1月のおはなし会プラン

1月のおはなし会おすすめプランの紹介
2021年1月(その2)新しい年(幼児~小学生)
2021年1月(その1)うしはのっしのっし(小さい子)
2020年1月(その2)晴れ着をきて(幼児~小学生)
2020年1月(その1)ねーずみねーずみ(小さい子)
2019年1月(その2)てぶくろあったかい!(幼児~小学生)
2019年1月(その1)おめでとう(小さい子)
2018年1月(その2)ぬくぬくあったまる(幼児~小学生)
2018年1月(その1)いぬがいっぱい(小さい子)
2017年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)
2017年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)
2016年1月(その3)おはなししましょ!(幼児~小学生)
2016年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)
2016年1月(その1)はじめての雪(小さい子)
2015年1月(その3) 寒くても、へっちゃら!(幼児~小学生)

1月のおはなし会おすすめプランの紹介


2010年より毎月のおはなし会プランを2か月前倒しで2~3本作成してきました。1月のおはなし会プランは、25プラン(小さい子向け8、幼児~小学生向け17)あります。

今年度は新たにプランを作らずに過去記事から、特におすすめのプランを紹介しています。

今月も小さい子向け4プラン、大きい子向け6プランを選びました。

その他のプランも「1月のおはなし会プラン」(→こちら)からご覧いただけます。
(なお、過去記事は、Amazonアフィリエイトを使用していたため画像のリンク切れがあり、修正が間に合っていない場合があります。ご了承ください。)

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【小さい子向けおはなし会プラン】

*おめでとう(→こちら
新年を祝う思いをこめて作ったプランです。茂田井武『おめでとう』はぜひ読んであげてください。

 

*寒さに負けないでね!(→こちら
子どもは風の子、寒くても元気でいてほしい、そんな願いをこめたプランです。

*はじめての雪(→こちら
小さな子どもたちにとって雪は天からの贈り物。雪をテーマにした小さい子向けのプランです。

 

*ふゆの一日(→こちら
寒い日、お風呂に入って温まりたいですね。『おふろでちゃぷちゃぷ』をメインに作成したプランです。

 

 

【幼児~小学生向けおはなし会プラン】

*新しい年(→こちら
新しい年を迎える『じょやのかね』を中心にプランを作成しました。

 

*晴れ着を着て(→こちら
韓国の晴着『ソルビム』を紹介しながら、新年を迎える晴れやかな気持ちをプランに盛り込みました。

 

 

*てぶくろあったかい!(→こちら
寒い冬、指先を温めてくれるてぶくろ。ロシアの昔話『てぶくろ』を中心にしたプランです。

 

*ぬくぬくあったまる(→こちら
友だちへの親切な思いやりがあれば、きっと心も温まる、そんなテーマで組み立てました。

 

*雪のふる日に(→こちら
赤羽末吉の名作『つるにょうぼう』を中心に、雪をテーマに組み立てました。

 

*しょうがつてええもんだ(→こちら
谷川俊太郎の詩の絵本『おしょうがつさん』とわらべうた「しょうがつてええもんだ」を組み合わせたプランです。

 

(作成K・J)

2021年1月(その2)新しい年(幼児~小学生)


中国での新型コロナウイルスの感染が最初に報道されたのは、2020年1月のことでした。1月30日にWHOより「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行」について国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態が出されました。
それから約10カ月、2020年はパンデミックに見舞われた年として歴史上に刻まれることでしょう。

新しい年は、ワクチンも開発されて少しは安心できるようになるのでしょうか?東京オリンピックは開催できるのか?だれにもわかりません。

ただ、ひとつ言えるのは、そんな時でも子どもたちの成長は待ってくれないということです。子どもたちは研ぎ澄まされた感性で、おとなの言動を、ちゃんと見ています。

子どもたちに恥じない生き方をしているのか?経済効率ばかり優先して、ほんとうに大切な生命を大事にしてきたのか、問われていると感じます。

そのようなさまざまな想いを抱えて、1月、新しい年を迎えるおはなし会プランを作成しました。まずは年の瀬、除夜の鐘から導入していきます。

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【新しい年】

絵本『じょやのかね』とうごうなりさ/作 福音館書店 2017/11  6分35秒

パパと一緒に生まれて初めて「除夜の鐘」をつく男の子。緊張しながら、新しい年の健康と幸せを祈ります。2021年の新年は特にじっくり祈りを捧げたいですね。エッチングの技法で描かれた黒い背景の中に浮かび上がる表情など、ゆっくり味わってほしい絵本です。

 

 

 

 

 

 

素話「干支のはじまり」(『子どもの語る日本の昔話③』稲田和子・筒井悦子/著 こぐま社 1996 より) 3分

 

みんながよく知っている「干支のはじまり」。短いお話なので覚えて語ってあげましょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『ふうことどんどやき』いぬいとみこ/作 赤羽末吉/絵 偕成社 1973 9分

どんど焼きも大切にしたい小正月の行事です。3年前にこの絵本の舞台になった黒姫高原へ赤羽末吉の息子の嫁で赤羽末吉研究者でもある赤羽茂乃さんと訪れました。絵に描かれている山の景色がそのままでした。小正月と呼ばれる1月15日、お正月の飾りを集めて火を燃やし、その年の無病息災や豊作を祈ります。書初めを燃やすと字が上達するという謂れもあり、このお話の中にもそれが出てきます。古くから伝わるこのような風習を思い出しつつ、新しい年が良い年となるよう、みんなで心を合わせたいですね。

 

 

 

 

 

 

詩「まきば」(『まど・みちお詩集ぞうさん』まどみちお  童話屋 2019より) 30秒

牧場のうしの様子を詠んだ短い詩です。最後に2021年の干支のうしの詩を子どもたちと一緒に読んで締めくくります。

 

 

 

 

 

 

 

終わりのわらべうた さよならあんころもち

 

(作成K・J)

2021年1月(その1)うしはのっしのっし(小さい子)


あっという間に新しい年の計画を立てる時期になってきました。COVID-19が再び感染拡大しはじめ、おはなし会を秋から再開したところも、また中止?あるいはさらに徹底した対策が求められますね。

1月のおはなし会プランでは干支の「丑」が出てくる絵本を1冊入れたプランを作成しました。

(なお、このおはなし会プランに掲載しているわらべうたの楽譜は、中国地方で育ったK・Jが覚えているわらべうたを採譜したものです。市販のわらべうたの楽譜とは音程や、速度が違う場合があります。予め、ご了承ください。)

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【うしはのっしのっし】

導入 わらべうた「じいじいばあ」

 

 

 

 

 

 

 

いないいないばあ遊びのわらべうたです。スパークハーフの布を使いますが、普通にタオルハンカチなどでも大丈夫です。「とんでった~」で実際にタオルを空中に飛ばします。

 

 

わらべうた「このこどこのこ」

 

 

 

 

おひざのうえにお子さんを乗せて、しっかり脇をホールド。おとなの方が左右に揺れます。繰り返しの時に「〇〇ちゃん」のところでそれぞれのお子さんの名前を呼んであげます。参加者の人数が少なければひとりひとりの名前を入れて歌ってもよいでしょう。

 

 

絵本『ももんちゃんのっしのっし』とよたかずひこ/作 童心社 2002 1分15秒

 

ももんちゃんとうしさんがさんぽ。のっしのっしと歩きます。すると次々に「のせて~」とやってきます。のんびり、ゆったりとしたリズムで読むとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

わらべうた「おおさむこさむ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おおさむこさむ」で両腕をかかえてこする真似。寒そうにします。「やまからこぞうがとんできた」で遠くを指さす動作、「なんといってとんできた」で耳に手をあてる動作をします。「さむいといってとんできた」でもう一度両腕をかかえてこすります。

 

 

 

わらべうた「こどもかぜのこ」

 

 

 

 

「こどもかぜのこ」では、握りこぶしを作って、両腕を交互に元気に前に突き出します。「じじばばひのこ」は、両腕をかかえて寒そうに縮まります。緩急つけて身体を動かすのがコツです。こちらも何度か繰り返して歌いましょう。

 

 

絵本『ゆきゆきゆき』たむらしげる/作 福音館書店 2016 1分

 

福音館書店の月刊誌「ちいさなかがくのとも」から生まれた絵本です。ふゆの鈍色の空から降ってくる雪。黒っぽい服や手袋の上では、美しい結晶を見ることができます。一面を白く染めていく雪もまた暗い冬に届く贈り物なのかもしれませんね。
文章は短いですが、丁寧にゆっくりと読んであげましょう。

 

 

 

 

わらべうた「おせよおせよ」

 

 

 

 

おしくらまんじゅうの歌です。付き添いの保護者と身体をくっつけて押し合います。

 

わらべうた「おしくらまんじゅう」

 

 

 

 

こちらもおしくらまんじゅうです。背中合わせで押してみたり、脇を押しあったり。それだけで身体が温まります。

 

 

絵本『わたしのねこちゃん』かんなりまさこ/文 荒井良二/絵 福音館書店 2005 2分

 

雪の一日、女の子は外でいっしょに遊ぼうとねこを呼ぶのですが・・・「わたしのねこちゃん みけねこちゃん」のくりかえしも楽しく、荒井良二さんの絵もかわいらしい絵本です。 
 

 

 

 

 

 

 

わらべうた「さよならあんころもち」

 

 

 

 

おはなし会の締めは「さよならあんころもち」。小さいのや大きいのを作って、最後はお土産用も作りましょう。

 

(作成K・J)

2020年1月(その2)晴れ着をきて(幼児~小学生)


新年には、下着からすべて新調し晴れ着をきて家族でお祝いをするという習慣は、日本だけでなく韓国でも同じなのだそうです。
今でも丁寧にその習慣を守っている家庭もあれば、厳密にそこまでやってないというところも多いでしょう。(ちなみに私の家では、海外での生活が長くなるにつれ簡略化していきました。)

今回、紹介する絵本は韓国の絵本『ソルビム』です。新年に美しい晴れ着を着る子どもの表情のなんと嬉しそうなことか。絵本を通してお互いの国を理解し合うきっかけになれればとも思います。

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【晴れ着をきて】

導入 「ありがたいなぁ おしょうがつ」矢崎節夫(『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』JULA出版局 より) 1分

 

「いちねんかけて ぐるーん
 たいようの まわりを
 まわって きたんだ
 たいへんだったね おしょうがつ
 おめでとうございます」  (一部引用)

 

 

 

 

 

絵本『ソルビム』ペ・ヒョンジュ/作・絵 ピョン・キジャ/訳 らんか社 2007 4分半

 
お正月に新調するチマ・チョゴリや、その上に着る外套や装飾品などを合わせて「ソルビム」と呼びます。この晴れ着は母親が我が子への愛情を込めてひと針ひと針刺繍を施してあるそうです。それをひとつひとつ身に付けていく様子が描かれている絵本ですが、新しい年を迎えた子どもの喜びが隅々に溢れています。2019年は政治の世界ではお隣の国との難しい問題が表面化しましたが、国民同士は隣人として理解し合えると思います。巻末に詳しい解説が載っていますが、韓国でもお正月にはお雑煮を食べてお祝いするなど、風習も似ています。そんなことをかいつまんで教えてあげてください。また男の子の着る晴れ着について描いた『ソルビム2』も合わせて紹介するとよいでしょう。
 
 
 
 
 
 
素話「ねずみじょうど」『子どもに語る日本の昔話3』(稲田和子・筒井頼子/再話 こぐま社 1996)より 7分

 
干支の子年にちなんでねずみが出てくる素話をひとつ選びました。『おはなしのろうそく3』にも、同じ昔話が収録されています。それぞれの再話に違いがあります。こぐま社の再話では、おじいさんが黒豆、白豆、おむすびの順でねずみの穴に落とします。その度「黒豆つんばい ちゃかつんばい ぽーつぽつ」と穴から歌が聞こえてきます。『おはなしのろうそく3』にはないやりとりです。またねずみの国でのうたも、それぞれ違っています。覚えやすいほうで覚えるとよいでしょう。
こぐま社「ここはよいとこ ねずみの浄土 ねこさえいなけりゃ この世は極楽 スットカン スットカン 百になっても 二百になっても ニャンコの声は聞きたくねえ 孫ひこやしゃご 末の末まで ニャンコの声は聞きたくねえ」
おはなしのろうそく「ねずみのじょうど ねこさえいなけりゃ このよはごくらく とんとん まごひこやさご すえのすえまで ねこのこえ きくめえ とんとん」
 
 
 
 
 
絵本『はつてんじん』川端誠/作 クレヨンハウス 1996 5分半

 
落語絵本です。新年はじめて天満宮にお参りにいくことを「初天神」というそうです。そこへ連れ立って出かけた親子の会話が、軽妙で愉快です。昔はお正月と言えば凧揚げでしたが、今は凧揚げも町中では見かけなくなりましたね。面白くテンポよく読みましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ/作 こぐま社 2011 2分半

 
新しい年のみなさんの幸せを寿ぐ七福神。数え歌になっていて、リズミカルに読むことができます。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)
 

2020年1月(その1)ねーずみねーずみ(小さい子)


秋も深まり、オフィス近くの東大キャンパスもようやく銀杏が色づいてきました。季節は晩秋へと移ろっています。

さて、2020年の干支はねずみです。家ねずみはきらわれてしまっていますが、同じねずみ目のハムスターやモルモットなどは可愛らしいとしてペットになっています。その差はなんなんでしょう。

それはともかく2020年1がつのおはなし会プランは、ねずみの絵本をいれて組み立ててみました。

(なお、このおはなし会プランに掲載しているわらべうたの楽譜は、中国地方で育ったK・Jが覚えているわらべうたを採譜したものです。市販のわらべうたの楽譜とは音程や、速度、ことば使いが違う場合があります。予め、ご了承ください。)

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【ねーずみねーずみ】

導入 わらべうた このこどこのこ

 

 

 

 

お子さんを愛おしむようにそっと抱いて、おとうさん、おかあさんが左右にそっと揺れます。「〇〇ちゃん」というところで、わが子の名前を読んでぎゅーっと抱きしめます。繰り返し2~3回やるとよいでしょう。

 

わらべうた てってのねずみ

 

 

 

 

こどもの手をとって、人差し指と中指を交互に動かしながら腕を少しずつ登っていきます。最後はわきの下をこちょこちょして遊びます。

 

絵本『ねーずみねーずみどーこいきゃ』こがようこ/構成・文 降矢なな/絵 童心社 2018 1分

 

 

わらべうた「ねーずみねずみ」を題材にした絵本です。ねずみだけでなく、うさぎやこぐまもおかあさんが待つ巣へ一直線。そして女の子もおかあさんのもとへ飛び込みます。やっぱりおかあさんのそばは安心できますね。

 

 

わらべうた  ねーずみねずみ

 

 

 

 

 

「ねーずみねーずみどーこいきゃ」と歌いながら、指で体のあちこちをつついていきます。「わがすにとびこんだ」というところで、首元をこちょこちょします。
 
 

いっぴきちゅー

 

 

 

 

このわらべうたには、2番、3番があります。
2番 にひきちゅー もとにもどって さんびきちゅー
3番 さんびきちゅー もとにもどって いっぴきちゅー
ねずみの指人形を使って、一匹、二匹、三匹と出して遊ぶこともありますが、赤ちゃんと遊ぶときは、「いっぴき」では一本の指で、「にひき」では日本の指で、「さんびき」では三本の指で、赤ちゃんの身体をつついて遊ぶとよいでしょう。

 

 

絵本『だれのあしあと』ふくだとしお/作 大日本図書 2008 1分20秒

だれのあしあと
accototo
大日本図書
2008-10-01
 
 
一面の雪の原をねずみの子があしあとをつけながら歩いていると・・・次々違う足跡が。きつね、にわとり、ぶた、そしてうさぎ。みんなあしあとが違うんですね。最後はみんなであったかいスープを召し上がれ!シンプルですが、楽しい絵本です。
 
 
 
わらべうた あめこんこん
 
 
 
 
 
 
 
 
子どもをお膝にのせてすっぽり腕で抱きしめます。そしてそおっと揺れながら、ゆっくり「あめこんこん」を歌いましょう。
 
 
 
絵本『ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん』長江青/文・絵 福音館書店 2013 1分10秒

 

こちらの絵本は、ねずみではなくりすとうさぎが登場します。森に雪が積もりました。りすのぐるぐるちゃんにとって初めての雪です。うさぎのふわふわちゃんに出会うと、一緒に雪遊びを楽しみました。小さな子どもたちにぴったりの絵本です。

 

わらべうた さよならあんころもち

 

(作成K・J)

2019年1月(その2)てぶくろあったかい!(幼児~小学生)


1月のおはなし会プラン(その2)は、亥年にちなんでロシア民話「てぶくろ」の絵本をメインに組み立ててみました。この絵本に出てくるきばもちいのししは、存在感があって幼心にとても印象深かったものです。

そして素話は、長野県に伝わる昔話「猪と亀」を合わせてみました。どうして亀は手足が甲羅の中に縮こまっているのか、猪の首は太く短くなってぺちゃ鼻なのかわかる短いお話です。

 

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【てぶくろあったかい!】

導入 詩「てぶくろ」神沢利子 『幼い子どものための詩の本 おめでとうがいっぱい』(神沢利子/詩 西巻茅子/絵 のら書店 1991)より 1分

 
「てぶくろのひも だあれが つけた
かたっぽさんと かたっぽさんが
まいごになんか ならないように 
かあさんが つけてくれたのよ(後略)」
繰り返しで出てくる「てぶくろのひも だあれがつけた」、リズミカルで楽しい詩です。最初は一通り読んであげて、次は一行ずつ復唱してもらうとよいでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『てぶくろ』ウクライナ民話 エウゲーニ―・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店 1965 4分

 
 
おじいさんが森の中で片方落としたてぶくろをネズミがみつけて住み始めると、つぎつぎに「わたしもいれて」とやってくる動物たち。増えるたびにてぶくろが膨らんでいきます。大きなきばもちいのししが登場すると、子どもたちは「もう無理~」と心の中ではらはらするのではないでしょうか。さらに一回り大きなくまもやってきて・・・何度読んでもらっても、摩訶不思議な世界に引き込まれます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
素話「猪と亀」 『昔話十二か月 1月の巻』(松谷みよ子/編 講談社文庫 1986)より 3分

 
長野県に伝わる昔話です。昔、猪は首が長かったし、亀も手足が長かったのですが、ある時力比べをすることになり・・・猪と亀の容姿の由来がわかる愉快なおはなしです。3分と短めです。小さな子どもたちでも聞くことができるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『なぞなぞな~に ふゆのまき』いまきみち/作 福音館書店 1995  2分

 
子どもたちとやりとりをしながら読んでいくなぞなぞ絵本です。表紙の絵に答えのヒントがあるので、表紙をゆっくり見せてから読んでいくとよいでしょう。子どもたちとのやりとりをする時間を含めると所要時間はもう少しかかると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『ゆき』文部省唱歌 はたこうしろう/絵 ひさかたチャイルド 2018 1分半

 
2018年11月に出たばかりの絵本です。文部省唱歌の「ゆき」に合わせてはたこうしろうさんの絵がついています。真っ白な雪の原に女の子の赤い帽子にコートが映えます。2番で描かれる、子どもたちが集まって雪だるまを作ったり、雪合戦をしているページは賑やかな歓声も聞こえてきそうです。巻末に楽譜もついています。歌をゆっくり歌いながらページをめくっていくとよいでしょう。

 

 

 

 

 

(作成K・J)

2019年1月(その1)おめでとう(小さい子)


職場では、一枚に2か月分が表示されている壁掛けカレンダーを使っていますが、11月に入ると残り1枚になり、翌年のカレンダーを購入しています。(ちひろ美術館のカレンダーです)

そうすると気分は新しい年へと向かいます。2019年の干支は亥です。

いのししの子はうりぼうと呼ばれて、とても愛らしいのです。2019年のおはなし会プランは、動物や鳥を描かせたら右に出るものはいないと思われる薮内正幸さんの絵本から始めたいと思います。

 

(なお、このおはなし会プランに掲載しているわらべうたの楽譜は、中国地方で育ったK・Jが覚えているわらべうたを採譜したものです。市販のわらべうたの楽譜とは音程や、速度が違う場合があります。予め、ご了承ください。)

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【おめでとう】

導入 わらべうた てんやのおもち

 

 

 

大きい子の場合は、お手玉やみかんを片手に持って向かい合わせに座って、自分のてのひらと相手のてのひらを交互にたたいて遊びます。「あんこちょっと」のところだけ、2度自分の手をたたきます。
小さな赤ちゃんをお膝にのせて遊ぶときは、大人が赤ちゃんの両手をとって交互にたたいてあげます。

 

絵本『おめでとう』もたいたけし/絵 ひろまつゆきこ/文 講談社 2009 1分

 

昨年もオープニングに使用した絵本です。いろんな民族衣装を着た子どもたちが、どうぶつ同士が、つぎつぎに「おめでとう」と声をかけあう絵本です。もとは一枚の絵だったものを、ひとつひとつのシーンを見開きで大きく紹介しています。
新しい年を元気に迎えられてよかったね、という気持ちをこめて「おめでとう」とあいさつを交わすんだよと、教えてあげたいですね。

 

 

 

 

 

おもちのかぞえうた

 

 

 

 

ひとつ ひばしで やいたもち
ふたつ ふくふく ふくれもち
みっつ みごとな かざりもち
よっつ よごれた あんこもち
いつつ いんきょの かぶれもち
むっつ むこさま みやげもち
ななつ ななくさ ぞうにもち
やっつ やろこの てっぽもち
ここのつ こぞうの まるめもち
とうで とっつぁん たっぽもち

 

このわらべうたは福島に伝わるものだそうです。「やろこ」は男の子のこと、「たっぽ」はゲンコツのことだそうです。お手玉を袋から一つずつ出して叩いたり、丸めたりしながら並べていって遊ぶそうです。お膝に赤ちゃんをのせて遊ぶときは、体のあちこちを順番にさわりながら遊んでもよいでしょう。(やいたもち→てのひらさわる ふくれもち→ほっぺたをさわる かざりもち→鼻をさわる など)

 

絵本『どうぶつのおかあさん』小森厚/文 薮内正幸/絵 福音館書店 1981 1分 

 
いのししのあかちゃん、うりぼうが登場するのは最後の方です。「いのししのこどもたちは おかあさんの あとから かたまって ついてゆきます。」
なんとも可愛らしいうりぼうの姿です。
 
新しい年は「いのしし年」なんだよと、教えてあげましょう。そのうえで、もう一冊読みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
絵本『どうぶつのこどもたち』小森厚/文 薮内正幸/絵 福音館書店 1989 1分

 
こちらでも、最後から2つめがいのししの子どもたちです。「いのししのこどもたちは、はなだみずたまりを ほりかえし、つちをこねてあそびます。」2冊、読んでもらうといのししのこどもの様子が、とても身近に感じられそうですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた おせんべやけたかな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おもちをやく遊びをふたつ紹介しましたが、今度はおせんべを焼きます。おせんべに見立てたあかちゃんの手のひらをつつきながら歌って、「やけた!」と言ってあかちゃんの手を食べるまねっこをします。
 
 
 
 
 
 
絵本『おせんべ やけたかな』こがようこ/構成・文 降矢なな/絵 童心社 2018 1分

 
火鉢にのった七つのおせんべ、どれがやけるかな?ひとつひとつ焼けるたびに絵がかわります。
絵本の裏見返しに、わらべうたの楽譜が載っています。こちらは上の私が覚えて採譜したわらべうたと、ほんの少し(一音だけ)違っています。みなさんが覚えてきたわらべうたで歌ってあげてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)
 

2018年1月(その2)ぬくぬくあったまる(幼児~小学生)


幼児~小学生向けのおはなし会プランは、中心になる素話は「だめといわれてひっこむな」(『愛蔵版おはなしのろうそく5だめといわれてひっこむな』東京子ども図書館刊)で、4分ほどの短いお話です。そこで、合せる絵本は3冊でそのうち2冊は長めになっています。寒い冬のおはなし会。みんなでじっくりと聞けるといいですね。

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【ぬくぬくあったまる】

 導入 「ありがたいなぁ おしょうがつ」矢崎節夫(『矢崎節夫童謡集 きらり きーん』JULA出版局 より) 1分

 

「いちねんかけて ぐるーん
 たいようの まわりを
 まわって きたんだ
 たいへんだったね おしょうがつ
 おめでとうございます」  (一部引用)

 

 

 

 

 

 

絵本『しんせつなともだち』方 軼羣/作 君島久子/訳 村山知義/画 福音館書店 1965 4分

 
雪がたくさん降った日、こうさぎはたべものをさがしに出かけてかぶを二つみつけます。ひとつは自分で食べて、もうひとつはともだちのろばさんに持って行ってあげることにします。ところがろばさんはお出かけ。そっとかぶを置いて帰ります。ろばはろばで、そのかぶをともだちのこやぎのところへ持っていくのです。優しい気持ちがぐるっとひとまわりする、長く読み継がれているお話から、新年はスタートです。

 

 

 

 

 

素話「だめといわれてひっこむな」アルフ・プロイセン/作(『愛蔵版おはなしのろうそく5だめといわれてひっこむな』東京子ども図書館刊 より)4分

おばあさんが暖炉のそばで編み物をしていると、そばの小さな穴からねずみの子どもが顔を出します。そして何を編んでいるか聞きます。おばあさんのだんなさんのセーターだと聞いて、ではだんなさんの古いセーターはどうするの?と聞くこねずみ。「チュー、チュー、チュー。おかあちゃんがきいてこいって」という言い方がなんともかわいいこねずみ。最終的にはこねずみもぬくぬくあったまる素敵なプレゼントをもらいます。くりかえしのある短いお話です。リズミカルに語ってあげましょう。

 

 

 

 

絵本『こうさぎと4ほんのマフラー』わたりむつこ/作 でくねいく/絵 のら書店 2013 7分

 

うさぎまちに住むこうさぎ4人きょうだいの元に、おばあちゃんから温かいマフラーが送られてきます。雪が降り続いたあと、4人のきょうだいは森へとでかけます。そこには春先に出会った大きなぶなの木、ぶなじいがいるからです。7分と少し長めのおはなしですが、でくねいくさんの描くこうさぎたちの表情が生き生きとしていて、子どもたちは一緒になって雪の森を歩いているような気持になれると思います。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『おじいちゃんのコート』ジム・エイルズ・ワース/文 バーバラ・マクリントック/絵 福本友美子/訳 ほるぷ出版 2015 10分

 
イディッシュ語(東ヨーロッパなどで使用されるユダヤ人の言語)の民謡が元になっているおはなしです。同じ民謡を元にした絵本に『おじいさんならできる』(フィービ・ギルマン/作 芦田ルリ/訳 福音館書店 1998)や、コールデコット賞受賞作の『ヨセフのだいじなコート』(シムズ・タバック/作 木坂涼/訳 フレーベル館 2001)があります。それぞれの作品は、最初が赤ちゃんの時におじいさんに贈られたブランケットだったり、すりきれた古いコートだったりするのですが、この作品では仕立て屋だったおじいちゃんが結婚する時に自分で仕立てたコートがはじまりです。古くなってすりきれるたびに上着やベスト、ネクタイと変化していくところは同じですが、最後には孫のためのねずみのおもちゃになるおはなしです。素話「だめといわれてひっこむな」と共通点のある絵本を最後にもってきました。

 

 

 

(作成K・J)

2018年1月(その1)いぬがいっぱい(小さい子)


師走でもないのに、この11月は公私ともに多忙を極め、1月のおはなし会プランの更新が遅くなってしまいました。
さて、来る2018年は戌年。小さい子向けのおはなし会プランは『いぬがいっぱい』を中心に組み立ててみました。

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【いぬがいっぱい】

導入 わらべうた 「もちっこやいて」
もちっこやいて(画像)

 

 

 

 

 

子どもたちも、 お正月休みにお餅を食べる機会があったことでしょう。「しょうゆの代わりに次は何をつけて食べようか?」と子どもたちに聞きながら、何回か繰り返して遊んでみましょう。先日は「チョコレート!」と答えたお友達もいました。チョコレート餅もきっと美味しいよね。

 

絵本『おめでとう』茂田井武/絵 広松由希子/文 講談社 2009 1分

おめでとう
広松 由希子
講談社
2009-03-19
 
 小さなサイズの絵本ですが、さまざまな国の人々、どうぶつたちが「おめでとう」と声をかけあっている絵本です。茂田井武の一枚の絵の中のさまざまなシーンが、絵本としてつながっています。読み終わったら、表紙を全部広げて見せてあげるとよいでしょう。
 
 
 
絵本『いぬがいっぱい』グレース・スカール/作 やぶきみちこ/訳 福音館書店 1986 1分半

いぬが いっぱい (福音館あかちゃんの絵本)
グレース スカール
福音館書店
1986-09-30
 
 小さい子が、ベビーカーに乗って、あるいはお母さんと手をつないでお散歩に出かけて出会うどうぶつの代表が犬でしょう。この絵本にはいろんな種類の犬が登場します。いたずらする犬、すました犬、いろんな表情の犬たち。「いぬがいっぱい みんないっしょにわんわん」というところでは、きっと子どもたちも一緒に「わんわん」と声を合わせることでしょう。
 
 
 
 絵本『コロちゃんはどこ?』エリック・ヒル/作 まつかわまゆみ/訳 評論社 1983 1分半

子どもたちに長く読み継がれてきたしかけ絵本です。お母さん犬がコロちゃんを探します。ドアの向こう、ベッドの下、ピアノの中など、その度に違うどうぶつが現れて「ちがうよ」と声をかけます。さあ、コロちゃんはいったいどこかな?読み手と聞き手が一緒になって、コロちゃんを探しましょう。

 
 
わらべうた 「とっちんかっちん」
 
とっちんかっちん
 

 
おひざの上に子どもをのせて、ひざを上下に揺らしながら遊びます。1番のおわり「いしやのこ」と歌った後に、「ドシーン!」と言いながら、足を開いてひざの間に子どもの身体をそっと落とします。2番は「とっちんかっちんかじやのこ はだかでとびだすふろやのこ」と歌い、「ザブーン」と言いながら子どもの脇をもって高く掲げます。なんどか繰り返して遊びましょう。

 

絵本『パパおふろ』きくちちき/作 文溪堂 2017 1分

パパおふろ
きくち ちき
文溪堂
2017-06-07

最後の1冊は、おふろの絵本。パパと一緒にはいるおふろは豪快で楽しい。(ママ、怒らないでね)そんな1冊です。寒い冬はあったかいおふろであったまるのが一番です。

 

わらべうた 「さよならあんころもち」
 

(作成K・J)

2017年1月(その2)雪のふる日に(幼児~小学生)


2016年~2017年の冬は、ラニーニャ現象の影響で雪が多いのではという予報もある一方で、必ずしもそうなるとは限らないという意見もあるようで、どうなるか気になりますね。スキーなどのウィンタースポーツが好きな人にとっては雪は大歓迎。一方で普段の生活に障害があるほどの大雪は困りますね。
個人的には雪が降る日は、すべての音が吸収され、静寂な世界になるところが好きです。さて、今シーズンはどうなることでしょう。そんなことを思い巡らせながらおはなし会プランを作成しました。

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【雪のふる日に】

導入 詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015より 2分

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
(中略)
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。

 
 

 

 

 

 

 

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪深い山形に伝わるわらべうたです。見上げれば降ってくる雪が虫のようにも見え、屋根や木の枝に積もった雪は真綿のように見え、地面をみれば白く冷たい雪だなという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい子向けのおはなし会プランでも紹介したわらべうたです。
どんどん降ってくる雪が、見る視点を変えると違って見えることを歌った歌です。
とても短くて簡単なので、いっしょに歌ってみましょう。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 9分

 
鶴の恩返し伝説には、この再話のように助けた鶴が美しい娘になって若者のもとに現れるものと、老夫婦のところへ若い娘として現れるものとがあります。地域によってさまざまな伝承のある昔話ですが、ここでは赤羽末吉の絵がたいへん叙情的で美しいこちらの作品を紹介します。娘が初めて若者を訪ねて行く場面など、雪深い地であることがわかります。少し長いおはなしですが、丁寧に読んであげましょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『あんな雪こんな氷』高橋喜平/文・写真 講談社 1994 9分

 
雪がどのように積もるのか、風の吹き方ひとつで表情を変える雪や氷の様子を美しい写真とともに紹介しています。すべてを読むと9分くらいかかりますが、子どもたちの様子を見て、どこまで説明を読むかを決めてもよいでしょう。おもしろい形の冠雪などに子どもたちはきっと喜ぶことでしょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『みずたまちゃん』林木林/作 あきくさあい/絵 すずき出版 2010 3分

 
みずたま模様が大好きなみずたまちゃん、寒がりの友達に出会うたび、次々に着ているものを貸してあげます。みずたまちゃん自身は大丈夫かなと心配していると・・・メインで読んだ『つるにょうぼう』が重厚な昔話なので、最後は少し温かみがあって楽しい絵本を1冊選びました。

 

 

 

 

(作成K・J)

2017年1月(その1)寒さに負けないでね!(小さい子)


今年の冬はどれくらい寒くなるのでしょう。毎年、1月に入るとインフルエンザも流行り始めます。寒さに負けないように、今のうちから準備をしたいですね。小さい子向けのおはなし会プランを作りました。

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【寒さに負けないでね!】

わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆきがふる様子を表現したわらべうたを導入で2つ歌います。

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ゆきゆきゆき』たむらしげる/作 福音館書店 2016 2分

 

「ちいさなかがくのとも」2011年12月号として出版されたものが、この秋ハードカバーになりました。雪の結晶を描いていますが、ちいさな子どもたちにはさらりと「雪が降ってくるよ」と読んであげればよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『だれのあしあと』ふくだとしお+あきこ(accototo)/作 大日本図書 2008 2分

 

雪のうえにつくあしあと。動物の種類で変わります。優しい色彩のシンプルな絵本です。

 

 

 

 

 

 

絵本『はーくしょい』せなけいこ/作 ポプラ社 2013 2分

寒くなると流行ってくるのが風邪。みんなは大丈夫かな・・・ひどくならないうちにおいしゃさんに行きましょうね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

わらべうた ここはてっくび

ここはてっくび

手首→手のひら→ありゃりゃで親指→こりゃりゃで人差し指→せいたかぼうずで中指→いしゃぼうずで薬指→おさけわかしので小指→かんたろさんで指全体をこすり合わせます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪の予防に一番有効なのが手洗いなのだそうです。ただし、片手ずつ15秒ほどかけて洗う必要があるそうです。ちょっと水をつけたくらいだと、かえって手についた菌を増殖させてしまうのだとか。このわらべうたを歌いながら手を洗えば、ちょうど15秒ほど。それぞれの手をこのわらべうたで洗って30秒ほど。遊びながら手洗いできるといいですね。

 

 

 

 

わらべうた おいっちにーのだーるまさん

おいっちにーの

 

 

 

 

 

 

風邪予防には、体を動かすことも大切です。わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」で体を左右、上下に動かして遊びましょう。

 

絵本『おいちにのだ~るまさん』こばやしえみこ/文 こいでやすこ・小渕もも/絵 こどものとも0.1.2 2011年1月号 福音館書店 2011 2分

 

わらべうた「おいっちにーのだーるまさん」が月刊絵本になっていました。わらべうたをうたいながら、絵本を読んで楽しみましょう。もし月刊誌がすでに保存されていないという場合は、かがくいひろしさんの『だるまさんが』(ブロンズ新社 2007)を読んでもよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

絵本『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社 2007 2分

 
繰り返しがとても楽しい絵本です。だるまさんの動きに合わせて、子どもたちも体を動かして遊べます。
 

 

 

 

 

(作成K・J)

2016年1月(その3)おはなししましょ!(幼児~小学生)


冬の夜長にこそ、親子でたくさんおはなしをしてほしいな、と思います。絵本を読んであげるのもいいし、ボードゲームをしながら楽しく笑い合うのもいいし、こたつに足をつっこんでみかんを食べながら昼間にあったことを話すのもいいな、と思います。今はみんな忙しくてそんな時間は取れないのかもしれませんが、寒い冬だからこそ、身を寄せ合っておはなしをしましょう。

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導入 詩 「ペチカ」 北原白秋 『からたちの花がさいたよ』北原白秋 岩波書店 2015より
  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ おはなししましょ
  昔 昔よ 燃えろよ ペチカ

  雪の降る夜は 楽しいペチカ
  ペチカ燃えろよ 表は寒い
  くりやくりやと 呼びますペチカ(一部抜粋)

からたちの花がさいたよ――北原白秋童謡選 (岩波少年文庫)
北原 白秋
岩波書店
2015-03-18
与田準一が選んだ北原白秋の童謡集。挿絵は初山滋。全部で150編収められています。「ペチカ」は272pに掲載されています。
 
 
 
この道はいつか来た道
北原 白秋
童話屋
2009-01

童話屋からは北原白秋詩集として『この道はいつか来た道』と『かへろが鳴くからかぁへろ』の2冊があります。「ペチカ」は『この道はいつか来た道』の112pにも掲載されています。白秋の詩にはほかにも童謡として親しまれてきたものが多くあります。今の子どもたちは歌う機会も少なくなっています。ぜひ紹介してあげましょう。 

 
 

絵本 『おはなしのもうふ』フェリーダ・ウルフ、ハリエット・メイ・サヴィッツ/文 エレナ・オドリオゾーラ/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書 2008 5分

おはなしのもうふ
フェリーダ ウルフ
光村教育図書
2008-11
 
村の子どもたちはザラおばあちゃんのおはなしを聞くのが大好きです。子どもたちが座っているのは「おはなしのもうふ」の上。ところがそのもうふはどんどん小さくなっていきます。その一方で村の人たちの所へは暖かいプレゼントが次々に届きます。ゆっったりとしたペースで読んであげたい絵本です。
 
 
絵本 『なんげえはなしっこしかえがな』北彰介/作 太田大八/絵 銀河社 1979

 
東北弁で語る昔話が七話収録されています。どの話も「なんげえはなしっこしかえがな」=「長いお話、してあげようね」で始まります。七話のうちのいくつかを読んで、あとはおうちで読んでもらってね、と語りかけてもよいでしょう。「あとがき」に作者の北彰介さんが、「むかしは、ラジオもテレビもマンが本もありませんでした。」と書いていますが、今はどちらかというと子どもたちの時間を奪っているのは「ゲーム機にスマホ、塾通い」でしょうか。冬の夜長に囲炉裏端で祖父母や父母が子どもたちに語り聞かせたお話を、今は絵本という形であっても、子どもたちに伝えていきたいものです。東北弁で書かれていますが、自分なりのイントネーションで読んでくださいと、同じく「あとがき」に記されています。
 
 
絵本 『もりのてがみ』片山令子/作 片山健/絵 福音館書店 1990 5分

もりのてがみ (こどものとも傑作集)
片山 令子
福音館書店
2006-11-10

寒い冬、ひろこは森に住むともだち、りすやとかげ、うさぎに手紙を書きます。そして森の木につるすのです。森に冷たい雪が降り、森の木も真っ白に・・・その雪が解けたころにひろこは返事を受け取ります。寒い冬の向こうに春が待っている、そんな希望を感じられる1冊です。片山健さんの暖かな雰囲気の絵も素敵です。

 

詩 「こんこんこな雪ふる朝に」 三好達治  『雪』三好達治 童話屋 2010より
  こんこんこな雪ふる朝に
  梅が一輪さきました
  また水仙もさきました
  海にむかってさきました(一部抜粋)

雪
三好 達治
童話屋
2010-03

 

最後にもう一編、三好達治の詩を紹介します。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ」の詩集の表題になっている「雪」が一番有名ですが「こんこんこな雪ふる朝に」は、『もりのてがみ』と同じように、厳しい冬も春に繋がっているという視点のある詩です。子どもたちにはそれがすぐに理解できなくとも、詩を耳から聴いて味わうという体験をたくさんさせてあげたいと思います。おはなし会の最後を引き締めてくれるでしょう。 

 (作成K・J)

2016年1月(その2)ゆかいなおさる(幼児~小学生)


平成28年は申年。ということで、さるをテーマにプログラムを組み立ててみました。

愉快なさる、ずる賢いさる、いろいろなさるがいますね!

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導入 詩「おおさむ こさむ」(『おおさむこさむ わらべうた』 瀬川康男絵 福音館書店 1972より) 

おおさむ こさむ ふゆのかぜ 
やまから こぞうが とんできた
なんといって とんできた
さむいといって とんできた
(一部引用)

おおさむこさむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本『がまどん さるどん』  大江和子文 太田大八絵 童話館出版 2010 5分

がまどんさるどん
大江 和子
童話館出版
2010-02

越後の昔話です。あるところに、がまどんとさるどんがいました。二匹は稲の穂から米を育てて、団子を作ることにしますが、さるどんは頭が痛い、手が痛い、体中が痛いといってちっとも働きません。やがて秋になり稲穂が実り、もちをつきますが、さるどんは独り占めしようとして・・・。再話はほどよい方言になっており、わかりやすく味わいがあります。類話の絵本に『さるとびっき』(武田正再話 梶山俊夫画 福音館書店 1982 5分)もあり、こちらはさるの顔とお尻が赤いわけがわかるなぜなぜ話になっています。

絵本『バナナのはなし』 伊沢尚子文 及川賢治絵 福音館書店 2013 4分

バナナのはなし (かがくのとも絵本)
伊沢 尚子
福音館書店
2013-03-06

さるの大好物、バナナのはなしです。バナナの花って知ってる? バナナの筋ってどんな役割があるの? などバナナについて詳しく知ることができます。ユーモラスな絵で簡単な説明なので、小さい子がから楽しむことができます。

 

絵本『おさるとぼうしうり』 エズフィール・スロボドキーナさく・え まつおかきょうこやく 福音館書店 1970 8分

おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エズフィール スロボドキーナ
福音館書店
2000-11-15

頭のてっぺんにたくさんの帽子をのせた帽子売りのおじさんは、ひと休みに木に寄りかかって昼寝をします。目覚めてみると、頭の上の帽子がない! なんとサルたちがさるたちが盗んでしまったのです。木の上のさるたちから帽子を取り戻そうと、おじさんは必死で叫びますが・・・。子どもたちから笑いがおこる愉快なお話です。年齢によって帽子を順番に頭の上にのせていくのを楽しんだり、さるが帽子売りをからかうのを楽しんだり、様々な反応がかえってきます。反応をみながら、一つひとつの動作を丁寧に読んであげてください。

 

他にもおさるの本があります。差し替えても楽しめるでしょう。

絵本『さるとわに』 ポール・ガルドンさく きたむらよりはるやく ほるぷ出版 2004 10分

さるとわに (ほるぷ海外秀作絵本)
ポール ガルドン
ほるぷ出版
2004-07

インドの寓話集ジャータカ物語のお話で、さるとわにの知恵比べです。ある日一匹の若いワニが、誰よりもすばしっこい若いさるをつかまえようと決心します。果物がたくさんある島へ連れていくと言ったり、岩のふりをしたり・・・さるとわにのやりとりは、ユーモラスであると同時に緊張感があります。色彩も豊かで、さるとわにの表情も楽しめる絵本です。

 

絵本『ひとまねこざるときいろいぼうし』 H.A.レイ絵 光吉夏弥訳 1983  10分

アフリカのジャングルで暮らしていたじょーじは、黄色いぼうしのおじさんに連れられて大きな町に行きます。知りたがり屋でいたずら好きのじょーじは、町で電線を歩いたり、消防車を呼んでしまったり、さまざまな大騒動を引き起こします。好奇心たっぷりの子どもをひきつける愉快な絵本です。世界中で愛されているシリーズで全6冊です。

 

 (作成T.S)

2016年1月(その1)はじめての雪(小さい子)


はじめて一面の雪を見たときの、幼い子どもたちの反応はほんとうに新鮮です。昔、南国シンガポール育ちで雪を見たことのなかった末っ子が、2才で一時帰国ではじめて雪を見た時の反応は今も目に焼きついています。一面の雪に目を真ん丸くして飛び出していったかと思うと、それがあまりにも冷たくてびっくりし、何が起きたかと表情を変えました。そんな反応を思い出しながら、小さい子向けのおはなし会プログラムを作成しました。

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導入 わらべうた 「ゆきこんこん あめこんこん」
    
あめこんこん ゆきこんこん おらえのまえさ たんとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん おてらのまえさ ちっとふれ
    あめこんこん ゆきこんこん

 

絵本 『はじめてのゆき』中川李枝子/作 中川宗弥/絵 福音館書店 1996 2分

 
中川李枝子さんの文章に、妹の山脇百合子さんではなく夫の中川宗弥さんが絵をつけた絵本です。はじめての雪におおよろこびのとらたくん。ゆきだるまと一緒になって外で遊びます。はじめての雪だからこその味わいのあるお話です。ごく小さな赤ちゃんには少し長いかもしれませんが、2才くらいのお友達であれば楽しむことができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

わらべうた 「おおさむこさむ」「おせよおせよ」「おしくらまんじゅう」「こどもかぜのこ」メドレー   

わらべうた 「おーさむこさむ」
    おーさむこさむ やまからこぞうがとんできた
    なーんといって とんできた
    さむいといって とんできた
わらべうた 「おせよ おせよ」
    おせよー おせよ さむいで おせよ
わらべうた 「おしくらまんじゅう」
    おしくらまんじゅう おされてなくな
    おしくらまんじゅう おされてなくな
わらべうた 「こどもかぜのこ」
    こども かぜのこ じじばば ひのこ

 
『にほんのわらべうた』1~4は、わらべうたの遊び方とともに採譜もされており、CDもついています。ぜひ参考にしてください。なお、ヴィアックス社員向けにはeラーニングでわらべうた講座を見ることができます。今回のプランのわらべうたも紹介しています。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

絵本 『ゆきのひのうさこちゃん』ディック・ブルーナ/作 石井桃子/訳 福音館書店 1964 1分

 

 「うさこちゃん」シリーズの中でも初期の1冊です。ゆきの中で遊ぶうさこちゃん。ことりが寒そうにしているのをみつけて、おうちを作ってあげます。“寒い”という経験をした年代だからこそ、またことりの気持ちもわかるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

絵本 『ふゆのき』降矢なな こどものとも0・1・2 2011年12月号 福音館書店 2011 1分

『ゆきのひのうさこちゃん』でことりが出てきたので、こちらの絵本を選んでみました。葉っぱを全部落としてしまった冬の木に色とりどりのことりがやってきて止まります。「あかいとりが とんだきた」「あおいとりが とんできた」やさしい言葉でくりかえす絵本です。
 
 
 
 
 
 

 

手あそび 「二羽のことり」(マザーグースより)

指先にフェルトで作成した色違いのことりをはめて歌う手遊び唄です。♪とんでけ ちっち とんでけ ぴっぴ♪で、手を肩先後方に動かしながら、ことりを手の中に隠し、♪おかえり ちっち おかえり ぴっぴ♪で、また現れるというような動かし方をします。遊び方がわからない方(当社社員に限らせていただきます)はTS室に直接お問い合わせください。
なお、以下に採譜したものはK・Jが文庫活動の中で先輩に口承で教えてもらった歌です。マザーグースの「二羽のことり」には、ほかにもいろいろな節回しがあります。また歌ではなくおはなしとして語るやり方もあります。こちらでは、手遊び歌として採譜しましたので、参考にしてください。
二羽のことり(マザーグース)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わらべうた さよならあんころもち

 

(作成 K・J)

2015年1月(その3) 寒くても、へっちゃら!(幼児~小学生)


今年の2月は東京でも2度も雪がつもり、各図書館でも利用者の足元に気を使われたことでしょう。あれから10ヶ月。
大人にとっては厄介者の雪も、子どもたちにとっては心躍る体験でもあるのですよね。

1月のおはなし会おすすめプランの3は、もうひとつ「雪」をテーマに作ってみました。

 
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【寒くても、へっちゃら!】 幼児・小学生低学年向け

導入 詩 「もう さいこう!」こいぬけんきち 1分(復唱を含め)
      『のはらうた わっはっは』工藤直子 童話屋 より
のはらうた わっはっは
工藤 直子
童話屋
2005-02


 

 「ゆきがふると ぼくのしっぽ ピンパタ
 ゆきがつもると ぼくのあし サクサク
 ゆきのうえ ころがって モコモコ
 ゆきに はなをつっこんで パフパフ」(一部引用)
 
大人になると雪は、通勤の足のことや、雪かきのことを考えてため息が出てしまうのですが、子どもたちにとっては、このこいぬけんきちの気持ちと同じで「もう最高!」な天からの贈り物でしょう。詩のリズムと、はずむ気持ちを共有するために、一度読んであげたあとに、復唱してもらうとよいでしょう。
 
絵本 『ゆきふふふ』ひがしなおこ きうちたつろう くもん出版 1分半
ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)
ひがし なおこ
くもん出版
2010-10
 
 
雪の降る日の子どもたちの気持ちを、詩人のひがしなおこさんがリズミカルな言葉で伝えてくれる絵本です。「おでこにしゅわん ほっぺたにしゅわん」 雪の日のはずむ気持ちをこの絵本が伝えてくれています。
 
 
絵本 『ゆうかんなアイリーン』ウィリアム・スタイグ おがわえつこ/訳 セーラー出版 6分
ゆうかんなアイリーン
ウィリアム スタイグ
セーラー出版
1988-12
 
雪合戦に雪だるま、スキーなど雪は私たちに楽しい経験をさせてくれる一方で、吹雪になると状況は一変します。アイリーンは体調を壊した母親の代わりにお届けものを届けるために雪の中を出かけていきます。ところが、吹雪はどんどんひどくなっていきます。夕方までには届けなくてはいけないのに・・・アイリーンは無事に届けられるのかしら?手に汗握る展開に、子どもたちもきっと身を乗り出して聞いてくれることでしょう。
お話は、ことばの無い見返しから始まっています。見返しと表題のページをじっくりと子どもたちに見せてから、読み始めましょう。
 
絵本 『ふゆ』こうのあおい アノニマ・スタジオ 2分
ふゆ
こうの あおい
アノニマスタジオ
2013-01
 
 
 
この絵本は、1972年にイタリアで刊行され、この度日本で出版されました。40年以上経っていることを感じさせないスタイリッシな絵本です。南スイスの丘の上から眺めた景色を描いているのだそうです。グレーと白、金茶だけで表現された冬景色の最後のページに子どもたちもきっと驚くことでしょう。文字のない見開きページが3つ続きますが、子どもたちに絵を見せながらゆっくりとめくっていきましょう。
 
 
絵本 『ふゆめがっしょうだん』冨成忠夫、茂木透/写真 長新太 福音館書店  3分
ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
長 新太
福音館書店
1990-01-31
 
冬枯れの公園や林、街路樹も、よーく目を凝らしてみると、春を待つ冬芽たちがせっせと次の季節に向けて準備をしています。その冬芽たちの表情の豊かなこと!まさに生命の息吹を感じます。そんな表情豊かな冬芽たちに長新太さんのリズミカルなかけ声が心地よく響きます。子どもたちだけでなく木もまた寒さに負けずに元気に次の世代を育んでいるのですね。
(K・J)

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