Tag Archive for 夏のおはなし会プラン

2018年7月(その1)夏も元気だよ!(小さい子向け)
2017年(その2)ぐんぐん、どんどん(幼児~小学生)

2018年7月(その1)夏も元気だよ!(小さい子向け)


今年は春先から気温の高い日が多く(逆に気温が下がる時もあって変化が激しいですね)、今年の夏はいったいどうなるのかな、と今から心配です。それでも、子どもたちにとって夏は薄着になって、気持ちも開放的になる季節。

太陽の光を浴びて夏でも元気に過ごしてほしいなと思います。そんな思いをこめて、小さい子向けのおはなし会プランを作成しました。

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【夏も元気だよ!】

導入 わらべうた ととけっこう
ととけっこう

 

 

 

絵本『ちびすけどっこい』こばやしえみこ/案 ましませつこ/絵 こぐま社 2012 1分半

「ちびすけどっこい はだかでこい ふんどすかついで はだかでこい」7月は名古屋で大相撲七月場所も開催される季節。小さい子どもにとっては、薄着になって身軽に身体を動かせる季節です。わらべうたを歌いながら、お相撲遊びをしてみるのもいいですね。

 

わらべうた ちびすけどっこい

ちびすけどっこい 

 

 

 

おかあさんのおひざの上に向かい合って座り、リズムに合せておかあさんと両手のひらを合わせて押し合います。

 

絵本『ごぶごぶごぼごぼ』駒形克己/作 1999 1分

ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)
駒形 克己
福音館書店
1999-04-15

 3度ほど、駒形克己さんのお話を伺ったことがあります。この絵本はあかちゃんがお腹の中で聞いていた音を表現しているということでした。(娘さんが胎内記憶も持っていた2歳のお誕生日のころに「ママのお腹の中はこうだった」というおしゃべりを絵本で表現したとのこと)お誕生前のあかちゃんに読み聞かせると注視したり、泣き止んだり、笑顔になったりする絵本です。ごぶごぶごぼごぼはおかあさんのお腹の中で腸が動く音かしら。水が流れていく音にも似ていますね。

 

わらべうた うみだよやまだよ

うみだよかわだよ

 

 

 

 

 

ここ3年続けて7月のおはなし会プランで紹介しているわらべうたです。夏にこそ、歌ってあげたいわらべうたです。遊び方はYouTubeなどにあがっています。スパークハーフという断ち切りで端糸の出ない布などで遊ぶと楽しいでしょう。(遊び方動画→こちら

 

わらべうた おふねがぎっちらこ

おふねがぎっちらこ

 

 

 

おかあさんのおひざの上で向かい合わせに座り、両手をつないで前後に揺れながら舟を漕ぎます。

 

絵本『かわいいあひるのあかちゃん』 モニカ・ウェリントン/作 たがきょうこ/訳 徳間書店 1994 2分

かわいいあひるのあかちゃん
モニカ ウェリントン
徳間書店
1994-07-01

かわいいあひるのあかちゃんの一日を描いた絵本です。好奇心いっぱいのあかちゃんは、見るもの、すべてが気になります。でもそうやってひとつひとつのことを覚えていくのですね。そうして最後はおかあさんの羽の下にみんな集まって安心して休みます。ちゃんと見守ってくれる存在があるからこそ、小さな子どもはいろんなことに触れて成長していけるのですね。水の色が涼しげで、楽しい絵本です。 

 

 絵本『ひまわり』和歌山静子/作 福音館書店 2005 1分

ひまわり (幼児絵本シリーズ)
和歌山 静子
福音館書店
2006-06-15
 
最後の1冊は元気よく芽を出し、伸びていくひまわりの絵本です。「どんどこ どんどこ」の繰り返しが単調にならないよう、読み方に工夫しましょう。読み終わったら子どもたちも一緒にひまわりになって、最初は小さくかがみ、少しずつ手と体をだんだん上に伸ばしていって、最後は頭上で手を広げてひまわりのように開く動作をやってみてもよいでしょう。
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)
 

2017年(その2)ぐんぐん、どんどん(幼児~小学生)


夏はいろんなものが成長する時。「ぐんぐん、どんどん」伸びて、競って、そんな絵本やおはなしを選んでみました。

【ぐんぐん、どんどん】

導入 絵本『なつはぐんぐん』五味太郎 きせつのえほん 小学館 2005 1分半

おはなし会のオープニングにはいつも詩を紹介していますが、この五味太郎さんの絵本は詩のようなリズムです。「どこかでなつのおと ぐんぐん」、「おはながぐんぐん」と「ぐんぐん」が繰り返されていきます。読み手だけでなく、子どもたちも一緒に「ぐんぐん」と声に出してみるといいでしょう。

 

素話「こぶとりじい」 『子どもに語る日本の昔話1』(稲田和子、筒井悦子/再話 多田ヒロシ/挿絵 こぐま社 1995)より 8分

子どもに語る 日本の昔話〈1〉
稲田 和子
こぐま社
1995-06-01
 
山で仕事をしている時に、夕立に合い、木の洞で雨宿りをする正直者のこぶじいさん。夏に相応しいお話です。「こぶとりじい」または「こぶじさま」の語りのテキストは他にもいくつかあります。私はこぐま社の『子どもに語る日本の昔話1』に収録されているこちらのテキストが一番自分には合っていると感じました。天狗や山の獣たちが「ジャンガラ、モンガラ、ジャンガラリン」と鳴り物入りで登場してくるところは情景をありありと描くことができて好きです。この昔話はいろいろなバリエーションがあり、こぶが額にあるもの、夜中に出てくるのが鬼というものもあります。それぞれの語り手に合うテキストがあると思いますので、声に出してみながら探してみるとよいでしょう。(山形弁)
 
【さまざまな再話による「こぶとりじい」】
 絵本『こぶじいさま』松居直/再話 赤羽末吉/画 福音館書店・・・頬にこぶ 鬼
「こぶ取りじい」『日本の昔話3ももたろう』おざわとしお/再話 赤羽末吉/画 福音館書店・・・頬にこぶ 鬼(標準語)
「こぶとりじいさん」『語りつぎたい日本の昔話 浦島太郎』小澤俊夫/監修 小澤昔ばなし大学再話研究会/再話 唐仁原教久/絵 小峰書店・・・頬にこぶ 鬼(標準語)
「こぶとり」『松谷みよ子の本8昔話』松谷みよ子/著 講談社・・・額にこぶ 天狗(東北弁)
「こぶとり爺」『日本昔話百選』稲田浩二・稲田和子/編著 丸木位里・丸木俊/絵 三省堂・・・額にこぶ 天狗(岩手弁)
「こぶとりじいさん」『新版 日本のむかし話5』坪田譲治/著 偕成社文庫 偕成社・・・頬にこぶ 天狗(標準語)

 

 絵本『まっかっかトマト』いわさゆうこ どーんとやさい 童心社 2015 3分

まっかっか トマト (どーんと やさい)
いわさ ゆうこ
童心社
2015-06-20

夏やさいの中でも、子どもたちに一番身近なトマト。この赤い色を見ているだけで元気が出そうです。科学的な視点で描かれた観察絵本ですが、ことばもとても耳に心地よい絵本です。「ぐぐぐ ぐいーん」と伸びるトマトのように、子どもたちも健やかな夏を過ごしてほしいなと思います。

 

絵本『もっとおおきなたいほうを』二見正直/作 福音館書店 2009 5分強

もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)
二見正直
福音館書店
2009-11-10
 
先祖代々伝わる大砲を打ちたくて仕方がない王さま。きつねが王さまの好きな川の鮭を無断で食べたからと大砲を打ち込みます。するときつねがそれより立派な大砲を対岸で構えます。王さまは「もっと大きな大砲を作れ」と命じて、それはどんどんエスカレートしていきます。武力で相手を威嚇することの愚かさを、この絵本ではきつねを使って見事に茶化してみせてくれています。ある意味、今の世界の状況と似ているようにも感じます。笑いの中にもしっかりと子どもたちにメッセージを残してくれる絵本です。終戦記念日のある8月なので、この絵本を選んでみました。
 
(作成K・J)

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