぎのところへ持っていくのです。優しい気持ちがぐるっとひとまわりする、長く読み継がれているお話から、新年はスタートです。

 

素話「だめといわれてひっこむな」アルフ・プロイセン/作(『愛蔵版おはなしのろうそく5だめといわれてひっこむな』東京子ども図書館刊 より)4分

 

 

おばあさんが暖炉のそばで編み物をしていると、そばの小さな穴からねずみの子どもが顔を出します。そして何を編んでいるか聞きます。おばあさんのだんなさんのセーターだと聞いて、ではだんなさんの古いセーターはどうするの?と聞くこねずみ。「チュー、チュー、チュー。おかあちゃんがきいてこいって」という言い方がなんともかわいいこねずみ。最終的にはこねずみもぬくぬくあったまる素敵なプレゼントをもらいます。くりかえしのある短いお話です。リズミカルに語ってあげましょう。

 

絵本『こうさぎと4ほんのマフラー』わたりむつこ/作 でくねいく/絵 のら書店 2013 7分

こうさぎと4ほんのマフラー
わたり むつこ
のら書店
2013-11-01

 

うさぎまちに住むこうさぎ4人きょうだいの元に、おばあちゃんから温かいマフラーが送られてきます。雪が降り続いたあと、4人のきょうだいは森へとでかけます。そこには春先に出会った大きなぶなの木、ぶなじいがいるからです。7分と少し長めのおはなしですが、でくねいくさんの描くこうさぎたちの表情が生き生きとしていて、子どもたちは一緒になって雪の森を歩いているような気持になれると思います。

 

絵本『おじいちゃんのコート』ジム・エイルズ・ワース/文 バーバラ・マクリントック/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版 2015 10分

おじいちゃんのコート (海外秀作絵本)
ジム エイルズワース
ほるぷ出版
2015-10-28

 

 
イディッシュ語(東ヨーロッパなどで使用されるユダヤ人の言語)の民謡が元になっているおはなしです。同じ民謡を元にした絵本に『おじいさんならできる』(フィービ・ギルマン/作 芦田ルリ/訳 福音館書店 1998)や、コールデコット賞受賞作の『ヨセフのだいじなコート』(シムズ・タバック/作 木坂涼/訳 フレーベル館 2001)があります。それぞれの作品は、最初が赤ちゃんの時におじいさんに贈られたブランケットだったり、すりきれた古いコートだったりするのですが、この作品では仕立て屋だったおじいちゃんが結婚する時に自分で仕立てたコートがはじまりです。古くなってすりきれるたびに上着やベスト、ネクタイと変化していくところは同じですが、最後には孫のためのねずみのおもちゃになるおはなしです。素話「だめといわれてひっこむな」と共通点のある絵本を最後にもってきました。

 

(作成K・J)

2018年1月(その1)いぬがいっぱい(小さい子)


師走でもないのに、この11月は公私ともに多忙を極め、1月のおはなし会プランの更新が遅くなってしまいました。
さて、来る2018年は戌年。小さい子向けのおはなし会プランは『いぬがいっぱい』を中心に組み立ててみました。

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【いぬがいっぱい】

導入 わらべうた 「もちっこやいて」
もちっこやいて(画像)

 

 

 

 

 

子どもたちも、 お正月休みにお餅を食べる機会があったことでしょう。「しょうゆの代わりに次は何をつけて食べようか?」と子どもたちに聞きながら、何回か繰り返して遊んでみましょう。先日は「チョコレート!」と答えたお友達もいました。チョコレート餅もきっと美味しいよね。

 

絵本『おめでとう』茂田井武/絵 広松由希子/文 講談社 2009 1分

おめでとう
広松 由希子
講談社
2009-03-19
 
 小さなサイズの絵本ですが、さまざまな国の人々、どうぶつたちが「おめでとう」と声をかけあっている絵本です。茂田井武の一枚の絵の中のさまざまなシーンが、絵本としてつながっています。読み終わったら、表紙を全部広げて見せてあげるとよいでしょう。
 
 
 
絵本『いぬがいっぱい』グレース・スカール/作 やぶきみちこ/訳 福音館書店 1986 1分半
いぬが いっぱい (福音館あかちゃんの絵本)
グレース スカール
福音館書店
1986-09-30
 
 小さい子が、ベビーカーに乗って、あるいはお母さんと手をつないでお散歩に出かけて出会うどうぶつの代表が犬でしょう。この絵本にはいろんな種類の犬が登場します。いたずらする犬、すました犬、いろんな表情の犬たち。「いぬがいっぱい みんないっしょにわんわん」というところでは、きっと子どもたちも一緒に「わんわん」と声を合わせることでしょう。
 
 
 
 絵本『コロちゃんはどこ?』エリック・ヒル/作 まつかわまゆみ/訳 評論社 1983 1分半
子どもたちに長く読み継がれてきたしかけ絵本です。お母さん犬がコロちゃんを探します。ドアの向こう、ベッドの下、ピアノの中など、その度に違うどうぶつが現れて「ちがうよ」と声をかけます。さあ、コロちゃんはいったいどこかな?読み手と聞き手が一緒になって、コロちゃんを探しましょう。
 
 
わらべうた 「とっちんかっちん」
 
とっちんかっちん
 

 
おひざの上に子どもをのせて、ひざを上下に揺らしながら遊びます。1番のおわり「いしやのこ」と歌った後に、「ドシーン!」と言いながら、足を開いてひざの間に子どもの身体をそっと落とします。2番は「とっちんかっちんかじやのこ はだかでとびだすふろやのこ」と歌い、「ザブーン」と言いながら子どもの脇をもって高く掲げます。なんどか繰り返して遊びましょう。

 

絵本『パパおふろ』きくちちき/作 文溪堂 2017 1分

パパおふろ
きくち ちき
文溪堂
2017-06-07

最後の1冊は、おふろの絵本。パパと一緒にはいるおふろは豪快で楽しい。(ママ、怒らないでね)そんな1冊です。寒い冬はあったかいおふろであったまるのが一番です。

 

わらべうた 「さよならあんころもち」
 

(作成K・J)

2017年(その2)北風にむかって(幼児~小学生)


来年のカレンダーを買いました。ああ、もう今年も残りのほうが少ないんだなと改めて思いました。12月の幼児~小学生向けのおはなし会プランは、北風吹く冬をテーマに、クリスマスから年越まで欲張ってみました。テーマは素話にちなんで【北風にむかって】です。

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【北風にむかって】

絵本『クレメンタインの冬じたく』ケイト・スポーン/作 木坂涼/訳 セーラー出版 1995 3分

クレメンタインの冬じたく
ケイト スポーン
セーラー出版
1995-12

 

日に日に寒くなってきて、ひとつずつ着るものが増えていく季節。ねこのクレメンタインはとってもおしゃれ。おはなし会の導入に使える絵本です。

 

素話「北風をたずねていった男の子」(ノルウェーの昔話)『子どもに語る北欧の昔話』(福井信子・湯沢朱実/編訳 こぐま社 2001)より 12分

大切な粉を北風に吹き飛ばされてしまった貧しい家の男の子が、粉を取り戻そうと北風のところへ訪ねていきます。北風は呪文を唱えるとごちそうが出てくるテーブルかけをくれるのですが・・・テンポよく語れるお話です。男の子の気持ちになって生き生きと語りましょう。

 

 

絵本『クリスマスのちいさなおくりもの』アリスン・アトリ―/作 上條由美子/訳 山内ふじ江/絵 福音館書店 2010 13分

クリスマスのちいさなおくりもの (こどものとも絵本)
アリソン・アトリー
福音館書店
2010-10-15

『グレイ・ラビットのおはなし』や『チム・ラビットのぼうけん』など小動物を主人公にした作品を残したアリソン・アトリ―のやはり小動物が活躍するクリスマスのお話です。お母さんが入院中でクリスマスの準備が出来ていないおうちで、飼い猫とねずみ、そして小さな蜘蛛たちが協力して子どもたちに素敵なクリスマスの朝をプレゼントします。

 

詩「ちきゅうをまわす」矢崎節夫 『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』(矢崎節夫/著 JULA出版局 2015)より 1分

きらり きーん―矢崎節夫童謡集 (JULAの童謡集シリーズ)
矢崎 節夫
JULA出版局
2016-03-01

時間が過ぎていって、カレンダーの残りが少なくなって、そしてとうとう最後は新しい年へと変わっていきます。その時の流れは途切れることなく続いていることを詩の朗読を通して伝えてあげたいと思います。そうして日々、大きく成長していることを喜びたいですね。

゛(前半 略)

カレンダー えらいな
ちきゅうを まわす
きょうから
あしたへ
あさってへ
まいにち ぐるーん
おおきく ぐるーん
いちねんかけて
ちきゅうを まわす” (『きらり きーん』p121より)
          
(作成K・J)

2017年(その2)木枯らし吹いて(幼児~小学生)


色付いた木々の葉を振るい落としてしまう木枯らしが吹くと、いよいよ季節は晩秋から冬へと移っていくんだなあと感じます。大きい子向けのおはなし会はそのような季節に想いを馳せながら作りました。

なお、「本のこまど」に掲載しているわらべうたは、作成者が子ども時代から歌ってきたわらべうたを採譜しています。市販のわらべうたの楽譜と音程が違う場合があります。ご了承ください。

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【木枯らし吹いて】

導入 詩「てぶくろとぽけっと」『木いちごつみ―子どものための詩と絵の本』(岸田衿子/詩 山脇百合子/絵 福音館書店 1983)より 2分

木いちごつみ (日本傑作絵本シリーズ)
きしだ えりこ
福音館書店
1983-10-20

 

「くまのこどもにゃ てぶくろがない・・・」「りすのこどもにゃ ぽけっとがない・・・」子どもらしい視点の短い詩です。一度読んであげて、二度目は1行ずつ、子どもたちにも復唱してもらいましょう。

 

素話「マーシャとくま」『ロシアの昔話』(内田莉莎子/訳 福音館書店 2002)より 9分

ロシアの昔話 (福音館文庫 昔話)
福音館書店
2002-06-20
 
かしこいマーシャと、とぼけたくまの様子が面白く、子どもたちもよく聞いてくれるお話です。素話で語ってあげたあと、絵本(エウゲーニー・M・ラチョフ/画 内田莉莎子/訳 福音館書店 1963)の紹介もしてあげましょう。
 
 
 
マーシャとくま (世界傑作絵本シリーズ)
M・ブラトフ
福音館書店
1963-05-01
 
 
 
 
 
絵本『かぜのおまつり』いぬいとみこ/作 梶山俊夫/絵 福音館書店 1972 8分

 

ふうこは、ほいくえんの帰り道、バス停かたはひとりで家まで峠道を歩きます。秋もふかまり、道端にはあけびやきのこ、やまぶどうが生っています。ふうこが取ろうとすると「どうか ふうこちゃん とらないで こがらしこぞうの ひゅうすけが、かぜのおまつりにくるまでは」、「きたかぜこぞうの さぶろうが 、かぜのおまつりにくるまでは」などと木の実たちは頼んできます。「かぜのおまつり」って、いったい何なのでしょう。後半で絵のないページが見開き2枚分、続きます。さっとめくってしまわないで、ゆっくりと絵を子どもたちと味わってみましょう。

 

わらべうた おてぶしてぶし

おてぶしてぶし

手の中にちいさなどんぐりを一つ入れて、両手のひらを合わせて、左右に揺らしながら歌います。

 

最後に、左右どちらかの手に握って、両手を前に出します。どちらの手にどんぐりが隠れているかを、子どもたちに当ててもらう遊びです。当たれば「おおあたり」と歌ってあげましょう。

 

 

 

 

 

 

ブックトーク『落ち葉』平山和子/文・絵 平山英三/構成・写真 福音館書店 2005 5分

落ち葉 (福音館の単行本)
平山 和子
福音館書店
2005-09-25

作者のお二人が住む長野県黒姫山のふもとの秋の落ち葉をじっくり観察して、水彩絵の具で仕上げた科学絵本です。原寸大に描かれた落ち葉の繊細で美しいこと、どれひとつ同じものはない見事な落ち葉の様子を、ページをめくりながら、子どもたちと一緒に味わってほしいと思います。

 

わらべうた さよならあんころもち

(作成K・J)

 

2017年(その1)手と手をあわせて(小さい子)


 小さな子どもたちの手。温かい手です。その手と手をつなぐと、おとなの方も自然と頬が緩みます。この子どもたちにどんな未来を手渡せるんだろうと、責任も感じます。そんな思いをこめて、11月の小さい子向けおはなし会プランを作ってみました。

なお、「本のこまど」に掲載しているわらべうたは、作成者が子ども時代から歌ってきたわらべうたを採譜しています。市販のわらべうたの楽譜と音程が違う場合があります。ご了承ください。

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【手と手をあわせて】

導入 わらべうた ちょちちょちあわわ

 ちょちちょちあわわ

 

 


小さな赤ちゃんの場合は、お膝の上でおとなが赤ちゃんの手をそっととって一緒に遊びます。
”ちょちちょち”で手をたたき、”あわわ”で手のひらで口を3回軽くおさえ、”かいぐりかいぐり”でげんこつを作って両手を体の前で回します。”おつむてんてん”で頭を軽く2回さわり、”ひじとんとん”で、交互に手のひらで反対側のひじを叩きます。

 

わらべうた ここはてっくび

ここはてっくび

手首→手のひら→”ありゃりゃ”で親指、”こりゃりゃ”で人差し指、”せいたかぼうず”で中指、”いしゃぼうず”で薬指、”おさけわかしの”で小指を1本ずつ触っていきます。”かんたろさん”で両手を合わせてこすりあわせます。

片手ずつ、2回繰り返すとよいでしょう。 

 

 

 

 

 

 

絵本『もりのてぶくろ』八百板洋子/文 ナターリヤ・チャルシーナ/絵 福音館書店 2010

おおきな楓の葉っぱが森の中に落ちています。まるで手袋みたい。動物たちが次々にやってきて当ててみますが・・・この絵本は月刊誌「ちいさなかがくのとも」2004年11月号でした。落ち葉に焦点を当てた小さい子向けの科学絵本ですが、絵も文章も秋の優しい陽射しのような美しい絵本です。 

 

わらべうた とうきょうとにほんばし 

とうきょうとにほんばし
 
 
 
 
 
 
 
 
赤ちゃんの手を、掌側にして、指でなぞっていく遊びです。”とうきょうと”で一本指で掌をなぞり、”にほんばし”では二本指でなぞります。”がりがりやまの”では掌をがりがりとくすぐり、”パンやさんと”で軽く掌をたたき、”つねこさんが”では軽くつねり、”かいだんのぼって”で二本指で腕に沿うように上っていき、最後は首元をこちょこちょします。
 
 
絵本『ててちゃん』土橋悦子/文 織茂恭子/絵 福音館書店 2008
 
 
 わらべうたがそのまま絵本になりました。後ろの見開きに遊び方が書いてあります。最初に絵本を読んであげてから、遊び方を説明します。その上で、もう一度わらべうたで遊びながら絵本を読んでみましょう。読み手のほかに、わらべうたをやってみせる人がいるといいですね。
 
 
絵本『とってください』福知伸夫 0.1.2えほん 福音館書店 2003

とってください (0.1.2.えほん)
福知 伸夫
福音館書店
2003-03-01
 
 かめさんがさんぽにでかけます。木のうえにあるものを、ともだちのどうぶつたちに取ってもらいます。最後のページが秋らしくて素敵ですよ。
 
 
わらべうた おやゆびねむれ
おやゆびねむれ
 
 おはなし会の最後は、ゆったりとしたリズムのわらべうたで締めましょう。赤ちゃんの手をとって、親指から一本ずつゆっくりと倒していきます。そっとそっと寝かしつけるように優しく撫でながら歌います。最後は赤ちゃんの手を優しく両手で包み込みましょう。
右手、左手それぞれ2回繰り返してやってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)
 

2017年(その2)おなべの中身は?(幼児~小学生)


秋になると各地で芋煮会が開催されたということがニュースになります。さまざまな謂れがありますが、川舟が交通手段だったころに川人足に商人が食事をふるまったのを起源とする地方では、今でも河原で芋煮会をするようです。地域の人たちが集まって、温かい汁ものを分け合うのは、心も温まっていいですね。さて、幼児~小学生向けのおはなし会プランは、おなべの出てくるお話です。

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【おなべの中身は?】

導入 朗読「く」の段 『それほんとう?』(松岡享子/文 長新太/絵 福音館書店 2010)より 2分

「くいしんぼうで
くったくのない
くまのこが・・・」と、「く」のつく言葉ばかりで綴る奇想天外なおはなしに、「それほんとう?」って言いたくなるのです。なので、最後の「それほんとう?」のところでは、みんなも一緒に言ってねと、読み始める前に伝えておきましょう。



素話「おいしいおかゆ」 『愛蔵版おはなしのろうそく1エパミナンダス』(東京子ども図書館/編・刊行 1997)より 5分

エパミナンダス 1
東京子ども図書館
1997-12

グリムの昔話が出典の「おいしいおかゆ」はとても短いおはなしなので、語りを始めた人が一度はトライすることと思います。短いからこそ、町中がおかゆにおおわれていく情景を、子どもたちが思い浮かべられるように丁寧に語るとよいと思います。
 

絵本『アイヌのむかしばなし ひまなこなべ』萱野茂/再話 どいかや/絵 あすなろ書房 2016 10分

アイヌのむかしばなし ひまなこなべ
萱野 茂
あすなろ書房
2016-08-31

アイヌに伝わる昔話です。万物に神が宿ると考えるアイヌの人々、中でもクマは一番の神様です。クマを捕えると、肉や毛皮などをもらたしてくれた神であるクマを祭壇に祭って、感謝の宴を開きます。その時の踊りが気に入ったクマの神様は、その踊り見たさに何度も仕留められるのです。ある時、踊りがうまい若者の正体がわかります。その正体とは・・・アイヌの文化のつまったお話ですが、どいかやさんのやさしいイラストで、子どもたちもお話の中に入ってくることでしょう。

わらべうた なべなべそこぬけ
みんなのよく知っているわらべうたです。広い会場、声を出しても大丈夫な会場の場合は、二人一組になって両手をつなぎ、体を使って遊びましょう。児童コーナーの一角などで行う場合は、立って遊ぶのに制限があると思います。その場合は、手拍子しながら「なべなべそこぬけ そこがぬけたら」までを歌い、最後のところで「手をあげて」or「手をさげて」という言葉に合わせて動作をするなどアレンジしてみましょう。

 

絵本『せかいいちおいしいスープ』マーシャ・ブラウン/作 こもやゆう/訳 岩波書店 2010 12分

せかいいち おいしいスープ (大型絵本)
マーシャ・ブラウン
岩波書店
2010-04-22
 
空腹の3人の帰還兵がある村を通りかかり、食べ物を恵んでくれるように頼みますが、村人たちはすげなく断ります。そこで3人は「しかたがありません。われわれは今から、石のスープをつくることにします。」と宣言します。「石からスープなんで出来るのか?」と興味津々の村人たち。「あれがちょっとだけあれば、もっとおいしくなるのになあ」という兵隊のつぶやきを聞くたびに、隠しておいた食材を取りに走ります。果たして出来上がった「石のスープ」は、なんと王様が召し上がるようなご馳走になっていました。長いお話ですが、スープが仕上がっていく過程が面白くて、だんだん前のめりになって聞いてくれると思います。
 
終わりのわらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)

 

10月のおはなし会☆おすすめ本リスト(2017)


これまでの「運動会」、「お月見」、「美味しいもの」、「りんご」、「遠足」、「ハロウィーン・魔法」、「森」、「くま」、「芸術の秋」、「読書の秋」、「おしゃれ」、「おやすみなさいの本(眠り)」に付け加えて 「読書の秋」をキイワードの本を入れました。

また2016年、2017年に出版された本を追加しました。おはなし会だけでなく、ブックトークや展示の準備にご活用ください。
illust321_thumb10月のおはなし会☆おすすめ本リスト(2017)

(作成K・J)

9月のおはなし会プラン(その1)げんきだよ!(小さい子)


今年は暑さが長く続いています。小さな子どもたちも涼しい風が吹くころを楽しみにしていることでしょう。

9月のおはなし会のテーマは「げんきだよ!」。暑い夏を乗り越えて一段と丈夫になった心と身体。そして「げんきだよ!」っておじいちゃん、おばあちゃんにもその元気な姿を見せてあげてほしいなと願い、このテーマにしました。

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【げんきだよ!】

導入 わらべうた おすわりやす

おかあさんのおひざ、ある時はおとうさんのおひざでも、はたまたおじいちゃんやおばあちゃんのおひざも、小さな子どもにとってはなによりも安心できる場所です。十分におひざの上に座っておはなし会を楽しんでもらいましょう。

おすわりやす

 

 

 

 

 

 

ちょちちょちあわわ

手始めに、手を動かして遊びましょう。「ちょいちょち」で手拍子、「あわわ」で手を口に、「かいぐりかいぐり」両手を回し、「おつむてんてん」で頭を軽く2度叩き、「ひじとんとん」でそれぞれのひじを交互に触ります。最初はゆっくりと、慣れてきたら少し早く歌ってみましょう。

ちょちちょちあわわ

 

 

 

 

 

絵本『まんまんぱっ』長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社 2016 1分

まんまん ぱっ! (とことこえほん)
長野 麻子
童心社
2016-11-20
 
ちいさな赤ちゃんが最初におしゃべりする喃語がこんなふうにかわいらしい絵本になりました。「まんまんぱっ」、「あわわわわっ」、赤ちゃんが発する音に大人が呼応して呼びかける・・・それが少しずつ意味を持つ言葉になっていく、そんな小さな赤ちゃんたちが言葉を獲得していく過程を想っていとおしくなります。楽しく、リズミカルに読んであげてくださいね。

 

絵本『うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん』ディック・ブルーナ/文・絵 松岡享子/訳 福音館書店 1993  2分半

うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん (ブルーナの絵本)
ディック・ブルーナ
福音館書店
1993-04-20

おじいちゃんやおばあちゃんの存在は、直接子育てを担う両親とは違って、子どもたちにとって居心地のよい存在。たまに会うから、よけいに愛情も深まるのかもしれません。9月は敬老の日もあります。赤ちゃんには少し長めの絵本ですが、2歳児なっていればおはなしについてこれるでしょう。

 

 

わらべうた いもむしごろごろ
「いもむしごろごろ ひょうたん」までは、おひざの上で左右におとなが揺らします。「ぼっくりこ」で両脇をもって持ち上げます。何度か繰り返してやってみましょう。
いもむし

 

 

 

 

絵本『はねはねはねちゃん』中川李枝子/文 山脇百合子/絵 福音館書店 0.1.2えほん 福音館書店 1998 1分

はねはね はねちゃん (0.1.2.えほん)
なかがわ りえこ
福音館書店
1998-04-15
 
 
 
 
わらべうた とっちんかっちん

2番の歌詞は「とっちん かっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ」です。
おとながひざを伸ばして座ります。そのひざの上に赤ちゃんをのせて両脇を手でしっかりと支えて、リズムに合わせてひざを上下に動かします。1番の「いしやのこ」と歌ったあとに、足を開いて「どっしーん」と赤ちゃんを床の上におろします。2番は「ふろやのこ」と歌ったあとに、「ざっばーん」と言いながら、両脇を支えて高く持ち上げます。年齢に応じてテンポを変えてやってみましょう。 

とっちんかっちん
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)

2017年7月(その2)暑いとね…(幼児~小学生)


 7月になると、気温もどんどん高くなり真夏日になる日が多くなりますね。暑いと、なんだか集中力も続かなくなる気がします。そんな時のおはなし会は、のんびり肩の力を抜いて楽しめるプログラムにしてみました。

メインの素話は「なまくらトック」です。ボルネオの昔話で、夏に語るのに相応しいおはなしです。ニッパヤシやポメロ、ドリアンなど熱帯ならではのものがおはなしの中に出てきます。日本で生活する子どもたちには馴染みがなく、想像しにくいと感じることもあるでしょう。そのような時は、お話の前に「これからするおはなしにはこんなものが出てくるよ」と、図鑑などで写真を見せてあげてもよいでしょう。私はシンガポールに住んでいたころ、子どもたちにとってニッパヤシやポメロ、ドリアンも身近にあるものだったので 、このお話をよく語りました。

 

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【暑いとね…】

 導入 詩「あおぞら いいな」矢崎節夫 『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』(矢崎節夫 JULA出版局 2015)より 1分
「あおぞら いいな
 きもち いいな
 みあげている ぼくが
 のぼっていく
 のぼっていく
 そらに ぼくが
 とけていく いいな
  (後略)    」 

夏の突き抜けるような青空を見ていると、そのまま溶け込んでしまいたいと思うことがよくありました。この詩にはまさにそんな気持ちが謳われています。夏は木陰のデッキに寝転んで「溶けていく」気持ちでお昼寝したいものです。

絵本『¿あつさのせい?』スズキコージ/作 福音館書店 1994 4分

?あつさのせい? (日本傑作絵本シリーズ)
スズキ コージ
福音館書店
1994-09-15
 
暑い日が続くと、ついつい注意緩慢になってしまいますね。スズキコージさんの大胆な絵が、夏の暑さをより一層強調しているようで、思わず引き込まれてしまいます。

 

素話「なまくらトック」ボルネオの昔話『愛蔵版おはなしのろうそく2なまくらトック』東京子ども図書館刊 1998 12分

生まれた時から面倒くさがりやの女の子トック。泣かない育てやすい子だと思われたのも、泣くのが面倒だっただけ。そんなトックは自分の食べるということさえも面倒くさくなってしまいます。ある日の夕方、トックが川岸に座っていると向こう岸に生えているニッパヤシの木が声をかけてきます。どんどん怠け者になってしまうトックですが、お話の最後は急転直下の変化が!。そこがこのお話のだいご味です。暑い夏にぴったりのお話です。

 

絵本『きこえるきこえるなつのおと』マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 レナード・ワイズガード/絵 よしがみきょうた/訳 小峰書店 1998 5分

きこえる きこえる なつのおと (世界の絵本コレクション)
マーガレット・ワイズ ブラウン
小峰書店
1998-06

夏、牧場を訪れた子犬のマフィンはいろいろな音に耳を澄ませています。かえるや動物たちの鳴き声が聞こえてきます。ところが突然すごい音が空から響きわたります。それはいったいなんでしょう。読んでもらう子どもたちにはすぐわかるかもしれませんね。

 

わらべうた さよならあんころもち

(作成K・J) 

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