2019年11月(その2)秋も深まると・・・(幼児~小学生)


9月24日に行われた国連・気候行動サミットでのスウェーデンの16歳、グレタ・トゥンベリさんの演説は、言葉に力がありましたね。

一部楽観視する説もありましたが、現実には地球の温暖化は一段と進んでおり、夏の猛暑、台風や集中豪雨の被害も一段と大きくなっていると感じます。今年も、猛暑に見舞われ、そして9月上旬の台風15号では千葉県をはじめとする関東一円が大きな被害に見舞われました。

このサイトを見てくださっている方の中にも被災された方がいると思います。お見舞い申し上げるとともに、一刻も早く復旧出来るように応援しています。

そんな激しい夏も収束し、季節は秋を迎えました。今年の紅葉はどうでしょう?美しい紅葉が私たちを慰めてくれることを願っています。大きい子向けのおはなし会プランは「秋も深まると・・・」です。

 

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【秋も深まると・・・】

導入 詩「おちばのうた」『佐藤義美童謡集 ともだちシンフォニー』佐藤義美/作 JULA出版局 1990より 2分

ともだちシンフォニー―佐藤義美童謡集
佐藤 義美
JULA出版局
1990-03-10
 
 
 
「なにが うれしい おちばでしょ
みんなで コソコソ わらってる
ホラ わらってるでしょ。
コソコソ コソコソ
あぁかい おちば。
きいろい おちば。(以下略)」
 
子どもたちが、公園や街路樹の落ち葉の様子を思い浮かべながら詩の朗読を聞いてくれるといいなあと思います。耳から聞こえてくる音の響きは、そのまま子どもたちの敏感な感性を刺激してくれることでしょう。朗読を一度終えたら、子どもたちも一緒に唱和してみるとよいでしょう。
 
 
素話「まのいいりょうし」『子どもに語る日本の昔話3』稲田和子・筒井悦子/再話 こぐま社 1996 より 5分

子どもに語る 日本の昔話〈3〉
稲田 和子
こぐま社
1996-07-01
宮城県の昔話です。百のうち一つぐらいしか本当のことを言わない百一つぁんという猟師のホラ話です。短いお話ですが勢いよく語ることが大切です。テキストは他に東京こども図書館『おはなしのろうそく21』にも収録されています。語りやすいテキストで語りましょう。
 
 
 
絵本『もみじのてがみ』きくちちき/作 小峰書店 2018 3分

もみじのてがみ
きくち ちき
小峰書店
2018-10-26
 
 
きくちちきさんの昨年の作品です。もみじの赤が、朱色、紅色というのでしょうか。とても印象的です。遠く山から飛んできたつぐみに赤いもみじのてがみを受け取ったねずみは、りすとひよどりを誘って、こっちの山のもみじを探しに行きます。ダイナミックな筆致の絵と、小動物たちの可愛らしい会話が、赤の世界へと引き込んでいきます。(9月21日~11月10日、武蔵野市立吉祥寺美術館で、きくちちきさんの「しろとくろ」絵本展開催中です→こちら
 
 
 
わらべうた あずきっちょまめちょ
 
 
 
 
 
 
 
 
このわらべうたは、子どもたちが輪になって歩きながら遊ぶと楽しいのですが、おはなし会では輪になって歩くのは難しいので、その場で立って足踏みをします。最初に「つーぶれちょ」まで歌って、軽く膝をまげます。2回目は軽く曲げたまま足踏みして歌い「つーぶれちょ」でもう少し膝を曲げます。こうして繰り返し歌うたびに、膝を曲げ方をどんどん深くしていきます。4回めくらいでかなり小さくなったでしょう。最後は「つーぶれちょ」と言ったあとに「どでーん」とその場でひっくり返って終わりです。単純ですが、子どもたちが楽しんで遊べるわらべうたです。
「まめっちょ」から繋いで、「次に読む絵本は『まんまるダイズみそづくり』だよ~」と紹介し、子どもたちが落ち着くのを待って、次の絵本を読み始めましょう。
 
 
絵本『まんまるダイズみそづくり』ミノオカ・リョウスケ/作 福音館書店 かがくのとも傑作集 2019 4分

まんまるダイズみそづくり (かがくのとも絵本)
ミノオカ・リョウスケ
福音館書店
2019-07-31
 
 
 
お味噌汁を飲んでいて「お味噌汁の味噌って何から作るの?」という疑問から始まったお味噌づくり。春に植えた種が育って夏にえだままになり、そのまま完熟させて乾燥させると大豆になる。秋に収穫し、冬に味噌を作って、寝かせて、次の年の秋に完成します。その過程を子どもたちにわかりやすく丁寧に描いている科学絵本です。実りの秋の恵みを伝える意味でも、ぜひ読んであげてほしいと思います。
 

終わりのわらべうた さよならあんころもち

(作成K・J)