2020年1月(その2)晴れ着をきて(幼児~小学生)


新年には、下着からすべて新調し晴れ着をきて家族でお祝いをするという習慣は、日本だけでなく韓国でも同じなのだそうです。
今でも丁寧にその習慣を守っている家庭もあれば、厳密にそこまでやってないというところも多いでしょう。(ちなみに私の家では、海外での生活が長くなるにつれ簡略化していきました。)

今回、紹介する絵本は韓国の絵本『ソルビム』です。新年に美しい晴れ着を着る子どもの表情のなんと嬉しそうなことか。絵本を通してお互いの国を理解し合うきっかけになれればとも思います。

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【晴れ着をきて】

導入 「ありがたいなぁ おしょうがつ」矢崎節夫(『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』JULA出版局 より) 1分

 

「いちねんかけて ぐるーん
 たいようの まわりを
 まわって きたんだ
 たいへんだったね おしょうがつ
 おめでとうございます」  (一部引用)

 

 

 

 

 

絵本『ソルビム』ペ・ヒョンジュ/作・絵 ピョン・キジャ/訳 らんか社 2007 4分半

 
お正月に新調するチマ・チョゴリや、その上に着る外套や装飾品などを合わせて「ソルビム」と呼びます。この晴れ着は母親が我が子への愛情を込めてひと針ひと針刺繍を施してあるそうです。それをひとつひとつ身に付けていく様子が描かれている絵本ですが、新しい年を迎えた子どもの喜びが隅々に溢れています。2019年は政治の世界ではお隣の国との難しい問題が表面化しましたが、国民同士は隣人として理解し合えると思います。巻末に詳しい解説が載っていますが、韓国でもお正月にはお雑煮を食べてお祝いするなど、風習も似ています。そんなことをかいつまんで教えてあげてください。また男の子の着る晴れ着について描いた『ソルビム2』も合わせて紹介するとよいでしょう。
 
 
 
 
 
 
素話「ねずみじょうど」『子どもに語る日本の昔話3』(稲田和子・筒井頼子/再話 こぐま社 1996)より 7分

 
干支の子年にちなんでねずみが出てくる素話をひとつ選びました。『おはなしのろうそく3』にも、同じ昔話が収録されています。それぞれの再話に違いがあります。こぐま社の再話では、おじいさんが黒豆、白豆、おむすびの順でねずみの穴に落とします。その度「黒豆つんばい ちゃかつんばい ぽーつぽつ」と穴から歌が聞こえてきます。『おはなしのろうそく3』にはないやりとりです。またねずみの国でのうたも、それぞれ違っています。覚えやすいほうで覚えるとよいでしょう。
こぐま社「ここはよいとこ ねずみの浄土 ねこさえいなけりゃ この世は極楽 スットカン スットカン 百になっても 二百になっても ニャンコの声は聞きたくねえ 孫ひこやしゃご 末の末まで ニャンコの声は聞きたくねえ」
おはなしのろうそく「ねずみのじょうど ねこさえいなけりゃ このよはごくらく とんとん まごひこやさご すえのすえまで ねこのこえ きくめえ とんとん」
 
 
 
 
 
絵本『はつてんじん』川端誠/作 クレヨンハウス 1996 5分半

 
落語絵本です。新年はじめて天満宮にお参りにいくことを「初天神」というそうです。そこへ連れ立って出かけた親子の会話が、軽妙で愉快です。昔はお正月と言えば凧揚げでしたが、今は凧揚げも町中では見かけなくなりましたね。面白くテンポよく読みましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ/作 こぐま社 2011 2分半

 
新しい年のみなさんの幸せを寿ぐ七福神。数え歌になっていて、リズミカルに読むことができます。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)