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小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 12月(再掲)

小学校での読み聞かせ おすすめの本の紹介 12月(再掲)


12月になり、町もクリスマスの楽しい飾りで華やかですね。子どもも大人もどこかわくわくして、嬉しそうです。そんな12月はクリスマスの本を中心に紹介します。子どもたちとたっぷり楽しんでください!

低学年>

『おおきいツリー ちいさいツリー』 ロバート・バリーさく 光吉夏弥やく 大日本図書 2000 8分

おおきいツリー ちいさいツリー
ロバート バリー
大日本図書
2000-10

もうすぐクリスマス。ウィロビーさんのおやしきにも大きなツリーが届けられました。けれども大きすぎて天井につっかえてしまったので、執事のバクスターがちょん切って、先っぽを小間使いのアデレードに持っていきました。アデレードは喜んでツリーを飾りましたが、やはり大きすぎたので先をちょん切ると、それを今度は庭師のチムが拾ってまたツリーにして・・・といった具合に、ツリ―は巡っていくのです。行く先々でツリーが歓迎されて喜ばれるのを見ていると、クリスマスの幸せがどんどん大きくなる1冊です。

『ちいさなもみのき』 マーガレット・ワイズ・ブラウンさく バーバラ・クーニーえ かみじょうゆみこやく 福音館書店 約12分

ちいさなもみのき (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーガレット・ワイズ ブラウン
福音館書店
1993-10-20
 
森のはずれに小さなもみの木がたっていました。ある冬シャベルをもった男の人がやってきて、もみの木を堀り出し、運んでいきます。着いたところは、足の悪い男の子の部屋でした。ちいさなもみの木は美しく飾られ、男の子の部屋でクリスマスを祝うのです。それから毎年もみの木は、冬は男の子のもとで過ごし、春になると森に戻っていきました。ところがある年、雪が積もっても誰ももみの木を迎えにきてくれません。そして待っているもみの木のもとに、あの足の悪い男の子が歩いてやってくるのです! 
 クリスマスの素朴で心あたたまるお話です。易しい文章と赤と緑の美しい絵が、物語のやさしい雰囲気を伝えてくれます。歌が3曲入っていますので戸惑う方もいるかと思いますが、難しい曲ではありませんのでぜひ挑戦してみてください。子どもたちは耳をかたむけてくれ、シンとした空気になります。楽しいだけでなく、時には静かな気持ちになれる本も子どもたちと味わいたいですね。 

<高学年>

『とってもふしぎなクリスマス』 ルース・ソーヤ文 バーバラ・クーニー絵 掛川恭子訳 ほるぷ出版 1994 約20分

チロル地方に伝わるゴブリンの王さまローリン王のお話です。アルプスの谷間の村に、靴屋のお父さんとフリッツル、フランツル、ハンスルという3人の小さな男の子が住んでいました。生活は豊かではありませんでしたが、たまに食べられるごちそうのシチューを「シュニッツル、シュノッツル、シュヌーツル!」と呼ぶなど、明るさを忘れない一家でした。そんな一家のもとに、冬の寒い日、ローリン王が訪れるのです。いたずら好きのローリン王は、3人の男の子にどなったりこずいたりと意地悪しながらも、素敵な贈り物をくれるのです。とても愉快で、心温まるお話です。少し長めですが、子どもたちはローリン王の起こす不思議な出来事にひきこまれて聞いてくれます。

<知識の本>

『サンタクロースってほんとにいるの?』 てるおかいつこ文 すぎうらはんも絵 福音館書店 1982 3分

「サンタクロースってほんとうにいるの?」「どうしてぼくのほしいものがわかるの?」など、サンタにまつわる子どもたちが抱く疑問に、お父さんとお母さんが、1つ1つき飾らず答えます。「サンタクロースは ほんとにいるよ せかいじゅう いつまでもね」という、最後の答えはいつでも心に残るのではないでしょうか。

 ニューヨーク・サンサース新聞社に届いた8歳の女の子の「サンタクロースはいるんでしょうか」という手紙に、社説で丁寧に答えた『サンタクロースっているんでしょうか?』(ニューヨーク・サン新聞「社説」 東逸子絵 中村 妙子訳 偕成社 2000)がありますが、大きい子にはさりげなく手渡したい1冊です。

『クリスマス・クリスマス』 角野栄子さく 福音館書店 1989 

クリスマス・クリスマス (たくさんのふしぎ傑作集)
角野 栄子
福音館書店
世界で一番大きなお祭りかもしれないクリスマスにまつわる話題がたくさんつまっています。クリスマス・ツリーをなぜ飾るのか、なぜ七面鳥を食べるのか、一つ一つの意味を改めて知ることで、クリスマスに込められた人々の願いを感じ、いつもと違った角度からクリスマスをみることができます。またオーストラリアの真夏のクリスマス、ニューヨークの華やかなクリスマスなど、世界各地のクリスマスの様子も紹介されています。サンタが描かれた古い版画や写真も豊富です。読み聞かせするには少し長いのですが、ぜひ紹介してあげてください。 
 

<詩の絵本>

『クリスマスのまえのばん』クレメント・C・ムーアぶん わたなべしげおやく ウィリアム・W・デンスロウえ 福音館書店 1996 5分

クリスマスのまえのばん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
クレメント・C. ムーア
福音館書店
1996-10-25

クリスマスの前の晩、家の中はひっそり静まりかえり、物音一つしません。そんなとき、外の庭でにぎやかな音を聞きつけた父さんが起きてみると、セントニコラスがトナカイがひくそりに乗って、空から降りてきたのです。プレゼントを置くセントニコラスの様子が楽しく書かれていて、その場面を本当に見ている気になります。1822年のクリスマス・イブに聖書学者のクレメント・ムーア氏によって書かれた楽しい詩の絵本です。この詩にはたくさんの画家が絵をつけていますが、この本は『オズの魔法使い』の挿絵で有名なウィリアム・W・デンスロウが、詩にぴったりの明るく愉快な絵をつけています。詩の最後は、次の言葉でしめくくられています。

「みなさん クリスマス おめでとう! しあわせな よるに なりますように!」

(作成 I.T)

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