2月のおはなし会プラン

2021年2月(その2)きもちを変えてみると(幼児~小学生)
2020年2月(その2)北風に負けるな(幼児~小学生)
2020年2月(その1)つめたいね!(小さい子)
2019年(その2)すきすきすき(幼児~小学生)
2019年(その1)だーるまさん(小さい子)
2018年2月(その2)そのなまえは…(幼児~小学生)
2018年2月(その1)ゆきこんこん(小さい子)
2017年2月(その2)冬の一日(幼児~小学生)
2017年2月(その1)くっついて、くっついて(小さい子)
2016年2月(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)
2016年2月(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)
2016年2月(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)
2015年2月(その3) ゆき(幼児~小学生)
2015年2月(その2) おたんじょうびおめでとう!(幼児~小学生)
2015年2月(その1) あぷっぷ(小さい子)

2021年2月(その2)きもちを変えてみると(幼児~小学生)


2020年12月末になっても、COVID-19の感染者数は減る気配もなく、とにかく一日も早く感染拡大が落ち着くことを、そしてワクチンが行き渡ってインフルエンザと同じような扱いになることを、祈るのみです。

 

さて、2月のおはなし会プランは、気持ちの持ち方を変えてみると感じることが違ってくるというお話を中心に組み立ててみました。

 

厳寒の中にも春の兆しが見え隠れする2月、気持ちを切り替えていきましょう。

 

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【きもちを変えてみると】

 

導入 詩「はねぶとん」(『おやこでよもう/金子みすゞ もしもわたしがおはななら』松本春野/絵 JULA出版局 2020 より)1分

「あったかそうな はねぶとん、
 だれに やろ、
 おもてで ねむる いぬに やろ。
 「わたしよりか」と いぬが いう。
 「うらの おやまの ひとつまつ、
  ひとりで かぜを うけてます。」」
 (後略)

 

暖かいお布団にくるまっている時に、ほかに寒い思いをしているものはいないかと思いを馳せる。次々に「わたしよりか」もっと寒い思いをしているものがいるよ、と答えます。優しい気持ちになる詩です。いわさきちひろの孫である松本春野の絵が素晴らしく、みすゞの詩の世界観を優しく伝えてくれます。最初は読んであげて、次は復唱してもらいましょう。

 

 

 

素話「うちの中のウシ」(『愛蔵版おはなしのろうそく3 ついでにペロリ』東京子ども図書館 2000 より)10分15秒

2021年の干支にちなんで選んだおはなしです。お百姓さんは、もっと広い家が欲しいと、村の知恵者ちえのありぞうじいさんに相談に行きます。ちえのありぞうじいさんは、家の中にメンドリ、ヤギ、ブタ、ウシを次々に入れるように言います。お百姓さんは、そのアドバイスに従うのですが、最後はぎゅう詰めになってしまいます。そこでちえのありぞうじいさんは、全部外に出すよう勧めます。あら不思議、家畜たちを外に出してしまうと家は広々として感じれ、お百姓さんは大満足するのでした。ちえのありぞうじいさんの思惑が何なのか伝わるように、緩急をつけながら語ってあげたいですね。

 

 

 

 

 

絵本『ウクライナの昔話 わらのうし』内田莉莎子/再話  ワレンチン・ゴルディチューク/絵 福音館書店 1998 7分

うしのおはなしをもう一つ。こちらはウクライナの昔話です。貧しい夫婦が、わらでうしを作ります。おなかにタールを塗ったわらを丘に連れて行くと、くまがやって来ると、うしのタールがくっついて離れなくなるのです。そこでおじいさんがくまを穴倉に閉じ込めました。次におおかみ、その次にきつねがやってきますが、やはり捕まります。毛皮にされたくない3びきは、それぞれ代わりのものをおじいさんたちにもってくるのです。日本の昔話の「わらしべ長者」にも似ています。絵もとても素敵です。丁寧に読んであげましょう。

 

 

 

 

 

 

絵本『さむがりペンギン』コンスタンツェ・フォン・キッツィング/作 広松由希子/訳 小学館 2016 1分

1冊、バレンタインデーにちなんだ絵本を紹介します。とても短いお話ですが、それぞれのページをゆっくりと見せながらストーリーを味わえるようにしましょう。密になってはダメ、と言われる今だからこそ、大切な人とハグできるありがたさを伝えたいです。

 

 

 

 

 

 

絵本『つるかめつるかめ』中脇初枝/文 あずみ虫/絵 あすなろ書房 2020 1分15秒

最後の1冊は、2020年夏に出版された絵本です。日本には古来から困った時に唱えるおまじないの言葉があったのです。
2020年は歴史に残る世界的パンデミックが起き、私たちは歴史の目撃者になりました。大人はそれが意味することをある程度理解できますが、幼い子どもたちにはいきなり生活が変わり、どれだけ不安だったことでしょう。そんな時も、「だいじょうぶ だいじょうぶ」と子どもたちに伝えてあげたいですね。

 

 

 

 

(作成K・J)

2020年2月(その2)北風に負けるな(幼児~小学生)


冷たい北風が吹きつける時、マフラーにてぶくろがあるだけでも、ずいぶん体感が違ってきますね。幼児~小学生向けのプログラムは、このふたつのアイテムをテーマに作ってみました。

 

(なお、これまで画像はブログ用Amazonアフィリエイトを使用してきましたが、各出版社の著作権許諾方針にしたがい、書影を利用することにしました。許諾許可が出ないものについては、書誌事項のみ記載し、出版社のサイトへのリンクを貼っています。そちらでご確認ください。)

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【北風に負けるな】

導入 詩「冬の絵本」ロバート・ルイス・スティーブンソン/作 『改訂版 ある子どもの詩の庭で』瑞雲舎 2019 1分20秒 (出版社サイト→こちら

寒い冬の日々、戸外で自由に遊ぶことは出来なくても、絵本を広げればどこに広がっていく世界の豊かさを詠んだ詩です。詩の締めくくりは次のようになっています。
「ああ、なんてすてきな日々だろう。
あたたかい暖炉のそばで、
絵本をよんでもらうのは
子ども部屋での、しあわせな時間!」
そんな時間を、多くの子どもたちに味わってほしいですね。

 

 

 

絵本『じまんのマフラー』マーシャ・ダイアン・アーノルド/文 マシュー・コーデル/絵 椎名かおる/訳 あすなろ書房 2016 1分50秒 (出版社サイト→こちら

 

 

くまくんの自慢のマフラーが風に飛ばされてしまいます。それをみつけた森の仲間達は・・・マフラーをどんなふうに扱っているかを描いた部分は絵が小さい個所もありますが、リズミカルに読んであげましょう。結末はとても心が和むもの。そのあたりはゆっくりページをめくってください。

 

 

素話「北風をたずねていった男の子」ノルウェーの昔話『子どもに語る北欧の昔話』(福井信子、湯沢朱実/編・訳 こぐま社)より 10分 (出版社サイト→こちら

 

北風にわずかに残った大切な粉を取られてしまった男の子は、取り返すために北風のところへ出かけていきます。北風は粉ではなく、ごちそうを出す魔法のテーブルかけをくれるのですが、途中の宿屋ですり替えられてしまいます。もう一度出かけていって手にした金貨を出すヤギも途中の宿屋ですり替えられてしまいます。さあ、三度目に北風に会いに行った男の子は、いったいどうするのか、繰り返しも面白く、テンポよく語りましょう。

 

 

手遊び いとまき
みんなのよく知っている手遊びです。「でーきたできた こびとさんの〇〇が」をマフラーやてぶくろなど、今回のテーマに合うように置き換えて歌ってみましょう。

 

 

絵本『てぶくろ』ウクライナ民話 エウゲーニ―・M・ラチョフ/絵 内田莉莎子/訳 福音館書店 1964 4分 (出版社サイト→こちら

 

 

ロングセラーの絵本で、何度読んでもらっても、不思議な魅力にあふれています。ゆっくり丁寧に読んであげましょう。

 

 

 

 

【絵本の紹介】(差し替え可)

『こうさぎと4ほんのマフラー』わたりむつこ/作 でくねいく/絵 のら書店 2013 6分(出版社サイト→こちら

 

読むと6分かかりますが、参加している子どもたちの年齢に応じて、あるいは聞く力に応じて追加したり、『じまんのマフラー』と差し替えてもよいでしょう。4ひきのこうさぎの兄弟が、おばあちゃんから届いた手編みのマフラーをして元気にそり遊びに出かけます。そして雪の積もる森へ入っていきます。そこには『もりのおとぶくろ』(→こちら)で出会った大きなぶなの木「ぶなじい」がいるのです。
おはなし会で読まない場合でも、「マフラーをテーマにしたこんな絵本もあるよ」と紹介してあげてもよいでしょう。

 

 

(作成K・J)

2020年2月(その1)つめたいね!(小さい子)


昨シーズンは都内にまとまった積雪がありませんでしたが、暖冬が予想されている今シーズンはどうなるでしょう。東京は暖冬の時の方が、南岸低気圧による積雪が起こりやすいとのこと。(都内では2018年1月22日は23㎝、2014年2月7日と14日にそれぞれ27㎝の積雪を記録しています)

幼い子どもにとって、雪の記憶はとても印象深く残ります。スキー場などではなく、いつもの生活の場所が真っ白に塗り替えられる非日常の感覚があるからでしょう。

というわけで2月のおはなし会プランは「雪」をテーマに作ってみました。

(なお、このおはなし会プランに掲載しているわらべうたの楽譜は、中国地方で育ったK・Jが覚えているわらべうたを採譜したものです。市販のわらべうたの楽譜とは音程や、速度が違う場合があります。予め、ご了承ください。
また、これまで画像はブログ用Amazonアフィリエイトを使用してきましたが、各出版社の著作権許諾方針にしたがい、書影を利用することにしました。許諾許可が出ないものについては、書誌事項のみ記載し、出版社のサイトへのリンクを貼っています。そちらでご確認ください。)

 

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【つめたいね!】

導入  わらべうたメドレー(おおさむこさむ → おしくらまんじゅう → こどもかぜのこ) 

 最初に、わらべうたメドレーで体をほぐしていきましょう。
 (遊び方は、社員の方はeラーニングサイトで見ることができます)
おおさむこさむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「おおさむこさむ」で両腕をかかえてこする真似。寒そうにします。「やまからこぞうがとんできた」で遠くを指さす動作、「なんといってとんできた」で耳に手をあてる動作をします。「さむいといってとんできた」でもう一度両腕をかかえてこすります。
 
 
おしくらまんじゅう
 
 
 
 
 
 
 
「そんな寒さは、おしくらまんじゅうで吹き飛ばすよ~」と掛け声をかけて、おうちの人やお友達と身体を摺り寄せてぶつけっこします。何度か繰り返して歌いましょう。
 
 
こどもかぜのこ

 

 

 

「こどもかぜのこ」では、握りこぶしを作って、両腕を交互に元気に前に突き出します。「じじばばひのこ」は、両腕をかかえて寒そうに縮まります。緩急つけて身体を動かすのがコツです。こちらも何度か繰り返して歌いましょう。

 

絵本『ゆきふふふ』ひがしなおこ/作 きうちたつろう/絵 くもん出版 2010 1分半

 

 

 

 

 

つめたい雪が「おでこのしゅわん ほっぺたにしゅわん」って降ってきます。雪の情景を詩人のやさしい言葉で綴っています。ゆっくり丁寧に読んであげましょう。

 

わらべうた あめこんこん

 

 

 

 

 

雪が降っているところを想像しながら歌に合わせて手をひらひらさせて上下に動かします。小さな赤ちゃんの場合は、お膝の上で歌に合わせて左右に揺れるだけでもよいでしょう。

 

絵本『きらきら』谷川俊太郎/文 吉田六郎/写真 アリス館 2008 1分半

 

 

 

 

 

 

雪の結晶をクローズアップした絵本です。大きな子どもには科学的な視点から導入のことばをかけるとよいのですが、小さな赤ちゃんには説明は不要でしょう。ことばのリズムを味わいながら読んであげましょう。

 

わらべうた このこどこのこ

 

 

 

 

最後の「〇〇ちゃん」のところには、それぞれのお子さんの名前を入れて歌ってもらい、ぎゅーっと抱きしめてあげてね!と声をかけます。繰り返し歌って、何度でもおうちの人にぎゅーっと抱きしめられると子どもたちも大喜びです。

 

絵本『だっこだっこだーいすき』かみじょうゆみこ/文  100%ORANGE/絵 0.1.2えほん 福音館書店 1分

 

 

 

 

 

 

風の冷たい冬の日は、余計に身体を寄せ合って温め合いたくなりますね。最後に読むのはだっこの絵本。寒くても心はほっかほっかあったまることでしょう。

 

終わりのわらべうた さよならあんころもち

 

 

 

 

 

小さいあんころもち、中くらいのあんころもち、最後は大きなあんころもちを作って、おはなし会を閉めましょう。

 

(作成K・J)

2019年(その2)すきすきすき(幼児~小学生)


2月はSt.バレンタインデーがあって、昔は女の子が男の子に告白してもいいよ、っていう日でしたが、今は友達同士で手作りお菓子を交換する日になっているみたいですね。

いずれにせよ、だれかに好きってことは、この日でなくてもちゃんと伝えたほうがいいですね。

そんなわけで大きい子向けのおはなし会のテーマは「すきすきすき」です。

 

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【すきすきすき】

導入 詩「すきすきすき」阪田寛夫 『きつねうどん』(阪田寛夫 童話屋 2011)より 1分

きつねうどん
阪田 寛夫
童話屋
2011-03
 
「ようちえんで まちがえた せんせいのこと おかあさん、てよんじゃった
(中略)
おうちで まちがえた おかあさんのこと せんせい、てよんじゃった (中略)
せんせいは せんせい おかあさんは おかあさん
おなじじゃないけど すきすきすき!」
大好きなおかあさん、大好きな幼稚園の先生、子どもにとってはどっちがどっちなんて決められないですよね。だって全然違う存在なのですから。そんな正直な気持ちを詠んだ詩です。おはなし会に参加している子どもたちと一緒に声に出して読みながら、そんな気持ちを味わってみましょう。
 
 
素話「ホットケーキ」(ノルウェーの昔話)『ホットケーキ 愛蔵版おはなしのろうそく9』(東京子ども図書館 2009)より  9分

 
七人の子どもがいるおかあさんが、ある日子どもたちのためにホットケーキを焼きました。「ねえ、だいすきなおかあさん」「ねえ、やさしくてだいすきなおかあさん」「ねえ、きれいで、やさしくて、だいすきなおかあさん」…一時も早く食べたい子どもたちは口々におかあさんをほめてねだります。七人目の子どもが「ねえ、世界でいちばん頭がよくて、新設で、きれいで、やさしくて、だいすきなおかあさん」と声をかけた時、おかあさんは言い間違えてしまうのです。「ちょっとお待ち、もう少ししたら、ひっくりかえるから」。それを聞いたホットケーキは、焼けたと同時にフライパンから飛び出してしまいます。さてさてホットケーキはどこまでころがっていくのやら。小さな子どもでも、繰り返しとホットケーキが口にする変わった名前が面白くて、集中して聞けるおはなしです。
 
 
 
 
絵本『ゆきむすめ』今江祥智/文 赤羽末吉/絵 偕成社 1981(2018復刊)8分

 
今江 祥智
偕成社
1981-12
こちらは今江祥智さんの昔話風の創作です。むかし、ゆきおんなは次々村の男のもとに嫁ぎ、姿がばれると男を凍らせてしまっていたのです。村の女の人はこのままでは村の男が減ってしまうと、火を燃やしてゆきおんなを追い払います。ある時、やさしい心をもったゆきむすめは、のんびりとした若者に一目ぼれ。他のゆきおんなたちに見つからないように若者を守ります。最後は自分だけが犠牲になって溶けていくゆきむすめ。命がけで大切な人を守ったゆきむすめの愛情は、小さな子どもたちにどこまで理解できるかわかりませんが、この季節に読んであげたいなと思います。
 
 
 
絵本『あさがくるまえに』ジョイス・シドマン/文 ベス・クロムス/絵 さくまゆみこ/訳 岩波書店 2017 3分

あさがくるまえに
ジョイス・シドマン
岩波書店
2017-12-14
家路を急ぐ母子の姿が、文字のない最初の数ページに描かれています。家事をしているのはお父さん。お母さんは、制服に着替えて夕飯が終わったら出勤します。絵を見ているとどうやらお母さんはパイロットのようです。途中から絵とは別に、祈りのような詩が綴られていきます。夜中に雪が降り始め、深く降り積もり、フライトは欠航になってお母さんは急いで家路につきます。明け方、帰宅したお母さんに抱き着いて迎える小さな子ども。その後、一家でそり遊びをする姿が描かれ、詩の願いと絵が終盤で一致します。絵と詩がバラバラに見えていたものが、実はこの子どもの願いだったと気がつくことは、一度読んでもらっただけでは気がつかないかもしれません。この絵本の主題である願うことばの力、そして親子の愛情が伝わればいいかなと思って選んだ1冊です。文字だけ読めば1分で読めてしまいますが、文字のないページもじっくり子どもたちに見せてください。きっと絵を読むことができるはずです。文字のあるページでも、ゆっくり絵を見せてあげてください。
 
 
 
本の紹介『雪の結晶ノート』マーク・カッシーノ、ジョン・ネルソン/作 千葉茂樹/訳 あすなろ書房  

雪の結晶ノート
マーク カッシーノ
あすなろ書房
2009-11-01
 
雪の結晶のでき方や、形について、わかりやすく解説している1冊です。六花と呼ばれる美しい雪の結晶の写真もふんだんに使われており、雪の絵本のあとに紹介するとよいでしょう。巻末に雪の結晶の観察方法も丁寧に記されています。借りていって親子で観察してくれるとよいですね。
 
 
 
(作成K・J)

2019年(その1)だーるまさん(小さい子)


寒い季節、着ぶくれした小さい子どもたちは、まるでだるまさんみたいですね。子どもたちにとって、だるまさんの姿かたちは自分に似ていて親しみを覚えるのでしょう。

2月の小さい子向けおはなし会プランは、12月、1月とプログラムに組み込んできた童心社の「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズの中の『へっこぷっとたれた』を中心に組んでみました。

(なお、このおはなし会プランに掲載しているわらべうたの楽譜は、中国地方で育ったK・Jが覚えているわらべうたを採譜したものです。市販のわらべうたの楽譜とは音程や、速度が違う場合があります。予め、ご了承ください。)

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【だーるまさん】

導入 わらべうた このこどこのこ

 

 

 

 

おかあさんのおひざにお子さんを乗せて、おかあさんがそお~っと揺れます。「〇〇ちゃん」というところは、自分のお子さんの名前を入れて呼びます。最後に「ぎゅーっ」と言いながら、お子さんを抱きしめます。参加者が数人の時は、順番にひとりひとりの名前を呼んであげてもよいでしょう。

 

わらべうた  だるまさんだるまさん

 

 

 

 

お子さんと目と目を合わせて遊びます。小さなお子さんはまだ「にらめっこ」の意味がわからないかもしれませんが、お母さんが目をじっと見つけて笑いかけてくれることを喜びます。

 

 

絵本『へっこぷっとたれた』こがようこ/文 降矢なな/絵 童心社 2018 1分

 
「おいっちにー おいっちにー」と最初に出てくるのは・・・きのこちゃん。それからあひるちゃんも。そしてみんな「へっこぷっとたれた」と飛び上がります。リズミカルで楽しい繰り返しの絵本です。

 

わらべうた おいっちにーのだるまさん

 

 

 

 

 

 

絵本の中で歌ったわらべうたをもう一度やってみます。おかあさんのお膝のうえに座って歌ってもらいながら「へっこぷっと」の「ぷっ」ところで、体を持ち上げてもらいます。何度か繰り返してやってみましょう。

 

絵本『だるまさんが』かがくいひろし/作 ブロンズ新社 2008 2分

だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2008-01-01
 

かがくいひろしさんの「だるまさんが・・・」、ころぶばかりでなく、つぎつぎに面白い動作が出てきて、その度に子どもたちも一緒に身体を揺らして満面の笑みになっていきます。弾むように、みんなで声を出してみるとよいでしょう。大型絵本も出ています。参加者が多いおはなし会では、大型絵本を使うとよいでしょう。

 

わらべうた あがりめさがりめ

 

 

 

 

おかあさんが、お子さんの顔(目じり)を触りながら遊びます。

 

絵本『わたしのねこちゃん』かんなりまさこ/文 荒井良二/絵 福音館書店 2005 2分

わたしの ねこちゃん (幼児絵本シリーズ)
かんなり まさこ
福音館書店
2005-09-15
 
 
「あがりめさがりめ」でねこが出てきたので、今度はねこの絵本です。雪の日、外で遊ぼうとねこを誘ったのに知らん顔のねこ。でもね、最後は一緒に遊びます。楽しい雪の日を描いた絵本です。
 
 
わらべうた さよならあんころもち
 
(作成K・J)

2018年2月(その2)そのなまえは…(幼児~小学生)


私たちの身の回りにあるものには、みんながわかるようになまえがついています。でも、もしそのなまえが呼び慣れないものだとしたら?今回、取り上げる素話はイギリスの昔話で「だんなも、だんなも、大だんなさま」です。短いお話ですがオチが子どもたちに理解できるように語るには少し工夫が必要です。ぜひ挑戦してみてください。

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【あなたのなまえは…】

導入 詩「雪」三好達治 (『ポケット詩集Ⅱ』田中和雄/編 童話屋 2001)より 1分

ポケット詩集〈2〉
童話屋
2001-10-01
 
「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。(以下略)」というたった2行の短い詩の中に、雪深い地方の静かに更けゆく冬の夜の情景が浮かびます。子どもたちにはそこまで鑑賞することは出来ないと思いますが、一緒に復唱してもらって雪降る夜を想像してもらえるといいなと思います。

 

素話「だんなも、だんなも、大だんなさま」『イギリスとアイルランドの昔話』(石井桃子/編・訳 J・D・バトン/画 福音館書店 1981、福音館文庫版 2002)より 4分

イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)
福音館書店
2002-06-20

私たちの身の回りには、みんながわかるなまえがついています。ベッドはベッド、ズボンはズボン、ネコはネコと。ところが田舎から出てきた女中さんに、その家の主人は違うなまえで呼ぶように申し伝えます。たとえばベッドは「へばりつき」、ズボンは「ドタバタドカン」、ネコは「色白のおどりんこ」というように。さて、夜になってその家でどうも火事が起きたのですが…珍妙ななまえのおかげで起こすのに手間取る女中の娘。それがわかるように、スピード感を持って語ることが肝要です。

 

絵本『つるにょうぼう』矢川澄子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1979 8分半

 雪深い山里で与平が助けた一羽の鶴。その鶴が雪に埋もれるように佇んでいる与平の家へ「女房にしてくださいまし」と訪ねてきます。赤羽末吉が描く情景描写もさることながら、おはなしのテンポもよく、冬の季節に読んであげたい絵本です。最後の鶴が遠くかなたを飛んでいくことばのないページもじっくりと絵を見せてあげてください。

 

絵本『おばけのゆきだるま』ジャック・デュケノワ/作 おおさわあきら/訳 ほるぷ出版 2013 2分

おばけのゆきだるま
ジャック デュケノワ
ほるぷ出版
2013-10-01

 おばけたちが夜の雪原に出て行って、雪合戦にスキーとおおはしゃぎする絵本です。判型の小さな絵本ですが絵がはっきりしているので、遠目も利きます。しっとりとした昔話のあとで少し息抜きの意味もこめて選びました。

 

 写真絵本『きらきら』谷川俊太郎/文 吉田六郎/写真 アリス館 2008 3分

きらきら
谷川 俊太郎
アリス館
2008-11-01

 30点ほどの雪の結晶の写真に詩のように語りかける谷川俊太郎さんがことばをつけました。ひとつとして同じ形のない雪の結晶。そのどれもがきらきらと輝いてきれいです。

(作成K・J)

2018年2月(その1)ゆきこんこん(小さい子)


 この冬の北日本は、早くもたくさんの雪が積もっているようです。北海道も日本海側の地域も12月にこの雪の量は多いとのこと。多雪地帯の苦労を想いつつ、雪をテーマに小さい子向けのおはなし会プログラムを作成しました。わらべうたは昨年の1月のおはなし会プランでも紹介した「雪」を題材にして歌っているものです。わらべうたは何度も繰り返し耳から聴いて覚えていくもの。この季節にはこのわらべうたをと、繰り返し歌いたいと思います。

 

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【ゆきこんこん】

導入 わらべうた うえみればむしこ

うえみればむしこ

雪が降るのを見上げれば虫が降ってくるように見える。目を屋根や木々に向けると綿帽子のように見える。下を見るとたしかに白い雪だと歌っているわらべうたです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本『ごろんごゆきだるま』たむらしげる/作 福音館書店(0.1.2えほん) 2007

ごろんご ゆきだるま (0.1.2.えほん)
たむら しげる
福音館書店
2007-10-25

 ごろごろ雪がころがって雪だるまに・・・たむらさんご自身が染めた布をアップリケした温か味のある絵本です。ことばのリズムも心地よく小さな赤ちゃんにもぴったりの1冊です。

 

 

わらべうた あめこんこん ゆきこんこん

あめこんこん

輪唱で歌うと楽しいわらべうたです。社員の方はeラーニングも参照してください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 絵本『ゆきみちさんぽ』えがしらみちこ/作 講談社 2016
 
江頭 路子
講談社
2016-11-10

 雪の日におでかけした幼い子どもの驚きと感動を丁寧に描いた絵本です。最後に登場するお母さんの姿にも安心感があります。寒い日でも元気に外に飛び出して遊びたくなります。

 

わらべうた おおさむこさむ

おおさむこさむ

「おおさむこさむ」では両手で身体をなでます。「やまからこぞうがとんできた なんといってとんできた」は、耳に手をあてる動作を左右交互にします。「さむいといってとんできた」でまた身体をこすります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わらべうた おせよおせよ

おせよおせよ

おしくらまんじゅうの歌です。付き添いの保護者と身体をくっつけて押し合います。

 

 

 

 

 

 

 絵本『ゆきふふふ』東直子/策 きうちたつろう/絵 くもん出版 2010

ゆき ふふふ (はじめてであうえほんシリーズ)
ひがし なおこ
くもん出版
2010-10-01

雪の降る日の子どもたちの気持ちを、詩人のひがしなおこさんがリズミカルな言葉で伝えてくれる絵本です。「おでこにしゅわん ほっぺたにしゅわん」 雪の日のはずむ気持ちをこの絵本が伝えてくれています。

 

わらべうた さよならあんころもち

(作成K・J) 

2017年2月(その2)冬の一日(幼児~小学生)


2月は寒さが一番厳しい時期ではありますが、春に向けて日照時間も日ごとに長くなり、冬に向かう時期とはまた違う印象があります。そんな寒い冬の日を楽しむ視点も子どもたちとの生活には必要ですね。そんな気持ちでプランを立ててみました。

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【冬の一日】

導入 詩「あるきなさいよ 雪だるま」佐藤義美 『ともだちシンフォニー―佐藤義美童謡集』(JULA出版局 1990)より 2分
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ
お日さんがてる キラキラキラ
くずれて とけて ながれるよ。

あるきなさいよ 雪だるま、
山は いつでも 雪がふる
むらさきの雪 コンコンコン
とけずに たって いられるよ。
  (中略)
あるきなさいよ 雪だるま、
ここは もうすぐ 雪がやむ 
手と足だして テクテクテク
あるいていけば いいのにね。

雪だるまを作っても、陽射しがあると溶けていく・・・それが悲しくて「日陰に歩いていけばいいのにな」「山の中から溶けないよ」と思うのは、空想の世界に身を置くちいさな子どもたちにとっては自然なこと。そんな思いがこの詩には溢れています。

 

絵本『だるまちゃんとうさぎちゃん』かこさとし/作 福音館書店 1977 6分半

雪の中、雪だるまを作ってあそぶだるまちゃん。雪だるまの目をりんごで作ろうとしたのに、りんごはころころ転がり落ちていきました。それを拾ってくれたうさぎちゃんと一緒に遊びます。「たんげさぜん」や「ざとういち」という今の子どもたちには耳慣れない言葉も出ますが、きちんと中で説明されていて安心です。てぶくろ人形や新聞紙で折るうさぎの帽子など、本文中で出てくるものは、予め作っておいて読みながら見せてあげるとよいでしょう。

 

素話「だめといわれてひっこむな」(アルフ・プロイセン/作 瀬田貞二/訳)『だめといわれてひっこむな』(東京子ども図書館/編 東京子ども図書館 2001) 6分

 

おばあさんが暖炉の前で毛糸を紡いでいると子ネズミが顔をだして「なにをつくるの」の聞いてきます。おばあさんがそれに答えると、一旦はひっこむのですが、次々に質問が・・・繰り返しのやりとりがとても面白いおはなしです。かわいい子ネズミの懸命さが伝わるように語ってあげましょう。

 

絵本『しもばしら』野坂勇作/作 福音館書店 2004 5分

霜柱がどのようにして出来るのか、孫とおばあちゃんとのやり取りを通して教えてくれる科学絵本です。読み物としても面白いです。後半に霜柱を作る実験が載っています。冷凍庫が必要なので、図書館で実際に作ってみるのは難しいかもしれませんが、自宅でやってみたいと思うお子さんのために、複本があれば用意しておきましょう。

(作成K・J)
 

2017年2月(その1)くっついて、くっついて(小さい子)


子どもたちが幼かった頃、冬はおんぶをして出かけると、背負われている子はもちろんですが、親の私の方も背中がぬくぬくと温かかった思い出があります。寒い冬、親と子でからだとからだを寄せて、乗り越えたいですね。2月の小さい子向けおはなし会のテーマは【くっついて、くっついて】です。

 

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導入  わらべうたメドレー(おおさむこさむ → おしくらまんじゅう → こどもかぜのこ) 

 最初に、わらべうたメドレーで体をほぐしていきましょう。12月の小さい子向けプランと同じわらべうたです。
何度も何度も歌うことでわらべうたを覚えていくので、くりかえしやってみましょう。
 (遊び方は、社員の方はeラーニングサイトで見ることができます)
おおさむこさむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしくらまんじゅう
 
 
 
 
 
 
 
 
こどもかぜのこ
 
 
 
 
 
  
 
 絵本『おおさむこさむ』松谷みよ子/文 遠藤てるよ/絵 偕成社 1979  2分
 

節をつけて読んであげましょう。ゆっくりとした節回しで読んでちょうど2分です。 

 

 

『おーくんおんぶ』片山健/作 福音館書店 2007 1分

おーくん おんぶ (0.1.2えほん)
片山 健
福音館書店
2007-03-15

 「おーくん、おんぶ」とお母さんがおんぶしようとすると、そうではないというぐずるおーくん。おーくんは自分でぬいぐるみたちをおんぶしたいのでした。1歳の後半から2歳頃の自我が芽生えてくる頃の子どもの姿をうまくとらえている絵本です。でも、そんな講釈はおいておいて、楽しみましょう。おんぶしてもらうって、安心なんですよね。 

 

わらべうた このこどこのこ

このこどこのこ

おひざにのせて、大人の方が左右にからだを軽く揺らしながら歌います。

 

 

 

 

 

ぼうずぼうず

ぼうずぼうず

最後の「ペション!」までは、ゆっくりと頭をなでなでします。「ペション!」で頭を叩く真似。本当には叩かないでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

うまはとしとし

うまはとしとし

弱起で始まる歌い出しです。こどもを膝の上にのせて、上下に動かしながら歌います。「ぱっかぱっか」のところで大きく上下させましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おとなのおひざに乗って遊ぶ遊びを3つ、続けてやってみます。
ひとつひとつのあそびを2,3度繰り返してやりましょう。

 

絵本『くっついた』三浦太郎/作 こぐま社 2005 1分

くっついた
三浦 太郎
こぐま社
2005-08

 これまでも小さい子向けおはなし会プランに何度も登場した絵本です。絵本の裏見返しに作者の三浦さんが「“くっついた”は幸せのはじまり」と記しています。親と子が、「くっついた」といって頬を寄せ合う。そんな幸せな時間が一番温かいですね。

 

絵本『おやすみくまさん』平山英三/作 福音館書店 1分半

ひらやま えいぞう
福音館書店
1985-03

いまごろ山奥でくまさんは冬眠しているころ・・・こんなふうにかあさんくまが、こどものくまをしっかり抱いて、くっついて、きっとこぐまはあったかいだろうなぁ・・・という気持ちをこめて、読んであげましょう。ただし、この絵本は絶版になっており、所蔵している図書館も少なくなっています。所蔵している館は大切に保存しておいて欲しいなと思います。所蔵してない場合は、4冊目はなくてもよいでしょう。

 

(作成K・J)

2016年2月(その3)もうすぐ・・・(幼児~小学生)


もうすぐ来るのはだれ?何?だれかさんを待って、季節の移り変わりを待って・・・冷たい季節を過ごしたいですね。

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【もうすぐ・・・】(幼児~小学生)

詩 「つもった雪」 金子みすゞ 『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』(はせみつこ/編 飯野和好/絵 冨山房インターナショナル 2015)より 1分

おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩
冨山房インターナショナル
2015-04-19

金子みすゞが書いた短い詩です。

積もった雪の気持ちになって、描いているところがみすゞらしい詩です。短いので、子どもと一緒に復唱して、詩を味わってみましょう。


絵本 『ゆき』きくちちき/作 ほるぷ出版 2015  2分

ゆき (ほるぷ創作絵本)
きくちちき
ほるぷ出版
2015-11-20

 雪が降り始めて積もるまでの森の様子を描いています。舞台は北海道なので実際には初冬に読むのがふさわしいのかもしれませんが、本州では2月の雪の多い時期に読んであげてもよいでしょう。雪が降り始め、“もうすぐ”一面が真っ白になっていく、その様子が描かれています。冷たい雪なのに、暖色が使われ、温かさを感じる絵本です。文字は大きくて少ないので、ゆっくりと絵を味わいながら読むとよいでしょう。 

 

絵本 『いちばんのなかよしさん』エリック・カール/作 アーサー・ビナード/訳 偕成社 2015 3分半

いちばんのなかよしさん

エリック・カール
偕成社
2015-11-18

「「なかよし」って、ひとりじゃなくてふたりからはじまるんだ。」という言葉で始まるエリック・カールさんの最新作です。何をするのも一緒だったふたり。でもある時なかよしさんの姿が見えなくなってしまいました。ぼくはなかよしさんを探して、ずんずんずんずん・・・さてふたりは会えたかな?結末はバレンタインデーにふさわしいシーンで終わっています。2月に読んであげたい1冊です。

絵本 『つららがぽーっとん』小野寺悦子/文 藤枝つう/絵 福音館書店 2009 2分半

冷たい冷たい風に、窓の外のつららが伸びています。でも晴れた日には、つららの先から「ぽーっとん」としずくが落ちていきます。その音が、外の寒さに合わせて変わっていきます。「ぽーっとん」から「ぽっとんぽっとん」「ぽっととととととと」。寒い寒い冬のあとには必ず春がやってきます。その訪れは“もうすぐ”・・・一緒に春を待っていたい。そんな気持ちを共有できる絵本です。
(作成 K・J)

2016年2月(その2) まめ まめ まめ(幼児~小学生)


節分と言えば、豆まき!ということで、今回は豆をテーマにプログラムを組み立ててみました。

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【まめ まめ まめ】(幼児~小学生)

導入 わらべうた「まめっちょ」

まめちょ まめちょ

いったまめ ぼりぼり

いんねまめ なまぐせ

すずめらも まわっから

おれらも まわりましょ

 

歌うだけでもよいですが、両手をそろえてお椀のかたちをつくり、左右にふりながら歌ってもよいでしょう。 

参考:『まめっちょ1』 ゴダーイ芸術教育研究所変 全音楽譜出版社 1998 P31

わらべうた・カノン曲集 まめっちょ(1)
コダーイ芸術教育研究所
全音楽譜出版社
1998-12-10

 

 

 絵本『まめ』 平山和子/さく 福音館書店 1981 約5分

まめ (かがくのとも絵本)
平山 和子
福音館書店
1981-02-02

様々な豆の種類の紹介からはじまって、どのようにさやに包まれているか、種である豆がどのように芽をだし成長を支えているのかなど、豆について簡単な言葉と写実的な絵でわかりやすく説明されています。絵を見るだけで豆の様子がわかりますので、じっくり見せてあげてください。豆のなかに生命力がぎゅっとつまっていることが自然に伝わってきます。

 

絵本『しょうたとなっとう』 星川ひろ子・星川治夫写真/文 小泉武夫/原案・監修 ポプラ社 2003 9分

納豆嫌いのしょうたが、おじいさんと一緒に畑に豆をまいて、育て、収穫して、納豆になるまでを描いた写真絵本です。鮮明な写真で、畑の様子や納豆を作る作業がよくわかります。おじいさんとしょうたの顔の表情から二人のあたたかな交流も伝わってきます。子どもたちは身近な納豆ができるまでの様子が興味深いようで、読み聞かせをすると集中して聞いてくれます。納豆が食べたくなる1冊です。

絵本『いっすんぼうし』 いしいももこ/ぶん あきのふく/え 福音館書店 1965 12分

いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)
いしい ももこ
福音館書店
1965-12-01
 
「いっすんぼうし」は有名な日本の昔話で、再話した絵本が多数出版されていますが、その中でも秀逸の作品です、美しい響きの日本語と平安時代を思わせる華やかでやさしい絵で、物語を鮮やかに描きだしています。京に出るまでの冒険、鬼退治など子どもたちをひきつける場面も多くあり、最後の打ち出の小槌で「ずん ずん ずん!」と大きくなるところは、驚きながらもとても嬉しそうな表情を見せてくれます。
 
☆他にも豆が出てくるお話があります。差し替えてもよいでしょう。
 
お話「まめたろう」(『愛蔵版おはなしのろうそく10』 東京子ども図書館編 東京子ども図書館 2010) 12分 
 
 
イランの昔話です。子どものいないおじいさんとおばあさんが、豆を同じくらい小さくてよいから子どもを授けてほしいと祈ったところ、豆のスープから一粒の豆が飛び出して、まめたろうになりました。こんなに小さくては家の頼めないとがっかりしたおじいさんとおばあさんでしたが、まめたろうは「ぼくは、体は小さくても、心臓は大きいんだよ」と言って、仲間になった火、川、キツネを心臓に入れてピンチのときに助けてもらい、見事王様からお金をとりたてます。まめたろうのピンとした元気さが爽快なお話です。
 
☆合わせて紹介してもよいと思います。
 
絵本『あつめた・そだてた ぼくのマメ図鑑』 盛口満絵・文 岩崎書店 2015
 
ちしきのぽけっと (21) あつめた・そだてたぼくのマメ図鑑
盛口 満
岩崎書店
2015-10-27
 
2015年11月出版の新刊です。ダイズ、インゲンマメ、アンコに使われるマメ、八百屋さんにならぶ豆、ジャングルの豆など、様々な豆が細密画で紹介されています。豆を食べる虫やマメ科の花も紹介されていて、眺めていて飽きない一冊です。
 
(作成T.S)
 

2016年2月(その1)だっこ、だいすき♪(小さい子)


小さい時にたくさん抱っこしてもらった体験は、その後の成長の確固たる根っこになって子どもたちは自立へと一歩ずつ前進できるようになります。街で赤ちゃん連れのお母さんがスマillust942_thumbホにお守りをさせているのをよく見かけます。赤ちゃんはほんとうはスキンシップを求めているのにな・・・と思います。
図書館に赤ちゃんを連れてくる親子連れに、「お膝に乗ってくる時期、抱っこを求めてくる時期は、長い子育て期間のほんのわずかな時期なので、たっぷり抱っこしてあげてください。それが思春期をも支える大きな心の柱になりますよ。」と、ぜひ伝えてあげてください。

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【だっこ、だいすき♪】(小さい子)

導入 わらべうた 「このこどこのこかっちんこ」
このこどこのこ

 

 

 

 

しっかりと赤ちゃんをお膝に抱いて、お母さんの方が左右に揺れます。それだけでも赤ちゃんは嬉しいものです。ただし決して赤ちゃんを左右に揺らさないように気をつけましょう。

 

絵本 『だっこだっこ だーいすき』かみじょうゆみこ/文 100%ORANGE/絵 012えほん 福音館書店 2015

だっこ だっこ だーいすき (0.1.2.えほん)
かみじょう ゆみこ
福音館書店
2015-02-04
月刊誌「こどものとも012」の2008年4月号が、単行本になりました。チンパンジーの家族と赤ちゃんの、なんとも幸せな気分のなれる絵本です。「だっこだっこ だーいすき ○○ だっこ」と赤ちゃんがおねだりすると、「よしよし おいで」と抱っこしてもらう、その繰り返しです。無条件に受け入れられる安心感にみんなが笑顔になれる絵本です。
 
 
 
わらべうた 「ぼうずぼうず」
ぼうずぼうず
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どんなに可愛い我が子でも、子育てはほんとうに大変。とくに主に子育てを担当するお母さんは自分の時間も持てずにイライラもたまりがち。そんな時は、このわらべうたを歌ってストレスを解消しましょう!ただし、最後の「ペション!」は叩くふり。ほんとうには叩かないでくださいね。
 
  
 
絵本 『むすんだそのてをひらいてみせて』安部賢司/作 こどものとも012 2010年3月号 福音館書店
209353
 
月刊誌「こどものとも012」2010年3月号です。手の中から何が出てくるかな?最後は、「おおきなて ちいさなて」やっぱり手をつなぐって、とっても大事ですね。わらべうた「にーぎりぱっちり」と組み合わせて遊んでもよいでしょう。
 
 
 
 
わらべうた 「にーぎりぱっちり」
にぎりぱっちり
 
 
 
 
 
 
 
てのひらの中に、小さく丸めたシフォン布(スパークハーフ)を入れて左右に揺すりながら歌います。「ひよこ」のあとに、「ピヨピヨピヨピヨ」と言いながら、手を開きます。中からふわ~っとシフォン布(黄色だとベスト)が広がり、まるでひよこが生まれてきたように見えます。
 
 
 
わらべうた 「せんべせんべ やけた」
  せんべせんべ やけた どのせんべ やけた このせんべ やけた
 
絵本 『せんべ せんべ やけた』小林衛己子/案 真島節子/絵 こぐま社 2006

せんべせんべやけた (わらべうたえほんシリーズ)
こばやし えみこ
こぐま社
2006-10
 
わらべうた「せんべせんべやけた」を歌いながら読んでいくわらべうた絵本です。絵本の裏表紙にわらべうたの採譜が載っています。
 
*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

 

 

2015年2月(その3) ゆき(幼児~小学生)


大人にとっては、厄介者の雪も、子どもたちにはわくわく心躍る楽しみですよね。

 
2月のおはなし会プランのもうひとつは「雪」がテーマです。1月のおすすめのプランにも「雪」の絵本がありました。冬ならではのテーマですね。
 
今回はバージニア・リー・バートンの『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』を中心に組み立ててみました。この絵本だけで10分かかります。前後にどんな絵本を組み合わせるか、いろいろ悩みました。
 
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【雪、だ~い好き♡】 幼児~小学生向け
 
絵本 『ヤッホー ホイホー』スズキコージ 講談社 3分
ヤッホー ホイホー (講談社の創作絵本)
スズキ コージ
講談社
2013-10-31
 
雪が降ると、森も山もすべて白銀の世界・・・そんな雪国から元気な掛け声がこだましてきます。「ヤッホー ホイホー」パワフルでリズミカルな繰り返しのことばに、だんだん元気が出てきます。この絵はスズキコージさんがライブペインティングで描いた1枚の絵。最後のページに大きな一枚の絵を広げて見せてあげてください。耳慣れないアイヌ語がたくさん出てくるので、読み聞かせの前に何度も読み込んでおきましょう。 
 
 
絵本 『はたらきもののじょせつしゃけいていー』バージニア・リー・バートン 石井桃子訳 福音館書店 10分 
雪に覆われたジェオポリスの町でひとり活躍するのは除雪車けいてぃー。「ちゃっちゃっちゃっ」と、あちらからこちらへ、大活躍です。けいてぃーがいないと、町は動き出しません。子どもたちも、そのけいてぃーの活躍ぶりにどんどん引き込まれていくことでしょう。長いおはなしなので、メリハリをつけて読めるようにしっかり練習しておきたいですね。
 
絵本 『ゆきがふったら』レベッカ・ボンド さくまゆみこ訳 偕成社 3分
ゆきがふったら
レベッカ ボンド
偕成社
2005-11
 
 
 
こちらは除雪車が集めて積み上げた雪を待ち遠しく待っていた子どもたちの様子を生き生きと描いた絵本です。さてさて子どもたちがたくさんの雪で作ったのは何だと思いますか?こんな素敵な遊びを思いつけるのは、子ども時代ならではですね。楽しい気分になるように元気な声で読んであげましょう。
 
絵本 『あんな雪こんな雪』高橋喜平 講談社  9分
 
 
雪の積もり方もいろいろ。こんな形になるんだと、発見があることでしょう。最初から最後まで全部読むと9分くらいかかりますが、部分的に紹介すれば時間調整にも使えます。
(K・J)

 

2015年2月(その2) おたんじょうびおめでとう!(幼児~小学生)


誕生日は、子どもにとっても、大人にとっても、特別な日。

誕生日の本は、人によって日にちが違うため、図書館のお話会ではあまり読まないかもしれませんが、
紹介したい楽しい本はたくさんありますので、今回のプログラムは「おたんじょうびおめでとう!」というテーマで組み立ててみました。
図書館の開館記念日前後のおはなし会にもおすすめです。
みんなで図書館のハッピーバースディの歌が歌えたら、楽しそうですね!
 
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2月のおはなし会☆おすすめプラン(その2)
 
【おたんじょうびおめでとう!】(幼児~小学校低学年向け)
 
導入 絵本 『よかったね ネッドくん!』 チャーリップ作 3分
よかったねネッドくん
レミー チャーリップ
偕成社
1997-11
 
 びっくりパーティーに招待されたネッドくんは、遠いフロリダに向かいますが、いいことと悪いことが次々にふりかかってきます。どんなことが起こるのか、スリリングな展開が楽しみな絵本です。「よかった!」「でも、たいへん!」というところで、ジェスチャーをいれて、参加してもらうこともできます。
 
 
絵本『ピーターのてがみ』 キーツ作 6分
ピーターのてがみ (キーツの絵本)
エズラ=ジャック=キーツ
偕成社
1974-07
 
 ピーターは、友達のエイミーに、お誕生会に招待する手紙を書いてポストに入れようとしますが、エイミーとぶつかってしまい、泣かせてしまいます。ピーターは、エイミーは誕生会に来てくれないと思い、元気をなくしてしまいますが・・・。表紙は少し暗いトーンですが、ページをめくると、味わい深い色彩の切り絵になっており、ピーターのわくわくする気持ち、さみしい気持ち、うれしい気持ちが伝わってきます。
 
 
絵本『おたすけこびと』 なかがわちひろ作 3分
 
おたすけこびと
なかがわ ちひろ
徳間書店
2007-02
 
 注文を受けたこびとたちは、はたらく車を使って、バースディ・ケーキを作ります。ショベルカーやクレーン車、ブルドーザーやミキサー車、いろいろな車が大かつやく。できあがりのケーキも、とても美味しそうで、気軽に楽しめる絵本です。
 
 
絵本『たんじょうび』 フィッシャー作 10分
 
たんじょうび (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
ハンス・フィッシャー
福音館書店
1965-10-01
 
 今日はリゼッテおばあちゃんの76歳の誕生日。動物たちはやさしいおばあさんのために、誕生日の支度をして、びっくりさせることにします。ケーキを焼いたり、ろうそくの準備をしたり、みんな大はりきり。そして、屋根裏にはとびっきりの贈り物があるのです! ペン画の美しい絵で、動物たちの楽しげな様子が伝わってきます。幸せな気もちになれる1冊です。
 
(T.S)
 

2015年2月(その1) あぷっぷ(小さい子)


2月の小さい子のためのおはなし会プランです。

 
ぎゅっとくっつきあって、お互いの体温を感じながら、寒さを乗り越えたいですね。
 
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【あっぷっぷ】 (小さい子向け)
 
導入 わらべうた 「このこどこのこ」
    このこどこのこ かっちんこ このこ どこのこ ○○ちゃん
わらべうた 「ぼうず ぼうず」
    ぼうず ぼうず かわいときゃ かーわいけど にーくいときゃ ペション!
 
絵本 『ぎゅうぎゅうぎゅう』おーなり由子/はたこうしろう 講談社 2分
ぎゅう ぎゅう ぎゅう (講談社の幼児えほん)
おーなり 由子
講談社
2014-03-18
 
 
だいすきな人にぎゅーって抱きしめてもらえること。子どもにとっていちばん安心できますね。こちらはおーなり由子さんとはたこうしろうさんご夫妻が作られた赤ちゃん絵本です。ぎゅーっと抱きしめられる幸せが伝わってくる絵本です。
 
紙芝居『にらめっこしましょ あっぷっぷ』長野ヒデ子 童心社 3分 
紙芝居も小さい子は喜びます。わらべうた「 だるまさん だるまさん にらめっこしましょ わらうとまけよ あっぷっぷ」と歌いながら、紙芝居を演じます。「お芝居」ですから、きちんと舞台を使って演じましょう。また演じ手は舞台の後ろに隠れるのではなく、紙芝居の台の横に立ち、子どもたちの表情を見ながら、やりとりを楽しみましょう。
 
絵本 『だるまさんが』かがくいひろし ブロンズ新社 2分
だるまさんが
かがくい ひろし
ブロンズ新社
2007-12 
 
かがくいひろしさんの「だるまさんが・・・」、ころぶばかりでなく、つぎつぎに面白い動作が出てきて、その度に子どもたちも一緒に身体を揺らして満面の笑みになっていきます。弾むように、みんなで声を出してみるとよいでしょう。
 
絵本 『つららがぽーっとん』 小野寺悦子/藤枝つう 福音館書店(ふしぎなたねシリーズ) 3分
 
「ちいさなかがくのとも」のハード版です。「まどのそとのつららさん はるはちかいかどうか おしえてよ」と子どもが聞くと「ぽーーーーーっとん  ちーーーーーかい」と雫の垂れる間隔で答えてくれます。日差しが少しずつ伸びて、気温が上がってくる頃には「ぽーーーっとん」「ぽーっとん」「ぽっとんぽっとん」だんだん間隔も短くなっていきます。その言葉のリズムを楽しみながら、春を待ちつつ、読みたい1冊です。

*ヴィアックスのスタッフの方は、社員用eラーニングサイトから、わらべうたの遊び方動画を見ることが出来ます。ぜひアクセスしてみてください。*
(K・J)

 

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