訃報 もりひさしさん


2018年11月9日(金)に『はらぺこあおむし』(エリック・カール/作 偕成社)ほかエリック・カールの絵本の翻訳、「くまのアーネストおじさん」シリーズの翻訳や、こぐま社のロングセラー「こぐまちゃん」シリーズの生みの親でもある翻訳者で詩人、教育者だったもりひさしさんが亡くなられました。101歳でした。(ニュース記事→こちら

 

こぐま社の公式サイトには、もりひさしさんを追悼する記事が掲載されています。(→こちら「こぐまちゃん」シリーズの表紙には、画家のわかやまけんさんのお名前しか出ていませんが、奥付にはもりひさしさんのお名前も記載されています。こぐま社の記事には、このシリーズがもりひさしさんと、劇作家和田義臣さん、こぐま社創立者佐藤英和さんとわかやまけんさんの4人グループで制作したことも記されています。

『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん/絵 こぐま社 1972)

 

 

 

『こぐまちゃんおはよう』(わかやまけん/絵 こぐま社 1970)

 
 
 

誰でもが知っているエリック・カールの『はらぺこあおむし』(偕成社)をはじめとするエリック・カールの絵本の翻訳もほとんどもりひさしさんが手がけられました。(偕成社のもりひさしさんの訃報を伝えるページ→こちら

『はらぺこあおむし』(エリック・カール/作 もりひさし/訳 偕成社 1976)

 
 
偕成社からは、エリック・カールの絵本の他に『チックタックじかんってなあに?』なども出版されています。
 
『チックタックじかんってなあに?』(ベス・ユーマングレイク/作 もりひさし/訳 偕成社 1970)
チックタックじかんってなあに? (世界の絵本)
ベス・ユーマン グレイク
偕成社
2006-10-01
 
 
 
 
 
金の星社から出版された絵本で、西巻茅子さんと組んだ『ちいさなきいろいかさ』『みずいろのながぐつ』も幼い子どもたちの心を捉えてきました。
『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし/作 西巻茅子/絵 金の星社 1971)
 
 
 
 
『みずいろのながぐつ』(もりひさし/作 西巻茅子/絵 金の星社 1977)

 
 
 
 
 
BL出版のガブリエル・バンサン「くまのアーネストおじさん」シリーズ(→こちら)も、もりひさしさんの翻訳として有名です。
 
『あめのひのピクニック』(ガブリエル・バンサン/作 もりひさし/訳 ブックローン出版 現・BL出版 1983)
あめの ひの ピクニック くまのアーネストおじさん
ガブリエル・バンサン
ブック・ローン出版
1983-05
 

 

『セレスティーヌ』(ガブリエル・バンサン/作 もりひさし/訳 BL出版 1988)

セレスティーヌ
カブリエル バンサン
BL出版
1998-12-10
 
 
 
ペンギン社の『はちうえはぼくにまかせて』や、『ハリーのだいかつやく』も、もりひさしさんの翻訳です。
 
『はちうえはぼくにまかせて』(ジーン・ジオン/作 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 ペンギン社 1981)
はちうえはぼくにまかせて (世界こども図書館A)
ジーン・ジオン
ペンギン社
2018-08-01
 
 
 
 
『ハリーのだいかつやく』(ジーン・ジオン/作 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 ペンギン社 1982)

 
 
 
 
もりひさしさんの、ことばのリズムや語感を大切にした翻訳や創作は、読んでもらう子どもの気持ちに寄り添ったものであったと感じます。こうやってもりひさしさんが手がけてこられた作品を振り返ると、何度も何度も読んでもらった文章なんだなと感慨深いものがあります。
 
心より哀悼の誠を捧げます。
 
(作成K・J)